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2019年12月31日

今年を振り返ると…

終わってるなぁ…と。
日記で取り扱った記事を簡単に列挙しただけでも…

【1月】レーダー照射問題以降の日韓対立
  厚生労働省の勤労統計不正問題
【2月】千葉県野田市の児童虐待死事件
バイトテロ事件、
違法ダウンロード強化?⇒撤回、桜田五輪担当大臣「がっかり」発言、
【3月】大河ドラマ『いだてん』失速⇒金栗編しか見てないわ
【4月】新元号『令和』の発表
塚田国交副大臣が忖度発言で辞任、桜田五輪担当大臣がやっと辞任
【5月】改元儀式=皇室の政治利用に終わった感
【6月】年金100年安心プランの嘘が発覚=2000万円以上必要です
川崎連続殺傷事件、元事務次官の息子殺害等の凶悪事件が相次ぐ
イラン沖で日本のタンカー襲撃
北方領土交渉が事実上の頓挫
芸能人の闇営業問題
【7月】日韓の貿易問題が過熱化
かんぽ生命の不正販売発覚
参議院選挙
京アニ爆破テロ、
【8月】愛知トリエンナーレの少女像問題
韓国がGSOMIA破棄を表明⇒後に撤回
【9月】嫌韓ムード⇒台風15号被害⇒空気読まずに内閣改造⇒国連気候行動サミットで赤っ恥
【10月】消費税増税
 台風19号被害、
 東京五輪のマラソン会場が札幌へ移転、
【11月】萩生田文部科学大臣の「身の丈」発言⇒英語検定試験と記述式問題の撤回、
 総理主催の『桜を見る会』の問題が炎上

政治に関しては色々と問題がありましたが、菅官房長官の株の乱高下を理解すれば問題なし。
新元号の『令和』の発表で「令和おじさん」として人気を博し、
統一地方選や参議院選挙で苦戦を強いられた自民党を押し上げたものの、
9月の内閣改造で差し込んだ事実上のシンパが相次いで不祥事&辞任ドミノ。
終いには無関係の『桜を見る会』問題で毎日のようにマスコミに質問されてタジタジ。
菅官房長官の株がストップ高とストップ安を記録する1年で、
安倍政権の不安定さに振り回された1年となりました。

…まぁ、そこに付け込めない野党も野党ですけど…
現在も立憲民主党と国民民主党が合流協議中ですが、どうなりますかね。
参議院選挙で躍進したれいわ新選組も何を勘違いしているのか…
N国は勘違いしたままに事実上の滅んだ感がありますが…

事件的にも5月以降、ショッキングな殺人事件や事故が相次ぎ、
ここでは挙げていませんが、池袋の暴走事故では『上級国民』なる言葉も囁かれました。
5月や10月の改元の儀は為政者の『上級国民』っぷりをアピールする場にしかならず、
嫌が王にも『上級国民』という言葉を脳裏に浮かび上がらせる結果となりました。
結果的にアメリカやヨーロッパの政治状況で見られた『政治的分断』が、
日本においてもより深刻に見られる結果になったと思います。

そんな社会状況ですから、人心もやはり荒廃しつつあります。
東京五輪の聖火ランナーが発表されてますが、
その地域に縁もゆかりもないような芸能人・有名人の名前の多いこと。
ふるさと納税の返礼品問題もそうですが、主旨とは違った捻じれ方をしていて、
『上級国民』のような権威主義の前に、
一般大衆がへりくだることが普通のものになってきました。要は卑屈ということ。

学歴社会から、出生で決まる階層社会のような閉塞感ができつつあり、
そこを打破しようとして卑屈な「自己アピール」が繰り返される社会に見えます。
バイトテロも官僚の忖度も根は一緒で、間違った「自己アピール」ですよ。
「自分はこんなことができます」というのが暴走しています。自己愛の暴走。
そうじゃなくて、「社会に対して自分のできることは何か」が必要であって、
逆に「自分ができないことは何か」を理解することが、
自分を破壊しないための「矜持(プライド)」になるわけですが、
その両方を見失ってしまっている。
卑屈なまでの自己アピール合戦を大変見苦しく感じます…

昔、某怒れる漫画家が「落ちぶれても元上流家庭~」と語るキャラを出してましたが、
こういう時代だからこそ、必要なのは「武士は食わねど高楊枝」的な
「矜持(プライド)」を持つことではないでしょうか。
どこまでも矜持(プライド)を傷つけあう社会だからこそ、
決して敗れぬ矜持を持つこと、そこが人間を人間たらしめるように思えます。


世界的には地球環境問題ですかね。
グレタさんに対して、各国首脳を始め、色々と舌戦を繰り広げていますが…
なんつーか、大人げないよなぁ、と。
子どもはそれぐらい純粋で真っすぐな方がいいじゃんと思うわけでして。
とはいえ、今後グレタさんが成長するにつれて、今のままではいられない。
世界の人々に受け入れられる現実的な環境問題対策を考えなければならないわけで…
今はそれを大人任せにして構わないのでしょうが、
未来はそうではないことは間違いありません。

ぶっちゃけ、同じような問題は30年前の日本人も直面していたわけで…
ちょうど世界の環境問題の先駆けとなった京都議定書が調印された頃ですね。
あの頃はあと10年で石油が枯渇すると言われ、
ある意味では、今以上の危機感がありました。
でも、それは危機感としてしか存在できず、その後に日本のバブルが崩壊すると、
地球環境問題に取り組む余裕もなくなり、
リサイクルや『もったいない』の精神こそ定着したものの、
環境に対する意識は下がったままと言えます。
まぁ、勿論、日本は四季折々で気候が一定せず、
ヨーロッパほどに環境エネルギーの利用が進まなかったという面はあるのですが…
それ以上に問題となったのが経済のグローバル化でしょうね。

グローバル化と地球環境問題は完全には両立しません。
当たり前ですが、輸送距離が増えれば増えるほどに、輸送コストと燃料費が嵩み、
経済的には需要供給を調整できても、環境的にはバランスが崩れます。
日本の食料自給率は下がる一方ですが、アメリカや中国から輸入するよりも、
日本で生産して消費した方が、コストはともかく環境的には良いに決まってます。
過去に地球環境問題が深刻化しなかったのは、
今よりも社会がクローズドしていたからであって、
ほぼ無限に広がった現在のネットワークでは環境的には非効率化が進む一方なんです。

今、環境的に必要なことは地産地消を進めることでしょう。
地域経済を立て直し、コミュニティを立て直すことで、
社会の規模をコンパクトにまとめることです。
このまま地域コミュニティが崩壊したままに、グローバル化を推進すれば、
環境的に非効率な生産と輸送が繰り返されるだけで、
エネルギー問題は一向に解決しません。

そういう意味では、私達に今、求められていることは、
飛行機に乗らないことではなく、スマホを破壊することに他なりません(苦笑)
まぁ、それは冗談としても、
グローバル化に既に飲み込まれてしまった地域コミュニティの再生こそが、
地球環境問題を解決する唯一の方法のように思えます。

2019年12月29日

プロ野球ストーブリーグ

動向が決まってないのは海外FAで交渉中の秋山翔吾選手ぐらいで、
国内FA組はロッテからFA宣言した鈴木大地選手が楽天へ、
楽天からFA宣言した美馬投手がロッテへ、
ソフトバンクからFA宣言した福田秀平選手が同じくロッテへ移籍することが決まり、
プロ野球のオフシーズンも一段落した感じがあります。

今年の西武勢はまだ秋山翔吾選手のメジャー移籍がどうなるか分かりませんが、
国内移籍した選手はおらず、精神的には穏やかに過ごせているライオンズファンですが、
メジャーに行っていた牧田投手が楽天へ移籍するなど、
オフの涙は枯れることがありません…
いや、もう精神的には死んでいて、球団を出た選手は諦めてます…
去る者はこの世に存在しない、頭の中で認識できないんですよ…
かなり酷いことを言っている自覚はありますが、それだけ悲しみが深いんですよ…

こちら 古巣へのブーイング反対
そういう時に、こういう記事を見てしまうと複雑な想いを抱きますが、
結局、この問題というのは、プロ野球好きは、
球団が好きなのか、選手が好きなのか、どちらなのかという究極の問題に直面してしまいます。
そりゃ記者さんは球団を取材するのではなく、選手を取材しているわけなので、
こういう考え方に至るのは理解できます。
けれど、贔屓球団のファンは選手個人が贔屓球団に所属しているからこそ、
応援をしているという面もあるわけですから、その想いを否定することもできないでしょうに。
要は立場の違いとしか言いようがありません。

球団を移籍するというのは、新しいファンを獲得するチャンスであると同時に、
これまでのファンを失う機会とも言えるわけです。
その覚悟は当然、選手も持って居て然るべきです。変わらぬ声援なんてあり得ませんよ。
最終的に移籍を好意的に受け止めてもらえるかどうかは、言葉・説得力しかありません。
巨人にFA移籍した清原和博氏の巨人への並々ならぬ想い、
中日にFA移籍した和田一浩氏の地元への想い、
巨人にFA移籍した豊田清氏の厳しい環境への挑戦という想い、
ファンにその想いが言葉として届けば、ファンを失う機会は最小限で済むでしょう。
逆に、楽天へFA移籍した浅村選手のように、
本音は結婚した彼女の実家が決め手だったのにも関わらず、
それを語らずに適当な理由を語ってしまうことで反発心を強く持たれてしまったりと、
日頃からのファンへのアピール度が物を言うということです。
分かってもらえる努力をした選手はファンも理解を示しますし、
逆にそれを怠ったり、隠したりした選手にはファンも厳しく当たるというだけのこと。
その結果がブーイングであるのならば、それは仕方ないことだと思います。
…まぁ、最初の対戦1回きりで十分ですけどね。
何度もブーイングするのはファンも潔くはないと言わざるを得ません。

FAは選手の権利ですし、移籍の活性化は戦力均衡を呼び込むとは思うものの、
西武のように毎年のように選手がいなくなってしまうと、
相対的に選手への愛着がドンドン落ちてしまうんですよね…
そうなると、結果しか重要じゃなくなるわけで、プロ野球への関心そのものが落ちます。
だから球団には看板選手をもっと大事にして欲しいと思いますし、
選手にはファンに分かってもらう努力をして欲しいように思います。
ファンの愛着をもっと大事にしてもらいたいです。
それが少しでも欠ければ、もうプロ野球はダメでしょうね…


FAの人的保障に関しては、Bランクまではもう保障なしでも良いんじゃないかと。
Cランクの福田選手が人気を集めた理由も、そこら辺でしょうしね。
Aランクだとさすがに球団の方も戦力的に痛手なので、
ドラフト指名権ぐらい寄越せと言いたい所ですが、
ショー化されちゃってる以上、それも難しいでしょうしねぇ…
Bランク以下は人的保障を撤廃、Aランク以上はプロテクト枠をさらに制限して、
Aランク相当年俸のみ自動プロテクトで、任意プロテクトは排除というのが個人的希望です。


◆政治ネタ 続・桜を見る会問題~「忘れない」ことの大切さ~
相変わらず、国政では安倍総理が主催した『桜を見る会』が問題に上がっています。
当初は「推薦に関わったことがない」としながらも、
後援会事務所や昭恵夫人の推薦があったことを認めるなど、
防衛ラインがズルズルと後退しています。

官僚としては財務省公文書改ざん問題と異なり、
政治家の要請を受けて普通に仕事をした結果に過ぎないので、
最初から防衛ラインを下げていた節があるのですが、
一方の総理官邸は政治問題化したくないので、防衛ラインを上げたかったわけで…
そのことが却って裏目に出てしまう森友・加計学園問題パターンになってきました…
…なんつーか、菅官房長官は『問題には当たらない』として批判を一蹴してきたことが、
今日までその座を維持できた要因とも言えるので、
その成功体験から同じことをしてるんでしょうが…
森友・加計学園問題は官僚を締め付けることで対処できましたが、
桜を見る会はオープン過ぎましたからね… 口封じは不可能。
こうなったら籠池氏みたいに、参加者全員逮捕しちゃうんですかね(苦笑)
明らかに対応を誤り、隠すことで怪しく見える疑心暗鬼状態になっています。


新たに問題になってきたのが2点、招待状名簿の破棄の問題とジャパンライフの問題です。
5月9日に共産党議員の質問状が届いた直後に、招待状名簿は破棄。
破棄した理由はシュレッダー機の都合らしいですが、
使用履歴はガラガラで、裁断作業もあっという間に終わる高性能機だったらしく…
…まぁ、明らかに不自然ですよね、隠蔽したとしか思えません。
そもそも、先例を重視する官僚が、
来年の桜を見る会を行う上でベースとなりうる資料を簡単に全て廃棄するとは思えんのですが。
毎年、製作者が一から名簿や資料を作ってるんでしょうか? ありえないですよ。
不都合だから消した、いや、むしろ個人のパソコンに退避させたんじゃねーの?
全部消してる方がバカだと思いますが。調べるつもりがないだけじゃん…
こういった1年以内に処分可能な行政文書であっても、
税金が正しく使われているかどうか会計監査するためには重要な資料なのですから、
1年以内に破棄可能というのは問題があると言わざるを得ません。
それはつまり、決算のチェックが全くできていない。
確定申告で領収書がないと言っているのと同じなのに、行政は破棄しても構わないと言うのか。
森友学園問題に続いて行政文書の管理が問題になっている事案です。

もう一つの問題がジャパンライフの元会長が招待されていたとする疑惑です。
こちら ジャパンライフの詐欺事件(YOUTUBEゆっくり解説)
https://www.youtube.com/watch?v=CHldsWlLHuU
こちら ジャパンライフと政治家の関係?(日刊ゲンダイ)
健康器具にバカみたいな価値を付けて投資対象にしていたという話。
この元会長は前進企業でもマルチ商法で問題を起こしていたらしく、
1985年12月には衆議院の商工委員会で集中審議も行われていたようなのですが…
政治家の脇の甘さってのは、どうなってるんでしょうか、マジで…
2014年には行政指導が入り、2015年にも行政指導&社会問題化、2017年に倒産。
当時の記憶なのでうろ覚えですが、2015年はようやく重い腰を上げたという印象で、
2014年以前から怪しい企業があるという噂にはなっていました…
そのわりにニュース的にも大きな話題にならず、初動やその後の動きも鈍かったことは、
安倍政権との関係を疑われる結果になったわけで… それが今回、再燃した形です。

ジャパンライフの件で問題なのは、その時期の問題。
「桜を見る会の招待状が届きました」と喧伝するのには相応の意味があったわけで、
下村博文氏の事務所に献金を贈ったりと、
加藤勝信氏や二階氏ら政治家との関係を喧伝しまわったりと、
行政指導を免れるために、あらゆる政治的コネクションを駆使していた時期なわけで、
それがどうして安倍総理主催の桜を見る会に繋がり、利用されたのかが問題です。
安倍総理自身は個人的面識はないと断言しましたが、
それじゃどうして招待枠に食い込むことができたのか、
要は金さえ払っていれば、怪しい人でも簡単に食い込むことができたのかどうか。
そもそも、誰を招待して、実際に誰が来ていたのかも分からないイベントが、
警備上、安全だったと言えたのかどうか、
下手したら政治テロの標的になっていた可能性さえ、あります。
結局、国民の税金が投入されている割には、後援会の謝恩イベント程度の認識しかなく、
税金の使途の厳密性が全く確保されていなかったということなのでしょう。
杜撰も杜撰、だから『税金の無駄遣い』って言われるんですよ…


問題なのは法的問題以上に、『桜を見る会』から垣間見える安倍総理の政治姿勢です。
菅官房長官の発表によれば、今年の参加者1万8千人のうち、
自民党枠が6000人、総理枠が1000人、公明党枠等で1000人ですから、
政治家の招待枠の存在が、想定人数の1万人を超えた主要因だと言えます。
これが辞退者が多過ぎて1万人に足りなかったから、後援会関係者で補充したとか、
多少人数が増えてでも予算内に収めているならば、可愛げのあるというものですが、
予算を4000万円オーバーしてる上に、参加人数も8000人オーバーでは、
予算を守る意識はさらさらなし、かかった分だけ経費は青天井という意識の証拠…
つまり、自分達のためならば、自分達の支援者や支持者のためならば、
国民の税金を幾ら使おうともお構いなし、
自らの支援者を招待することによって、自らの権威を彼らや政界に示すことこそが、
『桜を見る会』の本当の目的だったと言えましょう。

上から目線で『招待してやる』ことで『上級国民』として振る舞うこと、
そんな心のさもしい疑似貴族政の典型的な表れが今回の『桜を見る会』です。
それ以外の庶民は、萩生田大臣曰く『身の丈に合った生活』をしろと言う、
格差や差別を容認するばかりか、助長させることが、安倍政治の目的と言えましょう。
『一億総中流』と言われた時代を完全にぶっ壊し、
『上級国民』という概念を作出したのが安倍政治だったことが明らかになりました。

…そして最大の問題点は、国会を閉じて年末年始を超えれば、
国民は全て忘れているだろうと舐められていること…
だから、問題が起ってものらりくらりと交わし続ける…
国民の務めはこのことを『忘れない』ことに他なりません。
安倍総理は『忘れさせる』ために資料を削除して、
桜を見る会のようにマスコミや支持者を接待してるわけですから…


◆ニュースネタ 桜を見る会の答弁で安倍総理が障がい者蔑視的発言
無理矢理に辻褄を合わせようとするから、こうなる…
内閣府の官僚が「質問直後に廃棄」と発言してしまったから火消しに躍起に。
わざわざそう言うということは、意図的に破棄した認識があった証拠なわけで、
予定通りに廃棄していたり、担当の障がい者臨時職員の都合で廃棄できていなかったのなら、
そういう言い方にはなるわけないでしょうに…
意識する必要もないことを、何で意識してるのか。それが答えでしょうに…

そもそも、政府にとって大事なのは印刷した紙ではなく電子データの方でしょ。
電子データを削除した日にちが質問提出前だと証明できれば、隠蔽を否定できます。
まさかサーバーから個人のパソコンまで、物理データから電子データに至るまでの全てを、
担当の障がい者臨時職員が行っていたとは思えません。
だから、そもそも、言い訳に使う必要がないのに、言い訳に使ってる時点でどうしようもない。
削除記録がないなら、削除を指示したメールを出せばいいだけでしょ。
それができない時点で『作り話』というのが明らかです。

取り繕って問題発言するなんて、もうお話になりません。品格がねぇよ…


◆ニュースネタ 不敬な?安倍政権
第一次政権では『愛国心教育』とか言って、右翼団体に支持されてますが…
こいつら絶対に皇室を敬ってないよなぁ…と。
特に今年は皇室行事が多いだけに、余計にそう感じさせられます。
皇族を尊敬しているというよりは、皇族と面会できる俺達『上級国民』スゲー的な感じ…
彼らは『愛国』に見えないんだよね…「国=自分」という驕りしか透けて見えてこない。

森友・加計学園問題、桜を見る会の問題、いずれもお友達優遇・支持者優遇の結果です。
皇族が尊敬を受けているのは、国民に平等に接しようとしているから。
今の上皇陛下を中心に、国民目線であろうとして努力した結果、
天皇制に反対の人にも今の皇室は認められるに至ったように思えます。

安倍政権というのはそれと逆だから、尊敬を集められない。
人々を不平等に贔屓に取り扱うから、広く尊敬を集められない。
だから皇室を使って尊敬を集めようとした、それが昨年・今年の代替わりの結果のように思えます。

だから普通の愛国心を持つ自分にとっては、一連の行事は極めて不快です。
天皇陛下を政治利用して、自分に最も足りないものを満たそうとする態度には反吐が出ます…
そういう所がもう頭だけの好き嫌いに留まらない、生理的嫌悪感に繋がってるんでしょうな…


◆ニュースネタ 日米貿易協定は不平等条約?
『桜を見る会』でグダグダしてるのは、こちらの情報を隠すためじゃないかと思ったり…
日本の求めていた自動車関税の引き下げが盛り込まれなかったことで批判を浴び、
日本側は今後の協議事項と言い訳していますが…
…何度も言いますが、外交は国内政治と違って『忖度(そんたく)』してくれないんですよ…
曖昧にしたことは、自国にとって都合の良いように解釈されるだけ。
拘束されるのは条約の中身だけですよ、
「そんなつもりはなかった」とか、「自分達はこう思っていた」は通用しません。
それが外交の世界。
日本にとって自動車関税が譲れない条件だったのならば、
継続協議を明文化するまでは条約を締結すべきではありません。
…まぁ、個人的にはもう自動車業界なんてどうでもいいですけど。
もはや先の見えない自動車業界を残すためだけに、他の産業界を犠牲にするわけにはいかんしね。

結果として日本が譲る一方の不平等条約と化し、平等な協定を定め打WTO違反の可能性が高い…
加えてアメリカだけ特別扱いするわけにもいかないので、
今後は各国と日本が一方的に不利な不平等条約を結ばされていくんですかねぇ…
おいおい、幕末に返り咲きですか。明治維新で幕府をぶっ潰すしかないんですかね。

さらに言えば、懸念されている医療・薬品分野に踏み込まれたら、どうするんでしょうか…
国民皆保険制度が崩壊し、アメリカのような医療破産が増えたら、どうするんですかねぇ…
自動車業界を保護しようとして失敗し、
それを条件にさらなる解放を要求され可能性が高まったと言えます…
もう自動車産業は捨てるしかないです。国民生活を取るか、自動車業界を取るか。
…まぁ、今の政治家は後者なんだろうな。全体主義者っぽいし。


◆プロ野球ネタ 来季の野手陣の課題
機会があれば、長文モードで文章をアップしたいところですが、
今日は簡潔に書いておくことにします。

まず、課題を上げれば、
メジャー挑戦を明らかにした秋山選手の穴。
もう一つはサード中村剛也選手の後継。
できればDHでの起用を基本にして、内野の守備力を高めたい所です。

秋山選手の抜けた1番打者は、色々と名前が挙がっていますが、
個人的には2番を打っていた源田選手が上がる形になると思います。
3番に森友哉選手が座ることを前提にすれば、2番・3番と左打者が続くことになり、
今季で言えば、1番の秋山選手から左3人が並び、
4番~6番まで右打者が並ぶという歪な形にならざるを得ませんでした。
それを解消するために、源田選手の打順を上げて、
2番に右打者を入れるのが理想ではないでしょうか。

最有力候補は、ルーキーの山野辺選手でしょう。
今季はセカンドのレギュラー争いに敗れ、2軍でじっくりと育成する形となりましたが、
2軍では.271 12本塁打で盗塁王に輝くなど、三拍子揃った活躍を見せました。
1軍でも同様の活躍ができれば、2番セカンドでレギュラーを取る確率は高いと思います。
他に候補としては、同じくルーキーの佐藤龍世選手。
サードでレギュラーを取れば、守備も固くなりますし、
中村選手の後継者の心配も要らなくなります。

あとは、新外国人選手のスパンジェンバーグ選手を5番に据えられるようなら、
外崎選手を2番打者に上げて、3番打者的な起用法をする可能性が考えられます。
今のライオンズは送りバントを多用しませんから、
あまり形に拘り過ぎない方が良いようにも思えます。

そんなわけで、現有戦力を優先した堅実な来季オーダーがこちら。
1(遊)源田、2(右)木村、3(捕)森友哉、4(一)山川、5(二)外崎、
6(三)中村剛也、7(左)栗山、8(指)メヒア、9(中)金子

新戦力の台頭を期待した来季オーダーがこちら。
1(遊)源田、2(三)外崎、3(捕)森友哉、4(一)山川、5(左)スパンジェンバーグ、
6(指)中村剛也、7(右)木村、8(二)山野辺、9(中)金子

そんなわけで鍵を握りそうなのは、スパンジェンバーグ選手と山野辺選手の出来でしょう。