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中国に国交断絶されてもおかしくなかった

渡航自粛で済んでいるのが奇跡なくらいだと思ってます。
それぐらいのことを奴はやらかしました。
「沖縄で有事があった際に、人民解放軍を派遣する」、
中国にそう言われて不愉快にならない日本人がいますか?
奴はそういう類のことを言ってしまったんですよ。

しばらく様子を見てましたが、高市氏をかばう意見の多いこと多いこと…
なるほどね、やはり戦前の日本人と何ら精神構造が変わらないわけです。
マスコミも国民も大政翼賛会で戦争の道を止められないのは今も昔も変わらない。
そんな国民のアホっぷりを強く感じました。
もはや日本に愛国者はいません。自称愛国者どもは単なる国粋主義者ばかり。
国家のために国民が死ぬことこそが美しいと考えている輩です。
もう一億総特攻時代もやってくるのでしょう。
まぁ、そんなことやってたら、簡単に人口1億人を割り込みますけどね(苦笑)

●小林よしのり氏、台湾有事発言めぐる“誤解”指摘「国内にも、中国にも、世界にも伝わっていない」
保守の論壇なら、これぐらいのことは理解しておいて欲しい所です。
コンパクトに言えば、高市氏の発言は、前提に前提を重ねた、
現実的にはおよそ起こりえない想定でしかないわけです。
分かりやすく説明すると、
 ①前提1 中国が台湾に軍事侵攻する
 ②前提2 アメリカが中国に軍事支援を決定する
 ③前提3 実際にアメリカ軍が台湾に展開し、中国軍から攻撃を受ける
こういう状況になって初めて、高市氏が答弁したような、
日本政府が「存立危機事態」と認定して集団的自衛権の行使を決定する場合が起こり得るわけです。
そして、およそ今のアメリカが中国と正面から軍事衝突する道を選ぶわけがありません。
それは先のアメリカの報道を見ても明らかです(実際にトランプ大統領が警告したかは知りませんが)。

それが何の法的根拠もなくポロっと発言してしまう高市氏はただのアホです。
高市氏は「存立危機事態」が何であるのかも知らないのでしょう。
集団安保の用語であるのだから、同盟国にしか適用されないのは明らか。
台湾に適用されるはずもないんですよ。
でも、そういう前提とかすっ飛ばして発言してしまうから、中国だけでなく世界にも誤解されてしまう。
これでは日本が台湾を自ら防衛すると言ってるようなものではないですか?
まるで日本と台湾の軍事同盟が成立してしまったかのような発言です。

今一度、中国と国際社会の関係を見ていくと、
1971年に中国の共産党政府が国際連合における代表権を獲得しています。
発足当初から25年間、常任理事国として中国政府とされていたのは台湾の中華民国政府でした。
続いて1972年にアメリカが共産党政府を中国として認定し、
遅れて日本も日中国交正常化を果たしました。
以降は台湾は中華民国政府とは認めれなくなり、断交状態になっています。
日本にとっても、台湾はあくまで中国の領土にすぎません。
国際社会の中では変わらず台湾を中国政府として付き合う国もありましたが、
その後は中国の国力が大きくなるにつれて、
台湾との断交を迫るようになり、今では10数か国程度に減っているようです。

つまり、国交があるだけでも中国の不興を買っているのに、
同盟国面して防衛まですると言い出した日本を快く思うはずもありません。
国交断絶になっても、おかしくない事態です。
高市氏の軽率な発言によって、どれだけの外交官が平謝りすることになったのでしょうか?

この発言に対して特に何の言い訳をしていない所を見るに、
例えば、アメリカや台湾と打ち合わせ済みだったり、明確な外交戦略があるなら分かりますが、
特にそういった気配もなく、浅い理解で単なる思い付きで発言したに過ぎないように見えます。
要は、アホがアホな発言をしたわけです。
このことは非常に深刻な事態であり、このアホが無法者な権力者である点が大問題です。
総務大臣時代にも放送法の電波止める発言をしており、この人は法律を守るという精神がありません。
法律を守る意識がないから、完全に「無敵の人」になってるんです。
政治家としての常識を持ち合わせてないので、やりたい放題。
アホなのに、自分がアホだと思っておらず、改革派だと思ってるのが性質が悪い。
たとえ、やることがトップダウンで斬新に見えたとしても、
それはアホが好き勝手に振るまってるに過ぎません。
いずれ、そのアホは国民を支配する方向に必ず向くでしょう。
だってアホにとっての脅威は自分のことをアホという奴ですから。
私のような人間を絞め殺しにかかるのは間違いありません。
日本の政治もここまで劣化したか…
遵法意識の欠片もない制御不能のアホと我々はどう向き合えばいいいんでしょうか?


●ニュースネタ 台湾問題で国民が理解していないこと三選
まず第一に日本国民が理解していないのは、台湾は中国の領土であることです。
これは紛れもない「事実」です。
だって台湾で独立運動が起こったと表現されるのだから、現状は独立してないでしょ?
当然、戦前まで支配していた日本の領土でもありません。れっきとした中国の領土です。
ただし、領土であっても、施政権が及ぶかどうか、
平たく言えば「支配している」かは全くの別問題です。
台湾に関して言えば、中国の領土であっても支配していないという状態です。
勿論、中国としては支配もしたいでしょうが、
台湾が大きな西側経済圏として成立している以上、手出しがしにくいのが現状です。
だから「一つの中国」が批判するいわれはありません。
勿論、かつて香港で使われた「一国二制度」という政治体制を意味する言葉としては分かりますが、
領有権の問題としては「二つの中国」はありえません。

第二に、日本の国益を考えた時に、現状維持が最も好都合である点です。
中国が懸念しているのは、台湾で独立運動が本格化した際に、
西側諸国が軍事介入する可能性があるかどうかでしょう。
現状、中国との軍事衝突を避けたいアメリカが介入する可能性はほぼありません。
そうなると、日本がどうするかですが…そこが今回、誤って受け取られた最大の理由と言えましょう。
日本にとって、台湾が独立に成功した場合、経済的に強力なライバルが誕生することになります。
ましてや、半導体産業の立て直しを図っている今の日本としては、台湾は重要なパートナー企業です。
それも中国という共通のリスクが存在するから成立するパートナーシップであり、
台湾からその脅威が消えれば、日本と協力する意味合いもなくなってきます。
日本の半導体技術は台湾よりも大きく遅れているため、経済的に敗北するのは確実です。

第三に、「存立危機事態」を日本人が何も理解していない点です。
今までのイラク戦争等の後方支援とはワケが違います。
邦人脱出ために飛行機を出す程度のではなく、
同盟国のために、自衛隊が前線に立つ事態のことを指します。
つまり、中国が台湾に軍事侵攻した際に、
日本と同等の自衛措置を台湾に行う、要は前線に立って戦う意思を示したということです。
最初に書いたように、台湾は中国の領土であることは明らかです。
これは明確な内政干渉であり、最初に沖縄の例で書いたような意味を持ちます。
まるでロシアがウクライナ侵攻の大義名分に使ったような言い方ができちゃうわけです。

そもそも、高市氏の答弁が間違っているのであり、
台湾が「存立危機事態」に当たる可能性はほぼありません。
存立危機事態は同盟国を守るための集団的自衛権の行使なので、
国交のない台湾に同盟国の務めを果たすことはできません。
大前提として、①中国が台湾に軍事侵攻する、②アメリカが台湾の防衛に参加する、
③派兵したアメリカ軍が攻撃を受ける、この3段階が揃わない限り、
集団的自衛権の行使はできません。台湾は同盟国ではないんですから。
あくまで台湾問題でアメリカ軍が攻撃された場合の話であり、
そもそも、アメリカが台湾のために中国との直接対決を望むとは思えんのですが…
どうして、そんな起こりえない話を、さも台湾を守るかのように言うのか、
明らかにそこは「虚構」が含まれていると言わざるを得ません。

これは今までの政府見解とは明らかに異なり、踏み込み過ぎた発言ですが、
それを問題と思っていない与党とマスコミの頭はどうかしてるとしか思えません。
一体、どこまでの意図をもって発言したのか?
正直そこまで考えているとは思えず、覚悟のないままに発言が独り歩きしている感があります。
台湾のために血を流す覚悟があるのか?
そもそも、勝手にそんなことを言って、対立を煽って台湾やアメリカに迷惑じゃないのか?
まるで、そこまで考えているようには思えないんですよ。軽率すぎます。

まぁ、これらすべてを一言にまとめると…「バカ」ってことです。
見識がないでは済まされません。
それでいて中国の過剰反応と批判している奴らを大政翼賛会と何が違うのか?
お前らは中国と全面戦争する覚悟を持って言ってるのか? それこそ「バカ」の発言ではないのか?
もう一度、しっかりと考えていただきたいです。感情論ばっかで気持ち悪すぎます。


一方で今回の中国の対応がパフォーマンス的である面も否めません。
高市氏が失敗したのは先の台湾防衛発言だけでなく、もっとそれ以前にあったと見る方が自然でしょう。
ぶっちゃけ、日本では成功成功と騒いでいた日中首脳会談に原因があったと見るべきです。
要はそこで「協力する価値なし」失格の烙印を押されてしまったからこそ、
今回のような事態になったと見るべきです。
そりゃ初対面で社交辞令もなしに、文句ばかり言ってくる人間と仲良くしようと思いますか?
日中首脳会談の失敗が今回の一件で爆発したというわけです。


◆ニュースネタ 「日テレ、マジで謝罪した方が良い」長谷川豊さん、国分太一降板めぐる対応を長文で非難「手続きが上場企業のやり方じゃない」
日テレとしてはコンプラ違反が重要だったのかもしれませんが、
事情を知らない我々からすれば、単にコンプラ違反という理由だけで、
国分太一氏がある日から突然テレビから消えるという状況に陥っただけに、
納得できないままに今日まで来ていると言えます。

単純な疑問として、どうして日テレは国分氏の謝罪会見を認めなかったのか?があります。
被害者への影響を考慮したと言われていますが、
これでは一方的に国分氏を悪者と決めつけ、何の弁明の機会も与えられなかったようにしか見えません。
今日まで謝罪会見が流れてしまったこと自体が、事態の異常さを示しています。
どう考えても、騒ぎを大きくしたくなかったから、させなかったんですよね?
その発想自体が企業コンプライアンスに違反してませんか? 日本テレビさん。


◆ニュースネタ プロ野球・くふうハヤテ「来季の運営に問題はない」と強調も…監督以外の首脳陣は全員退団
いや、普通に考えて、これもう無理では…
分かりにくいと思うので、簡単に説明すると、球団を運営するのが『ハヤテ223』という会社で、
そこに終始していた『くふうカンパニーホールディングス』がネーミングライツを取得して、
「くふうハヤテベンチャーズ静岡」という名前になったわけです。
そのネーミングライツを取得していたくふうカンパニーが債務不履行を理由に契約を解除したという話。

特に何もしなくとも広告料金になる球団名さえなくなってしまうとは…これもう実質、資産ゼロでは…
このまま支援する企業が現れなければ、来年を迎えることなく解散なんてことにもなりかねません。
どうするんですかねぇ…いや、マジで…
2軍チームで採算性を立たせるなんて、少し難しい気もしちゃいますが…
例えば、2軍チームも育成ドラフトから参加できるようにして、
所属選手は全てプロという体裁を整えれば、シーズン中の戦力補強もやりやすくなるのでは?
今のところは独立リーグのチームとあまり変わらないだけに、2軍チームという特色をもっと出すべきでは?
NPBの方針が変わらない限り、2軍チームの将来性は少し厳しいと思われます。


◆ニュースネタ 高速道のトンネルで「今後ラジオの視聴はできません」 NEXCO西が発表 なぜ設備の「運用」を停止? 11月から「ラジオ再放送設備」順次休止
なんとなくAMラジオ放送の廃止が見え始めたような…
地元のSBSラジオでも12月から県東部地域の放送施設が停止するらしく…
今の時代、確かにワイドFMやラジコで番組を聞けるとはいえ、
果たして、そこまでして聞こうとする人間がどれだけいるのか?
そりゃハガキ職人のようなラジオ投稿を生きがいにしている人なら、聞き続けるでしょうが、
それ以外の聞き流しリスナーはそこまでして聞こうとは思わないでしょう。
特にカーラジオなんて、そんな感じで、聞き流すことに意味があったのに、
聞き流せない状況だったら、もう聞かないと思うんですよ、本当に。

まぁ、そんな感じで、ラジオ放送の終了が見えてきた感じがしますね。
今後は放送局の解散も増えてくるでしょうし、公共ラジオ放送はもれなく死んでいくでしょう。

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