農水大臣の交代
●「ウケを狙った」と“火に油釈明”、江藤農水相の「米を買ったことがない」発言に国民の怒り収まらず
実に無神経極まりない発言ですが…
それ以上に問題なのは農水省の当事者意識の低さでしょう。
最初は「転売ヤー」のせいにし、今度は「卸売業者」のせいにしたいようです。
●コメの高止まり原因 “スーパーの上乗せ金額” 『最大3倍超増加』が判明 ネットでコメント殺到
この報道において、もっとも注目すべきは「調査対象期間」です。
3月17日~4月13日、最初に備蓄米が放出された時期の調査となっています。
そう、いわゆる備蓄米が市場に流れていなかったと言われている期間の調査です。
●放出の備蓄米、スーパーなどに届いたのは「1・4%」どまり…9割以上が国や全農に滞留
放出された備蓄米はほぼ市場に存在していないので、高値で推移するのは当然のことです。
つまり、この報道の最大のポイントは、米は不足していないと強弁していた農水省が、
自分たちの責任を棚上げにし、世論に偽の犯人を公開してやり玉に挙げさせるという、
とんでもねぇスケープゴートをするつもりだったようです
(直後に件の農水大臣の失言で大臣が交代したため、この報道自体がお蔵入りしましたが)。
令和の米騒動の最大の問題点は、単純に「米の供給不足」にあります。
新型コロナの流行で外食産業や観光客の激減による米の消費量低下を、
単純な米離れと分析してしまい、今後も米の需要は下がっていくとバカな推論を出し、
減反政策を懲りずに進めてしまった結果、
今の外食復権・観光客急増で米の消費量を支えられなくなってしまいました。
そこに米不足を懸念した買占め・先物買いが横行して…店頭から米が消えたという話。
備蓄米の放出を決定しても、保存してあった玄米を精米することが必須とされてしまい、
精米待ちのまま出荷されずに滞留することで、市場に影響を与えていないのが現状です。
先の失言大臣としては、玄米のまま流通させればスピードアップできると考えたのでしょうが、
それは消費者個人に街のコイン精米機を利用してもらい、
完全白米でなくとも7~8分でも十分美味しいご飯が食べられると言えば良いだけのことです。
「米を買ったことない」だとか、「貰った米に石等が入ってる」とか言うべきではありません。
もし本当に石等が含まれているなら、そもそも精米機を利用できるレベルではなく、
そんなものを農家がプレゼントするわけもありません。
完全に農家をバカにした表現です。
本当にそうしたとするなら、今年はこれぐらい不作だったというSOSに他なりません。
それにも関わらず無神経に農家をバカにした発言をし、
米を求める消費者にマウントを取るような発言をする農水大臣を信用できるわけがありません。
米不足の状況からJAは個人農家に必死に頼み込み、
家族や親戚に分け与えるような農家の取り分さえも回収して回っています。
そう、まさに大臣に献上されるような個人のお米を必死にかき集めているわけです。
それを「売るほどに余っている」と言ってしまえば、頭を下げているJAの立場はどうなります?
農家は「それなら農水大臣に分けてもらえよ」と思っちゃうのも当然でしょう。
そんな水面下で頑張っている人々の努力を無駄にするような発言を許せるわけもありません。
それをすぐに理解できないんですから、組織のトップとして相応しくないのは明らかでしょう。
⇒結局、江藤氏は翌日に更迭となり、小泉氏に農水大臣が交代しました。
今の所は政策的に問題なさそうですが、
農水族議員の抵抗や逆にやり過ぎの懸念もあるだけに、動向を注視する必要がありそうです。
一部批判に備蓄米の安値の放出が農家の収入を下げるというものがありますが、
それはJAが適切な市場価格を提示すればいいだけの話なので、無関係です。
言わば備蓄米は既に購入されたお米であり、農家に中古価格は関係ないので、
結果的に米の売れ行きに影響を与えることは考えられても、
現状の米不足の状況で備蓄米に押されて新米の売れ行きが下がることは考えられません。
そもそもこの問題は店頭に米がないことから始まっているので、
価格がどうあれ、そこが解消すれば徐々に正常化の流れに傾くんじゃないでしょうか。
もっとも、根本的な米不足は解消されていないので、
来年も新米が高値で推移するのは間違いありませんが…
新米が5キロ2000円に戻るのは少なくとも2~3年先になるんじゃないですかねぇ…
●小泉農水相 “2000円米”投入で地域格差は?櫻井翔の質問に「まずはマーケットを冷ます」のが最優先
地域間格差の懸念は当然あるでしょう。
この随意契約に応募できるのは、実質的に市場が広い大手スーパー・小売店グループのみで、
さらに人口の多い都市部の店舗に優先的に売られるでしょうから、
地方の地域密着スーパーが弾かれるであろうことは間違いありません。
地産地消の観点から言えば、米を生産していない都市部が優先されるのは違和感があります。
そこはもう適宜形を変えていくしかなく、2回目以降は地方自治体の裁量に任せるなど、
柔軟にやっていかざるを得ないと思われます。
精米に関しても各企業に任せれば良く、玄米で販売しても構わないでしょう。
精米必須とかやってるからおかしくなるわけで、
それこそが米不足の状況で何を言っているんだという感じがしてしまいます。
●玉木氏、備蓄米を「1年たったら動物の餌」と表現 小泉農相は苦言
なんだ、玉木氏も米を買ったことがない側の人間か…
そういう浮世離れさを露骨に示した発言です。
ブランド米じゃないとダメ? コシヒカリじゃないとダメ? なにそれ、お前の話?
ブランド米もコシヒカリも売られていない状況で、
「パンがなければお菓子を食べればいいのに」と言ってるようにしか聞こえません。
ろくに買い物したことがないのが丸わかりです。
以前、自民党の細野氏も地元テレビ番組に出演してた時に、
「物価が2倍~3倍になるわけもないし」的なことを言っていて、
既に米は2倍以上、卵も3倍近く上がっている状況でよく言えるなと思ったものです。
本当に政治家って買い物したことがない人ばかりなんですね…
擁護的に見るならば、備蓄米を配布したとしても、米の値段が大きく下がるわけでもないので、
そういう意味で備蓄米をタダ同然で払い下げたとしても意味ないことを言いたかったのでしょうが、
それでもこれから備蓄米を購入しようとする人に対して、「動物の餌」はないわな…
立憲・野田代表の「バナナの叩き売り」に比べると、あまりにも汚い言い方…
参議院選の某女性候補の擁立報道といい、ややピントが外れつつあります。
◆ニュースネタ 石破首相が「無策」批判に激怒 消費税減税めぐり指摘した野党議員に「あなた」呼ばわりで反論
何かやってるかなぁと思ったら、いわゆる103万円の壁の解消のことらしい…
そりゃ政治家はあれを「所得税減税」だと思っているのかもしれないけれど、
国民からすれば、取られた分を返してもらっただけというか、
その分だけ制度が複雑になって一長一短にしかなっていない…
結局はの分だけ働くわけですから、結果的に増収になったとしても、
それは働いた結果に過ぎず、誰も減税を実感することはないでしょう。
あれを「所得税減税」と思っている辺りが、
何の物価対策も考えていないことが丸わかりです。
つまり、あなたはアホです。
消費税減税に関する批判は分からなくもありません。
個人的には効果を疑問視していて、既に消費税分より物価上昇の方が大きく、
今後も物価上昇は継続すると見られているので、
効果は限定的、あまり意味のない結果に終わるかもしれません。
ただ、物価高対策としては有効なのは間違いなく、
物価上昇を緩やかにし、その後も恒久的減税も視野に入れるなら、
最終的には物価の落ち着きをもたらす可能性はあるでしょう。
結論としては、何もしないよりはマシであろうという考えです。
いずれにせよ、考えなければならないのは、「何のために減税するか」です。
よくある批判として「消費税は公平な税制だから反対」というものがありますが、
別に今回は公平な税制にしろと言っているわけではありません。
それは税制改革の分野での話です。
あくまで今回は「物価高対策」であり、
特に米や卵といった食卓の必需品が高騰していることが背景にあります。
だから、「外食する人は得をしない」「自炊する人だけズルい」という批判は、
単なるやっかみでしかなく、それ自体が目的だということを忘れています。
完全に目的を見失っていると言わざるを得ないでしょう。
そういう批判を「的外れ」と言います。
中長期的には日本の農業の立て直しが必要不可欠となりますが、
ではそのために農家の収入を保証したり、
農業への転職を推進したら、「公平でない」と批判するのでしょうか?
農業の立て直しを目的としているのですから、
農業をある意味で贔屓して支援するのは当然のことです。
それが目的なんですから。
目的を見失っている議論はナンセンスです。
政策を考えるには「目的」と「効果」が合致するかどうかが大事なのです。
その「目的」を見失っているようでは、議論にもならんでしょうに。
◆ニュースネタ フジ第三者委員会 中居正広氏が主張する自らの守秘義務解除について回答
●中居正広氏側の〝反論〟を退けた第三者委 守秘義務解除を巡る「2週間の変節」が浮上
あれだけ週刊誌で暴露しといて「守秘義務に違反していない」と主張するのは何なの…
中居氏には同情しないけれど、中居氏の弁護士には同情するなぁ…
両者ともに言い訳をしていますが、最終的な結論として、
第三者委員会が中居氏の話を一切聞かずに報告書を作成したことは間違いありません。
中居氏側は、所謂オフレコ、その場限りで報告書にはしないという所まで譲歩したものの、
第三者委員会がそれに応じなかったことを示しているということは、
中居氏の話を一切考慮していない構図が見えてきます。
個人的には、中立性が必要不可欠である第三者委員会なのですから、
オフレコでも話は聞くべきであり、
聞かなかった判断を「合理的」とはとても言えないと思います。
考えられるのは、双方のトラブルに利用されるのを嫌ったことでしょうか。
現段階で事件そのものに関しては、当事者しか知らないわけで、
そこで第三者が知ってしまえば、その判断が両者のバランスを崩しかねません。
それは両者の法廷闘争に巻き込まれかねないことを意味するわけで、
フジテレビにとっては両者の利害関係人ではあるものの、
加害者でも被害者でもない立場を貫いている以上、どちらにも与したくなかった可能性はあります。
ただ、そのことが結果的に被害女性側に味方する報告書になったのは間違いなく、
結局は中立性を無視して、事件の鎮静化を狙いにいったようにしか見えません。
中居氏側の判断(当然本人ではなく、弁護士の判断のこと)が、
結果的に二転三転することになったのは当然のことだと思います。
中居氏側が法廷闘争で唯一抗弁できるのは「示談の遵守」であり、
被害女性側は守秘義務を破ったけれど、自分は守ったという一点です。
でも、被害女性側が「守秘義務は破っていない」と主張されてしまうと、
前提が色々と崩れてしまいます(客観的に明らかに破ってるようにしか見えませんが)。
最終的な落としどころもギリギリの範囲(むしろリスク高いぐらい)で、
それさえも応じなかったのは、第三者委員会が中立性を捨てたからに他なりません。
結局、フジテレビを糾弾すべき第三者委員会も、
フジテレビと同じく「事なかれ主義」に走ってしまったのは間違いなく、
目糞鼻糞を笑うという構図は今回の一件のバカらしさを象徴しているように見えます。
中居氏を含めて、全員が事なかれ主義に走った結果がコレ。
まぁ、被害女性側も客観的にありえない守秘義務遵守を主張している以上、
全然信用に足ると思えないんですけどね。
もはや関わらない方が無難。関係者全員ヤバすぎるので…
◆ニュースネタ マクドナルド「ちいかわ」に続き「マイクラ」も完全終了 ともに第3弾発売も中止 転売続く中
転売問題は既に結論が出ています。
「転売ヤーから買う奴が悪い」ヲタクはほぼこれで一致しています。
買う人間がいる以上、転売屋が出てくるのは仕方ないでしょう。
商売として成り立ってしまっているわけですから。
一般社会でも、生産者と最終消費者を除けば、他はすべて転売ヤーと言えますが、
彼らがいるからこそ商品が流通するわけですから、転売ヤー=悪と断定できません。
買う人間の罪を考えるに、海賊版と同じことが言えると思います。
まず払ったお金が直接的に権利者に行かないことが挙げられます。
特にプレミア価格になったりと、元値よりも上昇してしまう場合は、
その傾向が顕著になってしまいます。
支払った金額が権利者の支援に役立たず、転売ヤーの利益になるだけです。
次に転売ヤーから買うという行為自体が、正当な権利者を不当に害している点です。
パプリシティ権のフリーライドと同様に、
今回の例であれば、ちいかわやマイクラの商品のイメージに転売ヤーはタダ乗りし、
不当に商売に利用していると言えます。
今回のように買えない人が多くなればなるほどに、
マクドナルドだけでなく、ちいかわやマイクラ自身のイメージが悪くなりかねず、
イメージの棄損が生じえます。
転売ヤーから買うという行為は、二重三重に正当な権利者にダメージを与えてしまいます。
ですから、最も大事なのは、必要とする人=ファンが転売ヤーから購入しないことです。
商売として成り立たず、赤字になれば転売ヤーはいなくなるわけですから、
ファンが正当な権利者から商品を購入することを心がければ、転売問題はなくなります。
別に著作権違反幇助を適用してもいいと思います。
それだけ転売ヤーから商品を買う行為の罪が重いことを自覚させていくべきでしょう。
◆野球ネタ 中島裕之氏が真相激白 メジャー帰国後に起きた争奪戦「西武から早い段階でなかったことにって」
当時はファンとして落ち込みもしましたが、結果的には撤退で正解だったかもしれません。
帰国当時は「ショートへの拘り」とか言われていましたが、
実際は既にショートを守れるような状況ではなかったようで、
それは最終的に入団したオリックスでも変わらず、故障に苦しむことになってしまいました。
ベテラン不在なら可能性もあったのでしょうが、中村・栗山選手が居ましたし、
ショート以外にはポジションがないという状況だったので、致し方なしでしょう。
その後もタイミングが合わず、
特に昨年オフは最下位で渡辺代行監督兼GMが退団していなければ、
獲得もワンチャンあったかもしれませんが、とてもそういう余裕はなかったわけで…
最終的には中島氏本人の意向次第ではありますが、
メジャーの一日契約のような形での再入団・引退が実現しないかなと思っちゃいます。
●西武・渡部聖弥は打てなかった打席に価値を見出す ルーキーとは思えない「バッティング哲学」
ライオンズの方は現在2位と好調をキープ。
その最大の立役者がルーキーの渡部聖弥選手であることは間違いないでしょう。
今は怪我の影響で試合に出ていませんが、交流戦には間に合いそうですかね?
新外国人のネピン選手と共に勝負強い打撃で主軸として機能しています。
昨年は本当に中軸がなくて苦労しただけに、2人の活躍が昨年との大きな違いでしょう。
そこに昨年からの西川・滝沢・長谷川・古賀選手らが成長を見せ、
打線は長打力はないものの、高い先制点率を誇り、コンスタントに得点を積み重ね、
それらを今井・隅田・高橋光成・渡邊・武内・菅井・与座投手ら先発陣は1点に抑え、
6回からは甲斐野・山田・ウィンゲンター・平良投手で逃げ切る形が定着、
安定した戦い方ができるようになってきました。
昨年とは大きく違う戦いができているだけに、優勝目指して頑張って欲しいですね。
◆アニメの話『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』『超時空要塞マクロス』『マクロスΔ』
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』が注目されていることもあってか、
ロボットアニメの再放送がAbemaでやってたので、視聴しました。
この中では『マクロスΔ』が最高に面白かったですね。
映画版もあるようなので、そちらもレンタルでもいいから、いずれ見ていたいです。
それぞれの感想を多少ネタバレを含むかもしれませんが、簡潔に書いておこうと思います。
●『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』
ガンダムWはテレビシリーズ放送当時に見ていましたが、
それっきりだったのでOVA化したこちらの作品は初めてでした。
たぶんW自体もこういう少年兵の悲哀的な話を作りたかったんでしょうね…
今となってはガンダムファンしかWを語らないでしょうから、
相対的に評価が下がってる作品だと思いますが、
放送当時は婦女子層を中心に爆発的な人気を誇り、V・Gが霞む勢いでした。
当時はエヴァに端を発したアニメ雑誌ブームで、
ビジュアル性が高く少年アイドルチックだったWチームは注目の的でした。
思うに、それが結果的にWの作品性を崩壊させてしまったのかもしれません。
流れ的に一人ぐらい死んでてもおかしくないと思っていましたが、
一番死にそうなカトルが当時一番人気でしたしね…
今考えるとスタッフの中にも葛藤があり、
そこがWの一貫性のなさ、ブレブレを生じさせた結果のように思えてなりません。
そういう意味では、別にWチームが死んだりするわけじゃないんですけど、
エンドレスワルツは原点回帰に成功している感があります。
テレビ版Wに不満だった人ほど見た方が良いかもしれません。
●『超時空要塞マクロス』
劇場版の『愛・覚えてますか』は何回か見ているんですが、
テレビシリーズの方をしっかりと見たのは初めてかもしれません。
とはいえ、子どもの頃に見た記憶のある最初のアニメは『マクロス』で、
そういう意味での懐かしさがありましたね。
ただ、今になって見ると、タイトな放送スケジュールに悩まされた感がアリアリと…
作画崩壊とまでは言いませんが、明らかに分かる作画の乱れ、
戦闘シーンが動かない紙芝居的なごまかし、
回想回を含めた放送済み場面の使いまわし等、主に作画面で残念な点が多いです。
ストーリーもその影響を受け、あまり意味のない回送回が何回かあり、
引き延ばしを図ってるのかと思ったら、急にフォッカーが死ぬ急展開になったり、
結果的に後の作品でも消えてしまった「監察軍」の設定放置など、
今見るとかなり粗が多く、不満な点も多くあります。
それでも有名な「板野サーカス」と呼ばれるリアルなミサイル描写、
羽田健太郎氏の重厚ながらも大空を飛び上がる軽快な音楽、
80年代の美少女アニメの先駆け的な美樹本晴彦氏のキャラデザなど、
今日のアニメ業界に与えた影響がありありと見ることもでき、
名作に違わぬ作品であったことは間違いありません。
まぁ、でも作品全体を見ても「監察軍」の設定はなくして欲しくなかったですね…
『愛・覚えてますか』の男VS女は全体としては分かりやすくなったものの、
1話の「ブービートラップ」やマクロスの謎を半減させたことは間違いなく、
その点は非常に不満を感じています。
Δでメガロード1の設定が回収されたので、
いつか未沙や光達の続編で描かれることを期待したいです。
●『マクロスΔ』
予想以上に面白かったですね。
他のマクロスシリーズに関しては、7をテレビ放送当時見ていて、
Fはまだ未履修、飛ばしてΔを見たという感じです。
一言で言うと、バランスが絶妙にいい。
戦闘シーン・音楽の扱い・恋愛関係と、配分が絶妙な感じです。
初代マクロスは戦闘シーンを売りにするはずが、
先の原画問題もあって男女の三角関係中心にならざるを得ず、
マクロス7は音楽に比重を置くも、助長感が強いコメディ作品に…
そういう意味ではΔはそれぞれのバランスが絶妙に取れていて、
視聴者の満足感も高い作品に仕上がっていたと思います。
ストーリー的に気になるのは、やはりメガロード1の帰還です。
最初は見ていてよく分からなかったんですが、
主人公達が所属しているのは「統合軍」ではなく、
「ケイオス」という民間企業グループの軍事部門のようで、
そこのトップが「レディ・M(名前のみ登場)」だそうですが…
25話で明かされるメガロード1の通信からして
レディ・Mの正体はどう考えても早瀬(一条)未沙なわけで…
マクロス史的に消息を絶ったメガロード1に何が起こり、
そしてどう戻ってきたのか、いつか語られる時が来ることを期待したいです。
最終話は展開的にハッピーエンドに終わると思ってなかったので、
少々意外な感じもしましたが、全体的に良い話だと思いました。
まぁ、続編の劇場版もあるようなのでね。
それを見ないことにはねぇ?(意味深)