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2011年01月31日

明日からプロ野球キャンプイン

いよいよ2月1日からプロ野球がキャンプインです。
注目は日ハムのハンカチ王子こと斉藤佑樹投手になるでしょうが、
それ以外でも楽天の星野監督就任やソフトバンクの大型補強など見所一杯。
パリーグは各球団の実力が拮抗しており、
セリーグは外国人選手の入れ替えも多いなど、色々と楽しみの多いシーズンになりそうですね。


◆プロ野球 埼玉西武・涌井投手の年俸は2億5300万円に決定 その2
翌日の新聞報道によると、
調停委員会は歩み寄りを見せなかった西武球団の姿勢を批判したとか何とか。
つーか、調停委員会はアホですか?
それじゃ涌井投手が1回目に3億円を希望し、西武球団が現状維持の2億2千万円、
2回目は西武球団が歩み寄って真ん中を取って2億6000万円ね、
とするのが正しい交渉姿勢だと言うのでしょうか?
だったら、1回目の交渉ですんなりサインした人は何なんですか?
正直者は馬鹿を見るですか?
すんなりサインしたらアップなし、ごねたら4000万円アップ。アホかと。
高年俸選手にとっては交渉で500万円、1000万円違うのはザラでしょうが、
それが年俸1000万円付近の選手だったら、どうですか?
ごね得を許せとでもいう批判はお門違いのように思います。

あと20時間かけたというのも自慢にならないように思います。
今回の涌井投手の圧勝で来年は調停選手が殺到することでしょう。
10人、100人と増えてきても、1人20時間かけるんでしょうか?
この調子だと、調停の結果が出る頃にはシーズン終わってそうですね(苦笑)
今回は最初ということで例外的だったのでしょうが、自慢にはして欲しくないです。

それと、もう一つ気になるのが「出来高」です。
今回の涌井投手の年俸は2億5300万円+当事者で設定した出来高となっています。
出来高は調停申請に上がっていないので、おそらく審議されていないものと思われますが、
果たして別個に扱っていいものなんでしょうか?
今年の契約更改で衝撃的だったのはダルビッシュ投手の年俸5億円でした。
何が衝撃的だったかといえば、出来高を年俸に込みしたらそうなったという事実です。
昨年のダルビッシュ投手の推定年俸は3億3000万円となっていましたが、
一体、出来高でどれぐらいもらっていたんだ?と。
その前年が約20%増なので、それで考えれば基本年俸は4億円、
仮に30%増と考えたとしても、年俸は4億3000万円ほど、
ということは出来高で5000万円以上設定されていたということになります。
これだけ高額な出来高設定があると、推定年俸は全く意味をなさないように思えてきます。

ですから、調停申請するのならば、基本年俸だけでなく出来高も一緒にすべきです。
そうでないと公平性が担保されません。
調停を申請したものの受理されなかったソフトバンクの柴原選手の場合は、
減額制限を大きく越える基本年俸が出されたでしょうが、
出来高で減額制限範囲内に収まるような設定がなされていたのではないかと推測します。
そういった場合に、基本年俸のみを話し合い、出来高をそのままにしておくのは変です。
主力選手には巨額の出来高契約が設定される可能性が高いだけに、
それを含めた審議をすることが当たり前ではないでしょうか。
巨額のボーナス貰ってるのに所得に換算しないって、それ何て脱税?って感じですわ。
以上の点から、今回の調停委員会のやり方は問題だらけだったように思います。


◆政治ネタ 民主党・小沢議員が強制起訴へ
起訴になったものの、有罪になるか激しく疑わしい状況の中で、
民主党の執行部はどういう決断をするんでしょうか。
通常なら起訴を区切りにして、出処進退を明らかにするところですが、
今回のケースはどうするべきなんでしょうね、
徹底抗戦ということなら、議員辞職をしなくともいい気もしますが…
ただ、政治倫理審査会という逃げ道を用意しておきながら、
小沢氏がこれを拒んでしまったということで、正直庇い切れない面が強くなってます。
年頭の管総理の記者会見でも強気の姿勢を打ち出していましたし、
離党勧告とまではいかないまでも、証人喚問は致し方ないかなと思われます。
まぁ、しかし、強制起訴は決まっていたことですから、
このケースを全く想定していなかったわけではないでしょうに…
一体、どうするんですかねぇ…

2011年01月29日

is01が

ダメな理由が分かってきた今日この頃。みなさまいかがお過ごしでしょうか?
私は今、生姜焼酎を味わっているところです(だからどうした)

あいさつ終わり(ぇ

涌井投手についてはですね、まぁ今季終盤失速したら覚悟しとけやと。
まぁそのひとことだけです。がんばれ。

晦日から新年に降った雪が溶けそうで溶けない状態が続いています。
毎週どこかでまとまった雪が降るので、いかんともしがたい。
もう一生分は雪かきした気がします。
エアコンの室外機回りが凶悪。ほとんど氷と化しているので、パイルバンカーが欲しい気がしなくもない。

さておき。
表題の件ですが、読んで字のとおりでございます。
最大の問題はレスポンスの悪さ。まぁこのあたりはis03が良すぎるのも原因です。
実際、某T社製のauケータイはis01と同等以上にレスポンス悪いですし。
これは前にも書いたとおり、焦っただけのauに振り回されたSharpに責任はないと思う。
試しにSIM挿して本格的に使ってみましたが、Twitterマシンとしては申し分ないかと(ぉ
あとはニュースや天気みたり。
つまるところ、良く使うウィジェト次第です。
私の場合はスケジュール管理とメールチェックが主用途。
このあたりはGoogleとの連携あってこそですかねー。
逆に、そういった連携を必要としない人にはどこまでも疑問符しか残らないケータイとなります。
そういう意味では、早々にis03で本気を見せたauはなかなかに素早かったと言わざるをえません。
iPhoneに対するもともとの出遅れがあるので、これでもまだマイナスですが。

私がis03欲しいだけの戯言。
オークションでもまだ4万5千円とか。結構がんばってる印象。

以下、遅くなりましたがC79感想誰特コーナー(^^;
少しずつ行きます。敬称略。

■ぐわぁッ(小さい方がいい)
「てづくりです」「咲夜さんが見てるだけ」「めーりんvsレミリア」「従者は語る」が好き。
とりあえず咲夜さんが描きやすいのは良く伝わった(何
「従者は語る」の中でのレミさまとパチェの関係がすごく好き。
あとは餌付けシリーズの咲夜さんがかわいすぎる。

■ブラックロニクル(ヘルフレグランス)
普段は総集編に感想付けませんが。
まぁこの方の勢いが好きなのでー。
描き下ろしで大爆笑しました。虚無マジたまらん。
それにしてもノリノリのパチュリーとアリスがなんかかわいい。
あとは咲夜さんの突っ込み黙示録シリーズ。それで十分かと。

今日はこの辺で。

2011年01月28日

ラッキー捕縛

1日で御用になったようで。
一応、飼い馴らした効果があったのかな?
でも飼育員が素手で掴んで噛み付かれたという話も。
なんかオチが付いてるな~
しかし、これで三島も完全に噛み付きサルの街になっちゃったなぁ(苦笑)
有名なものでは源頼朝が平家打倒の旗揚げをした三嶋大社があります。


◆プロ野球 埼玉西武・涌井投手の年俸は2億5300万円に決定
涌井投手の昨年の推定年俸は2億円ではなく、2億2000万円だったようで、
球団側は現状維持の2億2000万円を提示し、涌井投手側は2億7000万円を希望、
調停委員会の結論は涌井投手側に軍配を上げる2億5300万円としたようです。

個人的にはこの結論はどうかなぁと思います。
以前書いたように涌井投手の客観的価値は2億5000万円相当だと思いますが、
調停の結果としてそれを上回っちゃったのは正直行き過ぎかな、と。
5年連続二桁勝利の実績を込みして15%アップとの結論だそうですが、
高年俸選手に%アップってどうなんだろうかと思います。
当たり前ですが、金額が多ければ多いほどアップ率は高くなるわけで、
この調子では高額年俸に歯止めがかからなくなっちゃいます。
高年俸選手ほど、調停を行った方がいいとなります。
球団寄りの制度から選手寄りの制度に大きくシフトした印象を受けますね。

14勝8敗という成績と後半戦の失速が問題として挙げられていたので、
昨年の涌井投手の成績を登板ごとにまとめてみました。
http://ftcom.skr.jp/baseball/p10/proBD_10_omake.html
 評価5 5/7,5/15,5/27,6/9,6/18,7/16,9/11 7回
 評価4 3/20,4/16,5/21,6/2,6/25,8/6,8/13 7回
 評価3 4/30,7/2,7/10,9/4         4回
 評価2 3/27,4/2,4/23,8/21,9/18      5回
 評価1 4/9,7/31,8/28,9/23         4回
開幕直後の3月・4月は開幕戦の好投があったものの、全般的に調子が悪く、
5月から調子が一気に上向き、交流戦に入ると調子が全快、5・6月は絶好調で、
7月にやや調子を落とすものの試合はしっかりと作るエースの活躍、
しかし、8月後半から再び調子が落ち、9月11日の好投を除けば、
KO負けの方が多く、優勝を目前としたチームの失速の原因の一つとなっています。
両者の言い分ももっともという感じがするのですが、
昨年全体で見ると、交流戦の期間を除けば、調子が安定せず、
なかなか計算が立たない感じがありました。
シーズン終盤に失速したのも印象が悪く、
立ち上がりや中盤の失点が致命的になることが多く、逃げ切れない試合が多かったです。
打線の援護による所も大きく、3月27日、4月2日は打線のおかげで勝利し、
8月28日、9月4日、9月18日は打線とリリーフのおかげで黒星を免れています
(打線の援護に泣いたのは、5月21日、7月10日の2試合のみ)。
ちなみに、後ろのリリーフが打たれた白星を潰された試合は1試合だけで、
9月4日の楽天戦の悪夢の大逆転負けだけでした。
そう考えると、-2勝+3敗+2勝で14勝11敗の成績が相当な感じです。

以上のことから考えるに、現状維持という球団の評価は辛いと言わざるを得ませんが、
だからといって大幅アップする金額かというと、そんな感じもしてきません。
調停委員会のアップ率で考えるなら、10%程度、2億4200万円相当かなと思えます。
過去の実績を評価するのも大事なんですが、3年活躍して1人前なら、
その後は1年ごとに1人前が積み重なっていくわけじゃないんですから、
3年連続で評価された後の次は6年連続じゃねーのとか思ったりも。
5年という数字が限がいいので、そう考えられるのでしょうが、
それなら客観的な年俸基準を野球機構側で決める方が適切な感じもします。
なんかもう曖昧すぎて何とも言えないというか…
結局、不透明感だけを残してしまい、
高額年俸選手に「調停はお得だよ」という印象を与えただけのように思えます。

今回の涌井投手の一件を受けて、来年以降は主力選手の調停申請が相次ぐでしょうね。
FA制度導入に次ぐ、選手の高年俸化の要因を作ってしまったように思います。
ようやく年俸が抑え気味に動こうかとしていた時にこれですか…
球団の体力が持たなくなるケースが再び出てきちゃいそうです…


涌井投手に関しては年俸勝利で良かったねという感じですが、
貰うものは貰えたんだから、しっかり頼むぞという感じです。
昨年の春先やシーズン終盤のようなピッチングをしたら、給料泥棒と叫びますよ(苦笑)
絶好調時の5月・6月とまでは言わないまでも、
7月から8月前半のピッチングぐらいにはまとめてもらいたいです。


◆プロ野球 デーブ大久保・前コーチが西武球団を提訴へ
こういうのが意味のない訴訟の使い方だよなぁ…
仮にデーブ大久保氏が勝訴したとしても、一体何を得るのか。
勝っても負けても、プロ野球からは爪弾きにされるだけ。
自らの首を絞めるだけということに気づかないのでしょうか。
法的手段に訴えたとしても、根本的解決が図られない最たる例かと思います。
好きにすれば。


◆ライオンズネタ 中島選手が2億8000万円で更改
全く契約更改のニュースがなく、このまま自費キャンプ突入かと思いましたが、
直前に来て合意に至ったようです。
気になるポスティングシステム利用の確約は定かでなく、
「真剣に検討」とのことですが、それが何を意味するかは分かりません。
まぁ、でも表に出さないだけで、ある程度の感触はあったのでしょうね。
条件さえ整えば、ポスティング移籍となることは間違いなさそうです。
まずは一にも二にも優勝、そこがファンから見ての条件でしょう。

残念なニュースでは栗山選手が鼻の手術でキャンプ不参加とのことで…
実績のある選手なので、開幕に間に合ってくれさえすればといったところでしょう。
仮に2年目のブラウン選手が良い成績を残せなかった場合は、
5番を打たせても面白いかなと思っていましたが、
これまで通りに栗山選手を2番に固定できるよう他の選手が頑張って欲しいです。
代わりに呼ばれた同じ左の外野手の斉藤選手にとっては大チャンス。
若手の成長株なだけに、このチャンスをモノにしてもらいたいです。

あと心配なのは火山灰の影響ですね。
影響が最小限で済むことを祈るばかりです。

2011年01月24日

ラッキー

脱走したそうです<昨年お騒がせた噛み付きサル
静岡県三島市の楽寿園の檻に入れられて飼われていたようですが、
ストレスから円形脱毛症になったりと、健康状態が心配されてましたが、
そんな生活に耐えかねてか、檻から脱走、逃げちゃったようです。
目撃情報によると隣の長泉町にいるらしいとのこと。
意外と行動範囲が広いだけに、またしばらくお騒がせになっちゃいそうです…
楽寿園の生活で反省して人を噛むのは止めるのか、
逆に恨みに思って再び噛みつくのか、一体どうなりますか…
つーか、ちゃんと管理しとけよ… 不注意すぎだろ…


◆ライオンズネタ 春季キャンプの1・2軍振り分けが決定
そういえば、ライオンズ日記の方、最後の週の日記がアップされてませんでした…
先日、ようやく気づきました(苦笑)
遅ればせながらアップしておきました。
クライマックスシリーズは思い出したくもないので、書いていません。もはや闇の中。

話を戻しまして、春季キャンプのA班・B班が発表されました。
A班で注目なのは、大石投手、牧田投手、秋山選手、林崎選手のルーキー4人。
林崎選手は少し意外でした。内野のユーティリティプレイヤーとして高く評価されてるのかな。
打撃面では佐藤友亮選手のように、守備面では阿部選手のように、
チームにとって必要不可欠な選手に育ってもらいたいです。

他に抜擢されたのは、2年目の菊池雄星投手、3年目の中崎投手でしょうか。
特に中崎投手は意外でした。左腕なら武隈投手がA班と思っていただけに。
地元の宮崎枠といった面もあるのでしょうか。
チームとしてはリリーフ左腕が不足していますが、
菊池雄星投手と切磋琢磨して、チームを支える先発左腕に育って欲しいです。

逆にB班になってしまった主力は、
岡本篤志投手、後藤武敏選手、大崎選手、坂田選手。
坂田選手は秋季キャンプの怪我でしょうが、他の3人はよく分かりません。
まぁ、体が元気なら、実戦時に呼ばれると思うので、頑張ってもらいたいです。


◆ゲームの話 エロゲのストーリーを教えてもらうスレ
なんとなくネットを徘徊していて、
エロゲのストーリーを教えてもらうスレまとめwiki(Ver2.0)を発見、
Ver1.0の頃に見たことはありましたが、今ほど充実していなかっただけに、
なんとなく読みふけっちゃっています。
基本的には美少女ゲームはしっかりとプレイしますが、
プレイしたゲームでも気に入ったヒロインだけクリアして放置されているものや、
興味は沸きつつも、自殺やグロネタが満載だと嫌なので見送ったりしたものもあって、
読み物としてなかなかに重宝します。
掲載されているのはシナリオ重視か猟奇・サスペンス系のゲームが多いので、
中には頭狂ってんじゃないのかと思って欝になることもありますが、
かなり面白い内容のものも多いです。
…つーか、なんでライターは自殺ネタとか好きなんだろうか…
RPGゲームで開始直後に起こされて「誕生日迎えたから魔王を倒しに行け」と言われ、
どうせ殺されてしまうんだと絶望視して欝になって自殺となり、即ゲームオーバー、
そんなゲームがあったら叩き割りたくなると思うんですが…

話を戻しまして、読んでいて良いなと思ったのは、
「きっと、澄み渡る朝色よりも、」と「そして明日の世界より」でしょうか。
原画もそうなんですが、話が綺麗です。誰でも安心して読めます。
悲しい話ではあるものの、思わず読み進めてしまったのが、
「SwanSong」と「河原崎家の一族2」。
ここのネタバレストーリーに加えて、ASTATINEというサイトのレビューを合わせると、
なかなかに興味深く読めます。
グロ系では「ゴア・スクリーミング・ショウ」が意外と面白かったです。
まぁ、絶対にプレイしようとは思いませんが(^^;
読み物として面白く、考えさせられた作品は、
「天使憑きの少女」「雪影-setsuei-」「装甲悪鬼村正」。
特に「装甲悪鬼村正」は凄いと思いました。プレイしようとは思わないけど。
小説版か漫画版は読んでみようかなとは思うものの、本編のを描いたのがいいなぁ…
以下、その3タイトルのストーリー説明を読んでの雑感です。
ネタバレありにつき、以下へ続く。


●「天使憑きの少女」 ネタバレあり

この話は、最終的に脳死患者の臓器移植をするというストーリーなのですが、
その過程で賛成・反対の両者の葛藤を描いているようですが、
最終的には臓器移植マンセーとなっているのは残念でした。
ぶっちゃけ、そこまで霊的なものを扱いながら、ドナー側をスルーなのは変じゃね、と。
幽霊が設定で出てくるのならば、肉体と霊魂を結びつける霊糸線もあるでしょうから、
霊糸線が切れる前に臓器取り出す脳死患者の臓器提供は、
ドナー側の霊体からすると生きたまま体を切り刻まれ、その痛みに悶絶することを意味するので、
一気にホラー・スプラッタ化すると思われるのですが…。
あと、このゲームのケースは特殊だからあまりツッコミませんが、
脳死患者の霊的意思があんなに薄弱か?と思っちゃいます。
それは却って植物人間状態の人や、認知症や知恵遅れの人の軽視に繋がっている印象さえ受けます。
思考能力と情動、魂としての情動は別個に考えた方がいいんじゃないの?と。
植物人間状態の人も、脳としての思考能力は失われたとしても、
魂としての情動を感じられると考える方が、人として優しくなれるんじゃないでしょうか。

まぁ、こういうゲームだと知っていたので、興味ありながらもスルーし続けてきたのですが、
アニメのエンジェルビーツも私的orzという感じだし、
この脳死者の臓器提供の美談化の流れはすごく微妙に感じています。
勿論、善意で覚悟ができている方の決断は尊重すべきだし、
移植そのものに反対しているわけではないのですが、
臓器提供拒否が悪と糾弾されかねない社会が到来が不安でなりません。


●「雪影-setsuei-」 ネタバレあり
ストーリーの根幹に関わってくるわけでもないようですが、
言い伝えとともに「食人」表現が出てくるようです。
今回はそれに関連して、食人が罪か否かを考えてみようかと思います。

少し記憶が定かではありませんが、食人のニュースは現実にも聞きます。
飛行機か何かで雪山に不時着し、食料がなかったために、
死んだ仲間の肉を食べながら生き延び、救出された後にそれを告白し、
ローマ教皇がその行いを認めたという話が現実にありました。
法律的には緊急避難というものが認められていて、
自己や他人の生命を生かすために、緊急の場合で他の代替手段がない場合では、
他人の生命を利用することも罪に問われない場合があります。
例えば、船が難破し、一人しか掴めない板に捕まっていたところ、
他の人間がその板に掴もうとして、沈みかけた場合に、
その人を蹴飛ばして、結果溺れて死んでしまった場合にも罪は問われないということです。
食人というと生理的な嫌悪感を抱くこともありますが、
それが非常時で他にとりうる手段がないのならば、個人の選択に任せられて良いかと思います。
一応、緊急避難の原理からいえば、
他に生き物や死体がなく、食べられるものが全くない状態の2人っきりであれば、
相手を殺して食べることも許容されるかもしれませんが、
それはさすがに嫌な感じがしちゃいますね(^^;

無論、これまでも語ってきたように、認められるのは緊急時で他に方法がない場合に限定されます。
ですから、例えば「沙耶の歌」みたいな形の、
美味しいから(そのゲームでは味覚の変化故、美味くないはず)は認められません。
所謂、ホラーの猟奇的な食人行為は当然ですが、認められません。
そういうケースは殺人が付いて回るでしょうが、
死体の肉を楽しみとして食べた場合には死体損壊罪になると思われます。

そうやって突き詰めて考えていくと、私たちが他の動物の肉や魚を食べることはどうなんでしょうか。
私たちが生きていくため、他の生命を奪って食事にすることはやはり認められるでしょう。
しかし、それが釣りや狩りといった狩猟行為そのものを楽しむにすぎず、
それを食材として扱わない場合や、
生きる云々抜きに贅沢な食事として楽しむような行為は、倫理的にどう考えるべきでしょうか?
私たちが食人行為も認められる場合があると思うのは、
それをしなければ生命が失われるような場合で、
そこにある種の神聖さ、つまりは死肉への感謝がある場合でしょう。
それと同様に、私たちは食材に対する感謝の意を常に抱いていなければいけないと思われます。
狩猟行為をするにしてもそう、食材への感謝があるならば、乱獲など行えないはずです。
楽しみとしての贅沢がどれだけ許容されるのか、
食が溢れる現代の日本人は、それを考えなければならないように思います。


●「装甲悪鬼村正」 ネタバレあり
1章を読んだ時点でもうゲームをプレイする気持ちがなくなりました…不条理すぎ…
でも読み進めていくと、その不条理さにも意味があることが分かり、
全部読み終えると、凄い作品なんだなと驚かされます。
まさに目から鱗、やられたといった感じです。
…まぁ、ゲームをプレイしようとは思いませんが。絶対、1章で挫折する…

このゲームのポイントは「善悪相殺」という村正の意味、
1章や2章といった序盤には善良な市民までもが殺され、
あまりにも不条理、まさに悪鬼の所業と思わされるのですが、
中盤から終盤にかけて、なぜ「善悪相殺」なのかが明かされるに連れて、
不条理であったものの中に、条理が発見されていくのが見事です。
「正義」とは何か。「人を裁くこと」とは何か。
裁判員制度が導入され、市民が法に触れる機会が多くなった今日では、
すべての人に考えてもらいたいテーマです。
一言で言えば、ドストエフスキーの「罪と罰」みたいな作品で、
多少、表現上、行き過ぎな面があるとは思うものの、
考えさせられるという意味では、非常に素晴らしい素材だと思いました。

結論から言いますと、絶対的「正義」はないということです。
ここでの「正義」は普遍的な正義ではなく、
所謂一つの私たちが口に出す個人的正義を指します。
人を救うという正義の行為が逆に戦いを終わりのないものにしてしまったり、
正義の名の下に人々が先導されてしまったり、
そういった「正義」の危うさが非常に上手く表現されていると思いました。
これはこうやって書くよりも、物語を追っていった方が分かりやすいです。
私が今まで触れてきたものの中では一番分かりやすかったです。
正確な表現をすれば、私たちが口にしている「正義」は「信念」なのでしょうね。
あくまで個人的に過ぎないことの方が多いです。

そういった視点に立ったとき、「善悪相殺」という考えは見事です。
似た感じのものに「喧嘩両成敗」がありますが、元々の意味がどうだったかは分かりませんが、
現在使われているような用法で考えますと、村正の善悪相殺とは異なるように思えます。
一番しっくりくるのが「衡平」、より日本的に言えば「和解」「仲裁」でしょうか。
二者どちらが正しいのか、ゼロか100かの所謂「裁判的決着」ではなく、
両者のバランスをいかにとるかという調整の精神、それが「善悪相殺」の精神です。
悪を一つ斬ったら、善を斬る。
それによって両者が己の愚かさを知り、剣を収め、手を取って歩くチャンスを作る、
それが村正で語られた善悪相殺の精神です。
今までのアニメでいえば、伝説巨神イデオンがそんな感じでしたよね。
私たちは現実ではそういった「衡平」の精神を意識することなく使っているのに、
ニュースで事件や裁判を見聞きすると、つい善か悪かで考えがちになってしまいます。
勿論、裁判員裁判ではそういった判断の仕方も必要となるのですが、
同時に量刑も決めるという点から「衡平」の精神も伴っています。
「正義」と「衡平」、イギリスの法体制がちょうどそういう形なのですが、
私たちはそういった考えを意識していかなければならないように思います。

まぁ、そうやって考えていくと、1章・2章とかの「善悪相殺」はやや疑問の残るところ。
悪に対する復讐目的でお願いをした上での「善悪相殺」は分かりやすいのですが、
自分から悪を斬っておいて、他の善を奪うってのは少し曲解の感があります。
そこはあまり突き詰めて考えない方が良さそうですね。

「衡平」の精神ともう一つ重要な要素なのが、「裁きとは何か」ということです。
復讐編の方ではこの点が上手く表現されています。
「善悪相殺」を行っている湊斗景明、彼が全てを終えた時に望むものは何なのか、
彼にとっての救いとは何なのかということです。
彼の求めているものは「裁き」、罪が認められ、罰を与えられることです。
人は何故裁かれるのか。
裁かれる者以外にとっては、犯罪者に罰を与え、社会的安心を得たり、
それによる犯罪予防効果を期待するわけですが、
逆に裁かれる者にとっては、罪と罰は何を意味するのか。
罪を感じている者に、罰を与えなかったり、罪そのものを問わないことは良いことなのか。
罪を問われ、罰を与えられることが救いとなる場合もあります。
キリスト教における懺悔はそういった救いでしょう。
「雪影」の部分で書いた食人の例で言えば、
それを黙っているのではなく、告白し、多くの人々にその罪を懺悔したことが、
彼らの救いとなったことは間違いありません。
逆に、「雪影」で描かれたように、村人たちがその歴史を闇に葬り去り、
一切触れようとしない、それが伝統的な日本人の価値観となってしまっているわけですが、
そういった口封じが救いとなるのかどうか、否、ただ重石として乗りかかり続けるだけです。
犯罪者は何故裁かれなければならないのか、
それは犯罪者にとっての罪の懺悔であり、人間として更正する一手段であることを、
私たちは意識しておかなければなりません。

殺人事件の遺族が犯罪者を是が非でも死刑にして欲しいと叫ぶケースがあります。
そんな時に上に書いたようなことを考えてもらいたいです。
「善悪相殺」なら死刑でいいじゃん、そういう簡単なことではありません。
私たちが犯罪者を裁く正義とは何なのか、どこにあるのか、
そして、犯罪者を死刑とすることが犯罪者の将来にとって望ましいことなのか、
そういった視点でも考えてもらいたいです。
私の考えを言えば、犯罪者は裁かれなければならないというのが、
私たちの共通の認識であることに正義の源泉があり、
それが法律に基づいて客観的に適切な方法で適切に行われるというのが正義の条件であり、
過った行いをしてしまった犯罪者が私たちと再び向き合っていけるかどうか、
その可能性は全くないのかどうか、そこに至って初めて死刑が出てくると考えます。
そういった考えがヨーロッパ等で根強い死刑廃止の論理でしょう。
キリスト教の懺悔の精神が根付いているという意味でもヨーロッパがそう考えるのはよく分かります。
未だに犯罪予防的な観点しかできない我々が死刑制度に縛られているというのは、
情けないと思うと同時に、無理もないのかなと思ったりもします。
懺悔の精神を私たちは学ぶべきなのかもしれません。


以上がそれぞれの雑感です。
最後に、あまりにもあんまりだと思ったのが「車輪の国、向日葵の少女」。
ゲーム開始30秒後に殺されて、以降登場しないキャラって…
ファンディスクでおまけストーリーもあるようですが、やっぱり不遇。
美少女ゲーム至上、もっとも(出番的にも)恵まれないヒロインっすね。
いや、ヒロインというのは適切ではないけれど、
サブキャラの立ち絵ありでは間違いなく可愛そうなキャラでしょう。
車輪の国は村正とは逆に法的視点があると楽しめない感じがしたなぁ…

2011年01月18日

ん~。

年末年始以来休みがなく、完全に情報から隔離された状態になってます。
仕事と趣味を両立しようとすると新聞が読めないんだ。
ついでに言えば、まったく両立できてないんだけどねっ。

さておき。
HPのdm3iを職場に提供した返礼…でもないですが、
昨年末にしゃちょーから富士通のLOOX U50Xを頂きました。
800MhzCPUでメモリも1GBのくせにOSがVistaという凶悪なマシンです。
バッテリー駆動時間も短く、携帯性に優れる以外は全く良いことなし。
年始休みはひたすらこのマシンのカスタマイズに励んでいました。

で、やっぱりLinuxしかないと思い、Vista残しつついろいろ使って見た結論が下記。

…もうめんどいからVistaでいいや(ぉ

速さという点ではxPudが凶悪でした。ただし日本語入力ができない。
Puppyも割と良かったけど、私の知識では一歩上を追及できないので断念。
普通に使うならやはりタッチパネルは引き継ぎたいのですが、
まぁ後の事情はご想像にお任せします(^^;

Vistaで使うにしても、用途はリモートデスクトップのみ。
Operaのバージョン9を入れて、スモールスクリーン表示を楽しんでたりもしますが。

話は変わりますが、アンドロイド向けOperaはどっちも使えないっすね。
もうちょっとなんとかならなかったのかなー。
Opera使いとしては少し残念な出来でした。

2011年01月17日

毎年

成人式からセンター試験にかけての10~20日辺りは寒さが厳しいですね。
こんな寒い時期にわざわざセンター試験やらんでもと思ったり。12月でよくね?
来年からは慶応大学がセンター試験から離脱するとの話で、
その有り方も問われてきそうですね。

日本海側は大雪で大変そうですが、太平洋側とりわけ関東寄りは全く雨が降らず、
乾燥した天気が続いております。
降ったとしても朝方に地面を軽く湿らす程度、あまりにも雨がないのも辛い。
寒さに負けじと運動が捗る日々です。


◆政治ネタ 菅改造内閣が発足
小幅な改造に留まるだろうなと思ってはいたものの、全く広がりのない結果に…
小沢氏を外すのは分かるんですが、いつまで小沢グループ全体を外し続けるのか。
こう言ってはなんですが、多少は餌をまいとかないとヤバイんじゃないのと思うんですが。
年明けから強気な態度が目立つ管総理ですが、
民主党の亀裂が決定的なものにならないのか心配ですね。
内閣改造をしたことは評価するものの、その結果に関しては厳しい感じがします。

問題の与謝野氏の起用は神経を疑うというか…
まぁ、選挙時に批判していたのに入閣ということ自体はあるかもなと思うものの、
元々の議席が自民党での比例議席というのはしっくり来ません。
ルールに反しているわけではないけれど、釈然としない感じですね。
与謝野氏の起用で増税路線は固まったということでしょうか。
人気が落ちようが何しようが、増税だけは固めて辞めるつもりなんですかねぇ…

しかし、そもそもの内閣改造の契機となった参議院の問責決議案はどうなんだろうと思ったり。
仙石前官房長官が言っていたように、衆議院の不信任決議には法的拘束力があっても、
参議院の問責決議には法的拘束力がないわけで、
結果的に問責決議を受けて内閣改造をしたと言われてしまうような結果はどうなんだろうと思います。
一部で管総理の問責決議案提出なんて報道もありましたが、
仮にそれが可決されたとしたら、どういう収拾を付けるつもりだったんでしょうか?
参議院が「良識の府」と呼ばれていた頃が懐かしいですね。
最近は国民が衆議院と参議院とでは反対の投票結果を出すことが多く、
完全に政争の道具と化してしまっています。
今後、参議院の問責決議が乱発されるのではないかという危惧を強めています。


◆プロ野球ネタ 佑ちゃんフィーバー
野球ファンなら誰もが「さすがに行き過ぎだろ」とツッコミたくなる騒動っぷりですね。
騒ぐ要素がないところで大騒ぎになってるからなぁ…
試合で投げたとかそういうのだったら分からないでもないけれど。
もはや息をするだけでも騒がれそうな雰囲気です。
つーか、佑ちゃんを息子だとか思ってるなら、
先に自分の息子・娘の教育をどうにかしろよと手厳しいツッコミを入れたくなります(苦笑)
これだけ本筋の野球とは無関係で大騒ぎなのは長嶋一茂氏の入団以来な気がします。
勝っても負けても新聞の一面は佑ちゃんなんでしょうね。
この一年、マスコミは楽できそうですなぁ…

現時点で日ハムの斉藤佑樹投手が活躍できるかはさっぱり分かりません。
順調に行けば、西武との開幕カードで先発するかもと言われているだけに、
注目はしていますが…
初物に弱く、力押しではなく緩急で勝負する投手は苦手としているだけに、
コロッと抑えられちゃうんじゃないかと心配もしていますが、
それじゃあまりにも悔しすぎるので、対戦した場合は打ち崩してもらいたいです。
これだけ注目度が高いと、対戦チームも燃えるでしょうし、
斉藤投手も大変でしょうね…

2011年01月10日

伊達直人

各地に善意のタイガーマスクが出現しているようで。
自分もお金があればやってみたいけれど、そんな余裕もないからなぁ。
昨年末から今年にかけての温かみを感じるニュースですね。
まだ春まで時期がありますし、ランドセルに拘らず別の形になる可能性もあり、
春先ぐらいまでは伊達直人ブームが続くといいですね。
今年の流行語や漢字が「伊達直人」になるような温かい一年にしたいですね。

でも最初に「伊達直人」で送った人はセンスがありますね。
最近ではパチンコのCMぐらいでしか意識していなかったけれど…
いやはや、凄いですわ。


◆プロ野球の話 埼玉西武・涌井投手が2億円を保留
一方の日ハムのダルビッシュ投手は5億円… orz
もうメージャー行きを見込んでいるのか、出来高設定をやめ、
純粋に年俸に反映したら1億7000万円アップの5億円になったとか。
どれだけ出来高もらっていたんでしょうか。もはや年俸表示は意味ないっすね…
印象としては少し高すぎるんじゃないかなぁと思いますが。
4億ぐらいなのかなと思っていたのに…

話を戻しまして、埼玉西武のエース・涌井投手は現状維持の2億円を保留し続けています。
ダルビッシュ投手の5億円やホークスの杉内・和田投手の年俸と比べると、
涌井投手の年俸は安いなと思わざるを得ない感じもしますが、
逆に彼らの年俸が高すぎる印象もないわけではなく、
涌井投手は2億5千万円相当かなという印象を受けます。
まぁ、ぶっちゃけ、庶民の感覚からすれば、宝くじの3億円までが想像できるライン、
それ以上は貰いすぎと思ってしまうわけで、
3億円を一つのラインにして欲しいかなぁという感じもします。
それ以上は伊達直人として社会貢献に回すべき。

また話が逸れ気味になっちゃいましたが、涌井投手の年俸に関してですが、
双方の言い分が分からなくもないです。
まず前提として、西武の年俸査定は野手に比べると投手は低い傾向にあります。
岸投手が3ヶ月の故障離脱があったとはいえ、10勝をマークするも、
年俸は現状維持の1億2000万円。
石井一久投手も2ヶ月の故障離脱があったとはいえ、10勝をマークするも、
年俸は現状維持の1億9000万円。
1年間ローテを守り、二桁勝利を挙げた帆足投手も
2400万円増の1億1000万円止まり。
一方の野手陣では未更改の中島選手の2億5千万円を筆頭に、
片岡選手が1億7000万円、栗山選手が1億3500万円、
今シーズン怪我と不調に悩まされた中村選手でも1億2500万円、
帆足投手は昨年こそ9勝に終わったものの、
3年連続でローテを守っての二桁勝利ですし、もう少し貰ってもいいはず。
野手の上がり幅に比べると、投手の上がり分が少ない印象が強いです。

球団としては毎日試合に出てくれる野手の方が旨みが大きいというのもありますが、
それにしても投手の評価が少し低い感じは受けてしまいます。
涌井投手は単純に個人の年俸で戦っているだけではなく、
投手陣全体を代表して戦っているとも言えるでしょう。
加えて投手の評価を難しくするのが「勝ち負け」ですよね。
打線の援護がなければ勝ち星は付きませんし、
後ろの投手が打たれてしまっても勝ち星は付きません。
査定上、後ろの投手が打たれた試合は勝ち試合と換算するという話も聞きますが、
それならば8回まで投げて9回に打たれた場合はどうなるのか、
先発投手はどこまで投げれば勝ち試合に貢献したとなるのか、
その疑問は分かるところではあります。
2億円貰っている涌井投手には完投を期待するでしょうから、
8回までの評価はありえないとは思いますが、
他の1億円以下の年俸の投手の場合はどうなるのか気になる部分です。

逆に球団の立場に立つと、14勝という数字は手放しで喜べない面があります。
前半戦は和田・杉内投手と同じようなペースで勝ち星を積み重ね、
最多勝争いを演じていたにも関わらず、8・9月とブレーキ気味となり、
白星を伸ばせずに14勝止まり。
エースと呼ばれる投手が優勝争いの大事な時期である8・9月に勝てないというのは、
正直言って話しにならない面もあるかと思います。
この涌井投手の後半戦の失速傾向は、昨年のことだけではなく、
入団2年目に12勝した時からほぼ毎年のように見られます。
10月のポストシーズンでは調子を持ち直し、好投してくれているのですが、
8月、とりわけ9月に失速する傾向が強いです。
そこら辺が各球団のエースと比較して、物足りないと思ってしまうところでしょう。

交渉の過程で問題だったのは球団側が本来ならダウンと言ってしまったことでしょうね。
それなら最初からダウン提示で出して、現状維持に引き上げれば良かったわけで、
本当はそれよりも低い評価だったんだよと提示してしまったのは、
エースのプライドを刺激する結果になってしまったように思います。
金額的には2億円でも問題ないとは思いますが、
少なくとも投手陣の査定の見直しぐらいは約束してもらいたいものです。
もう少し評価してあげてもいいと思います。


◆ライオンズネタ 新人合同自主トレがスタート
他球団のニュースでは軽めの入りみたいなのが多い中で、
ライオンズは初日から3時間半を走りこみ中心のメニューで消化、
ルーキーの大石投手も練習密度の濃さに驚いたようです。
渡辺監督の新春インタビューによると、
早稲田はあまり練習しないみたいなことを言ってましたが、大丈夫なんですかね…

それにしても渡辺監督は本当に大石投手を先発で使うつもりなんでしょうか。
将来的にはそうなのかもしれませんが、現時点ではその気持ちはどうなのかなと。
大魔神・佐々木にテークバックが似てる発言もあったりと、
最近はその本気度合いがどれぐらいなんだろうかと訝しげに見ています。
昨年は岸投手と石井一久投手という先発の軸2枚が同時に長期離脱したために、
先発陣が手薄になってしまいましたが、本来なら涌井・岸・帆足・石井投手の4枚が揃い、
西口・許銘傑投手というベテランがいて、昨年台頭した平野投手、
期待をかける木村・野上・菊池雄星投手に新人の牧田投手と競争は激しいです。
何か大きなアクシデントでもない限り、先発で使うような展開にならない気もします。
それよりは昨年と同じ安定感を見せるか分からないシコースキー投手や、
復活するかどうか分からないグラマン投手と、
昨年並みのブルペンを維持できるか分からない中継ぎ・抑えに当てはめる方が自然かと思います。
ただ、最初から中継ぎ・抑えで行くと言ってしまうと、
昨年の菊池雄星投手のように慢心気味に入ってきてしまい、
プロの練習に付いていけなくなる可能性もあるだけに、
敢えて不安な心持ちで入ってこさせるように先発宣言したのではないかという気がしています。
球種も早い段階で絞ってしまうと、最初のうちは良くても、
ストレートに慣れられると厳しくなっていきますからね。
投球の幅を学ぶためにも、一度先発を意識させることは必要なことでしょう。
まぁ、でも最終的にはリリーフで落ち着きそうな感じですが。

とりあえず、自主トレ・キャンプ・オープン戦と無事に乗り越えてくれることを祈るばかりです。

2011年01月05日

仕事始め。

予想を何一つ裏切ることなく、職場の除雪からスタートしたしました。
件の米子市に職場があるのですが、あれはマジ酷い。
一瞬山奥かと思ったとかそういうレベルですらなく…これはきっと根雪になる。

とりあえず店の前の除雪に1時間。
それからエアコンの室外機が完全に埋まってしまっていたので、その救出作業にも1時間。
私の身長よりも高く積み上げられた雪が今は恐怖の対象でしかないです。
もう当分雪はいいや。

■アンドロイドケータタイ。
去年、is01を手に入れたとか入れてないとかいう話をしたような気がしなくもないですが、
とりあえず手元にis01があります。これが結構便利。今ではこれがないと生きていけません。
さて、年末の忘年会で泥酔した私は、電池パックとフタを丸ごとどこかに落としたらしいのですが、
ショップにてその取り寄せの手続きをするついでに、他のアンドロイドも触ってみました。

目玉はやっぱりis03。
CMとかにも力入れていただけあって、かなり完成度の高いアンドロイドケータイになってると思います。
これなら確かにスマートブック絶滅してもいいや。

まずレスポンスの良さが半端じゃなく早いことにまず驚きました。
is01は若干のもたつきを感じなくもないのですが、is03もシリウスもそれがまったくない。
そして今となっては当然ですが、画面も奇麗。薄型なのに持ちやすい。軽い。などなど。
久々に電気製品の新商品に触れてテンションがやや上がってたことを差し引いても、
これといったデメリットらしいデメリットが見当たらなかったです。

次の機種もどんどん発表されてますが、biblioの縛りがなくなったら、
まず間違いなくアンドロイド系にするでしょう。
ドコモのHTC製が出てわずかに数年で、ここまで来るとは正直思っていませんでしたが、
個人的にはかなり嬉しい誤算です。
反面、windowsフォンはちょっと厳しい立場かも。

気が向いたら気に入ってるアプリとかについても書いていこうかと。


2011年01月03日

箱根駅伝は早稲田の優勝

正月恒例の箱根駅伝は、3連覇を狙う東洋大が往路を優勝したものの、
2位の早稲田が6区で逆転し、そのまま逃げ切って優勝、
低迷期を脱しての18年ぶりの優勝となったようです。
今回はあまり風の影響がなく、各校に大きなトラブルもなかったことで、
全体的にスピードレースとなり、白熱した試合となりましたね。
優勝争いもそうですが、シード権争いも熱く、
スリリングな接戦の連続が印象的でした。

優勝した早稲田は往路で才能あふれる1・2年生の活躍が目立ったものの、
5区・猪俣選手と6区・高野選手の4年生2人が快走したことが勝利のポイントだったと思います。
東洋大の柏原選手に抜かれたものの、差を広げられないように最小限の傷に止めたことで、
往路終了時点で早稲田に若干有利な雰囲気が生まれ、
それを6区での攻めの走りで掴んだ逆転によって勝利の形ができたように思います。
1区の大迫選手の飛び出しにしてもそうですが、
今大会では積極的な走りが良い方に作用していたように思います。

逆に東洋大は優勝経験があるせいか、慎重すぎたように思えます。
過去の2回の優勝では各校が落ちてきた後半に勝負をかけて成功しましたが、
今回は天候条件が良かったことや、各校が堅実に走っていたことで、
後半に勝負をかけるという展開ができなかったように見えました。
特に往路の1区、復路の6区といったスタートの走りが堅実に行き過ぎて、
チームに勢いが生まれなかったように思えました。
東洋大としては少々勿体無かったレースかなと思います。

3位の駒沢大は思っていたよりも復路が伸びなかった印象を受けましたが、
1・2年生主体のチームだけに、来年は優勝争いに絡んでくることでしょう。
4位の東海大も2年生の村沢選手と早川選手が快走し、
復路も粘り強く走って順位をあまり落としませんでしたから、
来年以降に期待できそうですね。
来年もまた早稲田・東洋・駒沢の3強に東海大が加わってくる様相となりそうです。

シード権では、拓殖大、青山学院大、國學院大がシードを掴んだのが特徴的か。
学連選抜に、法政、順天堂、亜細亜、大東文化という名前があるのは少し寂しい感じ。
今回のレースでもそうですが、一部の優勝争いをする学校以外の実力は拮抗しており、
どの学校がシード権を取ってもおかしくないだけに、層が厚くなっているなという感じがします。
私学にとっては箱根駅伝は最高の宣伝材料だと思いますし、
これからさらに選手の獲得競争が激しくなっていきそうですね。


◆PCの話 『CG-WKR300GNE』
そういえば、昨年末に報告し忘れていた部分があったので、
今年の早いうちに改めて報告をば。

このルーターにはUSB-HDDの簡易NAS機能があり、
NTFS形式のHDDをそのまま読み書きできるのが売りで、
現在使っているUSB-HDDをそのままNASにできるのは便利ですが、
転送速度自体は鬼のように遅いです…
データ転送速度が1M台で2M乗らない… orz
そういう意味では、実際にデータのやり取りができそうなのは、
画像・音楽ファイルぐらいで、動画はほぼ無理と考えた方が良さそうです。
動画の再生も上手く行かないことがありますし、
4G以上のファイルも扱えるというNTFS形式でのHDD利用というメリットは、
事実上ないといっても過言ではないです。
つまり、実質的にはB社やN社の簡易NAS機能とさほど変わらないということ。
まぁ、取り外してUSBでデータを転送できるのは便利といえば便利ですが。
それほど使い勝手が良いというわけではないので、売りにはなってない感じです。

2011年01月02日

簡単なラクガキ程度のものですが。

年賀絵UPしました。
今はこれが精一杯ですわー。
干支に習って素直にウサギキャラ。そんなわけでウドンゲでした。

ただいま絶賛大掃除中。一体いつが新年なのか。

箱根駅伝が稀に見る大接戦で明日が楽しみですね。

>かめさん
メール送りましたが届きましたでしょうか?

2011年01月01日

謹賀新年

明けましておめでとうございます。
昨日の宣言どおり、今年は最低週一更新(月曜)を目標にして、
日記の更新をしていこうかと思います。
他の更新は相変わらずの気が向いたら、つまり開店休業状態です(^^;
そんな感じのまったり気味なサイトですが、よろしくお願いします(ぺこり)

今年は元日が土曜日で、休みが短いこともあってか、
元日から営業するお店が昨年以上に増えている感じがしますね。
もう2日からだと遅いぐらい。昔は3日からが普通だった気がするのだけれど…
主に家電を中心に初売りセールの広告やサイト探訪をしたものの、
ほとんどが年末の値段と変わらない、むしろ微妙に高値に推移している感じで、
初売りセールへの期待感はあっさりと裏切られた感じです。
お得だと思ったのは、ソフマップ通販の福袋セールの
ロジクール製の無線キーボード(たぶんK340)が3480円で出てたことぐらい。
まぁ、既に朝方に見た時には完売しちゃってましたが… orz
どうも初売りの安売りの程度と休みの長さは比例関係にあるようで、
休みの期間が長いと比較的安売りに、休みがないと安売りもあまりされない、
当然といえば当然の結果なんですが、そういうわけで元日ぐらいは休めよと言いたい(^^;


◆PCパーツの話 『WD20EARS』
2TBのHDDではポピュラーなWesternDigitalのWD20EARS、
私も半年前ほどから667Gプラッタの「00MVWB0」を使用していますが、
昨年末にも報告したとおり、HDDがクラッシュして不良セクタが発生し、故障しました。
その後、購入店を通じて交換保証を適用し、新しいHDDが手元に来たのですが、
取り付けから1日で故障、BIOS上から認識しないという初期不良にぶつかりました。
一度は認識したんですけどねぇ…
外付けのeSATAのHDDケースに入れてフォーマットとかしてたら、
データを入れてないのにセクタの読み込みに失敗し、
本体に取り付けたら死んでいたという状況… HDDの命は儚いですね…
結局、再び購入店に持って行き、店頭にあった新しいものと交換、
今回は外付けHDDケース等に入れず、直接本体HDDに装着、
今のところは問題ないようですが、半年後が怖いです(苦笑)

今回の騒動で色々と調べたのですが、
『WD20EARS』等のWDの大容量ドライブで使用されている
「AdvancedFormat」は、XPで問題があるだけでなく、
バックアップソフトの復元にも対応していないようですね。
私はバックアップソフトに『AcronisTrueImage10HOME』を使用しており、
前回のクラッシュ時にはこれを使って復旧させましたが、
その時点で問題が発生していたようです。
まぁ、今回の初期不良とはまったく無関係ではありますが…
バックアップソフトを使う人は注意した方が良さそうです。
一応、ツールとしてWDのサイトからTrueImageをダウンロードできますが、
製品版と比べると、セキュアゾーンの作成や、ファイルバックアップ、
増分・差分バックアップができないという制限があるようです。
パーティション全体でバックアップを取る分にはまったく問題はありませんが。
ただ、他のバージョンのTrueImageとは共存できないし、
個人的には使いどころに困るなぁという感じがします。
バックアップソフトを持っていない人なら、便利かもしれませんので、
利用する価値はあるでしょう。

で、何が言いたいかというと、HDDの大容量化が進み、価格も下がってきていますが、
大容量HDDの導入にはまだリスクが伴うように思えます。
特に容量を必要としないなら、倉庫用でも1TBに留めるのが無難かと。
それ以上はリスクを伴うと思っていた方がいいかもしれません。
PCデポットで日立の3TBのHDDが2万円を切って出てましたが、
2TB以上にリスクを抱えている3TBのHDDには躊躇せざるを得ません。
買うとすればバルクではなく、ドライバー付のパッケージ版の方が無難かと。
個人的にはもう少し人柱を見ていた方がいいかなぁとは思います。

ちなみに、1年前に購入し、半年前のWD20EARSの交換により、
バックアップ保存用として使用していたWD15EARSも不良セクタ発生。
HDTUNEでは真ん中付近の1ブロックがダメージ表示されるのだけれども、
HDDを埋めてもスキャンディスクでは検出されず、ちょっと不安な状況です。
とりあえず、怪しいHDD領域は空けて使っていこうと考えていますが…
いやー、ホント大容量HDDは怖いですね。
皆さんもいつ逝ってもいいように、バックアップはこまめに取っておきましょう。
それこそバックアップ保存用にでも2TBのHDDを導入しておきましょう(^^;

2011年開幕。

ですね。
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
現状では月イチの更新すら難しい身ではありますが、細く長くやっていきたいと思います。
なまけないことが公私共に目標ではあります。はい(^^;

ニュースでもやってますが、山陰地方は稀にみる豪雪で、
31日は往復で50km程度の移動に5時間費やす羽目になりました。
やれやれと思っていましたが、元日夜からは25kmの渋滞で、
1000台が立往生とか…本気で洒落にならない状態になってたり。
家の前の道路でも、通行する車がほぼ100%の確率で雪にタイヤを取られて動けなくなるし。
もう夜遅い時間ですが、新聞も年賀状もきていません。
こんな大雪は記憶にない。3日間籠城して過そうと思います。

年賀絵はもうちょい待ってていただけると助かります。


ちなみに、そこそこ大枚使ったC79予約分は、めろんさんの奇跡で第一陣が旧年中に到着しました。
感想などはまた後日。