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2012年05月29日

ノー・リプライ

先日、美少女ゲームで、Onomatopeというメーカーから
『桜ノーリプライ』というゲームが発売されたようなのですが、
そのタイトルを目にした時から、
重戦記エルガイムの2期OP『風のノーリプライ』が脳内リフレインしまくりに(^^;
エルガイムというと、MIOさんの『Time For エルガイム』の方が有名なので、
ピンと来る人は少ないでしょうが、爽やかで良い曲ですよ。
歌っている鮎川麻弥さんは機動戦士Zガンダムの1期OP『Z・時を越えて』が一番有名?
個人的にはドラグナーのOP『夢色チェイサー』が一番好きですが。
…そんな感じで、なぜかサンライズロボットアニメミュージック祭り状態になってます。


◆ニュースネタ 国会の福島原発事故調査委員会
民間の事故調査委員会も含めて、どうも政府批判に傾いて、
間接的に東京電力を擁護しているように見えるんですが…
勿論、政府の責任もありますけどね。
でも政府の介入の前提である東京電力の事故対応の是非を問わないで、
政府の対応を論じられるんでしょうかね? なんか変じゃね?

枝野元官房長官に関して言えば、結果から見ても、あれで良かったと思います。
下手に専門用語を駆使されたところで、国民が分かるわけもなく、
専門家から枝野氏なりに話を聞いて、
理解したことを伝えてくれたことで、非常に分かりやすくなりました。
分からないことを分からないと言ってもらった方が良いわけです。
下手に知ったかぶりで適当なことを言われても困るわけですから。

一時避難が結果的に永続的になってしまったことに関しても、
避難住民の方にとっては迷惑な話だったでしょうが、
それ以外の30キロ圏外の関東・東北地域の人にとっては良かったと思います。
もし、最初から避難が長期化すると言ってしまえば、
それ以外の地域の人も慌てふためいたことは確実で、
外国人が日本から出国して行ったように、100キロ圏まで影響が及んだと思われます。
そうすれば、関東の経済はガタガタになっていたでしょうし、
混乱が最小限で済んだという意味では、致し方ない処置だったようにも思えます。

管元首相の視察に関して言えば、管氏にとっては良かったことでしょうが、
現場の人間にとっては迷惑だったことは間違いないと思われますが、
ただ、逆に、東京電力の上層部の人間はその時にどこにいたかを考えると、
管氏の行動の方が支持できるようにも思えます。
東京の本社で要領を得ない説明を繰り返すばかりなら、
現場まで行けとは言いませんが、周辺地域に対策本部を作って待機するぐらいすれば良かったのでは?
彼らは自分の家族が交通事故や緊急手術を行うときであっても、
「現場に任せておけばいい」と現場に向かわないんですかね。
普通は心配なら、何もできなくても行くでしょうに… ましてや会社の重大事だというのに…
結局、最大の当事者である東京電力の対応が信頼できなかったから、こうなったわけで、
結果的に管氏が現場に対して信頼感を持つに至ったとするならば、
意味はあったんじゃないでしょうか。

つーか、冷静になった今になって思いつく批判をしても、あまり意味がないわけで、
結局は事故発生後の緊急対応マニュアルの不備に問題があったわけですから、
そちらを検討する方が有意義のように思えます。
最初に書きましたが、国民が知りたいのは政府の介入の是非ではなく、
東京電力の事故対応が正しかったのか、間違っていたのか、
事故の被害を最小限に抑える方法がなかったのか、なわけで、
そこを曖昧にしたままに流している以上は、まともな報告書は期待できそうもなさそうです。


◆ニュースネタ 日本の電力問題を整理する
東京電力の収益の91%が家庭からだったということで波紋を呼んでいますが、
確かに、今までの東京電力は殿様商売で、
大企業等の大口の需要者に甘い顔をしておき、
中小零細企業や家庭から取るという商売体質を変更する必要があるのは間違いありませんが、
一方で、福島原発の問題が起こるまで、昼間でも照明のついた明るい店内で買物を謳歌し、
夜にはまばゆいばかりのイルミネーションを綺麗だねとほざき、
莫大な電力を使って作られているテレビ番組を面白くないのに眺めていたりと、
そんな安い企業向け電力料金の恩恵にあずかりながらも、
勿体無いと声を発してこなかったことは間違いないだけに、声高に批判することはできませんよね。

原発再稼動問題を整理してみると、大飯原発再稼動に向けて町議会が条件付了承をした際に、
住民の「漠然とした不安」に配慮する必要がある旨に言及していましたが、
つまりはその通りで、国民全体が「漠然とした不安」に包まれているだけに、
明確な出口が見えてこないのが現状です。
安全とは何をもって安全とするのかが問題です。
原発は100%事故が起こらないから安全なのか、事故が起こっても対処できるから安全なのか。
前者は永久にありえず、小さな人為的事故が過去に何度も起こっています。
福島原発事故で学んだことは後者、事故が起こった時の対処が不十分だったことなのですから、
例えば、ベントする際の放射性物質の除去フィルターを完備させるなど、
事故が起こった時のための対策を求めることが、今回の安全対策のはずなのですが、
そこを整理できておらず、「漠然とした不安」に駆られている国民のヒステリーで狂っちゃってます。

で、そんな人達が求める「脱原発=自然エネルギーの導入」の問題点も明らかになってきています。
第一にヨーロッパと違って四季があり、気候的に安定しない日本ではそのままの形で導入できない点があります。
ヨーロッパは偏西風、日本は季節風で風向きがコロコロ変わりますし、
季節によって日照時間が大きく異なり、場所によっても気象条件やらも全く違い、
生み出せる電力量が計算しにくいというリスクがあります。
第二にインフラ不足。大規模な発電施設を作ったとしても、送電線がなければ電力を遅れません。
大容量の電力を送電できる送電線が不足しており、これを新たに作る社会的コストが高付きます。
電力の生産者の負担となれば、新規参入への壁となってしまい、自然エネルギーの導入が進みません。
第三に自然エネルギー電力産業が成熟化した際の買い取り制度の問題です。
現在は抽選で少しずつ採用している形なので、供給過多とはなっていませんが、
将来的に生産した自然エネルギーによる電力を全て買い取ることになってしまえば、
商品を作れば作るほど売れる状態となり、明らかな供給過多となってしまいます。
それでいて電力の消費期限はその場限り、使わない電力も買い取らなきゃいけなくなります。
そうすると、我々電力の利用者に料金として跳ね返ってくるわけで… 電気料金が高つきます。
加えて、第一の問題点から自然エネルギーの発電量予測が難しいので、
常に大幅な供給過多状態に陥る可能性があり、電力の無駄が大きくなっていきます。
結局、自然エネルギーはエコであってエコでない、無駄の発生しやすい電力となってしまいます。
大規模な蓄電が可能になれば、状況は変わってきますが、現状ではそうそう蓄電することもできません。

現在の頼みの綱となっている火力発電所も化石燃料の問題があり、
地球環境の問題や燃料費の高騰もあって、難しい面を持っています。
大体、原発とどっちが危ないかと聞かれたら、火力発電所の方が危ないんじゃないでしょうか。
地震発生時に千葉の火力発電所が燃え続けたニュースは覚えている人は多いでしょう。
原発は地震そのもので事故が起こりませんでしたが、
火力発電所は地震そのもので事故が起こったわけで、どちらが安全かと考えると、非常に微妙です。

以上のように、脱原発を進めるなら、電気料金の値上げに柔軟に応じる必要が出てきます。
原発再稼動も嫌だ、電気料金の値上げも嫌だでは通りません。
勿論、電力会社の企業改革を進める必要があるのは間違いありませんが、
それだけで日本の電力が何とかなるわけじゃないということです。
どちらを選択するのか、国民の意思決定が求められます。

2012年05月21日

日本の電力事情

電力需給が逼迫することが予想される関西電力関内に15%の節電、
九州電力関内に10%、北海道電力に7%の節電が要請され、
これらの電力会社への融通のため、
中部・北陸・中国・四国電力は5%以上の節電目標が設定されました。
どうして東京電力ではなく、関西電力かといえば、
電力供給量に占める原子力発電所の供給電力が高かったためで、
東京電力は元々依存率が高くなく、さらに去年のこともあって火力発電所を再稼動させたこともあり、
今年は何とかなると計算したのでしょう。

まぁ、原発再稼動反対の民意に押されるがままに、
地方自治体やマスコミが動いてきたこともありますから、自業自得でしょうね。
原発に反対するなら、電気を使わない生活に慣れるしかありません。
期待の自然エネルギーも太陽活動の弱体化や異常気象でどうなるか分かりませんし、
効率の良い発電方法が見つかるまでは我慢しなきゃならなくなりそうです。

こうなると日本経済の停滞が心配ですし、
そうやって景気が悪化すれば、増税も先送りしなければならず、さらなる財政悪化の懸念も。
もう大丈夫なんて言えないですよね、これじゃ。


加えて、問題となってくるのがスポーツ興行。
まだ議論に上がっていませんが、夏の甲子園大会やプロ野球はどうするんでしょうかね。
普通に考えると、甲子園は無理でしょう。
電光掲示板を消して、3試合9回打ち切りなら、やれなくなさそうですが…
今年は甲子園じゃなくて他の場所でやるのはどうでしょう?
空いているなら、ハードオフエコスタジアム新潟で。今年の高校野球は「エコ」だ!
プロ野球の方は厳しいですね。ロンドン五輪で昼夜逆転になるから、もう早朝にやっちゃおう(苦笑)
このままではシーズン中断、試合数の大幅カットを検討する必要が出てくるかもしれません。

あと学校の夏休みも大学並みに延長した方がいいっすね。
9月中頃まで休め。その後の土日はなくなっちゃうけれども。


◆テレビの話 NHK大河ドラマ『平清盛』
巷では不評のNHK大河ドラマ『平清盛』ですが、個人的には悪くないどころか好評価です
(さすがに高評価とまではいきませんが)。
個人的に最悪だったのが去年の『江』で、もはや大河ドラマと言えないレベル、
あれは民放の特番歴史番組、大河ドラマじゃない。
大河ドラマっていうのは、見ていて背筋が伸びるようなドラマで、
気高さ、格好良さが重視されるわけで、笑いや可愛い要素は必ずしも必要としません。
そういう面から言うと、清盛は良い感じで盛り上がってきています。

とはいえ、巷の不評が分からないことはないです。
兵庫県知事の観光だけに立脚し、歴史やドラマ編成を無視した発言である「汚い」は論外としても、
出てくる登場人物が「平」の姓や「藤原」の姓ばかりで、皇室関係は姓がなく名前のみですから、
登場人物の識別とその関係の把握が非常に困難です。
清盛の側近である「平盛国」に代表されるように、元は漁師にも関わらず、
主君に仕えて「平」の姓を名乗っているように、「平」と「北条」が行き来したりと、
必ずしも姓が血縁関係を現しているわけではないことが、より把握を難しくしています。
とりわけ、序盤は保元の乱への流れを描くために、
皇室や摂関家のゴタゴタが中心となっただけに、人物関係の把握が難しかったです。
オープニングのところで、家系図を出してその都度説明するなど、
もう少し人物関係を把握しやすくしていたら、評価も変わっていたように思います。

まぁ、分かんないなら、調べればいいだけのことなんですが、
敢えて調べてから見る人もそう多くないでしょうし、そこが低評価の理由でしょうか。
ぶっちゃけ「分からない」から低評価なだけで、作り自体は良い方だと思います。
来週から保元の乱が始まりますし、盛り返すとしたらここからでしょうね。


◆PCの話 CPU インテルvsAMD
インテルのIvyBrigdeが発売され、このままインテルが押し通すかと思われましたが、
いざ蓋を開けてみると、熱問題が想像以上にネックとなっており、
これまでは消費電力の問題でCPU性能が抑えられていましたが、
Ivyでは熱問題でCPU性能が抑えられることになり、
中にはSandyBridgeよりもオーバークロック耐性が低く、処理能力が上がらないケースも。

とはいっても、そこまで爆熱というわけでもなく、
今は水冷CPUクーラーも一般化してきていますし、
デスクトップユーザーにとってはあまり問題にならないだろうと思われます。
問題はノートPCへの組み込みで、こちらは熱問題がダイレクトに反映してきてしまいます。
膝の上に置いて長時間ノートPCを使って起こる「低温やけど」が問題となっていますが、
Ivy搭載ノートだとどうなるのか、ちょっと怖い感じがしちゃいますね。

そういう背景もあってなのか、現在のAMDの主力製品であるAPU(CPU+GPU)の
Aシリーズがデスクトップ向けに先駆けてノートPC・モバイル向けが発表されました。
今までは過去のゴタゴタもあって、アメリカ・日本メーカーではAMDの採用が控え気味でしたが、
今後、AMDのAシリーズ採用のノートPCが増えていくかもしれません。
Ivyと比べてCPU性能は落ちますが、GPU性能は高いだけに、
ノート用グラフィックチップを積まない低価格~中価格製品には、Aシリーズの方が向いているかも。

一方のNVIDIAとAMDのグラフィックカード争いにおいても、
NVIDIAがハイエンド向け製品ばかりを出し、ミドルレンジががら空き状態で、
少し性能を下げたGTX670が思ったほど消費電力が低くなく、680との区別が難しい感じ。
エントリー向けのGT630・620・610は400シリーズの焼き直しと、
微妙な雰囲気が漂ってきました。
ハイエンドで最高のものが欲しいならNVIDIAですが、
そんなゲームに命を賭けるわけじゃないしという人はAMDという感じですかね。
こちらでもAMDに勝算が出てきました。元々、CPUに比べれば断然優位に運べてますけど。

そんなこんなで、独占状態になると消費者は困るだけに、
両会社には切磋琢磨しながら競争していってもらいたいです。


◆プロ野球の話 埼玉西武ライオンズの現状と未来
もうセリーグ出身の審判は嫌だ。一度、主審がどちらかで勝率を出してみたい…
ということで、今年のシーズンの数字だけ出してみました。

(セリーグ出身審判の主審試合)
西本、白井、深谷、杉永、木内、吉本、笠原、村山、森、山本貴、有隅、小林和、渡田、敷田
14人 26試合11勝15敗   .423

(パリーグ出身審判の主審試合)
川口、東、津川、柿木園、飯塚、丹波
 6人 10試合 3勝 6敗1分 .333

実際に数字を出してみると、セリーグ出身審判の方が勝率が高いんですが、
そもそも試合数が倍以上違っているので、何とも言えない感じ。
つーか、セントラル出身の審判ばかりなんですが… パリーグ出身はみんな関西なの?
判定が問題になるケースはほぼセントラル出身の主審の試合ばかりなんですが、
単純に試合数がこれだけ違うとなると、必然なのか偶然なのか判断できませんね。
去年の数字を出してくれば分かるのですが… 面倒くさいのでやらない… orz


まぁ、それは置いておくとして、岡本篤志投手と浅村投手が登録抹消となりました。
2人ともここまで我慢したのなら、最後まで…と思わなくもないのですが、
示しが付かなくなる面もあるだけに、入れ替えは已む無しでしょうか。
でも今後のライオンズの浮上には2人の力が欠かせないだけに、
調子を上げて戻ってきてもらいたいですね。

代わりに上がってくるのは、マイケル中村投手、野手は微妙だけれども高山選手?
明日の先発は牧田投手で、岸投手とともに巨人戦にぶつける模様。
土曜のヤクルト戦の石井一久投手でしょうが、金曜日が不明。
候補は十亀投手か平野投手、十亀投手のプロ初先発があるかもしれません。
日曜の甲子園での阪神戦は西口投手、月曜日が不明。
牧田投手が中5日で行くのか、それとも別の投手を上げるのか。
上げるとすれば、左腕を苦手とする阪神打線なので、小石投手か菊池雄星投手か。
でも日程を見ていくと、牧田投手と岸投手を中5日でガンガン回しそうな感じですね。
そうすると、雨天中止等がなければ、きっちり交流戦の最後2人で収まりますし。


さて、現状は少し欝なので、大局的見地でライオンズを見てみようかと。
将来の野手陣を考えると、野手のコンバートが必要になってくるかもしれません。
一番不安なのは片岡選手の肩ですね。まだ完治しておらず、痛みもあるとのこと。
逆の動きの多いセカンドでは怪我の再発の可能性があり、
このまま使い続けると、片岡選手の選手生命を縮めてしまうかもしれません。
セカンドよりはショート、ショートよりはセンターと、将来的なコンバートが必要かも。
治れば話は別なのですが… 片岡選手の肩の状態が心配ですね。

今オフに中島選手がFAでメジャー再挑戦するかどうかは分かりませんが、
するとしたら、今の成績では物足りない感じで、川崎選手と同程度の評価になっちゃいそう。
メジャーに行くなら、もっと成績を上げてくれないと。
仮に残留して生涯ライオンズと言ってくれたとしても、
将来的にはショートからサードへコンバートする必要が出てくるでしょうし、
二遊間を今後どうするかは難しいところです。
ショートの候補は浅村選手が筆頭でしたが、今では高卒ルーキーの永江選手が筆頭でしょうか。
高卒1年目にしてはファームで結果を残せていますし、強肩を生かした守備は魅力的、
将来的には永江選手をショートで使うとなるのではないでしょうか。
そうなると、浅村選手がセカンドに回り、片岡選手のコンバートをすんなりさせたいところ。
中島選手が抜ける場合は戦力的に厳しいので、片岡選手が一旦ショートに回り、
それから外野へと順番を踏んでいく可能性がありますが、
いずれにせよ、セカンドを誰にするのかが問題となるので、浅村選手に期待したいところです。

もし、片岡選手の外野コンバートが成功すれば、ライトの秋山選手とレフトの栗山選手と固まり、
熊代・坂田・斉藤・石川・田代選手ら、若い外野陣は一気に難しい状況に。
そうなると、今度は栗山選手がファーストと兼用になるかもしれません。
中島選手が残留していれば話は別ですが、中島選手がいない状況で、
片岡選手も外野に回ってしまえば、レギュラー内野は中村選手一人だけ、
投手に声をかけに行く選手でもないだけに、内野のリーダーがいなくなってしまいます。
そうなってくると、キャプテンの栗山選手をファーストへ、ということもありうるかと。
栗山選手の外野守備力は高いのですが、肩がネックとなっているだけに、検討の価値はあるかと。
今のチーム編成を考えますと、そういうことも考えていってもいいのかなと思ったりもします。

つーか、浅村選手を落として、いきなり永江選手を抜擢するとか、ないですよね?
オープン戦の巨人戦で同じことをしているだけに、ゼロではなさそうですが…

2012年05月17日

1週間置きに

本土と離島を行ったり来たりする生活が続いています。
疲労に付け込まれて風邪引きました。情けないorz

以下近況…っていつもなら書くのですが、
あれから私事は一つしか手をつけてないのでとりあえずそれだけ書いて消えます。

■遷都ちゃん導入。
USBメモリでFedora使ったところ結構気に入ったので、HDDにインストールしたところ、
これがなぜか超爆遅&不安定なので、思い切ってCentOSに切り替えて見ました。
あれですかね。調子に乗ってVirtualbox使おうとしたのがまずかったか…

で。
どうせ捨てる寿命短いHDDだから、今のうちにいろいろ試すのがいいと思い、遷都ちゃん導入。
日本語が入力出きるまでこんな手間かかるなんて聞いてねぇぞゴルァ!(調査不足)
とか叫びながら、何とか通常使用に耐えられるようになるまでには持っていきました。
再インストールで同じように出来る自信はありませんがー。

・鯖用OSだけあって安定感半端ない(Operaが強制終了しないディストリがあるなんて嬉しすぎる)
・UbuntuとかFedoraみたいに洒落たデスクトップにしてない分、起動も処理も早い。
・デスクトップカスタマイズの楽しさを思い出させてくれる。

この3点で満足。多分機能の1割も使っていませんが、実家で鯖運用なんてしようものなら、
何も分からない身内によって、恐ろしい目に遭わされるのが目に見えてるので、その辺は諦めます。


いじょ。
完全に落ち着くまでにあと1ヶ月以上要します。
トップが桜なのを何とかしたいのですが。

2012年05月14日

ビックカメラがコジマを買収へ

個人的には嬉しいニュースなのですが、一方でコジマ50店舗を閉鎖とのニュースも。
近くのコジマが整理対象になってしまわないか戦々恐々です。
駅前のビックカメラ、郊外のコジマということで、上手く行けばバランスが取れそうですが、
こうなってくると、コジマが整理されるだけの寂しい展開になってしまうかもしれません。
保有ポイントに長期保証…
完全な吸収合併なら問題ないものの、ややこしい形態になってしまうと、
保証されなくなる可能性もあるだけに、今後の動向を見守りたいです。


◆PCの話 PLEXTOR「PX-128M3P」
そんなこんなで、ようやくSSDへの換装が完了しました。
換装前は、「Crucial RealSSD C300-64G」でしたので、
そう戸惑うことはないだろうと思っていたら… 意外と手こずりました(苦笑)

パッケージを開けてみて、嬉しかったのはサポートソフトとして、
「Acronis True Image 2010HD」が入っていたこと。
人によってはバックアップソフトはOS標準のバックアップで十分かもしれませんが、
長らく使っていたTrue Image 10HOMEがWIN7で使えなくなり、
仕方なくWesternDigital版を入れたのですが、
英語版しかなく、最近はあまり使っていませんでした。
でも今回の付属ソフトは多言語対応で日本語版もちゃんとあり、
機能も拡充しているだけに、かなり使い勝手が良くなりそうな感じです。
今まではSSDへの対応を心配していましたが、
SSD付属なら、そんな心配も要りませんし、この付属ソフトは個人的に嬉しかったです。

で、Ture Imageの手動クローン化によって、
SSD64GからSSD128Gへと拡充移動させたのですが、
フリーソフトの「Crystal Disk Mark」で速さを計測すると、
SeqのReadが250MB/sと理論値の半分も出ていないことに…
一応、問題のありそうな点を片っ端から挙げていって、
(1)True Imageのクローン化作業時に何らかのミスを犯した可能性
(2)実はSATA3と思っていたのがSATA2だった(配線等のミス)可能性
(3)BIOSの設定に問題がある可能性
(4)製品の故障
考えてみたところ、(1)と(2)は確認したところ特に問題がなく、
WINDOWSではSATA3かSATA2かは判別できないだけに、
(2)の問題は客観的には判別できていないのですが
(Speccyというフリーソフトを使ったところ、SATA typeではSATA2、
 転送モードはSATA3と表示されていて、はっきり分からない)、
先に(3)の問題を解決すべく、怪しいところを片っ端から調べ上げた結果…

結論としては、BIOS設定の「AMD AHCI BIOS ROM」を「ENABLE」に、
これでOKでした。
今までは「DISABLE」にしていても、速度的な問題が生じなかったので、
そのままにしておいたのですが、どうやら「ENABLE」にしておいた方が良さそうです。
その後、同じように速度を測ったところ、450MB/s、
理論値には及びませんが、AMDのCPUで色々とインストールした後の環境ではこれくらいかなと。
ようやく満足の行く数字となりました。

起動に関しては、体感的にそれほど変わりません。
さすがにHDDからSSDの換装ほどのインパクトはないです。
それでも書き込み速度が実測73MB/sから341MB/sへと大幅増となったので、
OSの更新等のデータ書き込み作業は大幅に速くなった印象を受けます。
HD Tuneの波形も全般的に安定した数値を出していますし、
評判の良さが頷ける内容となっています。

ちなみに、ファームウェアの更新にも若干戸惑いました。
なぜかSSDが認識されず、更新作業ができなかったのですが、
一時的にBIOSの設定で「AHCI」接続を「IDE」接続に変えたら、更新できました。
勿論、更新が終わったら設定は戻しておきましょう。


そんなこんなで、SSDのCドライブ容量が増えたこともあり、
VirtualPCのシステムに利用しているバーチャルHDDをCドライブに移動してみました。
効果は覿面で、それまではもっさりと引っかかるような感じだったXPモードが、
普通のXPマシンのようにサクサク動くようになりました。
VirtualPCはバーチャルHDDの置き場所を簡単に変えられるので、
システムで利用しているバーチャルHDDだけを置いておき、復元設定を入れておけば、
一時ファイルはHDDに保存され、復元設定の反映を行うときだけ書き込まれますから、
余計な書き込みが行われず、SSDへの負担にもなりません。

一方、VMwarePlayerでも試してみたものの、大きな効果はありませんでした。
確かに起動は20~30秒ほど速くなったものの、
元々、VirtualPCよりも動きが良いこともあって、起動後の動作はあまり変わってません。
VMwareの場合は、VirtualPCに比べるとバーチャルHDDの移動が容易ではなく、
特にplayer3.X以下でXPモードを移行したバーチャルHDDですと、
最近のPlayer4.0以上では別途プラグインをインストールしなければ、
バーチャルHDDを再設定できなくなってしまうので、やや面倒な感があります。
また、無料のPlayerの場合はスナップショット(復元設定)が使えませんので、
常にバーチャルHDDに書き込まれることになり、SSDへの負担が心配になります。
速度と安全面の天秤をかけた結果、やめた方が無難という結論に辿り着きました。

VirtualPCのXPモードはVMware並みの軽さになるだけに、
SSDへバーチャルHDDを移動する価値は十分あります。
もっさり感が気になる人は是非試してみてください。
まぁ、それでもグラフィック機能はVMwareに分があるので、
古いゲーム等をやるなら、VMwareは外せないといった感じですね。


◆プロ野球 序盤戦の話題 日ハム・稲葉選手とヤクルト・宮本選手が2000本安打達成
前回書くのを忘れていたので、今日触れておこうかと。
北海道日本ハムファイターズの稲葉選手と、東京ヤクルトスワローズの宮本選手が、
プロ通算2000本安打を達成しました。
2人はヤクルトの同期入団選手で、稲葉選手が大学から、宮本選手が社会人からと、
年齢こそ違うものの同日達成はならなかったものの、
同じ出場試合数で2000本安打を達成するなど、奇妙な縁を感じずにはいられませんでしたね。

プロ入りした時のヤクルトの監督が野村克也氏で、
その頃の2選手の印象は、稲葉選手が.270で15本塁打、肩と足が売りの選手、
宮本選手が.250の繋ぎ役、ショートの守備職人といった感じでしたから、
とても2000本安打を達成するような選手には思えませんでした。
おそらく、当時にタイムスリップして、「将来、2人は2000本は打つよ」と言ったとしても、
誰も信じず、「2人で2000本の間違いじゃないの?」と聞き返してしまうでしょう。
そんなクリーンアップを打つような中心選手というわけでもなかった2人が、
プロの世界で努力を重ね、超一流選手の証ともいえる2000本安打を達成した意義は大きいです。

稲葉選手にとっては、日ハムへの移籍が大きな転機となりましたね。
FA権を取得し、メジャーリーグ移籍を目指すも不調に終わり、
ギリギリまで待っていた日ハムへの入団が決まったものの、1年目は期待に応えられたとは言えず、
そこから大きく変わり、3割20本を確実に期待できる主軸打者へと変貌していきました。
ライトの守備位置からの攻守交替時の全力疾走が印象的な選手で、
常に全力を出すプレースタイルは、若手選手への良い手本になったことでしょう。
日ハムが常勝軍団になったのも、稲葉選手が居てこそだったでしょうね。

一方の宮本選手は送りバントや、記録上は凡打となる進塁打といったチームバッティングに徹しながらも、
年々、バッティングの技術が向上していき、3割を越す勝負強い打者へと変貌しました。
宮本選手のように、決して打てる選手でなかったとしても、
プロでの努力や経験、配球の読みによって、これだけの数字を残せると証明した意義は大きいです。
今は2軍にいる選手でも、レギュラーでない選手であっても、
フォアザチームで繋ぎ役に徹している選手であっても、
プロ野球選手として大きな成功を収めるチャンスがあるということです。
宮本選手の2000本安打達成は多くのプロ野球選手の励みになったのは間違いないですね。

2000本安打を達成するまでの2人の努力に敬意を表するとともに、
そんな非凡な努力を重ねてきた2人だからこそ、指導者としての後身への指導が楽しみですね。
稲葉選手、宮本選手、2000本安打達成、おめでとうございます。

2012年05月07日

適正価格とは

横浜DeNAベイスターズが「全額返金!?アツいぜ!チケット」と銘打ち、
勝ち・引き分けの場合は半額まで、負けた場合は全額の返金に応じる企画を立てましたが、
負けた時に返金要求するのは分かるのですが、
勝ち試合でも返金を求めるお客さんが続出したとか…
こちら
実際、どの席が割り当てられたのかは分からないので何とも言えないのですが、
横浜スタジアムの内野指定席4000円は比較的高いだけに、
チケット割引だと考えて購入している人も多くいたようです。
まぁ、でも、難癖付けて割り引こうとしている人がいることも想像できるわけで、
横浜スタジアムの内野指定席の価格が市場の適正価格よりも高いのか、
それとも、消費者の適正価格の感覚が安すぎるのか、どちらなんでしょうね。

ゴールデンウィーク中の悲劇といえば、高速バス事故ですが、
過度な低価格競争が招いた悲劇とも言えます。
消費者は安ければ安いほど良いと考えがちですが、
その一方でこうやって安全が切り売りされていると、やはり考えずにはいられません。
お客さんにとっても、会社にとっても都合の良い適正価格はどこなんでしょうね。

他にも大手小売業に二束三文で買い叩かれる農家の悲しみ、
燃料費の高騰などで苦しみ、過積載や過重労働が横行している運送業…
消費者の求める価格が低すぎて、業界が死滅しかねない事態も起こっています。
一方、消費者の側から見ると、快適さを重視するあまりに高すぎる航空運賃、
チップ等のサービス料を予め入れてあるために高くなりがちなホテル等の宿泊料、
最近ではそれらを省いた安価なものも出てきていますが、まだ高い方でしょう。
適正価格とは一体どこにあるのか、悩ましい問題です。

自分の感覚としては、日本人は適正価格を付けるのが下手な感じがします。
安ければ安いほど良いと考えがちで、サービスは無料だと思い込んでいる…
昔から日本人はチップを支払うのが下手だと言われますが、
そこらの感覚が弱いことが理由の一端でしょう。
だから、それを相手にする商売人はサービス料を予め込みで請求し、
商品販売だとセット販売を用いた抱き合わせ商法を行っているのでしょう。
そうすると、そういうのをバラ売りしている海外勢に勝てなくなってしまい、
価格競争に変なしわ寄せが出てくる、そんな流れでしょうか。

結局、何が言いたいかと言えば、
当然、商売人の方は消費者を相手にしているので安く提供しようと努めますが、
逆に、消費者の方も商売人に無理が生じないよう、
また、どうしてそんなに安価に提供できるのかに疑問を持つ必要があるということです。
まぁ、私もつい安い方へと流れがちですが、
買い物をする時にはそういうことを頭に入れながら、買い物をしたいところですね。


◆ニュースネタ フランスの大統領選挙はオランド氏が勝利
「今度のフランスの大統領は誰?」
「大統領はオランド」
「えっ? フランスって大統領がいないの?」

……
………という会話が日本人の間では絶対に行われていることは想像に難くないです(苦笑)
まぁ、おかげさまで覚えやすい名前ですね(^^;

心配されているEUの信用不安対策ですが、
いち早くドイツのメルケル首相との会談を計画するなど、今のところは過度の心配は不要かと。
それよりは肝心のギリシアの選挙で緊縮策に反対する野党が勝利し、
再びギリシア情勢が悪化しかねない懸念の方が強いかと。
大丈夫なんですかねぇ…