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2020年10月30日

デジタルとアナログ

wikipediaで調べても、しっくりいく説明がないので恐縮ですが、
自分が昔見た説明では『連続性』と『非連続性』というものがありました。
時計を思い浮かべれば分かりやすいと思うのですが、
アナログ時計は針が途切れることなく回転し続ける『連続性』の世界であり、
デジタル時計は数字が飛び飛びで表示される『非連続性』の世界である、と。

しかし、当然ながら、デジタルの『非連続性』で現実の『連続性』は表現できないので、
デジタルでは『非連続性』を繋げることによって『連続性』を再現する必要があります。
つまり、デジタルにおいて最も大切なことは「何の『非連続性』を使うか」です。
時計であれば、何月・何日・何時・何分・何秒を繋げることで時計として機能し、
データであれば、何月・何日・支払い場所・代金・支払者名義等の『項目』によって、
初めて『非連続性』で『連続性』を再現することができるわけです。
大切なのは、何を用いて再現するかであり、それこそが評価の基準になるわけです。

考えてみると、『音楽』や『法律』は実にデジタルです。
『音楽』はドレミファソラシドという非連続的な音階を用いて、
滑らかな連続性を持った曲を作りだします。
ド・レ・ミのいずれもそれ自体が意味を持っているわけではないのに、
それを組み合わせることで、曲という意味が持つのは実にデジタルです。
『法律』も判例法主義(英米等)の国は例外的だとしても、
成典法主義の国では条文に用いられている法律用語を解釈して意味を見出します。
『または~』『もしくは~』『~に基づいて』は、
それ自体で法律的意味を持ちませんが、
条文においては、先後関係や優先関係を示す解釈の手がかりとなります。
法律家は条文を用いて、現実の問題を再現して法判断をしているわけです。

よく『アナログ人間』という言い方をされますが、
一般的にはコンピュータ等のデジタル機器を使えない人を指しますが、
上記のアナログの定義を用いれば、
『連続性』を重視する人間ということになるでしょう。
つまり、個人的な付き合いの長さで物事を考える人が『アナログ人間』です。
会社において、取引先を決める時に、相手の担当者との個人的付き合いで決めがち、
「あの担当者とは気心が知れているので~」「毎年お歳暮を貰ってるので~」等々。
取引先の会社の実績ではなく、付き合いという『連続性』で考えがちな人です。
逆に、『デジタル』的に考えれば、そういう付き合いの長さよりも、
項目で下された客観的評価で決することになります。


昨今の菅総理の改革表明や日本学術会議の議論を見ていると、
実に、この『アナログ』と『デジタル』の差を感じます。
改革自体は『デジタル』だと思います。連続性を改めるわけですから。
そうなると、大事なのは『項目』であり、何を用いて何をするのかです。
携帯電話料金の値下げにしても、脱ハンコにしても、
地方銀行再編や中小企業改革にしても、そこが見えてきません。
何の項目を重視して、何をなそうとするのか。
そこが分からないから中身がスカスカなんです。

菅政権で起こった日本学術会議の6人の任命拒否や、
安倍政権時の新型コロナ時の休校指示・緊急事態宣言の発令と解除、
それらが『デジタル』な判断であれば、そう評価するための『項目』があったはず、
その『項目』を明らかにするだけで、国民に対しての説明になるはずです。
『総合的に』と聞くと、色々と判断したんだなと思いがちですが、
問題なのはその『色々』の中身であり、それを明らかにすることが説明です。
コロナ関連の判断材料でも日本では必ず『総合的に』と言う言葉が出てきます。
それはデータに忠実に判断するのではなく、
都合の良いデータのみを採用し、評価者の価値判断=アナログを挟み込むのです。
我々が欲しているのは、デジタルなデータによる評価なのに、
わざとそこにアナログな政治判断を挟み込もうとする。
つまりは、日本の政治においては『デジタル』なデータを重視せず、
『アナログ』な政治家の判断に重きを置いているのです。
それは、つまり、『恣意的な判断』ということです。

菅政権は『デジタル』庁の設置を表明していますが、
むしろ、一番アナログなのは政治家の頭の中身でしょう。
縁故や好き嫌い、気分といった曖昧な判断ではなく、
データによって示された評価で判断することが重要だと示したのが、
今回の新型コロナ対策の課題だったわけです。
逆に言えば、データで政治判断ができるのであれば、
政治家はそれほど必要なくなるわけですから、
日本の政治機構が真に『デジタル』化できるのならば、
今の国会議員は半分以下、1/3以下で十分でありましょう。
衆議院は100人程度で良いですし、参議院は地方自治体の首長が兼ねれば十分です。

勿論、『デジタル』にも欠点があります。
『項目』が人間の感情等の現実を評価しきれていなければ、
それはデータとして意味がなくなってしまいます。
そこが評価者=政治家のセンスになってくる時代が来ることでしょう。
そうなると、もはや政治家が世襲する意味自体がないわけで、
必要な能力はむしろ今の官僚がしている事務と評価能力の方です。
そういう意味では、今の政治家のやっていることは実に『アナログ』です。
もっとも『デジタル』化するべきなのは、政治家の頭の中なんです。


◆ニュースネタ 臨時国会が開かれるも…日本学術会議問題関連
●枝野氏「支離滅裂の答弁。辞職もん」首相を痛烈批判
所信表明演説は、小学生のようなやることだけを列挙した作文程度の内容で、
唯一踏み込んだのが2050年までの二酸化炭素排出実質ゼロでしたが、
具体的な解決策は何も示されず、原発頼みの状況を明らかにしただけ…
注目された日本学術会議関連の質問に対しても… はぁ…
内閣法制局はちゃんと説明してるの? 忖度し過ぎて説明まで省きすぎじゃね?
今後、最高裁判事の信任投票では内閣法制局出身者は全員×にしますね。
これじゃ法律知らなすぎってことになっちゃいますよ…仕事しろ。

日本学術会議法違反を問われてるのに、憲法15条で法律違反でないと言うのは、
安保法案を守らなくても、憲法9条に違反しているから守らなくて良い、
特定秘密保護法を守らなくても、憲法21条で通信の秘密が保護されているから無問題、
共謀罪を始めとする犯罪も、憲法18条の奴隷的拘束からの自由に反するので
法律を守らなくても良い、と言っているのと同じことです。
一応、憲法違反の疑いがあっても、法律として機能してるんだから、
それを守らなければいけないのは当たり前のことでしょう?
憲法に反するから法律を守らないなんて通りません。
(まぁ、日本の裁判所の違憲立法審査権は事実上ないようなものですが…)

どうしても説明に窮して、憲法を使わなければならないのならば、
「憲法15条の精神に基づいて解釈すると」といったように、
憲法を直接引用するのではなく、解釈としての引用に使うべきです
(とはいえ、国会で形式的任命と断言してるので、解釈も糞もありませんが)。
そういう説明になっていないのは、どこかで説明を省いて聞いているとしか思えません。
ぶっちゃけ、政府全体が馬鹿丸出しです。

憲法違反の問題にするなら、憲法23条の学問の自由に反することになりますし、
全くもって説明になっていません。
憲法で競合する権利の優先関係を示すために『法律』があるのに、
その『法律』を無視してたら意味ないじゃないですか…
法律を恣意的に解釈するどころか、法律を守らなくていいと首相は言っているのだから、
そりゃ無茶苦茶と言うしかありません。

百歩譲って、日本学術会議の選定方針に問題があるとしても、
それは6人だけを排除する理由になっていません。
方針に問題があるのならば、全員拒否すべきでしょうに。
その6人が年齢・性別・所属大学等の何のバランスを乱しているんですか?
バランスというのは全体を見ないと分からないのに、
特定の6人を排除しただけで、簡単に取れるバランスなのでしょうか?
アホなの?

任命拒否をしている今の違法状態の責任は誰にあるのか?
日本学術会議なのか、総理大臣なのか。
特定の6人が何のバランスを乱しているのかも分からないのに、
他の後任を考えることなんてできるわけがありません。
そりゃどっちが悪いのかと考えれば、総理大臣の方でしょ。
みんなそう思ってるから、政府を擁護している人でも説明が必要と言ってるんじゃないの?

そういう法律なんて無視という姿勢が、中国やロシア、戦前の日本を彷彿とさせるんですよ。
自分の理想がないだけに欲望に歯止めがない。
そういうタイプは逆らう者を皆殺しにするまで気が済まなくなるんですよ…


●仏メディアも「なぜもっと抗議しないの?」学術会議問題、菅首相が“逃げ切れる”理由
憲法学者は憲法を知っているが故に、その限界も知っているということでしょう…
日本の裁判所に違憲立法審査権は、事実上、存在していないようなものです。
あっても行使できないんですよ…
なにせ、具体的事件がないと法判断できないわけですから。
アメリカのように直接的に州法が違反しているかどうかを議論できるわけではありません。
誰かが具体的被害を受けてからでなければ、法律が憲法に合致してるかどうかを問えず、
しかも、それを行えるのが最高裁だけなので、そこまで法廷闘争をやらなくてはなりません。

尊属殺人事件等、余程の事件でなければそこまで戦うことはできず、
今回の日本学術会議の事件で具体的被害が出てくるとしても数年後の話、
そこで裁判を行うというのは非現実的な話でしょう。
そこが日本の違憲立法審査権の重要な問題です。
どちらかといえば、行政不服審査法の範疇なのでしょうが、
それを判断するのも政府機関ですから、無駄なことなのは明らか。
結局、日本では憲法違反や法律違反を問うても、戦える状況にないのが実態です。
それ故に、世論が支えなければならない、ということを覚えておいて欲しいです。


●任命拒否で支持率急落、菅首相は「実務型」に徹せよ
日本学術会議を政治的にどう位置付けるかは、全く別の問題なので、
その点に関しては評価しません。
そういう意見も当然あるだろうと思います。

話を戻しまして、菅総理は「実務型」の皮を被った「イデオロギー型」と見てます。
ぶっちゃけ、菅総理は左翼思想家ですよ。
常に「改革しないといけない」という強迫観念から始まっています。
それは裏を返せば現状の否定、保守とは対極に位置するわけで、
そういう意味では、菅総理は左翼思想家に見えます。
「実務型」と思われる改革内容も中身はスカスカで見えてこない。
やろうとすることが大雑把で乱暴。
過激な改革を望む左翼思想家が大好きな要素じゃないですか。
むしろ、菅総理こそ、ザ・左翼です。

改革することは悪い事ではありませんが、問題はその中身です。
現状分析として何が問題になっているのかを正確に捉え、
その解決法を考えなければ改革ではありません。
その現状分析ができていないから、改革も変な方向を向いてしまい、
特定の人間を利するだけの結果になってしまうのです。


●橋下氏「サンモニだったら真逆」軍事科学研究賛成88%に感謝
冒頭しか見てませんでしたが、
明らかに軍事研究を奨励するような番組の流れだったような…
でもドローンの飛行とか制限したのは政府だし、
単純に研究を独占したいだけじゃねぇのかな?
●「死んでも4時間後に生き返る」自衛隊が現実離れした訓練を続ける根本原因
日本の軍事研究の立ち遅れを心配するより、
自分達の頭の時代遅れを心配した方が良いのでは?
戦前の特攻思想のまま作戦を立てても意味ないでしょ…


◆ニュースネタ 携帯電話料金の値下げ?…ではありません
●KDDIとソフトバンク 携帯電話の新料金プランを発表
マスコミはマジでゴミ… わざと勘違いするように報道しやがった…
ウチの両親も完全に勘違いしてましたな…

第一報のような『KDDIとソフトバンクが携帯電話料金を値下げ』したわけではなく、
両者のサブブランドであるUQモバイルとYモバイルにおいて、
大容量20G向けのプランが4000円前後で提供される予定、という話です。
そもそも、KDDIとソフトバンクの携帯電話を使っている人は、
サブブランドへの変更手続きをしなければなりませんし、
ドコモはサブブランドは持ってないので一切関係なく、
しかも、毎月20G使う人って、外で映画やゲームをダウンロードしまくりな人ですから、
家庭にWifiある人でそんなに使う人はまずいませんので、
多くの人々にとって無関係な話なわけです。

では、なぜ20Gの新プランを発表したかと言えば、
菅総理の携帯電話料金の値下げの要請に応えたフリでしょうね。
2Gや3Gの容量の少ないプランは2019年に値下げが進んでおり、
今回は20Gとの国際比較で高過ぎると批判されたので、そこを下げたのでしょう。
まぁ、でも現実的に20Gも使う人は全てのインターネットをスマホでやっている人で、
家庭のパソコンでWifi使ってる人が使い切る容量でもないので、
経営的にはそれほど痛手にならないのでしょう。
むしろ、それだけ使う人は通信の安定性を重視するでしょうから、
わざわざプランを変えることもしないんじゃないですかね…知らんけど。
結局、政府の批判が的外れだから、多くの国民にとって無意味なものになるんです。

とはいえ、NTTがドコモを年内にも完全子会社化すれば、
状況が大きく変わる可能性はあります。
長引くデフレで分かり切ったことですが、値下げ競争の勝者は体力のある企業です。
つまり、値下げ合戦は大企業ほど勝ちやすいんですよ。
そりゃNTTが本気で値下げ合戦をしてきたら、他は太刀打ちできないでしょう。
そういう可能性はあるだけに、値下げが一定程度進む可能性はありますが、
それが終わったらサービスごてごてにして事実上の値上げになるだけなので、
全く恩恵がなくなるとは思いますけどね。
実際、2019年の値下げも、スマホ本体の価格上昇と割引率低下によって、
相殺されるどころか、消費者の負担は大きくなってるぐらいでしょうに…

2020年10月13日

法律の読めない総理大臣

前回の『馬と鹿』が想像以上にマッチし過ぎていたので、
同じ話題なら、敢えて変える必要もないかなーと思ったものの、少し変えてみました。

日本学術会議の任命拒否の問題を再三取り上げていますが、
この問題がなぜ問題なのかと言えば、総理大臣が法律を読めない点にあります。
日曜日の会見では、「推薦票を見ていない」とか言い出し、
それを慌てて官房長官らが取り消したりと、対応が二転三転しています。
つまり、菅総理大臣は法律が読めていないんです。

昔、『漢字の読めない総理』がいましたが、今度は『法律が読めない総理』。
もっとも、別に総理大臣が法律家である必要性はないのですが、
問題はそれを周囲が諫めない=忖度して迎合してしまっている点です。
明らかに学問の自由≒自治の問題であるのに、学問の自由の問題ではないと言い切ってしまう点、
仮に総理大臣が任命しないことが法律的に可能であったとしても、
その結果として日本学術会議の機能不全になった場合の責任を誰が負うのかという点、
それを分かっていれば、簡単に任命拒否なんてできないはずもないのに、誰も止めようとしない。
だから無茶が生じてしまうんです。
『鹿』を『馬』だと言っても無理なんです。『鹿』は『鹿』に過ぎません。

マスコミも同様。声の大きい奴ばかりが重宝されて、真実性が無視される。
橋下さんは学術会議批判の初動をミスしましたね。
今やもう恥の上塗りばかりで大変なことになっちゃってます。
そんな人が構想した『大阪都構想』だから、当然、無理があると思われちゃう。
結局、大阪府全体で市町村制から特別区に移行するならまだしも、
大阪市内でやっても、特別区に分割されるだけの結果に終わり、
合理的に再構成されるわけではないという問題があります。
浜松市が合併で政令指定都市になりましたが、特別区の再編は棚上げ状態で、
なかなか住民の意識は新しくなりません。
最終的には大阪市民が決めることですが、
大阪市が分裂されただけに終わったとならないように心がけて欲しいです。
地方民からすれば、どうでもいんですけどね、本当に…


◆ニュースネタ 日本学術会議の再編と任命拒否は全くの別問題である
●【独自】学術会議を行革対象に…政府勧告10年なく、組織・運営の見直し検討
日本学術会議に予算を幾ら分配するかや、組織をどう位置付けるのかは、
行政機構の問題ですから、政府が勝手に判断すれば良いことです。
でも、それと学問の自由に抵触する任命拒否とは全くの別問題です。
自治に口を出したのだから、それは学問の自由の問題であり、
日本学術会議を行政としてどう位置付けるかは次元の違う問題です。
日本学術会議が国民にとって必要のない組織だと判断できるならば、潰せばいいことです。

しかし、当然、その代償は受けることになります。
●小沢一郎氏、学術会議の任命拒否問題をバッサリ「ノーベル賞発表の最中、タイミングとしても最悪」
国際的に学問界を軽視しているイメージを与えることは、
国際的学会での日本の相対的な発言力を弱めることに繋がります。
また、政府内に取り込んでいた「学者のお墨付き」がなくなることで、
個々の政策への批判が強まることになるでしょう。
そして、学問界を軽視していると学生や若手研究者に受け取られてしまえば、
昔ならアメリカに研究者を取られていた所が、今度は中国に攫われることになりかねません。
なぜ、アメリカに研究者を取られるのか、中国に研究者を攫われるのか?
それは簡単なことですよ。日本で学者が尊敬されていないからです。
給料が相対的に低い、研究費も削られる、研究しても評価されない、
それじゃ外国に人材が流れてしまうのは必然的なことです。
今回の騒動がそれに拍車をかける可能性が高く、
優秀な研究者はさらに海外へ流れていくことでしょう。
日本学術会議への批判の中で、中国を絡めた批判が見られましたが、
私はむしろ逆だと思うんです、圧迫すれば中国に逃げる、
研究を認めてくれる所に流れてしまうのは当たり前のことだと思います。
何ですかね、日本は実用的な研究開発や軍事研究分野以外はどうでもいいんですかね?
ノーベル賞とかもう二度と生まれませんよ…

今回の騒動で分かったのは、政府・自民党は憲法を微塵も理解していないことです。
『個人の学問の自由』とか言ってる時点で、もう理解してない。
個人単位ならば表現の自由と思想良心の自由で足りるでしょ?
だから、そっちも理解していないとしか言いようがありません。
政府・自民党の頭の中は明治憲法と一緒で、「認められた自由」に限定しており、
原則自由という頭がないようです。経済は新自由主義なのに、ふっしぎー。
だから彼らの改憲案など見るに堪えません。
憲法を国民を支配する道具としか考えていないのだから、語る価値もありません。
貴族政を超えた王政復古に誰が従うのか。
ましてや、その王は明治憲法のような天皇でさえない。
尊敬できない俗物を、総理大臣とい名の王として称える必要がどこにあるのか?

●橋下氏、学術会議は「政治介入」 持っているのは任命権でなく推薦権
この人の視点は法律家のそれじゃないんだよなぁ…斬新すぎるわ(苦笑)
「~の推薦に基づいて、内閣総理大臣が任命する」と法律で定められているので、
必ず推薦名簿を見て任命しなければなりません。
内閣総理大臣が勝手に推薦外の人を指名することもできませんし、
仮に任命を拒否できたとしても、拒否された人を再推薦することも妨げられません。
そうなってくると、延々と繰り返される推薦と任命拒否において、
どちらの方が責任が重いでしょうか? そりゃ任命拒否する方でしょう。
日本学術法の推薦基準(学術的評価)を満たしていないという合理的な理由がない限り、
任命拒否ができないのですから、当然のことです。
そんな行政が好き勝手に拒否できるわけないでしょ?
婚姻届け出したけど、お前らの態度が気に入らないから拒否するとか、ありえないでしょ?

これを逆に政府側に主導権があると解釈できるとしてしまうと、
法律の委任関係がグチャグチャになってしまいます。
「基づいて」という言葉は法律の中で多用され、優先関係が決まっています。
これが逆転してしまうと、
法律よりも政令や省令等の各組織の決まりごとが優先されることになりますし、
国の業務も地方自治体が勝手に改変していいので、辺野古基地なんて作りません。
各種制度も法律に基づかなくてよくなるので、
杉田水脈の処分を求める署名を自民党は必ず受け取らなければなりません。
法律に基づかなくていいということは、「恣意的=気分で」解釈するということです。
上級国民は保護され、庶民は拒否される、そんな社会です。
…まぁ、およそ法治国家とは言えませんよ…

それと政府が学術会議に答申を求めなければ、何の返答もないわけですから、
政治介入も糞もないですし、答申内容に必ず拘束されるわけでもありません。
これのどこが政治介入になるのか、サッパリ分かりません。
いつのまに日本学術会議がそんな権力のある組織になったんですか?

どうにもこうにも、日本は学者を見下し過ぎです。
だから厚生労働省は日常的にデータを改ざんしてましたし、
コロナの時も情報をひた隠しにして、わざわざ政治判断を挟んで捻じ曲げていた。
台湾のコロナ対策の成功がどこにあったのか。
データを忠実に政策に生かしたからじゃないですか。
デジタル庁を作っても、データの有効性を理解しようとしない政治家では、
全くもって意味がありません。
勝手に自分達の偏見でデータを捻じ曲げちゃうんですから、意味ないでしょ、そんなもん。

●静岡知事に「学歴差別だ」 学術会議めぐる発言に批判
『鹿』を『鹿』と言って何が悪いのか。
政府が『鹿』を『馬』と言えば、『馬』と言わなければならないのか?
これはそういう類の問題です。
そりゃ教養ないだろ。『鹿』は『鹿』なんだから。

どうして正しい意見が叩かれ、声の大きい嘘を信じるんでしょうか?
そりゃ誰も太平洋戦争を疑わないわけですよ…

●菅首相、105人の名簿「見ていない」 任命再考は改めて否定
もう知ってますけど、あなたは馬鹿で嘘つきでしょ…? 呆れます。

「自分が見た名簿は99人だったから、99人を承認した。
 手違いで6人外れていたようなので、再提出して貰えば任命する」
とすれば、少なくとも総理大臣の責任は免れることができましたが(嘘つきですが)
(+代わりに外したとされる官僚が改ざん事件以上の処分を受けますけど)、
「今回の任命について変更することは考えていない」としてしまったら、
今の時点で任命拒否していることから、帰結は同じじゃないですか。
総理大臣が何らかの判断で任命拒否しているという状態は変わっていません。

その言い訳にしても、事前に日本学術会議が6人の任命漏れの説明を求めていますし、
記者会見でも「総合的・俯瞰的視点で判断」と言っていますから、
何かしらの『判断』をしたのは間違いなく、
実際に6人の任命漏れについて質問されていますから、
幾らでも『手違い』があったことには気づけたはずですですし、
再任命に関しても拒否する姿勢を見せていましたから、
『手違い』では済まされません。

見識が全くない上に説明不足、そして嘘つきと、どうしようもありません。
道理というものが一切存在せず、その場しのぎの言葉を誰が信じるのか?
何も信じられませんよ。信じさせるだけの言葉が全くありません。

●学術会議問題で垣間見える菅政権の新自由主義。
なるほど、思想的に考えると、そういうことになるんですね…
法律を無視していることには変わりありませんが。

新自由主義者は、今、アメリカで起こっている黒人運動をどう考えるのでしょうか。
結局、強い者を保護して、弱い者を排斥すれば、差別と排除が横行し、
それが犯罪や暴動という形で爆発してしまうのは分かり切った事じゃないですか…
それさえも個人情報収集や物理的圧力で屈させようと思うのかもしれませんが、
心まで屈させることなんて不可能ですよ…


◆ニュースネタ GoToイート、少額飲食対象外 農水省、ポイント稼ぎ防止
悪いのは予約サイトではなく、政府の制度設計の方でしょ?
何で予約サイトが対応を怠ったみたいな言い方してるねん。
そもそも、予約サイトで客が何を注文するかまでは確定してないでしょうに。
それはもう予約の時点でチェックはできない話で、実際に来店した後の話でしょ?
それよりは政府がそういう制度に改めましたとするべきでしょう?
何で予約サイトがわざわざ対応せにゃならんのよ。声かけぐらいしかできないじゃん。

まさか、レストランのコース料理しか予約されないと思ってるんですか?
笑えない、笑えない、全くもって笑えない…
…そして、それが十分あり得そうと思っちゃうから、笑えない…

(追記)
本当にコース料理に限定しだした…いや、店によるんでしょうけどね…
気軽に飲食店に寄ってもらうという趣旨から外れまくってるじゃん。
今回も「誰を」助けたいのか分からなくなりましたね。
予約サイトとコース料理メインの高級料理店だけを助けたかったんですかね…


◆ニュースネタ GoToトラベル割引減額 給付金を追加の方向
大手旅行会社に現金せびられた末に、あっさり屈してしまった図。
未だに仕組みをよく理解していませんが、会社ごとに割引の枠が決まっているようですね。
つまり、大手の旅行会社であればあるほど、利用率が高くなるので割引予算が減りやすく、
相対的に利用者が少ない地方の旅行会社ほど、割引予算の枠が余っているということ。

本来ならば、これで大手旅行会社から地元の旅行会社に乗り換える所ですが、
給付金を追加してしまえば、最終的に児者と旅行会社の割引枠が余ることになります。
つまり、今回も誰を助けたいのかというと… そういうことです。

およそ、政策を行う際には政策目的と政策効果が一致しているかを考えますが、
今の政府はそういう視点が根本的に欠けており、
政策目的と政策効果が完全にズレてしまっています。
金のある奴だけ助ければいいという姿がアリアリ…
そんな奴らに地銀改革とか中小企業改革ができるわけないでしょ? アホらし。


◆ニュースネタ 行き過ぎの脱ハンコ議論
●【速報】婚姻・離婚届 オンライン化へ 脱ハンコも
馬鹿だろ? 何で一生に一度書くかどうかの書類を脱ハンコにすんの?
そんなの誰も利便性を感じないでしょ。
あなた達は毎年結婚と離婚を繰り返す生物なのですか?
誰がこれを便利だと思うのよ? 何のために脱ハンコすんだよ? 本末転倒。

とりあえず変えればいいと思ってるから、こんな馬鹿なことをやり出す。
いつのまにか中国人との婚姻届けを提出させられていたとかいう時代に、
本人の意思をどう確定的に書類に反映すんのよ?
そんなもん闇金がハンコを買ってきて押せば婚姻届けの完成じゃん?
『借金したら、いつのまにか結婚させられてたんだけど…』で良いわけ?
そして、裁判でそれを否認しようとしたら、どう証明すんのよ。
一応、印鑑の証明力が存在しているのに、その証明力を否定されたら、
何をもって婚姻届けと離婚届けの無効を証明すんのよ?
離婚する夫婦も仲良く役所に提出しに来てください、って、お前は言うの?


◆ニュースネタ コロナで借金膨らむ女性たちの末路 怪しい副業に手を出し泥沼に…

客観的には、そんな投資詐欺に乗るなよと思っちゃいますが…

これは何となく思ったことなんですが、こういう人って健康食品とかにも弱そうですよね。
そうなってくると、「無料のお試しセット」みたいなのに申し込むと、
その名簿が巡り巡って詐欺グループに引っかかりやすい人リストみたいな形で、
出回ってしまう可能性ってないんですかね?
自分が仮に詐欺グループだったらそうしますが…ってことは、そうしてんだろうな…

無闇やたらに無料お試しセットに申し込むのは止めた方が良いかと思います。
個人情報がどういう形で流出するのか分かったものじゃないですから…


◆ニュースネタ 芸能人の呼称に関して思うこと
●水道橋博士 SNSでのタメ口に苦言「お前、同級生かっていう」
うーん… こういう時に思うのが、
「あなたは『ドラえもん』『さん』って言いますか?」
「あなたは『ケンシロウ』『さん』って言いますか?」
「あなたは『サザエ』『さん』って言いますか?」←言うじゃんw
ということです。
勿論、実際に会って、呼び捨てするのは違うと思いますが…

結構、事あるごとに言ってますが、芸能人が売っているのは自分自身ではなく、
自分の芸能人としての『イメージ』ですから、
それはメディアで見る限りは二次元キャラと何ら変わりがありません。
自分とは違う『イメージ』を売っているのだから、
その『イメージ』に対する呼称に拘るのはナンセンスです。
上記の例と同じ。『ドラえもん』さんって言えよ!という話になります。

しかし、実際に会った場合は、芸能人のイメージではなく、
一人の人間に対しているわけですから、普通に敬称を付けるのは当然のことです。
プライベートの時に「サイン下さい」とねだるのも、やはり違うでしょう。
そこに居るのはサービスして当然な『芸能人のイメージ』な二次元キャラではなく、
『生身の人間』という三次元キャラがいるわけですから、
1人の人間として対応するのは当たり前のことでしょう。

2020年10月07日

馬と鹿

※米津玄師さんの歌の方ではありません(^^;

昔、中国の秦の2世皇帝・胡亥の頃、
宦官(チンコ切って後宮のお世話係をしていた男性)の趙高が権力を握りました。
趙高は皇帝に対して、『鹿』を『馬』と言って献上した所、
宮中ではその『鹿』に対して、「これは鹿である」と生物学的に言ったものから、
「これは馬である」と趙高の御機嫌取りに出るものから様々でした。
その夜、趙高は『鹿』を『馬』と言った者達を逮捕し、
法令違反があったとして処刑しました。
これが『馬(と)鹿』の語源です。

一体、誰を表して『馬鹿』なのかは、私にも分かりません。
バカ正直に『鹿』と答えて殺された人が『馬鹿』なのか、
ご機嫌取りしでまでも生き延びようとした人が『馬鹿』なのか、
それとも、このやり取りを生み出した趙高以下の全ての人が『馬鹿』なのか。

ちなみに、趙高は秦国内では権力を欲しいままにしましたが、
その頃には陳勝・呉広の乱、それに続く項羽と劉邦と反乱が相次ぎました。
趙高は手柄を立てたものを漏れなく殺してしまったので、
残ったのは一族と無能で忠誠心のない奴らばかり、
ついには敗戦の責任を二代皇帝の胡亥に押し付けて暗殺。
三代皇帝として子嬰を擁立しようとしましたが、逆にその子嬰に殺されました。
趙高の一族は皆殺しにされ、数日後には子嬰らは劉邦軍に降伏、秦は滅亡を迎えました。


何でこんな話をしたかと言えば、この話が菅総理に似ているからです。
『学問の自由』の問題を『学問の自由の問題ではない』と言い張る。
菅総理が『馬』と呼んだら、官僚も自民党員も『馬』と呼ばなければならない。
『鹿』と言った奴は左遷されてしまうということ。
これこそが『馬と鹿』でしょう。

さて、一体、誰が『馬鹿』になるのでしょうか。
『鹿』だと言った学者やマスコミが憂き目に遭うのか、
『馬』だとゴマをすった自民党やマスコミが国を滅ぼして滑稽さを晒すのか、
それとも、そんなやり取りしか見せられない国民が『馬鹿』なのか…


◆ニュースネタ 産経新聞は中学生以下の憲法知識なのか?
●「パンケーキ食べたい」のは一体誰なのか? 菅首相の気さくアピールに隠れる“国民総忖度社会”の恐怖
日本国憲法の定める学問の自由≒大学の自治であることは、
およそ憲法を学んだことのある人ならば、常識中の常識ですから、
中学生でも分かる自明の理です。

今回の日本学術会議の任命拒否が、大学≒学問界の自治に関するか否かは、
全く検討の余地がないこともありませんが、
菅総理同様に、そういった言及をなしに「学問の自由の問題ではない」、
と言い切ってしまうのは、学問の自由に対する理解が足りないと言わざるを得ません。

以前から程度の低い新聞だとは思っていましたが、
中学生レベルの知識しかない新聞から一体、何を得ればいいのでしょうか?
あまりにも酷過ぎます。知識人のレベルにも達していない。
せめて高校で学び直してください、お願いします。

あまり他人を悪く言いたくはないのですが、
いわゆる『ネトウヨ(ネット右翼)』なる民は、
およそ自由意志というものを持っていないのでしょうか?
菅総理のやっていることは、学会の弾圧であり、それが反対派への弾圧を意味し、
強いては改革の方向性は同じでも方法論が違う人間への弾圧にも繋がり、
最終的に権力へ同調する人間以外は排除され、
マンパワー不足から権力へ同調する人間も搾取される社会になるというのに、
自分はそのどこにも属さず、排除されず搾取もされない自信があるのでしょうか?
何も考えず、ひたすらに権力へ同調する人間になってみたいものです。
そういう人は日本の公務員に向いてますよ。
あれは考える頭を抜き取られてしまった職業ですからな…自由意志を持てない。

そんな生き方を私もしてみたい…
まぁ、それは自分的には死んでるのと同義なので、御免被りますが。


●無知に浅知恵、はてはデマまで。日本学術会議会員任命拒否問題が露呈させた与党自民党政治家の低劣ぶり
完璧な反論ですね。
ここまで来ると、憲法23条がバカ発見器として機能してるように思えます(笑)
法学部の必修科目である憲法の赤点レベルの回答ですから、
今回の事件を批判している法学部出身の政治家は学歴詐称でしょう。
卒業できるレベルじゃないです。中学生レベルなんだから、入学さえも危ういだろ…

しかし、長島氏の発言はヤヴァイですな…
野党の皆さん、良かったですね、民主党を潰した甲斐がありましたね。
こんなヴァカが民主党にいたわけですから、
希望の党騒動で細野氏を含めて追い出して正解でしたよ。
こんなバカを量産しないように、議員の教育もしっかりお願いしますよ?

冒頭にも書きましたが、これほど『馬鹿』の称号に相応しい事例はないでしょうね…
このバカ発見器で何が見えてくるかと言えば、憲法に対する基本的な考え方です。
憲法を「国家が国民とする約束」と捉えているのではなく、
憲法を「国民を支配する法則」と捉えていることです。
つまり、今の政治家がやっていることは、「国民を支配する」ことに他なりません。
だから反対派が嫌いなんですよ。王政と一緒に考えれば実に分かりやすい。
彼らは王様気分なんです。「裸の王様」という言葉の何たる適切さよ。
今や彼らの意識は「上級国民」を超えた「裸の王様」なんです。

私自身が去年の皇室行事で感じた『違和感』は、やはり違和感ではなかった。
彼らが自分達のことを「裸の王様」と思っているからこそ、
皇室に対する敬意が全くもって存在していない。
皇室は国民の尊敬を集めているからこその皇室なのであって、
憲法も分からない馬鹿な政治家をm一体、誰が尊敬すると言うのか?
これほど民意を得られない勘違い野郎な「裸の王様」はいませんよ。

想像以上に政治家は馬鹿でした。とんでもねぇ馬鹿でした。
中学生以下の馬鹿でした。そんな馬鹿に政治を任せている日本は馬鹿でしかない。


最後にその他の政権批判見解。およそ自分も指摘してきた通りですが。
●菅首相の冷徹な一面 ふるさと納税の問題指摘した官僚を左遷
『自助・共助・公助』に関してはその通り。
自助で済むなら政治家は要りません。全員辞めた方が無駄がなくなるよ?
それこそが真の改革じゃないですかね? 自助で済むんでしょ?
お前ら、存在する意味ないよ?

●首相ゴリ押し「菅製値下げ」が愚策と言えるこれだけの理由 「端末代より通信代」固執の大罪
まぁ、自分はau辺りも危ないと思ってますけどね。
最終的にNTTドコモしか勝たん独占状態になっても不思議じゃありません。
結局、基本料金が下がったのにも関わらず、携帯電話料金が高いと感じるのは、
全てが合算請求されているから、とりわけ端末の分割払いの代金が負担になってます。
基本料が下がっても、分割した端末代が高ければ、そりゃ安いと思う訳ないじゃん?
お前らの改革はその程度のものだということですよ。見てないんだよ、中身を。

●菅政権 携帯料金値下げの先にある「強権的国家」の可能性
官房長官時代に何度となく激闘を繰り広げた東京新聞の望月記者の視点はさすが。
菅総理の性格を熟知していると言えましょう。
菅総理の最大の問題点は自分が改革派であり、改革派こそが正しいと考えてる点です。
ただ、何を改革すれば良いのか分かっていない。
看板だけ掲げて中身がないことから簡単に分かります。
そんなことだから、既得権益を破壊しても、さらに少数の既得権益者を産むんですよ。
それを改革とは言わない。改悪と言う。

しかし、7万円で生活できると思ってんのか? どんだけ庶民感覚ないんだよ…
将来はみんなで裸で公園暮らし、7万円の食費で鍋生活ですか?
食のみで、衣住は存在しないのが将来の日本ですか、そうですか…


●《日本学術会議 任命拒否》なぜ菅首相は「イエスマン人事強行」をくり返すのか? 検察、宮内庁……

記事内でその理由は語られていませんが、
個人的には学歴コンプレックスがあるんじゃないですかね。
口下手で政策論争には勝てないから、口の達者な学者が嫌いということ。
森友加計桜と一緒で、ほとぼりが冷めるのを待っているのかもしれませんが、
己の馬鹿さ加減を晒している以上、漢字の読めない総理と一緒だと思います。
あちらはまだ可愛げがありましたけど… お前にはねぇよ、皆無だよ。


◆ニュースネタ 犬笛吹いて餃子店を休業に追い込むことは「経済を回す」ことじゃない。
何をやっているんでしょうね…
やってることが木下優樹菜氏のタピオカ事件と同じじゃないですか。
堀江氏は名誉棄損になる可能性がありますし、
実際に電凸した支持者は威力業務妨害罪に当たります。
そういう「お客様は神様」的な態度が日本の小売りをダメにしてるんでしょ…

お店の人がダメっていうものはダメなんですよ。
売買契約は客が一方的に結ぶものではなく、
客と売り主の双方で結ぶものでしょ、それだけのことです。


◆ニュースネタ 暗証番号決め撃ちの「逆総当たり」で口座番号も名義もバレバレ!
結局、ドコモ口座事件における口座情報がどう漏れたのかは、
具体的に指摘されていませんが、
なるほど、そういう手口もあるのかと思いました…
暗証番号を無作為に選ぶのではなく、口座番号の方を無作為に選ぶのね…
単純な暗証番号や年月日で使われる数字は避けた方が無難ですね。

例えば、誕生日や結婚記念日やその他の記念日を設定した場合、
最初の二桁は、01~12までのパターンしか存在しません。
さらにその後の二桁も、01~31までしか存在しません。
これだけ狙いが絞れるのは、犯罪者からすれば楽なのでしょう。
できれば、月日に関係しない4桁の数字を選んだ方がいいでしょう。

2020年10月06日

日本学術会議の委員の任命拒否⇒香港の不当逮捕

菅総理大臣の「(政策に反対する幹部は)異動してもらう」という発言、
河野行革担当大臣の「法律は理由にならない」という発言からして、
自らの改革に反対するものは、例え法律に反していても罰するという態度が伺えます。
自分が改革派なのだから正しいと思い込んでいる節があり、
改革の方向性は一緒でも手段に異論があっただけでも反対派として処される、
そういう極端な性格を持っているのが菅内閣です。

一方で、口下手で政策論争は上手くないことから、
口の達者な学者らは嫌いなのでしょう。
それが今回、伺える結果になったように思います。

つまり、今後、何が起こっていくかと言えば…、
①日本学術会議の委員の任命拒否によって、煩い学者は排除する姿勢を示して圧迫
②違法な行政行為をしても、学者に異論を挟めなくする
③令状主義を逸脱した行為を正当化する
 (ex五輪の犯罪対策等を理由に、緊急逮捕の要件を大幅緩和。令状なしの逮捕可能に)
④香港のように不当逮捕が相次ぎ、反対派を圧力によって鎮圧していく
気付いたら、私もあなたも牢屋の中でした…っていうのが、菅内閣のオチ。
そこまで内閣が続くかは分かりませんが、何もしなければ間違いなくそうなるでしょう。



●菅政権による日本学術会議への人事介入は近代社会の破壊行為。著述家が官邸前で単身抗議のハンストを始めたワケ

ここで止めないと、民主主義が崩壊するという意見は同じです。

日本学術会議は、一般国民からすれば分かり難いですが、
総理大臣の諮問会議とはワケが違う学者の国際団体ですから、
例えるなら、弁護士は法務省、医師は厚生労働省が認可を出しているものの、
だからといって法務省や厚生労働省に管理されているわけではなく、
日弁連や日本医師会が自律的に会員の処分等を行っています。
要はそこに口を出していると考えてみてください。
日弁連や医師会に入ることに口を出しているという話です。

仮に日本学術会議の委員が問題が起こしたとしても
総理大臣が委員を罷免するわけではありません。
政府が直接的に管理運営しているわけではないのですから、当然のことです。
この場合の『任命権』は天皇の国事行為と同様に形式的なものと解釈できます。


●「杉田官房副長官、和泉補佐官に政権批判した学者を外せと言われた」学術会議問題を前川喜平氏語る
前川氏が指摘するように、論文の盗用があったなどの、
具体的な拒否理由がなければ、拒否はできないと解釈できます。
明らかに不適切であるという理由を付けない限りは、拒否できないでしょう。

法学部の学生でも簡単に分かるようなことを、堂々と行ってしまう。
そこにこの政権の逸脱性を感じます。
「改革の為なら法律も関係ない」、そこがこの政権の恐ろしさです…
自分も来年には牢屋で強制労働させられてるかもしれませんなぁ…


●学術会議の新会員任命見送り、学問の自由と関係ない=菅首相
これは酷い… 言い訳にもなってない言い訳です。
つまり、漫然と自民党を支持し続けるのはダメだから、
他の政党に入れるのが正しいということでしょうか?(笑)
「特に理由はない。何となく拒否した」という話なら、どうして6人だけ?
日本学術会議の在り方に問題定義をしたいなら、全員拒否するのが筋、
特定の6人を狙い撃ちした理由は全く説明できていません。

しかし、政治家は相変わらず『学問の自由』という概念を理解していない。
学問の自由は、歴史的に西欧で大学自治の元で発展した歴史があるわけで、
学問の自由を保障する上で、大学の自治は必要不可欠な要素。
にも関わらず、歴史的にも日本の政治家は大学の自治を軽視しがち…
今回もそこに口を挟んでくるということは、
学問の自由を政治家が全く理解していないという証拠です。
今回のことからもそれがよく分かります。
学者の自治権を侵害してるから、それは学問の自由の問題なんですよ?

もし、日本学術会議の在り方に問題があるというのならば、
年間10億円の予算をカットしたり、廃止をすればいい話。
それは学問の自由の話ではなく、行政機構の話です。
そちらが本問なのに、わざわざ迂遠な一部学者の排除を行うのは、
嫌がらせ目的以外の何ものでもないでしょう。

もっとも、日本学術会議を廃止できない理由は簡単に分かります。
日本学術会議を国として支えることによって、
学問や科学技術の発展に寄与しているという国際的証明になるわけで、
それを廃止するということは、国際的信用を大きく落とすことに繋がります。
言うなれば、学者のお墨付きを得るために、
日本学術会議を政府が必要としているわけです。
別に学者を単純に庇護しているだけではないのです。
そこの勘違いが今回の驕った行動に繋がっているのでしょう。

逆の構図に当たるのが米軍基地でしょうね。
アメリカに庇護してもらっているのだから、卑屈になって当然という思い込み。
アメリカにとっても戦略的重要性があるから基地を置いているわけで、
その重要性がなくなれば撤退してますよ。
その戦略的重要性をアピールして、より良い条件を勝ち取ることが、
小国の生きる道でしょうに…
そりゃ卑屈になってたら、搾り取られるだけ搾り取られるだけですよ…


●学術会議会員の任命「推薦通りの義務なし」内部文書公開
あまりにも強引すぎる卑屈な解釈ですなぁ…
「推薦通りに任命する義務まではない」とは言えるかもしれませんが、
そうなると、日本学術会議側が拒否された委員の再任命を求めることも可能ですから、
任命請求と任命拒否が延々と続くことになってしまいます。
その間に日本学術会議が機能しなかった場合に誰が責任を負うことになるのか?
それは任命を拒否した方でしょう。
正当な理由なく拒否してるのですから当然です。

法律的に「義務があるとまでは言えない」と、
「拒否することができる」の間には、大きな違いがあります。
「義務があるとまでは言えない」は詭弁です。実生活で通用しません。
総理大臣が任命をしなければ、日本学術会議が回らなくなってしまうのですから、
それは事実上、やらなければならない行為です。

私達は常に義務で行動をしていますか?
そうじゃないでしょ。ほとんどが義務外の行為です。
義務がないことでも社会のためにしなければならないことがあるでしょ?

菅総理がやっていることは、縦割り行政のパワハラそのもの。
法律の初学者でも分かるようなことを強引に推し進める政府、
そしてそれを批判せずに擁護する自民党は、どうしようもない法律オンチです。
そもそも法律用語も良く知らない法務大臣が再就任してるんですから、
どうしようもない法律無視です。法治国家とは名ばかりです…


●菅政権ばかりか、日本学術会議も「学問の自由」を守れていない現実
タイトル的に政権擁護の記事にも見えますが、
政権批判は当然という前提の記事なので、批判がコンパクトです。

学者の弾圧が国民的弾圧に繋がる理由が分かりにくいかもしれませんが、
要は口うるさい人がいなくなると、人は頭に乗るということです。
課していた枷(法律や世論)がなくなると、とんでもないことをしでかすのが世の常。
安全弁を取り外す恐ろしさがそこにはあります。


◆ニュースネタ Go To イートでポイント荒稼ぎ、1品だけ注文「トリキの錬金術」
酷過ぎる… 客のモラルもそうですが、制度を作った奴が酷過ぎる。
おそらく外食を1000円未満で済ませるという感覚がないんでしょうね…
だから、そもそも、最低金額を設定しなかったのでしょう。
そこまで庶民のことが分からないのか、コイツらは…

もう制度的欠陥が分かったのだから、さっさと修正すればいいのに。
ポイントだけむしり取られて終わりですよ、これ。

もっとも、自分は旅行も外食をほとんどしないので、
今回のGoToキャンペーンは完全に対象外で、使う気も起きませんが…
一体、誰のための制度だったのでしょうか。欠陥だらけで酷過ぎる。


◆政治ネタ 岸田氏、大宏池会構想実現に意欲
菅総理が転ぶと相対的に喜びそうなのが岸田氏。
まぁ、それぐらいしかチャンスがない状況なわけですけど…

菅総理が地銀再編という麻生財務大臣の担当分野に割り込んで来たので、
両者の関係を疑問に思う観測が強くなってきました。
少なくとも、現時点で地銀再編において、
菅総理と麻生大臣が一致した意見を持っているとは言えず、
仮にこれを強行的に進めて行けば、両者が対立する可能性もあります。

もし、麻生大臣が自分が蔑ろにされていると感じれば、
一度は切った岸田氏に乗り換える可能性はゼロではありません。
早期の解散総選挙という麻生大臣の目論見も外れてしまったわけですし、
麻生大臣が岸田氏に接近する可能性はあるように思えます。
前回の統一地方選挙では二階派に辛酸を舐めさせられたわけですし
(まぁ、客観的には麻生氏の自業自得でしたが)、
古賀氏との怨恨を忘れて、実を取る可能性は考えられるでしょう。

岸田氏がこのタイミングで大宏池会構想を言い出したのも、
そこら辺が視野に入っているからだと思いますが、
前回の総裁選はそういう甘い読みが自分の首を絞めてしまっただけに、
成功するかどうかは全くの別問題と言わざるを得ません。


◆ニュースネタ トランプ氏が退院へ 米国民に「コロナ恐れるな」
あなたが受けた医療体制を国民全員に提供できるなら、そうでしょうね…
おそらく現実がそうではないから死者が相次いでるのではないでしょうか?

しかし、発症した可能性があるにも関わらず、
これほど早く退院して良かったんでしょうか?
他の人に感染させるリスクはあるのか、ないのか。
大統領が特別扱いされたとなれば、感染患者の隔離政策も上手くいかないと思います。
誰もが「治ったから俺も退院させろ」となっちゃうんじゃないでしょうか。
とんでもない例外を作ってしまったように思えます。

●焦点:トランプ氏が頼った簡易検査の罠 ホワイトハウスさらに感染者も
日本のPCR検査にも同様のことが言えますが、
あくまで検査時に「陽性か否か」が分かるに過ぎないわけで、
検査当時は陰性であっても、検査の翌日に感染することだってありますから、
陰性であることは何の証明にもなりません。
陰性証明書なんてナンセンス。
ましてや、それで感染予防できるわけもないわけです。

2020年10月02日

(中身スカ)スカ内閣

デジタル庁設置、携帯電話値下げ、印鑑廃止、中小企業改革、地銀再編、
新婚家庭への補助緩和、自己都合退職の失業給付開始時期の緩和、等々。
前者はまだ具体的に何をやるのかが不明な所があり、
後者はご時世的に当たり前のことで、むしろ、まだ手ぬるい感じ。

小さな看板は沢山挙げるんだけれども、中身がスカスカで伴っていません。
安倍政権末期に見られた「何かやってる感」だけが見える体裁取り繕い内閣。
既得権益の打破を訴えている自分自身が既得権益化しており、
結果として、より少数の既得権益層を生み出そうとしています。
国民がその実態に気付くのはいつになることやら…
安倍政権の時のような6年もかかる事態だけはご勘弁を(苦笑)

とりわけ気になるのは、中小企業改革と地銀再編です。
安倍総理は国際情勢が東西冷戦で止まっていましたが、
菅総理の場合は経済の知識がバブル崩壊で止まっている感じがあります。
とりあえず、合併して大きくすれば、儲かる・生産性が上がるというのは思い違いです。
 中小企業が儲からないのは小さいからだ⇒大企業になればいい
 地方銀行が競争力を持たないのは多過ぎるからだ⇒統合すればいい
でも、実際に今、起きていることは、大企業が正社員にしか責任を持たず
派遣社員やその他の社員、下請け企業の現状を直視しようとせずに、
労働現場の見えない一方的な仕事の押しつけで生産性が低下しているという現状…
また、過去に統合していった銀行も貸出よりも債権購入を重視し、
支店を減らしてスリム化を行った結果、顧客と接する機会そのものが減ってます。
バブル崩壊以後、企業や銀行を大きくした結果、何が起こったのか?
足元が見えなくなった企業・銀行に可能性はないわけで、
大企業や大銀行を改革せず、中途半端に生きながらえさせた結果が今です…
同じことを中小企業と地方銀行にやるんですか? アホですか?
むしろ、やるべきは大企業と大銀行の分社化の方でしょ…

肝入りのデジタル庁も全く同じ発想と言わざるを得ません。
情報を集めれば集めるほど価値が出ると思っている節があります。
情報は集めた分だけ、盗まれるリスクが上がることに何故気づかないのか。
各銀行や各省庁に個々にハッキングする必要がなくなり、
デジタル庁だけをハッキングすれば良いだけでしょ?
今は情報を適宜分散することに価値があるのに、
リスクを無視して情報を集約する意味が分かりません。
せめてハッキングされにくい情報セキュリティ対策を構築して見せて欲しいです。
…まぁ、それでも中国企業に情報を売る官僚は幾らでもいるから無駄なんですけどねぇ…
仮に免許証がデータ紐づけされたら、どうするかな…もう返納しようかな(苦笑)


◆ニュースネタ NTTがドコモを買収・完全子会社化へ
その2
NTTやドコモについて詳しく知っているわけではないので、
このニュースを完全には理解できませんが、少なくとも言えることが2つあります。

1つは、両者にとって携帯電話事業がドル箱ではなくなった、ということです。
これはほぼ独占状態だったドコモからau・ソフトバンク、他の格安携帯会社への乗り換え、
政治の値下げ圧力による事業収益の低下、
5Gなどの新技術に対応した設備・基地局の整備費用、
携帯電話以外のサービスの是非等々、どの要因なのかは分かりませんが、
今後、今までのように高い収益力を持つ事業ではなくなったということでしょう。
そういう意識が双方にあるからこそ、NTTがドコモを買収するのだと思います。
3年くらい前はそれこそ逆の展開、ドコモがNTTを買収する位の勢いでしたからねぇ…
携帯電話事業の収益性がそれだけ下がっている証拠だと言えると思います。

もう一つはNTTにおいて、NTTコミュニケーションズの比重が上がっていることです。
NTTというと固定電話のイメージがありますが、
今はインターネット事業、とりわけ企業や学校のIJT事業の方が儲かるのでしょう。
とりわけ今年のコロナ禍によって、ネット整備に戸惑う企業や学校が多く発生したと思われ、
その受け皿となったのがNTTコミュニケーションズであったことは想像に難くありません。
ドコモを買収するのも、ドコモが失敗してきたネット事業・EC関連への取組みでしょうし、
言わば、NTTコミュニケーションズの成功があるからこそ、
ドコモを買収する積極性が出たとも言えます。
NTTグループ内において、主力事業の移り変わりを感じます。

そこまで意図したかどうかは正直分かりませんが、
NTTとしてはドコモの携帯電話事業よりも、
NTTコミュニケーションズによるサポート事業の方が収益を見込めるので、
むしろ、基本料金等は安く抑えることができ、
逆に店頭サポートは手厚くなる一方で有料化されるなど、比重が変わる可能性があります。
価格競争になれば、体力のある企業の方が有利になるわけで、
同じくネット事業を手掛けるソフトバンクや楽天はともかくとして、
auや格安携帯電話会社はそれに対応することができるのか否か。


●携帯料金引き下げは本当にできるのか。賛否両論がうずまく理由
別の記事で総務省の狙いは、基本料金の値下げではなく、
国際的に高いとされる使用通信料の多い高価格帯の方というのを見ましたが…
そうなってくると、自宅にネット回線を引いている人は相対的に損をするわけで、
スマホに一本化した方が値段は安くなる事態に陥ることで、
回線が集中しやすくなって安定性が落ちるジレンマが起きることに…

それを解消するのが5Gなのかもしれませんが、
楽天が早速低価格の5Gをアピールしていますが、
自分の情報だと4Gは数キロ飛ぶものの、5Gは数百メートル程度で遮蔽物に弱いとのこと。
そうなると、WIFI並みに設置しなければならない可能性があるわけで、
常に5Gで接続することは難しいように感じてしまいます。
5Gで電子レンジの中にいる生活になるという揶揄も、あながち嘘とは言えないのかな…
果たして楽天はそこまで安定的なサービスを供給できるのかどうか、
他の携帯電話会社の基地局の整備はどうなるのか、先行き不透明な感はあります。

何度も言いますが、携帯電話料金を引き下げるのは結構なのですが、
「何の」値段を引き下げるのか。
通話料や通信料だけでなく、スマホ決済やらネット課金も入り交ざった
ごちゃ混ぜだらけで個々の金額がサッパリ分からないような携帯電話料金を
値下げを実感できるレベルに下げることは可能なのでしょうか?
それぞれの金額を別々に分けないと実感できないんじゃないですかね?
基本料金が下がっても、ネット等の利用料が上がれば、
体感的には使ってる金額は変わらないわけですし。
どうにも、人気取りためだけの政策にしか見えないんですよねぇ…

自分だったら、どう改革するかですが、大手3社を分社化して、
地域密着型の携帯電話会社に再編し、地域ごとに基地局の管理等を行う形として、
地域をまたいで使用する場合はそれなりの使用量、
地域限定で使うなら安く使用できるようにすればいいんじゃないですかね。
自社で全てやろうとせずに、子会社や関連会社に委託しても良いんじゃないでしょうか。


●本当に大丈夫? 菅首相の「地銀再編」発言が、再び“失われた10年”を呼びそうな理由
先に書いた通り、中小企業改革しかり、銀行再編しかり、
「大きくすればいい」みたいな発想があるのが気がかりです。
結局、バブル崩壊で何が起こったかと言えば、『半沢直樹』がなくなったんですよ。
銀行が企業を再建しなくとも、政府がやってくれますもん。
わざわざ銀行が企業を立て直す必要がなくなったんです。
結果、金貸しも渋るようになり、国債・地方債や株式の購入に預貯金が回るようになった…
そうやって地元の中小企業を見捨ててしまったから、
信頼されなくなって預貯金自体が減っちゃったんですよ。
だって大手銀行の方が手数料取られなくて楽じゃないですか。
わざわざ地銀を選ぶ必要性があるの? 結局、地銀は自己否定しちゃったんです。

でも、今は大手銀行も苦しくなっており、わが町でも銀行の支店が統合されて消えています。
隣町まで行く必要がある銀行では、利用しようとも思えません。
手数料の問題があるから使ってるだけに過ぎない状態。
地銀は既に見放され、大手銀行も見放されつつあるのが今です。
だから、政府がやることは銀行の手数料を無くすことですよ。
どの銀行を使っても同じなら、地域の銀行が選ばれることもありますし、
利用しやすい銀行を利用者が選ぶことになります。
もうそうしないと銀行自体が成りたたなくなる時代が来たんですよ…

話を中小企業に戻せば、バブル崩壊前は銀行が人事や経営指導を行ったことで、
中小企業の経営者は事業自体に集中できた側面があります。
でも銀行がそこから手を引いたことで、
税理士や公認会計士・社会保険労務士らが経営に参画してくるようになりましたが、
そもそも、そういった外部に任せることを嫌う中小企業もあったり、
中にはあくどいやり方をする専門職の人もいるわけで、
必ずしもそれが成功していたとは言えない側面がありました。
だから、今度は税理士や公認会計士・社会保険労務士ら、
中小企業をバックアップする専門家の横の連携を強化するとともに、
中小企業の経営者に安心して利用してもらうシステムが必要です。
昔の「〇〇銀行さんになら安心して任せられる」的な所まで高める必要があります。

中小企業を無理矢理にくっつけて大きくするよりも、
横の連携で事業内容を強化し、グループ企業的に発展させることが必要でしょう。
そういった横の連携の強化をすることが大切なのに、
菅総理は縦にくっつけようとしているように思えてなりません。
官僚に対しては縦割り行政を批判しておきながら、
自分は民間企業に縦割りを強いるのがよく分かりません。何がやりたいの?


●ハンコ9割以上を廃止へ 「法律は理由にならない」
まぁ、他の民間企業で電子署名が普及する一方で、
一番遅れていたのが行政とも言えるわけですから、それ自体は歓迎すべきことですが、
行政文書の難しさは内部だけで完結する話ではない、という点です。

国民生活に大きくかかわる分野ですから、後にそれを情報公開請求をした時に、
公文書として改ざんされていないことが担保されるのか否か?
…もっとも、森友学園問題の財務省はハンコがあっても改ざんしてましたが(苦笑)
少なくとも、ハンコの存在が改ざんしていない公文書である証明だったのは間違いなく、
ペーパーレス化と電子署名により、どれだけ証明力を担保できるかが鍵でしょう。
あとは、具体的に電子署名のシステムがどうなっているのか。
一般の民間会社に鍵を預けることはできないでしょうし、
内部的に完結してしまえば今度は証明力の問題が出てくる。
国民にとって分かり難い問題なだけに、電子署名の担保力の細かな説明が求められます。

あと国民的関心事としては、印鑑証明書等の本人確認書類をどうするべきかという点です。
電子署名であろうとも何であろうとも、最終的に本人を確認する手段が必要です。
現時点では最終的にはハンコ=印鑑証明書に頼ることが多く、それは電子署名も同じ。
ドコモ口座やゆうちょ銀行の不祥事により、本人確認の問題が再浮上してきましたし、
利便性と確実性をどう両立するのか、大きな問題になっているように思えます。


●内閣府、新婚生活60万円補助へ 少子化対策で倍増、条件も緩和
34歳という数字の合理性と、両方が34歳である必要性は何なのか?
おそらく出産年齢なのでしょうが、今の技術なら40歳以上でも出産可能ですし、
そんなに狭く解釈する必要性があるのか否か。
そもそも、子どもを自ら生まなければならない必要性がどこまであるのか?

今、子どもを産めない夫婦が増えている一方で、
子どもを出産したけれども育児放棄や暴力によって子どもの命が失われています。
自分の子に拘るのではなく、社会として子を育てる環境づくりも、
同時に必要になってくるのではないでしょうか。
逆に、子育てを終えた老齢夫婦が育児放棄された子ども育てても良いじゃん?
そういう視野の広い援助をしてけば良いんじゃないのかね?
まだ視野が狭すぎない?

失業給付にしてもそう。
次に失業給付を貰えるのに半年は働かないといけないのだから、3ヶ月も待つ意味ないじゃん?
2ヶ月にしても同じ。1ヶ月で十分でしょうに。
これから企業が労働者を選ぶ時代ではなく、労働者が企業を選ぶ時代になるんですよ。
透明性がないブラックな職場は淘汰されるべきなんです。そんな職場は3日で辞めた方がいい。
安易に転職して貰えるような企業を目指したらどうですか。
安易な転職を禁じてしまうから、「辞めるなら3年待つ」なんて言葉がまかり通る…
3年も働いてくれればブラック企業は十分なんですよ…
今まで誰が得をしてきたのか、ブラック企業を支援してきたのは政府でしょう?


●杉田水脈氏、「女性はウソつける」発言認める ブログで
はっきり言って論外…
LGBTの「生産性がない」発言も酷かったけど、こちらは比べようがない程に酷い。
普通に考えろ。
「朝、痴漢された~」ぐらいは言うかもしれないけれど、
「朝、レイプされた~」って気軽に言う人なんていますかね?
何か勘違いしてませんか?

痴漢事件の冤罪で確かに女性が意識的に嘘を吐いたという話はありましたが、
レイプ事件で同じことをやったら、もう狂人扱いですよ…
それだけ事の深刻さが違うわけです。
「レイプされた」と公言する勇気と苦しみは想像を絶するでしょう。
それを「嘘」と言えちゃう辺りは何も考えてないんだなと言わざるを得ません。
おそらくジャーナリストの伊藤詩織さんの件が頭にあったのでしょう…
男側を庇いたいからといって、そんなトンデモ理論が成立すると思ってんの?

しかし、これを簡単に処分できない自民党もどうなっているのか…
同じ穴の狢と思われても仕方なかろうて…


●政府、除外の理由明かさず 「学問の自由の侵害」 日本学術会議人事
はい、これぞ菅政権の特徴、プーチン政治が始まったな…
実際、何が起こっているのか分かりませんが、おそらく意図的なんでしょうねぇ…
まぁ、でも早い所、手違いだったとして撤回した方がいいと思いますよ。
国民にはまだ菅政権の何たるかが伝わっていないわけですから、今なら誤魔化しが効くでしょう。

もう自分は上海みたいに不当逮捕で国民に圧力を加える所までやりかねないと思っています。
この政権は本当に放っておくとヤバいです。はっきり言ってヤバい。
なにせ日本の先行きが全く見えていないから、自分の権力を守ることに汲々としかねません。
そういう奴はマジでヤバいですよ?

(追記)任命しない理由、開示を 日本学術会議が首相に要望へ
どうやら政府は撤回するつもりはないようです。
騒がれた方が不都合なのが理解できないのでしょうか?
まさに聞く耳を持たない。説明責任とは何ぞや?
 「首相が任命権者。人事は総合的に判断(詳細は述べず)」
⇒「では会見で総理が説明して」
⇒「説明するためにこの会見がある」
⇒「もう一度、官房長官に説明を求める。政府見解を変更したのか否か?」
⇒「人事は総合的に判断(政府見解は有耶無耶にして終わり)」
??? お前は一体何を言っているんだ???
説明する気が皆無じゃないですか。
政府見解の変更があったかどうかぐらいは答えても良いのでは?

しかし、この構図って、菅総理が打破を表明する『縦割り行政』そのものなんですよね…
上の横暴で下が苦しむコミュニケーション不足の典型例。
やっぱり菅総理自身が縦割りの最たるものなんですよ。
あなたが辞めたら縦割りを打破できるんじゃねぇの?(苦笑)

総合的に判断したのなら、判断基準は1つではなかったということ。
では、その判断基準を全て公開すればいいんですよ。
できれば、その配点も含めて、どう総合的に判断するのか示せば良いこと。
別に項目を公開しろと言っているだけで、点数を公開しろと言ってないので、
個人のプライバシーに抵触することはないでしょ?
そういうのがない判断を『恣意的判断』って言うんですよ。
好き嫌いだけで決めてるって言うんですよ。
公平性の観点から言えば、総合的に判断したのなら、
それが総合的である理由を述べる必要があるのは当然のことであり、
国民のための行政組織なのだから、それを国民に説明する義務があるでしょうに…

もうこれは政治問題化するでしょうね。
菅政権の性格がよく表れた事件です…強権的に国民を絞り上げます。
あぁ~俺も明日、捕まるかもしれんね(苦笑)


◆ニュースネタ 新しい立憲民主党には「期待しない」世論調査で厳しい結果が出た理由
まぁ、自分は自民党総裁選よりも合併新党の代表選を見てた人ですから、
全く違う印象を持ったんですけどね。
枝野氏は政治家としての貫禄が出てきた感じがします。
立憲民主党結成当時も威勢の良い声は聞こえましたが、まだ勢いだけという感じがありました。
それが今はより過激な発言を抑えつつ、説得力ある意見を出せる政治家に変わってましたね。
一回り大きくなった感じがしており、今の自民党の政治家にはない魅力があります。

結局は元の『民主党』に戻ったのではないかという批判もありますが、
やはり私は『立憲民主党』という名前を選んだことには意味があると思っています。
それだけ『立憲民主党』という名前に愛着があるということでしょう。
民主党は最後までバラバラ感を崩せませんでした。それは何故か?
多くの政党が合併してできた末の政党だからです。それ自体に愛着が持てない。
だけど『立憲民主党』というゼロからスタートした議員には愛着がある、
自分達が育てた政党だという愛着がある。
あとは国民民主党から合流した議員が、この政党で戦っていく気持ちが持てるかどうか、
そうなってくれば、『民主党』時代のようなバラバラ感はなくなるように思えます。

それと何より大きいのが連合の発言権が低下したことでしょう。
今回の合併でも、結果的に国民民主党の残存を許してしまい、
連合の希望した民主党の再結成は果たせませんでした。
それは言わば、立憲民主党が連合に妥協をしなかった証拠とも言えます。
今後、実際に連合がどういう支援体制にするのか分かりませんが、
元々、右派と左派でバラバラの連合の性格を民主党が引き継いだ面があったことは確かで、
連合の影響力が低下したことは、
立憲民主党が国民政党として生まれ変わる良い契機だと見ています。

●オール野党目指す共産・志位和夫「菅政権は史上最悪の継承」
●共産・志位和夫が政権奪取で目指す三つの柱「正社員を当たり前に」
注目なのは共産党の立ち位置がどうなるか。
今の共産党は天皇制の廃止も唱えていませんし、自衛隊の即時解散も求めていませんし、
そういう意味では、以前のような先鋭さはなくなり、
柔軟性のある判断ができるようになってきています。
勿論、消費税の廃止と大企業をターゲットとしたぜいたく税のような発想が、
現実味があるかどうかは問題ですが、考え方として導入する方法があるでしょう。

はっきり言えば、選挙においては共産党嫌いの連合よりも、
共産党自体の支援の方が魅力的ですし、
そういう意味でも共産党との協調は連合に対する良い牽制にもなります。
最終的にどういう選挙態勢を組むのかは分かりませんが、
なかなかに味のある方向に向かっていることは確かだと思います。

結果的に菅政権が誕生したというのは、野党にとって好材料だと思います。
安倍総理は政策的には嫌悪すべき所が沢山ありましたが、
本人の性格が性格なので、なかなか攻め切ることができなかった側面があります。
最終的に謝るなら(最後まで謝りませんでしたけど)、
「まぁ、許してやってもいいかな」的な雰囲気がありました。
しかし、菅総理の場合は、むしろ悪役的な立ち位置なので、
そういう意味では攻めやすい要素が揃っているように思えます。
菅内閣の実態を国民に明らかにしていけば、支持率は簡単に逆転するんじゃないですかね。
それだけ、自民党は大きな失策をやっちゃったわけです。
日本を亡ぼしかねない人を選んじゃったんですよ…


◆ニュースネタ 新型コロナウイルス関連ニュースから
「下げ止まり」って…
東京なら100~200人以上の感染者を常に出し続けるということなんですかねぇ…
それで収束したと言えるのかね? 神経が麻痺してるだけじゃね?

●久々のにぎわい、各地に 「自粛続き疲れた」
屋内のスーパーや電車バスといった公共交通機関では、
未だにマスクを着けている人が多く見られますが、
屋外を歩いている人を見ると、着用してない人の方が多いですねぇ…
別に感染が収まったわけでもなく、
三密の回避やマスクの着用が緩和されたわけでもないのに、
この気の緩みは手痛いしっぺ返しを食らいかねません
もう一度、感染防止策を徹底する必要があるでしょうね…

●「素人がコロナを語ると専門家が怒る」という日本は明らかにおかしい
ウイルスの特徴や感染のメカニズムに関しては、
専門家に頼らざるを得ない所がありますが、
具体的な対策に関しては、むしろ専門家以外の見地が必要となるでしょう。
それは当たり前のことです。

ウイルスの専門家が飛行機の空調の仕組みを理解してるとは思えませんし、
スーパーの混雑時の時間を正確に把握しているとは思えません。
現状がどうなっているかは研究者ではなく、
市井の人々の方がよく理解しているのです。
それは当たり前のことなのです。

●「8割おじさん」のはち切れそうなシャツから妻が感じたサイン 西浦博<現代の肖像>
こちらは対策を緩和しようとすることを諫めた専門家。
結果的に「三密回避の徹底」と「マスクの着用」「消毒」と、
対策を分かりやすくしたことが功を奏していることは確かです。
早い段階とは行きませんでしたが、
国民にも対応策が伝わったということは高く評価したいです。

●「日本のコロナは11月以降に消滅、第3波も来ない」説の根拠
一方でこちらは根拠薄弱過ぎる楽観論…
果たして『集団免疫』はそんな短期間で、簡単に身に付くものなのでしょうか?
日本の感染規模で獲得できているなら、
アメリカやブラジルはもっと早く獲得していたのでは?
また、仮に日本が集団免疫を獲得していたとするならば、
感染が拡大した地域から感染が収束していかなければおかしいわけで、
感染が東京から地方へ広がり、東京から地方へと感染が収束していくはず。
でも、実際には東京近辺に感染が残る形になっており、
とても信じられるものではありません。

そんな簡単に『集団免疫』が獲得できるのであれば、
マスクや三密回避といったコロナ対策はむしろ免疫獲得を阻害しているわけで、
一部田舎地域で行われているような「はしかパーティ(子どものうちに感染させる)」の
ようなものが推奨されかねないという事態になります。
そんな無責任なことを言っていいんですかね…? 楽観的過ぎやしない?
科学的に証明されていない机上の空論に命を賭けることはできません。

ウイルスの弱毒化の可能性や、インフルエンザと共存できない可能性は、
専門家の研究を待たざるを得ませんが、
現時点でそれが証明されたわけではないので、安心材料にはなりません。
むしろ、今年の初めはインフルエンザは負けた側なのですから、
コロナウイルスを駆逐する程のインフルエンザが登場するという意味は、
それ以上の致死力をもって人間を襲ってくるって意味じゃありませんかね?
今度は新型インフルエンザの脅威に怯えかねない事態になるだけに、
何も安心できないと思うのですが…
まぁ、でも、本当に新型インフルエンザが出現する可能性は否定できませんねぇ…


◆ニュースネタ 芸能人で相次ぐ自殺
自殺した人の魂に引かれたのか…家族を残しての自殺は理解しがたいですねぇ…
サッカーの本田圭佑選手が「残された子どものことを思うと…」と言及してましたが、
長男は自分が見捨てられたという想いと、母親を救えなかったというアンビバレンツを抱え、
生まれたばかりの次男は母親を殺したという十字架を背負わされてしまうわけで、
ある意味、これ以上、残酷なことはないという位の仕打ちです。
さすがにこれは「無責任」という誹りを免れない自殺だったと思います。

「自殺」が誰にも迷惑をかけないなんてことは、ありえないわけですよ…
誰かしらの心に傷を残す。
それはもう本人以外には解消しようがないので、暴力よりも酷いかもしれません。
ショックは身近な人ほど大きくなってしまうわけですから、
やはり自殺というのは社会的害悪であると断じざるを得ません。

結局、自殺が相次ぐ理由の一つに、どこかでそれを美談化していないか?という点があります。
昔は大文豪と呼ばれる人達が相次いで自殺してましたが…
それもどこか美談化した影響という面はあるように思えてなりません。
芸能人であれば、老いる前に美しい記憶のままに死にたい、とかですかねぇ…
「あの人は現在?」みたいなのに出るくらいなら死んだ方がマシとでも思っているのか…
はっきり言って、一般人には理解できない感覚ですが、
そんなバカみたいな虚栄心はさっさと捨てちゃった方が良いでしょう。
芸能界として自殺を許さない風潮を作り、相談できる窓口をしっかりと作ることが、
今後の自殺対策に繋がっていくように思えます。
何もしないと、自殺者がどんどん続きますよ。だって芸能界は閉塞感の塊なんですから。


◆ニュースネタ 中国絡みで炎上騒ぎ
Twitterで流れてきたニュースは、いずれも中国絡みでした…

ゼルダ風新作ゲーム「原神」が大炎上!パクリとガチャもヤバい
ナカイドさんのゲームレビューから。
スパイウェアが入っていると話題になりましたが、
これをメーカーはチート検出機能と釈明し、
適切にアンインストールできるように修正されたとのことです。

…とはいえね、やはり中国製品に対して敏感になる気持ちは分かります。
自分は過去に無料ソフトとして中国のウイルス検出ソフトを入れたことがありましたが、
アップデートが終わった後も、ずーーーーーっとデータのやり取りをしているのが見え、
こりゃヤバいと思って、すぐにアンインストール&OSのリストアをしたことがあります。
現段階ではファーウェイやTIKTOKに対する不安が、
技術的に証明されたわけでなく、杞憂の面も大きいとは思っていますが、
「やろうと思えばできなくはない」という所に中国製品の恐ろしさがあります。
実際に中国のチャットソフトは検閲されてますからね。そりゃ怖いよ…

そういう理由から、キャラデザ的には艦これよりもアズレンの方が好きなのに、
アズレンはゲームとしてプレイしたことはありません。
いや、Steam版のクロスウェーブは持ってますけど…
あ、今月にフォーミダブルの追加ストーリー出るのか。久々に起動するべ。


●赤井はあとさん、桐生ココさんが中国で炎上し謹慎。
ダンディジョージさんの解説動画から。
最初に炎上した時に、Youtubeの地域分類を読み上げただけだったので、
これは、むしろ大事にしない方がいいだろうと思ってましたが…
運営が見事にやらかしたようですねぇ…
「政治的信条を述べたものではありません」ととぼければいいだけなのに、
中国側に対して「一つの中国」を認めてしまう必要性があったのか否か?

なんというか、こういう所に企業の政治感覚って出てきますよね…
言われるがままに認めちゃう情けなさ。
次に何を要求されるのか分かってる?
ライバーが中国の政治宣伝活動に加担されるか、
ビリビリかYoutubeかどちらかを選べって迫られるんですよ。
弱みに付け込んでくるのが中国共産党のやり方ですよ…

あと個人的にはホロライブの個人の責任に帰するやり方が気に食わないです。
あくまで個人の好き嫌いの問題として聞いてほしいのですが、
何か問題があった時に、ライバー個人の責任にして、
そのライバーに謝らせることに違和感を禁じ得ません。
所属タレントを守る意識がないのかな、と。
他のライバーに迷惑をかけないためなのでしょうが、
何か問題があったら矢面に立たされて謝らせられるというのは、どう思うのか…
全体を守る事ばかりに徹せず、もう少しライバー個人も守って欲しいように思えます。

しかし、ただ事実を述べただけで謹慎処分となった二人が気の毒でなりませんなぁ…