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2016年03月29日

年度末。

っすね。とりあえず来年度もよろしくお願いします(ぇ

新年から不幸が多いわ体調崩すわで心ならずもご無沙汰となりました。
2月の半分を風邪で潰したのが本当に痛い。

今は野球始まって気力も少し回復。
高校野球は贔屓とか関係なく、すべてのプレーに一喜一憂しながら見れるから大好きです。
そんな中でも公立をちょっとだけ応援しちゃうのは堪忍して欲しい範囲。
正直、某神宮の覇者は初戦で消えると思ってましたマジすみません。

吉高投手や早川投手のような気迫で攻める投球も見れて満足です。
昨日の結果は両投手とも残念でしたが、結果なんてただの飾りくらいに開き直って、ぜひ夏にも姿を見せて欲しい。
あんまり見れてないので、感想としてはこの程度。

■雑記。
デスクトップPCのメインHDDがそろそろ逝きそうな音を奏で出したので、年明けにSSD買ってシステムをクリーンインストールしました。
メインはArchLinux。仮想でWinを使う相変わらずの仕様。

データやログファイル、キャッシュファイルをHDDにする…というのはどのシステムでも同じだと思いますが、仮想ディスクはどちらに置いたら良いのだろう…と数日悩んだり。
最終的にシステムの入ったSSDに仮想ディスクを入れると、何故かエラーで起動しなくなったりしたので、HDDに移してだらだらと使っていますが、仮想システムも高速で使いたい…というか、仮想がWinだからこそ高速にしておきたい一面もあります。
ただ大容量のデータってSSDに向いてないっぽいんですよね…なんともむず痒い。


Haskell覚えたいけど、もう無理だわ…脳の高齢化が着々と進んでます。

プロ野球開幕

25日にプロ野球ペナントレースが開幕しました。
パリーグは西武とロッテが2勝1敗でオリックス・日ハムにそれぞれ勝ち越し、
楽天とソフトバンクが1勝1敗1引分となり、バランスの取れた開幕となりました。

まだシーズンが始まったばかりなので、何とも言えませんが、
ロッテは思っていたよりも良さそうかな、と。
ナバーロ選手が戻ってくるまで井上選手らで穴を埋められそうで、
帰ってきた時に打線に相乗効果が出るか否か、そこが非常に気になります。
逆にオリックスは新外国人選手のモレル選手とルーキー吉田選手は好スタートも、
抑えのコーディエ投手は不安が大きく、ボクセビック選手もいまひとつ、
それ以上に内野の守備に大きな不安を抱えていて、やや厳しいかな、と。
完全に打ち勝つ野球に徹するなら構わないでしょうが…ややカラーと合ってない印象。

ライオンズは打線が思っていたよりも粘り強いです。
金子投手に対して3点差を追いついたり、5点差も簡単に追いついたり、
終盤も最後まで喰らいついたりと、例年にない粘り強さを感じます。
今年の打線は何かをやってくれる、そういう雰囲気がありますね。
3番にメヒア選手を置き、5番に浅村選手と並びを入れ替えたことも功を奏しており、
5番時には振り回しがちだったメヒア選手は右への繋ぎの打撃を見せ、
浅村選手も中村選手の後ということで、一発よりもランナーを返す打撃にと、
中村選手を中心に一発狙いだった打線が繋ぎの意識が強まってきました。
あとは山川選手に一本出るかどうか。
森友哉選手も控えてますので、時間はあまりないだけに早く結果が出て欲しいです。

投手陣は郭投手とバンヘッケン投手の2外国人が少々不安。
バンヘッケン投手はOP戦の頃から四球が多くて…
リリーフに回っている郭投手も内容的にいまひとつ。
すぐに先発を外すことはないでしょうが、現状では牧田投手の方が安心です。
一方のリー投手は良いスタートを切っただけに、そこが一つの安心材料でしょうか。
何はともあれ、次のソフトバンク戦が本番。
今年こそソフトバンクに勝ち越し、優勝を勝ち取れるように頑張ってほしいです。


◆ニュースネタ 消費税10%引き上げは延期?
まぁ、なんつーか、当たり前というか、
前回の衆議院選で「今回延期するも、再増税時期を明示しているのが野党との違い」とか
言ってませんでしたっけ?
前回の選挙の時点で絶対無理だと思ってましたが、やっぱり無理でしたね(苦笑)

おそらく政府・自民党は海外情勢の変化を理由にして、
アベノミクスの失敗は認めないつもりでしょうが、
その海外情勢だって前回の衆議院選の時点で、
というよりも民主党との政権交代時から十分予想された事態で、見通しが甘すぎます。
ヨーロッパの難民問題の深刻化は起こっていなかったものの、
ギリシャ危機は既に起こっていてヨーロッパの経済不安は既に生じていましたし、
中国の景気減速も不動産バブルの過熱化(空き家不動産への投資)は既に起こっていて、
昨年あたりからその不安が本格的に顕在化したに過ぎず、
アメリカの利上げも民主党政権交代時に囁かれていた話です。

そういった世界情勢の中で、外貨頼みの経済政策が成功するわけがなく、
さらにそれと相反する消費税増税を行うなど矛盾も良いところです。
最初から無理な話を、選挙向けに格好つけて言っていただけです。

今の政治家の経済政策に関しては、こちらの記事を参照。
端的にまとまっているかと。そういう意味では与野党共に失格なわけですが。

結局、外貨頼みの経済政策では日本経済の立て直しに寄与できません。
もう一つの問題である「将来不安」の解消に努めて内需を立て直すこと、
地道ではありますが、即効性を期待された政策さえ「即効」になっていないのだから、
時間をかけてでもじっくりと取り組んでいく必要があるでしょう。
国民の不安…老後の不安・年金受給額の削減問題、
雇用の不安・非正規雇用の不安定さと企業モラルの無さからの労働環境の疲弊、
子育ての不安・不安定雇用による収入不安に保育園不足等の育児環境不安、
そういった国民の抱える現実的な不安の解消なしに、国民は消費をすることができません。
ろくでもない経済政策を論じるよりも、現実的な社会不安に対応する答えを求めたいですね。


◆高校野球ネタ ベスト4が出揃う
昨春優勝の敦賀気比、平成の雄である大阪桐蔭、プロ注目の藤嶋投手を擁する東邦、
多くの優勝候補が敗退する中、勝ち残ったのは、智辯学園、平安、秀岳館、高松商でした。
4校ともに投打守備ともにバランスの取れた学校ですね。
突出した選手はいなくとも、総合力で勝負できる学校が勝ち進んでいる感じです。

注目の準々決勝では、秀岳館と木更津総合の試合が素晴らしかったです。
木更津総合の左腕・早川投手は、立ち上がりこそファールで粘られて苦しんだものの、
130キロ台のストレートとカーブの緩急と、
内外角のコースを攻める切れの良いストレートで、強力秀岳館打線を9回まで封じるなど、
「これしかない」という最高のピッチングを見せてくれました。
花咲徳栄や南陽工もどちらかと言えば変化球でかわすピッチングになりがちで、
重心を後ろに残すステイバックな打ち方の課題となる速球で攻め切れていませんでした。
その点、早川投手は内外角をストレートで攻め込み、
ポップフライを打ち上げさせるなど、内容的にも非常に良かったです。

それが暗転したのは、先頭打者への四球も勿論ありますが、
2アウト3塁カウント1-3の場面でかけたタイムだったように思えます。
自分が見ていた感じだと、早川投手の気持ちが乗っていて、間を空けるべきでないと見てました。
逸る気持ちを抑えるために、敢えて間を空けたのだと思いますが、
投げている投手からすれば水を差されたと感じかねないタイミングだっただけに、
このタイムがどう出るのか気になってみていました。
結果はやや制球が外れた低めストレートでフルカウントに持ち直した後、
内角ストレートが微妙に外れて四球、やや未練がましく構え続ける捕手の姿に危機感を強めました。
投手にとって、気持ちを切り替えにくい状況が続いたことが、
同点タイムリー・サヨナラに繋がってしまったように思えます。
まぁ、結果論になりますが、逸っているのか、乗っているのか、
その見極めが非常に重要だと感じさせる場面でしたね…

2016年03月24日

球春到来

春のセンバツ甲子園大会が始まり、野球の季節が来たことを感じるわけですが…
今年の甲子園大会の感想、「1時間半ぐらいじっとしてろ、クソガキが!!」

……
………これは酷いorz<特に6回表

今年から何を思ったのか、バックネット裏にユニフォームを着た野球少年が埋め尽くすことに。
毎年、試合ごとに着ているTシャツが変わる眼鏡のおっちゃんとか、
プロ野球の開幕前までいる阪神のハッピを来たメガホン持ったおっちゃんとか、
今年も来てるんだな~とかコアな楽しみ方をしていた自分には、とても残念ではありますが、
百歩譲って、真剣に見ているのなら、野球少年・野球部の子どもらに譲っても良しとしましょう。
だけど、だけどね、真剣に見ろや、グラウンドをよ!!
態度の良くない子ども達が映っていると、とっても嫌な気分になります。
そして、最高に厳しいのが6回表…バックネット裏の席がガラガラっすよ、ガラガラ(苦笑)
トイレ休憩ついでに球場を歩き回りたい気持ちは分かるものの、
試合がこれからというところで、バックネット裏がガラガラってのは…
そこがTVで映る以上、彼らはゲストでありながら、出演者でもあるわけで、
そこに座る以上は「良き観客」であるための努力をしてもらいたいです。

何が言いたいかと言えば、ガキ共を漫然と座らせているから見苦しいわけで、
彼らにスコアを付けさせながら試合を見せていれば、何ら問題がありません。
試合を「見ている」のではなく、「見させられている」現状が問題で、
せめて彼らに試合を「見ている」状態にして欲しい、
それが甲子園大会を愛しているもの達の想いでしょう。


◆プロ野球ネタ 高校野球賭博の問題点
予想通り、円陣声出しやノックエラーに絡んだ現金のやり取りは大半の球団がやっていて、
むしろ、名乗り出なかった球団の調査能力の方が疑わしいと思っているわけですが、
それに絡んで巨人・阪神・横浜・ヤクルト・ソフトバンクらから、
高校野球の優勝校を予想する賭博問題が浮上しました。
これは許せません、道義的な意味で断じて許すことができません。

円陣声出しやノックエラー等の現金のやり取りが問題ではないのは、
それが所謂「褒賞」の域を超えていないからです。
「監督賞」や「社長賞」といったものです。
選手のモチベーションを上げるため、緊張感を持たせるために、
そういった現金の授受は、多額になり過ぎないことを条件に、認められて良いでしょう。

しかし、高校野球賭博は認められません。
確かに、母校の出場や健闘を誇りに思い、
意地の張り合いから「ウチが優勝する!」と言って、
晩の飲み代を賭けることぐらいは、よくあることでしょう。
けれども、今回発覚した高校野球賭博はそういった域を明らかに超えており、
参加人数の多さと金額のやり取りからして、完全な賭博行為となっています。
しかも、自分達も必死にやっていた高校野球で、憧れていた甲子園大会で、ですよ?
それはもう高校野球の精神を台無しにしてしまう行為で、
道義的に問題があると言わざるを得ません。

自分達が直接関わる余地がないという意味では、「八百長」の危険性はないので、
「プロ野球賭博」とは同一に語ることはできませんが、
賭博構造的には何ら変わることがないだけに、
巨人の選手のように、「プロ野球賭博」に踏み込んでしまう恐れは十二分にあります。
これは全くもって許すことはできません。

加えて、長年の確執があったアマチュア野球とプロ野球との雪解けが実現し、
プロ野球OBが高校野球の監督やコーチになることも珍しくなくなってきました。
万が一、万が一にもですよ?
そうやって高校野球の指導者になったプロ野球OBが、
後輩選手や先輩OBらに唆されて、八百長でわざと負けた、なんて事件が起きたら、
一体全体、どうなりますか?
そういったプロ・アマの雪解けさえも台無しにしかねない、
重大な問題なんですよ、高校野球賭博は。

これは明確に禁止すべき事柄で、
関わった選手・OBらのアマチュア指導者復帰は今後一切認めるべきではありません。
どうでも良い円陣声出しの現金授受は大騒ぎで、
本当に問題のある高校野球賭博はあっさり報道…バカじゃねーの?


◆センバツ甲子園大会
それなりには試合を見ていますが…悪くはないけれど、良くもない、そんな印象。
例年以上に寒暖の差が大きいのが影響しているのでしょうか、
選手の仕上がりがそんなに良くない印象もあるんですよね。いや、悪くもないけど。
なんとなく不満がなくもない、そんな印象です。

今大会の特徴としては、左腕の好投手が多いことが挙げられますが、
プロ注目左腕の大阪桐蔭・高山投手、花咲徳栄・高橋昴也投手はもう一つ。
高山投手は無失点の好投を見せたものの、140キロは一球もなく、
コントロール重視で試合をまとめ上げたという印象でした。
まだ大きな体を持て余し気味に見え、
一球ごとに帽子が飛んでしまうバランスの悪さは少し気になります。

高橋投手も昨年見せたような腕の振りの強さがなく、
変化球主体の投球になってしまったのは残念でした。
相手の秀岳館打線のボールの見極めが良く、
ポイントが後ろでファールで粘って三振せず、苦しい投球になったわけですが、
そういう場面でこそ、ストレートの力強さで攻めて欲しかったです。
ストレートで追い込んで、フォーク等の変化球で打ち取る、
そういうピッチングスタイルに拘り過ぎていて、
昨年見せた「がむしゃらさ」が消えてしまっている印象なんですよね…
夏に向けては苦しい時こそ攻める投球を、それを身につけて欲しいです。

評判通りだったのは東邦・藤嶋投手でしょうね。
スピードこそ抑え気味で、140キロは数えるほどでしたが、
外野の定位置を来させない球威は見事でした。
打撃の方も前評判通りの活躍でしたし、今後の活躍が楽しみですね。

秀岳館の打線も春とは思えない仕上がりぶり。
「ステイバック」を可能にするスイングスピードはお見事。
ボールの見極めを上手く、ミート力も高くて、
空振り三振をしない打線は見事です。
あの打ち方でプロ注目の速球派投手にも対応できるかどうか、そこが気になりますね。


◆プロ野球ネタ パリーグ順位予想
オープン戦を見ても、ソフトバンクの力は頭一つ抜けている印象で、
逆に他の5球団は実力伯仲の団子状態…
どの球団が他の球団を喰って、ソフトバンクを追いかけられるか、
そこが最大のポイントでしょうね~

ソフトバンクの死角があるとすれば、主戦力に誤算が生じた時、でしょうね。
抑えのサファテ投手や4番の内川選手、トリプルスリーの柳田選手など、
代替可能な選手を即座に用意できないような主力選手に問題が生じた時、
その時に他の球団が付け入ることができれば、ペナントはどうなるか分かりません。
昨年の開幕時点では3選手とも、そこまで大きな存在ではなく、
豊富な戦力のうちのワンピースに過ぎませんでしたが、
勝つこと・優勝することによって、その存在感が増し、
逆に不均衡が生じたことで、欠けた時の喪失感が大きくなる、そこが死角でしょう。
逆に言えば、彼らが順調なら、何ら問題が生じない、強いですねorz

対抗馬に挙がるのは、西武とオリックス。
西武はソフトバンク以上の打線の破壊力を持ち、
オープン戦では坂田選手が復活を遂げ、山川選手も大きく成長したことで、
捕手失格の烙印を押された森友哉選手であっても、簡単にレギュラーには戻れず、
開幕は代打待機が濃厚となるなど、厚みを増した野手陣が魅力的です。
長いシーズンを考えれば、森友哉選手の力は必要不可欠で、
3人を上手く併用する形になってくるでしょう。
課題の投手力は外国人次第。
先発は菊池雄星・十亀・岸・野上・牧田・高橋光成・多和田投手ら、
抑えは昨年セットアッパーで活躍した増田投手、
高橋朋巳投手がセットアッパーに回るなど、主戦力は整ってます。
あとはそこを繋ぐ投手で、先発のバンヘッケン投手やリリーフのリー投手ら、
新外国人投手が期待通りの活躍ができるかどうか、そこがポイントでしょう。
さらに優勝するためには、菊池雄星投手が真のエースとなり、
高橋光成投手や多和田投手といった若い戦力の台頭が必要不可欠です。

オリックスは抑えのコーディエ投手、主軸候補のモレル・ボクセビック選手次第。
エースの金子投手が順調ではあるものの、
リリーフの佐藤達也投手ら昨年不調だった投手の復活はまだ成せておらず、
新戦力の活躍によって、現在の選手の調子も引き上げられるようならば、
優勝争いできる戦力は揃っています。
オープン戦では新外国人選手は好調であったものの、
こればかりはシーズンが始まってみないと分かりませんね。

若手の台頭という意味では、日ハムとロッテにも注目です。
日ハムは毎年のように若手が出てくるものの、レギュラーに育つまでには至ることは少なく、
継続的に活躍できる主力選手の登場が待たれます。
近藤選手や西川選手、浅間選手らが一皮剥けるかどうか、
ルーキーの横尾選手らさらなる若手が出てくるか、そこに注目が集まります。

ロッテは大嶺投手が一皮剥けつつあり、
他にも二木投手ら期待の若手が多く、楽しみな投手が多いです。
打線では期待のナバーロ選手が銃弾所持で出遅れることとなり、
チームに戻った時に上手く溶け込めるか、
相乗効果をもたらすことができるかどうかがポイントになってきそうです。

楽天は世代交代中なので、優勝争いは厳しいものの、
Aクラス入りは十分に狙える戦力はあります。
こちらも外国人選手に依拠する部分が大きいだけに、
打線の核を作ることができるかどうか、そこが今年のポイントでしょう。

順位予想としては、期待を込めて優勝・西武、
2位はやはり戦力的に圧倒するソフトバンク、
3位はなんだかんだで安定した成績の日ハム、
4位はオリックス、5位にロッテ、6位楽天と予想します。
いずれにせよ、大方の優勝予想はソフトバンクでしょうから、
他の5球団が結束してソフトバンクに当たり、パリーグを盛り上げて欲しいですね。

2016年03月16日

賭博と博打体質

昨年から球界を騒がせている「野球賭博」問題。
巨人の高木投手も賭博を行っていたことが明らかになりました。
それと同時に所謂「声出し」において、
現金のやり取りが行われたことが報道され、
阪神、続いて西武も同様のことを行っていたことが報告されました。

西武が「声出し」やノックエラーで現金のやり取りをしていたことは知ってました。
つーか、文化放送で公然と放送されていた話なので、
ライオンズファンならほぼ間違いなく知っていることかと。
特に投手のノックエラーで食事会経費を積み立ててた話なんかは、
東尾監督時代からよくされていた話で、知らない方がモグリというお話。

つまり、何が言いたいかと言えば、同様のことはほぼ全球団やっているはずです。
特に楽天以外のパリーグ球団は、過去に遡れば、絶対にやっているはず(^^;
南海の鶴岡親分ではありませんが、「グラウンドに銭が落ちている」、
まぁ、そういうことじゃないでしょうか(苦笑)

問題は何が問題で何が問題ではないのか、それをハッキリと整理できていない点です。
「野球賭博」は何でいけないのか、禁止しているのか。
それは「八百長」の危険性があり、
過去に「黒い霧事件」で信頼を貶めた過去があるからです。
今回の「声出し」に関しては、あくまでチーム内・選手内でのやり取りで、
敗退行為に直接繋がるわけではないので、協約違反にはなりません。
現場の記者も知っているような公然の秘密をさも事件のように語るのは、
傍から見ていて笑えるというか、白々しいとさえ思えます。

問題があるとすれば、道義的問題でしょう。
スポーツとしての「潔白さ」「清廉さ」を求めるならば、
今回の問題は許せないものになるかもしれません。
でも、それはあくまで「アマチュアスポーツの精神」なわけで、
プロスポーツに対して、どれだけ清廉さを求めるのかは微妙な問題、
というよりも個々人のさじ加減一つとさえ言えましょう。

今の時代は変に「建前」を重視する傾向があります。
それはネット社会故なのかもしれませんが、
「自分のことは置いといて」批判することが多すぎます。
物事の本質を理解しようとせず、建前を建前を用いて批判する、
そういう単なる言葉遊びが多いように思えるのです。

勿論、それは今回の野球賭博騒動に関わった選手にも言えることで、
「声出し」のような球界の賭博体質と八百長に通じる野球賭博との違いを、
全くもって理解しようとせずに、その延長線上に考えてしまったことに、
今回の問題の本質があります。
その違いを明確に選手に理解させることに努めるのか、
それともそういう勘違いをなくすために賭博体質そのものを改めるのか、
プロ野球界が自発的に考えていかなければならないことだと思います。
「自分のことは置いといて」な外野が口を出すことじゃないでしょうね。