【悲報】SNSが広陵高校を出場辞退に追いやる【炎上必至】
んー…少なくとも自分が見ている範囲で、
いわゆる「高校野球ファン」が炎上に加担しているのを見たことないんですけど…
批判意見のほとんどが自分から見ると「素人」でしかありませんでした。
そんな「素人」の人達に高校野球が踏み荒らされた感じがして…
ショックですし、SNSはやっぱり害悪でしかないと思わされます。
誰が批判しているのか、そこが見えないSNSはやっぱり問題があります。
●広陵出場辞退を受け、日本高野連が経緯と現状説明 新たな事実があれば再審議の予定
結局、SNSで噂された「新たな事実」が出てきたわけでもなく、
出場辞退に追いやられたのは、SNSでの炎上以外に説明が付きません。
圧力に屈したと見られても仕方がないでしょう。
今回の事実が報道されたのが大会開幕直前1~2日前だったこともあり、
広陵高校が出場辞退となっても、補欠の準優勝校が呼べるはずもなく、
明らかに「手遅れ」な感はありました。
既に高野連自体は処分を下していたこともあって、
高校野球ファンの多くは広陵高校の出場を消極的容認していたと思われます。
夏の甲子園大会は「県代表」なわけですから、
広島県代表のチームがいなくなってしまうのは、
県予選で敗北したチームにも失礼になってしまいます。
批判はどうあれ、大会出場は継続して欲しかったのがファン感情でしょう。
●SNSの批判が的外れだった理由①「連帯責任」
それこそ昭和の高野連だったら、出場を許さなかったでしょうが、
今は「令和」の時代であり、昔のような「連帯責任」はまずありません。
せいぜい加害者を処分して終わり。
出場は問題ないとするのが基本線です。
今大会でも広陵高校以外にも、富山県代表の未来富山学園が部員のケンカを
報告していなかったことで問題になりましたが、特に炎上せずに出場してます。
今の高野連が連帯責任で出場させないということは、ほぼあり得ず、
広陵高校の出場を批判する人の方が、
昭和で頭が止まっている人と言わざるを得ませんでした。
●SNSの批判が的外れだった理由②「被害者の転校という結果の是非」
被害者が転校した後のことを知らないので、何とも言えませんが、
高校野球を知らない有識者の中には、
これを「イジメによる消極的転校」として批判する人達もいました。
まぁ、一般的にはそう思うでしょうし、実際にその可能性もあるわけですが、
必ずしも今の高校野球では「消極的転校」とならないことをファンは知っています。
一番有名な所だと、三冠王で有名な落合博満氏です。
東洋大に進学したものの、体育会系の雰囲気に馴染めずに中退。
社会人の東芝府中に進み、ロッテに入団して三冠王になるなど、
中日・巨人・日ハムでも主力打者として活躍してました。
他にも創価大を中退してシダックスから巨人入りした野間口氏らもいます。
現役選手だとオリックスの麦谷選手が高校時代にイジメに遭って転校しており、
富士大に進学して、昨年のドラフト1位で指名されています。
最近はわりと強豪校から公立高校に転校して花開く選手も多くおり、
地方大会の記事やドラフト候補の記事でも、それほど珍しくないことになっています。
というのも、強豪校になると入学時におおよその順位付けがされちゃうんです。
そりゃ全部で100人単位になるわけですから、全員同じ扱いになるわけもありません。
入学時に分かる「上手い奴」が大体レギュラーを取っちゃうわけです。
勿論、そこから努力して這い上がる選手もいるでしょうが、
「機会」という意味ではプロ野球と同じく狭き門にならざるを得ません。
それならば、もっとレギュラーで試合に出れる環境を目指すことは、
決して悪いことではありません。
ですから、今回のケースも「イジメによる消極的転校」とは断言できるわけもなく、
本人が環境を変えるという積極的選択をした可能性もあるわけで、
その事実だけをもって、広陵高校の対応が不十分だったと責めることもできません。
…と、ここまでのことは野球ファンなら説明しなくても分かってくれると思うんですよ。
でも、それが分からないということは… 野球を知らないんでしょうね…
勿論、そもそも、そういう体育会系のしごきやイジメが残っていて、
部員を抱えすぎて管理しきれていない強豪校の体質の問題はあるものの、
先に書いたように、だからといって受け入れ先がなければ何にもならないわけで、
単純に強豪校の体質の責任だけにもできません。
そんな中で出てきたのが、センバツ大会に出場した沖縄のエナジックスポーツや、
今大会に出場している富山の未来富山学園です。
両校とも通信制高校から端を発しており(エナジックスポーツが全日制もある模様)、
そういった生徒たちの受け皿としても機能することが期待されます。
また、単純にプロ野球選手を目指すなら、高野連に加盟してなくてもいいわけで、
実際に脱甲子園でリーグ戦で腕を磨く学校も出てきています。
そういう新しい高校野球の動きがあることも意識し、
古い情報だけで決めつけて欲しくないというのが野球ファンの本音です。
結論。よく知らんのに炎上させるな、アホども。
◆ニュースネタ 【甲子園】「今どこ?」「まだ京都」吹奏楽部やチアが未着も「本家なんで、僕ら!」アルプス席で見せた集大成
自分は静岡県在住なので聖隷クリストファーを応援していたんですが…
明秀学園日立の応援に飲み込まれそうな場面もあって、少々心配する所はありました。
でも考えてみたら、静岡県大会の決勝の方が相手の静岡高校を応援するムードが強かったので、
そこでメンタル鍛えられたのかなとも思いました(苦笑)
とはいえ、過去にも甲子園の決勝で判官びいきによって、
球場全体が敵になるような状態になったこともあるので、
観客が一方に肩入れし過ぎるのはそれはそれで問題だと思います。
今回の広陵高校の一件も然り、全てが敵に思えるという経験はしないにこしたことないでしょう…
トラウマもんですよ、こんなの。
あ… 2007年の佐賀北との決勝戦の相手が広陵高校だったか…
あれも今ほどではないけれど、異様なムードの試合だったことは確か…なんでしょうね…
裏を返せば、観客の厳しい姿勢が広陵高校の厳しさに繋がったのかもしれないと思うと…
やっぱり、やるせない気持ちになりますね。
安易な、その場の「ノリ」で手拍子するのは止めて欲しいです。
片方を応援するということは、片方を追いやることになっちゃうわけですから。
◆【夏の甲子園2025】注目すべき投手10選 最速158キロ右腕から魔球の使い手、難攻不落の左腕まで
今大会は好投手が多い印象はありますね。
昔よりも投げ方自体も昔よりも安定していて、
高卒からプロ入りして2~3年で結果が出る投手が多いのも納得です。
ただ、課題がないかというと話は別で…
自分が気になっているのは利き手と反対側、グラブを付けた腕の使い方です。
グラブを付けた腕の使い方が上手かった投手というと、
元巨人・メジャーの上原浩二氏と元西武・メジャーの松坂大輔氏ですね。
現役では西武の今井投手が該当します。
ただ、腕を下すのではなく、グラブで体を隠すようにするのが特徴的で、
自分の体の開きを抑えつつ、ボールの出所を見辛くする技術を持っています。
高校レベルでどれだけ浸透しているのかは分かりませんが、
自分から見ると、あまり気にしていないようにも見えます。
特に速い球を投げる投手にとっては、体のバランスを取ることにも繋がり、
制球の安定と故障防止にも繋がるだけに、もっとグラブの使い方を工夫して欲しいですね。
◆ニュースネタ ヒグマ駆除は正義か残酷か?全国から200件超の意見『かわいそう』vs『安全確保を』
んー、でも批判意見の方がどうしても身勝手に思えてしまうんですが…
今回の広陵高校の一件と同じく考え方が浅いようにしか…
ヒグマは本州のツキノワグマよりも大きく、2~3mほどの巨体で獰猛な性格。
森のくまさんの気分でいたら、一発で殺される危険動物なんですけど…
どうしても批判意見の方がどこか「他人事」にしか見えず、
まるで危機感が感じられない、真剣さが足りてないように思えちゃいます。
よく分かんないんだけど、そんなに人よりクマの方が大切なら、
批判するより先に人間を殺し回った方が早いんじゃないかと思うんですが…
結局、サイコパスにしか見えんのですよ。批判意見の方が。
◆アニメの話 YOSHIKI、アニメ「ダンダダン」劇中歌に困惑「弁護士から連絡」「著作権侵害の可能性」
前回の日記で書いたように、17話で視聴断念したため、件の18話は見ていません。
でも奇しくも懸念通りの事態が起こってしまったことは、
自分の批判も決して的外れではなかったと改めて認識している所です。
一言で言うと、「リスペクトが足りない」んですよ、この作品。
主題にしている心霊現象を含む「オカルト・ホラー」に対するリスペクト、
1期で登場した三面怪獣ダダを彷彿とさせる「ウルトラマン」に対するリスペクト、
2期17話で見せた水(しょう油)で変身する「らんま1/2」に対するリスペクト、
そして今回の「X JAPAN」に対するリスペクト、全てが足りてません。
もう作品のノリ自体が古のニコニコ動画のようで…
著作権の概念さえ持ち合わせていないように感じています。
どうしてリスペクトが足りなく見えてしまうのでしょうか?
一つは①必要性の有無です。
ダダや水での変身はストーリー的に重要な展開でもなく、
一発ギャグのように組み込まれている要素です。
別に必要がないけれど、面白そうだから入れとけ、そういう感じに見えます。
二つ目に②ネタの劣化コピーです。
主題となっているオカルト・ホラーでも、
ターボばばぁや八尺様といった重要な要素をパクってきてるわけですが、
そういった怪異を作品の中で定義を一切することなく採用しており、
水で変身する要素も本家のらんまの方が作りこまれているぐらいで、
本作では一滴のしょう油で変身するなど、設定が完全に破綻しています。
わりと作品の重要な部分までパクる、しかも劣化コピーの継ぎはぎ状態であるため、
もはやこの作品の芯となる部分が何もないわけです。
まさに自分でアニメを作ることなく、
ニコニコ動画のように既存作品を切り貼りしたのが『ダンダダン』です。
そういう観点から言えば、今回のような事態は起こるべきして起こったと言えます。
今後も作風が変わることはないでしょうから、
おそらくこの後もパクリ騒動は続くのでしょう。
それはパクることがこのアニメの本質だからです。
最近は他のアニメでも別アニメのネタを使ったりもしますが…
ちゃんと筋は通さないといけないということですね。
●「著作者人格権」について
YOSHIKI氏はソニーミュージック所属で、
ダンダダンの制作にソニー系のアニプレックスが関わっているということで、
著作権侵害には当たらないのではないかという擁護の意見もあるようですが、
今回のケースは著作者人格権の「同一性保持権」に関わる問題です。
著作者人格権は譲渡可能なものではなく、著作者個人が持つ権利とされています。
例えば、歌のカバーアルバムを出すにあたって、
同じレーベルに所属しているから無断でカバーして良いとはなりません。
著作者人格権の「同一性保持権」は著作者本人が持ち続けているからです。
同じレーベルだからという理由で、作者に無断で、
名曲を酷い下ネタのカバー曲にして世の中に出すことはできません。
それは原曲のイメージを著しく傷つけるものだからです。
同一性保持権を損なわないよう、本人の許諾は必要不可欠です。
ですから、仮にYOSIHIKI氏が著作権の複製権や公衆送信権といった譲渡可能な権利を
ソニーミュージックに譲渡していたとしても、
著作者人格権である「同一性保持権」は依然としてYOSIHIKI氏が持っているので、
同一性保持権を害すると判断するなら、訴えることは可能になります。
著作権を考える上で大事なのは「何が侵害されるか」です。
そこを主眼において考えてもらいたいです。