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2012年01月30日

地震

先週の土曜日に山梨・静岡の富士山周辺地域で地震があり、こちらでは震度4を記録しました。
特徴的なのが揺れ方で、一発縦揺れでドンと来て、10~20秒ほどで鎮まるなど、
福島・宮城地域を震源とする地震に比べて、揺れる時間が短かったです。
個人的にはプレートテクトニクス論を全面的支持をする気はなく、
水蒸気爆発説も採りうるのではないかと考えているので、
今回のケースは後者寄りなのではないかとも思ってしまいます。
すぐに富士山が噴火するとは言いませんが、変化の兆候があることは確かだと思われます。
今までは伊豆半島沖を中心とした地震が多かったんですがねぇ… どうなりますか。

まぁ、そうやって改めて地震のメカニズムに思いを馳せてみますと、
私達は地球の内部について正確に知っているとは言い難いんですよね。
さすがに、地球空洞説だとか、アンダーグラウンドやラギアスがあるとかは言いませんが、
実際に中心を目指して掘り進めたわけではないだけに、
地球の内部構造がどうなっているのか、物的証拠を示すことはできていません。
日本の掘削船「ちきゅう」が今年にも深海を掘り進めるとのことですから、
地球の内部構造が少しでも明らかになればと思います。
日本人にとっては地震のメカニズム・地震予知が重要ですかね。
個人的にプレートテクトニクス論で分からないのは、
プレートが動く理由であるマントルの実際の動きがどうなっているのか、
超低速で動くプレートが地震を起こすだけの衝突を生むのか、がよく分かりません。
いやはや、難しくてよく分かりません。地球はまだまだ分からないことで満ちていますね。


◆ニュースネタ 東京電力の値上げに東京都がNO
先週、東京電力が事業者向けの電気料金の値上げ、
次いで家庭用電気料金の値上げも検討とぶちまけましたが、
値上げの試算には東京電力の経営合理化は盛り込まれず、
過去のデータで算出した数字を元に値上げ幅を決めたとのことで… そりゃNOを突きつけます。
福島原発の賠償訴訟でも居直ったような態度を見せるなど、
完全に破綻企業としての自覚はなく、大甘な公的大企業の体質が抜けていないように思えてきます。
このままでは東京電力の再生は不可能で、各種改革も思うように進まないでしょうなぁ…
やっぱり一度潰した方がいいんじゃないかと最近は思うようになりました。
今のままではリストラクチャー(再構成)できないよ…


◆プロ野球 キャンプインを前に駆け込み補強
中日がメジャーに挑戦していた川上憲伸投手と正式契約したとのことです。
これまではセリーグは巨人の補強ばかりが目立つ形で、セリーグの優勝は決まりかという雰囲気がありましたが、
中日が川上投手を獲得してチェン投手の穴を埋めたことで、セリーグも分からなくなってきましたね。
メジャーの日本人選手では、松井秀喜選手を始め、福留選手や井川投手らも未決定で、
日本に戻ってくる可能性もあるだけに、まだまだ戦力は流動的になりそうですね。

それとソフトバンクがブラッド・ペニー投手の獲得に乗り出しているとか。
もし獲得に成功すればホールトン投手の穴は埋めることができ、
杉内投手の穴は帆足投手で埋められるでしょうから、投手陣の穴は最小限で済みそうです。
そうなってくると、ソフトバンクのV3の可能性は十分出てきそうですね。
むしろ抑えの方が馬原投手が開幕微妙とのことで気になるところですが…

2012年01月27日

超超遅くなりましたが。

今年もよろしくお願いします。きぬはたかわいいよね(挨拶)

ホントは1月3日に"東洋大学「幻世『ザ・ワールド』」"とかいうアホタイトルで書き込むはずでしたが、
もろもろあってなかったことになりました。というか、書かなくて本当に良かった。馬鹿ですね私は(--;

また、とっとと新年の絵とか寒中見舞いとか描けばよかったのですが、
弟の介護や行事などなどで、ずるずるとこの日まで引っ張ったことは、今更ですが申し訳なく思ってます。
仕事気にせず正月休み迎えるなんて去年のこの時期には思っても見なかったぜ。
あとはビシビシいければいいなー。東方はしばらくの間、同人買ったりプレイしたりは封印します。
新作しないので人気投票もしない。落書きはするかもしんない。

■TOP絵について。
この間、プチ同窓会みたいなのがありまして。
軽い冗談のつもりで「制服+マフラー装備の女子学生て最高じゃね?」みたいなこと言ったら、
既婚者に軽く引かれたとかそんなオチ。自重しろ俺。

抑え切れんから描いてみた。どこが冗談なんだか…
サイズ小さいですが、なんかこう、何もないところ+軽装備=寒そう
という公式が成り立つかなーと無茶してみました。結果はご覧のとおり。女子学生難しい。
それともっと人物小さくすれば良かった。あと動きも欲しい。全体的にダメすぐる(TT)

色がおかしいのはCintiqたんの調整不足のためです。
つか、PC起動するたびにドライバインストールし直しとかおまえは鬼かっ。

windowsに愛想が尽きてますが、SAIを超えるソフトがLinuxに見当たらないため、我慢中。
タブレットの調整をがんばればGIMPデビューできるかも。

2012年01月23日

雪山

ここ数日、寒い雨の日が続いたこともあって、
夏山のようだった富士山にも雪がドカッと乗りかかり、雪山らしくなりました。
こちらでは雪が降っていませんが、風が冷たく、一気に寒くなった感じがしますね。

特にこれといったネタなし。細かいニュースにちょこちょこコメントする形に。


◆ニュースネタ 消費税増税問題
相変わらず、上げる上げないの話ばかりで、国民から中身の議論が出てきてないのが…
政府は完全スルーを決めているようですが、軽減税率の話が国民から出てきてもいいようなものも…
それでも議員定数削減や特別会計の再編といった政権交代時に期待された政策に対して、
例え増税のためのポーズ取りという側面があるにしても、
取り組み始めたことは一歩前進といったところでしょうか。
絵に描いた餅に終わらず、進んでくれればいいんですが、波乱含みでしょうねぇ…


◆ニュースネタ 沖縄の基地問題
内閣改造が行われ、防衛大臣云々という報道がなされていますが、
基地の県外移転を再度主張する大臣を起用するとは思えませんし、
誰が大臣になっても沖縄の反応は変わらず、貧乏くじのイメージがあります。
福島原発の汚染土壌の処理地の問題にしてもそうですが、
どこの自治体も受け入れ難い問題なだけに、一番合理的な場所を利用するのは致し方ないように思えます。
勿論、我慢の限界もあるので、それ相応の補償が国民から提供されるべきだとは思いますが。


◆ニュースネタ アメリカでSOPA法案が審議
アメリカのWikiが閲覧不能になるというニュースが流れ、
何でだろうと思っていたら、こういうことだったんですね。
アメリカでオンラインでの海賊行為を禁止する法案が審議中だとか。
こうなると著作権上グレーゾーンだったものが一気にクロとなってしまうだけに、
文書掲載サイトや動画投稿サイト、ファイルサーバーは死活問題になるでしょう。
アップされた時点で著作権の判断をなさねばならず、
それはもう掲載までのタイムラグがあることを意味し、
ましてやWikiのような文章では無断引用なのか創作なのか判別するのはほぼ不可能でしょうに。
規制の流れは致し方ないにしても、暴力的なやり口になっちゃってますね。

そうこうしていたら、ファイルサーバーの一つMegaupuloadが利用停止に。
FBIの捜査で逮捕者も出たとのことで、
他のファイルサーバーも一時停止や自粛傾向になっている模様で。
一体着地点はどこになるんでしょうねぇ。
著作権を守ることは大事だけれども、
同時に盗作までいかないまでも盗用は新しい文化の担い手にもなるわけで、
それはYoutube等の動画投稿サイトからも明らかですから、
あまり締め付けすぎるのも良くないわけですが…
アメリカは映画の著作権が伸びに伸びたりするし、裏はディズニーなのかねぇ。


◆野球ネタ ダルビッシュ投手がレンジャーズと契約成立
一時は時間切れも心配されましたが、
北海道日本ハムファイターズからポスティングシステムを利用してメジャー挑戦をした
ダルビッシュ有投手が落札球団のレンジャーズとの契約が成立したとのことです。
日本の野球ファン以上にダルビッシュマニアだったレンジャーズに所属するということで、
将来的にも強豪としてプレーオフを沸かせてくれるでしょうし、
一野球ファンとして楽しみの方が大きいです。
ここの所、低下している日本人選手の評価を再度上げるためにも、
ダルビッシュ投手に対する期待は大きくなりますね。

まぁ、でもポスティングシステムはもう止めた方がいいですね。
契約成立したから良かったけれども、もし破談になっていたら、どうなったことか。
ダルビッシュ投手の場合はFAがまだ先ですから、
岩隈投手や中島選手のように来年FAで挑戦とはいかず、
再度ポスティングにかけるということになってしまい、
資金がかかりすぎることを敬遠する球団が増えたり、
契約がまとまったとしても守銭奴のイメージが強くなりすぎる等の弊害が大きくなったことでしょう。
送り出す側の日ハムとしても、来年以降だと入札額は間違いなく低下したでしょうし、
今回契約がまとまってくれて良かったと思ってるのではないでしょうか。
青木選手や中島選手への入札額も少なかったこともありますし、
全てFAにして残り年数分を選手からの上納金として戴く方がいいような気もします。
まぁ、選手側からすれば不当な搾取になりかねないわけですが、
ポスティングで受ける不利益の方が大きいだけに、議論の余地はあるかと思います。

それにしても、日ハムはポスティングで得た資金をどう使うつもりなんですかね。
今のところは明確にされていませんが…
オリックスはイチロー選手の資金で韓国球界から具投手を獲得、
西武は松坂投手の資金でバックスクリーンやトイレの整備等の球場リフォームに使用、
大きな資金なだけに、使い道をある程度示しておかないと、
ファンや選手からあらぬ目で見られかねないだけに、速やかな対応が必要かと思われます。

2012年01月13日

富士山

世界文化遺産登録を目指す等、ニュースにもなっている富士山ですが、
冬になったのにも関わらず、雪の量が異様に少なく、ハゲ山状態になっています。
JR東海で富士山の絵を描いた列車を走らせるようですが、
そこに描かれた富士山はもはや嘘っぱちとしか言いようがなく、
今の富士山の姿と我々が想像する富士山の間に大きな乖離が見られます。

我々が描く富士山の姿をおにぎりに例えるならば、
1枚の海苔で底を巻き、ご飯が露出している米の部分が雪、
それがかつての富士山の姿でしたが、
今ではコンビニでお米全体が海苔で覆われているおにぎりを買ったところ、
開封時に失敗して右上の方の海苔だけ剥がれてしまい、
少し米が露出している部分が雪、それが今の富士山の姿になっちゃってます。

年明けから太平洋側は比較的暖かく、降水量も少ないとはいえ、
一昨日は寒く、箱根でも多少の積雪があったのにも関わらず、
一夜明けた富士山は雪がほとんど積もっておらず、何とも寂しい限りです。
昨年の東日本大震災後に感じられた地の底から湧いて出る感覚はないものの、
富士宮では相変わらず地下水が止まっていないようですし、
富士山の活動が多少なりとも変化していることは間違いなさそうです。
まぁ、さすがに噴火するとまでは言いませんが、ちょっと心配ですね。


◆プロ野球 今シーズンのパリーグの展望
まだキャンプ・オープン戦前なので、こんなことを書くのは早いわけですが…
ソフトバンクと西武のFA補償がそれぞれ金銭となり、
外国人補強もソフトバンク以外は一段落着いた感じで、
残りは日ハム・ダルビッシュ投手の去就のみとなったので、ここで一度整理しておこうかと。

現段階で昨年に比べて戦力がアップしたのが、オリックス・楽天。
戦力がダウンしたのが、ソフトバンク・西武。
あまり変わらないのが、ロッテ。
ダルビッシュ投手が残留すればアップの日ハム、移籍なら大幅ダウンの日ハム。
以上のように分類できるかと思います。

注目はやはりオリックスですね。
新外国人選手として韓国の主砲・李大浩選手の獲得に始まり、
西武からFAのミンチェ投手、巨人をFAではなく自由契約にしてもらった高橋信二選手を獲得、
積極的な補強が目立つ今年のオリックスです。
昨年までは坂口・後藤・T-岡田選手と左打者に偏りがちな打線でしたが、
李大浩選手の獲得によって、坂口・大引・後藤・李・T岡田・バルディリス選手と左右ジグザグとなり、
打線のバランスが随分と良くなります。
実際に李大浩選手がどれだけの成績を残すか分かりませんが、
課題の右打者を補強できたのは大きいかと思われます。
投手陣は金子・中山・西投手らの若い先発陣に、抑えの平野・岸田投手にミンチェ投手が加わり、
リリーフ左腕以外に大きな穴はなく、戦力的に揃った印象を抱かせます。
ただ、オリックスはシーズン成績もそうですが波が激しいところがあり、
選手は隔年病の傾向が強く、好成績の後に悪い成績という形で(例えば、移籍組ですが木佐貫投手)、
シーズン中も連勝・連敗と好不調の波が激しいところがあるだけに、
どれだけ安定した戦い方ができるかが鍵となってくるように思います。

楽天は大きな補強こそなかったものの、
他球団の構想外になった選手を集めることで、チームの再生を狙っています。
投手では、ヤクルトの川島投手と橋本投手、阪神の上園投手、オリックスの加藤大輔投手、
野手では、横浜の稲田選手、ソフトバンクの小斉選手、ロッテの定岡選手、等々。
肝心の山崎武司選手が抜けた穴は、新外国人選手のテレーロ選手と、
西武から移籍のフェルナンデス選手で埋められるかどうか。
外国人選手が働けば、打線の得点力不足という課題は解消されますが、
こればかりは蓋を開けてみないと分からないだけに、未知数な面が大きいです。
岩隈投手の抜けた穴は永井投手の復活や若手の成長で埋められそうですが、
最後まで定まらなかった抑え投手の問題は解決していません。
経験のある加藤大輔投手が復活するかどうか。
ただ、全盛期でも安定感あるタイプとは言えなかっただけに、課題は大きいです。

ソフトバンクは杉内・和田投手という左の両エースを失ったのが大きな痛手。
野手陣の要である川崎選手も抜けますし、戦力的には厳しいです。
課題の投手陣は、攝津投手とFA移籍の帆足投手を軸に据え、
昨年台頭した山田・岩崎・大場投手のさらなる成長や、
実績のある大隣投手や新垣投手の復活に期待がかかります。
一昨年前は杉内・和田投手の2人以外の先発が固まらない中でも、
強力なリリーフ陣で優勝を遂げた実績があるだけに、何とかなる可能性もあるのですが、
その時とは違って、抑えの馬原投手に対する信頼感が落ちているだけに、
リリーフ陣への過度な期待もできないように思われます。
昨年のシリーズの継投で馬原投手は先発転向なのかと思いましたが…抑えを続けるんですかねぇ?
まだ外国人投手の補強は続くでしょうし、獲得する外国人選手の活躍次第でしょう。

西武は帆足投手とミンチェ投手を失い、フェルナンデス選手を失ったものの、
中島選手がポスティング交渉決裂残留によって、戦力のダウン幅は最小限となりました。
フェルナンデス選手は抜けたものの、新外国人選手を2人獲得し、
投手陣では十亀・小石投手という左右の即戦力投手2人を獲得し、
新外国人投手を同じく2人補強しています。
実績のある選手の離脱は痛いのですが、若い選手が育ちやすいチームということもあり、
昨年とは違って優勝争いに絡んでくるのは間違いないかと思われます。

ロッテはドラフトで藤岡投手と中後投手という大学生左腕2人を獲得し、
トレードで出してしまったサブロー選手をFAで再獲得するなどしたものの、
それで補強費が尽きてしまったのか、外国人選手は巨人退団のグライシンガー投手と、
ヤクルト退団のホワイトセル選手の2人で補強を終えてしまいました。
特に打線の得点力不足が課題だったのに、ホワイトセル選手1人でいいのでしょうか…
サブロー選手が全盛期の働きで4番を打ち、
大砲候補の大松選手が復活すればなんとかなりそうですが、現段階では不安の方が大きいです。

日ハムは横浜退団のスレッジ選手が復帰し、怪我をしていた田中賢介選手が戻りますから、
成長した中田選手を含めて打線は強力になるわけですが、
ドラフトでは菅野投手を事実上逃したことで1位指名を棒に振ってしまったことで、
ダルビッシュ投手の移籍が決定してしまうと、投手陣に与える影響はかなり大きくなります。
ダルビッシュ投手が残留すれば、優勝候補筆頭に出てくるぐらいの戦力はありますが、
抜けるとなると、武田勝投手ではエースの荷が重く、ケッペル・ウルフ投手も一歩足りない、
栗山新監督の経験のなさも考えると、上位争いも厳しくなりかねません。
ダルビッシュ投手のポスティング資金でもう1人軸となる先発投手を獲得するのか、
ダルビッシュ投手の去就とその後の補強に注目が集まります。

2012年01月06日

中島の交渉は決裂、西武残留へ

埼玉西武ライオンズからポスティングシステムを利用し、
落札球団のヤンキースと交渉していた中島選手の西武残留が決定したようです。
落札球団が決まった時から心配はしていましたし、
途中経過から伝わってきた今季の1/4の年俸8000万円以下という低条件から、
残留した方がいいのではないかと思っていたのですが…
いざ交渉決裂となると、複雑な気分です…

それに拍車をかけているのが交渉決裂のタイミングです。
交渉期限は7日の朝まででしたから、少なくとも今夜までは交渉が続くと思っていたのですが、
昨晩に中島選手が代理人と交渉するために渡米したとの報道があった後、
翌朝すぐに交渉決裂報道ですから、中島選手は代理人と直接話すことができたのか、
その上での納得しての交渉断念なのか、疑問の残るところです。
報道があっただけで、実際に渡米したのが何時なのかは分かっていないのですが、
代理人と直接話し合ったのであれば、ギリギリまで交渉すると思われるので、
その前に交渉が打ち切られて締まったのではないかと不安になります。
まぁ、例え、引き続き交渉していたとしても、
ヤンキースの提示する条件は変わらなかったでしょうから、結果は変わらなかったかもしれませんが、
少しは釈然としない気持ちも薄まったのかなという気もします。

今回の交渉決裂に関しては致し方なかったように思えます。
球団が決まる前から年俸が半分になる可能性は考えていましたが、
実際はそれ以上の低評価、1/3を超える1/4近い完全な控え選手評価…
メジャー挑戦はお金ではない、「夢」だと言うかもしれませんが、
その「夢」は人それぞれであり、裸一貫でやりたいなら、プロ野球を経ずに渡米すべきですし、
最高峰の舞台、メジャーリーグでやりたい夢であるのなら、良い契約条件を求めるべきです。
アメリカは競争社会・実力社会と言われますが、実際は「契約社会」です。
良い契約条件を手にした選手から使われていくわけですから、
今回の中島選手の契約の場合、開幕メジャーの保証はなく、下手するとマイナーの招待選手並み、
仮にオープン戦で結果を残したとしても、ジーター・Aロッド選手らが万全なら試合に出ることはおろか、
ベンチ入りも他のポジションの選手を優先する可能性が高かったでしょう。
そうなると、マイナーで外野を含めた複数ポジションに挑戦しながら、
(契約優先度の)「順番に」出番を待ち、出番が来たとしても故障者が出ない限りはベンチ…
良くてマイナーを行ったり来たり。最悪、1年はマイナー漬けにされたことでしょう。
アメリカの野球を体験したいというなら、マイナーで野球を学ぶことも大事だと思いますが、
メジャーで野球をやりたいというなら、条件的には決して良くはありません。
選手として脂の乗った時期に、マイナーで干されてしまうというのはマイナスでしょう。
メジャーで試合に出たいのならば、1年待ってFAで自由に交渉した方が良い条件を取れるかもしれません。

ただ、忘れてはならないのは、控え選手評価のヤンキースが落札球団となった事実です。
日本人内野手はこれといった成功例がなく、外野手の青木選手でさえ、中島選手と変わらない評価、
メジャーリーグの日本人野手を見る目がシビアになっていることは間違いありません。
仮に、来年、海外FAでメジャー挑戦を表明したところで、好条件を提示する球団がるかどうか…
もっと日本で圧倒的な数字を残したり、複数ポジションを守れることをアピールしないことには、
メジャー挑戦の足がかりさえ掴めなくなる可能性もあります。
中島選手ならトリプル3、ホームラン30本は必要とされないでしょうから、
3割3分で首位打者争いをし、100打点、30盗塁以上をマークし、
守備ではショートだけでなく、セカンドや外野を守れることをアピールすると幅が増すかもしれません。
いずれにせよ、現状のままなら来年も厳しい評価に曝されてしまうでしょうから、
今年しっかりとした成績を残し、昨年のうちに入札しておけば良かったと思わせるような活躍をしてもらいたいですね。


◆ライオンズネタ 中島選手の残留による影響
ライオンズファンとしては中島選手の残留は嬉しいですし、
これで打線の心配が吹き飛ぶ形になって良かったのですが、
ただ、それで万々歳かというとそういうわけでもなく…
問題は中島選手の今後に対する気持ちと、後継と目されていた浅村選手のポジションです。

まず、中島選手は今後どうするのか。
自由契約でのメジャー挑戦というような形は取らず、ライオンズでプレーするようですが、
来年オフに海外FA権を行使して再びメジャー挑戦を目指すのか、
それともメジャーへの夢は一時封印して、ライオンズで切磋琢磨するのか、
来年球団に残るのかどうかが気になる所です。
もし、メジャー挑戦するなら、変わらずにショート一本なのか、
それともセカンドや外野にも挑戦するのか、それによって起用法も変わってきます。
中島選手の起用法が固まらないことには、後継と目されている浅村選手の起用法も定まらず、
本来ならショートを予定されていましたが、
昨年同様にファースト・セカンド・ライト・レフトとポジションが定まらなくなる可能性も。
浅村選手の今後を考えれば、できるだけポジションを固定したいので、
内野なら内野と決めたいところなのですが…
流動的になった2人のポジションをどうするのか、頭を悩ますところです。

次に、浅村選手のポジションを決める上で問題なのが片岡選手の状態です。
肩の手術を行い、リハビリ中の片岡選手ですが、
新外国人選手としてセカンドも守れるヘルマン選手を獲得したことを考えますと、
開幕には間に合わない可能性が高く、肩の復調具合が心配になってきます。
もし早期復帰を果たしたとしても、肩の痛みが完全に消えるのかどうか。
もしもセカンドのようにショートスローが多く、
肩の稼動範囲が狭くて負担が大きくなるようなポジションが無理だというなら、
ショートや外野コンバートも視野に入れなければなりませんし、
片岡選手がセカンドを守れないという状況が長く続くのであれば、
浅村選手をセカンドで使い続けた方がいいと思いますし、
短期的な時間でしかないなら、別のポジションで固定して使った方が良いように思います。
そうなってくると、ファーストが無難でしょうか。
チーム的には外野を守ってくれると便利なんだけれども、
内野から外野へ、外野から内野へ戻るケースはあまりないですからねぇ…
中日の荒木選手ぐらいしか浮かんでこない。
そもそも二遊間の選手が余ることの方が珍しいですから、
なかなかそういったケースが生まれなかったこともあるのでしょうが…
嬉しい悩みということでしょうか。

中島選手の残留を受けての野手陣容を考え直してみますと…
 1番 レフト   栗山
 2番 セカンド  片岡or原
 3番 ショート  中島
 4番 サード   中村剛也
 5番 ファースト 浅村
 6番 DH    クリス・カーター(対右)、ヘルマン(対左)
 7番 ライト   坂田or大崎(対右)、高山or佐藤友亮(対左)
 8番 キャッチャー炭谷
 9番 センター  秋山or斉藤

上位打線の1~4番が昨シーズンとほぼ変わらないので、
これだけで打線の安定感が出てきました。
浅村選手を外野に回せば、ファースト・DHがさらに有効に使えますが、
前述のように固定して使いたいので基本ファーストで。交流戦は外野あるかも。
これで外国人選手は少なくとも1人機能してくれれば良いことになり、
かなり計算が立つようになりました。
それでも外野が1枠以上空いている状況に変わりはなく、
年齢的にも坂田・大崎・高山選手の3人は勝負所だと思うので、
レギュラー取りに向けて頑張ってもらいたいです。
熊代選手は以前書いたように期待が高いので、
スイッチ転向を成功させるためにも2軍で実戦中心で、シーズン終盤に期待してます。
他にも高卒3年目の石川選手やルーキーの田代選手もいるだけに、
外野の中堅・ベテラン選手は今年しかチャンスがないつもりで頑張らないと。

浅村選手に話を戻しますと、正直、中島選手が抜けることを想定したオーダーで、
ショートを守って主軸を打つのは厳しいかなと思っていました。
浅村選手も下半身を使う打撃フォームですし、
負担の大きいショートでは今シーズンのように疲れが出てしまう可能性があったからです。
でも、中島選手が残留となったことで、打撃の方にある程度集中できますので、
来年は打撃の方での主力選手入りしてもらいたく、5番起用としました。
目標は2割8分10本70打点以上、3割15本80打点以上で満点です。

話が変わって、ソフトバンクの移籍した帆足投手のFA補償ですが、
戦力的には中島選手の残留で充当され、
ポスティング分が消え、年俸分が圧し掛かってくるので、金銭補償が大ですね。
これでリストから外れた松中選手を指名したら、優勝に向けて本気だと思いますが、
昨年の流れからしてそれは「ありえない」だけに、金銭補償でしょうね。
右の外野手が足りないだけに多村選手もいいのですが、松中選手と同じ理由でなさそう。
あとリストを外れてそうな選手だと江川選手が微妙なところですが、
それなら金銭を選びそうな感じもするので、やっぱり金銭補償が濃厚かと思われます。

2012年01月03日

箱根駅伝は、東洋大学が完勝

正月恒例の箱根駅伝は東洋大学が往路・復路ともに制し、
往路新記録を始め、復路も新記録をマーク、
総合も去年の早稲田大学の記録を8分も更新、
加えて昨年は最小タイム差の21秒の2位に終わったのに対し、
今回は最長タイム差となる9分差を付ける独走での優勝となり、
文字通りの東洋大学の圧勝という結果でした。

柏原選手が入学してから、往路で圧倒的な力を持ち、
2年連続の優勝、昨年も僅差での2位と、元々、力のあるチームでしたが、
5区での柏原選手の逆転が前提だったこともあり、
柏原選手頼みな面は否めませんでした。
それが今年は1区の宇野選手の区間4位から始まり、
2区の設楽啓太選手が区間2位でトップに立つと、
3区の山本選手も競り合いながらも区間2位の走りでトップをキープ、
4区の田口選手は1年生ながらも区間賞の走りでリードを広げ、
5区の柏原選手が区間新記録をマークして2位と5分差を広げて往路をフィニッシュ。
そんな大きなリードがあれば、前半抑える無理をしない戦略を取るものですが、
復路も前半から積極的なレースを見せ、
6区の市川選手が区間賞、7区の設楽悠太選手が区間新記録をマーク、
8区の大津選手もあと一歩で区間新という好記録での区間賞、
9区の田中選手こそ区間6位に終わったものの、
10区の斉藤選手も区間賞をマークするなど、
柏原選手抜きでも勝てていたとさえ思える完璧なレース結果でした。

もう今年は東洋大学が強かったとしか言いようがないですね。
ライバルの駒沢大学や早稲田大学が往路で思ったほどに伸びてこなかったこともありますが、
各選手が箱根にコンディションを合わせ、安定した走りを見せたことは見事でした。
唯一、一昨年の優勝と昨年の追い上げの立役者で、
柏原選手と並ぶ中心選手であった4年生の田中選手が記録が伸びなかったのは残念でしたが、
1~3年生が悉く好記録をマークできた背景には、
彼ら4年生のリーダーシップがあったからこそだと思います。
注目の柏原選手もこれまでとは違う下りでの速さを見せるなど、
さらなる進化を見せつけ、今後の日本の長距離会での活躍を期待させるものでした。
優勝、おめでとうございます。

一方、東洋大学が記録的な好タイムをマークした関係で、
8区で3校の繰上げスタート、9区で5校(?)が繰上げとなって、襷が繋がりませんでした。
しかし、昨日の5区で大ブレーキとなり、記録的には最下位に終わってしまった東農大は、
6区で佐藤選手が区間2位の好記録をマークするなど、
復路で挽回して意地の走りを見せてくれました。
レース結果としては早々と優勝やシード校が確定する展開ではあったものの、
内容的には見所の多いレースだったように思います。


◆ニュースの話 消費税増税
増税法案が通らなかったら解散総選挙って本気なんでしょうかねぇ…
民意を見誤っているとしか思えないのですが…
確かに、統計的には消費税増税容認の意見が多くなってきているとは思いますが、
無条件で賛成する人などいるわけもなく、
消費税増税の時期の問題、消費税増税の方法、増税分の使い道と、
増税の中身の議論で意見が分かれることは必至です。

私自身は消費税増税は必要だと思っていますが、
それでは今の民主党案に賛成するかと言えば、明確に反対する立場です。
給付付き税額控除ってカナダ式を考えているのでしょうが、
それは税制全体を考えた時の不公平感の対策として採られるものであって、
消費税増税による逆進性(低所得者に相対的に負担となること)対策ではないからです。
給付付き税額控除は支出で考えるのではなく、収入で考えてしまうわけですから、
収入をゼロにすれば給付を最大に受けられるわけで、
収入ゼロでも預貯金で暮らせる家庭は給付を受けられる可能性が出てきますし、
ありえない話ではありますが、消費を最大限に切り詰めれば、
それこそ窃盗を繰り返すのであれば、給付だけを受けられるという可能性が出てきます。
つまり、消費に対する対策ではないので、逆進性の対策とイコールにはなりません。

普通に考えれば、食料品等への軽減税率の適用に話は行くのですが、
やはりというか何と言うか、上げる税率に対して負担する議論のコストが高すぎるためか、
まともに議論されていないのが現状といった感じです。
そもそもの課税方式、小売店が消費者に代わって負担する現在の方式では対応できないためで、
消費税の抜本的議論が必要なはずなんですが、
結局、国民の方もイエスかノーかでしか考えておらず、
中身の議論まで至っていないのが現状のように思えます。
私としては一番手っ取り早いのは、消費税を一律に上げて、
軽減税率適用分を確定申告等で還付させるのが良いかと思うのですが、
何に軽減税率を適用するのかしないのかで一悶着起こってしまいそうではありますね。

現状の流れだと、民意を誤った野田首相が解散総選挙やって大敗。
結果として消費税増税はまた流れてしまい、日本経済も回復しないまま財政破綻でIMFのお世話に、
うわー財政再建ためだけの大増税だ、死ぬよ~となって日本は滅びました。めでたしめでたしが濃厚。
政治家も政治家だけれども、一向に民意が成熟しないのも…


◆ゲームの話 『WHITE ALBUM 2』
もう嫌だ。どうしても主人公はこんなにアホなんだ… orz

…まぁ、始まりの時点が雪菜ラブラブMAX状態で始まるので、
それも一応考慮されており、選択肢を選ぶ形になってはいるのですが…
主人公のあらゆる行動が遅すぎます。すっげーイライラする…
雪菜が不安定な状態のままだったら、あの対応も分からなくはないものの、
通常以上に回復しているのだから、もっと雪菜を信頼してもいいのに。
大体、最初のかずさとの出会いはともかく、
その後の取材や密着取材なんて、お蔵入りしない限りは100%世に出てバレるのに、
約束を律儀に守って報告しない意味が分からない。
お前はバカなのか? もう勘弁してくれよ、マジで。

終章は主人公の弱さだとか恐怖に共感できるところもあったので、イライラ感が相殺されていたものの、
終結部でのその対応はまるで浮気が見つかったご主人状態としか思えず、イライラ感ばかりが募ってきます。
おそらく問題は、かずさルートと雪菜ルートがほぼ共通した展開であることでしょう。
2つを全く別のルートに分けてしまった方が良かったはず。
中途半端に共通化させてしまったことが、なによりの失敗でしたね。

そんなこんなで現在は中座状態。もう妄想に逃げてる(爆)
妄想の中では、主人公と雪菜とかずさの3人の共同生活展開中です。
既に頭の中では、コンサートでかずさが2人の結婚を祝したオリジナル曲を作って披露し、
雪菜はかずさの専属マネージャーになりました、というエンディングが見えています(笑)
まぁ、最後までやってないから、本当の結末を知らんわけですが(^^;
あー、やる気減退中。もう妄想に生きようかと思います。勿論、かずさ・雪菜でレズプレ(以下略)。

2012年01月01日

2012年の始まり

元日にいきなり地震ですか、そうですか。
地球も2012年をワクワクしていると捉えましょうか。あれ、それだともっとヤバイのか?
天変地異は防ぎようのない面があるだけに、何事もないことを祈りたいです。
私たちにできるのはもしもの時の備えと、
地球環境を破壊しないように節電・モッタイナイ作戦で限りある資源を大切にすることでしょうかね。

そんなこんなで、遅くなりましたが、皆様、明けましておめでとうございます。
昨年もサイトの更新はほとんどなし、ブログも1週間に1回の目標は達成できず、
2週間に1回とか、最大で3週間ほど空いてしまうこともあって、反省の一年でした、
もうね、自分のサイトを開かない日も多かったし、それはそれでマズイな、と(苦笑)
今年こそブログを1週間に1回は更新し、サイトを毎日チェックできるように頑張りたいです。

それにしても元日営業のお店が普通になってきましたね。
出遅れないためにも早めに広告をチェックしなければならず、元旦は慌しいです。
…とはいえ、買ったのは298円で出てたメモリーカードリーダーだけですが… orz
福袋とか買う気にならないんだよなぁ… 買うことが目的ではなく、使うことが目的だから。
初日の出の方は無事に見られました。曇りがちだったものの、わりと綺麗に見えました。
県内でも他の地域では見えないことが多かったようでラッキーでした。
それにしても富士山の雪は少ないなぁ。クリスマス寒気が抜けてから暖かいですし。
まぁ、心情的にはクリスマスも年末も正月も寒気が吹き抜けてますが。
小木曽雪菜だけが心の癒しです(爆)


◆ゲームの話 『WHITE ALBUM 2』 微ネタばれあり、注意
今年はWHITE ALBUM2の雪菜シナリオで二年参りならず二年プレイ。
雪菜かわいいよ雪菜。怒ったところも、拗ねたところも、ちょっと弱気になって軟化していく様も。
描写的にキスを2時間していたというなら、もっとキス押しでも良かった気がします。
まぁ、わりと長めで、それより長いのはWINTERSのKISSシリーズぐらいかもしれませんが、
それぐらいねちっこくやっても良かったかなと。
今回は小春のあまがみシーンだとか、雪菜の尺八シーンだとか、Hぃアングルが多かった感じがします。

と、そんな感じで雪菜がハッピーエンドを迎えて大満足。
もう「窓に置いた加湿器を~強くしてる午前2時~♪」になったので寝ようかと思ったら…

(以下、軽くネタばれあり。閲覧注意。続きを読むを選択のこと)


えぇ!? こっから落とすのかよ、鬼か(まだ落とすかどうかは未確認ですが)という展開に…
意味ありげにあった麻理ルートと雪菜ルートのコンサート選択肢は消えるし。
選ばせろよ、そっちの展開でいいんだよ。これはこれでハッピーエンドで終わろうよと。
ライターはそんなに雪菜が嫌いなのかと(苦笑)
話自体はそのまま続くだけに、前回のように次回作を買ってねということではなかったので、
その点だけは良かったのですが… さすがに引っ張りすぎだと思いました(^^;

まぁ、でも更に綺麗になった雪菜を見れたのは嬉しいです。
「可愛い少女→憂いを持った美少女→美女」と雪菜の美しさに磨きがかかってます。
大学以降は黒ストッキング着用ですし、文句なしといった感じです。
予想されたかずさの登場がまだなので、今のうちに幸せを噛み締めておきたいです。
つーか、この状態から裏切ったら鬼。もはや婚約破棄だろうと。
そんな裏切り展開になるとしたら、主人公はさっさと身を引けと素直に言いたくなっちゃいます。
ちょっと引っ張り感が出てきてしまった感じもしますが、最後までプレイする予定です。