袁氏は後漢末を代表する名門の一つ。
三国志の中に袁氏の人物が沢山出てくる。その影響力も大きい。
反面、三国鼎立後を含めても、これほど多くの骨肉の争いを演じた一族も少ない。

袁紹・袁術の争いから、袁譚・袁尚の争いまで。
三国志という時代の前半においては、
その半分近くが袁氏の私情を要としているといっても過言ではない。
その私情はやがて周辺勢力をも巻き込み、
西暦200年までは、劉備も曹操も孫堅も孫策も、ある意味彼らの引き立て役に過ぎない。

とはいえ、所詮は私情。
結局、名声も強力な人脈も役に立てることが出来ないまま、衰退の一途を辿った。
…などなど、後世においては批判される面がかなり目立つ。
唯一つ目をつけるならば、曹操よりも早く人材招聘を進めたこと。
能力主義・実力主義の先駆けと言っても良い。

以下、一族および将軍・幕僚など
袁紹 袁譚 袁熙 袁尚

田豊 沮授 審配 郭図 逢紀 

袁術

袁遺

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