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2023年05月25日

批判せぬマスコミと未熟な有権者

マスコミが「政治的中立性」を恐れて、
政治報道に突っ込まなくなって10年以上経ちましたが…
順調に有権者のバカ化は進んでいるようで、誠にめでたいことであります。
マスコミが批判しないから、政治的視点が育たないし、
それを見ている視聴者が意見を抱くこともない…
そりゃ何も考えずに済みます。
それだけマスコミも国民もスルー力が増しているということでしょう。

過去にも書きましたが、政治家の言葉は「逆の意味」を考えると本音が透けて見えます。
先日批判したLGBT理解増進法案の「差別はあってはならない」を例に取ると、
逆の意味は「なくてはならない」=必要不可欠・必須⇒「ある」となるわけですから、
意味を戻して考えると、「差別は『ない』」ということになります。
よって、差別はないのだから、差別があることを証明しろということになり、
差別されたと訴えたとしても、差別された側が差別されたことを証明できない限り、
「差別はない」ということになってしまう、つまり隠蔽されるということです。
結局、政治家の本音は『LGBT差別増進法案』ということになります。

肝心の政治家や官僚にしても、蘇秦の合従策と張儀の連衡策さえ知らないのかと疑う時もあります。
どちらも中国の戦国時代の考え方であり、
合従策は強大な秦に対抗するために他の6国が協力して事に対応することであり、
連衡策は秦がそれを崩すために2国間の対話に持ち込んで対応したことを意味します。
つまり、力の弱いものは協力体制を崩さないことが必要不可欠であり、
逆に力の強いものは多国間協議ではなく、2国間協議の方が利益を得やすいとなります。
どうしてトランプ氏が大統領時にTPPを離脱して2国間協議を持ちかけたのか?
合従連衡を知っていれば、容易にその理由が分かります。
リニア問題で静岡県を飛び越して国に仲裁を求める市町村の動きがありましたが…
合従連衡を知っていれば、その結果も容易に想像つくことでしょう…
これが政治の道理なわけです。
知っててやってるのか、知らずにやってるのか知りませんが…
いずれにせよ、政治は結果責任ですので…


◆政治の話 広島サミットの話
え、日本どこ行ったの…? まるで海外ニュースを見てるみたいでしたな…

そもそも、今回のサミットの影の主役は、経済では「中国」、政治では「ロシア」であり、
それに対してアメリカを中心とする西側諸国がどう対峙するかという状況でしたから、
そこにウクライナのゼレンスキー大統領が来れば、こうなるのも致し方なしでしょうね。
悲しいかな、当初、日本が考えていたヒロシマからの非核化・平和という夢は、
全くもって届かなかったようには思えます。
もっとも、それは別に日本だけの責任ではなく、単に空気が読めてなかっただけだったので、
空気と化して疎外感に晒されるのもさもありなん、でしょう。

そして、もう一つの主役がインドです。
2020年に人口が中国を抜き、世界1位になったインド。
貧富の差が大きいのでGDPでは世界6位ですが、既にG7を超える経済力を持ちつつあります。
軍事費も米中に続く規模を誇っており、世界政治において重要な位置を占めつつあります。
もう日本が国際連合の常任理事国入りを掲げることはなくなりましたが、
仮にそういう動きになった時、日本とドイツを押しのけてインドが来るかもしれません。
インドは冷戦時に「第三世界」を自称するなど、国際政治では中立を保ってきました。
今も経済では中国、軍事ではロシアに依拠する所が大きいものの、
西側諸国とも有効な関係を保ち、両サイドを天秤にかけて立ち回ってきました。

●侵攻「政治より人道問題」 印首相、ゼレンスキー氏に
しかし、そういう「中立」外交では立ち行かなりつつあるのが、ウクライナ危機です。
ロシアと西側諸国の綱引き状態にあり、
どっち付かずの態度を続けるインドに対しては煮え切らない印象を抱く国も多いでしょう。
そのインドがウクライナのゼレンスキー大統領と会談を行ったのは、
世界のビッグニュースの一つでもあります。

とはいえ、西側諸国側に付いたわけでもなく、ギリギリ「踏みとどまった」形でしょう。
政治的にロシアと西側諸国のどちらかに付くことを避けつつも、
少なくとも人道に関わる問題がウクライナで起きていることは認めているわけで、
ロシア軍に問題があることは理解しているということになります。
ウクライナとしては一歩前進、インドとしてもギリギリの譲歩をした形です。
場合によっては、トルコでも中国でもなく、
インドが停戦協定をまとめる可能性も出てきました。

インドとしてはまだ本意ではないのでしょうが…
世界がインドを求めつつあることが今回のサミットの最大の収穫でしょうね。
国際政治におけるインドの立場が注目されるにつれ、
インドは難しい判断を迫られるようになってきました。
とはいえ、インドもこっそり核保有国であるから、ヒロシマからすれば微妙なんすよね…
やっぱり日本は空気だったか…

●「サミットは失敗」「広島まで来てこれだけか」G7を批判した被爆者・サーロー節子さんは岸田首相の遠縁
各国首脳が原爆資料館を見たのは一歩前進でしょうが、
逆に言えば、それしかなく、具体的動きは皆無だったので、
そういう反応になるのも無理からぬことでしょう。
何のための「ヒロシマ」サミットだったのか?
ウクライナ戦争に加担し続けるという世界平和とは程遠い着地点になってしまっただけに、
事前に標榜していた平和サミットの欠片も残らなかったことは確かでしょう…


◆ニュースの話 広島サミットの影で起きた中東「晴天の霹靂」 イランとサウジが和解、アサド大統領を歓迎
日本のニュースでは少ししか紹介されてませんでしたが、衝撃度はこちらの方が上でしたね。
それだけアメリカの影響力が下がっていることの裏返しなんですが、
この事態が良いことなのか悪い事なのかはまだ判断できません。
もっとも、中東もアフリカも対立の根本原因は、西欧諸国の植民地支配にあるわけですから、
彼らが手を引いた方が上手くいくに決まっているので、
この流れ自体は理に適っており、悪くない流れだと思います。

ただ、そこに割り込んできそうなのが中国で…これが厄介。
中国は金を出して口は出さないので、独裁政権にとって欧米諸国よりも都合が良いのですが、
ただし、人は出すという姿勢ですから、
経済協力の結果、工場を作っても中国人経営者に中国人労働者が来るだけで、
本国は潤わず技術革新も進まず、市場が中国資本に乗っ取られるだけになるので、
安易に中国の誘いに乗ってしまうようだと困ることにはなります。

ウクライナ戦争が終わらない理由の一つに中立諸国の存在、
我関せずの姿勢の国の多さがありますから、
そういった相互監視の要素が各国の国益に害されてしまうようであれば、
世界の多極化は混乱の方向に向かう恐れがあります。
こればかりはどう影響が出てくるか、本当に読めないですね…
結局は、関心、世界の人々の目がどこに向くべきかという話になってくると思います。


◆ニュースの話 「隔離」こそ日本人の差別意識の表れである
●隣人が同性カップルだと、なぜ嫌なの? 「生きづらさ」強いる元首相秘書官の差別発言、G7サミットを機に本当に理解は進むのか
結局、日本人は未だに「ムラ意識」から脱却できておらず、
よそ者≒自分達とは違う存在は近くに居て欲しくないとして隔離する傾向にあります。
全てが一緒なんですよ。
古くは部落差別やハンセン病患者、障がい者支援学級、外国人教育、
高齢者介護にしてもそう、LGBTの問題にしてもそう、
何か対策を取る時は、必ず隔離場所を作ってそこへ集めようとする。
アウシュビッツの収容所じゃあるまいし、そんなことして何になるのでしょうか?

私達一人一人が個人で向き合う時は同じ人間だと認識しているのに、
部落・遺伝病や障がい、外国人、高齢者、性別等々、
ひとまとめにレッテル貼りして違いを認識すると、その度に隔離しようとする。
そこが日本人の陥りやすい「思考の罠」であり、最大の欠点です。

世界は「ノーマリゼーション」の発想の元、
隣人として等しく生きることを受け入れているのに対して、
いつまでこんな周回遅れの古臭い考え方に固執するのでしょうか?
それこそが「偏見」であり、「差別意識」なんです。
男だとか女だとかそれ以外だとか、
一人の人間として認識すればそれ以上のことは何もないでしょう?
あるがままを受け入れなさいよ。何を勝手に頭の中で自己変換しているのか?
それとも、あなたは人間ではなく、年中発情してセックス相手を求めている獣か何かですか?
他人を性の対象としてしか見れないのなら、盛って一生オナニーしてろや、ボケナス。

●性自認の問題
犯罪がどうこう批判されますが、それはまた別の取り締まり要素でしょう。
男でも男児を襲ったりするし、女性でも女湯に盗撮カメラを仕掛ける奴はいる。
犯罪を犯しかねないという理由で認めないのであれば、
男も女も認められず、チンコもオッパイも切り落として去勢するべきとなってしまいます。
犯罪云々は全く別の取り締まるべき問題です。

●皇室の問題
皇族は国民ではないので、法律の影響を直接的に受けません。
人権云々で言えば、好きに結婚できない時点で皇族の人権は推しはかるべきでしょう。
結局、国民の意思も重要ですが、天皇家が国民の象徴である意思がなければ、
皇族の継承なんて最初から不可能なわけですから、
皇族自身がもう承継する意思がないのであれば、
無理矢理に結婚させて子どもを産ませてまでも続ける意味があるんですかね?、という話。
どっちが「不敬」なんだか…別に皇族は子どもを産ませるための道具じゃねぇんだわ。


◆野球の話 山川穂高選手が書類送検…不起訴でも絶望視される野球人生、聴取当時は「球団に未報告」疑惑も
知ってたらWBCに出場させてるわけないので、球団は知らなかったんでしょうね…
今後の流れを再整理しておくと、現段階では警察の聴取が終わり、検察に送検した形です。
検察は「不起訴」(嫌疑不十分で立証できない・する必要がない)、
「起訴猶予」(起訴できるが両者が罪を認めているので、裁判する必要がない)
「起訴」(両者の意見が対立しているので、法廷で決着を付ける)のいずれかを選びます。

「不起訴」かつ被害者側との和解が成立すれば、
最悪でも西武球団の自粛処分のみで、シーズン大半の出場停止処分ぐらいで済むでしょう。
「起訴猶予」「起訴されて有罪」となれば、有罪認定されているので解雇致し方なし、
最悪の場合はNPBからの出場停止処分や永久追放もありうるかもしれません。
微妙なのは「起訴されて無罪」のケースですが、裁判の長期化も予想されるので、
泥沼化して出場自粛処分が続いていく形になってしまうのでしょう。

西武球団側として頭が痛いのは、NPB側が追加処分をするかどうかでしょう。
最悪なのは西武球団が解雇するも、NPBが追加処分を行わず、
すぐに他球団が「チャンスを与えるため」と称して獲得するケースです。
そうなるとコンプライアンス通りに厳しく判断したのに、
「選手に冷たい」と批判に晒される可能性もあり、どっちに転んでも地獄となります。
MLBのように選手に対して出場禁止試合数を定め、
他球団が獲得しても試合に出場できないようにする措置が必要でしょう。
できることならば、解雇せずに出場禁止試合処分明けに再出発を図る姿を見たいとは思いますが、
まぁ、たぶん西武球団は十中八九解雇するでしょうね。
たぶんもう戦力としてはまるで見てないし、その点はもう諦めているでしょう…

西武球団側の責任と言われても、妻帯者の下半身事情なんて知ったこっちゃないでしょ…
会社の社員が不倫してたら、会社の責任が問われるんですか?
若い寮に入ってる選手ならば、監督責任も出てくるでしょうが、
それ以外の選手の素行チェックは行き過ぎだと考えます。
素行教育って何するんだ?
ホテルで一緒の部屋に入ってもセックスOKという意思じゃないよ?って教えるの?
常にYESNO枕を持参しましょうって指導するの?
何を指導すれば球団の責任が免除されるというのさ。言ってごらんよ。


◆アニメの話 木村花さん母がアニメ【推しの子】に怒りの抗議「娘の死をフリー素材みたいに扱わないで」
(削除される)
●テレビアニメ「推しの子」の“恋愛リアリティーショー編”、逝去した木村花さん母が批判 「傷つくことは想像できないのかな」
うーん… 何が言いたいのかよく分かりません(特に削除済みの元記事の方)。
娘と似た状況の話を作るなら、自分の許諾が必要だということですか?
それとも、もう忘れたいから、事件を取り扱った話を作らないでということですか?
それとも、娘と同じ結末にならないのが気に入らないということでしょうか?
記事の要点がぼかされているため、話の論点がよく分かりません。

確かに6話の話は例の事件を彷彿させる内容ではありましたが、
だからといって未だに恋愛リアリティショウはなくなっていませんし、
SNSの誹謗中傷問題も形を変えて繰り返されたままですから、
例の事件に限定して描かれているとまでは言えないでしょう。
実際、恋愛要素のないドキュメント番組をモデルにした話ではありますが、
ソシャゲ『アイドルマスターシャイニーカラーズ』の
イベント「ストーリーストーリー」(2020年4月末開催)においては、
悪質な番組切り抜きによるイメージの毀損という問題を事件発生前に発表しています。
例の事件はあくまで一連の事件の代表的な事件となったに過ぎず、
同様の問題は以前からリアリティショウの問題点として指摘されてましたから、
例の事件のみで6話が成立しているとまでは言えません。
あくまで氷山の一角であり、特定の事件を模写したものではなく、
総合的に問題定義として描いた結果だったように思えます。
内容も被害者側の落ち度として批判するようなものではなく、
どちらかと言えば、SNS側に胸糞悪い気持ちを抱かせる内容でしたから、
倫理的にも問題があるとまでは言えないと思います。

なお、小説による個人のプライバシー権侵害として争われた有名な事件として、
『宴のあと』事件があります。
小説の登場人物のモデルにされた人物が、
私事を赤裸々に描かれているとして訴えた事件です。
ここでプライバシー侵害は①私事性②秘匿性③非公知性で判断されるとしています。
今回のことに当てはめると、③非公知性は否定されますし、
メディアで語ったことを元にしていると言っているので②秘匿性も否定されます。
①私事性は本人家族でないと分からない部分がありますが、
少なくとも殊更不名誉になるようなことは描かれていなかったと思われます。
したがって、例の事件を彷彿させる内容であることは否定できないものの、
プライバシー侵害に当たるとまでは言えないということになります。

それにしても、忘れて欲しいのか、忘れないで欲しいのか、どっちなのでしょう?
遺族の方が忘れて欲しいと思うなら、別に忘れちゃっていいと思います。
ただ、現実に恋愛リアリティショウは事件後も存在し続けていますから、
今後は批判材料として『推しの子』6話を使えばいいだけのことでしょう。
これで多くの人々の記憶から例の事件を消すことができますね。
今後は直接的に批判材料として例の事件が引用されなくなりますから、
そっとして欲しい遺族からすれば、むしろ良い結果になったのではないでしょうか。

…と執筆した後に7話を見ましたが、なかなかに胸のスッとする展開でしたね。
まぁ、臭いものに蓋をしたい番組サイドがそこまで協力的であるかは疑問ですが、
例の事件でスルーされた番組サイドの責任追及がしっかりされており、
そういう意味では良い展開だったのではないでしょうか。
最初からずっと言い続けてますが、煽りに乗ったバカよりも煽った奴が悪い。
だから恋愛リアリティショウは現実になくなってないんですよ…
今回もアニメを攻撃する意味がどこにあるのでしょうか? 矛先を間違えてます。

2023年05月21日

「死んで生まれ変わろうと」www

自分が警察の立場だったら、こんなこと言い出したら、無理心中もしくは殺人を疑いますね。
「そんな言い訳が通るわけないだろ」と思いますから。
そんな非合理的な言い訳が通りかねない所が今の世の中の最大の危うさです。
これを一笑に付して笑い飛ばせない辺りが今の世の中の最大の危うさです。
●市川猿之助「生まれ変わろうと家族で話した」 父母と同様、何らかの薬物服用した疑い

『推しの子』の1話でも似たようなモブセリフがありましたが…(批判済み)
もはや冗談にもならないので、即刻削除した方がいいでしょうね。


自殺による転生が非合理的である理由は主に2つあります。
1つは、自分の生命を大切にできない人間は、生命の価値観が低すぎることです。
「三つ子の魂百まで」「バカは死んでも治らない」と言いますが、魂の傾向は死んでも治りません。
治そうという気持ちがなければ、何度死んでやり直したとしても治りません。
Reゼロのような死に戻りの世界観で死ぬことに慣れてしまえば、
簡単にリセット症候群になってしまうだけで、生命の価値観が低いことに慣れてしまいます。
そうなると、人生が上手くいかなかったら死ねばいいとなってしまう、
でも何度リセットしても反省なしに上手くいくわけないので、同じ過ちを繰り返します。
そして自分の生命の価値観が低いままならいいですが、
当然、他人の生命の価値も低くなっていくので、大量殺人者になりやすくなります。
一度リセットに成功したとしても、成功体験があるからこそ、またリセットを繰り返すことになり、
ミスする度に同じことを繰り返すわけですから、無駄と言わざるを得ません。
RPGゲームで常に「逃げる」を選んで、逃げられなかったらリセットするのと一緒。
そりゃレベル上がらないし、ラスボスを倒せるわけもありません。

2つ目に、自分が神様や閻魔様、転生システムの設計者の立場で考えてみてください。
あなたが採用担当者だとして、上記のようなリセット症候群な人を転生させようと思いますか?
転生させたとしても、失敗すればまーたリセットして採用面接に来る…
逆にリセットやめたと思ったら、同僚殺しまくりで職場環境は悪化の一途…
いくら神様仏様でも誰も採用しませんよ、そんな奴…
一回地獄に落として反省させてみるかと思うでしょ。どんなに仏心を持っていたとしても。
仮に転生システムが存在したとしても、これほどイレギュラーで迷惑な存在はいません。
当然、そんなことをする奴はレギュレーション違反で排除しようと思うのが合理的な考えです。

だから自殺は総合的に見て「非合理的」なんですよ。
成功体験になってもいけないし、人間社会を破綻させかねない深刻なエラー要素です。
自殺願望のある人間の思い通りになるシステムなんて作りますか? 作りませんよ。
そんな深刻なエラーに晒される脆弱なシステムなんて作るわけがありません。
だから自殺しても「意味がない」んです。
魂は変わらない所か、自殺成功体験で悪化する恐れがあるから、
自殺前の状況が継続するだけで、その苦しみから逃れられることはありません。

見えている上半分の「この世」だけ見れば、合理的な逃避で考えられたとしても、
見えていない下半分の「あの世」を含めれば、非合理的と結論せざるを得ない。
「この世・あの世」の概念がどうしてあるかと言えば、
この世は自分の人生の片面でしか判断できないことを意味し、
あの世は自分を超えたトータル価値で判断できることを意味するわけです。
だから、この世だけ見れば不合理な格差で不公平感を抱いたとしても、
あの世を含めて考えると「因果応報」という理で公平感が成立することになる、
これが「あの世」の概念の真理です。

だから実は霊的世界ほど合理的であらねばなりません。
この世の不合理をあの世の「因果応報」という理で解決する、それが宗教です。
統一教会問題で騒がれたように、宗教の正邪の簡単な見分け方は「合理的」であるか否かです。
見えない世界を説くことは一見すると非合理に思えますが、
だからこそ言葉によって信じてもらうためには、合理的である必要があります。
一見非合理と思われるものこそ、実は合理性を備えていなければならない、
それが霊的世界観の真理だと言えましょう。


つまり…「自殺で転生できるわけないだろバカ」が結論となります。
我々はそんな自殺動機を一笑に付さなければならないわけです。
笑わせていただきます! バカじゃねーの?www


◆ニュースの話 マイナカードでトラブルが次々に…でも政府は責任逃れ このまま普及まっしぐらでいいのか
何が問題かと言えば、入力作業の時点でプライバシーが守られていないということですよ。
氏名・生年月日・住所だけでも立派な個人情報じゃないですか。
それを同時にチェックできる体制って、どうなってんのさ?
入力者と点検者に個人情報がダダ洩れ状態ってことじゃないですか。

本来、こういう個人情報を扱う際には、
最後にまとめる業者が暗号化した番号を交付し、
暗号化した番号に基づいてデータ入力を行い、
その暗号化した番号でデータを紐づけし、最後に番号を復元化してデータを完成させます。
つまり、本来は、誰も個人情報を一斉チェックなんてしないわけです。
するのは交付された番号とデータが一致しているか否か。
そこまで面倒なことをせずとも、マイナンバーカードの交付の有無に関係なく、
マイナンバー自体は発行済みなわけですから、それで紐づければ良いだけの話。
それを一枚データで再確認しろという指示を出すこと自体が時代遅れであり、
個人情報保護に関して政府が無知であることが明らかです。

結局、一番アナログなのは推進している政治家の頭の中なんですよ…
そこをデジタル化できなければ、マイナカードなんて上手くいくわけありません。
情報漏洩に対してあまりに無知すぎるわけですから、
このまま取り返しのつかないことを繰り返すだけですよ…

●「マイナ保険証」トラブル続発が示すポンコツ実態
現実的問題として、医療機関がマイナ保険証の読み込み機械の導入があります。
それがエラー頻発だったとすれば…とても今の保険証が廃止できる状況ではないでしょう。
まだ実証テスト段階だと思いますが、1年の試用期間で治せるとも思いませんし、
10年ぐたいテストしてミスがなくなるように常にアップデートする必要があります。
それぐらい長いスパンで考えなければならず、ミスがあってはならない問題です。
それを1年ちょっとでどうにかできる頭がアナログだって言ってんですよ。
デジタルの世界はアップデートを繰り返すことで成り立つんです。
いきなり完成品を提供できるわけないだろ。だからバカだと言ってるんです。
政治家は我々に「病院に行くな」と言っているとしか思えません。


◆ニュースの話 「差別する余地を残したい」自民のLGBT法案修正に識者・当事者らから「『やってる感』では許されない」と抗議の声
一番引っかかるのは「不当な差別があってはならない」という文言です。
これって、文字通りで「あってはならない」≒「存在するわけがない」という意味。
つまり、あったとしても隠蔽されます。だって、存在していない「はず」なんですから。
だから仮に差別されたと訴えたとしても、「あってはならない」んだから信じてもらえません。
「ない」ものを「ある」と言っても取り合ってくれるわけないでしょ…
とんでもねぇ改悪です。

まぁ、他の部分も控え目に言って…話になりませんね…
これぞ差別主義者の法案と言えましょう。この法案自体が人権侵害を起こしてます。
違憲立法審査権にかけられたら、憲法違反確実の法案を成立させるんでしょうか…


◆ニュースの話 6月から電気料金値上げ 家計負担や負担軽減策はどうなる?
9月までは政府の緩和措置があるから、多少なりとも抑えられるものの、
10月以降は未定だそうな…
普通に考えて、電気料金の3割増しは経営破たんしてるレベル。
もういっそのこと一度経営破たんさせてしまい、電力会社のスリム化、
発送電の分離を行った方がスッキリするんじゃないですかね…

政府としては原発再稼働に繋げたいと思っているのでしょうが…
災害時のコストが経営破たんレベルであることが分かっている以上、
なかなか難しい所ではあります。
ここ最近も各地で地震が相次ぎましたしね…
安全な原発というものが幻であったことを国民が知ってしまった以上は、
国民を納得させるだけの安全性を再提示できるかどうかは疑問の残る所です。

少なくとも電力の地産地消は納得の必須要件で、
地方に原発を立てて都市部に送り込むというスタイルはもう無理でしょう。
住民の納得を得るにはリスク以上のメリットを感じられることが必須になってきています。


◆ニュースの話 CygamesがKONAMIから訴えられる 『ウマ娘 プリティーダービー』
現時点でコナミ側が何が特許権侵害に当たると主張しているのか明らかにしていないので、
詳細は分かりませんが、仮にプログラムやゲームシステムに関するものであれば、
コナミ側の主張が認められる可能性は低いと見ます。
●任天堂とコロプラが和解、「白猫プロジェクト」の特許権侵害訴訟で 和解金33億円
過去にもコンシューマメーカーがソシャゲメーカーを訴える裁判がありましたが、
この話も当初はゲームシステムが類似しているという話でしたが、
最終的には「タッチパネル上でジョイスティック操作を行う際に使用される特許技術」という
プログラム外の特許技術の名目で和解しているので、
ゲームシステムの類似だけで勝訴することは難しいと思われます。

なぜなら、有名なゲームであっても独創性があるとまでは言えないからです。
もし仮に先駆者だからという理由だけで独創性が認められてしまえば、
RPGゲームやSRPG、スポーツゲームなど、最初に発売したメーカーだけが勝利するだけで、
ゲームのジャンルというものが成立しなくなります。
一部メーカーの独占的販売が続くのみで、新しいゲームは生まれなくなります。
単に家庭用ゲーム機で野球ができるというだけで、特許を認めるわけにはいかないわけです。
パワプロのサクセス以外にも育成要素のあるゲームはあるわけで、
同じ野球ゲームならまだしも、オリジナルの競走馬ゲームにも適用できるかどうかは疑問です。

あとは具体的な特許権の範囲の問題になってくるでしょうが、
そもそも、どうしてコンシューマメーカーがソシャゲメーカーを訴えているかと言えば、
コンシューマメーカーの中でプログラムやゲームシステムの類似性を
業界発展のために大目に見ていた事実が影響しています。
ゲーム業界団体に出資することで特許の問題を棚上げしていた感はあります。
そこに新興のソシャゲーメーカーが乗り込んできて、ただ乗りしている、
そういう不公平感が業界内には少なからずあるのでしょう。
特にサイゲの場合はグラブルでコンシューマ進出も目指しているだけに、
それならばこちらの土俵に乗ってもらおうという思いもあるように思えます。

ユーザー側からすれば、スクエニ・バンダイナムコ・セガと、
コンシューマメーカー発のソシャゲが爆死し、
1年以内にサービス終了している惨状を見ているだけに、
両者の共存が最も期待するところです。
コンシューマメーカーが失敗している理由は、「更新頻度」だと思うんですよ。
今では家庭用ゲームもネットを通じてアップデートできるようになったとはいえ、
製品発売時にはゲームが一応完成しているという一定のクオリティが期待されます。
逆にソシャゲの場合は未完成のままでもよく、ユーザーの要望を受けながら、
細かいアップデートで改善していくことができます。
コンシューマメーカーは爆死すると諦めてしまうので、
それがユーザーに伝われば課金しなくなるので収益が出ない、
逆にソシャゲは初動がこけたとしても、細かいアップデートでユーザーの評判を上げ、
梃入れに成功することができれば課金収益が上がってきます。
ソシャゲで大事なのは「適切な更新頻度」です。
それがコンシューマメーカーには足りてないように思えます。

今回の訴訟でウマ娘が終了することは考えられず、ユーザーへの影響はないでしょうが、
苦境に立つ日本のコンシューマゲーム業界の表れと考えてしまうと、
コナミに対する逆影響の方が心配になってしまいます。
まぁ、ソシャゲの方も中国や韓国に押され気味になってますけどね。
もう少し業界一丸となって、外国産ゲームに負けない体制づくりをして欲しいです。
日本のゲームであれば売れるという時代は終わったわけなんですから。

2023年05月14日

医療放棄

この国の政治家と官僚はもはやアホしか残っていないのか…

●コロナ「5類」移行 初日で変化 “消毒&検温”撤去 行楽地でも
新型コロナを5類に移行する本来のメリットは、
受診医療機関を増やすことで、早期発見・早期治療を促進することにあります。
しかし、示された感染時の方針は「個人判断」「個人治療」…バカにしてます。
医療崩壊時のように、自分で感染キットを購入してPCR検査を行い、
感染していても軽症なら自宅療養って…医療崩壊ならぬ「医療放棄」ですよ…

インフルエンザと同等にするなら、
インフルエンザのように早期診断で薬を処方できるようにするべきです。
けれども、この対応を見ていると、とてもそうは思えません。
かかりつけ医はコロナの診断ができないでしょうし、薬も処方してくれないでしょう。
現時点でコロナ特効薬の使用は感染初期を想定しているので、
わざわざコロナ特効薬が使用できない程に悪化させるのを待つような対応は、
むざむざ感染拡大を止められず、わざと重症化させる対応と言わざるを得ません。
全くもって理解できない対応です。
もし、特効薬が足りてないのなら、指定医療機関制度を続けるしかないでしょう。
医療機関任せから個人任せ、つまりは感染したら死ねという対応は、
無策を通り越して暴力的とさえ言えます。
政府は医療で人を救うことを完全に放棄しました。

現時点でも体調を崩して新型コロナを疑う人はかなり減っていると思います。
そうなってくれば個人でPCR検査を行う人もいなくなり、
販売しているドラッグストアも検査キットを置かなくなってくるでしょう。
そもそも、もう検査キットは儲からないからと生産停止になるかもしれません。
そうなれば必然的に誰も新型コロナを疑わなくなり、
私達は再び謎の病に感染して死に至る恐怖を味わなければならなくなります。
新型コロナ禍で養われた対応力を全て記憶の彼方に捨て去ってしまうことになります。

まとめると、この先の未来はこうです。
①少し体調悪いけど、新型コロナなわけないだろう(放置)
②体調悪化してきたから、病院に行こう。
③病院に行くと、コロナの可能性のある場合は個人でPCR検査を行えと戻される。
④ドラッグストアにPCR検査を買いに行ったが、生産停止でもう取り扱ってないと言われる。
⑤さらに体調が悪化して病院に行くも、コロナ対応マニュアルがないからと拒否される。
⑥かつての指定医療機関に行くも、人のいない時間に来てくれと拒否される。
⑦既に症状が悪化しているので、コロナ特効薬は使えないと言われる。
⑧重症化で死ぬ。
たらい回しの末に症状が悪化していくのは目に見えています。

どうして早期診断早期治療できる体制が整うまで待てないのか?
愚策も愚策。政府は我々を殺しにきているとしか思えません。
そんなんで人口が増えるわけないじゃん。少子化対策も糞もないだろ。
生命をなんとも思っていないんだから。


◆ニュースネタ どう便利になるの?マイナンバーカードがスマホひとつでOKに
なんで紛失や盗難というセキュリティ対策がアナログばかりの想定なの?
むしろ、疑似アプリで自ら情報を入力してしまった結果、
他の悪質なアプリに利用される方が高いと思うんですが…
スマホの中にはクレジットカード情報が入っている可能性も高く、
想定される被害額は健康保険証や免許証の比ではありません。

実際、自分の父親のスマホには変なアプリが沢山入れられてました…
察するに、YouTube等のサイトの広告から悪質なセキュリティソフトを入れてしまい、
そのアプリが色々なアプリをインストールしまくってたんだと思います。
スマホ以外のPCでも、ニュースサイトの広告から
セキュリティ異常を知らせる広告サイトに飛ばされてしまい、
記載されたサポートに電話して詐欺で騙し取られるケースもありますからね。
先にそちらの規制をしないことには、ネット上での使用はリスクが高いと言わざるを得ません。

逆に言えば、ネットからアクセスできる環境にマイナンバーのデータがあることが異常です。
大事なデータはネットには繋げずにオフラインにしておくもの。
インターネットというのは自分が情報を貰う分だけ、相手に情報を与えているようなものです。
それを開いたままにしておく神経が理解できません。
盗んでくれと言わんばかりではありませんか。
今の政府のガバガバなセキュリティ意識はどうなっているんでしょうか?


◆ニュースの話 ネットの発信元証明「必要」90%、偽情報見分ける自信「ない」65%
関連して今話題の「ChatGPT」にしても、「AI絵師」にしても然り、
出力元の記載は必要不可欠だと考えます。
そうしなければ、嘘ニュースや不当な金銭報酬が発生しかねませんもん。
世間がChatGPTによる微妙に嘘っぽいニュースが溢れてしまったら、
何が正しい情報なのかさえも判別できなくなってしまいます。
また、AIに出力させたものなのに、自分が描いた風に装って、
金銭を集める手口もドンドン増えてくることでしょう。
誰でも容易に分かるように、AIが出力したものだとしっかりと明記すべきでしょう。


◆ニュースの話 中学校絡みの事件2つに関して
●江戸川区・中学教師(36)が63歳男性を殺害容疑で逮捕
察するに、窃盗目的というのは警察の実況見分からの推測でしょう。
現段階で本人は犯行を否認していますし、
動機が窃盗目的とは断定できず、その思い込みは危険だと考えます。
ですから学校側に金銭状況の有無をダイレクトに聞くのはちょっと…
はっきり言って程度が低く、ネットで騒ぎ立てる人と変わりません。下世話すぎ。
不確実な情報は中学校の生徒を不安がらせるだけであり、
確かな情報で納得できるような形で不安を和らげる方法を取って欲しいです。

本事件に関して在校生に話を聞きに行ったり、
逆に中学生側から情報の売り込みがあるかもしれませんが、
そういった不確かな情報には踊らされず、毅然とした報道を求めたいです。

●〈蒲田・中1刺される〉
こちらは父親のトラブルのとばっちりを受けた形でしょうか…
それもクレーマーの可能性が高そうな感じで…逆恨みなんですかね。
なにはともあれ、被害者になってしまった男子生徒の回復を祈りたいです。

仮にクレーマーによる犯行だと仮定すると、
今までは犯罪性があまり問われてこなかった問題ですが、
こういった事件が起こってしまった以上、
ストーカー殺人同様に何らかの対策が必要になってくるかもしれません。
クレーマーの問題点は相互に意識が違うことです。
そういう意味ではストーカーに似たところもあります。
クレーマーは別にクレームを付けるためにやっている意識はなく、
客として当たり前の行動を取っているつもりですが、
店側からすれば言いがかりでしかなく、まともに対応できることができない客です。
事件化する前に誰かが仲裁に入り、穏便に済むように対応する必要が出てきそうです。

一つ問題点として挙げられるのは、「お客様は神様」という誤った認識です。
どちらが上ということはないんです。客も店も立場は一緒です。
客が商品を購入すると決めて店も応じれば、正当な商品を引き渡す義務を負い、
逆に店がその客に商品を売らないと決めれば、客に退店してもらうことも可能です。
サービスしてくれて当然、お金を払って当然という双方の意識を捨て去り、
対等に売買をする意識を持つことが大事だと考えます。
そういう消費者教育も必要ではないでしょうか。`


◆スポーツネタ 西武・山川穂高はどうなる? プロ野球界「強制わいせつ」過去2例は逮捕即解雇
いやー、どうすりゃいいんでしょうねぇ…正直分からないです。
人気商売のスポーツなので、被害者が許さない限りは、
試合に出るべきではないことは確かなのですが、
だからといってバリバリのホームラン王を即解雇するというのも…
逆に、そうはならないでしょうが、山川側が解雇無効を争った場合に、
球団側が敗訴して今年の年俸分を支払わされる可能性は高いと思います。
示談が成立して告訴が取り下げられ、出場停止処分で済めば御の字、
被害者側が許さなければ、解雇は仕方なしとなりますが…うーん…

過去のケースを見ると、大洋の投手に関しては記憶にあります。
リリーフエースだった投手で、
未成年も未成年、幼女への事件だったので記憶に残っています。
巨人の選手に関しては記憶に残ってないです。
これまでとは比較にならないほどの実績を持つ選手なだけに、
お咎めなしにすることもできないし、現役引退に追い込むのも惜しいしと、
何とも言えない所です。

仮に西武が解雇した場合に、他球団が獲得するでは処分になりませんし、
変な言い方になりますが、不祥事起こしたもの勝ちみたいな印象さえ残ってしまいます。
そうなると、球団を問わず、1年以上の出場停止処分が落とし所ですかね…

いずれにせよ、被害者がいる話なので、形はどうあれ、被害者の納得が最低条件でしょう。
被害者が一生許さなければ、そのまま現役引退にならざるを得ないでしょうし、
まずは山川氏が誠実に謝罪することが最低条件になってきます。
西武球団としては居ないものとして扱わざるを得ず、
罪が許される状況になったら再出発できるよう取り扱ってもらいたいです。
厳し過ぎてもダメだし、甘くても当然ダメだし、非常に難しい対応を迫られてますね…


◆アニメの話 『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(ネタバレあり)
Abemaで無料放送をしていたので、全50話見ました。
総じて言えば、面白かったです。
もっとも、全く文句がないというわけではありませんが…
最近は水星の魔女も面白くなってきたので、比較に意味を成しませんが、
現時点では鉄血のオルフェンズの方が面白かったです。

不満に思ったのは主に3点あります。
不満の軽い順、ネタバレのない順で語っていこうと思います。
↓以下、追記へ

①2期後半のOP主題歌の合わなさ
いやー、わりと致命的でしたよね…
2期前半がスパロボ30でも採用されているように、熱いOPであったのに対して、
あまりに抑揚がなく、平坦で淡々とした歌声は作風をぶち壊しました。
ガンダムWのように美少年活躍系のアニメならまだしも、
わりと漢臭い作品、かつ、命を懸けている展開にも関わらず、
必死さの欠片もない歌声は完全にミスマッチングでした。
そのまま2期前半のOPか、1期前半のOPの復刻で良かったのでは…

②ガンダムフレームの秘密が明かされなかったこと
作中では阿頼耶識システムに繋がったパイロットが、
体の機能を捧げる度にガンダムが強化されていったのは理由が明かされませんでした。
そもそも、どうしてバエル以外のガンダム機体は火星に埋められていたのか?
どちらかの謎が明かされていれば、もう少し納得して話を見られたと思います。

③ラスタル・エリオンの人物像に関して
エピローグのラスタル・エリオンの人物像はありえないと思います。
自分だけ正義をかざして違法破壊兵器を使う人間が、
平和な民主制を敷くわけないでしょ…権力欲に憑りつかれるタイプ。
私が見た人物像は0083とZガンダムのジャミトフ・ハイマンです。
己が権力を掴むためなら、遠慮なく違法兵器に手を染めるやり口、
特に思想のない現実主義的政治姿勢といい、そっくりです。
あんな人物が何もしないで後任に禅譲するわきゃないでしょ…
なに善人ぶってんだ。「鉄火団? 誰だね、それは」ぐらい言えやw

エピローグ終盤でオルガを殺したノブリス・ゴルドンが報復に遭いますが、
彼はラスタルから新兵器のダインスレイヴの製造を請け負った可能性が高いため、
これを機に非人道的なダインスレイヴという兵器が使用された事実が
明るみに出る可能性が高く、近いうちにラスタルは批判に晒されるのでしょう。
その時に彼がどういう行動を取るか…
おそらく彼は暴力による圧政を敷く可能性が高く、
ティターンズのように独占権力の防衛装置化することで、また新しい戦争が起こるのでしょう。


最後に話のキーであるオルガ・イツカとマクギリス・ファリドの行動に関しては、
一定の合理性はあったと思います。
オルガが政治的選択を誤ったとは思えません。
もっと分かりやすい失態を犯すかと思いましたが、大きな失策はありませんでした。
ベストの選択肢があったとすれば、火星の王の約束をした時に、
自分ではなくクーデリアを代表に立てることで火星独立運動を目指していれば、
勝率は五分五分までに引き上げられたとは思います。
少なくとも、最後に一方的に悪者にされることは防げたでしょう。
もっとも、あの世界観で「王」という存在が一般的に理解されているとは思えず、
英雄伝に憧れるマクギリスがそう語っているに過ぎないので、
仮にオルガ自身が王を名乗っても、陳勝・呉広の乱のようにはならず、
権力に驕ったとはみなされないでしょうから、それほど大きなミスとは言えないと思います。

マクギリスにしても、1期最後でガエリオと戦う必要性があったのかと問われると疑問ですが、
本人が思っている以上に鉄火団を買っていた可能性もあるので、
彼らを失わないために行動したとすれば、何とも言えない所です。
婚約者のアルミリアにしても、政略結婚を超えた対応が見られ、
男娼として大人に利用された過去の自分と境遇を重ねて、
愛情をもって接していたことが垣間見えます。
一見すると合理的で非常な人物のようにも思えますが、
自分の過去と境遇が近いアルミリアや鉄火団には同情的で、
意外なほどに人情に熱かった人物のように思えました。
同じ親友殺しのシャアに比べれば、全然普通の神経を持った人物ですよ(笑)
もっと鉄火団と腹を割って話せていれば、両者の信頼度も変わっていたかもしれません。

そういう意味で、一番情けないのはマクギリスに付いて行かなかった青年将校でしょう。
いやー、何のために彼らは戦ったのか。それこそよく分かりません。
彼らは鉄火団とは違って軍人です。
一度決意を固めたなら、理想と男の意地で最後まで戦うべきでしょうに…
そりゃギャラルホルンという組織が腐敗するわけです。完全に口だけやん、と。


総じてみると、大人達の思惑が暗躍する世界で、
義理人情に熱い若者たちが懸命に生きる姿を描いた作品は、
非常に良かったと思います。
Gガンダムのような目の前の敵を全力で倒すという熱い展開と、
0083やZガンダムのような政治性の強い展開とが両立し、
バランスのいい作品に仕上がっていたと思います。
スマホゲームで『鉄血のオルフェンズG』が出てますが、外伝的な作品なようなので、
三日月とオルガ、マクギリスに縛られない正統派続編が見て見たいです。
まぁ、そこまでは言わなくとも、スパロボ辺りで救済してやってください、是非。
スパロボ30DLCのバルバトス使いたくなって来たわ~

2023年05月07日

憲法記念日

日本国憲法に関しては様々な意見があると思いますが、
事実としてあるのは、平和憲法が日本国民の生命を長らく守ってきた事実です。
東アジアの安全保障環境が変化しているのは確かですが、
既に変化開始から30年が警戒しており、その間も日本の平和は保たれたわけです。
近年、ロシアがウクライナに侵攻し、戦後集団安全保障体制の危機が訪れましたが、
不幸中の幸いか、参戦国の拡大は見られず、
集団安全保障体制であるNATOは崩壊するどころか、強化されつつあります。

ですから、憲法を改正しただけで、安全保障環境が良くなり、
日本国民の生命が守られるという改憲派の主張は明確に嘘です。
前線に送られる確率が高まれば、それだけ死亡する確率も増えますし、
今後徴兵制等が広く実施されれば、訓練による死傷者も増えてくることでしょう。
改憲派の主張する「日本を守るため」の「日本」とは何を意味するのか?
少なくとも、「日本国民」でないことだけは確かです。
だって、日本国民の生命を守ってきたのは間違いなく日本国憲法だったのですから。

そういう意味では、防衛力強化で国防を担おうとするのではなく、
集団安全保障体制の強化で国防を担っていくべきでしょう。
同盟パートナーの拡大、国際的信用力の強化は必須です。
そういう意味でもウクライナの情報発信力は学ぶべき所が多い一方、
いわゆる第三世界諸国の賛同が得られていない点は反省すべき所でしょう。


◆ニュースネタ 入管難民法改正案、衆院法務委通過 立民反対、修正は小幅に
立憲と修正案を協議していたものの、立憲が反対に回ったから修正案を戻すというのは…
正直、修正案でも不十分だったと思うので、立憲の反対は理解できますが、
その結果、とんでもねぇ人権無視法案になっちゃったのは閉口してしまいます…
皮肉と言えば皮肉なんですが、かといって妥協できるものでもないし…
一番悪いのが与党であることは確かなのですが、
それに乗っかった維新も国民民主も同罪に思えます。

●「外国人の人権無視だ」入管法改正案可決にウィシュマさんの遺族が抗議
問題なのは、「政治難民」であるか否かを誰が決めるか、です。
本人が本国に強制送還されたら殺されると訴えても、
入館管理局が「政治難民」ではないと判断すれば、強制送還されることになります。
バングラデシュでミャンマーからのロヒンギャ難民の強制帰国が問題になってますが、
帰した時に安全だと言えるかどうかは、非常に難しい問題です。
日本政府が大丈夫だからと言った結果、最悪の結末を迎えたらどうするんでしょうか?
この体制では誰も責任を負わず、反省することもなく、見殺しにして終わるだけです。
犬や猫のように保健所で殺処分されても知らないよ、では済まされません。

結局、日本の外交的理由・政治的理由で恣意的に「政治難民」が判断されてしまい、
難民保護よりも外交優先の結果になってしまうのではないか、
そういう懸念が強くなる改正案ですね…

●外国人技能実習制度の廃止 新制度創設で現場は
技能実習制度の廃止には賛成なのですが、新しい特定技能制度はどうなのか…
要件に「日本語能力」を求めるそうなのですが…必要ですか、それ?
英語できれば十分だと思いますけど。
そんなことで既に諸外国で獲得競争になっている外国人労働者獲得競争に勝てるのか?
未だに3K(きつい・汚い・危険)職場と言われるような、
劣悪な労働環境で安月給で働かせる意識しかない政治家共に対応できますかね?
家族を連れてきてもOKとすれば、日本の物価事情に応じた賃金を支給する必要がありますし、
さらに本国に残した両親や親戚への仕送り資金も変わらず発生するし、
どう考えても日本人以上の給料水準は必須になるわけで、
それだけ経済力を付けておきながら、何ら政治的発言も許さないとはできないでしょうし、
地方の外国人参政権にも反対している自民党がこの難局を乗り越えられるんですか?
経済力が付けば政治的発言力が強まるのは歴史の道理、
経済力を剥奪すれば日本回避になるのは自明の理、
外国人を尊重する姿勢を見せなければ、何事も上手くいかないのは当たり前でしょう。
こんな国で外国人に選ばれると思っているのか?
もっと意識を変えていかなくてはなりません。外の人じゃないんです、隣人なんですよ。


◆ニュースネタ 尾身茂氏「コロナはまだ普通の病気ではない」に「もうええやろ」総ツッコミ「予測できない」警鐘鳴らす姿勢に敬意も
だって、それが仕事なんだから…当たり前のことを言ってるだけでしょ?
ダンマリを決め込んだら、ゴールデンウィーク明けに感染者が増えて、
「政府は何も言わなかったじゃないか」と彼らは文句を言うのがオチ。
医療機関が休みの反動が出るのは目に見えているのだから、
警戒を促す立場にいる人が、警戒を促すのは当たり前のことです。
問題はそれを受けて政府がどういう対策を打つかですが、
それで何もしないのだから政府の責任ということでいいのでしょう。
仕事するべき人が普通に仕事してるのに、
それに対して文句を言うのは違うんじゃないかなと思います。

●WHO、新型コロナ緊急事態宣言を終了 脅威は消えずと警告
一応言っておきますが「緊急事態宣言」の終了であり、「終息宣言」ではありません。
コロナの感染免疫が1~3ヶ月程度、ワクチン免疫が6ヶ月程度しかないことを考えれば、
集団免疫による克服は難しいでしょうから、
残るはコロナウイルス自体の弱体化しかないわけですが、
それにはまだまだ時間がかかるかもしれません。
「終息宣言」には程遠いというのが現実のように思えます。

日本に話を戻せば、5類への移行自体は理解できますが、
問題は処方箋が全国に普及しているかどうかです。
もし取り扱ってないので取り寄せますとなってしまえば、
服用期間が過ぎて重症化してしまう恐れもあるので、
即座に対応できる体制が整っているかどうかが判断ポイントになるでしょう。
そこら辺の説明がまだ伝わってきていませんが、普及度はどれぐらいなんですかね?


◆ニュースネタ 8割の日本人が気づいていない「マイナ保険証」の恐ろしすぎる「落とし穴」
政府は外部からの情報漏洩対策をしていると誇りますが、
情報漏洩の最も多いパターンは、内部の過失から漏洩するパターンです。

当たり前のことですが、どんな役人であれ、
情報をフリーパスに利用することはできない「はず」です。
利用権限のある情報の範囲と期間が定められている「はず」です。
しかし、仕事を楽に進めるため、アクセスキーを放置したままにしたり、
担当する範囲外のアクセス権限まで認めてしまうことで、
その役人に故意に利用されてしまったり、
ウイルス感染によって過失的に流出する可能性が高まってしまうわけです。
そういう内部の情報漏洩対策が十二分に取れているのか、疑問があります。

マイナ保険証の問題で言えば、医療情報を共通化すること自体が
患者のプライバシーを侵害する可能性が高くなり、
逆にプライバシーに考慮すれば、お薬手帳程度の情報しか共通化されず、
マイナンバーカードと一体化する意味がありません。
医療機関のカード読み取り機導入の経済的負担、
故障時・災害時の問題、持ち歩きを強要されるリスク、
要介護者等が本人以外に委託するリスク等々、様々な問題が生じます。
それらの問題に目をつぶってまで導入する意味があるのでしょうか?
国が日本の医療情報を他国に売りつけるために導入しようとしてるとしか思えません。

もう自分は医療機関に行きません。死んでも行きません。
国民皆保険制度は完全に崩れてしまいました。ありがとう、さようなら。


◆ニュースネタ 「“うな丼大臣”は更迭を」野党が反発 谷大臣は釈明…政府関係者「冗談にしても…」
別にうな丼を食べた行為が問題ではないんですよ。
おそらく第一報が行った時点で、総理大臣を始め、
人的被害がなかったことは伝わっていたでしょうから。
問題なのは、政治家のパーティーで、爆弾事件があったのにも関わらず、
うな丼を食べたエピソードで、笑いを誘いにいった不謹慎な精神が問題なわけです。

言うなれば、「わざわざ言うこと」ではないんです。
例えば、携帯電話会社が大規模通信障害を起こした時に、
職員に不眠不休で復旧作業をやれとまでは思いませんが、
「今、うな重を食べてます。これで復旧作業も頑張りますね。いえーい!」
とか伝える必要は全くないわけです。
むしろ、神経逆撫でするだけの煽り行為にしか見えません。
国家公安委員長という要人警備のトップの人物が、
爆弾事件という総理大臣や群衆、政治家や一般国民を不安がらせた事件を、
その不備を何ら検証することなく、笑い話にしてしまう神経が理解できません。
国家公安院長としては人的被害が出なかったことで安心したのでしょうが、
事件を未然に防げなかったという意味では国民の不安を払しょくできてないわけです。
事件で使われた爆弾が混乱を意図した殺傷能力の低い爆弾だったから無事だったに過ぎず、
犯人が無差別殺人を意図していたら、大変な人的被害を出していた可能性もあります。
これではまた狙われるのがオチですよ。
実際に不安という心理的効果は生じたわけですからね。

しかし、ほんと、何で政治家は不謹慎なネタで笑いを取りに行くんでしょうか…
下手すれば、総理大臣だけでなく、群衆にも被害が及びかねない事件なのに、
それで平然と笑いを取りに行く神経が理解できません。
ましてや警備の責任者ですから、笑いで茶化すなんてもってのほかです。
真摯に警備体制を反省することの方が先でしょう。
それをせずに軽率に笑いの話のネタに使うとは、やはり無責任さを感じずにはいられません。


◆目指すは「立憲超え」 維新、衆院選で新人積極擁立へ
維新の問題点の一つは「ゆ党」であることです。
重要法案で政府与党と結託してしまうので、反対意見が無視されてしまいます。
選択肢にはなっても対抗馬にはならない、野党第一党を目指すのであれば、
自民党にどれだけ対抗していくかが問題になってくるでしょう。
また、例えば鈴木宗男氏のように、与党であれば国益に反するような発言は許されません。
さすがにロシア訪問は許さなかったようですが、あまり自由に発言させすぎるのもどうかと…
もし、仮に、アメリカやNATOが参戦する話があったと仮定して考えれば、
それを日本政府で知った場合に、ロシアに情報を売ってしまうのではないか、
そう同盟国に危惧されてしまえば、重要な安全保障上の情報共有もされなくなってしまいます。
憲法改正よりも、為政者の発言の方が重要な安全保障上の脅威になることもあるんです。

そして最大の問題点、維新が全国政党になれない理由は、「大阪都構想」です。
維新は大阪都構想を実現するために地方自治を拡大する目的の政党ですが、
その「大阪都構想」自体が東京と大阪を入れ替えるだけの構想に過ぎません。
他の道府県からすれば、東京か大阪かの選択に過ぎず、自治の観点が失われています。
プライドのない政治家は東京に仕えるか、大阪に仕えるかの違いでしかないでしょうが、
市民からすれば東京と大阪のどちらかを選べと言われても困惑するだけです。
そりゃ大阪を選ばずに地方自治を選ぶのが当たり前でしょう。
もし、維新が本気で全国政党を目指すのであれば、「大阪都構想」を捨てざるを得ず、
しかし、それをしてしまえば維新の存在意義が消えてしまう、
だから上手くいかなくなるのは必然なわけです。
大阪の利益のためでしかない政党ですから。


◆ニュースネタ 「子どもの声は騒音ではない」法律で定めることも視野に政府検討 社会の意識は変えられるのか
少なくとも言えるのは、こういう時に法制化を言い出す議員は信用してはいけないということです。
法律を取り締まりの道具としか考えていないから。
彼らにとっては法律は単なる権力装置に過ぎず、搾取の道具でしかないからです。
意味のない法律を作ろうとする議員は国民にとって排除すべき対象と考えましょう。

取り締まりのためではなく、意識を変えるために法制化する、
例えば4月から導入された自転車のヘルメット装着の努力義務がそうでしょう。
確かに以前よりもヘルメットをかぶる人を見かけるようにはなりましたが、
劇的に増えたとは言えず、大半の人はまだヘルメットをかぶっていません。
シートベルトのように取り締まりを求める声もありますが、
ヘルメットをかぶっていない人に違反を取り締まる手間の方が大きすぎ、
スピード違反のように不公平感が強まるだけですから意味ないでしょう。
シートベルトは既に付いていましたが、ヘルメットは付いてませんから…
それならば、自転車購入の際にヘルメットの有無の確認を義務付けた方が効果ありそうです。
自転車の場合は一手間ある分だけ、浸透に時間はかかると思われます。

同じことが騒音問題でできるかと言えば、そうは思いません。
なぜなら、騒音であるか否かはケースバイケースでしかないからです。
例えば、真昼の通常の子どもの声は許容できたとしても、
園児が一斉にサンシャイン池崎の物まねをしたら、そりゃ騒音でしょう。
子どもの声は騒音ではないから、図書館や博物館でいくら騒いでもOKともなりません。
また、「子ども」の範囲がどの程度になるか分かりませんが、
部活の朝練で早朝6時半から大声を出していたら騒音でないと言えるのか?
昼間は許容できても、朝や夜では許容されないことも幾らでもあります。
それらを一律に「騒音ではない」と規定するのは、少々杓子定規が過ぎるでしょう。

近年の子どもの騒音問題に関して言えば、両者の関係の希薄さが主要因でしょう。
子どもがいない、子どもと関係しないから我慢の程度も下がってしまいます。
今の状態で「子どもの声は騒音ではない」と決めつけてしまえば、
両者の溝は深まるばかりで、社会が理解してくれないと嘆き、
最悪の結末を迎えることは想像に難くありません。

もう一つ忘れてはならないのは、高齢化や耳の酷使による聴力の衰えです。
聴力が衰えると、耳の外の音ではなく、耳の中の音を拾うことが多くなるため、
他人には聞こえない自分だけの騒音に悩まされることが出てきます。
子どもの声が騒音に感じるようになったら、耳の検査をすることをおススメします。
聴力の衰えが音の騒音度合いを引き上げている可能性もあるわけです。

そういった事情を与せずに、「子どもの声は騒音でない」と法律で決めつけることは、
少々荒っぽいやり方と言わざるを得ないでしょう。
法律で定めて効果のあるもの・ないものはあるわけです。
それは具体的であればあるほど、効果を発揮し、
逆に曖昧であればあるほど、効果は下がります。
そんな当たり前のことを認識せずに、ただ法律で定めればいいと考えてしまうのは、
国民を法律で縛りつけて当然という驕った意識があるからに他なりません。
そういうことを言う人は信用してはいけません。


◆アニメの話 『推しの子』1話のネタバレあり
今期で一番評価されているアニメですが… どうなんだろう…
関連してネオゲッターロボが話題になりましたが、「究極」しか合ってないじゃんw
まぁ、いいんですけどね。
『STORM』好きだし、ゲッターシリーズでネオゲッターロボが一番好きだし。
こういう形でも脚光を浴びるのは嬉しくないわけじゃありません。

注目の2話目以降ですが、現時点では1話を超えられてないのが気になります。
思った以上に黒幕探しに熱意がないというか…
まぁ、作品的にはそれでいいんだと思いますが、
1話目のピークからなだらかに勢いが落ちていくのは気がかり。
中盤の盛り返しに期待したいです。

1話目の倫理的問題点は既に指摘した通りですが、
敢えてネタバレになるので踏み込みまなかった問題点として、
主人公の推理の強引さが挙げられると思います。
…まぁ、これに関しては情報差があるので仕方ない面もありますが、
視聴者はストーカーが主人公もヤッてることを知ってるわけじゃないですか。
でも主人公は未だにそれを知らない。
だから視聴者はあのストーカーなら住所特定もやりかねないと思う反面、
主人公は簡単にあのストーカーがそんなことできるわけないと思っちゃう。
そういう意味では、最初の犯行シーンは隠した方が説得力が増したと思います。
それと主人公の父親以外から情報漏洩するわけがないという思い込みもまた、
芸能界の闇を描いたこの作品らしくない思い込みのようにも思えます。

そう考えていくと、1話目ラストの推理はかなり強引すぎで、
もう少しゆっくり掘り下げても良かったと思うんですが、
あまりに長すぎる1話目の尺で、ああなっちゃったのかもしれません。
もういっそ1クール全部使っても1話の内容やっても良かったんじゃないかな。
現時点で1話目を超えていないだけに、そう思ってしまいます。