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2019年01月25日

問題山積

国内政治では厚生労働省の統計不正問題が明るみに出て、
さらには4月の見切り発車的な入管難民法改正、
制度が複雑化する10月の消費税増税と大きな諸問題が控え、
外交面では韓国との批判合戦に陥り、親密さとは裏腹に日露外交交渉は暗礁…
波乱含みの1年の始まりになっちゃってますねぇ…
一体全体、何がどうなるのか、予測不可能な1年になりそうな感じです。


自民党がダメなら野党にと思っても、こちらも期待薄。
国民民主党と自由党が統一会派結成までは合意しましたが、
そのまま合流に至るかは不透明。
そもそも、次回選挙で国民民主党が生き残れるかどうかも疑わしいわけで…
彼らは共産党は嫌いだからと野党共闘を反故にして民進党を解体し、
『小池百合子』という新しい神輿を担いだと思ったら、
選挙で負けた途端、『小池百合子』という神輿を捨て去り、追い出す始末…
彼らがいくら前原氏と小池氏に騙されたと言おうが、
国民から見れば期待を二度三度と裏切った風見鶏議員、評価に値しません。
結局、何をやってもダメなわけで、裸一貫で出直して、
立憲民主党に頭を下げるしか生き残る道はないように思えます。

一方の立憲民主党は社民党と統一会派を結成。
社民党は前の国会では国民民主党と自由党との会派を結成していましたが、
違和感しかありませんでしたからねぇ… まぁ、自然な流れ。
おそらく、このまま立憲民主党に自然吸収されていくのでしょう。
となると、残りは立憲民主党と共産党との連携がどこまで深まるか。
若い世代からすれば、生まれた時に既に共産主義は死んでいたわけで、
高齢世代のような共産党アレルギーはありません。
とはいえ、高齢世代の共産党アレルギーは深く、支持している連合は特に顕著。
まぁ、そもそも、前身の民主党の失敗は連合にベッタリだったことにあり、
内部はバラバラの連合の御用聞きをしていたら、党内がバラバラになるのは当たり前、
両者の区切りをキッチリ付ける必要があります。
その意味でも、共産党勢力で牽制するのは悪くない手です。
ゆくゆくはアメリカの民主党のように、IT新興企業の支持を取り込むように、
既得権益外にある有力企業の支援を得られるようにしていくのがベターでしょう。

とはいえ、今のままでは立憲民主党も自民党単独政権時代の社会党止まり。
支持率0%の国民民主党との合併協議など論外なことは確かですが、
一定の勢力になってきたことは確かなので、いつまでも枝野個人商店では要られず。
党内民主主義を活発化させ、党の方向性と幅をアピールする必要はあるでしょう。

他の野党勢力では大阪維新の会がありますが、公明党と喧嘩した以上、
生き残るのは難しくなったと言わざるを得ません。
一時は華々しく登場した橋下新党も終焉の時か…
仮に橋下氏が政界復帰したとしても、その流れは食い止められないでしょう。

もう彼らに残された手は、国民の審判を受けて死んでいくのを待つか、
それとも党を解体して政界再編を早めるかの二択しかないでしょう。
今の流れだと国民民主党も維新の会も後者を選択することはあり得ず、
野党再編が終わるのはもう少し先になってしまいそうです…
国民にとっての不幸な状況はまだまだ続きそうですねぇ…


その旧民主党を壊した張本人の一人、細野豪志氏が自民党へ擦り寄りとか。
自民党の二階派へ急接近とのこと。あそこはまた問題児を増やすのか。
政治生命を掛けた賭けに失敗したのだから、国政はもう諦めればいいのにね。
地方政治をしっかりやって、地に足付けた政治をやった方がチャンスあるのに…
左遷の方がまだマシ。先に待ってるのはリストラのみですよ。。
自民党の支持を受けられたとしても、簡単に選挙が通れるほど甘くはありません。


◆ニュースネタ 対立が深まる北方領土問題
日本が四島一括返還から二島先行返還に方針変更したら、
ロシア側が足元を見て強硬的に出てきているようにしか見えませんが…
ハードルを下げたら弱気と受け止められて、強気に出られるパターン
一度こうなってしまうと、そのまま屈するか、交渉決裂の二択にしかなりません。
日本はロシアに下に見られていることを意識すべき。

ロシア側の引き渡した北方領土に米軍基地を作る懸念は理解できなくありませんが、
それならば国後・択捉にロシア軍基地を作るのは良いのかという話になります。
特に北海道と国後島の距離を考えれば、いつ北海道を攻撃されてもおかしくありません。
日本が歯舞・色丹に基地を作らないことを約束するならば、
少なくともロシアは国後島のロシア軍基地を撤収すべきです。
そうでなければ、安全保障上、フェアじゃない。

外相会談では北方領土のロシアへの帰属を認めるよう迫られたようですが、
もし、これを認めてしまえば、歯舞・色丹の二島の引き渡しを求める根拠がなくなります。
北方領土はサンフランシスコ講和条約外の係争地域で、
ロシアが不法占拠しているが故に、日本は返還を求めているのですから。
一旦認めてしまえば、ロシアによる『恩恵的な引き渡し』=『つまり有償』となってしまい、
ロシアの東方開発の資金を援助させられるだけに留まらず、
歯舞・色丹を莫大な金で買わされることでしょう。
四島一括で金で買うという話ならば、金額によっては検討の価値もありますが、
二島のみを莫大な金で買わされるのは、安全保障上、割に合いません。

ロシアが強気に出ている以上、既に交渉は積んでいると言わざるを得ません。
これ以上の交渉は国賊的条件を呑まされるだけですし、
焦れば焦るほどに上手くいかないことは確実。
暗礁に乗り上げたと思わざるを得ないでしょう。


◆ニュースネタ 事なかれ主義に陥っている政権末期の韓国・文政権
徴用工問題もそうですが、今の韓国政府は問題を大きくしたくないように見えます。
昨年前半は北朝鮮との交渉で実績を上げて、支持率がうなぎ上りだった文政権でしたが、
期待された経済運営は不調に終わっており、昨年後半から支持率は下降線…
「これ以上、何か問題が起きたら、支持率が急降下してしまう」という恐れから、
問題の発覚を極端に恐れ、問題に対して対処することを極端に恐れてしまっているのが現状…

野球で言えば、ボールを捕りに行ってエラーするのが怖いので、、
近くに打球が飛んできても一歩も動かずにヒットだからと言い訳する、そういう状況。

徴用工問題もレーザー照射問題も、韓国政府としてはできるだけ触れたくないわけです。
徴用工問題は判決に文句を言ってしまえば、反日傾向の強いご老人方の反発を喰らい、
便乗して日本叩きに走れば、日本企業が撤退しかねず、就職難の若者の反発を喰らう。
レーザー照射問題も、問題を認めるのは簡単だけれども、軍の不祥事として叩かれるし、
北朝鮮の漁船に何をしていたのかを国内的に問われかねない。
文政権が一番恐れるのが国内の支持率低下なので、
とりあえず日本のせいにしておけば、国内的に問題にならないという安易な考えでしょう。

徴用工判決は結論は間違ってなくても論理は無茶苦茶。
「個人の請求権は消滅していない」という結論は分かるものの、
「植民地支配が違法なので全て違法」というのは、やはり無理がある。
その論理で行けば、日本を含めた戦前の先進国全てが、
旧植民地の個人一人一人に賠償権を行使されるリスクを持っていることになり、
戦後秩序の前提を覆すものになりかねません。
現実的な解決方法としては、日韓双方で基金を作るしかないのですが、
韓国政府は慰安婦財団を解散しているので、全く信用が置けない。
そもそも政権が変わったら、約束を反故にされかねない韓国に対して、
既に政権末期に陥りつつある文政権と外交交渉する意味がありません。
何をやっても裏目に出るしかないので、日韓どちらかの政権が変わらなければ、
問題の解決が図られることはないでしょう…

まぁ、確かに韓国が言うように日本が過剰反応している面もありますが…
韓国軍の対応はマナー違反であるものの、現時点では法令違反ではありませんから。
やりすぎている日本と、何もしたくない韓国、
それが今の日韓関係の根本的な問題でしょうねぇ…
日韓の連携が完全に崩れた今、北朝鮮はどう出るのか、不安しかありません。


◆ニュースネタ 韓国への失望感が大戦への引き金になりかねない
徴用工判決やレーダー照射問題で、日本人における韓国の評価は劇的に下がっており、
「韓国は信用できない」「韓国はすぐに感情的な判断をする」
「韓国はすぐに責任転嫁する」等々、
指摘はその通りだなと思いつつも、その心理は危ない兆候のようにも思えます。
きっと韓国併合をする時の日本も同じような心理だったんだろうなぁ、と。
アジアの同胞として期待していた朝鮮に対する失望感、
日本の指導下に置いた方がマシという消極的理由があったに違いありません。

現在において日本が韓国を単独で併合するとは思えませんが、
仮にこういう状況になったら、どうなるでしょうか?
北朝鮮に近づいた文政権はそのまま北朝鮮の金政権に取り込まれ、
核を持った金氏南北統一朝鮮政権が誕生したと仮定します。
そうなると、一部の韓国保守勢力はこれに反発し、
南に逃げて真の韓国政府を自認する亡命政府を作ることでしょう。
そうなれば韓国亡命政府はアメリカと日本に助けを求めることになります。
その時に日本はどちらを支持するのか?
亡命政府を助けて、日本とアメリカにとって都合の良い政権を作ることでしょう
もうそれは朝鮮半島の分断の歴史と同じです。
日本が韓国併合したのと同じ経緯。古くは任那を支援して朝鮮出兵したのと同じです。
平和裏に南北が統一したとしても、必ず反発する勢力はできてきます。
それが朝鮮半島の歴史でもあります。
日本が今後新たな形の朝鮮戦争に巻き込まれる可能性は高いと言えましょう。

そういうことを考えれば、あまり韓国と過度の対立はせずに、
一定距離を保ちながら、韓国が北朝鮮に取り込まれないよう注視しなければならないでしょう。


◆ニュースネタ 厚生労働省の毎月勤労統計調査の不正問題
問題は2つあると思います。
1つは調査手法自体の問題。
どうやって調べているのかと思えば、調査票を配って任意回答してるとのこと…
企業が実態を正直に報告しなければ賃金等を把握できませんし、
そもそも調査票に回答してくれなければ全数調査が成立しません。
結局、全数調査を目標としながらも、回答率の低さから抽出調査に変更した、
『官僚の知恵』と言われてしまえば、それまでの話です。
むしろ、統計を疎かにして、調査協力を推進できなかった政治側の責任と言えましょう。

もう1つは抽出やデータ補正が恣意的に行われていたか否かです。
調査票を全企業に配り、回答して貰えた企業のみを抽出調査した体ならば、
上記の『言い訳』は通用するのでしょうが、実際は調査してない企業の方が多いでしょうに。
つまり、どこかで調査に協力的な企業を『抽出』しているはずで、
その判断を統計した官僚が恣意的に行っていた可能性があります。

また、抽出調査なら抽出調査のデータのみで判断すれば、まだ問題がないわけですが、
統計した官僚が抽出してないデータを恣意的に判断して結果を弄っていれば、最悪です。
それはもう統計した官僚の予測でしかありません。競馬予想よりも当てにならない予測。
結果ありきで恣意的にデータを判断した可能性がないのか、慎重に調査しなければなりません。

『抽出調査』が恣意的に企業を抽出して行われていなかったのか、
そもそも統計者が中立的にデータを作成していたのか、
それらを調査した上で、今後、企業にどう協力してもらうのか…課題山積です。


◆ニュースネタ 秋篠宮家眞子様の婚約延期騒動 借金問題の是非?
まぁ、その通りだと思います。
400万円を今更持ち出して何になるの?と皆が思ってるはず。

お相手の小室圭さんの甲斐性(財力)の問題と言う方もいますが、
別に今の時代は共働きの家庭は珍しくなく、
中には専業主夫として稼ぎのいい妻を支える男性もいるわけですから、
結婚に対する固定観念は捨て去っていいように思いますがね。
民間に降りた元皇女は、人目を避けて専業主婦としてひっそり暮らせ、というのも変な話。
ぶっちゃけ、眞子様の方が商才とかありそうですし、
専業主婦としてではなく、社会に出てそのまま働いても良いように思います。
別に将来的に政治家になってもいいと思いますよ?
総理時代人になって皇室改革をすればいい。
元皇室なんて看板は気にする必要がない時代だと思います。

結局、皇室はこうあるべきだ、結婚はこうあるべきだ、
という古い日本の考え方を強制し過ぎているように思えます。
真に開かれた皇室になるためにも、
民間人になっても積極的に社会に出て行っても構わないのではないでしょうか。
男は女を養うべきだという古い考え方を他人に強要し過ぎ。自分の事は棚に上げておきながら。


◆ニュースネタ 教師の教育的体罰は是か非か
教師の体罰を容認する人は2つのパターンがあると思います。
1つは自分が体罰を受けてきて、また体罰を行ってきたパターン。それ以外を知らない場合。
もう1つが子どもを放任してきた親の場合。体罰の仕方を知らない場合。

問題は後者の方。
親として『必要な体罰(というのは不正確か。躾や教育)』を行っておらず、
学校に教育を一任してしまっているような親は、体罰を容認する傾向にあります。
つまり、親としての責任を放棄し、それを学校に押し付けている親の多すぎること。
そういう親が体罰を容認してしまう傾向にあります。

教師の本来的な役割からすれば、生活指導なんて必要ないんですよ。
学生が教師を敬うのは当然のことですし、それは親が躾けるべき事柄。
服装や私生活の乱れも、教師が正す必要はなく、親が正すべき事柄です。
今はそれらの親の責任を学校側に転嫁してしまっている。
だから教育的体罰は必要だという変な論調が生まれてしまうんです。

学校が真に変わるためには、各家庭の教育環境を正すことから始めないといけません。


◆ニュースネタ 大坂なおみ選手の肌の色でCM撤去
二次元と三次元を混同しているのは、ヲタクよりも一般人の方だと思う…
アニメにしたら、それはもう「大坂なおみをモチーフにしたキャラ」でしょ?
二次元の大坂なおみは現実の大坂なおみとは別人です。
それが一般人には分からんのです。

当然のことながら、二次元は三次元の写実ではありません。
イラストレーターの山藤章二さんなんかは、ある一点の特徴だけを誇張的に描くわけで、
それはある意味でオリジナルである本人とはかけ離れた絵になる場合も少なくない。
それが写真と絵の違い。
それを写真のように混同することは、逆に描き手に失礼であると思うわけです。

つまり、今回の一件は考えすぎ。
大坂なおみ選手の写真をフォトショップで白に加工したなら差別的ですが、
大坂なおみ選手をモチーフにした絵で肌が白っぽく描かれていても問題ないでしょう。
それならば、大坂なおみ選手の特徴・アイデンティティは肌の黒さにしかないのでしょうか?
そっちの方がよっぽど差別的のように思えますけど…

まぁ、ここらのキャラクタービジネスの感覚が日本人と欧米人の違いかもしれません。
日本はフィクションに寛容な国。
子どもの頃から時代劇に慣らされてますし、同人文化にも寛容的、
織田信長や武田信玄が美少女化しても怒らないのは日本くらいでしょ(笑)
ある種、自然的にフィクションとノンフィクションの区別、
現実の人間とキャラクターの区別ができている国とも言えます。
海外のヲタクだとそこらの境界線が曖昧な人も多そうですしね…偏見かな?

それでも肌の色が気になる、人種差別だと言うならば、
アニメのようなキャラクター化は事実上、不可能になったと言わざるを得ません。
わざわざリスクを背負う必要はないですし、今後はこの手法は避けられるでしょう。
日本のスポーツにおいてマンガの果たしてきた役割は決して小さくないのですが…
結果的に大坂選手自身の広告宣伝能力を大いに落としたように思えます…


◆ニュースネタ コンビニから成年雑誌が撤去へ
その理屈で言うと、LOが撤去されるのはおかしい、って、ことにならないか?(笑)
表紙は中学生日記みたいでも、絶対に中身を海外の方に見られるわけにはいきません。
おいおい、日本はロリコンの国かよ(苦笑)

まぁ、当然の流れというか、仮にコンビニにディルドを置いてたら引くでしょ…
そもそもコンビニで成年雑誌を買わない。コンビニは誰が見てるか分からないもの。
高校生みたいに遠くのコンビニにエロ雑誌を買いに行くのか?
今の時代なら普通に通販でしょ。
紙媒体だと買った後の処分に困るし、エロこそ電子書籍が王道。

その理屈で言うと、ヤング系の青年誌も危うい感じですよね。
ついに水着グラビアも終焉の時代かね。

2019年01月11日

あけましめでたし。

あまりに久しぶりすぎて、おそらくもう〇んだよでは、と
管理人さんも思ってるかもですが、なんとか生きてます。

昔そういう名前の同人サークルあったよね。
絵柄も話も好きだったのですが、今どうなってるんでしょうか。

仕事の都合で年100日近い出張がここ数年続いてますが、
移動時間の暇つぶしに始めた某ソシャゲにそこそこハマってしまい、適当すぎる落書きだけ投下してそのまま行方くらましてすみませんでしたm(_ _)m

つかね。
その某ソシャゲで今イベントやってるんですがね。
バラエティがどうとか。

今日から明日のラウンドで、同じグループにかめさんと思しき人がおられまして。
「あぁ、そういえばブログ放置してるな...」
と、それでスマホから慌てて書き込んでます。

だってプロ名が...うん。違ったらすみません(二度目)
挨拶しようかと思いましたが、違ってたら迷惑でしょうから控えておきます。

ちなみに、去年の書き込み以降リズムゲーの方と半々で暇つぶし。
で、リズムゲーの方は、前にLv26なんてむーりぃーって書いた覚えがありますが、今はイベもマスプラで遊ぶ感じになりました。
だってフルコンしないならスコア変わんないどころかマスプラの方が良いんだもん...

あとは長くなるので割愛します。

というか近いうちに改めてPCから投稿します。

ではでは。

2019年01月08日

明けましておめでとうございます

という時期でも、気分でもありませんが…
昨年に引き続き、世界情勢の見通しはどうにも明るくない…

2017年のアメリカ・トランプ大統領の誕生を「起」とすれば、
昨年が各国で政治腐敗が進み、自国第一主義が進行した「承」、
今年は国際協調主義の枠組みそのものが崩壊してしまうのか、
それとも逆に揺り戻しとなって協調が戻るのか、
いずれにせよ、事態が変わる「転」の年のように思えてなりません。
前者のまま進行すれば、2020年の「結」は最悪の結末でしょう。
テロ対策をしっかりしておかなければ、
五輪開会式で各国首脳まとめでドッカーンとかなりかねません。
第三次世界大戦の序曲とならないよう、
国際協調主義の揺り戻しを期待するしかありません。

経済的には制度が分かり難い消費税増税の影響が懸念されますが、
それ以上に影響を与えそうなのが米中経済戦争。
日本にとって、アメリカが中国に対して警戒感を持っているのは、
政治的には良いことなのですが、
経済的に見ると政治状況によってドルが変動しやすくなるために、
相対的に安定な円に走る傾向が強まってしまいます。
米中の経済対立が深刻になればなるほど、円高が進行しやすくなります。
自国第一主義を掲げ、貿易赤字解消を課題としているトランプ大統領からすれば、
円高ドル安は都合が良いわけで、米中対立が即解決する見込みはないでしょう。
おそらく今年は全体的に円高が進行するだけに、
アベノミクスによる円安誘導の恩恵を受けてきた上場企業が、
本当の意味で国際競争力を取り戻せているかどうか、正念場となりそうです。

その米中対立ですが、ファーウェイの排除問題は当然として、
政治的にも経済的にも大きなカギを握ってくるのが『台湾』でしょうね。
今やパソコンのパーツの大部分が台湾か中国。
仮に、中国が台湾に併合されてしまえば、
ファーウェイと同様の懸念がパソコンを始めとするIT全体に広がりかねません。
台湾の独立性の維持は、西側資本主義諸国にとって必要不可欠になっています。
中国にとっても台湾問題は妥協できない問題ですから、
仮に米中が激突する可能性があるとすれば、台湾問題でしょう。

こうやって見ていくと、今年は繋ぎの年、来年への『転機』になる年。
深く静かに蝕まれていた問題が、今年のうちに表面化し、
来年にかけて、どう展開していくのか予測不能です。
現時点の流れは決して良い方向にあるとは言えないだけに、
人間の力でどれだけ修正できるのか、
その意味でも『転機』としなければならない年のように思えます。


◆ニュースネタ 天皇退位と新天皇即位は誰の為なのか?
昨年11月の秋篠宮発言によって、
天皇陛下のための退位ではないことが明らかになってしまいました。

元々、天皇陛下は退位の制度化を希望していたと伝えられており、
一代限りの特別法とされた退位には、少なからずご不満を感じているとのこと。
また、その会議の中で「天皇は祈ってるだけで良い」的な発言が出たことにも、
心を痛められたとの一部報道があります。

秋篠宮発言の意向を受けて、多少は経費削減を図ろうとしてはいるものの、
バブル絶頂期以上の経費をかける皇室式典に何の意味があるのか。
新元号の発表を即位日よりも1ヶ月前倒しての4月発表に何の意味があるのか。
しかも、それを安倍総理が行うという。
これはもう統一地方選挙対策のアピールにしか見えません。

天皇陛下の意向が必ずしも忖度されなかった今回の退位騒動、
それでは一体、誰の意向を忖度した結果なのでしょうか?
それはもう明らかで、安倍総理に忖度した結果です。
今回の天皇陛下の退位と新天皇の即位は、皇室の政治利用に他ならないでしょう。

国民とは全く異なる立場でありながら、公平性の観点から国民と共に在ろうとする皇室。
それに対して、国民と同じ立場でありながら、
お友達だけを優遇して国民を下に置こうとする安倍総理。
2つが対極にあるからこそ、
政治に対する失望感が、皇室に対する尊敬を集める結果になっています。

安倍総理が皇室を政治利用した結果は、一体、どうなるんでしょうかね…


◆ニュースネタ 韓国軍艦のレーダー照射問題 瀬取り発覚防止のため?
これだけ事実関係をすっとぼけ、とんちんかんな反論を繰り返す辺り、
その可能性は否定できないかもしれませんねぇ…
ある種の後ろめたさから過剰反応している感じもあります。
どうしても隠さなければならない事実がある、という可能性はあるかもしれません。

実際に韓国の瀬取り疑惑は去年も何度かありましたし、
今回の一件がそうだったかは分かりませんが、
韓国の瀬取りを疑い、海域をちょろちょろ警戒監視する日本の自衛隊に対して、
鬱陶しい気持ちを持っていた可能性はあるかもしれません。

問題は、その事実をアメリカがどう捉えていたか、でしょうね。
今回の問題に対するアメリカの反応は報道されていませんし、
アメリカ自体がどれだけ韓国の瀬取りの実態を把握していたのかが気になります。
少なくとも、米朝会談前までは瀬取りを取り締まる方向で動いていたことは確かですが、
米朝会談以降、体制保障の一環として、経済制裁逃れを黙認していた可能性もあります。
刑事ドラマではありませんが、上司に警察の内部不正を報告した所、
実は黒幕で捜査をストップさせられた、なんて話にもなりかねません。

元々、そこまで殊更に話を大きくすべき問題でもなかっただけに、
事態がどう転ぶかは予想できません。
一番可能性が高いのはアメリカが仲介役になって、事なかれで終わることなんでしょうが…
双方、矛を収めるかどうかは、ちょっと分かりませんねぇ…