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2020年04月08日

日本の武漢『トウキョウ』

日本国内初の「緊急事態宣言」が発令されましたが…
まぁ、間違いなく事態は悪化するでしょうね。
感染が都市部から地方に広がるだけで、高齢化率が高い地方からバタバタ死ぬ展開でしょう。
都市部のロックダウンはまだしも、公共交通機関を手つかずのままに、
移動制限を設けなかったことで、感染拡大が外へ外へと広がるのは間違いありません。
日本\(^o^)/オワタ

交通の便が良い割に感染数が少なかったヘルエスタ国(≒静岡県)も、
4月7日時点で感染者が22人となり、ジワジワと感染者が増えつつあります。
当初は海外からの帰国者が多かったのですが、
最近のパターンは東京や愛知といった都市部へ出張して感染してくるパターン、
東京や愛知といった都市部に住む子どもが帰省して家族に感染させるパターンが、
増えてきています、というかほぼ間違いなくソレ。
つまり、日本の地方都市からすれば、今の東京は一時期の中国・武漢なんですよ。
「武漢に出かけた人が感染してくる≒東京に出かけた人が感染してくる」
その時に日本が取った政策は「武漢に行かない。武漢から来させない」なわけで、
地方からすれば、「東京に行かない。東京から来させない」ことが重要になります。
その意識が東京を始めとする緊急事態宣言が出された都市にあるのか否か?

今後、「緊急事態宣言」が発令された都市部の大型店舗が、
どういった決断をするのか読めない面がありますが、
おそらく、縮小営業するのは間違いありません。
それに伴い、アルバイトの多くが契約を切られるでしょう。
若者に人気なカラオケ店やイベント関連等が休業を強いられますから、
学生の働き場所がなくなり、帰省する学生も増えることでしょう。
今回の経済支援でも学生は完全に範囲外ですからね。家賃を取られ続けるだけ。
そうなると、上記の傾向はより強くなることが予想され、
地方のショッピングモールや観光地に都市部の人が殺到し、
帰省した学生が感染を蔓延させていった結果として、
高齢化率の高い地方からバタバタと倒れていく可能性は高いと予想できます。

現時点では「外出自粛」の同調圧力が強いのが救いですが、
時間が経てば経つほどに、それは限界を迎えることは間違いありません。
「緊急事態宣言」といっても、移動の自由や労働は法的に規制されていないので、
「買い物をするため」「生計のため」という免罪符があれば、
規律性が高いと言われる日本人でも、幾らでも残酷になれます。
逆に言えば、「免罪符」がありさえれば、幾らでも残酷になるのが日本人です。
今回の「緊急事態宣言」をきっかけとして、
逆に理性が失われ、自粛効果が弱まる可能性は十分あります。

ただ、自分はそんな人達を責めるつもりはありません。
学生がすることがなくなって帰省するのも自然なことですし、
外出自粛のストレスから地方へ買い物に出かけたり、
観光して気分をリフレッシュすることも、人間として当たり前の行動原理です。
問題なのは、そういった当たり前の行動原理を織り込んでいない、
机上の空論でしかない対策しか構築できない政府の無能さを指摘しているだけです。
行動制限がなければ、合理性を求めて人が外へ流れるのは当然のことですし、
生活保障の対象から外れる学生が自衛のために帰省するのも当然です。
彼らは政府から切り捨てられた人なのですから、そうするのも当たり前のこと。
おそらく政府もそれを分かって切り捨ててるんだから、より一層に性質が悪い…


都市部以外で一番危険そうなるのが、ヘルエスタ国(≒静岡県)です(苦笑)
御殿場アウトレットモールという地方の巨大ショッピングモールがあり、
電車・新幹線で簡単に行ける熱海という観光地もあります。
実際に3月の熱海は、行き場を失った若者が観光に来るケースが多く、
東部地域では地方のナンバープレートをいつもより多く見かけました。
4月下旬から5月にかけては気候も大変良いですし、
ちょっとしたお出かけで重宝される地域になっています。

仮に、3月中旬以降の若者の往来が感染を拡大させたとすれば、
4月中旬には市中感染が広がる可能性が高く、
また、今回の「緊急事態宣言」で予測通りの結果が起これば、
4月末にはクラスター感染化して百人単位で感染者が出るでしょう。
そして、その現象は全国の地方都市に先駆けて起こり、
後日、全国に広がっていくと予測できますので、
今後は静岡県の感染状況が今回の緊急事態宣言の効果を図る物差しになると見ています。

静岡県の感染が少ない時には、インフルエンザ同様に、
カテキンによる防菌効果でもあるのかなと思っていましたが…
まぁ、それでも乾燥は天敵でしょうから、
こまめにお茶を飲んで健康維持を心がけるようにはしたいものです。


(追記)
4月8日に静岡県では5人の感染者が出て、27人となりました。
また、御殿場市の対応は素早く、酒場等に休業を要請(補償あり)、
御殿場プレミアムアウトレットモールも休業を決定しました。
この御殿場市の対応は高く評価したいです。
となると、あとは熱海の対応だけですなぁ…

2020年04月06日

NGな質問「生まれ変わったら何の動物になりたいか?」

女子高生とかがよくしてるイメージ(偏見)ですが…
先日、ニュースを見ていたら、
入社式でリコーの社長が上記の質問をしている映像を見ましたけれども…
どういう答えを待っていたのかは知りませんが、
個人的には友達同士の軽口以外ではNGな質問です。
少なくとも、自分からは絶対にこんな質問はしませんね…
昔からこの質問に関しては違和感を持っています。

第一の問題は礼儀的問題です。
「生まれ変わったら」なので「転生」を前提にしており、
それは、つまり、「死」を前提としていることです。
トラックに轢かれるのか、暴漢に刺されて死ぬのか、
トラクターをトラックと勘違いしてショック死するのか知りませんが、
流行りの異世界転生ものでも、それは「死」を前提としています。
一般的に「死」は忌避したいもので、ましてや祝いの場にそぐわぬもの、
それを入社式だとか、初対面の人にする神経が信じられません。
祝いの場で「死」を持ち出す無神経さは、普通の神経ではありません。

第二の問題は宗教的問題です。
まず、キリスト教世界では唯一神が基本になりますので、
生まれ変わった後を決めるのは人間ではありません。神様です。
どうして神様が人間の要望を聞かなければならないのか。不敬です。
また、仏教世界でも輪廻転生の考え方はありますが、
生前の行動に応じて魂は決定されますので、
こちらも人間の希望で転生先を決定できるわけではありません。
転生したらスライムだったのは、スライムのような生き方をしたからです(w
スライムのような生き方をしたいから、スライムになるわけではありません。
加えて、基本的には人間に生まれ変わる所を、
動物(畜生)に生まれ変わるということは、生前の行いが酷かったという証。
つまり、上記の質問をするということは、
「お前の今後の行いは人間に劣る畜生程度の行動でしかない」という決めつけです。

そぐわない「死」の話題を取り出すばかりか、
相手の宗教的信心を害し、今後の人生を畜生程度と罵る、
全くもって「あり得ない質問」です。

もしも、こういう失礼な質問を公的な場でされたら、答えは決まっています。
「死後のことは死語に考えれば良いことです。
 自分は今世を懸命に生き、畜生道に堕ちないよう努力するのみです」
これ以外の回答は考えられませんね…

人の振り見て我が振り直せ。
逆に私達も安易に失礼な質問をしないように心がけたいものです。


◆ニュースネタ 感染拡大が続く新型コロナウイルス
静岡県内でも人数が10人を超え、身近な所にまで感染拡大が広がってきました。
今までは海外からの帰国組がメインでしたが、東京へ出かけた看護師が感染するなど、
もはや東京は中国・武漢扱いの感染源扱い(苦笑)
世界から見れば、日本全体が既にそうなっていることを認識すべきでしょうね。

結果から言えば、3月15日の安倍総理の記者会見が致命傷になった気がします。
あそこで「卒業おめでとうございます」「たまに外出したり~」とか言及しちゃったので、
明らかに全体の警戒心が緩んでしまいました。
そこに加えて3月19日の4月からの休校措置解除の話でしたからね。
「もう大丈夫なのか」という誤解を国民全体に広げたことは間違いありません。
中途半端な言い訳会見が3月末・4月上旬の感染大幅増に結び付いたことは、
政治家の誤ったメッセージによるものだと断じざるを得ません。

対策として世帯ごとにマスク2枚だとか、
自己申告制の20万円支給といった対策が聞こえてきますが、
はっきり言って焼け石に水でしょう。
20万円もマスク2枚の衝撃と一緒ですよ(苦笑)
今、何が必要なのかを再認識しないから変な対策になるんですよ。
世帯にマスク2枚を配った所で足りないのは目に見えてますし、
20万円で過去の損失補てんを行うことはできても、先の補償にはなりません。
必要なのは前を向くための対策であって、過去の終わった対策じゃないんですよ。

今、必要な対策は、人々が不要な外出をしなくても済む対策です。
生活の糧を得るためには働かなければならないので、
バーも飲食店もライブハウスもイベント会場も自粛しなければならないと分かっていても、
動かさなければ、生活費や諸経費を支払うことができなくなってしまいます。
そこを無理矢理動かして働いてしまえば、感染を拡大させるという悪循環が生じます。
だから、必要なのは損失を補てんするのではなく、生活を保障することです。
国民全員に生活保護費を満額で支給するしかないでしょう。
生活の糧を与えることで、仕事を無理にしなくても良くなります。
感染拡大を防ぐためには、生活をするだけの糧を与えることが必要です。
それによって色々と誤解されがちな生活保護費の適切性を再認識できますし、
今後の社会保障を考える上でも、良い機会ではないかと思います。

企業が仕事を休業できない理由に、諸経費の支払いがあるでしょうから、
休業を表明した企業に対しては資金のやり取りを一時的に停止することを認め、
インフラや流通、新薬開発、衛生用品等に重点的に予算を補充し、
ダブルワークを推奨して、今の仕事は一旦休業として、
副業として必要な産業に重点的に一時従業員を補充するなど、
社会主義的政策を取り入れざるを得ないように思います。
今の雇用を失わせることなく、新しい雇用を得られる仕組みを早急に整え、
雇用の流動性を高めることが必要だと考えます。
未感染者は休業を基本として、製造業や流通、軽度感染者の世話などに人を回す、
国が生活保護費を給付し、そこに余剰に感染症対策関連職業にプラスαする、
そういった期間限定の思い切った政策も必要なように思えます。

今のままではジリ貧になることは間違いなく、
マスク2枚と20万円というセコイ対策で乗り切れるほど甘い経済状況ではありません。
欧米諸国のように一歩踏み込む勇気を政治家には持っていただきたいです。


◆エンタメネタ 自宅待機で需要が上がるVirtualYouTuber
芸能界でも大御所で活動頻度の高かった志村けんさんが新型コロナで亡くなるなど、
ショッキングなニュースが続いていますが…
余談ですが、志村けんさんが亡くなった前後では、明らかにマスク着用率が上がりましたよね。
特にお年寄りのマスク着用率、以前はほとんど着けてなかったものが、
ほとんと着けているに変わりました。
有名人が亡くなると、誰の声よりも説得力を持つということでしょうか…悲しいなぁ。
第一報の頃から詳しい症状が伝わってこず、前日ぐらいに「小康状態」という表現が出てきたので、
これはひょっとすると危ないのかなと心配していましたが…
マスコミが表現濁す時は大体怪しいですね…

話を戻しまして、今後感染が拡大すると、舞台だけでなくドラマさえもどうなるか分かりません。
そうなると、相対的に制約の多いテレビ番組よりも、
気軽に自宅でも行えるYouTuberの需要が上がってきています。
その中でも顔出しが必要がなく、匿名性が比較的高いVtuberも注目のコンテンツでしょう。
昨年はVTuberならではの権利問題や収益性の問題が浮上するなど、
栄枯盛衰を感じさせる1年でしたが、今年は逆にチャンスの年になっているように思えます。
自分はそれほど熱心なファンではなく、暇な時に流す程度ではありますが、
せっかくなのでVTuberの話題をしてみようかと思います。

今の所、テレビとVTuber世界の懸け橋になっているのが、
テレビ朝日系の『ガリベンガーV』
V界の大御所の一人である電脳少女シロがレギュラー、
そこに.LIVE所属のアイドル部メンバーが1人、
ゲストのVTuberが1人呼ばれるのが最近の恒例。
わりと授業内容は真剣で、NHKのチコちゃんよりもディープめ、
ボケの多いVtuberに対して小峠のツッコミが炸裂する良い塩梅の番組です。
ネットでも各所で放送最新回が見られるので、気軽にチェックできます。

個人的にお気に入りのVTuberを挙げますと、
 ①花京院ちえり(アイドル部所属)
 ②リゼ・ヘルエスタ(にじさんじ所属)
 ③赤井はあと(ホロライブ所属)
 ④周防パトラ
という感じです。

①花京院ちえり(アイドル部所属) 更新頻度:中(現在療養中)、内容:FPS・ホラゲ・雑談・怪談話他
アイドルらしくないと評判のアイドル部の中で、頑張ってアイドルっぽく振る舞うエセお嬢様。
ファンは「従業員(本当はちぇりすと)」と呼ばれ、
年中無給自給200円で架空遊園地「ちえりーらんど」で働かせているという設定で
(ゲーム『PlanetCoaster』の配信から)、
よく調教されたファンとの息の合った掛け合いが特徴的。
アイドル部は全体的に天然ボケのキャラが多いので、
ファンがツッコミ役を担うことが多く、チャット欄との掛け合いが見所。

昨年のアイドル部は急上昇・急降下と激動の一年だったようで、
結果的にガチ恋組が逃げ、妹や娘として接するような見守り組が残ったことで、
比較的民度が高く維持されており、気軽に見ることができる。
その分、アイドル部以外のコラボはほとんどなく、
最近では八重沢なとりが名取さなとコラボ配信ぐらい。
今までは少し制約が厳しかっただけに、今後、どれだけ自由度が増していくか注目。

アイドル部では他にも、
もこ田めめめ(多彩な天才肌も飽きっぽい。文化放送でネットラジオ開始(日曜13時)
神楽すず(ガチなゲーム配信多め。更新頻度高)
八重沢なとり(任天堂系ゲーム中心。気ままなお歌・ギター配信)
辺りも個人的におススメです。


②リゼ・ヘルエスタ(にじさんじ所属) 更新頻度:中、内容:任天堂系ゲーム
陰キャ皇女。
一見するとクールな美人系キャラも、友達関係の話題になると目が泳ぐ(w
語彙力が高く、漢字で詰まることがほとんどなくて聴きやすい。
そのトーク力を買われたのか、文化放送の日曜20時からラジオ番組がスタート。
相方の鈴原るるを引っ張るメインパーソナリティーっぷりを見せるも、
笑い方はいつもの陰キャ皇女だった…
そんな感じでファンに暖かい目で見守られることが多く、こちらも民度高め。

にじさんじでは他にも、
月ノ美兎(にじさんじを代表する委員長。清楚な見た目と裏腹のセクハラ親父)
鷹宮リオン(天上天下唯我独尊な悪役令嬢(w 社交力が高く、垣根を超えたコラボ多い)


③赤井はあと(ホロライブ所属) 更新頻度:高、内容:ゲーム全般・雑談・歌
クソガキ(w
ファンを容赦なく「キモヲタ」呼びするなど(実際にそういう層が多い)、
小生意気な態度を取ることが多いものの、
ノリが大変よく、やり過ぎるぐらいにサービスしてしまう暴走体質。
わりと隙が多いこともあって、そこをキモヲタに付け込まれやすい傾向で、
ファンの民度は低め。正直、同じ男から見ても引くレベルでヤバい(汗)
Steamのクソゲーをやる事が多いが、
最後まで投げ出さずに何度もゲームオーバーになりながらもクリアする姿は見事。
自分もファンも楽しませようという姿勢がしばしば暴走しがちだが、そこが面白さ。

ホロライブ系は他と比べてファン層が若い印象があるので、一長一短の傾向。
隙が多く、悪ノリしてしまう配信者にも問題はあるけれど、
ファンは節度を守った対応を心がけるべし。
他には、
湊あくあ(ゲームガチで上手い系だけど内弁慶コミュ障)
星街すいせい(歌手志望。メンヘラ系でサイコパスなゲームプレイが面白い)
(日曜17時から文化放送のネットラジオが開始。でもいつもの雑談と変わらねぇ…)


④周防パトラ 更新頻度:高、内容:有名ゲーム・ギャルゲー・雑談・歌・ASMR
自ら作詞作曲もするマルチなVTUBER(絵以外)。
「パトおじ」と称され、間違いなく中身は女性なのに、性格はほぼ男の子。
可愛い女の子に目がなく、ギャルゲ―配信では暴走しがち。
ただ、わりと苦労人で常識もわきまえており、安定した笑いの取れる暴走力。
外部コラボも多く、社交力も高め。
とにかく更新頻度が高く、かつ安定して楽しめる配信が多いので、わりとおススメ。


最後に、VTuberは新たな可能性を見せてくれる一方、
Virtualと現実という独特の問題点もあり、難しい面も多々あったりします。
それに関しては、後日、詳しく書きたいと思うのですが、
VTuberを楽しむコツとしては、「嘘を嘘として楽しむこと」が大事だと思ってます。
YouTuberとの違いは、やっぱり「嘘」が混じってることでしょう。
そこを勘違いせずに、嘘を嘘として楽しめる心を持っていさえすれば、
楽しめる新たなコンテンツだと思います。