« ちょっと | メイン | 問うて曰く。 »

改めて

自殺というのは周囲への影響が多大だなと感じさせられますね。
先日のオリックス・小瀬選手の転落死は、種々の状況から自殺の可能性が高いとのことです。
依然として自殺に到った理由は分かりませんし、今後も明らかにならないでしょうが…
いずれにせよ、自殺のもたらす影響というものは非常に大きいことは間違いありません。
自分の生命なのだから、その処分も自由ということで、
自殺は肯定されてはいないものの容認されていますが、
自分勝手な理由で生命が奪われることは変わりがないわけで、
殺人と何ら変わるところがないと改めて感じさせられました。
これだけ周囲の心をかき乱した罪を償うことなく、この世を去ってしまうのはやはり罪でしょう。

勿論、そこに到るまでの理由もあるのでしょうが…
それでも他の方法を思いつかなかったのか、と。
誰でもプロ野球選手になれるというわけではないのだから、
こういう形で夢を断ったことは残念でなりません。
なんだかなぁ… 才能ある選手だっただけに、もっと広い視点を持って欲しかったなぁ…


◆プロ野球 菊池雄星投手がテストのために帰郷
ここまでのキャンプはお世辞にも順調とは行っていないようで…
新人合同自主トレの時は順調な感じで、キャンプ初日もスンナリ入れたようですが、
キャンプ2日目辺りから少し崩れだし、やや混乱しているのかなという印象も受けます。
昨日のサンデースポーツを見てそんなことを感じました。

もっとも、それは菊池雄星投手が期待外れだったとか、
首脳陣が口を出し過ぎて混乱させているというわけではなく、
(評論家や先輩投手・捕手からのアドバイスは分かりませんが。
 首脳陣からはごく当たり前のことを指摘されている点に留まってると思う)
菊池雄星投手の理想が高いために、頭が良いために、混乱状態になっている感じです。
例えるなら、「一教えられたことから十を学べる」点が菊池雄星投手の良い所ですが、
それ故に消化し切れていない状態が今現在のように思えます。
もっと分かりやすく言えば、新人らしいがむしゃらさが足りてない。
色々と考えてやることも大事なんだけれども、考えすぎてるから思い切りやれていない、
色々と考えてやるんだけれども、逆に体がイメージ通りに動いてくれない、
そんな頭と体のジレンマを抱えた状態が今の菊池雄星投手だと思います。
キャンプ前に見られなかった「迷い」を感じますね。

そういう意味では、今回のテスト休みは逆に良かったんじゃないかと思います。
本人はキャンプから離れるのは残念でしょうが、
色々と考えすぎている今の状況を打破するには、良い休みとなってくれることでしょう。
ファンもマスコミも早いデビューを期待してはいますが、
迷いがあるのならばブルペンを避けて、もう一度下半身から作り直すなどして、
じっくりとフォーム固め・調整をしていって欲しいです。

今年のパリーグは3月20日開幕ということで、調整期間は短めですが、
開幕3連戦の後は3試合休みという変則日程となり、開幕2カードは先発3人で十分です。
涌井・帆足・岸投手の3人は決定ですから、この3人で6試合を賄えます。
先発4番手は石井一久投手が有力、
先発5・6番手を西口投手と野上投手、菊池雄星投手が争う形でしょうから、
開幕1軍入りを果たすとすれば、リリーフということになるでしょうが、
現時点ではその可能性は少なそうです。
先発での1軍を目指すとなると、先発5番手が登板することになるのは4月1日以降、
当面の目標はそこになってくることでしょう。
オープン戦に帯同し、その後2軍戦でデビュー、そして1軍先発へ、
が現時点で一番早いデビューになるのではないでしょうか。
そう考えると、あまり焦らなくてもいいんじゃないかなと思ったりもします。
今年の野上投手は期待できそうですから、先発投手は十分足りています。
渡辺監督もそれを重々承知で、菊池雄星投手をじっくりと育成するつもりのようなので、
目標をもう一度立て直し、じっくりとフォーム固めをしていって欲しいです。

ファンがそれよりも気になるのは、中継ぎ・抑えと新外国人・ブラウン選手ですよね。
岩尾・松下・岡本投手のルーキー3人が1軍争いに加われるのか、
グラマン投手が間に合わない場合に抑えを誰にするのか、
ブラウン選手の打撃は期待できるのか、守備はどうなのか、
そういった点も伝わってくればいいのですが…
まぁ、実戦はこれからだし、今後の報道に期待。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)