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西武・赤田がトレードへ

昨年反対しまくったから、もうトレードはないかなと思っていたけれども…
ここに来て成立しちゃいましたよ、最悪。
高卒野手ながらもプロ1年目の夏から1軍の試合に出場し、
レギュラーを取るまでは時間がかかったものの、コンスタントに1軍出場を重ね、
2004年の日本一に大きく貢献し、その後も中心選手として活躍。
近年は故障や若手の台頭もあって出番は減りつつあるものの、
選手会長・キャプテンとしてチームを引っ張り、
中堅の松坂世代の選手ながらも若い野手陣を支えるリーダーとして活躍してきただけに…
その選手を簡単に放出してしまうフロントは、アホとしか言いようがありません。

しかも、その交換要因がオリックスの阿部真宏内野手って… 何考えてるんだと。
このトレードは小瀬選手の死によって外野が手薄となったオリックス側の希望なのでしょうが、
何で交換要因が野手で受けちゃうのか、バカとしか言いようがありません。
確かに、昨年春辺りまでは内野手は手薄感がありました。
レギュラーはセカンド・片岡選手、サード・中村剛也選手、ショート・中島選手と磐石でしたが、
内野手の控えは層が薄く、7月に水田選手が交換トレードで放出されてさらに手薄になるなど、
何とかしなければいけない状況にありました。
しかし、8月以降は原選手が台頭し、故障で守備につけなかった中村選手の穴を埋める働きを見せ、
今年のキャンプでも好調を維持、内野の準レギュラーを不動のものにしつつあります。
また、2年目の浅村選手の成長が著しく、昨秋のキャンプで大幅に評価を上げ、
今年のキャンプでも1軍に抜擢されるなど、その将来性が高く評価されています。
さらに、ドラフトでは美沢選手を獲得するなど、内野陣の控えも大幅に充実してきています。
唯一不足しているのは2軍の内野手、つまりは頭数だけですから、
2軍の内野手をトレードで補強するバカはいないでしょう、ということが言いたいわけです。
もっとも、阿部選手が悪い選手だと言っているわけではありません。
昨年春の時点では私も補強して欲しい選手の一人と見てましたし、
ショートを守っても一流、セカンドを守っても一流という阿部選手の守備力と、
繋ぎの打撃は高く評価しています。
ただ、今のライオンズでレギュラーを取るのは100%無理だし、
準レギュラーも若手の成長が著しい状態では、その出番は守備固め程度で終わってしまうはず。
とてもじゃないですが、「補強」とは呼べないと思うんですがねぇ…
もし、今のライオンズが「補強」するならピッチャーでしょうに。
本柳・大久保・菊地原投手らベテランリリーフを狙うべきだったように思います。

会見を聞いても、渋々といった感じのようですし、他の選手の反応も惜しむ声が多く聞かれます。
しかも、現在は赤田選手の母校がある日南でのキャンプ中、
トレードを通告されながらも、涙を隠しながらファンのサインに応えたという報道は胸を打ちます。
せめて、キャンプが終わってから、オープン戦開始前まで待てなかったのか、
そういう思いに駆られてしまいます。
補強も最悪であれば、タイミングも最悪。
いやはや、死ねよ、この糞フロントが!、と思わずにはいられませんよ、本当に。

移籍先がオリックスってのもアレですよね… それなら阪神の方がと思わずにはいられない。
赤星選手が引退してしまっただけに、センターで守備力を活かせる阪神の方がチャンスあるわけですが。
まぁ、オリックスの外野陣も、センターの坂口選手が決定しているのみで、
ライトを計算していた小瀬選手が死んだことにより、両翼が空くこととなり、
内野の関係もあるでしょうが、T-岡田選手がファーストかレフトでの出場が有力、
あとは田口選手や大村選手、下山選手や濱中選手らと争うこととなるので、
ライオンズよりも出場機会が増えるチャンスは十分にあります。
ありますけれども、守備力を活かせるセンターが空いてないのはやっぱり残念。
移籍するなら阪神か横浜が良かったよ…本当に。
そういう意味でも、選手の放出先を考えないフロントはボケナスとしか言いようがありません。

フロントがいくらアホでバカでボケナスで死んだほうがマシであっても、
決まってしまった以上はもう致し方ないです。
赤田選手にはオリックスで頑張ってもらい、
いずれFA移籍でも何でもいいので、ライオンズに帰ってくることを夢見たいです。
オリックスには武者修行のつもりで頑張ってもらいたいです。
公式戦ではそうはいきませんが、投手陣の方々にはオープン戦ぐらいは打たせてあげる方向でよろ(^^;


◆ゲームの話 『id -Rebirth Session-』の簡易レビュー
roonukoの美少女ゲーム『id -Rebirth Session-』をプレイしました。
無人島におけるミステリー殺人事件を題材としたADVゲームで、
ゲーム全体としては面白かったです。
CGも綺麗で、ヒロインの桜は可愛く、他のキャラもそれなりに魅力が立っている。
ミステリーにも関わらず、軽妙な会話も楽しめ、信頼と疑念が共存するシナリオで、、
その展開もなかなかに予測しにくく、先へ先へと読ませるシナリオは非常に良かったです。
トゥルーエンドを終えてみると、納得する面が多く、テーマもしっかりしていただけに、
その点では良いゲームだったかなと思います。

ただ、AルートやBルートはトゥルーシナリオとやや異なる展開をするにも関わらず、
その真相が明らかにされず、何とも言えない終わり方をするだけに、
プレイヤーのモヤモヤ感を誘います。
また、トゥルーシナリオもそうなのですが、プレイヤーを意図的にミスリードさせる表現が多く、
まともな国語能力を持つ人間にとっては理解できないようなミスリードをさせてきます。
もう少し自然ならば分かるのですが、あまりにも強引過ぎて、露骨だったのはいただけないです。
あまりにも不自然な文章の読ませ方をさせてしまう故に、
キャラクターがシナリオ上で動いているのではなく、
ライターがシナリオの中でキャラクターを動かしている面を強くしており、
自然さを感じにくいところがあります。
中盤以降はキャラクターの魅力が引き出されていくだけに、
キャラクターをシナリオの中で動かしていってもらいたかったです。
キャラクターの動きが不自然に思えてならなかったのは、大きな反省材料でしょう。

シナリオの総評としては、全体の構成や世界観・謎解きは非常に良く、
ヒロイン・桜の描写には優れた面があり、シナリオのテーマも評価できるなど、
全体としてのまとまりは高く評価できるものの、、
一方ではシナリオ細部の矛盾点も見かけられ、詳細も語られず、推測も難しく、
プレイヤーを意図的に混乱させる表現が目立ち、桜以外の女性キャラの掘り下げも浅いなど、
細部の詰めの甘さは否めませんでした。

探偵モードやアイテムによる変化もなく、全体としては選択肢を選ぶだけの一本道。
もう少し推理要素で分岐を設けたり、アイテムや行動による変化も入れて欲しかったです。
もうちょっと作り込めば名作になりえただけに、
メーカーのデビュー作としては評価できるものの、勿体無いという気持ちの方が強いです。
完全版とか出してくれればなぁ、と思うのですが… どうなんでしょうか。

Hシーンは全体的に尺が短いのが欠点。そして、本番に行くケースも少ない。
紗江が前戯のみで終わっているのは納得いかない。
20歳以上を殊更に主張しながら、スク水をスルーしたのは、全ロリコンが泣いたはず(苦笑)

あと一番大事な謎解きで重大な記述ミスがあって萎えた。
ゲームでは「ネズミが北に11、ウマが東に2、ウマが南に5、トリが西に8」となってますが、
本当ならば「ネズミが北に11、ウサギが東に2、ウマが南に5、トリが西に8」のはず。
さっさと修正ファイルを出して直して欲しいところ。
システムが吉里吉里だから、自分でパッチでも作りますか。

明日はネタバレレビューを掲載予定です。

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