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2007年10月31日

WSはレッドソックスが勝利

メジャーのワールドシリーズは、4連勝で松井稼頭央選手のロッキーズを下し、
松坂投手を擁するレッドソックスが制覇しました。
んー、個人的にはもう少しロッキーズに頑張って欲しかったなぁと。
それでもロッキーズの中で松井稼頭央選手の存在が大きいものであると分かったので、
今回のワールドシリーズはそれだけで満足しておくとします。
松井稼頭央選手には来季以降もメジャーで活躍し、
リトル松井の存在を全米にアピールしてもらいたいです。
一方の松坂投手は1年目から目標達成と上手く行き過ぎているのが心配ですが、
今回はベケット投手を始め、他のメンバーに連れてきてもらった感があるので、
今度は松坂投手がチームを引っ張ってのワールドシリーズ制覇といってもらいたいです。
松坂投手のメジャーでの活躍はまだ始まったばかり。
来季はまた新しい気持ちで、活躍してもらいたいです。

なにはともあれ、元ライオンズ戦士の雄姿が見られただけでも、
今年は救われた気分でした(^^;
今のライオンズの選手達も、元チームメイトに負けじと頑張って欲しいっす。


◆プロ野球 西武・カブレラ、退団…か?
最初、見出しを見た時は、「ふざけんな、ボケぇ!」と思いましたが、
内容を見てみると常識的な範囲で、残留交渉を打ち切ったわけではないようです。
要約すれば、「6億円の年俸に見合わないので、減俸しての残留交渉中であるが、
このままなら、相手代理人側が他球団移籍をちらつかせるんじゃないの?」という話。

どの範囲が大幅減俸なのかは分かりませんが、
今季の成績だけを見れば、3億円の年俸が適正かなと思います。
それではあまりにですし、過去の実績や必要不可欠な戦力であることを考えれば、
4億円が一つの攻防の山になってくるのではないかと。
現実的に見て、他球団が5億円以上を出すとは思えませんし、
(ソフトバンクが絶望的に飢えていない限り)
メジャー復帰の選択肢も現状では厳しいでしょう。
チームとしては手頃な年俸でまとまれば、といった感じでしょうか。

ただ交渉がまとまらず流出となってしまうと、ライオンズには大ダメージ。
何だかんだでチームNO1の打者ですし、
和田選手が残留したとしても、カブレラ選手ほどの勝負強さはないので、
今年ネックとなった決定打不足・得点不足は致命的に悪化すると予想されます。
和田選手は明らかに4番向きではありませんからね…
加えて、和田選手までもがFA流出となれば、チームはボロボロ、打線を組めません。
GG佐藤・中島選手といった日本人の4番候補もいますが、
GG佐藤選手は今季が活躍初年度ということで来季どうなるか分かりませんし、
中島選手は要のショートを守るために負担が大きくなりすぎます。
4番ということになると、カブレラ選手以外に見当たらないのが現状でしょう。
来季のチームにおいては、和田選手の残留以上に、
カブレラ選手の残留が必要であると考えます。

そんなわけで、球団には年俸の交渉を有利に進めつつも、
カブレラ選手が退団となってしまわないよう、細心の注意をもって進めて欲しいです。
結果が出るまでは静観してみていきたいです。
まぁ、実際に退団となった場合は、容赦なく怒鳴り散らしますが(爆)

2007年10月28日

松坂がワールドシリーズ初勝利

今日は午前・ワールドシリーズ、昼・女子駅伝、午後・早慶戦、
夜・日本シリーズ、女子フィギュアと、スポーツ中継が満載な一日でしたが、
ライオンズファンにとって一番の楽しみだったのは、
間違いなく午前のワールドシリーズでしょう(^^;
ロッキーズ・松井稼頭央選手、レッドソックス・松坂投手の対決は、
なんだか不思議な感じがしました。
注目の2人の対決は、松井稼頭央選手が1打席目に初球打ちのライト前ヒット、
2打席目は松坂投手がフルカウントからの外角低めストレートで空振り三振、
3打席目は松井稼頭央選手が外角低めストレートを上手く流すものの、
三遊間深くの打球をショート・ルーゴ選手が流れながら捕って3塁フォースアウトと、
拮抗した戦いは素晴らしかったです。
特に3打席目ですよね。
結果は「ショートゴロ」にしかならないのですが、非常に内容あるショートゴロでした。
あのコースにきっちり投げた松坂投手も見事でしたし、
2打席目にやられた球を見事に打ち返した松井稼頭央選手も見事、
1・2塁でなければ完全に内安打・三遊間を抜いていたという打球、
勝負は松井稼頭央選手が勝ったものの、結果は松坂投手に軍配という感じでしたね。
懐かしさと、不思議さと、一抹の寂しさを感じた両者の対決でした。
いつか首脳陣としてでいいので、ライオンズに帰ってきて欲しいです。
それまではライオンズの代表として、メジャーでバリバリ活躍してもらいたいです。

試合の方はレッドソックスの楽勝ペースと思いきや、終盤にロッキーズが追い上げ。
残念ながら、その頃にはNHK地上波の中継も終了で、
ネットでハラハラしながら結果を見ていました(^^;
いや、まぁ、松坂投手が負けなければ、ロッキーズ勝利で良かったんですがね。
それでも勝ち投手の権利がかかってるとなると、応援しちゃいますわ。
今日の松坂投手はストレートも走ってましたし、
時折投げるチェンジアップも効果的で、安心して見ていられました。
6回は連続四球と乱れてしまったようですが、それ以外はお見事。
ナイスピッチングでしたね。
しかしどうもバッテリーの配球が偏りすぎてるというか…
今年の松坂投手が苦しんだ理由の一つとして、バッテリー間の組み立てがあったはず。
もうちょいバランスよく配せないものかと毎回思います。
データに頼りすぎてるのか、大雑把なのか知りませんが、
もうちょい錯覚利用できないもんなんすかね。

投球も素晴らしかったのですが、結果的に勝敗を決めたのは松坂投手のバット、
2打席目の2点タイムリーヒットが大きかったですね。
仮にこのヒットがなかったら、終盤に一度逆転されてましたしね。
しかしあの大舞台でタイムリーを打つんだから…さすがですね。
高卒時から打者として打ってたら、どれぐらいの打者になってたんでしょうか(^^;
投球でもバットでも活躍した松坂投手、今日は大満足でした。
一方の松井稼頭央選手は中継中は松坂投手に抑えられたものの、
降板後に2安打してロッキーズの反撃を促すなど、3安打の固め打ち。
両選手とも期待された活躍をできたことが一番の満足です。
もう今年の野球の思い出は、この試合で全て埋めてしまおう(苦笑)


>早慶戦
こちらは漫然と見てました。
最後にサヨナラタイムリー内安打を打った慶応の4番青池選手、
4年前の静岡高校で鶴田・増井投手とバッテリーを組んでいたよなぁと懐かしくなりました。
今日の試合まで名前を見ていなかっただけに、
バリバリのレギュラーという感じではなかったでしょうから、
最後の秋に貴重な一本が出て、なんだか見ているこちらも嬉しくなりました。
明日の試合も勝利し、ぜひとも優勝してもらいたいです。

>日本シリーズ
今日は中継がテレビ東京だったため、静岡地方は中継ナシ。
そんなわけで文化放送の野球中継を聞いていました。
でも試合内容の記憶がほとんどない(苦笑)
記憶に残っているのは、斉藤一美アナとゲスト解説として呼ばれた西口投手のトークのみ(^^;
普通は通常のOB解説者が1人いて、選手はあくまでサブという感じなのですが、
今日はアナと西口投手の2人のみ。
一美アナもよく喋るし、西口投手も朴訥ながらも反応が早く、トークが途切れない(爆)
ランナー出ない時は西口&ライオンズトークばかりだった印象でした。
ライオンズファンには大満足な実況中継だったでしょうが、
中日&日本ハム・その他のファンはどう思ってたんでしょうかね(^^;
…いや、まぁ、ライオンズファンしか聴いてなさそうだけどさ(爆)

2007年10月26日

レッドソックスが2連勝

メジャーリーグのワールドシリーズはレッドソックスが2連勝。
ロッキーズが2連敗… 松井稼頭央選手は内安打の1本のみ。
ここまで打線を牽引してきた松井稼頭央選手に元気がないと、
ロッキーズの打線も活性化しないですよねぇ…
第3戦からは地元に帰ることですし、ここから立て直して欲しいです。
…けれど第3戦は松坂投手が先発… うーん、うーん…
どっちを応援すればいいのか迷う(苦笑)
せめて1勝1敗であれば、松坂投手を応援できたんですけど…複雑な気分です。
デンバーは寒いらしいので、天候が一番気がかり。松坂投手、大丈夫ですかね?
ロッキーズに勝って欲しいけれど、松坂投手に負けて欲しくない… びみょ~


◆プロ野球 西武ライオンズの来季 ~野手編~
昨年までは選手層が厚く、レギュラーがなかなか定まらなかったライオンズですが、
今季は故障者や選手の不調の波が重なったことこともあって、
色々な選手を試した結果、ある程度のレギュラー候補が絞れてきました。
これが良いことか悪いことなのかは分かりませんが、
チームとしての方向性が生まれたことは良かったように思います。
そうやって生き残ったメンバーは以下の通り。

(捕手)細川、銀仁朗
(一塁)カブレラ、リーファー、江藤
(二塁)片岡
(三塁)中村剛也、石井義人、平尾
(遊撃)中島、水田
(外野)和田、GG佐藤、栗山、赤田、福地、佐藤友亮

外野では他に代打で好結果を残した高山・大島選手や、
若手の大崎・松坂健太選手らがいますが、
レギュラーを狙える位置にいるのは上記の選手だけでしょう。

メンバーはある程度絞れはしたものの、だからこそ特効薬もないと言いますか…
投手のように配置転換ができない分、打線は簡単にはよくなる案は浮かんできません。
ただ逆に一度流れに乗ってしまえば、今季の日ハムのように打線が繋がり、
通常の実力以上の力も出ることもあるのですが、それに期待することもできないので、
ここではポジション・打順編成を主に考えていこうと思います。

まず最初のポイントは守備力の強化。
今季の日ハムや中日がそうであったように、とりわけ短期決戦では守備が重要になります。
現状のメンバーでリーグ屈指の守備力を誇るのは、
捕手・細川選手、中堅・赤田選手の2人ぐらい。
次いで、二塁・片岡選手、左翼・和田選手、右翼・GG佐藤選手が通常より上でしょうか。
そんなに取り立てて悪くはないものの、良くもないのが今のライオンズです。
一番の課題は言わずもがなで、ショート中島選手の守備です。
昔に比べてかなり改善したんですけど… 守備範囲は広い方ですし。
まだ確実性が乏しいです。
とりわけ疲れが出てくる頃、後半戦に何気ないエラーが多かったように思います。
個人的には守備の技術以上に、負荷が大きすぎるんじゃないかと。
中島選手は下半身を使う打撃フォームをしていますから、
下半身に負荷のかかるショートの守備では両方に悪影響を与えるような気がします。
将来的なことを考えれば、サードにコンバートするのが良いと思うのですが、
現実的には中島選手に代わるショートがいませんので、
中島選手の守備強化・スタミナ強化が今秋・来春の課題になるように思います。

その他の選手に関しては、例年よりも改善されている気がします。
カブレラ選手のファースト守備はかなり酷かったんですが、
9月の伊東監督との会談後は動きが良くなりましたし、
集中力を持ってやってくれさえすれば、上手い方だと思います。
今季からライトに定着したGG佐藤選手は、コンバートされた割には動きも悪くなく、
横・前後の動きはいい方で、肩はなかなかの強肩。
時折、チョンボもしますが、来季はさらに外野に慣れるでしょうし、
今季以上の守備が見込めると思います。
あとは故障していた赤田選手がセンターのレギュラーとして定着できるかどうか。
打撃では栗山選手、足では福地選手に軍配が上がりますが、
センターの守備範囲という点では赤田選手が大きくリードしています。
前後左右、後ろの動きにも強いですし、赤田選手の守備範囲はチーム内で抜けています。
今季は抑えだった小野寺投手が不安定な投球で降格となってしまいましたが、
昨年もそういった傾向がなかったのかと言えば嘘になります。
けれど、そういう時は大体センターへの強い当たりを赤田選手がナイスキャッチし、
ピンチを未然に防いでいたものでした。
失点を防ぐには何よりも外野の守備範囲が大切です。
そういう意味では投手陣再建のためにも、センター赤田選手の定着が必要不可欠でしょう。


次に打順に関してですが、今季は選手の好不調の波が激しく、
オーダーをとっかえひっかえ、なかなか固定されませんでした。
一番安定したと思われるのが、9月中旬のオーダー。
 1(中)栗山、2(ニ)片岡、3(右)GG佐藤、4(一)カブレラ、5(左)和田、
 6(指)リーファー、7(遊)中島、8(三)中村剛也、9(捕)細川

このオーダーも悪くはないのですが、敢えて全てを白紙にして考えてみたいと思います。

ファンがオーダーを考えると、どうしても印象や実績に頼りがちになるだけに、
ここは一歩引いて見て、純粋に数字だけでオーダーを考えてみることにします。
今季の主な選手の成績を表にしてみました。
http://ftcom.skr.jp/baseball/p07/proBD_07x.htm

課題の1・2番に誰が最適か見てみると、
1番打者の候補には、走者なしの打率が.350を超える和田選手、
出塁率がチームNO1の栗山選手、盗塁がチーム最多の片岡選手の名が挙げられ、
2番打者の候補には、走者1塁の打率が高い中島選手、
犠打数がチーム最多の片岡選手の名前が挙げられます。
数字だけを見ると、理想の1・2番は和田・中島選手となります(^^;
ただ、中島選手の.356は片岡選手の足を警戒した結果とも考えられますので、
直前のランナーは足で牽制できる選手の方がいいように思えます。
となると、1~3番は、和田・片岡・中島選手の並びが最適となります。
あくまで数字だけ見ると、ですが(^^;
意外だったのは福地選手の数字。走者なしでは若干低め、得点圏では若干上昇。
ランナーが溜まった方が好成績を収めているのは意外でした。
それは片岡選手にも同じ傾向があるわけですが…
ここらが苦戦の要因だったのかもしれませんね。

4番はやっぱりチームNO1の得点圏打率を誇るカブレラ選手が最適でしょうか。
走者なしの打率が極端に低いのは、集中力不足か振り回しすぎか。
いずれにせよ、ランナーを置いている方が好結果を残しやすいのは確かのようです。
GG佐藤選手は走者1・2塁以外の数字は平均的、走者が進めば進むほど好成績になり、
4番以降のランナーが溜まった形で回すのが理想のように思えます。
栗山選手は非常に勝負強いのですが、意外と走者1塁、1・2塁の打率が低いです。
バントも上手なので、2番打者もどうかなと思いましたが、
この数字からすれば、ランナーを返す方が向いていると言えるでしょう。

5番打者が意外と難しく、カブレラ選手が敬遠される可能性を考慮すれば、
走者1・2塁に強い打者が理想的です。
しかし、和田・GG佐藤・栗山・中村剛也選手と主軸候補はいずれも2割前半以下。
リーファー選手が最適なんですが、ポジションが微妙。実質、DHのみというのが厳しい。
他には福地・片岡選手といった打者の方が好数字というのも… ここらも悩みの種です。


そんなわけで、印象・実績を考えずに数字だけで打順構成しますと…
 1(左)和田、2(遊)中島、3(一)カブレラ、4(指)リーファー、5(右)GG佐藤、
 6(三)中村剛也、7(中)赤田、8(捕)細川、9(ニ)片岡

ある意味、これがベストオーダー(笑)
和田・中島・カブレラ・リーファー・GG佐藤選手という1~5番は破壊力抜群!
でも下位打線がやや心細い感じ。バランスという意味では微妙(^^;

もう少しバランスを取りますと…
 1(左)和田、2(ニ)片岡、3(遊)中島、4(一)カブレラ、5(指)リーファー、
 6(右)GG佐藤、7(三)中村剛也、8(捕)細川、9(中)赤田

うーん、やはり5番打者が問題。江藤選手と入れ替え式で。
このオーダーでは栗山選手が漏れてしまいますし… もう少し考えますか。
ちなみに1番に和田選手を起用する場合、9番は足の速い選手という考え<2塁盗塁のため

5番打者で重要なのは得点圏打率・打点・長打力等々。
ライオンズ打線で一番怖いのはやっぱりカブレラ選手、
外国人打者の一発は、どんな不調な状態であっても、怖いものです。
敬遠される可能性が最も高い4番打者の後なので、5番打者が迎える重要な状況は、
走者1・2塁が最重要で、次いで1・3塁、満塁となります。
けれど、走者1・2塁の打率は全体的に悪いです。とりわけ主軸。
ならば、その状況をできるだけ避けようと考えるなら、
1アウト1・2塁の場面で併殺阻止が可能な左打者の方がベターでしょう。
最悪でも2アウト1・3塁、進塁打ならば2アウト2・3塁という状況を作れ、
続くGG佐藤選手はこの2つの状況で3割を超える打率をマークしているので、
得点は後ろのGG佐藤選手に任せた方がいいでしょう。
栗山選手ならば、送りバントで進めたり、四球を選ぶこともできます。
2アウト1・2塁の場合は半ば諦めるという方向で(爆)<数字の向上を期待
そう考えると、5番打者候補はリーファー選手と栗山選手の2人になるでしょうか。
右ならば中島選手がギリギリって所でしょうか。

 1(左)和田、2(ニ)片岡、3(遊)中島、4(一)カブレラ、5(指)栗山、
 6(右)GG佐藤、7(三)中村剛也、8(捕)細川、9(中)赤田

1アウト2塁でカブレラ選手が敬遠、栗山選手が送りバントで2アウト2・3塁。
GG佐藤選手が敬遠された場合、2アウト満塁。
この状況を想定すれば、満塁時の打率だけ極端に高い中村剛也選手が7番になります。


だけど実績を考えれば、1番和田選手というのは到底ありえない選択肢。
決断したら凄いことだとは思うのですが…
現実的にはこうでしょうか。
 1(指)栗山、2(ニ)片岡、3(遊)中島、4(一)カブレラ、5(左)和田、
 6(右)GG佐藤、7(三)中村剛也、8(捕)細川、9(中)赤田

どうも代わり映えしない…

和田選手を1番以外の打順に置くことを考えると、従来の5番はやっぱり微妙。
併殺の可能性が高く、現に走者1塁と1・2塁での打率は他のケースに比べると低く、
満塁においては致命的な低さですから、むしろ3番の方が向いていると考えられます。
すると、5番打者が再び問題になるわけで、栗山・リーファー選手を5番に回すと、
今度は1番打者がいなくなってしまう罠。
せっかくなので、中島選手を1番に起用してみます。
 1(遊)中島、2(ニ)片岡、3(左)和田、4(一)カブレラ、5(指)栗山、
 6(右)GG佐藤、7(三)中村剛也、8(捕)細川、9(中)赤田

攻撃的な2番打者が可能ならば、最初のデータを重視して…
 1(ニ)片岡、2(遊)中島、3(左)和田、4(一)カブレラ、5(指)栗山、
 6(右)GG佐藤、7(三)中村剛也、8(捕)細川、9(中)赤田

ノーアウト・1アウト1塁の場合、中島選手はひたすらスタート。
走塁の意識が高まると期待。
ただ、中島選手はバントが下手なので、2番打者としてどうなのかという問題もあり。
まぁ、個人的には、1番赤田・2番片岡・3番中島と見立てれば、
従来と変わらないわけで、バントに頼らない野球をするならば、2番中島はアリかと。

それもダメならば…
 1(中)赤田、2(ニ)片岡、3(左)和田、4(一)カブレラ、5(指)栗山、
 6(遊)中島、7(右)GG佐藤、8(三)中村剛也、9(捕)細川

なんか無難な所に落ち着いてしまった感じですね。

打線の組み方は一通りではなく、もっと細かいデータを探してみないと判断できませんが、
1番和田案や2番中島案は一度やってみる価値があると思います。
従来の考え方とは一線を画すだけに、決断するのは難しいとは思うのですが、
新しい打線を作るためには必要なことだと思います。
もし、それが無理ならば、最後の案を勧めます。
これには赤田選手の完全復活が必要不可欠。
1番打者として足りる成績を残してもらう必要があります。
いずれにせよ、和田選手とカブレラ選手がいなければ、打線は組めなくなることは事実。
野手の巨大補強は必要ありませんから、2人の残留を最優先に進めてもらいたいです。
どうしてもダメなら、リーファー選手の覚醒を期待するしかないでしょうね。現状では。

最後にまとめ。
野手のポイントは以下の3つを挙げておこうと思います。
「中島選手のショート守備の向上」
「センター赤田選手のレギュラー復帰」
「既存の枠に囚われない新しいオーダーの構成」

このまま今季のレギュラー候補達が不動の位置を築くのか、
それとも新しい若手の頑張りによって再び選手層が厚くなるのか、
来季はそこに注目して見ていきたいです。

2007年10月23日

松坂vs松井稼頭央

アメリカ・メジャーリーグでは、昨日の試合でレッドソックスが勝利し、
ワールドシリーズはレッドソックスvsロッキーズの組み合わせとなりました。
ご存知の通り、レッドソックスには松坂大輔投手、
ロッキーズには松井稼頭央選手といった西武出身選手がいるだけに、
今年は良い所がなく、落胆していたライオンズファンにとっては最後の朗報です。
なにはともあれ、松坂投手が戦犯にならずに良かった(^^;
ただ活躍とまでは行ってないだけに、
ワールドシリーズでは「これぞ! 松坂」という投球をしてもらいたいです。
松井稼頭央選手はここまでチームを引っ張ってきているだけに、今の働きに大大満足、
今まで燻っていただけに、このポストシーズンでの活躍は嬉しい限りです。
2人には西武の代表としても頑張って欲しいです。
もっとも、それ以上に本人達の夢という面が大きいでしょうがね。
まずは夢の大舞台に立てたことを称えたいです。おめでとうございます!

どちらを応援するかは難しい問題ですが…
松坂投手はまだ1年目で連れてきてもらったというイメージが強いだけに、
どちらかと言えば、松井稼頭央選手のロッキーズを応援しちゃいますかね。
松坂投手には来年以降に大活躍した上でチャンピオンを、という気持ちがあります。
いずれにせよ、2人とも夢の舞台で大活躍することを祈りたいです。


その他のニュースネタでは、呆れ返る事件が多くて嫌になりますね。
防衛省の守屋元事務次官の接待問題は…
凄いですよね、あんな小説に出てきそうな典型的な癒着をまだやってたとは(苦笑)
あれじゃメールで辞任勧告しても無理はないよな~とか思ったり(^^;
まぁ、冗談ですけど。
平均2週間に1回にゴルフ接待とかすごいですよね。ゴルフを仕事にすればいいのに。
今回の話とテロ特措法の話とは直接関係がないわけですが、
今回のことを見過ごしてきたことや、
給油量の間違いの訂正を全くしなかったことを考えると、
防衛省そのものに対する疑念を深めざるを得ません。
今年の前半には次期主力戦闘機の話もありましたし、
なんだか「子ども染みてる」と思われても仕方ない状況にあるのではないでしょうか。
もっとも、それは厚生労働省も同じなんですけど。
お人形さんごっこしているような子どもに対して、
銃や戦車、戦闘機を与えようと思うような大人はいないでしょう。
情報漏えい問題で改革が叫ばれましたが、
一向に変わっていないことが今回のことで明らかになりました。
現時点では防衛省は信頼できません。
問題の究明とともに、監視の強化の必要性を感じます。


◆プロ野球 西武ライオンズの来季 ~リリーフ投手編~
以前書いたように、個々の投手はよく頑張ったと思います。
抑えの小野寺投手、8回の長田投手、左セットアッパーの星野投手といった、
開幕時に想定していたリリーフの形は6月までに潰えてしまったものの、
代わりにグラマン投手、岩崎投手、山岸投手、山崎敏投手らが頑張り、
実績がないだけで、全体としてはそう悪いものではなかったと思います。
つまり、中継ぎの人員(投手の駒)はいるわけです。
大事なのは、信頼できる・試合を任せられる「リリーフの形」を構築することです。

まず、リリーフで一番問題となるのが「抑え・守護神」です。
ライオンズの問題はこの抑えが定まらないことにあります。
シーズン後半はグラマン投手が抜群の働きをしてくれたものの、
絶対的なボールはなく、悪く言えば「誤魔化しきった」となり、
来季も抑えで活躍できるかは未知数です。
もし仮に活躍できたとしても、グラマン投手が退団となれば、
抑えの問題はまた表面化するわけですし、
ここでキチッとした日本人の抑え投手を作っておかなければなりません。

その筆頭に来るのは、昨年抑えで活躍した「小野寺投手」です。
150キロを超える力強いストレートと落差あるフォークは抑えにピッタリ。
ただコントロールが良くはないことと、精神的に力みやすいのがネックとなり、
今季は不安定な投球をなかなか抜け出せず、最後は抑え失格となってしまいました。
個人的にはもう少し我慢しても良かったと思うんですけど…
チームの流れが悪かったことで、抑え降格もやむを得ない状況でした。
小野寺投手の問題はボールというよりも精神面にあり、
自信を持って、力まずにボールが投げられれば、全く問題はないのですが…
真面目な性格が災いして、入れ込みすぎるのが課題ですよねぇ…
そういう意味では抑えに向いていないのかもしれません。
森慎二投手のように、9回よりは、むしろ、8回を任せた方がいいのかもしれません。
いずれにせよ、小野寺投手が復活してくれないことには、
ライオンズのリリーフ陣の形は定まりません。
配置はどうあれ、小野寺投手が戦力になってくれることが、来季優勝の条件でしょう。

グラマン投手や小野寺投手以外に抑え投手候補がいるのかと言えば、頭の痛い所。
意外とコントロールのいい岩崎投手は抑えの資質があると思いますが、
絶対的な変化球がないため、どちらかと言えばセットアッパー向き。
絶対的な変化球があることを条件にすれば、ライオンズの投手陣では、
「小野寺投手のフォーク」、
「山岸投手のチェンジアップ」、
「山本歩投手のスライダー」、
この3人以外には浮かんできません(苦笑)
ライオンズでは縦の変化を売りにする投手が少ないですからねぇ…
なかなか抑え候補が見つかりません。
そういう意味では、山岸投手と山本歩投手が新たな抑え候補となります。

山岸投手はストレートが140前後ながらもキレがあり、
変化球はカーブ、チェンジアップが主、
コントロールは悪くないものの、時折簡単に四球を出してしまうことも、という評価。
武器は前述の通り、チェンジアップです。
フォークのような落ち方をしますが、球速はフォークより遅く、チェンジアップです。
このチェンジアップが大きな武器となり、意外と三振を取れます。
2点台と防御率がいいのも、このチェンジアップのおかげでしょう。
課題はなんといってもコントロール。
簡単に四球を出してしまったり、球が甘めに入ってしまうことがあります。
そんなコントロールが悪いフォームをしているとも思えないんですが。
まぁ、元々、リリーフのコントロールなんて紙一重、何が原因で覚醒するかは分かりません。
山岸投手が成長すれば、抑えに抜擢される可能性はあると思います。
しかしそう考えるとオープン戦の骨折は痛かったですよねぇ…
あれがなかったら、山岸投手は8回のセットアッパーとして計算できましたから。
当初は長田投手ではなく、山岸投手を8回に使う予定だったはずです。
それが崩れ、シーズン中盤まで復帰が長引き、
中継ぎ不足だったために、見切り発車で登板せざるを得なかったのが…
来季は怪我なく1シーズンを戦い抜き、チームを勝利に導いて欲しいです。

まだ1軍実績のない投手では山本歩投手のスライダーが一番でしょう。
曲がりの大きなスライダーで元近鉄の岡本投手のような存在になれるかもしれません。
シュート回転のストレートもいいですし、可能性の膨らむ投手ではあります。
ただ1軍登板では出入りの激しいピッチングというか…
コントロールが良くないんですよね。四球・死球でランナーを溜めることが多々。
もう少しコントロールが良くなってくれればいいんですけど…
武器となるスライダーに手を出してもらえないのが原因なのでしょうか。
山本歩投手の成長もライオンズリリーフ陣を救うためには必要なことだと思います。

そんなわけで、抑え候補は小野寺投手を筆頭に、
グラマン投手、山岸投手、山本歩投手らが来ると考えます。
先発からの転向もありかと思いますが、そうなると涌井・岸・西口投手の3人、
この3人を抑えにする意義があるのかと言うと… ないですよねぇ…
3人ともどちらかといえば総合タイプ、抑え向きなのは岸投手のカーブぐらいでしょう。
昔の西口投手のスライダーなら十二分でしたが、今は昔ほどではないですし。
抑え転向があるとすれば、岸投手が先発で結果を残せなかった時のみで、
それ以外の場合は3人とも先発で使った方がいいと考えます。

抑えさえ決まれば、あとはそう難しくありません。
抑え候補から1人が8回に回り、
右セットアッパーが岩崎投手、正津投手、
左セットアッパーが山崎敏投手、星野投手、となります。
8・9回 小野寺・グラマン・山岸投手(山本歩投手)
右中継ぎ 岩崎投手(正津投手)
左中継ぎ 山崎敏(星野投手)

これでリリーフは5人ないし、6人。
三井投手がそのままリリーフなら、8回をそのまま任せればよく、駒数は揃います。
いや、むしろ余剰です。
今季のリリーフ陣のもう一つの問題、ロングリリーフができる投手の不在があります。
上に挙げたリリーフ陣はどちらかといえば、ショートリリーフ型。
小野寺・山岸投手は先発もしましたので、ある程度のイニングを投げることもできるでしょうが、
抑え候補に挙げたように、毎日でも登板できるようにしたい投手です。
今年は小野寺投手を長めに投げさせたり、
岩崎・山岸・山崎投手らに2イニングずつ投げさせたりして誤魔化しましたが、
来季もこのような継投をしていては、勝ちパターンのリリーフも死んでしまいます。
負けている展開で投げる投手を決めないことには、リリーフ陣も上手く回らないわけです。
常にベンチに1人ストックしておきたいので、ショートリリーフは余剰、となります。
先発もできる三井・山岸投手は敗戦処理としては勿体無いですしね。
三井投手はスタミナがあるので先発に、山岸投手は勝ちパターンで使いたい、
こういう考えから三井投手の先発転向案が出てきたわけです。

話を戻して、ロングリリーフの投手ですが、先発5番手で漏れた投手が候補になります。
帆足・松永・大沼投手の3人が候補となり、常時スタンバイのロングリリーフ要員に。
先発6番手は常に必要というわけではないので、
高卒若手投手5人は敗戦処理要因としてもスタンバイ。
敗戦処理は相手打線に勢いがあり、抑えるのは大変で、自信喪失の危険もありますが、
打たれて覚えることもあるので、むしろ積極的に使って貰いたいです。
これでロングリリーフはなんとかなるはず。
ショートリリーフ型に良い投手が多いだけに、そちらを優先しがちですが、
ロング要員もいないと疲労が蓄積する一方ですから、きっちりとした使い分けをして欲しいです。
それが今年のリリーフにおける失敗の一つであり、
勝ちパターンの確立ができず、負け試合の投手リレーも確立できなかったことが、
シーズン終盤の息切れに繋がったのだと思います。
…まぁ、構想崩れまくりで、実績のある投手が少なかっただけに、
首脳陣も大変だったと思いますがね。
それを含めて、今年のリリーフは善戦した方です。
あとはそれを形にできるかどうか。きっちりとした形にしてもらいたいです。

そんなわけで、私の考える来季の投手陣の主な陣容です。

(先発3本柱)涌井、岸、西口
(先発4番手)三井
(先発5番手)帆足・松永・大沼・新外国人
(先発6番手・敗戦処理)木村・朱・田沢・田中・藤原ら
(ロング中継ぎ)帆足・松永・大沼の先発候補の余り、東・許銘傑
(右中継ぎ)岩崎、正津
(左中継ぎ)山崎敏、星野
(8回・9回)小野寺、グラマン、山岸、山本歩

いずれにせよ、先発は4番手の固定が鍵であり、
リリーフは抑えの決定、それぞれの役割分担の明確化が鍵となります。

2007年10月21日

そういえば

昨日までのクライマックスシリーズでセリーグの試合を久しぶりに見たのですが、
キャッチャーのリードが昔と全く違っていて驚きました。
たまたまなのかなぁ…真剣に見てたのが昨日の試合だけなので、何とも言えないのですが。
一昨日の豊田・上原投手、昨日の中田・岩瀬投手らの配球を見ていると、
随分とストレートが多いという印象を受けました。
少なくとも、このクライマックスシリーズ3試合の限りでは、
パリーグの方が変化球の配分が多いように思います。
ロッテの里崎捕手は小林宏之投手に3球連続でフォークを要求したりしてましたし、
今のパリーグはそういったリードの方が多いです。
昔はパリーグがストレート、セリーグは変化球と言われましたが、
今はむしろ逆転しているのではないかとさえ思えます。

思うに、裏を欠いた末に、リードの傾向が逆転したということなんでしょうかね。
セリーグは球場が狭いですから、強打者に変化球だけでは抑えきれず、
内角の球を見せていかなければ打ち取れません。
結果、内角を突くリードが増え、ストレートを多めに使うようになったと。
まぁ、気のせいかもしれませんし、あまり深く考えてもしょうがないんですが、
予想以上にストレートで押す配球が多かっただけに、随分と驚かされました。


◆プロ野球 西武ライオンズの来季 ~先発投手編~
今シーズンの総括は終わったので、来季に向けての話に進めていきます。
まず、投手に関してですが、今季指摘した課題は2つでした。
1:涌井・岸・西口投手に次ぐ先発候補の育成
2:リリーフの「形」を作ること

先発投手の話からすれば、今季の成績は、
涌井投手が17勝、岸投手が11勝、西口投手が9勝、ここまではいいです。
けれど次に来るのが、松永投手と帆足投手の2勝です(先発のみでの成績)。
そして大沼・ジョンソン・ギッセル・グラマン・宮越投手が1勝ずつ。
そのうち3人が解雇(ジョンソン・ギッセル・宮越投手)、グラマン投手はリリーフ転向。
なんとしても先発3本柱に次ぐ存在を作らなければなりません。

その筆頭に来るのが今季2勝に終わった「帆足投手」と「松永投手」でしょう。
今季の帆足投手は故障明けということもあり、シーズン中盤から後半の復帰でしたが、
投打の噛み合いが悪く、2勝7敗の結果に終わってしまいました。
過去に2年連続二桁勝利も達成しているだけに、左腕エース的な存在ではあるのですが、
昨年・今季となかなか思うような結果を残せていません。
もっとも、二桁を達成したといっても防御率は4点台、
好不調の波があり、調子の悪い時は早期KOということも。
さらなる成長を遂げないことには、来季の二桁勝利も難しいように思います。
得意のパームも以前ほどのブレーキはなくなってきていますし、
パームに頼らない投球パターンを構築していく必要があるでしょう。
フェニックスリーグではチェンジアップを試しているようですし、
来季、このチェンジアップとシュートが使えるようになれば、復活も可能でしょう。
実績のある帆足投手が復活できるかどうかが先発の鍵だと思います。

若手では左腕の松永投手が最有力です。
今季はフォームをホークス・杉内投手のように変え、
フォークを習得したまでは良かったのですが、
速球のキレが昨年ほどなく、さらにコントロールが付かなくなってしまい、
自滅型のピッチングに陥ってしまいました。
どちらかといえばストレートとスローカーブの緩急で勝負する技巧派なのですから、
しっかりとしたコントロールを身に付けて貰いたいです。
せめて1年目の時ぐらいにコントロールが戻れば、ある程度活躍できるのではないかと。
目指すのは杉内ではなく、成瀬。スローカーブを生かせる投手になって欲しいです。

この2人に加え、大沼投手や新外国人投手が先発4・5番手に定着すれば、
先発投手陣はかなり充実してくると思われるのですが、
それで今年は失敗しているだけに、まだ心許ないです。
そこで私は「三井投手の先発転向」を主張したいです。
三井投手は先発で2年連続二桁勝利を挙げるなど左腕エース的存在だったのはご存知の通りで、
先発で結果が残らなくなり、2軍へ降格、
一昨年前から敗戦処理をこなすようになり、昨年から勝ちパターンリレーへ、
今季は8回を任されるなど、中継ぎで欠かすことのできない存在になりました。
三井投手が先発で結果が残らなくなった理由は、制球難と球種不足。
先発時は四球で崩れることが多く、変化球もスライダー頼みでした。
シンカー系のボール(宗男ボール)やシュートも投げましたが、
当時は完成度が低く、それほど武器となっていませんでした。
でも今はそれらの球の精度が上がり、
スライダー・カーブ・シュート・シンカーと先発時よりも多彩になっています。
三井投手を勝ちパターンから外すのは厳しいのですが、
先発が試合を作らなければリリーフに皺寄せがいくだけで、
今季のように負けが込めば、三井投手を使えない展開・宝の持ち腐れが多くなります。
今のライオンズリリーフ陣はショートリリーフ型が多く、
先発できそうなのは山岸・山崎敏・三井投手の3人。
その中でも実績があり、スタミナもあるのは三井投手ですから、
計算できる先発投手を作るならば、三井投手を先発にするのが良いと思われます。
来季の三井投手はリリーフ転向から4年目を迎えますし、年齢的にも疲労が出てくる頃、
先発転向を視野に入れるべきではないでしょうか。

三井投手にとっても、先発転向はメリットがあります。
このまま中継ぎで結果を残し続けても年俸は上がらないからです。
おそらく活躍した今季でさえ、年俸が8000万を超えることはないでしょうし、
この先、余程の活躍をしない限りは、9000万に乗っけることも難しいと思われます。
(ウチはリリーフ、中継ぎ投手の査定が辛いですからねぇ。一定までは上がるんだけど)
1億以上を目指すならば、先発で二桁勝つしかありません。
それだけの実力があると思いますし、是非、来季は先発に挑戦してもらいたいです。
三井投手がリリーフから抜けるのは痛いのですが、
二桁勝利が達成できるとすれば、十分元は取れるでしょう。

これで、涌井・岸・西口投手の3人に加え、4人目として三井投手、
5人目に帆足・松永・大沼・新外国人投手と5つの枠が決まりました。
6人目には若い先発投手を育ててもらいたいです。
それというのもライオンズは高卒の投手がなかなか育ってません。
涌井投手のように1年目・2年目と早い段階で芽が出ない場合、大体ダメ…
2軍でじっくり育成するよりも、1軍の実戦で積極的に鍛えた方が良い環境みたいです。
1軍で結果が残らずに自信喪失、イップス等で投げられなくなる可能性もありますが、
どうせ2軍に置いといても潰れていくだけですし、
それなら投げさせて潰れた方が後悔も残らないでしょうに。
このまま2軍に置いておくよりは、積極的に高卒の若手投手を使っていってもらいたいです。
涌井投手や日ハム・ダルビッシュ投手、楽天・田中投手や日ハム・吉川投手など、
最近は高卒の投手といってもレベルの高い投手が多いです。
コントロールの不安はありますが、若ければある程度失敗も許されますし、
積極的に使っていって欲しいと思います。
そこで、来季は木村・朱・田沢・田中・藤原投手らを、先発6人目・敗戦処理に固定し、
4人ないし5人をローテで使い、先発しては抹消、ロング登板しては抹消して、
競争心を煽るようにしてサイクルで回していって欲しいです。
その中でチャンスを掴み、既存の投手を押し退けるような力を見せれば、
調子の悪い投手と入れ替えればいいわけですし、
ダメならば育成として割り切って考えることもできます。
来季は高卒の若い投手をガンガン使っていって欲しいと思います。

以上のことをまとめると、来季の先発の陣容は以下の通りになります。
≪先発3本柱≫ 涌井、岸、西口
≪先発4番手≫ 三井(リリーフから転向)
≪先発5番手≫ 帆足、松永、大沼、新外国人投手(4人で競争)
≪先発6番手・敗戦処理≫ 木村、朱、田沢、田中、藤原(高卒若手投手5人の交代制)

先発5番手の投手から2人計算できる投手が出てくれば、
三井投手をリリーフから転向させる必要はないんですけどね。
でも西口投手が先発の柱として機能しなくなりつつあることを考えると、
先発の予備はいくらでもあった方がいいと思われます。
個人的にはこの案を推します。

かなり長くなったので、リリーフ編は明日以降に~

2007年10月20日

CSセは中日が勝利

セリーグのクライマックスシリーズの第2ステージは、
シーズン2位の中日が3連勝で、シーズン優勝の巨人を破り、
日本シリーズ出場を決めました。
もう一度確認のために言っておきますが、セリーグの優勝チームは巨人です。
惨敗して日本シリーズにも出られない巨人ですが、セリーグの優勝チームです。
中日は今のところ、日本シリーズの出場権を持っているだけのチームです。冠なし。
仮に日本シリーズで中日が負けた場合は、よく分かんない存在になります。
…うーん、やっぱり慣れない、この感覚。
中日優勝でええやん、と。
巨人はこれで優勝チームとして満足なんですかね? 日程を言い訳にするのか?
2004年のパリーグプレーオフで問われた問題を、もう一度再考してもらいたいです。
格好付かないよなぁ… あまりの惨敗ぷりに日程で擁護する気にもならん。
今までのパリーグプレーオフでも1位チームで3連敗したチームはないわけですし…

今日の試合で最も後味を悪くしたのは、9回裏の古城選手の走塁ですよね。
何を勘違いしたんでしょうね… 前に落ちそうな打球とも思わなかったけれど…
まぁ、打った瞬間は落ちる可能性が僅かにあったかもしれませんが、
守備の動きも見えているわけですし、動きが緩慢だったわけでもないので、
あの打球での飛び出しを説明するのは難しいです。
…もっとも、1塁に戻っていたとしても、負けたとは思いますけどね(爆)

振り返ってみると、ポイントは4回裏の攻撃でしょうか。
中日・中田投手が先頭の谷選手に四球を与え、ワイルドピッチが続くなど、
変化球のコントロールがままならず、崩れかけている場面でした。
それが李選手への初球の内角高めボール球の一球で、李選手が中田投手を睨み、
そこから何故か1塁を守っていたウッズ選手がしゃしゃり出てきて口論に。
その前に井端選手への死球があったとはいえ、
何でそんなに怒るん? ウッズさんという感じで、全く意味が分からなかったんですが、
その意味の分からない間が、結果的に中田投手を落ち着かせ、
その後はストレートのコントロールが抜群になり、李・ニ岡選手を連続三振。
阿部選手を歩かせた後に脇谷選手も三振と、一変に立ち直りました。
ここで崩せなかったのが巨人の敗因、中日の勝因でしょう。
その後の谷繁選手のホームランも痛かったですけど、
試合の流れからすると、この場面の勝敗が大きかったように思います。

このクライマックスシリーズを見て学んだことは、
短期決戦で信頼できるのは、守備と機動力であるということです。
日ハムの外野陣、中日の二遊間、何度となくいいプレーを見せ、
相手チームに得点を与えませんでした。
また、短期決戦では投手が力強い球を投げてくるだけに、なかなかホームランは出ません。
それよりは四球・ミス等が得点に絡むことが多いだけに、
機動力を使っていかにランナーを進めるかがポイントのように思えます。
短期決戦では投手の力やホームラン打者は額面通りの期待ができないことを再確認しました。
短期決戦で勝つには、一に守備、二に機動力を含めた1点を取る野球、これが大切ですね。
2004年の西武はフェルナンデス・カブレラ・和田選手のホームランが目立ちましたが、
その前に佐藤友亮・赤田選手の1・2番が機能して、チャンスを作ったからこそ、
満塁ホームランがバンバカ飛び出したわけです。
計算できるのは出塁できる選手です。あとは野となれ山となれ、です。

2007年10月18日

CSパは日ハムが勝利

パリーグのクライマックスシリーズは日本ハムファイターズが制覇しました。
しかし強いですねぇ、日ハム。そう思えないんだけれど強い。
妙に神懸かっているというか… 南無妙法蓮華経懸かっているというか(爆)
セギノール選手の3ランが飛び出す前、
稲葉選手の当たりがヒットになる辺りが今季の日ハムの運の強さのように思えます。
その運を呼び込んでいるのは、ヒルマン監督の選手への心配りであり、
球場を支配する北海道のファンのおかげなんですかね。
選手の実力も大事なんですが、それ以外のことの大切さも学んだ気持ちです。

試合の面では、セギノール選手への攻め方を間違えたかなと思います。
初球の内角高めストレート、完全なストライクに対してセギ選手は憤って、
かなりナーバスになっていたように見えました。
あまりに露骨だったので、内角が見えてないのか、演技なのかと疑いましたが、
直後の内角高めのストレートにも完全に差し込まれのファール、
ここを攻めれば間違いないだろうという打席でした。
その直後に外角低めのチェンジアップで誘うのは分かるものの、
カウント2-2から内角にボール球、ここで勝負に行くべきでした。
フルカウントとなったことで外角低めにチェンジアップを落とさざるを得ない状況に。
普通の打者ならそれでいいんですが、セギノール選手の場合はバットが届くだけに、
むしろ落とす球を投げるならば内角低めの膝元、勝負のカウントを誤った感じがします。
成瀬投手の投げた外角低めチェンジアップは、
フルカウントからにしては絶妙のコース・高さだったんですけど…
あそこにバットが届くから長身の外国人選手は怖いです。
バッテリーは攻め方を誤ったと思いますが、
あれをスタンドまで運んだセギノール選手を褒めるべきかもしれません。
打った瞬間はフェンス手前のフライ、良くてフェンス直撃だと思ったんですが…
あそこまで運ぶパワーはさすがとしか言いようがありませんね。

このクライマックスシリーズで痛感したのは守備力の大切さです。
とりわけ大きいのが外野守備。日ハムの外野守備は鉄壁でしたね。
工藤・森本・稲葉選手の外野は守備範囲が広く、
打った瞬間は抜けるかという打球に楽々追いついているのを見ると、
日ハムの投手力を支えているのは守備の力だなと確信させられます。
西武黄金時代の吉竹・秋山・平野、
オリックス優勝時の田口・本西・イチローの外野に勝るとも劣らない印象です。
数年前の中日の英智・アレックス・福留選手の外野に肩では及ばないかもしれませんが、
守備範囲は今年の日ハムの外野陣の方が上でしょう。
改めて外野守備の大切さを思い知らされました。
ライオンズも外野守備をもっと鍛えないと…
優勝するための近道は鉄壁の外野陣かもしれませんね。
まぁ、それだけレギュラークラスを揃えるのは難しいことではあるのですが…
北海道移転前後からの日ハムの補強の上手さが光っているように思えます。

なにはともあれ、日本シリーズ出場おめでとうございます。
パリーグ代表として頑張ってください、と社交辞令で終了(爆)


◆野球 「大振り」という言葉に関して
きっかけはこの記事。
野球中継で言われる「大振り」という言葉、
人によってイメージが違うのではないかと思っています。
それがこの記事の中の「打撃は強く、大きく振ることが大事なんです」の言葉に繋がります。

「大振り」と聞くと、この記事の中の「大きく振ること」だと思いがちですが、
私は正確には違うように思います。
所謂「大振り」の意味は、「バットが遠回りする」「スイングが波打つ」という言葉のように思えます。
実際に野球をしているとよく使われる言葉なのですが、
野球をやったことない人にとっては馴染みのない言葉かもしれません。
要はバットが最短距離で出てこないこと、スイングに入る動作から振り始めの間に、
力が入るあまりに右打者ならば右肩が下がったり、
バットの軌道が一度下がってから出てくることを指します。
最短距離ならば、上から斜め下に直線的(\)にバットの軌道が描かれますが、
「大振り」になると、上から一度バットが反対方向に下がって横切り(↓_)になってしまいます。
三角形の斜辺に行くのが最短距離であり、三角形の底辺+高さになる分だけ損するということです。
これによってバットの角度も変化し、ポップフライの原因になったりと。
大体において野球中継で言われる「大振り」とはこの「バットの遠回り」を意味しています。

だから「強く振る」ことと「大きく振る」ことは、「大振り」とイコールではないのです。
「大きく振る」というのは、構え(トップの位置)をしっかり取ってから、
スイング・ミート・フォローといった一連の流れを最後までこなすことを意味し、
「強く振る」というのは、上記のうちスイングの速さのことを意味します。
…あ、でもひょっとしたら違うかもしれません(^^; 私も所詮は素人ですし(苦笑)
もっとも、野球界は言葉が独り歩きしていることが多く、
全てを正しく理解している人がいるのかと問われると、それもまた分からないわけで…
私自身はそういう意味だと思っています。

今年のライオンズは「大振り」でチャンスで打てず、三振が多かったですが、
「大きく振る」こともできてませんでした。
分かりやすい例が片岡選手で、右方向を狙うあまり、撫でるようなセカンドゴロを量産、
所謂「当てるだけのスイング」になっていました(とりわけシーズン前半)。
コンパクトに振れというと、こういった当てるだけの打撃になりがち。
原点は「大きく振ること」、スイングを一連の動作で行うことなわけで、
それを忘れてしまえば本来の打撃ができなくなるわけです。
今年、チャンスで打てなかったことや、進塁打を打てなかったことの原因は、
ここにあると言ってもいいと思います。
キャンプ時から徹底したケース打撃が逆に作用してしまい、
本来の一連のスイングができなくなってしまったのではないでしょうか。
今年は片岡選手や和田選手だけでなく、色々な選手がフォームに苦心しているように思えました。
中村剛也選手や中島選手もそうでしょう。
もう一度、「大きく振ること」=「しっかりと最後までスイングをすること」を意識し、
本来のバッティングを取り戻してもらいたいです。
その上で、狙い・打球方向を意識したを打ち方をしていけば、自ずと進塁打が打てるはず。
プロ入りするほどの選手ならば、打球方向を意識して変えられない選手なんていないでしょう。
(私は素人なので、できませんが(苦笑)
まずは自分のスイングをしっかりすること、それを心がけてもらいたいです。
そういう意味では、デーブ大久保コーチと熊澤コーチは合っているのかもしれません。
その後の段階がどうなのかは知りませんが(^^;


◆プロ野球 西武はFA戦線から撤退
出兵前なのに撤退宣言が来ましたよ(苦笑)
弱腰というか、FA解禁前に既に断念とは… どうなんだ、それ?
まぁ、現実的に考えれば、
例えば広島・新井選手がFA宣言して獲得に行ったとしても、
西武を選択するぐらいなら広島に残留するでしょうから、
大物選手の獲得は無理だとは思いますが。
それでも誰がFA宣言するか分からないうちに諦めてしまうのはいかがなものかと。
昨年で言えば、横浜から巨人に移籍した門倉投手、
日ハムからレッドソックスに移籍した岡島投手など、
競合相手がいない・少ない場合もありうるのですから、まだFA補強を諦めないでもらいたいです。
なんだか、どこぞの球団と似てきましたね(苦笑)
その球団よりも外国人選手の獲得が下手なだけに救いようがありませんけど(爆)

当面の課題としては、最低限でも現有戦力の維持でしょう。
和田選手の残留が一番の課題だと思います。
勝負弱さや併殺打が目立ちますが、それでも右打者で3割をマークできる存在は貴重です。
年俸変動式の複数年契約を提示するなど、しっかりと誠意を見せ、
残留に全力を尽くしてもらいたいです。
あとは外国人選手。
カブレラ選手は何だかんだでチーム1の成績を残しているので、残留は当然でしょう。
来季、和田・カブレラ選手がいないということになれば、それこそ暗黒入りですので、
和田選手の結果待ちとかせずに、早急に契約をまとめてもらいたいです。
ただ年俸が高すぎるだけに、そこをどの程度までに抑えるかがポイントでしょうか。4億なら。
グラマン投手は後ろの投手が計算できてないだけに残留希望です。こちらも早急に。
リーファー選手は微妙、ギッセル投手はかなり微妙。
ここらは他の選手が獲得できるか否かで変わってきそうです。
戦力補強ができないのであれば、戦力の流出だけでも止めてもらいたいものです。
これじゃ育ててもキリがないですよ。しっかりしてもらいたいです。

2007年10月17日

CSパ第5戦

ここまで4連戦だったのに、何故か第5戦のみ、1日空いて明日決戦という謎日程。
なんでだろうと思っていたら、夕刊フジに記事が。
TV中継のテレビ朝日が今日はサッカー中継を行うからだそうで…
不自然な1日の休みでしたから、妙に納得。
これが良いのか悪いのか、判断に困るところです。
セリーグのクライマックスシリーズ第二ステージが始まりますし、
野球ファンの立場からすれば、一気にやってしまった方が良かったのではと…
まぁ、それはともかくとして、
成瀬VSダルビッシュという北京五輪エース候補同士の注目対戦カードですから、
勝負云々以上に両投手の投げ合いを楽しみたいです。


◆プロ野球 西武ライオンズの来季スタッフが決定
…まぁ、なんだ… やる気あんのかと問いたい(爆)
寄せ集めよりも酷いっつーか… 寄せ集める金もないのかと(苦笑)
結局、希望したベテランコーチは黒江ヘッドコーチのみ。
岡村コーチや片平2軍監督もいるわけですが、
岡村コーチはスカウトを抜けちゃったわけですし、
片平氏もフロントからの転進、別の面が心配になります。
1軍コーチで納得できるのは、潮崎投手コーチ、相馬バッテリーコーチの昇格組と、
清家内野守備走塁コーチぐらいでしょうか。
特に打撃コーチ2人が球団所属としてのコーチ経験が全くないのが不安です。
それなら、2軍の田辺・森コーチの昇格で良かったような気も…
守備走塁コーチにしても河田コーチの昇格で、
2軍には大友氏を招聘したりすれば良かったわけですし…
なんだかなぁ、という感じのしてしまう首脳陣です。
招聘組よりも内部昇格の方がまともに見える首脳陣は微妙そのものですな…

ただその中でも打撃コーチ補佐の熊澤とおるコーチの大化けに期待してます。
現役時には1軍出場経験がなく、実績は皆無に等しいわけですが、
2軍のサブマネージャーを経て、松井稼頭央選手の個人コーチとなって、
再生に一役買ったということで、その手腕に期待をかけたいです。
日本では、多くの場合、ある程度の実績がないとコーチになれませんから、
熊澤氏にとってもこれは大きなチャンス、
このチャンスをものにして指導者として羽ばたいてもらいたいです。

波紋を呼んでいるデーブ大久保打撃コーチについてですが…
何が問題かといえば、それで客が呼べると思っている球団社長の頭の中身が痛々しくて(苦笑)
指導力ではなく、キャラクターを取ったのだとすれば、
バカだとしか言いようがないです。マイナスにしかならんのに(爆)
なんだか、えらく大久保コーチを買っていますから、、
ひょっとして大久保コーチを呼ぶために伊東監督を辞任に追い込んだのではと疑ってみたり(苦笑)
まぁ、それは冗談としても、現時点ではよく分からない人選です。
むー、文化放送への当てつけなんですかねぇ… ニッポン放送に肩入れ?
色々とグラウンド以外の面まで疑いの目が及んでいきます。

とはいえ、デーブ大久保打撃コーチに全く期待していないわけではないです。
今季のライオンズはチーム打撃を意識するあまり、本来の打撃ができてませんでしたし、
チャンスで悉く打てないなど、「開き直り・思い切りの良さ」に欠ける面がありました。
そういう意味では、デーブ大久保コーチは合っていると思えなくもないです。
…まぁ、いずれにせよ、蓋を開けてみないことには分かりませんが…(^^;
でも一番大変なのはデーブ大久保コーチ自身かもしれません。
コーチ実績が一切なく、解説をやっていたとはいってもセリーグが中心、
近年は西武の試合も見ていたようではありますが、
選手達から見れば、OB・元プロ野球選手というよりも、
タレント・アナウンサー的な存在でしかないように思えます。
その手腕が認められていないだけに、デーブ大久保コーチの方から、
しっかりとした指導を行い、実績を積んでいかないことには、
ファンだけでなく、選手達からも認められなくなってしまうかもしれません。
そこまでは言い過ぎとしても、現時点では松井稼頭央選手の再生という実績のある
熊澤とおる打撃コーチ補佐の方に選手の気持ちはあると言えるのではないでしょうか。
デーブ大久保コーチがどうやって「コーチ」として球団に溶け込んでいくのか、
そこに一つ注目していきたいです。
あー、作戦面は黒江ヘッドコーチに任せるという方向でお願いします(爆)

今後の補強次第ではありますが、現有戦力のままで戦わざるを得ないとすれば、
来季は色々と望み薄のように思えます。
来年・再来年は若手をしっかり育て、低迷の責任を取ってフロントが総辞職、
優勝・日本一は第2次伊東政権にかけたいかと(爆)
ファンがそういう気持ちにならないよう来季に向けての補強をしっかり行っていって貰いたいです。

2週間ぶり。

くらい?
とりあえずご無沙汰しました。こんなに眠たい休日は久しぶりでございます。
1週間ほどは仕事関連に追われ、今週からはPCに(というか、Vistaに)振り回され。
中身の薄い日々を送っておりました。

<とりあえず、新しいPCの構成>
CPU…C2DUO E6600 RAM…だいたい2GB HDD…250GB程度
ストレージ…DVDなんちゃれ。メディア多すぎて面倒だってば。
OS…VistaのUがつくヤツ。何を血迷ったか、64Bitt版(死亡フラグ成立)

グラフィックカードも買いましたが、ケースサイズを見誤ったために、保留状態です。
一番…でもないか。結構カネかかったのですが。いずれケースを変えるということで。
オンラインショッピングだと良くあることさね。
他にも組み立て時に色々ありました。でも省略。
熟練者から見れば、こっちの話のほうが面白いと思うのですが(^^;

何よりも悩んだのが、miniPCの処遇…でした。
Vistaマシンで今までどおりに何もかも使えるのならば(そんな気はまったく無かったのですが)
ただの置物と化すわけで、フォーマット後に誰かに譲るとか、
MediaCenterにして居間で使うとか、色々考えられます。
でも、ついでなのでリモートデスクトップを設定し、Vistaから弄り放題にしています。
さすがにゲームは出来ませんが、意外にこれが面白い。というか、作業が捗るので重宝するかもしれません。
実際、2つのPCで同時に作業してるようなものですし。

■■■Vista64Bit死亡フラグ。
フラグA
…今まで使ってたペンタブレットが対応してない。ドライバも公開される予定が無い。
miniPCを手放せない強力な理由になりました。

フラグB
…大体のゲームアプリケーション(特に東方。ここものすごく重要)が動かない。
風神録入れたら、FPS30前後でした。泣ける。グラフィックカード無いのはminiPCも同じなのにね。

上記のフラグを覆すために、マルチブートを進行中。
そうしないと、風神録もできねぇし、ラクガキも描けないし。
いちいちOS切り替えるのは面倒ですが…後手として、CPU切替機も注文掛けておきました。
マルチブートが上手くいけば未開封のまま返却。失敗すれば切替機利用。
この作業が終わるまでは落ち着けそうにありません。

もう一つ。
フラグとは関係ないですが、ケーブルの頻繁な抜き差しが原因課もしれませんが、
モニタのRGBのうち、R部分の接触が不良となりました。
ケーブルを一定の角度に固定しないと、あっという間に画面が緑色に…
原因を究明するまでは結構あせったものです。死活問題なので。
いずれモニタもCRTから液晶に移したいですねー。

完全に落ち着いてしまえば、向こう3年は過ごせるスペックだと…思いたい。

2007年10月12日

野球・五輪代表メンバーが決定

ライオンズからは涌井投手と和田選手の2人ですか。
分かっていたこととはいえ、寂しいですねぇ~
もしこれで和田選手がFAで出て行ったら… もう五輪なんてという気分に(爆)
ライオンズファンの欝なオフは続きます…

明日からパリーグのクライマックスシリーズは第二ステージへ。
セリーグのクライマックスシリーズは第一ステージが開幕です。
上位球団の皆さん、頑張ってくださいませ… 羨ましい(爆)


◆プロ野球 今年の西武ライオンズの敗因と今後
長々と書くのは自己満足でしかないので、できるだけ簡潔風味に(^^;
シーズン終了直後は各分野に分かれて書いていこうと思ったんですが、
時間が経つうちにそれって意味ないな~と思い始め、できるだけ要点を絞って書いていくつもり。

最初に今シーズンの西武ライオンズを月ごとに振り返ってみることにします。
≪3・4月≫
涌井・西口・岸投手の3本柱が安定感抜群で、投手陣が全体的に好調。
打線はカブレラ・和田選手が出遅れたものの、中島・GG佐藤・細川選手らの活躍で白星先行。
不安要素は抑えの小野寺投手の不安定さぐらい。幸先のいいスタートを切る。

≪5月・6月前半≫
これまでリリーフを引っ張ってきた長田投手が四球から崩れ始め、
5月9日の楽天戦で大逆転負けを食らうと事実上のジエンド。
先発の一角である西口投手がさっぱり勝てなくなり、得点源だった細川選手のバットもストップ。
カブレラ・和田選手の状態は良くならず、交流戦突入をきっかけに打線は地の底へ。
涌井・岸投手のどちらかでしか勝てないという3連敗・4連敗の連続、
6月の10連敗を喫するなど成績は下降の一途。一気に欝に。

≪6月中盤~7月前半オールスター前≫
不調で2軍落ちしていた江藤選手と故障上がりの高山選手が1軍に復帰して活躍、
さらに栗山選手が調子を一気に上げてきて、地の底の打線が少しずつ改善傾向へ。
西口投手の調子も戻り、新守護神・グラマン投手の活躍もあって、借金をみるみる返済。
カブレラ選手が腰痛の影響で2軍落ちとなり、やや成績は伸び悩むも、
オールスター前を5割でターン、大型連敗したわりにはまずまずの結果を残す。

≪7月後半~8月前半≫
これまで打線を引っ張ってきた中島選手がオールスター明けに大ブレーキ。
カブレラ選手の不在もあって、得点力が一気に落ち込んでいってしまう。
また、西口投手が150勝手前にして足踏み、内転筋痛も重なって1軍登録抹消。
ギッセル・ジョンソン投手の両外国人先発投手の成績は悪化の一途、5回持たないことが多くなる。
先発の早期KOでリリーフ陣も登板過多、打線は拙攻の連続で投打の噛み合わせ最悪。
徐々に黒星先行に。

≪8月後半~9月前半≫
西口投手が1軍に復帰し、150勝を達成するなど、先発陣に安定感が戻る。
帆足・大沼投手が先発で好投するなど、先発陣はやや落ち着きを見せ始める。
ただ打線は相変わらず得点力が低く、守備面でもつまらないミスで失点。
上位チームとの差も詰まらず、焦りだけが先行する形に。
そうこうしているうちに岸投手がダウン。事実上の終戦が近くなる。

≪9月後半≫
6月からの投手陣の登板過多もあって、リリーフ陣が息切れ。
Aクラス入りが苦しくなり、目標を失ったチームはそのまま終戦を迎えることになる。


共通・投手・野手それぞれの分野で、大まかな敗因をまとめると…
≪共通≫
一言で言えば、戦力不足。昨年終盤は打者で負けたのにも関わらず補強は一切なし。
投手陣の補強もドラフトと新外国人のジョンソン投手のみ。そのジョンソン投手が不発。
不正スカウト問題で戦力補強もできず、
シーズン前半の層の薄い状態を外国人選手やトレード等で補強できなかったのが響く。
(M:オーティズ選手、SH:スタンドリッジ投手、E:ドミンゴ投手)
高木浩之・平尾選手といった中堅・ベテランクラスの控えが結果を残せず、
選手層の薄さが目に付く今シーズンだった。

≪投手≫
一重に外国人先発投手が大誤算。
ジョンソン・ギッセル・グラマン(先発時)の3人で、白星は1勝ずつの僅か3勝。
昨年はギッセル投手が6勝、グラマン投手が4勝、比べるまでもなく最悪の結果に。
松坂投手の穴を埋めるどころか、昨年のその他先発投手の穴も埋められず。
(松坂投手の穴は涌井投手が、岸投手が涌井投手に代わったので、松坂投手の穴自体は関係なし)
リリーフ陣では、当初予定していた長田-小野寺の必勝リレーが5月前半で崩壊したことで、
「救援陣の形」を最後まで構築できず、その場しのぎになってしまった。

≪野手≫
カブレラ選手の調整遅れ、和田選手の打撃フォーム改造の失敗の影響によって、
3・4・5月と両選手は主軸としての機能を果たすことができなかった。
5月になって好調だった選手の調子が落ち始めても相変わらずで、
結果的に打線全体の調子が落ち込むことになってしまった。
また、1・2番の打者も定まらず、赤田選手は開幕前に故障、片岡選手は不調の末に故障、
福地選手もシーズン前半は安定感なし、佐藤友亮選手も思うような結果が残らずと、
1・2番候補がシーズン前半悉くダメで、打線低迷の原因を作ってしまった。
上位球団と比べても、主軸の成績は遜色なく、むしろ上であり、
差がついたのは1・2番の出塁率であると考えられる。
シーズン後半の拙攻は余裕のなさが原因か。
がむしゃらさが先行し、冷静に状況を見れなかったことに起因するように思う。


それぞれを簡単に説明します。
補強ミスは散々言ってきた通りなので省略。
先発投手陣について述べますと、心配された「松坂投手の穴」は問題がなく、
涌井投手のエースとしての成長、ルーキー岸投手の活躍もあって、
エース流出の影響はさほどありませんでした。
問題だったのは「その他の先発投手陣」。とりわけ計算していた外国人投手が大ブレーキ。
成績比較で分かるように、2人で10勝→3人で3勝では勝てません。
他にまともな日本人先発投手が出てこないのも悩みの種です。
事実上、涌井・西口・岸投手の3人以外では勝ってないも同じでしょう。
2005年の松坂・西口・帆足投手以外で勝てなかったのに似てますが、
今年はそのうち西口・岸投手が1ヶ月近い離脱をしてるのが響いてます。
特に西口投手の離脱が結果的に大きかったように思います。後半戦失速の要因の一つでしょう。

リリーフ陣は各個人を見ると健闘した方です。
安定感ある投球を見せた三井投手、新人ながらチーム最多の55試合に登板した岩崎投手、
左のセットアッパーに定着した山崎敏投手、故障明けながらも好投した山岸投手
抑え転向後は好成績のグラマン投手、彼らはよく頑張った方だと思います。
ただ、それ以上に痛かったのが、「救援陣の形」を作れなかったことです。
開幕前に予定していた「長田-小野寺」のリレーが5月上旬で崩壊し、
6月には小野寺投手が抑え失格に、加えて左の星野投手も不調で2軍落ち、
結局、当初予定していた「救援陣の形」で残ったのは三井投手だけで、
最後まで「救援陣の形」=信頼できる必勝リレーを確立することができませんでした。
成績だけではない印象度、つまりは実績に欠けたことで、
相手チームから嫌がられない・ファンからなかなか信用されなかったように思います。
成績以上に信用度がなかったことで、必勝リレーが確立せず、
その場しのぎという印象しか与えなかったような気がします。
この点に限っては、首脳陣の見込みの甘さ、信じる形を貫けなかったこと、
一定の起用法ができなかった等の首脳陣の責任があるように思われます。

野手陣は主軸の不振が低迷の一因であることは間違いありませんが、
上位球団を見ても主軸は満足な成績を残していないことを考えれば、
チームが波に乗ることをできなかった原因ではあっても、低迷の要因ではないと思います。
低迷の要因は、1・2番の出塁率の悪さでしょう。
近年の野球は1・2番の出来で順位が決まります。
昨年の巨人と今年の巨人を比べれば、そのことがはっきり分かります。
シーズン前半は1・2番候補が悉く不調、もしくは故障で離脱。
片岡選手の復調や栗山選手の1軍定着で後半は多少改善されましたが、
それでも上位球団との1・2番の差は埋まらず、得点力の低さを呼んだように思われます。

話題になるチーム打撃、進塁打の面では、焦りがあったように感じます。
例えば、1アウト2塁で左打者が打席に立つ場面、
ここで要求されるのはセカンドゴロ・ファーストゴロによる進塁…ではありません。
それは「最低限要求されること」であって、初球から狙うことではないのは当然です。
けれど最初からその最低限のことを狙おうとする節が所々で見られました。
また、ノーアウト1・2塁で右打者が打席に立つ場面、
最悪なのは併殺打なのですが、それ以上に打者が怖がるのは三振です。
相手バッテリーは併殺を狙いに来るので、右投手なら内角シュート・外角スライダー系。
早いカウントなら安全な外角スライダーを選択するでしょう。
打者はそれが分かっているので、外角スライダーを狙います。
狙うのはいいんですが、早く打ちたいからボール球に手を出して狙い通り併殺、なんてことも。
何が言いたいかと言えば、最低限の状況の分析は分かっていても、
カウント別でそれを考える余裕がないということです。
焦りがあるからなのか、チャンスでじっくり打つことができず、淡白な結果に。
淡白な結果に終われば、逆にじっくりいこうとして待ちに入って好球を見逃すことに。
そして追い込まれてからは、打撃スタイルを変えることなく、何となく振って三振。
カウント別に狙いを代えているのか疑わしく思うことが何度となくありました。
もう少し細かな状況分析、データ処理が必要なように思います。
シーズン後半は、精神的な面で5・6月の連敗を引きずっていたような感じがしますね。
余裕のなさがチーム打撃を殺してしまったように思います。

これらから分析される来季の西武ライオンズの課題ですが、
戦力補強面は明日以降に取っておくとして、現時点でできることは…
 1:涌井・岸・西口投手に次ぐ日本人先発投手の確立
 2:リリーフ投手陣の明確な「形」を定める
 3:1・2番の出塁率の改善
 4:状況・カウント別でバッティングを切り替えること
 5:+α 守備の改善
この5つが課題のように思われます。
まぁ、こう挙げると当たり前のことなんですけどね(苦笑)
昔のように送りバントもできないというわけではないので、その点だけはマシですが(^^;
野手陣の技術はそれなりに身についてきているように思いますので、
あとは精神面、とりわけ頭による理解を身に付けて欲しいです。
投手陣は技術もないか(苦笑)<主にコントロール
こちらも状況別の投球の組み立てが大きな課題のように思います。
先頭打者への四球とか止めろよ、コンチキショウ。
そんなわけで、今こそ野球理論のしっかりした人をコーチとして呼びたいですね。
呼びたいですね、呼んでくださいね、頼むから呼んでくださいね、呼びやがれコンチキショウ!
…ちゃんとチーム状況理解してるんですよね、フロントさんよぉ…

2007年10月11日

第1ステージはロッテが勝利

このクライマックスシリーズのホークスの戦い方を見ていると、
どこかのチームの野球にそっくりですねぇ(苦笑)
チーム状態が良くないと負け方も似通ってくるということでしょうか。
チャンスで拙攻、四球から失点… 勝つチームと負けるチームの差を感じます。
とはいえ、ホークスは厳しいチーム状況ながらも優勝争いをしながら3位に食い込んだのは立派。
戦力補強の差があったとはいえ、その差を強く感じてしまいます。
来年こそは、来年こそは… と思いたいのだけれど…(苦笑)

第2ステージの展望としては五分五分じゃないかと思ってます。
ロッテは成瀬投手を先に使ってしまったのは勿体無かったですが、先発投手は豊富ですからね。
渡辺俊介・小林宏之・成瀬投手以外にも、清水直行・小野・久保投手等々…
初戦はその3人のうちの誰か、2戦目には早期KOだった小林宏之投手、
3戦目渡辺俊介投手、4戦目成瀬投手といったように先発投手を上手く回すことができます。
先発のコマ数が多いだけに、第一ステージからの勝ち上がりの弊害は少ないかと。
問題はシーズン終盤に不安定だった小林雅英投手の状態ですよね。
日ハムとロッテの試合になると僅少差の接戦が予想されるだけに… 終盤勝負か。
…まぁ、どっちが勝っても関係ないですけど(苦笑)


◆プロ野球 西武ライオンズ新監督に渡辺久信氏が決定
「思いやりのある監督」か…
まぁ、締めるコーチがいるなら、監督はそれでもいいでしょうね。
黒江氏がヘッドコーチに就任するなら、それでも構わないと思います。
ただ個人的にはもう少し厳しさを前面に出してもらいたいとも…
馴れ合いばかりだと、チームが低迷しても危機感を感じなくなりますからね。
その点だけには注意してもらいたいです。

注目のコーチ陣ですが、1軍打撃コーチにデーブ大久保氏、
1軍内野守備走塁コーチに清家氏、1軍外野守備走塁コーチに岡村スカウト、
1軍投手コーチに小野氏で調整を進めているそうで…
…まぁ、なんつーか、巨人・堀内政権の時よりも酷い人選で…(苦笑)
まさに企業人事、派閥が変わって人材を一掃し、
一新してはみたものの、しまった人材いなかったよ、どーしよ政権です(苦笑)
おい、1軍コーチ陣の首を全員切ることを決めた人間、さっさと名乗り出て来い。
ぶっ殺してやるから。殺すから、問答無用で。法律違反? 否、天誅!(爆)
…あんまり拾い食いしてるとお腹壊しちゃうよ、坊や。
ってな感じで生暖かい目で見守る隣のオバチャンみたいな心境です。

波紋を呼んでいる大久保氏はフロントの主導だろうなぁと。
噂されていただけにそんな驚いてはいません。バッテリーコーチでなくて安心したぐらい(爆)
メインでしっかりした打撃コーチが付いてくれるなら、大久保氏でもいいんですけど、
メインが大久保氏なら泣く、泣くっつーか、いてまいたろか、ゴラァ!(爆)
投手コーチは石井丈裕2軍コーチの方がまだ… 潮崎コーチはブルペン担当だろうし…
経験はあるものの、近鉄・楽天というのが不安感を煽ります。
清家氏の就任は良いのですが、岡村氏がスカウトから現場復帰ってのはやや不安あり。
この2人ではどちらが3塁コーチに立つんでしょうか?
守備面の指導は問題なさそうですが、ベースコーチとしては不安が残ります。
別途、走塁専用のコーチが必要では? 頭下げて清水か笘篠に頼めよ。

やはり今回の人事は、伊東政権の解任ありきの問題で、
後任は全く考えていなかったことが分かります。
人事が完全に企業の考え方、スポーツの連続性が分かっていないように思えます。
これで「日本一になれる」とか言ったら、笑っちゃいますよ。
お気楽だねって。補強する気、あんのかよってね。
今のフロントはダメです。野球の分かる人が入ってくれないことには…
もうホントいい加減にしてくれよといった感じです。
こうなったら2年間我慢して、フロントが頭下げて伊東さんに頼み込むことを期待するしか…(苦笑)
いや、まだ、きっとメインの打撃コーチや投手コーチがいるに違いないと希望を繋いでみる。
最終判断はコーチ陣の目処が立つ17日に下したいと思います。

2007年10月08日

クライマックスシリーズ開幕

プロ野球は上位3チームによる日本シリーズ出場権をかけた
クライマックスシリーズに突入しました。
先にパリーグが開幕し、ロッテとソフトバンクが対戦、
ロッテが8-4で先に1勝を挙げました。
残っている投手を考えると、ロッテの方が優位に思えますが…さて、どうなりますか。
個人的にはライバルであるホークスを応援しているんですけど…
今日のような野球では… 涌井投手や細川選手らを貸してあげるから勝ってくれ(爆)

ただ、クライマックスシリーズの感覚はちょっと慣れません。
今回は参加できないことによる影響もあるんですけど、喜び所が分からなくて…
これまでのパリーグのプレーオフとは違い、リーグ戦の優勝チームはシーズン1位チーム。
つまり、プレーオフで勝ち上がったとしても、まさに「挑戦権」を得るだけで、
日本一になれなかったらば、何の冠もつかないわけで… 何か喜び所が難しいです。
優勝チームを尊重するのか、日本一のチームを尊重するのかという複雑な感じにもなりますし、
まだ感覚的に染み付いていないように思えます。
勝ったチームが強いわけですから、日本一のチームが上なんでしょうけど…
けれど2・3位から勝ち上がれば、優勝チームではない。ちょっと混乱気味(^^;
野球ファン以外の人にとってはどういう感覚なんでしょうか。
昨日のザ・サンデーで徳光さんのビールかけが放映されてましたが、
これでもし中日・阪神に巨人が敗退し、中日・阪神が日本一になったら…
まぁ、そのうち慣れるとは思いますが、まだ感覚的には不思議な感じです。


◆プロ野球 西武1軍首脳陣が総退陣
個人的には総退陣ってのは…
選手の状態把握とか大丈夫なんですかねぇ…
この伊東政権の4年間で多くの若手選手が育ってきたわけですし、
彼らの状態を1軍コーチ誰も分からないというのには不安が残ります。
せめてスコアラーや球団フロントに入り、
昨年の映像・状態を新首脳陣に伝達できる位置に、何人かいればいいんですが… 
…なんだかなぁ… 巨人の原政権総辞職後の堀内政権みたいになんなきゃいいけど…

中でも残念なのは植田コーチの辞任ですかね。
せっかく細川捕手と銀仁朗捕手が一人前に育ちつつあるのに…
伊東監督がかなり買っていたコーチですので、伊東監督が退任となれば、
引き止めてもチーム残留はなかったのでしょうが…
植田バッテリーコーチが球団を去るのが一番残念です。
笘篠・清水守備走塁コーチに関しては後任次第。鈴木康友コーチとかだったら…泣く。
清水コーチの評価はファンの中でかなり低いようなんですが、私は特に何も。
暴走が多いと言いますが、私の中では3塁コーチは迷ったら回せという感じで、
一番最悪なのが迷って判断を出せずに走者を怪我させるコーチ、
次に最悪なのが行けるタイミングなのに躊躇して止めてしまうコーチ、
突っ込ませるコーチはむしろ良い部類に入ります。
清水コーチで気になったのは、むしろ、
1アウト3塁の内野ゴロで突っ込ませなかったとかそういうケースです。
だって、そうでしょう?
ファンは勝利を見たいのは当然ですが、それ以前に野球を見たいわけで、
1点を果敢に取りに行く・守りに行くスリリングな走塁・守備がなかったら、
見る価値は半減しますよ。慎重な3塁コーチはファンに金を還元すべきかと(苦笑)
イチロー選手のような強肩を見られるのは走者が突っ込んでこそ、
それを強肩だからという理由で慎重になって止めていては面白みもなにもない。
送球がワンバウンドして逸れるかもしれませんし、捕球損なうかもしれない、
迷ったら一か八かで突っ込ませるべきなんですよ、それじゃなきゃ面白くない、
と個人的には考えてます。
まぁ、アウトになったらアウトになったで悔しいですけどね(^^;

現段階の唯一の救いは、後任ヘッドコーチに黒江氏を招聘しようとしていることでしょうか。
黒江氏なら参謀役としてもピッタリ。ベテランコーチの必要性の条件にマッチします。
問題は受けてもらえるかどうか… それが激しく不安です。
決まればいいんですけど、決まらなかったら… 黒江さん、頼みます!
あとはもう1人~2人ベテランコーチを連れてきて欲しい所。
1軍コーチ総辞職なので、できればライオンズの野球をよく見ている人、
文化放送の解説陣から1人ぐらいは選ばれて欲しい所。
1軍コーチ総辞職が決まる前までは、
笘篠誠治外野守備コーチと笘篠賢治内野守備コーチの兄弟コーチを夢見てたんだけど、
それも今は適わぬ夢か(^^;
いずれにせよ、きちっとした人選をしてもらいたいものです。

…しかし負けると何事も暴力的に見えてしまいますねぇ…
やはり、勝たなければならない、ということでしょうか。
この首脳陣人事が終われば、今度は選手たちにこの辛い風が吹き込んでいくだけに、
他人事とはせずに、この粛清人事を忘れないでもらいたいです。
勝たなければこうなってしまう、そういうことです。辛いやね…

2007年10月07日

ほぼ作業終了

再インストールによるレジストリの調整も終わり、
最後に余った内蔵HDを外付けHDドライブにしようと思い、ケースを購入。
色々迷った挙句、Marshalの『MAL-0435』を購入しました。
最初はPATAのHD1個のにしようと思っていたんですが、
先日中古で購入したBUFFALOの『HD-HB250U2』は、
ACアダプタの機能が内蔵されているらしく、長時間使用すると熱で大変なことに(苦笑)
値段も1000円ぐらいしか変わりませんから、HDを2個入れられる物を選びました。

ただ買ったはいいものの、取り付けが結構手間でした。
下に入れるHD(マスター)を入れようとすると、発光ダイオードが外れてしまったり、
上のHD(スレーブ)を入れようとすると、電源コードが邪魔になって入らなかったり…
値段だけのことはあるなぁと妙に納得(苦笑)
面倒くさがりやは多少値段が上でもワンタッチ式の方がいいでしょうね(^^;
多少自棄になりながらも、根気強く作業を続けてなんとか収納。
いざ接続してみると、なかなかHDの認識が終わらない…
あまりにも長い時間終わらないものだから、自分でデバイスをチェックし、
インターネットに接続してチェックしてみたりと…かやってたら、
そのうちに自然に認識して、無事に作業終了。
データを消すことなく、ドライブの入れ替えに成功しました。
HDの認識に時間がかかったのは何でだったんだろうなぁ…
BUFFALOのHDがWesternDigital製だったからなのか…
原因はよく分かりませんが、無事に作業が終了して何よりです。

使ってみての感想は、ファンの音が若干するのがネックかなと。
ただ、その分、HDは熱くなってません。
入れたのはバックアップ用のHDなので、常時使用はしませんから、
必要のない時は切っておくつもり。
PCを付けたまま寝るには耳障りな音ですが、それ以外ではそう気になりません。
あとは電源オートOFF機能がないので、手動で電源を切らなければいけないこと。
説明書にはランプ点灯中に電源を切らないでくださいと書いてあるものの、
それ以外の時のいつに切ればいいのかで結構ビクビク。
以前、I・Oの外付けHDでPCの電源が切りきらないうちに主電源OFFにしてしまい、
データが消し飛んだ苦い経験があるもので…
電源を切る時は未だに神経を使っている次第であります。
とりあえず、PCの電源をオフにし、ランプが消えたらオフにしてますけど…
しばらくは慎重に使っていくつもり。

残る作業は再インストールしたゲームの起動チェック、これで作業は終了です。
なんだかんだで2~3週間は作業してました…週末は大体この作業。
3連休の連続が生きました(苦笑)
結局、生まれ変わったのは、DVDスーパーマルチドライブの装着、
内蔵HDの交換、それに伴っての増設(160+320+250G)です。
HD交換は格段の変化を生んだわけではありませんが、以前よりは快適になりました。
最大のネックだった起動時間は、未だにかかりますが、前のよりは気持ち速いです。
一番進化を感じるのは別HD間のデータ移動時、
以前のは5400回転だったので、その恩恵はかなり大きいです。
あとは熱効率もよくなりました。流体軸受けバンザイ。
加えて大きいのは、バックアップ体制の整備。
この1ヶ月でバックアップに対する意識が格段に大きくなりました。
最近はサッパリだったパソコンの知識も多少深まりましたし、
パソコン自体よりも自分自身の意識が一番大きく変化したかもしれません(^^;


◆プロ野球 西武ライオンズ・伊東監督が辞任、後任は渡辺久信2軍監督。
今年のライオンズの成績不振の要因や伊東監督については、
散々書いてきたので少し触れる程度にしますが、
今年の敗因は戦力補強の問題、フロントの見通しの甘さであって、
それを現場に責任をなすりつけるのは筋違いだと言えます。
25年間続いたAクラスが途切れたことは痛いですが、
よくここまで持たせたとも言えるわけで、その功績を評価することなく、
辞任に追いやるように仕組むのは酷く汚いように感じます。
こういうことを繰り返すと、オリックス球団のようになるだけ。
チームがガタガタになる前に、フロントにはプロ野球チームであることを思い出してもらいたいです。

後任候補の渡辺久信2軍監督に関しては、森監督から東尾監督に変わったときのように、
実際にやらせてみないことにはその手腕を評価できないのですが、
私は渡辺久信2軍監督が後任に決まるまでのプロセスが少し納得いきません。
なにせ、この間にスポーツ紙上で名前の挙がった他候補は皆無でしたからね…
話によれば、ライオンズファンなら監督候補に一度は思い浮かべるであろう、
文化放送解説者の山崎裕之氏にも話は全く来なかったそうですし。
後任が難航しているといった話もありましたが、本当に他を当たっていたのかと疑問に思います。
今回は伊東監督の「辞任」ありきで、解任させると球団が悪く思えてしまうし、
伊東政権2期目も用意しにくいという計算があり、わざと引っ張ってたのではないかと。
伊東監督が辞任なら、渡辺久信氏が監督就任することは、既に決まっていたのだと思います。
それだけ今の西武は監督候補がいませんし、
外部に依頼できるほどの魅力ある球団ではないということでしょう。
そして何よりも金がない… だから内部昇格に留めたと。
本来ならば、今年勝てなかった理由の一つに若手投手の育成失敗があるので、
伊東監督が辞任に追い込まれるならば、2軍監督や2軍投手コーチの刷新も考えられるわけで、
それがそのまま1軍首脳陣になるというのは、やや不可思議ではあります。
安く済ませようとして、内部昇格にしたというのが一番の理由のように思えて、
どうも心配なんですよね…

今年の成績不振の責任は誰かが取らなければいけないですから、
伊東監督がその責任を取るというのは仕方ないことかもしれません。
また、人材難を理由に渡辺久信2軍監督が昇格するのも、納得できる範囲ではあります。
ただ、チームを本気で変えようと思うならば、
若手主体の今のコーチ陣ではなく、ベテランコーチを数人連れてくる必要があると思います。
東尾監督時の須藤ヘッドコーチのような参謀が必要不可欠でしょう。
渡辺久信氏も東尾氏と同じような「兄貴分」的存在ですから、
その間に立ち、選手を叱り、統制できるような人物が必要だと思います。
それはある程度年齢のいっている人でないと無理なわけで、
ベテランコーチが少なくとも2~3人は必要です。
そこが伊東政権の問題点でもあったわけですから、
今回は同じ失敗をしないようにしてもらいたい所なんですけれど…
…今のところ、全くそういった名前が出てこないのが不安でなりません。
…本当に首脳陣にお金をかけたくないと考えているとすれば… 当然…
ファンの期待を裏切るような首脳陣にならないことを祈るばかりです。
(※そのコーチの能力とは関係なしに)

2007年10月04日

もう10月。

です。9月過ぎるの早すぎ。
暑い暑い言ってたら、普通に涼しい秋模様に、ホント唐突になりやがりました。
まぁまだヨユウで半袖で過ごしてますが。

昨日・昨日と連休…の予定でしたが、昨日はバイトが病気とかで、急遽職場に狩り出されました。
やりたいことの半分もやってない…つか、ものすごく呑み足りない。
こんなことになるなら、一昨日にもっと…と、珍しく後悔。
あ、ラクガキは一応上げておきました。


…つか、もう書くこと無い…
昨日風神録やりまくって、何か描くつもりだったので。

そして、全っっっ然関係ないですが、中旬頃にPC組みます。
細かい事はパーツの納期が確定してからで。

まだまだ

内蔵HDを購入し、取り付けたまでは良かったんですが、
ふと気付くと、再び「msconfig」や「help and support」へのパスが壊れてるじゃありませんか。
手動での直し方が分からないので、再びバックアップで戻すことに。
そうしたら、その間にNorton~2008を入れたことを忘れていて、
レジストリとプログラムが食い違って、どうにもならないことに。
結局、Cドライブ全体を戻すことになり、一部作業がやり直しに…(欝)
…あー、週末までにはなんとか落ち着きたい(爆)


◆プロ野球 ドラフト会議 高校生の部
西武は不正スカウト問題で1巡・3巡の上位2名を指名できず。
その間に指名された選手は、11+11+5=26人。
休憩時間も挟みますので、開始から1時間近く待たされたわけで…
いやはや、切ないですねぇ…
他球団は着実に補強しているのにも関わらず、それに参加できないとは…
精神的に辛いものがあります。

その間に指名された主な上位選手の動向は、
仙台育英・佐藤投手が5球団抽選の末にヤクルト、
大阪桐蔭・中田選手が4球団抽選の末に日ハム、
成田・唐川投手が2球団抽選の末にロッテ、
外れ1巡の抽選の末に、横浜・高浜選手が阪神にそれぞれ決まりました。
…まぁ、しかし…羨ましいっすね。即戦力級の力のある高校生というのは魅力的です。
それにしてもロッテと日ハムは毎年いい補強していますね~
ここ数年のドラフトでの成功が、両チームの躍進の理由、
今年のドラフトでもそれを強く感じました。
来季以降も手強そうですな…

そんな中で、西武は4巡から指名に参加し、4選手を指名したようです。
4巡目で旭川工・武隈投手、5巡目で鯖江高・梅田内野手、
6巡目で鳴門工・中田捕手、7巡目で春日部共栄・斉藤外野手を指名しました。
斉藤選手以外はよく知らないのですが、
ネット上で検索してみると素材型の将来性のある選手とのことです。
高校生の上位指名ができず、一部の選手以外のレベルは例年ほど高くないと言われている中、
不足している左腕投手、高齢化となっている内野手、不足している捕手、地元の大砲候補と、
素材型の選手をバランスよく指名できたことは評価できると思います。
とりわけ、高校生の野手(主にスラッガー型)はあまり順位に関係ないですからね。
(投手やセンス型の野手はある程度関係しているような印象はあります)
中村剛也選手のように大砲として期待しても伸び悩んだり、
高卒入団ではありませんが、和田選手やGG佐藤選手のように意外な選手が長距離砲になることも。
結局はプロ入り後の本人の努力ですので、ここから上を目指していって欲しいです。

個人的に期待しているのは、5巡指名の梅田内野手。
詳しい情報は知らないので、憶測でしかないのですが、西武お得意の身体能力系かなと。
投げては145キロの速球を持つ強肩内野手とのことですしね。
秋山・松井稼頭央・中島選手のように、選手としてまだできあがってないものの、
可能性を感じる選手なのだと思います。
2軍でじっくりと育て、将来はサード・ショートを守れるような選手になってもらいたいです。
そうなれば、今年のドラフトはかなり意味が出てくるはず。
若い力に期待したいです。

それにしても北陸と四国からの指名ですか。
渡辺富男スカウトと後藤光貴スカウトの初仕事ですね。
ベテランスカウトが抜けて心配されていましたが、
選手としても活躍した2人の若いスカウトの眼力を楽しみにしたいです。