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2010年02月28日

銀3・銅2

バンクーバーオリンピックは競技が全て終了し、
日本のメダル数は、銀メダル3個に銅メダル2個
(スピードスケート男子500mの長島選手の銀メダル、加藤選手の銅メダル、
 スピードスケート女子団体パシュートの銀メダル、
 男子フィギュアスケートの高橋選手の銅メダル、女子の浅田選手の銀メダル)
と確定しました。
金メダルは取れませんでしたが、メダルの数は大方の予想通りだったかと思います。
メダルは逃したものの、数多くの選手が入賞を果たすなど、
個々の健闘が光る大会だったと思います。
結果を残せた選手も、悔いが残った選手も、胸を張って日本に戻ってきてもらいたいですね。

しかし女子団体パシュートは惜しかったですなぁ… もう少しで金メダルだったのに…
正直、予選1日目終了時点では組み合わせの良さもあったかなと思ったものの、
今日の準決勝・決勝のレースを見る限りでは、どこが相手でも上位は狙えた感じですね。
3人の息の合った滑りと、スムーズな順番交代はどの国にも負けていませんでした。
それでも最後の最後で逆転されてしまったのは… 相手が上と言うしかないのでしょうか。
中長距離種目になると、体格に勝る欧米勢に見劣りしてしまうだけに、
個人の能力では限界がありますからね…
あとは補欠の4人目を上手く使って、万全の状態で決勝に備えるか。
滑りやチームワークだけでなく、戦略も重要になってくるのがパシュートの面白さ。
日本は3戦ともに順当なレース運びを見せましたが、それ以外の国はミスあり誤算あり。
何が起こるかわからないところが団体パシュートの面白さですよね。
次のオリンピックでは金メダルをと期待したいところだけれども、
そう簡単にいかないのがこの競技か。
出場できなかったものの、若い高木選手がこの雰囲気を受け継いでいって欲しいと思います。

さてさて、明日以降に言われるであろう日本の冬季スポーツの弱体化ですが…
もうこれはトリノオリンピックが終わる前から分かっていたことですから、今更感がありますよね。
トリノオリンピックは荒川静香氏の金メダルによってその印象がやや薄れたものの、
今回ばかりは誰の目に見ても明らかになったと言えるかと思います。
(もっとも、メダル数の減少=弱体化だとは思いませんが。入賞は多いし)
西武グループ・コクド・堤義明氏の冬季スポーツからの退場は響いているなぁと。
企業のバックアップ頼みにも関わらず、その企業の下支えが受け入れられにくい環境になっちゃってる。
国のバックアップは期待できない方向に進んでいますし… 一体、今後どうするのかなぁと。
メダルを期待するのは構わないけれども、応援する仕組みを再構築する必要性は感じます。
かといって、国によるエリート養成になっちゃうと、結果至上主義になりがちで、
強化選手を絞らざるを得なくなり、結果的に選手層を薄くしてしまう可能性も捨てきれない。
個人的には企業の社会的責任ということで、企業スポーツに賛成なのですが、
そういう風潮でもなくなってきていますからね… 悩ましい問題です。
企業の社会的貢献を反映する税制システムとか必要になってくるんでしょうかね。難しいなぁ…


◆プロ野球 オープン戦が本格化
各チームのキャンプが終了し、本格的にオープン戦へ突入しました。
ライオンズは巨人との3連戦が予定されていたものの、練習試合の1試合が雨で流れてしまい、2試合のみ。
結果はいずれも敗戦… この時期なので結果度外視ですが、やっぱり負けるとあれれと思っちゃいます。

先発の期待がかかる野上投手はここまでの悪い流れのままに失点… 1軍入りもヤバそう。
全体的に投手陣がピリリとしないのが心配。
そんな中でも藤原投手やルーキーの岩尾投手と岡本投手が1イニング三者凡退に取ったのは好材料か。

野手陣もキャンプでアピールした浅村選手や原選手、坂田選手らが途中出場で結果を残したものの、
スタメンの主力陣はまだこれからといった感じの1試合1本。
新外国人選手のブラウン選手が音無しというのはちょっと心配。
まだ始まったばかりとはいうものの、野手陣は開幕に合わせないといけないので、調整期間はそうないだけに…
猛烈アピールにまで至っていないのは少々物足りない印象。
帰郷後の遠征メンバー次第では控え組のチャンスも増えてくるでしょうし、
少ないチャンスをモノにして開幕1軍入りを果たして欲しいです。

そういえば、工藤投手が登板しなかったけれども、雨で1試合流れた関係上?
てっきり帰郷後の遠征には行かないものと思っていたけれども、
登板がなかったということは遠征に付いていくのだろうか。
雄星投手のコーチ役として残るものと思ってただけにちょっとビックリ。
雄星投手をじっくり育てる方針になると、投手陣の救世主が出てこないことにはなぁ…
2軍調整の木村投手や小野寺投手がアピールしてくれるといいのだけれども。

2010年02月26日

女子フィギュアは銀メダル

バンクーバーオリンピックの女子フィギュアスケートは、
浅田選手が銀メダル、安藤選手が5位入賞、鈴木選手が8位入賞という結果となりました。
浅田選手はショートプログラムで得点差があっただけに、どうかなと思っていましたが…
中盤のアンラッキーミスが響いた形となっちゃいましたね…
それでも全体的な演技は印象深く、輝いた滑りだったように思います。
安藤選手はショートプログラムで若干のミスがあって得点が伸び悩んだものの、
フリーでは演技を上手くまとめての5位入賞。
フリーでの順位を考えれば、もう少し挑戦していっても良かったかなとは思います。
綺麗な演技だっただけに、もう少し得点が伸びて欲しかったです。
鈴木選手は多少ミスはあったものの、堂々とした演技が光っていました。
フリーで挽回しての8位入賞。納得の結果だったと思います。
金メダルは逃したものの、出場3選手が銀メダル・入賞というのは好結果でしょう。

他国の選手はあまり言いたくはありませんが…
なんかこう金メダルの人の演技は印象に残らないんだよなぁ…
ショートもフリーも若干硬めに見えたし、歴代最高得点と言われてもピンと来ない。
ミスがなく、まとまりのある演技だったことは確かなんですが… よう分からん。
でも浅田選手はフリーでミスがあったわけですし、金メダルという結果は順当だったのかもしれませんね。
銅メダルに輝いたカナダのロシェット選手は、ショートは一番良い演技をしていたと思いましたが、
フリーはショートとは逆に硬さが見え、ミスが多く、躍動感も感じないという少し残念な演技に。
フリーの点数はうーんと思わなくもないけれど、地元開催ということで致し方ないか。

メダル争いには加われなかったものの、アメリカ・ロシア勢の若手には脅威を感じました。
4位の長洲選手(アメリカ)、7位のフラット選手(アメリカ)、
9位のレオノワ選手(ロシア)、10位のマカロワ選手(ロシア)。
レオノワ選手は表現力に優れ、マカロワ選手はジャンプ等の技術に優れ、
次期ソチ五輪に向けて期待が高まってくることでしょう。
長洲選手とフラット選手は若さに溢れ、勢いを感じる演技でした。
表現力・技術ともに高く、もしあと1年後にオリンピックが行われていたとしたら、
金メダルの行方は全く分からなかったかもしれません。
長洲選手は日本とアメリカの二重国籍ですが、次回もアメリカでの出場を目指すんでしょうかね。
年齢的にはどちらかになってきますが、いずれの選手も日本の強力なライバルとなってきそうです。

あと専門的なことはよく分かりませんが、
日本勢は4回転ジャンプやトリプルアクセルなどの単独ジャンプに力を入れているのに対して、
他国は連続ジャンプ(特に3連続)に力を入れているように見受けられました。
点数の評価も連続ジャンプの方に加点されてるっぽいですし…
全体的な演技構成の見直しも必要なのかもしれません。でもそれはそれで浪漫がないけれども…

短い。

2月が28日しかないのは年をとる毎に厳しい現実となりますね。
先週節分だった気がするんだけどなー(ぇ
本当に何もしてない気がするっ(><)

冬季五輪も終わりますが、正直フィギュア男女の全員入賞は予想外だったのではないでしょうか。
いかなる有力選手でも最初の五輪はやはり特別で、本来の力はなかなか発揮できないものですが、
今回のこの結果は次回への大きな期待となるはず。
悔いも喜びもあるかと思いますが、どの選手もすばらしかったと思います。

■□■以下PC雑談。
win7RCの使用期限が切れるので、OSはVistaをインストールし、諸々の罪穢れ…じゃない、
アップデートやソフトなどを導入している最中です。
重要な更新が500MB超えてるのですが、いつ終わるんだろう、これwww
とりあえず煩悩の数だけ入れてみることに。

■再インストールするソフトメモ
iTune、SDJukebox、Office2007、…くらいかな。
いい加減別のHDDにソフト入れる人も増えてるだろうから、OS変更やデュアルブートのために、
インストールの手間を省かせる方法を講じてもいいんじゃないかと思わなくもない。
音楽系ソフトは特に最悪ですねー。
ウチのメインマシンのHDDにiTune関連のフォルダがいくつあると思ってr(ry

DropBoxのおかげで、Operaや仕事関係、原子暗黒殿の共有はヨユウでした。多謝。

2010年02月25日

春季キャンプ打ち上げ

菊池雄星投手の入団で湧いた埼玉西武ライオンズのキャンプも打ち上げ。
オープン戦へ突入となりました。
今年のキャンプでは投手陣の底上げを期待したんですが…
紅白戦や練習試合の結果を聞くと、思ったようにはいかなかったようで…
若手先発候補の野上投手や平野投手はここまで結果を残せず。
期待の菊池雄星投手は調整遅れ、
岡本洋介・岩尾投手のルーキー2人はブルペンで評価高いも実戦はこれから。
課題のリリーフ陣もグラマン投手の来日が遅れ、
太陽投手とシコースキー投手はここに来て別メニューになったりと、やや心配な面も。
涌井・岸・帆足・石井一久・西口投手ら実績あるピッチャーが順調なのが救いか。
若手では藤原投手が実戦でもアピールしているようですし、
明日からのオープン戦は生き残りをかけて戦っていって欲しいです。

それに対して野手陣は順調そのもの。
主力選手は勿論のこと、原選手と浅村選手ら若手の成長が著しく、
レギュラー確立の内野陣に風穴を開けそうな勢い。
外野も赤田選手が抜けたものの、高山・松坂健太・星・坂田選手と、
残り1枠を争って激しい戦いを繰り広げています。
心配なのは新外国人選手のブラウン選手の出来ぐらいで、
今年の打線は昨年以上であることは間違いない感じです。

注目の菊池雄星投手に関しては、キャンプ序盤終了時に思った通り…
それよりは多少良いぐらいで来てるように思います。
ここまでで気になっているのはフォーム云々よりも、
投手コーチの言うことをあまり聞いていない印象を受ける所でしょうか。
コーチ陣の考えとしては、技術的なことはひとまず置いておいて、
まずは試合で投げられる状態にし、実戦の中で課題を見つけ、そこから指導していく予定でしたが、
菊池雄星投手はまだプロで1球も投げていないのに、2・3年目の投手のように、
プロで勝つための投球フォームを試行錯誤しだしてしまい、自ら迷いの渦へ…
結局、そこは工藤投手が間に入り、技術的な指導を含めながらアドバイスしたことで、
菊池雄星投手の中にあった迷いは消えつつあるようですが…
…それでもね、ウチの投手コーチは工藤投手でも桑田氏でもなく、
潮崎コーチと橋本コーチなのだから、そこは考えを頑なにせず、柔軟にして欲しいです。
もっとも、キャンプ中盤辺りからはそれを逆手に取って、
首脳陣が工藤投手を通じながら指導を行い、潮崎コーチが鬼コーチ役を引き受ける形となり、
結果的に上手いこと回るようになったのかなとは思います。
ぶっちゃけ、開幕1軍は当初から日程的に難しかったですし、
ここは腰を据えてじっくりと仕上げていってもらいたいです。
4月中に1軍先発のマウンドに立てれば御の字ではないでしょうか。
現段階では4月13日からの西武ドーム6連戦が目標になってくると思います。

まぁ、しかし… 工藤投手をいてくれて本当に助かりましたね。
リリーフ陣が確立していない現状では、戦力的にも十分魅力的ですし。
相手から一歩も逃げない強気な投球を投手陣に伝えていってもらいたいです。


◆政治ネタ 迷走する自民党
長崎県知事戦で大勝した翌日に審議拒否…
…もうこの時点で「自民党オワタ」という感じですよねぇ…
政治戦略としては分からなくもないのだけれども、
自民党に政治を託してみようという民意(実際は知らないが)を得たのにも関わらず、
私たちは政治をやりませんというのは一体何の冗談なんでしょうか。
政治をやって欲しくないから投票したわけではないでしょうに。
もはや失笑が止まりません。
自民党の体質は変わってないな~と思わされた瞬間です。

その翌日から異論が出始め、今日になってようやく審議復帰したようですが…
却って迷走感を浮き彫りにするだけになっちゃいましたね。
その間に八つ場ダムの献金問題が出てくるし。
相変わらずの微妙感が漂います。

民主党の小沢一郎幹事長も自民党も、国民から見ればやっていることは同じで、
政策の議論よりも党利党略を優先している感が強く伝わってきます。
両者ともいかに政権を取るのか、政争にしか興味がないように見えてしまいます。
国民は政争に飽き飽きし、政策と実績を求めていることに気づいてもらいたいです。

2010年02月19日

男子フィギュアで初のメダル獲得

バンクーバー五輪は、スピードスケート男子500Mで長島圭一郎選手が銀メダル、
加藤条治選手が銅メダルを獲得し、
男子フィギュアスケートで高橋大輔選手が銅メダルに輝きました。
メダル獲得、本当におめでとうございます!

男子フィギュアはショートプログラムで好スタートを切ったこともあり、
メダルの期待感が強かったのですが、
グループトップのエバン・ライサチェック選手が完璧な滑りを見せて高得点をマーク、
後ろの選手に大きなプレッシャーがかかる中で、
織田信成選手が転倒と靴紐が切れるアクシデントでメダル争いから脱落、
メダルは高橋大輔選手次第という状況でしたが、
最初に4回転ジャンプに失敗して転倒したものの、後は持ち直して素晴らしい滑り、
ミスを取り返す滑りで銅メダルに滑り込んだといった感じでしたね。
プレッシャーがかかる中で果敢に挑戦していき、
失敗しながらも後の演技でしっかりと取り返す、見事な滑りでしたね。

連覇のかかっていたロシアのプルシェンコ選手はライサチェック選手に及ばず銀メダル。
ショートプログラムもそうでしたが、ややジャンプが不恰好だったこともあり、
今回の結果は妥当なところだったと思います。
ショートもフリーもライサチェック選手の滑りが一番綺麗でしたよ。
高橋選手が金に届かなかったのは残念ですが、納得の銅メダルかと思います。


◆ネタバレ感想 『id -Rebirth Session-』

レビューでも書いたように、プレイヤーを誤解させる文章が多すぎましたねぇ…
つーか、露骨過ぎる。多くのプレイヤーが「ふざけんな!」とツッコミを入れたのではなかろうか(^^;

一番分かりやすいのは、Cルート(トゥルールート、前へと一歩歩み出る)で明かされる
主人公の持つロケットの中身が猫の写真だったということでしょう… ふざけんな!(苦笑)
シナリオ冒頭で桜が主人公のことをロリと断定した写真は、
親戚の子の美代ちゃんが猫を抱えている写真だったらしい… 俺は主人公を殴りたい!
目前で交通事故に遭ったのもその猫。妹など最初からいなかったってのは、あんまりだ。

他にも誤解されやすいのは、Aルートにおける佐伯が見た案内人の正体。
一見すると、川岸だったように思えますが、
文章が区切れていて、空へ呟くように川岸の名を挙げていることを考えると、
別に川岸である必要はなくなるわけで、やはり片瀬幸雄だったとするのが妥当な見解でしょう。

これは絶対誤解するであろうというのが、Cルートにおける主人公が教会から一人逃走後のモノローグ。
何度文章を読み返してみても、桜の視点としか読めないし、
そう思わせるように文章が仕立て上げられているわけだけれども、
Cルートで明らかにされる真相とは矛盾してしまうし、
岩谷とのやり取りで「そっちの方が自然」と言われ、
謎解き前に桜のブローチを付けている雫がそのことを口にすることを考えれば、
あれは桜の視点ではなく、雫の視点だったということになります。
そう思ってシルエットを見てみると、蝶のブローチは付けているものの、
髪の長さはそれほど長くないということで、雫だったのかということが分かるかと。
変だなとは思ったものの、真相分かるまで分かるわけ無いよねぇ。
別にその前に雫と佐伯が二人っきりで会話している場面なんてないし、
久世にオナニーを見られたぐらいであまりにもビクビクしすぎだし。
ここら辺からも、シナリオライターの意地悪さが目に付いちゃいます。
これでミスリードを誘うのはさすがに露骨すぎますよ。雫はすぐにブローチ外しちゃうしな~

Cルートはまだいいとしても、Aルート(離脱組)とBルート(残留組)は真相が明らかにされないだけに、
多少考察らしきもの(というか矛盾点の指摘)をしておこうかと思います。


●Aルート●
Aルートは強引な結末ではあったものの、
主人公の探偵(というよりはボディガード?)としての働きは良かったんじゃないかなと思います。
真実の探求者というよりは正義の味方、泥を被って場を収めようとしたのは1つ面白い結末でした。
まぁ、探偵としては謎解きが全くされてないだけに、全く評価できませんけど(^^;
ただ、Aルートは深く考察していくと矛盾点が大きすぎてサッパリです。
真相が明らかにされない辻(偽)の殺人犯と、佐伯の殺人犯が誰なのかが問題となります。

Aルートのシナリオの流れからすれば、桜が両方の犯人であると読むことができ、
おそらくライターさんもそのつもりで書いたのでしょうが、
細部を見ると矛盾点が多く、桜犯人説は実際的に弱いように思えてきます。

辻(偽)の刃物の凶器である短剣は桜が護身用に持ち出したものなので、桜犯人説が有力なのですが、
地図や時間軸を整理していくと、桜がCルートのように辻(偽)の生存を知る機会が存在しません。
殺人現場は集落跡の森近く(地図上の南西)、崖下は地図上の南地点、
久世・桜・雫が狼煙の準備をしていたであろう地点は北の岬(教会が北の地点であるため)と思われるので、
方向的に全く逆である集落跡方面に桜が行く機会は記述されてないんですよね。
唯一Cルートのような展開になりえたのは、死体発見その日、教会に残った午前なのですが、
果たしてその間に森を抜けて崖下まで行き、辻(偽)を発見し、森の中で待ち伏せするような時間があったのか。
ちょっと強引過ぎる展開のように思えます。
辻(偽)の犯人を桜とするならば、もう少し桜の行動に空白を持たせるべきだったように思います。

佐伯の殺人犯が桜であるとするのは、記述不足というよりも合理的ではありません。
まずは桜が紛失した拳銃の行方が問題になります。
仮に桜がそのまま隠し持っていたとするならば、睡眠薬を飲んだことからして全て自作自演となるわけですが、
ベッドから起こす時に布団は取るわけで、背中に背負った士郎がそれを気づかないとするのは強引過ぎます。
もはやキャラクター性を無視したシナリオ展開と言わざるを得ないでしょう。
加えて、そもそも桜が佐伯を殺す動機がありません。
桜が拳銃を行使する動機は辻(偽)殺しが発覚したか、兄絡み・士郎絡みしか考えられないのですが、
佐伯は昼の時点では辻(偽)殺しの犯人を知らず、片瀬幸雄が犯人だと知りえても、
「綾瀬桜」としかその時点では認識していないし、例えそれを察せたとしても、追求する機会が存在しない。
桜が拳銃を隠し持つ理由が皆無であるため、説得力が全くないのです。
Bルートのように多少なりとも士郎に不信感があれば話しは別ですが、Aルートはベッタリですから、
桜が拳銃を主人公に返さない理由が弱すぎます。
仮に、Cルートのように辻(偽)殺しの犯人が桜で、佐伯を疑っていたと考えたとしても、
少なくとも自ら睡眠薬を飲む必要性は全くないし、むしろ拳銃を紛失する機会を作るだけなだけに、
桜による自作自演を肯定することは合理的ではありません。
となると、拳銃は誰が盗ったのか、睡眠薬は誰が混入したのかが問題となります。
あの時点で一番銃を欲しそうなのは佐伯ぐらいなので、個人的には佐伯説を採ります。
でなければ、睡眠薬の投与と拳銃の窃盗は別人物であったとするか。
例えば、突飛な行動を取る鏡子が睡眠薬を投与し、拳銃を盗ったのは片瀬幸雄と考えてみたり。
希沙もあり得ますが、少なくとも昼の時点で窃盗する動機がないので、やや強引な読み取りとなってしまいます。

佐伯殺害現場からの考察で疑問なのは、拳銃が落ちている点です。
拳銃が現場に落ちていたことは、犯人にとっての拳銃使用は佐伯殺害のみが目的であることを示しており、
昼の時点ではその動機を持たない人物が犯行を行うには無理があります。
拳銃を盗んだのが桜・希沙・佐伯以外である場合は、拳銃を当然投げ捨てる必要があるので、
桜や希沙がそれを気づかないとするのは難しいと考えられます。
桜は拳銃を隠すことができず(えっ?女性には一見すると分からない隠し場所があるって?暴発したらどうすんの)、
希沙は拳銃を盗む動機をそもそも持たない。
そう考えていくと、拳銃は佐伯が持っていたとしか考えられなくなります。
それでは、桜が佐伯から拳銃を奪うことができたのではないかと考えますが、それも非常に考えづらいです。
Bルートの主人公推測のような拳銃を受け取りに来ましたは全く通用しないし、
そもそもBルートにおいても佐伯の性格を考えればそれに応じるとは思えず、何の説得力を持ち得ません。
桜が拳銃を強奪しえたとすれば、寝ている時に奪ったぐらいでしょうが、
それに気づかないというのも変だし、睡眠薬を投与したとするならば、起き上がったことを説明できません。
あり得るとすれば、睡眠薬を投与して眠っている隙に拳銃を取り返し、起きて拳銃を探している所を撃ったとなりますが、
そこまでいくと描写不足というよりは妄想の類にしかなってきません。
つーか、そもそも桜が犯人だとすれば、あの現場状況は一体何なのか。
仮に桜が佐伯に殺意を持っていたとするならば、見張り時に狙った方が確実だし、疑惑は及ばないはずです。
衝動的な犯行だったとすれば、睡眠薬を投与する意味はないし、そもそも拳銃を盗んだのが佐伯だと知るわけもない。
以上の理由から佐伯殺害を桜の仕業とするのは、合理性を欠くように思えます。

桜が犯人でないとすれば、第三者説が有力となり、
佐伯を殺害する動機や投げ入れらた小石のことを考えれば、片瀬幸雄以外に犯人はあり得ないでしょう。
そうなると拳銃の所持が問題になってきますが、片瀬幸雄なら予め用意できる立場にあったでしょうから、
佐伯が拳銃を持っていたのにも関わらず、拳銃で撃たれたことに対して驚きを感じたのは不思議ではありません。
Cルートにおいて、片瀬幸雄が雫に対して佐伯と知り合いであることを仄めかす発言しているのが何を指すのか、
実際に島へ渡る前に面識があったのか、それともAルートにおける正体バレを意味するのか分かりませんが、
仮に後者であるならば、片瀬幸雄が佐伯の死を望んでいた可能性は高いように思えます。
まぁ、でもCルートではあんなに桜を庇うようなことをしていたにも関わらず、
Aルートでは桜に罪を着せようとする行動には明確な矛盾を感じちゃうんですよね。
でもキャラクターの一貫性がなく、ライターの手で左右されていることを考えると、
それでも矛盾はないのかなとも思ったり。
つーか、片瀬幸雄の性格がよく分からないし。結局は主人公による推測だけだから。
桜を庇う気だったのか、鏡子のように面白かったからが理由なのかよく分からないし。

また、希沙の2つ目の証言である「就寝前に佐伯が奥の鍵を開けていた」は嘘の可能性が高いです。
理由は士郎への想いに気づき始めたことによる桜への嫉妬心。
希沙の2つ目の証言が本当だとすれば、佐伯は鍵を閉めなかったことになり、その理由が分かりません。
鍵を閉めるのが普通なのだから、開けておいたとするには理由が必要となりますが、その理由はもはや妄想の域。
やっぱり、桜は犯人ではなく、第三者(片瀬幸雄)が犯人であるとするのが妥当のように思えます。


それにも関わらず、桜が犯人のようにシナリオが展開されてしまうのは、一体何なのでしょうか。
主人公が勘違いしたバッドエンド的なものなのか、それとも単なるシナリオの矛盾点なのか。
それがはっきりとしないので、何とも言えないところです。
個人的には桜が主人公に黙っていることはあっても、嘘を付いていることはないと思うんですが…
主人公を含めて、他のキャラは冗談に交えて嘘を入れてるけれど、桜にはほとんど見られないですし。

あとはエンディングでのニュース速報「生存者十名以外にも死者が『二名』」。
死者は蒲生・辻(偽)・佐伯の3名のはずなのに2名。これが何を表すのかよく分かりません。
単純に蒲生の遺体が紛失し、見つからないためなのか、
黒幕である片瀬幸雄による情報操作で総勢12名とされたのか、
それとも辻(偽)の身元が不明でカウントされていないのか、よく分かりません。
『』が意図的に付けられている以上、何らかの意味を持つのでしょうが、
その意味を明らかにすることは難しいです。
個人的には辻(偽)ノーカウント説を推したいところ。


●Bルート●
Bルートは、正義の味方の無力感を現したシナリオというのは分かるのですが、
主人公の手を離れた所で物語が進行することが多く、物語が全く掴めません。
テーマは良いと思うんですけど、内容が杜撰に思えちゃうんですよねぇ…

1つ目の謎が、佐伯の紗江に対する脅迫とその後の行動。
辻(偽)の遺体発見現場が中庭だと言ったのは単なるブラフで、犯人に対する引っ掛けだったと思われますが、
その後の行動がよく分かりません。
そして、同じような時間帯に教会で佐伯が殺されるという謎展開。
久世と雫は佐伯の外出を知らないようにも思えますし、佐伯の行動が全く掴めない。
脅迫はどういう順番で行っていたのか、教会にいつ戻ったのか。描写不足でサッパリ。
施設に現れた佐伯は幸雄の変装とかいうオチじゃないよね? それとも夢オチ?

2つ目の謎が、鏡子の独白における被害者の数。
島の人数は総勢13人と言いながら、被害者は4人としている。
崖下の辻(本人)は含めないはずなので、蒲生・辻(偽)・佐伯の3人が正解であるべき。
ひょっとして桜か紗江が既に死んでる的な超展開かと思ったものの、単純にシナリオの間違いなのでしょうか?

3つ目の謎が平林の逃走劇。
協会側に流した嘘情報とは何だったのか。
久世が桜を怪しんでいることから、桜関連ではないかと思いますが… 施設側が桜を匿ってるとか?
そして、仮面に終われる際のモノローグ、
「ここにはいるはずのない、同じ世界には既に属していないはずの、失われたあの子の笑顔。」の意味。
辻(偽)を「あの子」とするのは無理があるので、桜か紗江が候補になりますが…
それとも、単に平林の過去に関する描写なのでしょうか。他では全く出てきませんが。
まさか、この期に及んで猫とか言わないよな?
でも桜も紗江も生きているような感じで話は展開するし、全くもって意味不明なセリフ。

Bルートの一連の流れを簡単に整理しておくと、
辻(偽)の遺体が発見される→佐伯が教会で殺害される→桜が消える
→平林が逃走する→平林が鏡子に殺される(過剰正当防衛)→教会襲撃事件が発生(氷室父・岩谷・鏡子?)
→久世が死亡、岩谷が死亡したと思われる→氷室父が雫をレイプ、雫が自決、希沙が発見後、主人公達が発見
→主人公が倒れ、桜と紗江が崖下の洞窟へと運ぶ→教会で紗江と別れる→主人公が地下へ置き去りに
→氷室父と希沙が交戦、希沙の刃物が氷室父を刺し殺し、氷室父のハンマーが何故か紗江を直撃。氷室父と紗江死亡
→ここからはよく分からない→桜が自決。希沙が火の中へ。主人公のみが救助されるエンド

紗江は死ぬ状況にないんですが、描写(内部から)からするとハンマーが当たったと読めます。
何で当たったのかはよく分かりませんが。希沙を庇うような、2人の間に割って入る描写が欲しかった。
鏡子の消息が終盤以降サッパリ掴めなくなる。紗江と並ぶBルートのヒロインクラスだったはずでは?

最後の謎はエンディングでの女物のブローチ。
おそらく桜のブローチのことなんだろうけれど、「真新しい」という表現がよく分かりません。
兄から貰ったブローチだとするならば、新しいわけはないんですが…
そこに何か意味を見出すとするならば、桜は最初から存在しない人間という超展開ぐらいでしょうか。
それはさすがに無茶苦茶に思えるんだけれども… Bルートは殺し合うだけで意味が分かりません。

Aルートとは異なり、桜が辻(偽)を殺した可能性は高いと考えられますが、
佐伯殺害はよく分かりません。
Bルートでは拳銃の持ち主が佐伯であることは間違いありませんが、
主人公が予測したように佐伯が桜に拳銃を返すことがありえるでしょうか?
少なくとも、返還期日が1日と言っていた状況で、その日の夕方・夜でもない時点で、
返還相手ではない桜に安易に拳銃を渡すような不用心な性格だとはとても思えないのですが。
キャラクター性を崩壊させすぎるため、Bルートでも桜犯人説は採れないです。
考えられるのは、片瀬幸雄犯人説で、桜は犯人を追うために教会を後にし、
その後に黒幕の正体が片瀬幸雄であることを知り、
一人で決着を付けるために、主人公を地下へ置き去りにしたと考えるのが分かりやすいように思えます。
桜は途中で黒幕の正体が兄であることを知り、主人公に兄のことを勘付かれないために、
主人公の問いをごまかし続けたと考えるのが分かりやすいのではないかと思います。
まぁ、いずれにせよ、無茶苦茶なシナリオです。
ただ単にライターがプレイヤーに対して桜を黒幕っぽく見せたかっただけじゃねーのかと問い質したい。


●Cルート●
全体的にはいいと思うんだけれども、やや腑に落ちない点もいくつかないことはなかったり。

第1に佐伯と桜の密会の顛末。
佐伯は片瀬幸雄の名前を聞いて動揺し、その理由を隠したが、身分を隠す必要があったのかがよくわからない。
佐伯からすれば、主人公が佐伯の正体を知っており、主人公と行動を共にしている桜がそれを知っていても不思議ではないし、
主人公の依頼人が桜であることを知っていて、その目的も人探しであることも知っているならば、
桜が片瀬幸雄のことを尋ねてきても何ら不思議はないし、必ずしも身分を隠す必要を感じません。
佐伯が慎重な性格で、身分を隠すことを選択したとするならば、分かるものの、
そうなると、Bルートで桜に拳銃を簡単に手渡したとする主人公の推論は的外れと言わざるを得ない。
キャラの一貫性を取るならば、やはりBルートの佐伯殺害の犯人は桜ではない可能性が強まってきます。

第2の主人公逃走後のモノローグ、第3のロケットの中身は最初に触れたので省略。
それぞれの答えは、桜のブローチを付けた雫、猫がファイナルアンサー。
「ちなみに、写真の中で彼女……じょびさんの妹を抱えていたのは、親戚の子で名前は美代ちゃんという」
猫のファイナルアンサーはロケットの中身を見せた後のこの文章です。

第4の点として、桜の犯行供述。
辻(偽)を崖下で発見した際には、仮面の服装を一度登場させる演出が必要だったように思います。
Bルートでそれは分かりますが、Cルートは正解ルートなだけに、ちゃんと種明かしして欲しかったです。
あと、佐伯傷害事件時のトランシーバートリックは無茶苦茶だと思いました。
辻(偽)の供述を疑問視しており、犯行に及ぶ気のなかった桜がわざわざそこまで用意周到なことするとは思えません。
それに日頃からトランシーバーを3つ持ち歩いていたわけではないのだから、
犯行のためにわざわざ施設へ出向き、トランシーバーを取りに行くリスクが何ら考えられてません。
現実的に桜がトランシーバートリックを取るのは無理があると言わざるを得ないです。
それならば伏線として、紗江との密会を用意しておくとかするべきだったように思います。
むしろ、片瀬幸雄がトランシーバートリックを用意したとした方が腑に落ちたことでしょう。
というか、トランシーバートリックって別に要らないよね? すげー細かいことですし。

第5の点として、社での謎解きにおける掘り起こした後が何を意味するのかが分かりません。
主人公は氷室父が掘り起こしたと考え、中身はもうないことを覚悟していたようですが、
実際はそうでなかったわけですから、一体誰が掘り起こしたのでしょうか?
考えるに、当初は地図と鍵があっただけで、レポート用紙は入れられていなかったのではないでしょうか?
片瀬幸雄がその計画の全容を主人公と桜に伝えるために入れたと考えるのが妥当のように思えます。
もし、仮に、最初から「Rebirth Session」が入れられていたとすれば、
第2回の参加者である鏡子は計画の全貌を知り得た可能性がありますから、
それが追加されたことを示すために、掘り起こした後という記述があったのだと考えます。

第6の点として、Aルートではあんなにも拳銃の使用にこだわっていたにも関わらず、
Cルートでは久世だけでなく、紗江までもが簡単に使えているのは矛盾を感じてしまいます。
つーか、普通に誰でも使えそうじゃないか…
使いこなせないことを理由にするならば、Aルートの桜も同じなわけで、
撃ち方を知っているのと正確に撃てるのは同じ意味ではないから、やはりAルートの推論は変です。
個人的にはやっぱりAルートの推論は間違っているように思えます。

第7の点として、島の位置。
3時間で陸地に行けるって何じゃそりゃ。行きは6時間以上かかったのに。
同じコースを辿る必要性はないものの、陸地から3時間程度の距離で絶海の孤島となるんですかね?

第8の点として、紗江バッドエンド(紗江が発砲して致命傷を与えるパターン)の意味。
あれは片瀬幸雄が引き続きバーを続けているのか、
それとも今度は主人公がバーをやり、役目を引き継いでいることを意味するのか、どちらかなのか。
いずれにせよ、エンド前のやり取りを完全無視になっちゃったため、
バッドエンドならもう少し早い段階で幕引きした方が良かったように思います。

第9の点として、鏡子とのやり取りで選択肢がなかったのは演出上の不満が残ります。
いい場面だっただけに、選択肢を作ってゲーム性を広げて欲しかったです。
何で紗江のところでは選択肢があって、こちらではないのか。納得いかないです。
普通、逆じゃないか? むしろ、紗江の方は要らないっしょ。
Cルートでは鏡子にやたら殺される点も納得といえば納得。
主人公が桜を庇おうとすると偽善だと看做されて殺されるのか。
最後も同じ状況ではありますが、覚悟(意識)が違ったというところで納得しておきましょう。

第10の点として、結局、片瀬幸雄が何をしたかったのかよく分からない。
まぁ、狂人の考えを理解したいとは思いませんが。その人となりが分からなかったのは残念です。
Cルートにおける幸雄が桜を庇うような行動も、あくまで主人公の推論にすぎず、
実際のところ、幸雄の意思がどうだったのかまでは分かりません。
鏡子と同様に事件の混乱を目的としていたとも取れますし… 性格が掴めないだけに、何とも言えません。
AルートやBルートでは桜放置どころか、窮地に陥らせるようなことしてるのは何なのだろうか。
ライターの気紛れが生んだようなキャラクターと理解するしかないんですかね(苦笑)

最後に、エピローグにおける桜の罰の軽さが気になった人もいることでしょう。
おそらく、罪状は傷害一犯だけだと思われます。
佐伯の傷害事件は殺人未遂にも取れますが、そこは佐伯が考慮したのでしょう。
辻(偽)殺害を自供したかどうかは分かりませんが、おそらく自供していると思われますが、
辻(偽)の正体が明らかになっていない段階では、
桜が殺したのは既に死んでいる辻を殺したとしか考えられず、殺人罪の不能犯としかならない、
といった感じではないでしょうか。
いずれにせよ、1年で仮釈放ですから、殺人罪の既遂は問われてないはずです。

結構細かい点が多かったものの、AルートやBルートの考察に影響する点も多かったので、
それぞれ簡単に言及してみることにしました。


●「Rebirth Session」計画のまとめ●
Cルートで明かされる真相「Rebirth Session」計画を簡単にまとめておきます。
「Rebirth Session」計画とは、自ら死を望む人間の、その奥底に眠った生存本能を引き出し、
生き残った人間を『選ばれた人間』として認め、新たに勝ち得た生の前途を祝福するプログロム、とのこと。
自殺志願者から自殺という選択肢を奪うような環境に押し込み、人間らしさ(野生)を取り戻すという計画だが、
その実は、長谷川秀吾による作為的ヒーローごっこ。
事件を意図的に誘発させ、推理・糾弾をしてヒーロー感覚を味わうだけの自己満足計画だったと言える。
5年前の第1回、1人死亡のみ  失敗と断定される
3年前の第2回、6人死亡    人間狩状態で推理要素が少なく失敗。鏡子がこれに参加。
1年前の第3回、10人死亡   片瀬幸雄と辻(偽)が生存。川岸や長谷川秀吾は死亡。

肯定的な見解としては、真相が明かされる直前の希沙と久世の会話でしょうか。
現代人の感覚の麻痺から失われていく生きる気力を再確認するというもの。
でもやり方が酷いのは言うまでもなく、結論としては希沙が締めたように「結果は結果で、過程は過程。」、
本人の意志次第なので、結果と過程は区別すべきでしょう。
結局はやっぱり殺人計画であり、ヒーローごっこにすぎないのでしょうが、
そういった生きる感覚の再確認という気持ちは多くの人間が共通に抱えている点だと思います。
エピローグで希沙が語ったように、自殺を考える人間は視野が狭いことが多いだけに、
近くにあるものを遠くから眺めることが、生きる意味の再確認に繋がることは往々としてあると思われます。
まぁ、逆に無人島に押し込められる方が視野狭くなるんじゃね?とか思わなくもないけれど。
そういう意味では、無人島に押し込められることで視野が狭くなり、
事件を経る過程で視野が少しずつ広くなり、視野が狭くなって殺人に興じるモノは淘汰されていき、
生き残った人間は無人島を脱出することで視野が広くなったと「錯覚できる」ということでしょうかね。
やっぱり自分探しの旅の方が建設的に思えるがなぁ。まぁ、それも本人次第の面は大きいけれども。

否定的な見解としては、主人公の正義観念の葛藤でしょう。
父である長谷川秀吾がやりたかったのは作為的なヒーローごっこ。
正義の考え方は色々とあると思いますが、本作品の正義観念はオーソドックスな自然法論。
自然状態(人間の理想状態。平和的状態、自己保存の社会等様々な見解あり)がまずあり、
そこから様々な理由(例えば人間の私利私欲、悪徳とか)を経て戦争状態に至り、
戦争状態を正すために社会的正義が必要となる考え方です。
いわゆる自然的正義ってものも勿論あるのだけれども、
ここで問題となっているのは社会的正義、悪徳を正すための正義です。
何を悪徳とするかの問題は残りますが、悪徳があるから社会的正義が必要となるのは言うまでもなく、
ならば、逆に考えて、社会的正義は悪徳を必要とするのか、というのが本作品の問いです。

ヒーローは「大多数の秩序維持者」か「崇高なる破壊者」のいずれかであると思われます。
ヒーローの圧倒的多くは「大多数の秩序維持者」であるのは間違いないです。だって、その方が簡単だから。
「崇高なる破壊者」、例えば緒田信長やナポレオンのような人物は、誰でもなれるわけではなく、
圧倒的なカリスマ性と人々を惹きつける理念、それを実現しうる組織を統率することが必要となります。
それらを維持し続けることは難しいだけに「崇高なる破壊者」になることは極めて難しいです。
それらが1つでも欠ければ、ただの夢想家かテロリストにすぎなくなります。
話を戻して、ヒーローの多くは「大多数の秩序維持者」であるのならば、
秩序を乱すものがいなければ、ヒーローもただの人です。
それじゃヒーローになりたい自己顕示欲の強い者はどうするかというと… 自作自演じゃないかというお話。
消防団員が自分で火を付けたなんて話はよくニュースで聴きますよね。そんな感じでしょう。

主人公はそんな自己顕示欲を満たすためだけに推理している自分に気づき、嫌悪しますが、
氷室父の一件や鏡子と平林の一件で再び考えを改め、再び推理を再開します。
主人公がどういった心境に至り、どのような結論に至ったかは
プレイヤーの感じるところが答えになるのでしょうが、
自分なりに答えを言えば、「振り幅」の問題だと思います。
自己顕示欲が全くないというのは表現する意欲を奪いかねず、
自己顕示欲の塊であるというのは他者を貶める態度に繋がってくる。
0か100ではダメで、その間をいかにコントロールするかが人間だと私は見ます。
長谷川士郎の思考で言えば、彼の拙かった点は自己顕示欲の存在を否定していた点にあり、
自己顕示欲を認めながらも、その調整を図ることが「人間らしさ」だと言えるのではないでしょうか。
自殺に関して言えば、自殺という0か100の選択肢そのものがダメであり、
自殺という選択肢を取るだとか、死を恐れないだとか、そういう極端さがダメということ。
最後の鏡子の場面で、士郎は死を恐れる心を持ちながらも、桜を庇うという選択をした、
0と100の間を揺れ動きながら決断したことが正解だったのということではないでしょうか。
言葉にするのは難しいですけれども、そんな感じではないかな~と思ったりします。


●各キャラクターの人物像●
長谷川士郎
 我らが主人公、男には容赦ないが女には甘い(笑) まぁ、でも平林を撃つのは正解だと思う(^^;
 欠点は早漏。Hシーンの尺が短すぎ。
 嘘か本当か分からないセリフでプレイヤーを悩ませるのは勘弁して欲しい。
 普通写真見て「妹」と言いながら、それは猫のことだと思うか? 表現下手。

片瀬桜
 ヒロインなのに、A・Bルートでは黒幕にされちゃう可哀想な子。
 主人公に心酔、ほとんど盲目的な愛。
 黒幕にするならヤンデレっぽくすれば良かったのに。それか平林レイプ後に男連中抹殺とか。
 それぐらい黒くもできたけれど、基本的に白い普通の良い子だけど、早とちりで大変なことに!

雨宮希沙
 準ヒロイン格。性格の変化は一番わかりやすく、精神面の成長が著しい。
 照れると可愛い最萌えヒロイン。
 ところで岬の猫に餌付けしているシーンがあるが、あの島には猫一匹しかいないの?
 それはそれでおかしいと思うのだけれども。全くもって意味不明のシーンだった。
 プレイヤーは誰も希沙を疑ってないだろうし、要らないシーンだったと思う。

橘雫
 どう見てもヤラレキャラと思わせながら、作中では意外と活躍し、Bルート以外は生存する意外さ。
 精神思考は士郎と似ている感じ。
 昔、苛められていた時に、傷害事件を起こした過去あり。
 金松由花が声なのに病まないなんて、何と勿体無いことか!
 つーか、結局、本番ないんだよね。オナニーとレズプレイのみって…

氷室紗江
 何か秘密を抱えてそうなのに、その秘密は最後まで明かされないという何じゃそりゃヒロイン。
 20歳以上としつこく強調するものの、ポジション的にはただのロリ。だけど基本的に頭は良い。
 本当にコナ●君なのかもと思わなくもない。
 猫を怖がっていたものの、エピローグでは平気になってきた模様。
 こちらも本番なし。スクール水着姿だけでお預けなんて、とんでもない!

西園寺鏡子
 行動理由がよく分からなく、全般的にあまり掘り下げられない可哀想な女性キャラ。
 名前は偽名で、第2回の参加者で、その時に恋人(らしき人)に庇われて命を救われ、
 それを恨みに思いながらも、主催者らへの復讐目的で参加した模様。
 当初から事件の黒幕っぽい印象を見せるものの、あからさますぎて違うなとプレイヤーに思わせながらも、
 簡単に殺されてしまう辺りが全く読めない。わりと気紛れ。
 基本的に事件に関して鏡子は動いていないように思われる。ただ敵意を向けられると容赦なくボウガンの刑。
 案内人の存在は知らないと思われる。
 Hシーンはわりと優遇されてるっぽいが、最後のアレは平林ざまぁと思う一方、
 股間を思わず押さえちゃうのは男の性か、あのCGはイラネ。
 しかし、ホント何でもありのキャラだったな。

辻美輪子(偽)
 正体は第3回の生存者で、片瀬幸雄と並ぶ黒幕の一人。
 性格は幸雄以上によく分からない。そもそもどういう計画だったんだろうか?
 辻(偽)が実行犯になるつもりだったのか… 幸雄同様にかく乱だけが目的だったのか不明。
 黒幕でたいしたことしてないのに早々に殺されちゃうヤラレキャラ。

佐伯義男
 元刑事で、後輩の川岸の消息を求めて参加。
 川岸はやはり第3回で途中で殺されてしまっているっぽい。片瀬幸雄のことをどの程度知ってるのかは不明。
 事実を知りすぎた故に殺されちゃうというパターンが多く、
 そういう意味では桜に刺されたのは死亡フラグ回避と見ることもできる。
 佐伯が生き残れるのは桜のおかげ? 実はマゾ。

久世裕也
 身分は研修医だが、余命を知らされて自殺を検討するも、やっぱり生きようと思い直す普通の人。
 メガネは何か企んでいると思わせながらも、実は普通の人というパターンに当てはまっちゃった。
 何をしているのかは分からないけれども指示だけは出すリーダー的には嫌な感じなものの、
 他の人間が従っているのがよく分からない。
 基本的に自己中心的で、誰も信頼していないんだけど、要領がいい。
 エピローグではやっぱり死んでるんだろうか。悪いキャラでもなかったけれど、良いキャラでもなかったな。

岩谷淳二
 基本的にいい奴なんだけれども、希沙を庇う故に殺されることが多い可哀想な人。
 過去に傷害事件を起こし、人を殺してしまった模様。
 悪い奴ではないんだけれども、あれだけ自分の理想を押し付けられちゃうとねぇ… 引くよね、わりと。
 追っかける故に逃げられちゃう情熱暴走型。薬は精神薬を持っていたっぽい。

氷室雄大
 悪党。過去は会社の重役っぽかったものの、不倫発覚を恐れるあまりに脅迫で社会的信用を失い転落。
 娘の紗江の目を恐れながらも、力で抑え付けようとする典型的なダメオヤジ。
 持っていた薬は媚薬、そのわりにあまり活用しなかった気もする。
 虎視眈々と機会を伺い、手段を選ばない悪党型。

平林進
 小悪党。やることなすこと小さいが暴走しやすく、思考回路が自己中心的。
 典型的なストーカー。ヌコ殺し。ストーカー殺人の経歴がありそうな感じもするが詳細不明。
 薬は利尿剤を持っていたっぽく、下半身が先に動くユーザーフレンドリーなキャラであるものの、
 陵辱シーンがスキップモードの本作では活躍の機会も少ない。
 とにかく思考が気持ち悪すぎるのが難点。桜レイプシーンのCGは好きなんだけれど、平林がキモイ。
 あそこを桜視点で描いてたらエロかったのに。
 最後に噛み切られる辺りはざまぁと思うものの、男としては股間を思わず抑えたくなってしまう。

蒲生昭三
 小難しいこと言いながら、さっさと自殺してしまう脇役。
 特に思うところは何もない。

片瀬幸雄
 黒幕。性格は久世に似てるっぽいけれども、よく分からない。
 第3回に参加する以前の職業も分からない。
 元々は妹想いの兄だったっぽいが、作中では桜を助けたり貶めたりしてよく分からない行動を取る。
 一貫性のないシナリオライターに動かされっぱなしのキャラ。

2010年02月18日

西武・赤田がトレードへ

昨年反対しまくったから、もうトレードはないかなと思っていたけれども…
ここに来て成立しちゃいましたよ、最悪。
高卒野手ながらもプロ1年目の夏から1軍の試合に出場し、
レギュラーを取るまでは時間がかかったものの、コンスタントに1軍出場を重ね、
2004年の日本一に大きく貢献し、その後も中心選手として活躍。
近年は故障や若手の台頭もあって出番は減りつつあるものの、
選手会長・キャプテンとしてチームを引っ張り、
中堅の松坂世代の選手ながらも若い野手陣を支えるリーダーとして活躍してきただけに…
その選手を簡単に放出してしまうフロントは、アホとしか言いようがありません。

しかも、その交換要因がオリックスの阿部真宏内野手って… 何考えてるんだと。
このトレードは小瀬選手の死によって外野が手薄となったオリックス側の希望なのでしょうが、
何で交換要因が野手で受けちゃうのか、バカとしか言いようがありません。
確かに、昨年春辺りまでは内野手は手薄感がありました。
レギュラーはセカンド・片岡選手、サード・中村剛也選手、ショート・中島選手と磐石でしたが、
内野手の控えは層が薄く、7月に水田選手が交換トレードで放出されてさらに手薄になるなど、
何とかしなければいけない状況にありました。
しかし、8月以降は原選手が台頭し、故障で守備につけなかった中村選手の穴を埋める働きを見せ、
今年のキャンプでも好調を維持、内野の準レギュラーを不動のものにしつつあります。
また、2年目の浅村選手の成長が著しく、昨秋のキャンプで大幅に評価を上げ、
今年のキャンプでも1軍に抜擢されるなど、その将来性が高く評価されています。
さらに、ドラフトでは美沢選手を獲得するなど、内野陣の控えも大幅に充実してきています。
唯一不足しているのは2軍の内野手、つまりは頭数だけですから、
2軍の内野手をトレードで補強するバカはいないでしょう、ということが言いたいわけです。
もっとも、阿部選手が悪い選手だと言っているわけではありません。
昨年春の時点では私も補強して欲しい選手の一人と見てましたし、
ショートを守っても一流、セカンドを守っても一流という阿部選手の守備力と、
繋ぎの打撃は高く評価しています。
ただ、今のライオンズでレギュラーを取るのは100%無理だし、
準レギュラーも若手の成長が著しい状態では、その出番は守備固め程度で終わってしまうはず。
とてもじゃないですが、「補強」とは呼べないと思うんですがねぇ…
もし、今のライオンズが「補強」するならピッチャーでしょうに。
本柳・大久保・菊地原投手らベテランリリーフを狙うべきだったように思います。

会見を聞いても、渋々といった感じのようですし、他の選手の反応も惜しむ声が多く聞かれます。
しかも、現在は赤田選手の母校がある日南でのキャンプ中、
トレードを通告されながらも、涙を隠しながらファンのサインに応えたという報道は胸を打ちます。
せめて、キャンプが終わってから、オープン戦開始前まで待てなかったのか、
そういう思いに駆られてしまいます。
補強も最悪であれば、タイミングも最悪。
いやはや、死ねよ、この糞フロントが!、と思わずにはいられませんよ、本当に。

移籍先がオリックスってのもアレですよね… それなら阪神の方がと思わずにはいられない。
赤星選手が引退してしまっただけに、センターで守備力を活かせる阪神の方がチャンスあるわけですが。
まぁ、オリックスの外野陣も、センターの坂口選手が決定しているのみで、
ライトを計算していた小瀬選手が死んだことにより、両翼が空くこととなり、
内野の関係もあるでしょうが、T-岡田選手がファーストかレフトでの出場が有力、
あとは田口選手や大村選手、下山選手や濱中選手らと争うこととなるので、
ライオンズよりも出場機会が増えるチャンスは十分にあります。
ありますけれども、守備力を活かせるセンターが空いてないのはやっぱり残念。
移籍するなら阪神か横浜が良かったよ…本当に。
そういう意味でも、選手の放出先を考えないフロントはボケナスとしか言いようがありません。

フロントがいくらアホでバカでボケナスで死んだほうがマシであっても、
決まってしまった以上はもう致し方ないです。
赤田選手にはオリックスで頑張ってもらい、
いずれFA移籍でも何でもいいので、ライオンズに帰ってくることを夢見たいです。
オリックスには武者修行のつもりで頑張ってもらいたいです。
公式戦ではそうはいきませんが、投手陣の方々にはオープン戦ぐらいは打たせてあげる方向でよろ(^^;


◆ゲームの話 『id -Rebirth Session-』の簡易レビュー
roonukoの美少女ゲーム『id -Rebirth Session-』をプレイしました。
無人島におけるミステリー殺人事件を題材としたADVゲームで、
ゲーム全体としては面白かったです。
CGも綺麗で、ヒロインの桜は可愛く、他のキャラもそれなりに魅力が立っている。
ミステリーにも関わらず、軽妙な会話も楽しめ、信頼と疑念が共存するシナリオで、、
その展開もなかなかに予測しにくく、先へ先へと読ませるシナリオは非常に良かったです。
トゥルーエンドを終えてみると、納得する面が多く、テーマもしっかりしていただけに、
その点では良いゲームだったかなと思います。

ただ、AルートやBルートはトゥルーシナリオとやや異なる展開をするにも関わらず、
その真相が明らかにされず、何とも言えない終わり方をするだけに、
プレイヤーのモヤモヤ感を誘います。
また、トゥルーシナリオもそうなのですが、プレイヤーを意図的にミスリードさせる表現が多く、
まともな国語能力を持つ人間にとっては理解できないようなミスリードをさせてきます。
もう少し自然ならば分かるのですが、あまりにも強引過ぎて、露骨だったのはいただけないです。
あまりにも不自然な文章の読ませ方をさせてしまう故に、
キャラクターがシナリオ上で動いているのではなく、
ライターがシナリオの中でキャラクターを動かしている面を強くしており、
自然さを感じにくいところがあります。
中盤以降はキャラクターの魅力が引き出されていくだけに、
キャラクターをシナリオの中で動かしていってもらいたかったです。
キャラクターの動きが不自然に思えてならなかったのは、大きな反省材料でしょう。

シナリオの総評としては、全体の構成や世界観・謎解きは非常に良く、
ヒロイン・桜の描写には優れた面があり、シナリオのテーマも評価できるなど、
全体としてのまとまりは高く評価できるものの、、
一方ではシナリオ細部の矛盾点も見かけられ、詳細も語られず、推測も難しく、
プレイヤーを意図的に混乱させる表現が目立ち、桜以外の女性キャラの掘り下げも浅いなど、
細部の詰めの甘さは否めませんでした。

探偵モードやアイテムによる変化もなく、全体としては選択肢を選ぶだけの一本道。
もう少し推理要素で分岐を設けたり、アイテムや行動による変化も入れて欲しかったです。
もうちょっと作り込めば名作になりえただけに、
メーカーのデビュー作としては評価できるものの、勿体無いという気持ちの方が強いです。
完全版とか出してくれればなぁ、と思うのですが… どうなんでしょうか。

Hシーンは全体的に尺が短いのが欠点。そして、本番に行くケースも少ない。
紗江が前戯のみで終わっているのは納得いかない。
20歳以上を殊更に主張しながら、スク水をスルーしたのは、全ロリコンが泣いたはず(苦笑)

あと一番大事な謎解きで重大な記述ミスがあって萎えた。
ゲームでは「ネズミが北に11、ウマが東に2、ウマが南に5、トリが西に8」となってますが、
本当ならば「ネズミが北に11、ウサギが東に2、ウマが南に5、トリが西に8」のはず。
さっさと修正ファイルを出して直して欲しいところ。
システムが吉里吉里だから、自分でパッチでも作りますか。

明日はネタバレレビューを掲載予定です。

2010年02月16日

祝杯中。

何の祝杯かは察してくださいwww
シューターはきっとSかMのどちらかなんだと思う。それはもう針が振り切るほどに。

上位10人中、下4人は最近出番のない方々。人気投票って何だろうね。妹紅の安定ぶりがすごすぎる。
ついでに、上位五人はほぼ不動でした。というか、早苗さんがさらにランクアップとは。ちょっと意外かも。

1・2ボスの方が人気が高いという点で、星は画期的だったかもしれません。
曲もそうだけど、星の1面は人気高い。「春の湊に」は私も入れたけどさー。

個人的には、投票の時は基本的に二次創作は無視しています。
だってそうしないと百鬼飛行の影響で小傘がトップになるっっっ。
コメントよく見るとその限りではないのでちょっと驚くのですがー。


おりんりんが秋姉妹にサンドイッチされてて吹いたwww

2010年02月14日

バンクーバー五輪が開幕

開会式は少数民族の存在を前面に出したことが話題になりましたね。
今までのオリンピックは国家高揚政策的・経済主義的側面が強く、
スポーツの祭典でありながらも、国家を全面に出した祭典という印象が強いものでしたが、
今回のバンクーバー五輪はそれとは少し視点が変わり、
国家を超えた世界大会というイメージを人々に与えることに成功したのではないでしょうか。
良い試みだったと思います。
もっとも、冬のオリンピックという性質上、どうしても世界大会という点からは遠ざかりますが…
今回の試みが夏のオリンピックへと引き継がれていくことに期待したいです。
そういう意味では、冬のオリンピックは参加国もそう多くないし、
サッカーのワールドカップのように地域要素を入れてみてもいいかもしれません。
イングランドとスコットランドのように、国を超えた区分も面白いのではないかと。

注目された女子モーグルでは、上村愛子選手が4位、村田愛里咲選手が8位入賞。
上村選手は惜しくもメダルに届かず…
ただ大きなミスもなく、滑り自体も良かったですから、
他の選手が上を行ったと考えざるを得ないといったところでしょうか。
初の五輪出場となった村田選手は良い滑りを見せて8位入賞。
伸び盛りなだけに、次のオリンピックではメダルに届くよう頑張って欲しいですね。

今回は日本勢の苦戦が予想されていますが、
冬季競技は自分ではできない競技が多いだけに、見ているだけで凄いなと思わされます。
結果も勿論大事ですが、そういった選手のプレーの凄さを大事にしていきたいものです。


◆政治ネタ 鳩山首相は平成の脱税王?
谷垣氏の生ぬるい追求があったときから、
鳩山邦夫氏の証言を元にした追求をするとは思っていましたが…
…想像以上に馬鹿っぽい追求に愕然としました…アホじゃね?

邦夫氏を通じた母親の話も本気か冗談なのか区別が付かないぐらいの発言だし、
民主党のトップと自民党無派閥という2人の状況を考えれば、
別に驚くような発言ではないでしょうに。
もし、仮に鳩山氏の母親がそういうつもりで話をしていたとするならば、
弟の邦夫氏の方も贈与を受けていたのは一体どういうつもりだったのか疑問となるわけで、
結局は与謝野氏が伝聞証拠を元に、飛躍させて話をしているとしか思えません。

由紀夫氏から資金を求めた明確な証拠や、
由紀夫氏が子分にお金を配っていた証拠があるなら話は別ですが、
それがない状態では追求にもならないイメージ低下戦略でしかないでしょう。
国民生活を無視した自分たちの党利党略に溺れている自民党の態度に、
苛立ちと腹立たしさを感じてしまいます。
自民党は何ら変わっていない、相変わらずの国民無視、ということを露呈しただけです。
なんというか、今の自民党って、他人の興味を引き付けたくて悪口を言いまくってる
どうしようもない中年オバサンみたいな感じになってますよね。
…あー、もういい加減にして欲しい。

野次も低レベルで煩いだけだし、こんなもん国会じゃねーよ。
特定の議員の辞職を求めるよりも、全議員辞職した方がいいんじゃねーの?


◆ニュースネタ 民主党・小沢氏の不起訴は検察審査会へ
検察審査会が2度起訴を決定すると、検察の判断とは関係なく、起訴となるようです。
検察審査会は裁判員制度と同じようなものです。
国民が検察の不起訴の是非を判断する制度です。
今までは検察審査会の判断に拘束性はありませんでしたが、
改正による検察審査会の機能が強化され、検察の判断とは関係なく起訴できることとなりました。
この改正自体は悪くなかったとは思うんですが…
果たして、これが政治問題においても適用するのが妥当なのか、甚だ疑問な面も感じます。

今回の騒動でも分かるように、起訴となれば国会議員の辞職が要求されるように、
かなり厳しい対応が要求されてしまいます。
果たして、検察審査会は十分それらを考慮して判断できるのか。
一般事件ならば、報道による多少の左右があるとはいえ、偏見を排した判断を期待できるでしょう。
けれど、それが政治事件となれば、法律的責任だけでなく、政治的責任までもが追及され、
説明責任を果たしていないという理由だけで、起訴されかねない可能性が出てきます。
要は、検察審査会が政治利用かされてしまう恐れがあるということです。
仮に、検察審査会が起訴の議決をしたものの、いざ裁判になってみると、
証拠不十分で検察は攻め手を欠き、被告人無罪となったらどうするのか。
この裁判によって傷つけられた政治家の信用、国政の停滞の責任は誰が取るのか。
誰が勤めているか分からない検察審査会に責任を求めることは無理でしょう。
検察審査会がその機能通りに法的責任で判断してくれれば良いのですが…
そうならなくなった時の怖さを若干感じます。ちょっと心配ではある。

あと当たり前のことですが、刑事事件の灰色はシロです。
クロに近い灰色など存在しえません。


◆プロ野球 埼玉西武のキャンプ
実戦メニューが始まり、菊池雄星投手も復帰して活気を帯びてきましたが…
紅白戦の結果は嬉しいような、悲しいような複雑なものが多くて…
ライオンズの課題は言うまでもなく投手陣。
若い投手の台頭が期待され、2年目の野上投手や3年目の左腕・武隈投手らが
評価を上げていたわけですが…
紅白戦では野上投手が松坂健太選手に被弾、武隈投手がブラウン選手に被弾…
期待の若手打者や新外国人選手に一発が出たのは嬉しいけれども、という複雑な心境。
味方打線を抑えるのは大変だとは思いますが、
それだけに抑えれば公式戦でもやれると思うので、
何とか結果を残してしがみついてもらいたいです。

2010年02月13日

問うて曰く。

汝はいつまで正月気分なのかと。

答へて曰く。
毎日が正g(ピチューン

ん、失礼しました。
ようやくTOPを変えました。
…きゅ、旧正月には間に合ったんだからね(キリッ

DropBOXで共有してるOperaのtouchtheskyウィジェットは、入れなおしたらちゃんと正常動作しました。
風速を時速表示できて面白いのですが、50超えてる表示見るとさすがに驚きますね。
水曜・木曜あたりは季節外れのゲリラ豪雨がマジ酷かった。

さておき。
結果が出るまで黙るつもりでしたが、TOP絵のこともあったので、結局人気投票がらみになりました。
レミさま描いたけど、一押しは当然幽香さまなんですよ。ええ。
他は依姫さまに咲夜さん、そして新作からムラサさんで。
なんというかムラサは当然として月組頑張れレミ咲は正義馬鹿何を言うかやっぱりアルティメットサディスティッククリーチャーだろ常考いやしかし早苗さんも外しがたいどうでもいいけど最近アリス好きなんだよねどうして曲は枠が増えるのにキャラは五人のままなの馬鹿なの死ぬの?
…みたいなノリでサクサクと投票しました。もう思いついた順に入れるしかない。

曲は、キャプテン・ムラサ、Demystify Feast、シンデレラケージは絶対として、
残りはもう各作品から一つずつという感じ…だった気がします。もう他の4つは覚えてない(ぇ
もう投票しちゃえば結果が楽しみなだけです。
上位に行きそうなレミ咲は外してもよかったかなー。
でも一番気になるのは早苗さんの変動だったり。直近2作の影響がどう出るか。

ラクガキの方ですが、SAIのキャンバスには幽香さまと両方描いてみて、気に入ったほうを着色しました。
覚えていれば明日までにあっちのサイトにフルサイズあげておきますが、
まぁ変わり映えしないので見て得する事はないと思います。
レミさまは赤白のコントラストが生きる。

そろそろ寝なきゃ…

2010年02月08日

改めて

自殺というのは周囲への影響が多大だなと感じさせられますね。
先日のオリックス・小瀬選手の転落死は、種々の状況から自殺の可能性が高いとのことです。
依然として自殺に到った理由は分かりませんし、今後も明らかにならないでしょうが…
いずれにせよ、自殺のもたらす影響というものは非常に大きいことは間違いありません。
自分の生命なのだから、その処分も自由ということで、
自殺は肯定されてはいないものの容認されていますが、
自分勝手な理由で生命が奪われることは変わりがないわけで、
殺人と何ら変わるところがないと改めて感じさせられました。
これだけ周囲の心をかき乱した罪を償うことなく、この世を去ってしまうのはやはり罪でしょう。

勿論、そこに到るまでの理由もあるのでしょうが…
それでも他の方法を思いつかなかったのか、と。
誰でもプロ野球選手になれるというわけではないのだから、
こういう形で夢を断ったことは残念でなりません。
なんだかなぁ… 才能ある選手だっただけに、もっと広い視点を持って欲しかったなぁ…


◆プロ野球 菊池雄星投手がテストのために帰郷
ここまでのキャンプはお世辞にも順調とは行っていないようで…
新人合同自主トレの時は順調な感じで、キャンプ初日もスンナリ入れたようですが、
キャンプ2日目辺りから少し崩れだし、やや混乱しているのかなという印象も受けます。
昨日のサンデースポーツを見てそんなことを感じました。

もっとも、それは菊池雄星投手が期待外れだったとか、
首脳陣が口を出し過ぎて混乱させているというわけではなく、
(評論家や先輩投手・捕手からのアドバイスは分かりませんが。
 首脳陣からはごく当たり前のことを指摘されている点に留まってると思う)
菊池雄星投手の理想が高いために、頭が良いために、混乱状態になっている感じです。
例えるなら、「一教えられたことから十を学べる」点が菊池雄星投手の良い所ですが、
それ故に消化し切れていない状態が今現在のように思えます。
もっと分かりやすく言えば、新人らしいがむしゃらさが足りてない。
色々と考えてやることも大事なんだけれども、考えすぎてるから思い切りやれていない、
色々と考えてやるんだけれども、逆に体がイメージ通りに動いてくれない、
そんな頭と体のジレンマを抱えた状態が今の菊池雄星投手だと思います。
キャンプ前に見られなかった「迷い」を感じますね。

そういう意味では、今回のテスト休みは逆に良かったんじゃないかと思います。
本人はキャンプから離れるのは残念でしょうが、
色々と考えすぎている今の状況を打破するには、良い休みとなってくれることでしょう。
ファンもマスコミも早いデビューを期待してはいますが、
迷いがあるのならばブルペンを避けて、もう一度下半身から作り直すなどして、
じっくりとフォーム固め・調整をしていって欲しいです。

今年のパリーグは3月20日開幕ということで、調整期間は短めですが、
開幕3連戦の後は3試合休みという変則日程となり、開幕2カードは先発3人で十分です。
涌井・帆足・岸投手の3人は決定ですから、この3人で6試合を賄えます。
先発4番手は石井一久投手が有力、
先発5・6番手を西口投手と野上投手、菊池雄星投手が争う形でしょうから、
開幕1軍入りを果たすとすれば、リリーフということになるでしょうが、
現時点ではその可能性は少なそうです。
先発での1軍を目指すとなると、先発5番手が登板することになるのは4月1日以降、
当面の目標はそこになってくることでしょう。
オープン戦に帯同し、その後2軍戦でデビュー、そして1軍先発へ、
が現時点で一番早いデビューになるのではないでしょうか。
そう考えると、あまり焦らなくてもいいんじゃないかなと思ったりもします。
今年の野上投手は期待できそうですから、先発投手は十分足りています。
渡辺監督もそれを重々承知で、菊池雄星投手をじっくりと育成するつもりのようなので、
目標をもう一度立て直し、じっくりとフォーム固めをしていって欲しいです。

ファンがそれよりも気になるのは、中継ぎ・抑えと新外国人・ブラウン選手ですよね。
岩尾・松下・岡本投手のルーキー3人が1軍争いに加われるのか、
グラマン投手が間に合わない場合に抑えを誰にするのか、
ブラウン選手の打撃は期待できるのか、守備はどうなのか、
そういった点も伝わってくればいいのですが…
まぁ、実戦はこれからだし、今後の報道に期待。

ちょっと

面白いことがあると、すぐ引きこもっちゃう。悪い癖です。
えーと、二十日ぶり?ご無沙汰してすいません。
原子暗黒殿面白すぎ。

20日~30日までのことは、手記にもろくな事が書いてない。
まぁ仕事中心でしたと言うと聞こえがいいかもしれないwww

■さし障りのない近況。
DropBoxにOperaUSBを入れて、ブラウザ本体を2台のマシンで共有するという暴挙に出ました。
OperaLinkで共有できないウィジェットを何とかしてやろうという考えからですが、
結果としては半分成功、といった感じです。
一番使いたい天気予報ウィジェット「touchthesky」が使えなかった…残念。
あと、OperaLinkでブックマーク同期するたびに増えるデフォルトのお気に入りが邪魔くさいのもあります。
同じアドレスくらいは自動判別してほしかったな…そのへんがちょっとしょんぼり。
DropBox使うと、もうその心配もないわけです。
実家に帰った時に効力を発揮する…はず。

他にも、レジストリ使わない軽量アプリは大体同期出来ると見ています。
後述の「原子暗黒殿」もDropBoxにポイっと…空いた時間にいつでもどこでも楽しめるー。

■あんどろいど。
突然ですが、Googleケータイに興味を持ち始めた。やばい。
4月に新しいの出るとかいわれても、某S社はヤダという我儘っぷりなので、
現行品のHT-03Aを何とか低価格で入手できないかと考えたりしています。
しかし、乗り換えるとかじゃなくて、ちょっと使ってみたいだけなのですが、
こういう時に激戦が続く業界は不便極まりない。
ユーザーが本当に興味あるのは、料金プランとかじゃないというのをいつ気づくのかしら?
機能を売りにしてる割に2年縛り契約とか、意味分からない。
解約したら違約金とか、どれだけ王様気取りなんだろうか…

さておき。
軽く電気屋で触れてみた感想ですが、たぶんこれ買ってしまったら、
2度とスマートフォンには戻らないんじゃないかというくらい、軽快で楽しかったのですが、
なによりGoogleコンテンツに対するレスポンスの早さが気に入った。
しかし、バッテリー持続が1週間未満で6万オーバーの本体価格は無い。そこだけが不満。

それはともかく、ショップの店員がどこも同じくらいに感じ悪い件。
…はどうでもいいか。どれだけ(ry

■日課。
31日に原子暗黒殿届いてからは、猿のようにそればかりやっていました。
最初のころは、新聞すら読まなかった。ヒッキー乙。冒頭にも書きましたが、面白すぎ。
2月の頭はパッチに振り回されてしまい、ようやく現在3章に突入…
工夫次第でLunaでもなんとかなるステージもあったりで、結構楽しいです。
こういうSRPGは大好物。

主力は特に決まっていませんが、みすちーとおりんりんがほぼ固定。
防御があってないようなゲームなので、回避が高いキャラが優先されてしまう罠…
鈴仙くらいしか特別好きなキャラがいないのが逆に救い。
まんべんなく使って楽しめてます。
あと、地味にアビリティ取得が楽しい。サイクルも速い(大体4回も戦えば取得)ので
RPGで飽きられがちな雑魚との戦闘ループもそれほど苦になりません。

残機制とか霊力とか、細かいところにも拘ってる良いゲームだと思います。


人気投票とかもあるけど、その話は結果が出てからでもー。

2010年02月05日

まさかの

現役プロ野球選手の死…
オリックスバファローズの小瀬浩之選手が宿舎のホテルから転落死したとのことです。
最初の一報では「転落死?」と表示されていたので、
キャンプ話題作りのジョーク記事かと思いきや…信じられないし、信じたくないです。

大卒3年目の24歳、伸び盛りの選手で外野のレギュラー候補の一角。
対戦相手として何度も見ましたが、柔軟なバッティングをするアベレージタイプ、
打撃センスが高い左の巧打者で、敵ながら好い選手だなと見ていただけに…
昨年12月に結婚したばかりで、今年は同じ左の外野手であるローズ選手が抜けたこともあり、
レギュラー取りの大チャンスだっただけに、自殺の可能性は少ないように思えます。
キャンプ休日の出来事ということなので、前日に飲酒をし、
酔っ払った末に転落しての事故死…ということなのでしょうか。
いずれにせよ、ショッキングな出来事であることは間違いないです…

朝青龍騒動も終わり、バンクーバー五輪開幕まではプロ野球のキャンプ情報だと思ったら…
あってはならない報道からスタート…
他の明るい話題でだとか、彼の分までとか…そんなことが軽々しく言えないほどの衝撃です。
このような悲劇が2度と起こらないことを望んでいます。

2010年02月04日

ここのところの

ニュースになり続けていた問題が立て続けに収束に向かったようで。
民主党・小沢幹事長は不起訴、朝青龍関は自ら引退を表明、
どちらも事実関係が不明な点は多いですが、一応の決着は見たかなと思います。

しかし、まぁ、小沢氏の事件の方は最初にも書いたように、
検察がアホだったというか、随分と見込み違いのことをやったなぁと…
聴取もした上での結果ですからね。惨敗もいいところでしょうに。
あれだけ強気に攻めたにも関わらず、最後の最後で小沢氏に譲歩したとは思えないですから、
報道通りに決め手を欠いたといったところでしょう。
結局、予算審議を邪魔し、国民生活をさらなる混乱と政治不信、困窮の闇に落としただけでした。
造船疑獄並みに責任取れや、ゴラ!
…まぁ、そこまでは言わないけれども、今回の捜査方針は何だったのかと思っちゃいます。
こうなる展開は最初から予想されてたでしょうに。立件の難しさは分かってたでしょうに。
それを分かっていてこの結果に落ち着いたというなら、自民党の手先と言う外にないでしょう。
どこをどうやって見込み違いしてたのか。検察不審が一層深まりました。

ついでに言えば、マスコミもなぁ…
「国民が説明責任を果たしていない」と感じている理由の一端に、
マスコミの情報力不足も挙げられるように思います。
色々と報道されたものの、同じような観測ばかりで、事件の真相に迫るものはナシ。
大本営発表ばかり知らされてるもんだから、結局、国民は何も知らされないのと同じ。
政治家への質問も、まるで学校の教師に質問してるかのような鸚鵡返し、
「人の話をちゃんと聴こうね」ってのが何回も何回も繰り返される。
今のマスコミは人間ではなく、オウムがやってるんだから、
新しい情報なんて伝わってくるわけありませんよね。
それを痛感する今回の事件だったように思えます。
マスコミに頼るよりも、パーソナルコミュニケーションの方が情報集まるんじゃね?
トヨタのリコール問題と一緒で。

で、そのトヨタのリコール問題。
プリウスのブレーキ不具合は欠陥じゃないとのことです…
ブレーキが一瞬効かないのは仕様ですか、そうですか。
なるほど、よく分かった。それならば、購入者にそのことは告知されてたに違いない。
「この車は特定条件でブレーキが効きにくくなることがありますよ」と。
買わねーよ、そんな車(苦笑)
実際にそのブレーキの不具合がどの程度なのか分かりませんが、
パーソナルコミュニケーションによれば、凍結路面やマンホール等の滑りやすい場所で、
ブレーキが効きにくくなるとのことです。
トヨタからすれば、そのブレーキの効きにくさは感覚的なものにすぎず、
以前の車からすれば、問題のない範囲であってしても、その感覚差は実際上は非常に大きいはず。
ウチは10年前ほどのマーク2ですが、自動車の修理中にカローラをレンタカーで借りたところ、
ブレーキの効き具合がかなり違うことははっきりと分かるぐらい、
そう考えれば、多少ブレーキが効きにくくとも、ウチの車に比べれば問題ないのでしょう。
だけど、それが毎日乗る車であれば話は別で、
普段のブレーキの効き具合を体で覚えながら走るわけだから、
ブレーキが効かなかったり、効いたりするのは、運転手からすれば大問題です。
仮に、トヨタの言うとおりにブレーキ制御距離に問題のない範囲であったとしても、
一瞬でもブレーキが効かないと感じたドライバーは、感覚が混乱し、
ブレーキをフルに踏んで必要以上の急ブレーキをかけることになり、
後続車両の追突を引き起こすことは容易に想像できることです。
それを欠陥じゃないと言っちゃうのはどうなんでしょうか。
長年築き上げてきたトヨタのブランドイメージを崩壊させる問題となりそうです。


◆プロ野球 多くの球団で第1クールが終了
貴乃花親方の理事当選や朝青龍関の事件があって、やや押され気味だった感はありましたが、
菊池雄星投手の話題を中心にキャンプの話題が流れると、
野球のシーズン到来を感じさせてくれますよね。

その話題の菊池雄星投手は初日以外はややお疲れといった印象。
新人自主トレでも張り切っていたようですし、疲れが出たのかなぁと。
マスコミの注目が大きいだけに、やや心配ではあります。
慌てず、じっくりとオープン戦に備えていってもらいたいです。

あとは新外国人選手を含めて、まだまだこれからといったところですが、
ライオンズでいえば、小野寺投手や木村投手が2軍スタートというのは寂しいなと。
ドラフト指名やシコースキー投手の獲得により、中継ぎ陣は厚くなりましたが、
いわゆる勝利の方程式は作れていない状態、グラマン投手の復調もまだ分からないですし、
キャンプ・オープン戦で抑えを確立できるかどうかが一番の不安要素です。