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2024年04月30日

浜名湖花博が開催中だと知らない人間は存在しないはず

少なくとも、件の川勝氏の職業蔑視的発言を「切り取りではない」と批判した人間が、
浜名湖花博が開催中であることを知らないことは「絶対に」ありえないわけです。
ですから、芸能人を含めて日本国民の大半が開催中であることを知っているはずです。
でも、慶応大教授の岸博幸氏は開催してることを知らなかったとのニュースコメントを…
むむむ、妙ですね… 少なくとも、どちらかで嘘を付いています。

どうしてそういうことが言えるかといえば、
件の川勝氏の新公務員への挨拶時に、浜松花博の見所について語っていたからです。
全文をチェックした人なら、浜松花博の話は目に留まったはず。
件の話は公務員には高い知性が求められ、知性を磨くことが重要だという話ですから、
そこで紹介された浜名湖花博は、単なる宣伝に留まらず、
新人公務員諸氏に見に行ってきなさいという意味でもあります。
挨拶全体における重要な個所を知らなかったということは、
全文をチェックしていないということであり、
マスコミに切り取られた部分しか見ていなかった証拠と言えます。
どうして切り取られた部分を見ただけで、切り取りではないと言えるのでしょうか?
いやー、本当に不思議なこともあるもんですねぇ…

そもそも、マスコミ自身があの報道が切り取りだったことを認めている節があります。
マスコミの第一報は「農家は知性がない」←そんなこと言ってない
第二報は「農家差別発言」←農家だけを特定して批判していない
そして「職業差別発言」「職業蔑視発言」と改められ、
今では「職業蔑視とも取れる発言」にまでトーンダウンしています。
この表現の変遷はマスコミ自身が揚げ足取りだったと認めているようなものです。
単純に考えて、主語は「公務員」であって「農家」ではなかったわけですから、
普通の日本語感覚を持ち合せていれば、農家批判でないことはすぐに分かるはずです。
結局、偏向報道によって切り取られた発言だけを判断した結果、
誤った筋違いの批判を繰り広げてしまったわけです。
ちゃんと情報ソースを自身で確認することが大事だと言えましょう。

どうしてそういうことが言えるかというと、
昨年末から揚げ足取りに川勝氏を批判する報道があまりに多すぎたからです。
批判報道に共通しているのが、
 ①批判対象は川勝氏のみで、JR東海の対応は完全スルー、
 ②対案は示さずに批判のみ行う、
 ③批判することが目的なので、読了後の話の中身がまるでない、
これらはJRの責任逃れのためのアンチキャンペーンだったと見ています。
仮に件の発言が農家蔑視的発言だったとしても、具体的に農家に不利益が生じましたか?
後段では浜名湖花博の紹介もしており、
御殿場コシヒカリ発言と同様に、むしろプラスに作用したとさえ見えます。
そういうのを中身のない批判といい、単なる揚げ足取りだと言うんです。
まぁ、そんな報道に惑わされてしまう世論も頭空っぽと言わざるを得ないわけですが…

●「川勝知事はあえて失言した」といえるワケ、後任にリニア工事の許可を託したか…実は水資源の諸問題はほぼ解決済み
「あえて」とまでは言いませんが、あっさり辞職表明したことを考えると、
想定済みの事態であった可能性はあります。

指摘のようにリニア問題の解決の道筋は既にできているので、
ここからは逆説得、大井川流域住民の妥協を迫る段階に来ていたからです。
これが大変な作業であることは言うまでもなく…
平気で「裏切者!」と罵られかねませんからね…

でも何事も交渉にはある程度の妥協が必要不可欠であり、
どれだけ合理的に説明ができるかがカギになるわけですが、
JR東海が真摯に説明をしようとしないので、相互理解が一切進まず、
静岡県が示した47問の試験問題も授業でやった所だからと回答拒否ですから、
まるで採点の仕様もないわけです。
これでどうやって住民を説得しろと言うのでしょうか?

逆説得の簡単な解決方法は責任者が代わることです。
今まで仲間だと思っていた人が180度方針を変えるのと、
新しい人が来て180度方針を変えるのとでは、抵抗感がまるで違います。
前者は「話が違う」となり、後者は「仕方ないか」で済みます。
仮にも選挙を通していれば、余計にその傾向は強まるでしょう。
そういう意味で、川勝氏の辞任は良いタイミングだったとも言えるわけで、
計算済みとは言わないまでも、想定はしていたように思えます。

●「2027年の開業を断念」遅々として進まないリニア問題。静岡県知事だけではない「責任の所在」
新幹線の停車駅が本当に増えるのかを疑問視する声を初めて見ました。
全線開通でものぞみの本数が減らない展開があるか否かは正直分かりませんが、
リニアの料金設定次第では、大阪行きでものぞみを使うという需要はあると思います。
1.5倍になるという試算はあくまで国土交通省の数字上の理論値にすぎず、
JR東海が経営的にどう判断するのかは全く伝わってきていません。

いわんや、名古屋までの部分開業をば。間違いなく、のぞみの本数は減りません。
先行開業が10年に及べば、静岡県が10年デメリットのみを背負い続けることになり、
そりゃ耐えられんと考えるのも無理もない話です。


◆ニュースネタ 大村、鈴木両氏政策の違いどこに 与野党対決の5・26静岡県知事選
連合がいち早く鈴木康友氏の支援を表明した結果、
自民党は最高でも相乗り勝利止まりなので、
大村氏を支援しての単独勝利を狙いに行ったと思われます。
ただ、衆議院補選の結果も考えると… 強気すぎた感は否めませんねぇ…

前回は中部の大村氏、西部の鈴木康友氏と地域対決の様相を呈してると書きましたが、
それじゃ東部はどちらに傾くのかと言えば、中部に見えて実際は西部。
中部は静岡市を中心とする古株が多い地域なので、
東京・神奈川への出稼ぎが多い東部地域のメンタリティは、
外国人労働者らが多い浜松市等の西部地域のメンタリティに近い印象です。
あとは具体的政策次第でしょうが、現状では知名度のある鈴木康友氏の方が有利に思えます。

注目のリニア問題に関しては、どちらも「推進」を表明しているものの、
ボールが静岡県ではなく、JR側にあるという意味では、川勝氏とも大差ありません。
世間が思っているように、川勝氏の交渉結果を全て捨て去り、
JRに即座に屈するという展開は考えづらいように思えます。
まぁ、勿論選挙ですから、賛成・反対の双方の票を取り込むべく、
玉虫色な発言を繰り返してる面はあるので、本音の部分は正直分かりませんが…
むしろ、リニア推進と思われた自民支援の大村氏の方が、
官僚出身者らしい慎重な発言を繰り返しており、本当に推進なのか疑問に思う程です。

最後にリニア反対を掲げて共産党の候補が立つようですが…反対する意味ありますかね?
別にリニアは静岡県の事業というわけじゃないんですから、やるやらないの話でもないでしょうに。
極端な話、迂回して静岡県を通らなければ、反対でも何もできないわけですから、
静岡県に主導権のない話を選挙で決める意味があるのかという話です。
環境に影響が出ないという証明ができないから、許可を与えていないだけで、
反対しているから許可を出していないわけではありません。
そこを反対派も勘違いしてはいけないように思います。

そんな中で県内自民党議員に不祥事…追い風にはならんでしょうなぁ…
●「欲が出ない生活スタイルに改める」女性問題で議員辞職の宮澤博行 氏が支援者に謝罪 今後は白紙 静岡
パパ活不倫同棲と出会い系利用のダブルパンチですからねぇ…
まるで同情の余地はありません。
そもそも、忙しい人が出会い系で物色しないでしょ…
暇だから物色してたんじゃないの? それこそ風俗でええやん。

まぁ、はっきり言って、問題はそこじゃないんだわ。
個人的には相手女性に対する謝罪が全く見えてこないのが気になります。
結局、女性を性のはけ口にしか見ていないのがアリアリと見えてくるところが、
反吐が出ると言いますか、気持ち悪さを禁じ得ません。
女性から支持を受けることは二度とないことは確か。政治生命終了ですね。


◆ニュースネタ 維新・馬場代表「立憲が野党第一党では日本は良くならない」
注目された衆議院議員補欠選挙の結果は、3つとも立憲民主党が議席を取り、
唯一の与野党対決となった島根1区でも自民党が敗北するなど、
事実上、岸田内閣にNOを突き付ける形となりました。

島根1区で自民党候補が勝てば、6月末にも解散総選挙と言われていましたが、
この敗北で岸田総理がどう考えるのか…
自民党内の岸田降ろしの動きが強まると言われていますが、
むしろ、それこそ破れかぶれの自爆解散をしかねないほど空気が読めてないので、
積極的な動きに繋がるかどうかは…
まぁ、このままズルズルと9月の自民党総裁選を迎えちゃう気がします。

一方で注目されたのは野党内対決であり、
結果的には関西以外での維新の力はまだまだであることを証明してしまいました。
…まぁ、なんつーか、上記の発言でもあるように、「そういう所」なんですよねぇ…
維新議員の質の低さは言うまでもないのに、全国に候補を擁立しようとする…
はっきり言って、粗悪品の量産に過ぎず、全く魅力が感じられません。
そもそも、維新そのものが自民党の粗悪品程度にしか見られていません。

まだここまで考えられてさえ、いないでしょうが、
仮に自民・公明党を過半数割れまで追い込めたとしても、
維新が自民党と組んで政権が維持されたら意味がないわけです。
国民としてはもう一度自民党を下野させて猛省を促せたいのに、
結果的に政権に残ってしまえば意味がないわけです。
だから維新に票を入れても意味がないと見られちゃうんですよ。
自民党の対抗馬どころか、補完勢力としか見られていないから。

少なくとも、散々大口を叩いて敗北した馬場幹事長が辞めてもらわないと、
裏金処分で自身の責任を一切取らなかった岸田総理と同じように見られちゃいますよ。
「お前が維新の幹事長では日本は良くならない」、
個人の感想に過ぎませんが、率直にそう思いますし、おそらく民意も同じでしょう。
それさえできないから、「やっぱり自民党の補完勢力か」で終わっちゃうんですよ…


◆ニュースネタ 猪狩ともか“産休クッキー”「うざい」「不妊の方に配慮がない!」批判コメントに「炎上しちゃうのこわい」
●「なんで私があなたの子どものために」 広がる「子持ち様」批判
●賛否の「産休クッキー」、10年クレームなく製造業者は戸惑いも…
なんでもハラスメントとして捉えすぎではなかろうか…
自分なんかは人類が生きていることが苦痛にしか感じられないので、
人類ハラスメントということで人類は滅んでくれませんかね?
それぐらい荒唐無稽な話にしか思えないです。

それに関連して言えば、過去にも『お母さん食堂』が批判を受けたり、
川勝知事の磐田文化発言におけるお母さんへの感謝発言批判も然りで、
全くもって何が問題なのか、理解に苦しむ面があります。
女性にお母さんの役回りを一方的に押し付けるのは問題ですが、
お母さんそのものを否定するのは違うでしょ。
男性に妊娠・出産する機能がない以上、お母さんが尊重されるのは当然のことであり、
子育てする母親が社会的に批判される意味が分かりません。

そういった出産・子育てに対する低い評価が、
結婚・出産を機にした会社の退職圧力に繋がり、
過去には保母さんの妊娠禁止期間が設けられて順番に妊娠機会を回すなど、
お母さんに対する不当な圧力に繋がってしまっているように思えます。
勿論、お母さんになったからといって、貴族や偉人になったわけではないですから、
それをもって優遇されたりするのは違うと思いますが、
一人の人間として尊重されるのは当然のことのように思います。

どうもお母さん概念批判が逆に女性の尊厳を貶めているような気がしてなりません。
それこそ先の宮沢議員のように、女性を性のはけ口にしか捉えていないような人も…
行き過ぎたハラスメント批判やお母さん批判は、人類を衰退させるだけだと思うんですがね…

勿論、現実問題として、いまだに会社がワークシェアリングの概念を欠き、
人件費を切り詰めることが良しとされる結果、
他の社員の負担が重くなるという問題はありますが、
その不満をぶつけるのはお母さんではなく、会社に対してであり、
意味のない八つ当たりは自分の社会的評価を貶めるだけのように思えます。


◆アニメの話 今期のアニメ
まだ2~3話を見ただけですが、良くもなく悪くもなく、という感じでしょうか。
めちゃくちゃ面白い作品もなければ、どうしようもない作品もない、
とりあえず見続けて様子見るかという感じです。

意外と面白かった、というか逆にタイトルで損をしてそうなのが、
『ヴァンパイア男子寮』ですね。
タイトルとビジュアルからしてBLモノかと思いきや、
主人公が実は男装女子(CV:市ノ瀬加那)で、血を吸われる描写が…エロいw
水星の魔女やフリーレンで人気声優となった市ノ瀬さんの喘ぎ声が艶めかしく、
今期では『魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?』でも
ヒロイン役を務めていますが、こっちの方がありがたみが大きいというか…頑張ってますw
話としてもオーソドックスな恋愛物テイストで、男女共に楽しめそうなのが良いですね。

ある意味で注目を集めたのが『Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ』。
主人公のCVが日野聡さんで、ヒロインのCVが釘宮理恵さん…って、ゼロの使い魔かよwww
他にも1話で出たポッと出の王女のCVが川澄綾子さん、
まだキャラは登場してないものの、堀江由衣さんも登場するようで、
明らかに『ゼロの使い魔』を意識した作品作りになってます。
ここまでやると、いっそ清々しいと言いますか、
既に完結した作品ですから逆に懐かしくて受け入れられるのかなという気もします。

あとはソシャゲ原作のアニメ『ブルーアーカイブ The Animation』と、
『アイドルマスターシャイニーカラーズ』ですね。
ブルアカは自分ではプレイしてませんが、配信者の方が結構やってるのを見てるわけで…
世界観や先生という存在そのものに謎が多く、
大陸系ゲームらしい終末的な雰囲気はないものの、それを匂わせる描写も多く、
ソシャゲでもまだまだ謎が多い作品なので、アニメでそれが明かされるのか注目してます。
少なくとも、先生は犬じゃなかった(笑)
でも大将を始め、大人はやっぱり動物ばかり…
『終末トレイン』みたいに一定の年齢以上は人間でなくなるとかあるんですかね?

『シャニマス』はプロデューサーが意外と若かったな、と。
ゲームだとそっけない反応でも「よし、楽しく話せたな」で好感度を無理矢理上げる
鋼メンタルの持ち主だし、シナリオイベントでもヘビィな展開しか経験してないので、
もう少し大人なイメージを持っていたんですが… そこがどう作用するか。
今の所、シャニマスらしいヘビィな展開はなさそうなので大丈夫そうですけど…
たぶんノクチルとシーズは出てこないだろうし、メンタル削られんやろ(苦笑)
それにしても… アニメ版の千雪さん、なんかエロくね?
思ったより垂れ目で、胸も強調されてるし…ゲームではそこまでエロくないのに…
やはりアルスロトメリアはガチ。

現時点で評価が未知数な期待策は『Unnamed Memory』と『怪異と乙女と神隠し』。
『Unnamed Memory』はヒロインのCVが種崎敦美さんなので…
当たり作品を連発している声優さんなので、今回もやはり注目せざるを得ない。
現時点ではフリーレンが勇者と旅してた頃みたいな王道ファンタジーな流れですが、
よく分からないタイトルを含めて、何か別の展開もありそうな感じで注目しています。

『怪異と乙女と神隠し』も怪異物ではあるものの、よく分かりません。
あまりに不吉なOPにも関わらず、作風自体は明るく軽妙です。
むしろ蛍子さんのサービスショットの方が目立つぐらい。
でも主人公兄妹は不気味さしかないし、この世のものとは思えない…
どういう展開になるのか予想できないだけに、興味を持って見続けようと思います。

2024年04月15日

リニア報道に口を開かない方が良い理由

「その情報ソース、平気で嘘を書いてますよ?」

私としては、深い知識がなくとも、自分の理解の範囲内で政治判断をすることは、
芸能人を含めて職業や学生に関わらず、認められるべきだと考えていますが、
リニア問題に関して言えば、情報ソースが無意識的なのか、作為的なのか分かりませんが、
明確な嘘やわざと誤解が生じるような表現で書いている場合があるので、
不確実な情報で判断することは避けた方がいいです。
分からないなら、敢えて黙っておくのも一つの賢さだと思います。

前回指摘した嘘は、神奈川県知事の「国家プロジェクト」でしたが、
今回は愛知県知事の「中間報告」の結果に関してです。
●「すべて“いちゃもん”」「”おまいう”」 リニアめぐり愛知・大村知事が静岡・川勝知事をメッタ斬り
確か、この方、静岡県が最初に工事に難色を示した時点でも怒ってましたよね?
そして、わざわざ県職員が事情を説明しに行ったはずですよね? 話、聞いてましたか?
リニア建設促進期成同盟会の会長なら、当然、静岡工区の何が問題なのか理解してますよね?
考えられるのは、この方が聞く耳を持たないバカなのか、
周りに報道内容とは違う嘘を吹き込む輩がいるとしか思えません。
知事でこの程度の理解力でどうするんですか…呆れます。

自分が理解している静岡とJR東海の争いは以下の通り。
JR「トンネル工事するけど、工事で出た水は全部大井川に戻すから問題ないよね?」
静岡「まぁ、それならええかぁ…」
JR「ごめん、やっぱ無理だわ。多少流れても問題ないよね?」
静岡「話が違うだろ! 全部ちゃんと戻せ」
以降、全部戻せと無理の言い合い。
国 「もう有識者会議を作るから、そこで結論出しなさいよ」
有識「JRは流出する水を全部戻せば大井川の水量に影響を与えないのだから戻しなさい。
   それがダメなら、田代ダム案等の代替措置で双方納得しなさい」
静岡「南アルプスの自然環境問題もお願いします」
有識「JRは継続的に自然環境調査をしなさい」
静岡「口約束だけでは不安…JRはちゃんとやってくれるの?」
国 「それじゃ継続的調査をモニタリングする会議を作りましょう」
静岡「わーい」
JR「…」
ごく簡潔に書きましたが、たぶん間違ってないと思います。
水面下では何が起こっているのか知りませんが、少なくとも報道ベースではこんな感じ。

大村知事が指摘の国の有識者会議の結論(中間報告)としては、
「JR東海が約束した「全量戻し」を実施すれば、大井川の水量に変化はないとしつつも、
突発湧水などの不測の事態が生じる可能性があるので、これをしっかりとモニタリングし、
補償案として田代ダム案等の大井川水量の補てん措置を取り、
これを地元自治体としっかり協議すること」を言っているわけで、
中間報告で大井川の水問題が解決済みであるとは言っていません。
逆に言えば、全量戻しに失敗すれば大井川の水量に影響が出かねないので、
田代ダム案等の水量を補てんする措置が必要になったんですよ。
そして田代ダム案が成立したのが昨年10月だった、というのがこれまでの経緯です。
むしろ、中間報告の結論に今更ながら「いちゃもん」付けてるのは大村知事の方ですよね?
本当に「お前が言うな!」という言葉を送りたいです。
●【まとめ】静岡県リニア中央新幹線 なぜ工事は進まない?

●川勝平太知事が「リニア中央新幹線」反対姿勢を強めた2013年に何があったのか「JR東海は本当にやってくれるのか」という不信の始まりは…
こちらの記事は(1)で悪意的に批判し、(2)は客観的に分析、(3)でまた偏った見方をしています。
『水問題に関しては「JR東海の考え方、対処によって中流下流域に影響なし」という「中間報告」を出した』が完全に誤訳です。
これでは、まるでJR東海の考え方が全て認められ、中間報告で水問題は解決したと言わんばかりです。
正確には「JR東海が約束し、静岡県が求めている全量戻しを実施すれば、大井川の中流下流域に影響はない」で、
これに対してJR東海は不足の事態で全量戻しができない可能性に言及していて、
その対策としてトンネル工事の突発湧水等のモニタリングの必要性と、
具体的方法としての田代ダム案による大井川水量の補償策が取られたわけです。
つまり、JR東海が全面勝訴したわけではなく、むしろ静岡県の意見の方が通っているとさえ言えます。
●有識者会議の中間報告書の原文<「第6章 今後の進め方」
長いですが「第6章 今後の進め方」だけ読めば十分だと思います。
もし、JR東海が指摘したような工事中に突発湧水が起こった場合には、
工事を中断して県に報告しなければならないと言っています。
そしてそれをモニタリングし、
万が一のことがあれば田代ダム案等の補償策を取らなければならないと言っています。
これのどこが「解決済み」になるんですか? むしろ、これからJR東海が約束を守るかどうかでしょう。

よって、有識者会議の中間報告でJR東海の言い分が通ったかのように表現するのは、虚偽報道です。
間違った情報に基づいて拙速な判断をしなように注意しましょう。
まぁ、意図的に誤解が生じるように報道してるんでしょうけどね…
だからネガティブキャンペーンであり、性質が悪い報道だと言っているんです。
賢い人は無視するべきでしょう。


その他のリニア問題で生じてる「誤解」を簡潔にまとめます。
①リニア問題は川勝氏の独走である⇒嘘
上記の(2)の記事でもあるように、新幹線のぞみが止まらない不満は以前からありました。
静岡空港の建設は、川勝氏ではなく、前の自民党系知事が行ったもので、
中部地域の独走で始まったこの事業は明確な失敗(東部は東京、西部は愛知へ行く)で、
利用促進をどうするかが県民の課題になっています。
水問題も大井川周辺時自治体の方から言い出したことでもあり、
長年、減る水量に悩まされていたこともあって、かなり神経質になっていた感は否めません。
戦前の丹那トンネル工事によって、湧水が漏れて出て水田地帯から酪農に変えざるを得なかった丹那の牛乳は、
静岡県の学校給食で使われているソウルフードです。
富士山の湧水も年々少なくなっている意識もあって、
静岡県民にとって水問題はかなりセンシティブな問題だったと言わざるを得ません。
そのハレーションを少なく見積もっていたのがJR東海の最大の失策だったと言えます。
ただ、その後は静岡市を始め、周辺自治体がJR東海からの「見返り」で屈し始め、
結果的に川勝一人のような状況に陥ってしまったのは残念ですが、
未だに不安を抱え続けている静岡県民が多いのもまた事実です。
そして、それを代弁してくれる識者が池上彰氏ぐらいしかおらず、
だからこそ余計にJRや国に文句が言える川勝氏の人気が高まったと言えます。

②川勝氏が辞めれば、リニア問題は進展する⇒嘘
①のように静岡県民の不安に応えてくれなかったJR東海に対する不信感は根強くあります。
ただ、一方では昨年10月に田代ダム案が実現可能な案として目途が立ち、
生態系調査も今年2月に国交省にリニア中央新幹線静岡工区モニタリング会議が作られたことで、
議論も一段落した感もあります。
いわゆる未解決の47項目にしても、JR東海がちゃんと説明すれば、解決する話です。
本来なら、これで問題解決に繋がるはずなんですが、
どうしてか知りませんが、昨年末辺りからJR東海やテレビ静岡、静岡県の自民党から
川勝氏の発言に対する揚げ足取りのような批判キャンペーンが繰り広げられてしまい、
その結果が川勝氏の辞任劇に繋がった感は否めません。
裏にあるのは、川勝氏の辞職表明後に長野県等の工事の進捗遅れが報道されたように、
JR東海の工事の遅れを静岡県というより川勝氏に全て押し付けて、
自分達の責任を回避するためなのでしょう。
だから川勝氏との間で工事を進展させるわけにはいかず、
辞めてもらわなければ都合が悪かったと予想できます。
まぁ、邪推はそれぐらいにしておいて、リニア問題が進展するのは間違いありませんが、
それはもう川勝氏を始めとする静岡県庁が筋道を付けたからであって、
川勝氏が辞めたからではありません。

③補償の問題に関して
そもそも、これだけ細かい問題指摘になってるのは補償の範囲を策定するためであって…
東日本大震災で東電の幹部が刑事責任を逃れたことは記憶に新しいと思われます。
なぜなのか? それは予測可能性があったかどうかが問題になったからです。
つまり、実際に賠償責任が生じた場合に、JR東海が支払いに応じるか否かは、
予測可能性=事前の問題提議が必要不可欠だと言うことです。
加えて言えば、この間に熱海市伊豆山の土石流災害が起こり、
行政が盛り土を把握しながらも撤去に至らなかったことが問題視されました。
実際に2019年の台風19号でJR東海の資材置き場が流されており、
同様の懸念を抱くのは無理からぬことと言えましょう。
既に毎年のように何十年に一度の災害が起きており、
予想外の災害でしたでは済まされない問題になっています。
「予測可能性はなかった」と言い逃れできないように、
しっかりと保障の範囲を明確にしておく必要があります。


最後に、愛知県知事が裏切られたと怒るのは当然と言えますが、
逆に静岡県民からすれば、愛知県知事が期待を裏切っていたのも事実です。
リニア建設促進期成同盟会に中立的判断を期待した面はあったと思います。
しかし、実際は静岡空港新駅の提言をした山梨県知事や、
JR東海にさらなる協議を促した長野県知事と異なり、何もしないばかりか…
一連の発言を見ていると、JR東海と同じ立場で、
問題解決に全く動かなかったことが見て取れます。
問題を解決すべき会長の立場でありながら、静岡県の立場を考慮せず、
全く解決に動かなかったことは、リーダーとして期待外れだったと言わざるを得ません。

国土交通省はリニア全線開通すれば、静岡県の新幹線停車駅を1.5倍にできると示しましたが、
逆に言えば、JR東海はこれに関して公式回答をしていません。
加えて、物理的能力としては停車駅を1.5倍にできたとしても、
経営的に1.5倍にして成り立つかは全くの別問題でもあり、JR東海の考え次第です。
結局、静岡県はリニア開通による経済的メリットどころか、デメリットでしか感じられず、
新幹線衰退の不安を払しょくできていないのが、
リニア問題を前向きに捉えられない最大の理由だと考えられます。

仮に東京-名古屋間の部分開業が成立し、その10年後に大阪までの全線開通したと仮定すると、
新幹線への影響は、のぞみは大阪に乗り換えなしで行く必要から削減できず、
東京‐名古屋間のひかり・こだまはリニア開通で減少となり、
逆に名古屋‐大阪間はリニア・新幹線双方の客が乗り入れるので増加となるでしょう。
つまり、部分開業のみでは、静岡県の新幹線停車駅は増える所か減る公算が高くなります。
その状態を10年も続ければ地域経済はどうなってしまうのか。
少し考えれば分ることでしょう。

●池田清彦氏がリニア新幹線に私見「建設費の回収はほぼ不可能」トンネルばかりの景観を懸念
もっとも、そのリニア自体が成功するかどうかは不透明な感じもします。
JR東海の大規模災害に備えた東海道以外のルート建設は分かるのですが、
リニアが大規模災害に強いかと言われると、そうでもありません。
最大の問題は「電力」でしょう。
リニアの仕組みとして電気を流さないと磁力は発生せず、動かすことができません。
その電力も、本当かどうか知りませんが、新幹線の4倍という報道もあります…
ほぼトンネルばかりの景観の問題、トンネルを掘るための工事費を考えれば、
一体リニアの乗車料金はいくらなら採算が取れるのでしょうか?
最初から静岡県を通過するのはトンネル10キロ程度で、駅も作らないわけですから、
そもそもルート変更して静岡県を通過させなければ良かったのに、、
当初の計画を突き通して、無理ばかり生じさせているJR東海の責任は本当にないのでしょうか?

川勝氏が言いたかったのは、今から12年もかかる工事計画を含めて、
JR東海のリニア計画の行き詰まりを見せているということであり、
このまま国民がこれを見過ごしてしまうと、
将来的に大変な負債を抱えることになるのは目に見えています。
その点をJR東海は明らかにすべきですし、
推進派の大村知事らは国民への説得に乗り出すべきでしょう。
黙って公共工事に従う時代は終わったんですよ。
国民・住民にその必要性を理解してもらうことが重要なんです。
リニアの必要性をしっかりと説明できるんですか? できるなら、ちゃんとしてください。


◆ニュースネタ 鈴木康友氏は「やります」、大村慎一氏は「有言実行」 共に「オール静岡」でリニアは「推進」
後任を決める静岡県知事選挙は、
元浜松市長の鈴木康友氏と、総務官僚で副知事を務めた大村氏の一騎打ちになる公算です。

問題は、自民党がどう動くかです。
鈴木康友氏は旧民主党出身ですが、自民党・菅元総理とも近く、
前回の県知事選挙では一時期自民党の候補として浮上していました(現職市長だったので固辞)。
ただ、今回は連合がいち早く支援を表明。
その後、後継者候補に指名されていた渡辺周氏が出馬を見合わせるなど、
立憲民主党や国民民主党はそのまま鈴木氏支援で一本化されると思われます。
一方の大村氏は静岡市を中心とする政財界のバックアップがあると言われており、
自民党がどちらの候補を支援するかが注目を集めています。

リニア問題に関して言えば、2人とも川勝氏と言っていることは変わっておらず、
劇的に話が進むというよりは、段階的に話が進んでいくと予想されます。
最終的にはどちらの方が交渉力が高いのか、ということになるでしょう。

あとは県西部の支援を受けた鈴木氏、県中部の支援を受けた大村氏ということで、
県東部の票がどう動くかが一つの注目点です。
今年、県東部の裾野市にトヨタの実験都市「ウーブン・シティ」が正式に始まるなど、県東部の重要性は相対的に増しています。
川勝県政下で富士宮市に富士山世界文化遺産センターもオープンしており、
熱海市や伊豆の観光地としての重要性も高まっています。
リニア開通後も静岡県が存在感を出すためには、観光地としての優位性を示す必要があり、
玄関口である県東部の開発は今後の県政の課題になってくると思われます。


◆ニュースネタ 裏金の多さは自民党「3位」なのに、萩生田氏の処分が軽いのはナゼ? 「処分の線引き」をめぐるミステリー
明らかに萩生田氏の処分から逆算された感はありますよねぇ…
普通に考えて、岸田政権でも政権中枢にいた萩生田氏と松野氏が、
安倍氏死後のキックバック再開について何も知らなかったとは思えません。
勿論、二人を出し抜いてやろうと思って、こっそり再開させた可能性もありますが、
キックバックの金額の大きさからして、そういうこともなさそうですし…
二人が何も知らなかったとは思えません。
なのに、一方は離党勧告でこちらは職務停止のみ…そりゃ納得いかないでしょう。
茶番という感じが本当にします。

結局、臭いものに蓋をしただけで、全容解明とは程遠いものだっただけに、
有権者がこのことを記憶に留め、選挙によって結果を示す他に方法はないでしょう。

◆ニュースネタ 水原一平元通訳に衝撃の新事実 大谷翔平から盗んだのは24億5000万円以上、銀行詐欺容疑で訴追【一部追記】
本当に6億円で済んでいるわけもなく…
しかし、これだけの被害をどうやって隠蔽していたのか、
会計責任者も気づくだろうと思っていたら、こんな記事が。
●水原一平容疑者「大谷選手は病気だ」、会計士らの口座確認を再三阻止…「監視望まず」などと説明
こんな言い分が通ってしまうぐらいに、
水原氏は大谷選手の私生活に対しても絶大な力を持っていたということなのでしょう。
それだけ大谷選手が信頼していた証なのでしょうが…
もっとも、お金が入用になる移籍・結婚という節目で、
相手に言われるまで全く気付かなかったというのは、あまりに無頓着すぎるようにも思えます。

前回も書きましたが、アメリカは夫婦別産制が基本で、
特に大谷選手のように高年俸であれば、万が一のためにも結婚前に自身の固有財産を把握しておくことは、
当たり前の作業だと思いますし、それを大谷選手自身がやらずとも、
会計責任者等が把握しておくべき事柄だと思うのですが…
大谷選手自身がその必要性はないと断ったのか、
それとも結婚自体がスタッフにも秘密で、固有財産の把握中に件の事件が露見したのでしょうか…
正確な被害額が把握できたということは、ようやく財産状況をチェックできたということなので、
二度とこういうことが起こらないように、
少なくともシーズンオフには大谷選手自身がチェックしてもらいたいですね。

大谷選手自身は無実とはいえ、ファンの支払ったお金が水谷氏を通じて、
違法なお金として消えてしまったことは、やはり複雑な思いを抱かれるでしょうから、
その点はしっかりと反省すべきだと思いますし、
必要があれば、再度会見を開き、自身の英語で説明すべき事柄だと考えます。
今のままだとお金に無頓着な印象は消えないので、怪しい寄付や投資の話がわんさか集まりかねず、
第二第三の被害が起こりかねません…

●「土下座して謝れ!」と非難が殺到した里崎智也による「大谷翔平批判」のキワドい中身
この程度で土下座を求められるなら、自分も土下座しとかないといけないか…
orz
でもやっぱり結婚前でさえ、資産状況を把握してないのは普通はありえないと思います。
まぁ、大谷選手が普通でないというのは分かるのですが…(苦笑)
それはそれで危機意識が足らず、今後の資金管理に不安を残すことになるので、
その点はやはり改善を求められるのは間違いありません。
「財布の紐は奥さんが~」というのも夫婦共有財産の日本人的感覚に過ぎず、
やはり夫婦別産制を基本とするアメリカ人の同調を得られるとは思わないので、
個人で管理している姿勢を見せることが大事なのは変わらないと思います。

他にも芸能人でコメンテーターを槍玉に挙げている人がいるらしく…
誰とは言いませんが、単純に性格が悪いんだろうなとしか思えないので
今後、彼らのブラックジョークは単なる嫌味にしか聞こえず、
個人的に二度と笑うことはないだろうなとは思います。
客観的に見て、大谷選手サイドの会見では潔白の証拠不十分だった感は否めず、
そこに疑問を挟むことがそんなに悪い事とは思えません。
こういう言い方は悪いですが、だから水原氏に騙されたのでは…
個人の信用を重視し過ぎるあまりに、システム的欠陥を見逃す、日本でよくある話です。

2024年04月07日

国家「的」プロジェクト

つまり、「国家プロジェクト」ではないから、「的」が入るんですよ…
(※まさかこの内容を蒸し返して書くハメになるとは…
 不適切発言前に書こうとしてたのが以下のような内容でした)

●ほんこん 川勝知事の〝リニア辞任〟を猛批判「何の仕事やねん」「知事に権限与えすぎや」
なんかもう批判ばかり目にすると、自分の感覚の方がおかしいのかと錯覚するから怖い…
無知なバカ発言にイチイチ突っ込むのもアレというものですが…
まぁ、この方は初犯じゃないですからね。別に槍玉に挙げても問題ないでしょう。

「知識がない奴が政治を語るな」とは言いませんが、知識がないことをいいことに、
間違った批判をメディアで展開されても困るので、
そこはしっかりと訂正を入れておこうと思います。
是非ともこの方には川勝知事同様に、
間違った批判や日本語能力の理解への疑問を私に生じさせて大変不快な思いをさせたので、
一刻も早く芸能界を引退していただけますでしょうか?
あなた達がやってるのは、「そういうこと」だと自覚してください。
自分達の時は名誉棄損云々と騒いじゃって…いやはや、一体どういう神経してるのか。


大前提として、リニアは『国家プロジェクト』ではありません。
同じ知事の立場にある神奈川県の黒岩知事さえ間違えてるんだから驚愕です。
●リニア27年開業断念、神奈川県の黒岩知事が静岡県に苦言「国家プロジェクトであり責任果たすのは当然」
こちらはさすがに分かってて扇動しようとしていると思うんですが…
いつからリニアは『国家プロジェクト』になったなんですか?
国家プロジェクトなら辺野古と同じように、国が行政代執行で許可出せば済む話では?

リニアの事業主体はJR東海です。あくまで民間会社の一計画に過ぎません。
そこに安倍政権時代に政府が乗っかって、財政投融資で資金援助をしたから、
『国家的プロジェクト』に見えているわけです。
財政投融資の原資はゆうちょなので、例え投資という形であれ、
国民の財産が使われているわけですから、確かに『国家的プロジェクト』ではあります。
しかし、あくまで事業主体はJR東海であり、
国はせいぜい出資者に過ぎず、『国家プロジェクト』ではありません。

中にはリニア批判で静岡県に損害賠償をというバカげた声も聞こえてきますが、
損害賠償が発生するのは不法行為責任がある必要があります。
一体、静岡県が何の不法行為をしたと言うんですか?
例えば、民間企業が建築確認で行政に許可を求めた所、
当該行政区の基準に合ってなかったから許可が降りなかったら、
着工できなかったとして自治体に損害賠償請求できるんですか?
行政が悪いんですか?
民間企業の無謀な計画の責任を自治体、強いては住民の税金で賄えと言うんですか?
それがJR東海だったら、静岡県が悪いとなるんですか?
なるわけないでしょ。
どこに賠償権が発生してるんですか。意味の分からないことを言わないで下さい。

環境問題に関しても、どうでも良かったのかという、理解不能な発言を見かけます。
それは田代ダム案という実質的解決方法と、
リニア中央新幹線静岡工区モニタリング会議という国交省の組織で担保したでしょ。
お前らが議論の中身を一切見ずに、認めない静岡県が悪いと騒いでいる中、
田代ダム案による大井川の水量確保と、
南アルプスの自然環境の継続的環境調査を国で行うという交渉結果を残したんですよ。
それにも関わらず、「どうでも良かった」とは何なんですか。
どうでも良かったら、こんな苦労するわけないでしょ。アホですか?
どうしてやることやった結果を認めないで、批判できるのか。理解不能です。
勿論、口煩い知事がいなくなったことで、
JR東海がこれらの約束を反故にする可能性は否定できないので、
そこは世論が見守る必要があることは確かです。
しかし、今のようにあっさりJR東海のネガティブキャンペーンに乗っかるようでは、
これらの交渉結果があっさり握りつぶされてしまうのは目に見えています。
環境問題をどうでもいいと考えているのは誰ですか? あなた達の方でしょ。

メディアは無知な芸能人に頼りすぎだと思うので、さっさと全員消えてください。
貴方達の言葉が私を傷つけるので、何の言葉も吐かずに消えてください。
馬鹿な偏向報道に踊らされる考える頭を持たない知性のない人達が、
他人の心を傷つけている以上、彼らに発言権なんて与えるべきじゃないでしょ?
そういうことをお前らは声高に叫んでいることを自覚してください。


●件の川勝氏の発言が「切り取り」であるか否かの考証
上のは客観的事実に基づく反論です。
ここからは私の言語感覚に基づく違和感なので、
違う日本語の言語感覚を持っている人とは理解し合えないと思うので、流す程度に聞いてください。

私には今回の発言批判が理解できません。
不適切で誤解を招く表現ではあるものの、批判するにも値しない発言という感覚です。
例えるならば、「あの男は女々しい」と発言したところ、
男に「女々しい」と言ったことを怒るのではなく、
表現した「女々しい」の意味に対して怒っている感覚です。
「女々しい」を調べると、「態度や気性が柔弱である。いくじがない」と出てきます。
正直、この言葉自体が女性のイメージを決めつけており、差別的だとは思いますが、
歌詞のタイトルに使われるように、未だに通常の日本語として残っている言葉です。
そんな日常の日本語を使ったら、使った相手にではなく、
女々しいという言葉の批判を発言者に向けてるようなおかしさを感じるわけです。

今回のことで言えば、話の主題は新任の公務員への挨拶でした。
その挨拶を簡潔にまとめれば、難しい試験を突破してきたあなた方は知性がある、
そしてそれに驕らず公務員として知性を磨き続けなければならない、という内容した。
ですから、主題は農家ではなく、公務員だったわけです。
農家は知性が低いと批判したかったわけではなく、
あくまで農家より公務員の方が知性が高いという発言をしただけです。
確かに、農家でも知性の高い人はいるでしょうし、
今後を考えれば情報技術による科学的データに基づく農業が必要になってくるので、
農家にも知性が求められる時代になっているとは思いますが、
一般的には試験の突破が要求される公務員の方が知性を要求されるのも事実です。
どうして農家より公務員の方が知性が高いと言ってはダメなのでしょうか?
逆に言えば、みんながそう思っているからこそ、差別的だと思ってるのではないですか?
いやいや、農家の方が公務員より知性が高いだろと当然に思っているなら、
なにバカなこと言ってるんだと一笑に付すのではないでしょうか。
差別は差別と感じる心があるから、差別として成立してしまうんです。
これは各人の学歴コンプレックスを押し付けただけではないですか?

加えて言えば、今回の発言には農家だけでなく、モノづくりも含まれています。
第一次産業と第二次産業も想定した発言ですから、
農家はあくまで例示の一つであり、個別具体的な批判ではなく、一般抽象論です。
個人攻撃は過激になりますが、全体に反省を促すと発言がマイルドになります。
抽象化すれば、多少評価を下げても問題ないというのは、
言語のテクニックとして存在することも事実でしょう。
先の例で挙げれば、「ほんこん」という個人の名前を特定して出すから過激に見え、
逆に批判する人一般を「お前ら」とすると多少マイルドに聞こえる、
そういう面は否めないのではないでしょうか。

実際に川勝氏が比較によって優劣を生み出しがちなのは間違いありませんが、
それって本当に悪いことなんですか?、という話です。
A選手よりもB選手の方が良い球を投げる。
C選手よりもD選手の方がよく打つ。
アニメEよりもアニメFの方が面白かった。
そう考えることが「悪」だと言うんですか? 理解できません。
比較することによって、二つに「違い」を見出すことができ、
その「差」を理解することで、「個性」が生じるんです。
比較しないものに個性は存在しません。
個性のないことこそが素晴らしんですか? 全くもって理解できません。
あなた達は一体何を言ってるんですか?
人類補完計画でもやろうとしているんですか?
人間はここまで劣化してしまったとでも言うんですか? 酷すぎます。

確かに敢えて農家の名前を出してまで比較する必要があったのかは疑問ですし、
「公務員は高い知性を必要とされる職業である」等の適切な言葉はあったはずです。
だからといって、撤回を求めるほど間違った言葉遣いだったとも思えません。
その言葉狩りはどこから生じているものなのか?
もう一度、各人が考え直した方がいいと思います。

繰り返しますが、報道の第一報は「農家は知性がない」という言い方でした。
まるで「巨人はロッテより弱い」のような脚色です。
農家だけではなく、モノづくりも含まれているのに、敢えてスルー。
その後も誰も報じていませんし、これに関して誰も触れていません。
これが「切り取り」でなくて何なんですか?
切り取られた映像だけを見て「切り取りではない」と判断してるんですか? コントですか?
本当に見ているなら、農家だけではないことにすぐ気付くはずです。
気付かないのは見ていない証拠ですよ。みんな嘘つきですねぇ。
明確に悪意ある報道でしょ。明らかに扇動しています。
嫌がらせしてるのはどっちなんだ?、という話です。

分かりますか? あなた達は巧みに扇動されたんですよ。
本当に川勝知事の発言に怒りを感じているんですか?
そう思わされただけじゃないですか?
そして、それを誰によって扇動されたか理解できますか?
読売新聞とテレビ静岡(フジサンケイグループ)≒自民党ですよ。
無知なあなた方はそう思い込まされたんです。
そういうのを本当の「知性のない人間」と言うんです。
バカと言うんですよ。少しはない頭でも理解できましたか?

いやー、実に楽しいバカ発見器でした。
誰が信頼できて信頼できないかハッキリしましたわ。
芸能人はみんなバカなので、テレビを見るとバカになるというのは本当だったようです(苦笑)


◆ニュースネタ リニア計画 静岡以外も「延び延び」でした JR東海、山梨県駅完成が「2031年の見通し」初告白
リニア問題の最大の問題は、事業主体であるJR東海のスケジュール管理能力です。
つい先日も2027年以降の営業開始を断念、2034年の営業開始を目指すと言いながら、
静岡工区の完成までに12年かかるという書類を提出する始末…
そのデータに誤りがなければ、2034年は勿論、2037年の全面開通さえも怪しくなってきます。
静岡県との交渉だって、田代ダム案の発案から実施の目途が立つまで1年半かかっており、
そんなに悠長でいいのかと静岡県側が心配してしまう程でした。
本当なら、もっとスケジュールを区切って行政側の返事を急かしてもおかしくないのに、
そういう態度は一切見られず、逆に川勝知事が辞めるまで待とう的な悠長ささえ感じます。

本気で速く工事に取り組みたいなら、静岡市と約束したトンネル工事を先行してやれば良かったし、
そうすることで行政との約束を守る姿勢が評価されたはずです。
にも関わらず、準備工事はしてるよ~とのんびり構えて、遅々として進まず。
そんなの誰だって本気なのか?と疑ってしまいますよ。
ましてや静岡の工事個所は山も山、とんでもない山の中。
そんなの許可出せるわけないじゃないですか。最後までやるかも疑わしい連中に…

遅れた責任を全部静岡県に押し付ければいいやと思っているのがアリアリで、
誰も実際に工事する人のことなんて考えてもいない。
交渉に時間かかったら採掘で時間削ればいいやで済むような場所と長さじゃないでしょ。
もっと本気でスケジュール管理をしてもらいたいです。
準備も何もしてないのに許可だけ下さい、あとは適当にやるんで~ってのが見え見え。
JR東海の社運が掛かってるんでしょ? もっとしっかりやりなさいよ。


◆ニュースネタ 自民裏金、党紀委員会、議員ら39人処分の内容
まぁ…有権者から見て影響あるのは、「離党勧告」「党員資格停止」なんですよね…
党の役職停止や戒告はあくまで自民党内部的なもので、
選挙に直接的な影響が出るわけではなく、影響は軽微と考えられます。

「党員資格停止」は自民党の公認を受けられない・選挙支援がなくなるので、
かなり影響が大きいと考えられますが、
事実上、党員資格停止1年の下村氏と西村氏は離党も同じ、
党員資格停止6ヶ月の高木氏は微妙な所ですが、
10月まで選挙やらない腹積もりと切ったか半々という所でしょうか。

二階氏と世耕氏の関係は既に報道されている通り。
同じ和歌山県で安倍氏の覚えが良かった世耕氏が衆議院の鞍替えを望んでいて、
息子への禅譲を図っていた二階氏と選挙区事情がバッティングしていました。
結果的に政倫審での嘘発言や元秘書の破廉恥パーティーで大きく名声を落とし、
世耕氏を切ることで二階氏の引退に目途を付けたといった所でしょう。

まとめると対外的処分として機能するのは5人のみ…
実質処分する気ゼロだったと言えましょう。
世耕氏に関しても破廉恥パーティーがなかったら、どうなっていたか分からず、
そういう意味でも本人の責任によって処分したというよりも、
処分することで国民人気を取りに走ったとしか思えません。

もっとも、処分した側の茂木幹事長の事務所還流疑惑は処分されず、
岸田総理に対してもキックバック疑惑を週刊誌が報道しており、
●岸田首相、宏池会のドン・古賀誠氏に「裏金558万円」キックバック疑惑 3059万円の不記載で起訴されたが収支報告書の訂正は2501万円、差額が使途不明
事実であれば、やってることは同じなのに、
どうして処分されないのかと言われること必至でしょう。
結局、キックバックの経緯等は一切解明されず、臭いものに蓋をして終わり、
ほとぼりが冷めた頃に茂木・岸田流の事務所還流キックバックをするんでしょうね…


◆アニメの話 今冬のアニメ総括~たった1話でしくじり~
今期は1話だけで切った作品は数知れず、
最後まで見た作品もたったワンシーンで台無しになる作品が多かったです。残念過ぎます。
ここで挙げるのは、『ダンジョン飯』『佐々木とピーちゃん』『勇気爆発バーンブレイバーン』『明治撃剣-1874-』です。

『ダンジョン飯』は面白いし、次のクールも見続ける予定ですが、
11話の演出ミスがしくじりと言うにはあまりに致命的な演出ミスをやっちゃいました。
それは本作品で一番悲しい場面直後に、緑黄色社会のED曲『Party』を流したことです。
「おいおい、ここでPartyってサイコパスかよ(苦笑)」
今回限りED曲なしだとか、ED曲後のCパートに持ってくるとか、
色々と回避する方法はあったんだと思うんですが… どうしてそのまま流したのか。
今まではモンスター討伐⇒料理⇒実食盛り上がり⇒ED『Party』と相乗効果があったものの、
それらを全て台無しにするかのような演出… 以降は全て人肉にしか思えなくなったわ(苦笑)
そういう意味でも過剰なトラウマを与えてしまった最悪演出でした…

『佐々木とピーちゃん』も1話から登場していたお隣さんを散々放置した挙句、
最後に1話からの最大の懸念材料が現実化してしまったわけですからね…
まぁ、さすがに未遂で終わったと確信していますが、
既遂だったら脳が破壊されてたと思います(苦笑)
せめて壁ドンの時点で気づいて欲しかった…
他のキャラ描写に関しては良かっただけに、お隣さんの扱いは非常に残念でした。
色々な意味で。

『勇気爆発バーンブレイバーン』は説明がないから理解ができない…
勢いだけで押し切った感じがして仕方ありません。
ロボットアニメを評価するポイントは、①解説役の存在②敵の動機だと思うのですが、
それが作中にない以上、評価の仕様がありません。
「説明してくれないので、何も理解できなかった」それに尽きます。
あとループものだと自分は「終わり」よりも「始まり」が気になるタイプなので、
1週目のブレイバーンの存在が何なのか分からない以上、何とも言えないです。
本作最大のネタバレ要素は、「なるほどね」と思ったものの、
それが全てでは評価するに値しないと言わざるを得ません。
期待し過ぎたか?

『明治撃剣-1874-』はるろうに剣心みたいに史実を元にしたフィクション作品。
面白かったんだけど、最終話である人物を殺す必要ありましたかね?
たったそれだけのことで、史実との明確なギャップが生じてしまい、
一気に作品性が落ちてしまったように思えます。
もう殺された方が影武者だった、で良かったんじゃないのかなぁ…
風貌もあまりに下品すぎたし… 悪意しか感じねぇ…


逆に言えば、そういったミスもなく完走した『葬送のフリーレン』は神アニメでした。
もはや有名になったアウラの自害シーンなんて、
本当は批判を浴びても仕方ないような危険度スレスレのシーンなのに、
それさえも美しく感じさせてしまう演出は見事と言うほかありません。
魔法や魔族の説明など他作品と比べれば説明シーンが長いはずなのに、
それを感じさえない自然な溶け込み方が素晴らしかったです。
放送当初から「間」の素晴らしさを指摘してましたが、
比較的登場人物が増えて会話が多くなった後半でさえも、
空間としての見せ方が上手く、心地よい世界観の作り方が上手でした。
まさにアニメに引き込まれるような、そんな空間としての魅力に溢れた作品でしたね。
控え目に言っても、令和No1のアニメ。
アニメ史上に残る作品だったと言っても過言ではないと思います。

あ、それと前半のYOASOBIの『勇者』、後半のヨルシカの『晴る』のOPも秀逸でした。
正直、最初は『勇者』変わっちゃうのか~と思ったものの、
話が進むにつれて『晴る』の方がしっくりくるようになるのは素晴らしかったです。
フリーレン前半は「変わっていく悲しさ」だったものが、
後半の魔法試験編は「変わりゆく楽しさ」に少しずつ変わっていき、
フリーレン自身も変わっていくことを楽しめるようになっていったのが印象的でした。
2つのOP曲の切り替えと作品の方向性の変化が非常に良かったですね。
こんなに歌とマッチした作品も珍しい。それも有名アーティストを起用しながらというのは凄い。


次いで面白かったのは『治癒魔法の間違った使い方』『結婚指輪物語』『ようこそ実力至上主義の教室へ 3rd』。
フリーレンは神過ぎるので置いておくとして、この3作品は今季のヒット作でしょう。
『治癒魔法の間違った使い方』は完全に伏兵だったというか…
あのスタートでこんな面白くなると思わなかったwww
常識外れではあったけど、合理的な治癒魔法の使い方に思わず「天才か?」と思いましたし、
ヒロイン候補が実質スズネ先輩一人だったところが、
終盤に敵として出てきた黒騎士⇒フェルムがめっちゃ可愛く描かれて、
最終話の狐娘のアマコも可愛く、ここで終わりなんて勿体ない!と思いました。
正直、一番ロスが激しいかもしれない… ぜひ続編を期待したいところ。

『結婚指輪物語』は王道RPG路線に恋愛要素を絡める良い塩梅でした。
やっぱり主人公が姫一筋を表明してるところが良いですね。
それでいて他のヒロインのめげずに追いかけている所も良い。
芯の通ったキャラクターというのは、それだけで魅力的になるものです。
そういう意味では、終盤にかけて姫の覚悟度合いがどんどん薄れていっただけに、
最終話からの2期の展開が非常に楽しみです。

『ようこそ実力至上主義の教室へ 3rd』はそれまで流す程度にしか見てなかったんですが、
3期は非常に楽しかったです。
一ノ瀬帆波と坂柳有栖がめっちゃ可愛かった…
特に11話Cパートの有栖ですよ…
あれもう告白じゃね?と思う内容なのに、二人ともまるでそう思っていないのが素晴らしい。
実質、あそこが有栖が恋に落ちた瞬間だと思うんですが、
それを自覚するまでさらに時間を要するところが逆に良いですね。
それに比べて最終話の最後はとても酷い描き方で草。
軽井沢が可哀そうだし、その煽りを受ける帆波も可哀そうなんだよな…ヤバすぎて先が楽しみ。
とにかく有栖の半目得意げムフン笑顔が可愛すぎてヤバかった…今までにない性癖に目覚めました。


他には『魔法少女にあこがれて』『魔都精兵のスレイブ』『望まぬ不死の冒険者』
『薬屋のひとりごと』も面白かったです。
前者の3つは、ヴェナリータの目的は何なのか、桃とは何なのか、
どうしてアンデットになったのか、という根本的疑問は置き去りだったので、
2期目があれば是非その疑問点も解消して欲しい所です。
『薬屋のひとりごと』は内容は良かったんだけど、前半の緑黄色社会の歌が作品と合ってなかった…
まるで悪役令嬢転生もので成り上がるかのような曲調…
ほのぼのとは言わないまでも、淡々と進むこの作品には合ってなかったです。
後期のOPは逆にイメージ通りで、挽回はしたんですが、初期の印象が痛手でした。

2024年04月04日

リニア静岡工区の工事は12年以上かかるらしい

●「皆さんの心を傷つけ申し訳ない。不徳のいたすところ」辞職表明の川勝知事が記者会見 辞職の理由語る「リニア問題も大きな区切り」【速報】
ただの謝罪・辞職表明会見で終わらない所が川勝節か(笑)
本当に性格は最悪だと思うけど、最高におもしれぇ男ですな。
最新のJR東海の計画で、
『工事ヤードの整備は3か月、トンネル掘削工事が10年、ガイドウェイ設備工事、設置工事等は2年』ですか。
今年が2024年ですから、2027年はおろか延期した2034年は勿論、
全線開通予定の2037年までに終わるかどうかも大変と言う…いやいやいや、もっと慌てろよwww

自分も辞職表明から辞職翌日にリニア関係の説明記事を書きましたが、
それ以上にコンパクトにまとまってると思うので、
状況分からない人はこれ見てください、で済む内容というのがやっぱりすげぇ。
性格も言葉も最悪だけど、頭の良さはさすがです。

誰も触れていませんが、川勝知事が2027年開業を先延ばしにしたかった最大の理由は、
「10年間に渡って静岡県に不利益が生じる可能性」が高かったためでしょう。
国土交通省はリニアが完成すれば、静岡県発着駅を1.5倍にできると言いましたが、
それは大阪までの全線開通が前提とした話です。
仮に、名古屋までの部分開業が先行した場合、
大阪まで乗り換えなしで行く必要性から新幹線のぞみの本数は減らせず、
名古屋行きの利用者は静岡県で止まらないリニアを利用するなど、
メリットを得られず、デメリットのみを享受しなければならない期間が10年も続くことになります
(※もっとも名古屋までの開通で、どれだけの利用客がリニアに移り、
 新幹線の利用客が減るのかは予想つきませんが。リニアの利用価格も含めて)。
静岡県の立場とすれば、できることなら東京-大阪間の全線開通での営業開始を望み、
東京‐名古屋間の部分開業をするにしても、
できるだけ期間を短くと望むのは、当然のことだと言えます。

そんなことも分からずに、リニア批判を繰り広げる人達は…
まぁ、残念ながら、知性に乏しい人達と言わざるを得ないですね…


◆ニュースネタ 辞職関連ニュース(当日~記者会見前の執筆分)
●【速報】川勝知事が突然の辞意表明 “職業差別”発言で会見 知事の対応に怒号に近い呼びかけも取材現場は大混乱
一連のリニア問題に関する発言をフォローする記事を書いてたのに…台無しです(苦笑)
予め「次に不規則発言をしたら辞職する」と表明していたわけですから、
その通りのことを言っただけなのに怒号が起こるって何なのか…
お前らの思い通りに辞めてやったのに、怒号が起こるの何なの。マスコミに知性の欠片も感じられません。

●【全文】物議醸す静岡・川勝知事の訓示 新入職員を前に職業差別? 繰り返される失言「みなさんは頭脳・知性高い」
最初の報道では「農家に知性がない云々」というマスコミの論調だったんですよ。
でも映像を見て「?」と感じ、実際に発言を確認してみると、
『あるいはモノを作ったりとか』と言ってるように、第二次産業も含んでいます。
…ということは、あくまで農家は例示に過ぎず、農業・工業、他のサービス業を含めた産業全体よりも、
公務員は高い知性を必要とするという意味で言ったに過ぎず、
そこに農家を狙い撃ちして貶めようという意図は微塵も感じられません。
ですから、敢えて農家を貶めたかのように感じるようにマスコミが偏向報道したのが真実でしょう。

もっとも、川勝氏が言葉選びに失敗した感は否めません。
正しくは「基本的に皆様方は高い頭脳・知性が要求される立場です」になり、
激励の意味を込めれば、「高い頭脳・知性が認められたからこそ、この場にいるわけです」となるでしょう。
とても考えなしに言ったようには見えず、考えた末に適切な言葉が出てこなかったと思われます。
そういう所に多少なりとも「老い」を感じますが、それが辞職表明に繋がったかは分かりません。

●“不適切発言”で川勝知事辞職表明 対立する自民会派「選挙に向けた対応加速」 立民県連顧問には直前に後継打診=静岡
川勝氏の辞職表明でリニア問題が進展すると期待する声が聞こえてきますが、
それはあまりにも知性が感じられない残念な発言に思えてなりません。
川勝知事が辞めていなくても、今年中にリニア問題は解決していたと思われます。
つまり、辞職表明の最大の理由は、リニア問題に目途が立ったからでしょう。
①昨年10月に田代ダム案をJR東海が実施可能として大井川水系の問題解決の目途が立った、
②今年2月に国交省で「リニア中央新幹線静岡工区モニタリング会議」が作られ、
 生態系への影響を見守る制度的保障ができたこと、
これをもって予め提出していた静岡県が提示した47項目の確認事項を、
JR東海がしっかりと説明できれば、この問題は終わった可能性が高かったわけですが…
これに対して、JR東海は解決済みとして回答を拒否するなど、
態度が明らかに硬化し、怒涛のネガティブキャンペーンが展開されたわけです…

その発端として、昨年末にリニア開業を静岡県のせいで「2027年以降」になったと説明、
つい先日の3月末にも「2027年以降⇒開業の目途立たず」とか言い出したわけです。
それに対してホリエモン氏やひろゆき氏らが反応。
安易にネガティブキャンペーンに乗っかってしまいました。
そこには当然言っていないこともあるわけで、2027年というのは東京-名古屋間の部分開業であり、
東京-大阪間の全線開通である2037年は否定していないということです。
ですから、別にリニア開業の目途が完全に立たなくなったわけではなく、
2027年までの東京-名古屋間の部分開業の目途が立たなくなったに過ぎないわけです。
それに対して川勝知事は東京-山梨間で部分開業してはと提言するも、JRは明確に否定。
その差が具体的にどう違うのか、よく分かりません。
リニアが大阪まで繋がってなければ、乗り換えの不便さから新幹線のぞみを使っちゃうのに、
そこから静岡県の駅を利用しない人がごっそり抜けてしまえば、
名古屋専用リニアにしかならないと思うんですが…そうしたい理由がきっとあるんでしょうね…

同時に今年からフジテレビ系列のテレビ静岡を中心に、自民党と一緒に川勝知事の言葉狩りキャンペーンを実施。
磐田市が浜松市よりも文化的に優れていてはいけないのか?
母親の重要性を語ることが性別役割固定論に繋がるのか?
そういったツッコミをしてしまうぐらいに、杜撰なキャンペーンをやったわけですが、
結果的にそこに引っかかってしまう不用意な発言をしてしまう方にも問題があるわけで…
その結果が今回の辞職劇だったと言えます。
まぁ、しかし、これだけ発言の粗を探られると、頑張る気力も無くないますよねぇ…


要は何が言いたいかと言えば、陰湿なイジメに近いスッキリしなさがある、ということです。
前クールで放送していた『弱キャラ友崎くん(2期)』の序盤のタマちゃん苛めは、
本当に嫌な気分にさせられたものですが、似たようなことは大人もしている、ということです。
結果的に、大井川流域の不安解消に乗り出した川勝知事に対して、
JR東海は真っ先に静岡市をトンネル作成(だが準備工事だけで実際は未着工)を餌に切り崩し、
他の周辺自治体と個別に交渉する『離間の策』を実施。
離間の策を簡単に説明すれば、交渉相手に優劣を付けてエサで釣ることによって、
バラバラにして切り崩すというやり方で、戦国時代やダム工事反対とかでよくやられてたアレです。
そんな中で県が周辺自治体に一体した動きを求めれば、当然煙たがれてしまうわけで…
最終的に静岡県が政治的に孤立する羽目になり、まさに「川勝氏一人」状態に陥ってしまったわけです。

そんな中でも最終的に田代ダム案という妥協点を見出し、
環境の変化を見守る組織を立ち上げられたことで、一定の成果が出たことも事実です。
最大の問題は、これだけのネガティブキャンペーンを実施して成果を挙げたJR東海が、
知事交代後も静岡県との約束を守る意思があるかどうか?、です。
煩い奴が去ったということで、田代ダム案は東電の反対で不可能になったと白紙に戻したり、
モニタリング組織も数回の会合で終わりということになってしまわないか…不安は尽きません。

そういう意味でも、後任知事の選定は非常に重要になってくるわけですが、
双方とも魅力的な候補を用意できるかどうかにかかってると言えるでしょう。
自民なら、旧民主党出身ながら自民と良好の関係の前浜松市長の鈴木康友氏、
立民なら、川勝氏が後継に指名した知名度のある衆議院議員の渡辺周氏を立てられるかどうか、
当面はそこが注目ポイントになってくると思われます。
あとはリニア問題に対する態度。
前回自民党系が大敗したのも、リニア問題をスルーして日和見を見透かされたからです。
川勝氏の政策だからという理由で、田代ダム案等の妥協案を廃する姿勢を見せれば、
またJR東海の食い物にされるという県民の不安は払拭できず、同じ結果を招くだけです。

ようやくリニア問題の解決が見えた矢先の、ネガティブキャンペーンと辞職ですからね…
私自身も大変不安に思っております。
敢えてプラスに考えるならば、川勝氏がリニア問題を終える良い契機になったことでしょう。
本人の政治的立場もあるでしょうし、不満を抱える流域住民を逆に説得するのも大変ですからね…
代変わりによる方針変更が一番楽な決着方法とも言えるわけです。
ここまでの積み重ねが無に帰さないよう、見守っていくことが大切だと考えます。


◆ニュースネタ 疑惑の大谷翔平を日本人はなぜ信じるのか 米メディアの異なる論調「どうもつじつまが合わない」
日本の一般的な論調は、「アメリカは冷たい」なんですが…それは正直どうかと…
アメリカは合理的な判断で「説明不足」を指摘しているだけ。どうしてそれが冷たいのか…
逆に日本人はどうして手放しで大谷選手を信じられるのか。
それはもう最初から「答え」を決めちゃっているからでしょう。
日本人にとって理屈は「屁理屈」に過ぎず、公平に判断するのではなく、
予め「偏見」から決まった答えに結びつけるために論理を用いてる感じです。
つまり、日本人は合理的な判断ができない。
答えを導くために考えるのではなく、答えを最初から出してしまってるからです。

もう一つ、大谷選手の会見で問題なのは、彼自身が英語で喋らなかったことでしょう。
私達が大谷選手がギャンブルをやっているはずがないと考えてしまうのは、
彼の肉声を日本語として捉えているからでしょう。
そこから感じられる大谷選手の性格がギャンブルと親和性を持っていないと感じるからです。
では、英語しか聞き取れないアメリカ人記者はどうでしょう?
逆に考えてみて、日本人は外国人選手の性格を把握できていると言えますか?
猫おじさんと化しているアレックス・ラミレス氏の現役時代のように、
日本語を交えて喋っていれば、かなり好意的に性格を解釈してくれるものですが、
アレックス・カブレラ氏のようにあまり日本語を喋らなかった外国人選手の性格を
把握できていると言えるでしょうか?
つまり、アメリカで英語を十分に喋っていない大谷選手は、
アメリカ人に彼の性格が十分に伝わっているとは言えないわけです。
大谷選手自身の声で「ギャンブルをやっていない」と言うのと、
通訳が「ギャンブルをやっていない」と言うのでは、まるで説得力が違います。

質疑応答を設けないのであれば、大谷選手自身が英語のメッセージを読むべきでした。
そこが日米の解釈差を呼んでいる最大の要因であることは言うまでもありません。

●「ほんとにいいカモにされてたな」水原一平氏、大谷から盗んだ7億円に加え「未返済の借金」報道に衝撃走る
アメリカ側が指摘するように、「7億円盗めた理由」も気になるのですが、
逆に言えば、被害額は7億円で済んでいるのか?という点も気になります。
大谷選手の稼ぎから言えば、それが全額とは思えないですし、
大谷選手側がそこまで強硬的な態度を取っていないことを考えれば、
明らかに財産の一部でしかないことは容易に想像できます。
仮に一般人のようにそれが財産の大半だったとするならば、気づかないわけがありません。
いくらお金に無頓着な人間であっても、
チームが変わり、住まいが変わり、結婚という新しい転機を迎えているのに、
自分の財産状況をまるで知らなかったというのは、とても信じられません。
特に結婚は日本では夫婦共有財産の影響が色濃く残っていますが、
アメリカでは夫婦別財産という感覚の方が主流なので、
結婚する前の財産状況は必ずチェックしているはずです。
万が一、離婚となった場合に共有財産か固有財産かは大きな違いになるからです。
それを誰も大谷選手に言わなかったことはあり得ず、
そうであったとするならば、大谷選手の周りは水原氏以上の詐欺集団の恐れさえもあります。
誰も大谷選手のことを思って仕事をしていない、そんな最悪の状況さえ想像できるからです。
だからこそ合理的ではなく、説得力が欠けるんです。

想像するに、7億円というのは大谷選手の固有財産とは別建てて、
スポンサー料や投資用、野球や日常生活に用いる共有生活費だったのでしょう。
だったら、そうだと説明すればいいのに、
何も説明しないから想像力だけが働いてしまうんですよ。
いくらでも説明できるのに説明しない、そこにやましさを感じてしまうのは無理からぬことだと思います。

それと水原氏の身柄は確保しておいた方がいいと思います。
闇賭博の背景が色々と噂されてますが、水原氏の命を狙う必要はないと考えるのは時期尚早でしょう。
水原氏が言い方は悪いですが、それこそ罪を全て被れば、
大谷選手と闇賭博との接点はまるでなくなるわけですし、
逆に水原氏がいなくなった方が疑惑が疑惑として残り続けてしまいます。
今回の報道で大谷選手の資金管理がルーズだと知れ渡ってしまっただけに、
水原氏を介さずに直接大谷選手にコンタクトを取ってくることは十分考えられます。
その際に水原氏が邪魔になることを考えれば、疑惑を疑惑として葬った方がマシと考えても不思議ではありません。
責任を取って貰うためにも、水原氏の安全確保は必要不可欠だと考えます。


◆ニュースネタ 文藝春秋側の喜田村弁護士「こんなこと言った人は初めて」松本人志側の要求への不信感隠さず
なんというか…飛車角抜きどころか、わざと王手を喰らいに行ったとしか…
松本氏側の勝ち筋は1つしかなかったと思います。
それは件のA子さん・B子さんと先に和解し、
文春の記事は大袈裟に書いたものだと証言してもらうことです。
でも、たぶんこの手は取れないだろうと…それはA子さんとB子さんを特定しなければならないからです。
肉体関係に至った飲み会が少なければ、誰それと分かったかもしれませんが…
これではそうじゃないと言ってるも同じ。
先にあった肉体関係はなかった発言もぶち壊しですよ…

勿論、A子さんとB子さんは架空の存在だと主張したかったのかもしれませんが、
飲み会自体の存在は先のセクシー女優の発言からも明らかになってるので、
架空の人間だと主張するのも無理があります。
逆に自分の首を絞めに行ってるようにしか見えません…
もうあとは女性に手を出すことは一切なかった、
そもそも性的不能だった、専ら男性に性的嗜好があったと主張するしか…
まぁ、確かにそれが一番確実に勝てる方法ではあるか…
肉体関係にあったのは小沢氏と田村氏とだったと言えば勝てるっしょwww