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2014年07月04日

気持ち悪さ

久々の日記の書き出しがこんなのでアレですが…
5月上旬に腰をやってしまい、その後はなかなか完治せず、
まだ多少違和感が残っているという状態… 早く運動したいですorz
運動しないとストレスばかり溜まってダメですね~(苦笑)

まともに政治の話をするのもバカらしくなるくらいにアレですが、
今の状況を一言で言うと、ひたすら「気持ち悪い」ですよねぇ…
首相は頬が垂れ始め、ますます岸信介氏に近くなり、
集団的自衛権を語る頭の古さといい、本当に亡霊に憑りつかれてるかの如く。
最近は顔もまともに見れなくなってきました。
記者の人達は凄いですね、それだけで尊敬します。自分なら吐くわ(苦笑)

日朝協議の再開自体は拉致問題の解決において喜ばしいことでありますが、
一方で北朝鮮が、中国・韓国に向けたメッセージだと言われてはいるものの、
日本海に向けてミサイルを発射するという同じ行動をしておきながらも、
日本政府は全くもって知らんぷりの如く、粛々と協議を進め、
さらには制裁解除まで至ってしまう辺りが、ひたすら「気持ち悪い」です。
ミサイル問題も日本にとって是認できない行為なのに、
拉致を優先して、ミサイル発射を是認せしめるような行動を取るのは、
明らかに違和感を感じてしまいます。
拉致問題の進展をアピールしたい、問題を停滞させた張本人・安倍首相の
焦りとも取れるこの行動に、北朝鮮に利用されてるだけの感じがつきまといます。

政務活動費の問題に関しては、政治家たるもの説明責任をと思うわけですが、
兵庫県議のあの議員は… もう、ひたすら「気持ち悪い」としか言いようがなく。
公の場でアレをやるのは… 恥ずかしいっつーか、酷いっすよねぇ(苦笑)
いますけどね、ああいう人。どうしようもなくなって、ひたすら号泣する人。
それが政治家ってのが世も末っていうか、どんなギャグなんだろうなーと思ったり。


◆政治ネタ 集団的自衛権
もうここでも再三語ってるので、今更語ることでもありませんが…
集団的自衛権を一言で言えば、「アメリカの盾」になることなわけで、
そもそもの想定が国家間の戦争、とりわけ東西冷戦下を想定したものであり、
今の経済・民族・宗教的対立から来る内戦問題や、
超国家的テロ組織との戦いはまるで想定されていないだけに、
時代遅れの議論を真面目にやっている辺りは、脳味噌大丈夫か?と思うわけで。
いかに政治家・マスコミが古い頭・人間で動いているのかを痛感させられます。
東西冷戦以後の教育を受けた人はいないんですかね?

簡単に説明しますと、
東西冷戦は東(ソ連を中心とする共産圏)と、西(アメリカを中心とする資本主義圏)との
政治的対立を背景とするもので、第二次大戦後の戦後秩序の中で、
両陣営が取り込み合戦を行う中で、集団安全保障が強化されていきました。
ソ連側はワルシャワ条約機構(解体済み)、アメリカ側はNATO(現存)を作り、
両者の直接対決による核戦争という最悪のシナリオを避けながらも、
東西ドイツ分裂や朝鮮戦争・ベトナム戦争等の悲劇を生みながら50年近く続きました。
日本もこういった集団安全保障の枠組みに加わるべきだという意見もありましたが、
ベトナム戦争を始め、日本が戦争に具体的に巻き込まれる危機があったこともあり、
「集団的自衛権は保持しているものの行使しない」とする見解を貫いてきました。

その様相が変わり始めたのが、東西冷戦の終結と湾岸戦争です。
東西冷戦下では米ソ対立が強く、両国が拒否権を持っていたために、
国際紛争の解決に力を発揮できなかった国連でしたが、
東西冷戦の終結によって、一転して国際平和に対してアクティブに動き出します。
その最たるものが湾岸戦争における多国籍軍でした。
この時代の国際潮流は、集団安全保障万能説とも言うべき状況で、
「集団安全保障こそが是」という雰囲気で、
言い方は不適切ではありますが、「祭り」のような状況でした。
そこに日本は集団的自衛権の不行使を理由にして派兵を断り、
まさに「水を差した」ことによって、バブル経済へのやっかみも手伝い、
国際的に大きく批判されることになり、
それは今でも政治家・官僚の大きな心の棘となっているようです。

しかし、そんな国連の積極的平和主義もすぐに破綻を迎えることとなります。
ソマリア派兵においては、国連は調停者から敵対者へと姿を変えてしまい、
平和の使者から戦争当事者へと立場を変えてしまったことで、
戦争を泥沼化させてしまい、今日まで続く大失態を犯してしまいました。
これが積極的平和主義の限界で、調停者は中立でなければならないのに、
武力をもって一方当事者に肩入れしてしまえば、
その時点で中立者ではなくなってしまう、そういうことです。
以後、国連は積極的な武力介入は行わず、中立の立場を堅持することになりました。

そこに来ての日本の集団的自衛権の議論です。
馬鹿げてます。1990年代の国連と同じ失態を犯すつもりですか?
時代遅れの議論を振りかざし、軍事化を進めようとする動きを国際社会はどう見るか?
日本の常任理事国入り? これで吹き飛びましたよ。
誰が6番目の国にアメリカの犬を入れるんですか?
独自性のなくなった落ち目の普通の国を入れる枠なんてねーんだよ。
唯一の特色であり、国連の目指すところであった「平和的中立性」を脱ぎ捨てて、
誰が国連の常任理事国入りなど支援してくれようか。

今や世界の警察として君臨してきたアメリカも撤退傾向にあり、
世界各地で米軍再編が続いている中、日本の集団的自衛権の容認は、
これまでのアメリカの行動の肩代わりを担わされることを意味します。
ただ、今日では攻撃は無人空爆機による所が多いだけに、
アメリカは今の北イラク紛争と同じく、指揮官と遠隔操作者を派遣するだけで、
その下で動くのがアメリカ軍ではなく、日本軍に変わるということです。
それが今の状況で集団的自衛権を認めることの「意味」になります。

となれば、アメリカでも起こっているように、
自国と直接関係のない国のために血を流すことの是非に繋がり、
自衛隊改め自衛軍への回避が進み、
兵隊が不足した政府は予備自衛官として国民の徴兵の義務化を進め、
いずれは予備自衛官の立場云々を捨てての、
徴兵制度導入に踏み込まざるを得なくなってしまうでしょう。
これからアメリカの盾として人々が血を流していくことを考えると、
後世に莫大な遺恨を残してしまうこと対して、情けなさを感じてしまいますね…


◆プロ野球ネタ オールスター出場選手が決定
もうオールスターなんて絶対みねーよ(苦笑)
西武ドームで開催ということで、少しは選ばれるかな~と思いきや…
ファン投票で選ばれたのは浅村選手と中村剛也選手の2人、
まぁ、それは仕方ないとしても、監督推薦でも岸投手1人…
そのうち、浅村選手は怪我で抹消中、復帰も微妙なので欠場かも…

はぁ…チーム順位が「楽天」と並んで悪いとはいえ、地元開催でこれだけ…
栗山選手は絶対選ばれると思ったんですがね… 外野多かったからかなぁ…
高橋投手や炭谷選手も選ばれてもおかしくないと思うんですが…
特に高橋投手の落選理由が分かんない。理解できない。

結論、見る価値なし。以上。
しかし、楽天球団の不可解な代理監督交代の人事はなんなんですかね?


◆プロ野球ネタ 西武・伊原監督が失敗した最大の要因(5月当初執筆)
交流戦中盤に伊原監督が休養を申し出て了承、
その後は田辺監督代行が就任してからは5割以上の成績を残しており、
シーズン中の監督交代劇はまずますの結果を収めています。

伊原監督の失敗理由は色々と語られていますが、
中でも多く見られる論調が「世代間ギャップ」ですが、
むしろこれは書き手の境遇?をフィードバックしている印象が強いです。
それならば、前政権時代の2002年はどうして優勝できたのか、
その説明には全くなっていません。
5~6年でそうそう簡単に選手のメンタリティも変わらんでしょうに。

2002年当時も監督と選手、監督とコーチの軋轢は少なからずあり、
特に伊原監督と金森打撃コーチの軋轢は有名な話でしたが、
それでも勝てていたのは、中堅選手が多く、戦力が整っていたからです。
当時は松井稼頭央・カブレラ・和田選手らの全盛期で、
先発では松坂投手と西口投手の2本柱、リリーフにも森・豊田投手がいました。
その意味でも就任当時に現有戦力での「優勝」を宣言したとしても、
それを疑う要素はなく、調整重視のキャンプも良い方に作用したように思えます。

逆に今年のチームで、現有戦力での「優勝」を語ることは明らかに根拠を欠きました。
片岡選手が抜けた後の1・2番、涌井・サファテ投手が抜けた後のリリーフの問題、
加えて栗山・中村剛也選手の30歳がチームでも上の方という状況で、
浅村・秋山選手ら1軍で実績を残している選手でも、まだまだ練習が必要な年代にも関わらず、
アーリーワークの廃止とキャンプでの時短練習、実戦の少なさは、
選手に「優勝」の自信を付けさせるどころか、逆に不安を募らせる結果しかありませんでした。
オープン戦開始直後に、序盤は主力は居残り調整の方針を掲げながらも、
キャプテンの栗山選手が調整の不安を口にし、一転して試合に出るようになった辺りで、
もはや伊原監督の構想は完全に崩れていたといっても過言ではありません。

他にも十亀投手のリリーフ転向にしても、本人の意向を無視して行われ、
最終的にはあっさりと先発転向させる始末、何を根拠にリリーフにしたのか、分かりません。
また、金子侑司選手は俊足を生かすためにスイッチから左打者に専念させましたが、
シーズンに入ってみれば、左投手が先発だとスタメンを外されることが多く、
同じ左打者の鬼崎選手を起用しているようでは、金子選手が左に専念する意味合いがありません。
選手に対するケアも欠いた印象があり、秋山選手は練習不足が祟って開幕から不調でしたが、
真面目な秋山選手を追い込むような発言ばかりが目立ち、ドツボにはまった感がありました。
継投にしても勝ちパターンの構築が見られたのが休養宣言その日という惨状で、
抑えを固定せずに、投手を順に投げさせてるだけでは、ブルペンの準備もままなりません。
もうそれはファンの目から見ても感じるほどの明らかな認識の「ズレ」であり、
現場を知っていた2002年当時の血の通った選手起用ではなく、
現場を離れてしまったが故に、ある種のゲーム的な「駒」としての扱いが目立っていました。

それらを一まとめで言えば、人身掌握に失敗したとなるのでしょうが、
配置転換に成功していれば、それはそれで問題がなかったわけですが、
悉く失敗・裏目に出たことが選手の心が離れた最大の要因だと見ます。
つまり、勝つための根拠を全く提示できていなかった、ということです。
十亀投手をリリーフで使うだけの根拠、金子選手を左に専念させるだけの根拠、
時短練習で大丈夫である根拠、勝ちパターンを構築せずに臨機応変に回せる根拠、
それらを明確に選手に提示できていたのか、そこが問題です。
名将の奇策も名将に対する信頼がなければ成立しません。
兵が将軍の作戦を信じられずに勝てる戦などあろうはずがありません。
兵に信じて貰えるだけの材料も出さずに、命令だけ従えでは凡将と言わざるを得ず。
こういう結末に至ってしまったのは無理からぬことだったと思います。