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2017年04月03日

センバツ甲子園は大阪桐蔭が優勝

初の大阪対決となった大阪桐蔭と履正社のセンバツ甲子園決勝は、
大阪桐蔭・藤原選手の先頭打者ホームランなど一発攻勢で先行する大阪桐蔭を、
8回に履正社が集中打で同点としたものの、
9回に代打・西島選手のホームランで大阪桐蔭が勝ち越し、優勝を飾りました。
秋の大会では履正社が勝ちましたが、2年生の多い大阪桐蔭の伸びしろは大きく、
打線のパワフルさという意味では、履正社よりも一枚上でした。
高校野球には珍しい一発攻勢の試合になったのも、
近年プロ予備軍となっている両校の充実ぶりを象徴する試合でしたね。

しかし、この2校のどちらかが夏に戻ってこれないわけで…
今から夏の大阪大会が楽しみですね。
大阪桐蔭は2年生の主力が多いことですし、2年連続の期待もかかります。

それにしても閉会式での高野連・副会長?の講評は…
福岡大「大濠(おおほり)」を「だいごう」と何度も連呼…
この人はニュースも見てないのか? まぁ、思い込みってありますけどね…
学校名を間違えるってのはいかがなものかと。「不来方(こずかた)」は読めたのに…


大会全般的というか、近年の傾向ですが、「投手力のセンバツ」は死語だな、と。
秋の大会は日程的に余裕があることや、打者よりも投手の仕上がりが早いこともあって、
センバツは投手戦になることが多かったのですが、
最近は練習環境が良くなっていることもあって、センバツからして打撃力が違います。
それに対して守備力が夏に比べて落ちることが多いので、
わりと点数が入りやすいというか、ミスが直接失点に繋がる傾向がありましたね。
今大会でも所謂「野球強豪校」の活躍が多かったのも、そこらが理由かと思われます。

そう考えた時に、21世紀枠は今後も必要なのか?、ということも…
出場できれば満足というなら、21世紀枠は意味あると思いますが、
それじゃ大差で負けて何を学べというのか、野球はもう諦めなさいということ?
大阪桐蔭や履正社といった野球強豪校のレベルはプロ顔負け、
社会人レベルに近づきつつあるだけに、もはや同列に語るのは無理じゃないかとも。
将来は野球で飯を食っていくのか、将来は勉強で飯を食っていくのか、
それぞれ生き方があるわけですから、片方を優遇する意味ってあるんですかねぇ?
プロ野球を目指している高校生にとっては、甲子園はやっぱりアピールの場なわけで、
そこは実力主義になってしまうのは致し方ない気もします。


◆プロ野球開幕 勝っても負けても話題は「大谷」orz
…ここまで扱いに差を付けられてしまうと、大谷選手本人は悪くなくとも、
印象的には「なんだかなぁ」となってしまいます…
投打に渡るスーパースターなのは分かりますが、もう投手はどうでも良いんですかね?
まぁ、規格外の選手だから、常人の想像には及ばない領域なのかもですが…
普通に考えると…ねぇ? 投手短命で終わりそうなパターンな気がしてならない。
「昔は投手で160キロ以上投げてたんだよ」みたいな思い出話にならんことを祈る。

それはそれとして、辻ライオンズは開幕戦勝利・2戦目惜敗・3戦目快勝で勝ち越し。
開幕前は下馬評が低く、実際に森友哉選手ら故障者も出てましたから、
それも致し方ないと思っていましたが、
蓋を開けてみると、思っていた以上に辻野球が浸透していると感じました。
開幕戦での内野ゴロの間の3塁走者・中村選手のホームイン、
木村―浅村選手への中継プレイ、源田選手の好守備等々、
この開幕3連戦を通じて卒のない野球を繰り広げてくれました。
一方の日ハムはらしくない守備のミスが目立ち、そこを得点に繋げるなど、
昨年までの西武と日ハムの立ち位置が入れ替わったような野球をしていましたね。
本来のライオンズの野球が戻った、そう感じさせられる開幕3連戦だったと思います。

そういう意味でも、野手は怪我の金子侑司選手と森友哉選手の復帰次第ですが、
打順を含めて概ね問題なし、期待できる状況にはなっています。
一方の投手陣でも、牧田―シュリッター―増田投手の継投がキッチリと決まり、
そこにOP戦でも好調をキープした左の武隈投手と野田投手、右の大石投手がおり、
リリーフ陣はかなり充実しているという印象です。

問題は先発投手陣。菊池雄星投手の後ですね。
それは菊池雄星投手に続く投手という意味でもあり、菊地投手が投げた翌日という意味でもある。
開幕2戦目は野上投手が投げましたが、失投をホームランされて負け投手に…
2カード目は多和田投手が最初に来て、十亀・高橋光成投手らが続く形なのでしょうか?
OP戦を見る限りでは、シュリッター投手以外の新外国人投手はピリッとせず、
期待の本田投手ももう一つアピールし切れなかった印象もあるだけに、
先発陣に不安が残るのは確かです。
若い多和田投手と高橋光成投手がどれだけ成長できるか、
この1ヶ月・前半戦は先発投手陣の育成・整備がポイントになってきそうですね。