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2020年05月31日

テラハ問題+グラブル+任天堂関連動画

…まぁ、自分はああいう番組が嫌いなので、全然語れないわけですけど(苦笑)

こちら 出演者の人格をコンテンツ化する
こちら 編集カットの問題
こちら 視聴者の欲望は止められるのか? ワイドショーとの共通点
こちら テラハ問題を理解できない若者

最近、自分がハマっている『アイドルマスター シャイニーカラーズ』でも、
偶然にも5月初旬のアンティーカに関するイベントで同種の番組にまつわるものでしたね。
こちらは恋愛要素がなく、番組製作側の意図的な切り抜き編集に苦しめられるものでしたが…
中盤までは丁寧に描けていて、逃げ出すシーンまでは良かったと思うんですが、
そこからご都合主義のごとく問題が駆け足で解決しちゃうのは残念だったかな…
いやー、自分はそのまま逃げちゃっていいと思いましたが、
テレビ業界ではそうもいかないんだろうなとも思いつつ…

結局は、この手の番組は出演者が『四面楚歌』になりやすいということです。
普通のSNS炎上ならば、芸能事務所や番組スタッフが味方してくれるので、
なんとか対処することができるかもしれませんが、
こういったリアリティ番組は、番組製作側がSNSの炎上を期待している面があり、
敢えて炎上を煽った過剰演出を行い、煽られた視聴者が騒ぐことで視聴率を稼ぐ形なので、
視聴率がいい限りは、番組スタッフや芸能事務所は「もう少し我慢して」となりやすく、
番組出演者としては、「誰も守ってくれない」という状況になりやすいわけです。
そりゃ精神的に追い詰められますわ。
周囲のみんなが敵だと思わされちゃうのだから。

おそらく、最大の問題は、番組製作側が出演者に配慮しなかったことでしょう。
SNSが炎上してもそれを良しとして、出演者を守ろうとしなかったこと、
これが今までのテレビ番組と大きく異なる点だと思います。

最初に書いたように、個人的には何が面白いのかサッパリ分からんのですが…
もっとも、自分は恋愛感情がほぼ死んでますし、常人と異なる自覚はあるんですけど…
お見合い番組とかもダメですね。いや、ほっとけよとしか思えない…
まぁ、そういう井戸端会議の野次馬話が好きな人もいるのでしょうね。知らんけど。

そういう意味では番組をなくすことはできないでしょうから、
番組製作側のモラルが要求されていることを自覚すべきでしょう。
リアリティ番組なのだから、全ての責任は出演者にあると考えるのではなく、
それを管理している番組側に責任があることを自覚し、
逸脱しないように適切な倫理枠に留める配慮が必要でしょう。
そして、それが出演者の保護にも繋がるように思います。


◆ニュースネタ 新型コロナの第二波
こちら 北九州市「第二波と考えず」
これが今回の緊急事態法の最大の欠点。
最初から指摘してますが、誰が出すのか=総理大臣ってのは無理がある。
緊急事態宣言を全国で解除した直後に、福岡県に限定した緊急事態宣言を出したとしても、
「なんだ、解除の判断は間違っていたんじゃないか」と誹りを受けるのは免れず、
二度目の緊急事態宣言に慎重になるのは当たり前です。
最初から切実さを知る地方公共団体の首長に任せるべきだったんですよ…

ましてや、専門家の慎重論を「経済が分かってない」と一刀両断し、
押し切った形での緊急事態宣言の解除を決めた政府ですから、
今更、慎重論に屈するというのは、ありえないと言えましょう。
今後も北九州市と東京・神奈川だけでなく、他の地方でも感染が拡大するでしょうが、
「ピーク時に比べればマシ」とか暴力的なことを言って、
緊急事態宣言の再宣言は行わないだろうと予想できます。

そんなわけで、今回も国民側が自衛するしか他になく、
明日から6月ですが、ちょうど地方の緊急事態宣言の解除から2週間が経つので、
第二波と思われる兆候がボチボチ出てきてもおかしくありません。
少なくとも6月中旬位までは慎重な行動を心がけるべきでしょう。


まぁ、でも、こういう話もコロナ楽観論者=経済優先者からすれば、
何をバカなことを言ってるんだとなるんでしょうね…
一番怖いのはそういう対立が起っちゃうことなんですけど…
ぶっちゃけ、緊急事態宣言を解除しても、
観光業は復活の見込みが立ちませんし、
外食産業も消費税増税のダブルパンチも重なって復活は難しいです。
開店休業赤字状態を覚悟せねばならず、それは以後、補償されずに、
感染が収まるまで自腹を被り続けることになるわけなんですが…

結局、資本主義における需給バランスが完全に崩れてるので、
こういう時は社会主義的な計画経済の方が見通し立つんですが、
今の世界では誰もやろうとしないのでしょうな…
オランダのようなアルバイター国ならダブルワークとかで対処できそうですが、
日本のように一つの企業に命を捧げる仕事文化では克服不可能にしか思えません。

経済優先者に考えて欲しいのは、
致死率がそれほど高くないコロナでさえ、この様ということです。
これが致死率の高い新型インフルエンザなら、世界はどうなるのか。
それに対応した社会経済システムの準備が必要な段階に入ってると思います。

≪6月1日追記分≫ 主にエンタメネタ(グラブルと任天堂関連動画に関して)

◆エンタメネタ グランブルーファンタジーの終焉
長らく微課金で楽しんできたスマホゲーム『グランブルーファンタジー』ですが、
最近は、やる気が急激に減退しております…
改善傾向が見られなければ、そのまま引退するでしょうね。
それぐらいにヤバさの方が目立つようになってきました…


ヤバい理由の1つが、「石油武器の最終解放」です。
グラブルではガチャで武器が重複した際に「ムーン」という交換アイテムが貰え、
これを一定以上を貯めることで、
武器の上限解放に使える「ダマスカス鋼」や、
ゲーム内の全ての武器・召喚石と交換できる「シェロカルテチケット」、
そして今回の槍玉に挙げる「スペリオル武器(通称:石油武器)」と交換できます。
石油武器はその名が表すように、金持ちの道楽的な所があり、
メイン武器として持てば強力で一芸に秀でるものの、
あくまで趣味の範疇内で、必須武器ではありませんでした。
ですから、自分みたいな微課金ユーザーは、
強力なリミテッド武器を解放するために「ダマスカス鋼」と交換するのが主流でした。

しかし、5月中旬に石油武器が最終解放され、
当初宣言されていたような必須武器にはしないという言葉とは裏腹に、
メインだけでなくサブ武器としても有用な最強武器に生まれ変わってしまいました…
石油武器を使うためには、石油武器単体だけでなく、
それを上限解放するためのダマスカス鋼が3個必要になるわけで、
ブルジョア化が一気に進行してしまったわけです。
これで無課金者や微課金者は廃課金者に一生勝てなくなりました。

以前から排出率の低い神石や天司石と呼ばれる強力な召喚石が、
ゲームシステム上、必須扱いされるのに対して、
ガチャ天井交換で入手できず、完全な運と課金額頼みな点にも、、
問題点は感じていましたが、
石油武器は完全に資金力頼みなので、どうしようもありません。
もはや毎回ガチャ天井=1回9万円=月2回開催で18万円以上を、
ゲームに貢げる人しか続けられないゲームになってしまいました…アホか。


それ以上にヤバいのが、「シナリオの質の低下」ですね…
これに関しては個人差があると思うのですが、シナリオの方向性が変わってきました。
当初は「王道ファンタジー」を自称し、できるだけ登場人物の生死を描かずに、
残酷な表現は避けた子どもでも遊びやすいシナリオでしたが、
最近はそういう枷が外れ始めていて、「ダークファンタジー」に近い内容になってます…
まぁ、思い返してみると、アーカルムの転世の十賢者からおかしくなり始めましたけど…
前回の「窮寇迫ること勿れ」では、ゲストキャラだったものの登場人物が普通に戦死、
必然的なものかと言えば、そうではなく、シナリオの都合上に殺された感が強い、
どうでもいい戦死になっちゃいました…

そして、今回の「The endo of the DOSS」は最悪と言うしかなく…
ネタバレになっちゃいますが、これはネタバレを知っておくべきなので書きます。
登場キャラの一人、アオイドスは記憶喪失で、当初から過去に不穏な影がありましたが、
今回のシナリオで、ステージ上で人を傷つけ合う(場合によっては殺す)という、
よく分からない暴力的なブラックバンドをやっていた過去が明らかになり、
その当時のメンバーと再会して葛藤するという内容なのですが…
最終的には、特に葛藤もせずに、過去の自分も今の自分も受け入れて、
当時のブラックバンドのメンバーも含めた、みんなで仲良くバンドしようよという糞オチでした(酷い)…
過去にはアオイドスもブラックバンドのメンバーも、
快楽殺人を行っていたのですが、それを全く反省もせずに、
バンドしようよ、って、それどうなの?
今度はステージ上でビィやラカムも闇の音楽性を理由に殺すの? 意味分かんねぇよ。
ストーリー内では実際にビィやラカムへの殺人衝動を見せていますし、
それを乗り越えたわけでもなく、ただ受け入れたことから、
そういう展開になっても全くおかしくありません。
十賢者のニーアもそうなんですが、快楽殺人者が何喰わぬ顔で仲間になるのもどうなの…
ちょっと意味が分かりません。頭がおかしいです。

兎にも角にも、最近のシナリオは全く頭に残りません。
力を入れたはずの6周年イベの「こくう、しんしん」も期待外れでしたし…
スケール感がなくなった上に、ヴァルフリートのやり方が杜撰すぎ。
昨年夏の「THE MAYDAYS」辺りもどうしようもなかったですし、
「ノーレイン、ノーレインボー」辺りがギリギリ。
賛否両論はあったものの「星の獣のレゾナンス」辺りもギリギリ。
2018年頃をピークにして、シナリオの質が低下してきています。
もうこのゲームが何を目指しているのか、サッパリ分からなくなっています。


去年ぐらいなら、子どもに勧められるゲームでしたが、
今はもう絶対にやって欲しくないゲームになってきています…
同社の『神撃のバハムート』と同様の落ち方をしてきましたね…
大幅な梃入れで原点回帰しない限り、このまま闇に堕ちていくのは間違いなく、
「The end of the グラブル」になりかねない状況になってきました…

当面は様子見で、上を目指さずに停滞で様子を見ることにします。
もっとも、二度と課金はしませんけどね…


◆エンタメネタ いちから(にじさんじ)が任天堂と許諾契約を結ぶ
主に争点になるであろう点はQ&AにおけるA9です。

「このガイドラインは、個人であるお客様による任天堂のゲーム著作物の投稿を対象としています。
 法人等の団体による投稿や、投稿者が所属する団体の業務として行う投稿は、このガイドラインの対象ではありません」

問題は「団体の業務として行う投稿」の解釈になります。
別途ツィッターで挙がっていたのが、
企業系VTUBERが個人として行う投稿は含まれないというものがありました。
それだけを聞くと、個人系YoutuberやVtuberと変わらない気もしますが、
それならば、多くのVtuberが所属する「にじさんじ」がどうして許諾を取ったのかという話です。
つまり、そこにはグレーゾーンが確実にあるということです。

解釈のポイントは「団体の業務として行う投稿」です。
民法には「業」が出てきますが、これは「反復継続性」と「事業の遂行」と解釈されています。
別途、商法には「商行為」が出てきますが、こちらは「営利目的」が必要となります。
任天堂がどちらを想定しているのかは分かりませんが、
個人系Youtuberが一定のツールに限って営利目的を認めている点から考えるに、
企業系Vtuberの「商行為」は厳しく判断される可能性が高くなります。

そこから考えられる具体的なOKラインは、以下の通りに解釈できます。
①個人系YotuberとVtuberが任天堂のゲームをプレイして公開。
 Youtubeの投げ銭システムで収益を受けた⇒セーフ
②企業系Vtuberが個人として任天堂のゲームをプレイして公開。
 ⇒セーフ
③②の動画において投げ銭システムで収益を受けた⇒かなり微妙
④企業系VtuberがRPGゲーム等を定期的にプレイして公開⇒かなり微妙
⑤企業系Vtuberが同じ企業系Vtuberと一緒にプレイした動画
 ⇒アウトの可能性が高い
⑥企業が所属するVtuberのまとめ動画を作成した場合⇒たぶんアウト

自分の解釈だとそうなります。
所謂、「定期配信プレイ動画」や「コラボ動画」がかなり怪しくなります。
単発プレイ動画で投げ銭を受けていなければ問題にならないでしょうが、
任天堂のゲームをプレイして企業所属Vtuberが投げ銭を受けた場合や、
週一プレイなど定期的にプレイすると反復継続性が高くなり、
団体の業務として行う投稿と見做されやすくなります。
また、コラボ動画のように個人と言えない場合も、
団体の業務として行う投稿と見做されやすくなります。
つまり、任天堂のサジ加減一つで幾らでも変わり得るということです。

そういう不安定な状況に晒されるのであれば、
にじさんじを運営する株式会社いちからのように、任天堂と契約せざるを得ません。
特に複数人が絡むコラボ動画が制限されかねないという意味では、
企業系Vtuberには死活問題になるので、
早めの対処を考える必要があるように思います。

個人的にはかなり厳しい対応だなと思います。
実際に厳しく対応するかどうかは分かりませんが、
実際に訴えられると負ける可能性が高いと言わざるを得ません。
この萎縮効果はかなり厳しいものになるかもしれません。
ポケモンやあつ森の配信をしている企業系Vtuberの方々は気を付けてください…

2020年05月24日

第二波の到来か

減少傾向にあった東京で14人の感染が確認され、北海道でも15人が感染、
自分の地元である静岡県三島市では熱海市の指定医療機関の職員1人が感染するなど、
緊急事態宣言の解除を前にして、立て続けに感染例が報告されています。
今までは日曜日の感染者数は少ない傾向にあったんですけどねぇ…
病院が休みという印象もあるせいか、1日様子を見ようと思いがちですから…

ここで詳しく見たいのが、静岡県三島市の感染ケース。
こちら 三島駅から熱海駅まで電車通勤
まず初めに、今日まで静岡県三島市の感染者数はゼロでした。
熱海市の感染者数も5人で最後の報告が4月30日となっていました。
現時点においては、院内感染や市中感染の報告は出ていません。

潜伏期の2週間を逆算すると、およそ5月10日前後、
ゴールデンウィーク空けに感染したと推測できます。
では、その時期に何があったかと考えれば、
当初の緊急事態宣言の解除時期であった5月6日を目安に定めていた
企業の在宅ワークや休業が一旦空けて、様子見の出社をした時期です。
そこから再度休業に入った企業もあれば、そのまま再開した企業もあるでしょう。
いずれにせよ、一時的に通勤ラッシュが再開した時期でもあります。
この時期に、通勤客やそれに紛れた旅行客が、
公共交通機関の利用によって感染を広めてしまった可能性が考えられます。

つまり、今日の感染報告は第二刃波の予兆である可能性が高いです。
ゴールデンウィーク空けに出勤して人の移動が再開したことによって拡大、
さらにその時期は「再延長の解除基準」が議論され始めた時期でもあり、
5月14日は北海道・東京・大阪圏を除く地域の緊急事態宣言が解除されました。
今日から5月末にかけて、
緊急事態宣言が解除された地域での感染報告が増える可能性が高まっています。
おそらく、その時期に東京・大阪圏の緊張も崩れてしまっているでしょうし、
6月頭にかけて第二波が到来する可能性はほぼ確実でしょう。
問題はその規模になりますが、こればかりは何とも言えない所です。

現時点では国民の努力もあって、ゴールデンウィーク期間の感染は防げたと評価できます。
しかし、その後に緊急事態宣言の解除を議論するにあたって、
一番重要な人の長距離移動を制限することを怠ったために、
第二波の到来を防げていない可能性が高いです。
一部報道では明日にも東京の緊急事態宣言が解除されるとかしないとか…
個人的には、もう2~3日様子を見る必要があるように思えますが、
いずれにせよ、感染の現場に晒されている国民一人一人としては、
6月頭までは緊張感を持って感染防止に取り組む必要があるように思えます。


≪5月25日追加分≫

◆ニュースネタ 東京を含めた緊急事態宣言を全解除
なんでしょうね、あの会見は… 事実上の勝利宣言と誤解する人も居そうじゃん?
解説すれば、自身に政策が失敗したという負い目があるからこそ、
敢えて成果を強調したいのでしょうが、それが完全に裏目に出てしまっています。
緊急事態宣言の前の状態に戻るだけなので、
依然としてコロナ感染の脅威は収まってはおらず、
段階的な解除が必要なのに、あの会見では誰もそう思わないでしょうよ…
都道府県を超えた長距離移動は依然として制限されているわけで、
むしろ強調すべきはそちらなのに、これではもう事実上の制限なし状態でしょうに…

ぶっちゃけ、本音はこっちなのでしょう。
こちら 「感染者数が落ち着いている今しか、全面解除のタイミングがない」
つまり、緊急事態宣言解除による社会復帰と共に、
感染が拡大することは織り込み済みということ、
だから一時的に落ち着いた今しか解除するタイミングがないという…
そうであれば、感染源が分からなくなるような長距離移動は制限を続けるべきで、
そこを強調せずに、勝利宣言のように正当化するのは、いかがなものかと…
コロナ関連の会見全てに言えることですが、「取り繕っている」印象が抜けません。

結局、日本の国民が外出自粛等を守ったのは、
政治に対する「忠誠心」ではなく、「失望」に基づく自己防衛だったんですよ…
政府の言っていることは正しいと思って従っていたわけではありません。
そもそも、政府は大事な情報を結局発信していません。
「三密」のようなスローガンを掲げるだけで、コロナの具体的情報は提示せず、
専門家会議も何を議論したのか分からないまま…おそらく後世にも伝わらないでしょう。
どういう情報分析をして、政策決定がなされたのか、
そこに合理性があったのか否かは、もはやブラックボックスで判断できません。
それなのに国民にはデマを流すなと言う。
政府が正しい情報を出してない以上、デマかどうかさえも判断できません。
場当たり的な政府の政策決定が、国民を混乱に陥れ、
コロナ警戒組とコロナ軽視組に分断した罪は非常に重いと言わざるを得ません。
正しくコロナを恐れることができなかったツケは、今後も払わされることになるでしょう…


◆ニュースネタ 渦中の黒川氏が賭け麻雀で引責辞任
こちら なせ記者は権力者とマージャンをするのか?
こちら 官邸主導の人事
こちら 首相「責任は当然私に」「職責を果たしていきたい」

笑い話にもならん話だったわけですが…
黒川さんは自分から辞めたかったんですかね(苦笑)
そう思っちゃうぐらいの脇の甘さ。
法を守らせるべき立場の人間が違法行為をしているわけですから、
懲戒モノなのは明らかなのですが… ユルユルの対応の甘さでしたねぇ…

総理は黒川氏の人事関連を全て法務省の責任になすりつけていますが、
そんなことは誰も信じないでしょう…
普通に考えて、前例を重視し、かつ、席の順番が大方決まっている話を、
どうして当事者である法務省が覆さなきゃならんのよ…
自分にも悪影響を及ぼしかねない前例のない話をわざわざするのか、するわけがない。

だからこそ、国民から見ると、誰が嘘を吐いているのかは一目瞭然なわけで…
それが支持率にダイレクトに反映されている感は否めません。

この問題を引き起こしたのは安倍総理自身なのだから、責任を取るのは明らか。
黒川氏の問題とコロナ問題とは全く別の問題なわけですから、
続投の理由にはなりません。
不要な問題である定年延長問題を取り出したのは総理自身なのに、
どうして必要な問題であるコロナ対策が理由になってくるのか。
そこに関連性は全くなく、論理性が破綻しています。

少なくとも、コロナ騒動が一段落した時点で引責辞任することを表明するべきでしょう。
どうせ、コロナ対策は万全だったと言い続けて、
騒動が収束したら、何も問題がなかったような顔で続投するんでしょう?
責任って何だろうね。取らなくていいのが責任なのかな。
辞めれば済むというものでもないけれど、全くけじめを付けないで済むものでもない。
どうして、けじめを付けようとしないのか。それを無責任と言うんですよ…


◆ニュースネタ アベノマスクの効果を強調
ウチの地域にはまだ届いてないんですが…
なのに、マスクの値段が下がったと思ったら、緊急事態宣言の解除によって上昇。
因果関係なんて全くないですよ…

マスクの乱高下のからくりは簡単で、需要と供給の問題。
マスクを大量供給していた中国が出し渋り、国内が収まった後も管理を続けたので、
供給が不安定となり、逆に管理に値しない粗悪なマスクが横流しされる結果に。
しかし、それが届く頃には緊急事態宣言による外出自粛によってマスク需要が激減、
処分に困った粗悪なマスクが叩き売りされる状況になったわけですが、
緊急事態宣言の解除によってマスク需要が上昇している、という感じです。

それがマスク2枚の配布でどう影響するというのか。するわけがない。
もはや安倍政権の外れ政策の正当化作業がボロボロになっています。
絶対にミスを認めようとしない安倍政権の欠点がここに表れていますね…アホくさ。


◆ニュースネタ コロナ騒動の最中に、マスコミの発言を監視チェック
厚生労働省がテレビに対して真っ向から反論したことに違和感がありましたが、
まさか、ここまで徹底的に調べているとは…
ここまでいくと事後検閲みたいな感じですな…
言論の萎縮効果が懸念されます。
有事なのですから、もっと他に人的リソースを割くべきだろと思うんですが…
番組を見て世論を勉強しているならまだしも、世論叩きの材料を探してるとは呆れます。

女子プロレスラーが死亡した事件(自殺?未確定情報)で、
ネットの叩きが話題になりそうな雰囲気になっていますが、
国民側がそれを議論するのは良いとしても、政府がそれをするのは抵抗感があります。
上記のような検閲行為をやりかねないなぁ、と…
誹謗中傷はいけないとは思いますが、批判や反論との境界線は、
結局は受け手の問題と言わざるを得ませんし、規制の難しい問題です。

対策としては個別IPを割り当てればいいだけの話なんですが、
それだとセキュリティを管理する側の問題が出てきますしね…
マイナンバー制度もそうなんですけど、
最終的に情報流出するのはアナログだったりするわけで、
管理している側が一番怪しいんですよ…
だから情報は紐づけておくのではなく、分散させるのが基本ということで、
今のインターネット世界は形作られてきたのに、
どうして情報を集中させる方向に向かうのか…
明らかに、それを悪用したい人物がいるじゃん、と穿っちゃいますねぇ…

2020年05月19日

検察官の定年延長はTwitter世論の反対を受けて“先送り”

こちら ツィート250万超⇒470万超
こちら 政府の狙いは合法化
こちら コロナの政府対応で誤魔化しが効かなくなった?
こちら 慌てた公明党の反対を受けて断念か

朝にツイッターを見た時は何事かと思いましたが…まさか、ここまでバズるとは…
芸能人も自粛が続いていることで、社会の諸問題をじっくり考えられていることが、
今回は良い方向に作用したということでしょうかね。
森友・加計・桜を見る会問題で行った誤魔化しが通用しなくなった証拠です。

問題は言うまでもなく、2項の内閣の承認による更なる定年延長でしょう。
検察は行政機関の一種ですが、検察官は政府も捜査対象としているだけに、
そこに恣意的な人事を認めてしまえば、独立した判断が不可能になってしまいます。
もっとも、実際に運用した場合に、内閣の恣意性がどれだけ反映されるかは未知数…
その基準が定まっていないだけに、裏を返すと、
内閣は検察側の定年延長の申請があれば、自動的に認めざるを得ないとも解釈できます。
そこに内閣の恣意で定年を延長する正当性がなく、延長基準も全くないようでは、
黒川氏の定年延長を正当化するための改正と言わざるを得ないでしょう。

今回の一件で特徴的だったのは、マスメディアが興した潮流ではなく、
Twitterというソーシャルメディアが興した潮流が、
政権の方針を動かしたという流れでしょう。
Twitterで話題になるまでは、コロナ報道に押され気味で、
それほど大きな話題になっていませんでした。
それがTwitterでバズったことで、マスコミがそれを追いかけ始め、
それを報道で見た人達がさらにTwitterをリプするという循環が生まれました。
コロナ騒動による自宅待機等の影響があったとはいえ、
これだけソーシャルメディアの声が政治を変えた例は記憶にありません。
不幸なことに今のマスメディアは政治記者クラブに縛られ、政権の犬と化していますから、
逆にソーシャルメディアの方が健全な見方をしているという皮肉な流れになっています。
マスメディアの既得権益化が進み、ソーシャルメディアが新しい潮流を生むという、
社会の新しい流れが今後生まれていく可能性を感じました。


◆ニュースネタ 芸能人の賛同に対する批判で考えるテレビの終焉
「職業差別が根底にあったのかぁ」
残念ながら、そういう考え方をする人間は確かにいますね…

ただ、それを引き起こしたのがテレビ業界であることも確かだったりします。
自分はテレビのバラエティをほぼ見ません。
それは番組の作りが「人を笑わせる」のではなく、「人を笑う」ものだからです。
笑いを取りに行くのではなく、人に笑われに行く。
おバカタレントが受けるのも残念ながらそれが理由です。
人に笑われに行くから、芸能人がバカにされる。人を下と見て嘲け笑う。
その構図に子ども時代に気付いたので、テレビのバラエティはほとんど見ませんでした。

つまり、そういうテレビ業界全体の「自嘲」な番組作りが、
芸能人全体に対する社会的イメージを傷付けてしまった感は否めません。
だから、政治的発言をすると叩かれる。
2004年のプロ野球再編問題の元巨人オーナーの渡辺恒雄氏が言った、
「選手ごときが」と同じです。
「芸能人ごときが何を言っているのか」そう思っている輩が一定数いるということです。
これが「笑い」を勘違いしたテレビ業界の末路です。

外出自粛でテレビも再放送ばかり。
プライバシー保護の必要性もありますが、
自宅周辺の取材や自宅でできるような番組作りは、幾らでもできるはず。
視聴率至上主義故に、取材対象は大きくなければならないという雑な番組作りが、
コロナ騒動によってその限界が明らかになり、
結果的に取材対象が小さくて済むYoutubeの動画配信に負けちゃうわけですよ…
今後はテレビも地に足の付いた番組作りが必要とされてくるように思います。


◆ニュースネタ 緊急事態宣言の一部解除を決定
本題に入る前に呆れた話がコレ。
こちら 緊急事態宣言の延長後、解除条件を早期に作成する意向

……
………それじゃ、どうやって延長するという判断をしたんですか?
基準がなかったのに、ただ自動的に延長したのか。何も考えてない証拠…
延長したのならば、相応の理由があったはずですし、
専門家会議も統一的な見解は出せなかったにせよ、幾つかの判断基準はあったはず。
それを全く示せずに、説明もできないというのは、何をもってして政治判断をしたのか?
何も考えてない。そこに合理性がないじゃん。
憲法改正のように自分の好きな話題かどうか、親しい友人からのお願いかどうか、
自民党の政治家に有利に働きそうかどうかでしか、政治判断ができていないのでは?
つまりは、利己的。非常に利己的。
合理的な政治判断をする気もない以上、何を言っても「指摘は全く当たらない」のでしょう。
だって、合理性=論理で判断するのではなく、
好き嫌い=感情の問題でしか判断できないエゴの塊なんですから…
そんなもん、もう政治家失格でしょうよ。
判断基準が好き嫌いの人間に、どうやって国民全体の問題を考えられるというのか…

で、話を戻しまして、相変わらず会見の方も要点が伝わらないイミフ会見でしたね…
企業支援策や労働者の直接支援等の経済支援策は評価できますが、
都市部以外が何を基準にして解除されたのか明確な理由は話されませんでしたし、
都市部の解除条件が具体的に何なのかも示されませんでした。
結局、緊急事態宣言が解除されて何か変わるのかと言えば、
国の責任でストップさせていた社会が、再び自己責任の社会に戻るだけで、
感染時の社会的リスクは却って高まると予想されるだけに、
コロナ感染リスクは下がる所か、社会的には上がってしまうという、
よく分からない解除効果になっています…

根本的な問題は「何のために緊急事態宣言を出したのか」ということなんですよね…
そこが判然としないから、解除も判断できないのだと思います。
結論から言えば、当初の目的は「行動制限」だったはず…なんです。
感染者が各地に散ってクラスター感染を起こすのを防ぐために、
自宅に縛り付けようというのが、緊急事態宣言を出した目的でした。
しかし、日本では公共交通機関の規制が行われなかったため、
十分には機能せずに、地方への感染伝播を止められませんでした。
そこで緊急事態宣言の対象を全国に拡大するという荒業を取らざるを得なくなった訳です。

それによって地方経済が大打撃を受け、解除要求が高まってますが、
しかし、ここで解除してしまえば、都市部から地方への移動が再燃するのは避けられません。
とりわけ、解除地域と継続地域の間で学校再開の差異が分かれてしまえば、
教育環境を求めて都市部から地方へ流れることを止めることは難しくなります。
本来の目的であった「行動制限」を行うことなしに、
感染が再度地方に広がることを防ぐことはできません。


結局、やることが過剰過ぎながらも、要点を全く抑えてなかったんです。
公共交通機関の移動を許可制にして制限をし、
各人の行動記録を自発的に取らせておけば、
万が一クラスター感染が起ったとしても、
地域ごとに封じ込めは容易でしたし、
休校措置や経済を止める必要性もなかったはずです。
目的を見失った政治的判断のせいで、経済が殺された感は否めません。
今の解除の段階で考えるべきは、当初の目的です。
改めて公共交通機関の移動を制限し、
感染時に各人の行動記録を把握できるよう準備を整えた上でなければ、
緊急事態宣言は解除できないように思えます。

別にね、近所で仕事して、近所で買い物する分には問題なかったと思います。
感染が広がったら、その地域全体を封じ込めればいいわけですから。
地方自治が発達せず、東京一極集中の判断に委ねてしまった故に、
諸外国のような地域ごとのブロック封鎖ができなかったんですよ。

休校措置の解除等も適宜進めていいとは思いますが、
やっぱり行動制限をしないことには、
富山県や石川県のような感染拡大を引き起こしかねません。
一時的に地域をブロック化させて、人の往来を制限することが、
感染封じ込めの優先課題のように思えます。


(追伸)
上は会見翌日に書いた内容でしたが、案の定、そこから気が緩み過ぎてるような…
移動制限をしなければ意味がないのに、既に通勤体制は復活…意味ねー
これで観光が再開し、人の流れが分からなくなってしまえば、
第二波は確実に広まってしまうでしょう…
まぁ、一番思うのは…感染者数はともかく、死亡者が変わらずに出ている状況で、
鎮静化も糞もないだろうと思うんですけど…

仮にコロナが沈静化した後、世界がどうなるかは正直未知数。
こちら
コロナ期のミニマリスト的な生き方が重要視されるようになるのか、
反動で大量生産大量消費の欲望に基づいた資本主義的生活に戻るのか、
ちょっと判断できずにいます。
長い目で見れば、ミニマリスト的な生き方になっていくんじゃないですかね…
飲食を含めたサービス業はかなり淘汰され、製造業回帰の流れを生むでしょうが、
その製造業も昼夜勤務が多く、人間の生活リズムとは乖離が激しいので、
現時点で予想しているよりは伸びない可能性の方が高いかもしれません。
作っても売れない時代になっちゃうし。
そう考えると、人間の生活リズムに根差した原始的な産業へ回帰する流れが強まりそうですが、
そこに情報産業と組み合わせたミニマリスト的な職業が誕生しそうかなぁ、
ってのが個人的な予想ではありますけど、それまでどれぐらいかかるかも正直分からん。
コロナ騒動は職業観を変えるチャンスでしたが、
政治家と官僚は保守的過ぎて一向に進みませんでしたし、
気付きを得ても、それが実現するのはもう少し先なのかもしれませんねぇ…


◆スポーツネタ 甲子園大会は中止? 地方大会は開催?
現時点では甲子園大会の開催は難しいように思えますが、
それこそセンパツ中止前に検討した無観客試合・縮小大会はあり得るんじゃないですかね。
練習不足で選手の方が心配ではありますが…
それこそ甲子園球場にに拘らなかったり、7イニング制に短縮したり、
厳しい球数制限を予め公表しておいたりすれば、
大会らしいものを開くことは不可能ではないように思えます。
大規模な全国大会を開こうと思うから苦しくなるわけで、
小規模な大会であれば、現段階で諦めなくても開催にこぎつけられるように思います。

問題なのは、今年の高校3年生の受験体制がどうなるか、でしょうね。
地方大会の成績は大学推薦にも関わってきますし、
開催しない不利益がダイレクトに野球部員に影響してしまう可能性は否定できません。
プロを目指す選手にとっても、アピールの場がなくなってしまうわけですし、
全面的な中止は将来的な面からも不利益を被りかねないだけに、
過去の大会に囚われない、柔軟な発想でカバーして貰いたいものです。

2020年05月05日

緊急事態宣言の延長

こちら
…まぁ、そうなるだろうなと思ってはいましたが…
欧米では経済的我慢をし切れずに、一部解除の方向に向かっていますが、
今の時点で解除しても構わないということは、
最初からやる意味がなかったのと同じ意味だと思うのですが…
日本と欧米の対応の違いがどう出るのか、今後注目したい所でもあります。
もっとも、欧米からすれば、日本並みに下げただけという意識なのかもしれませんが…

未だに感染の尺度として感染者数が挙げられていますが、
緊急事態宣言によって外出時の接触が制限されている以上、
感染者数が減少傾向になるのはごく自然な流れで、当然のメリットなわけで、
減少しないのは単に守っている人が少ないだけになりますから、
それが感染状況を正確に把握する数字になるとは思えません。
むしろ、外出が減ることによって、家庭内の濃厚接触が増えるデメリットもあり、
家庭内感染の程度、重症患者の数、死者数が大きな尺度になると思われます。
そういう観点から言えば、死者数は悪化傾向にありますから、
宣言の延長という判断自体は間違っていないと言えましょう。

ただ、分からないのは、パチンコ店には再三の自粛要請をしておきながら、
博物館や美術館・図書館といった公共的施設の再開を検討するのはいかがなものか?と。
別に自分はパチンコに行きませんし、この状況でパチンコに出かける客を嫌悪しますが、
だからといって、同じ『趣味』を楽しむ施設であるのにも関わらず、
一方は強硬的に自粛を要請し、一方は解禁を検討というのは矛盾します。
それはもう文化の良し悪しを政治家が決めるようなもの。
そうではないでしょ。それは国民が決めるべきものです。
パチンコ店と博物館等とを比較すれば、環境的には明らかに後者の方が悪く、
タバコもくもくのパチンコ店というイメージははるか昔のもの、
一台一台に空気清浄機が付いているぐらいに気を使っていますし、
清掃もパチンコ店の方が行き届いていますから、
劣悪な環境である博物館を優先して解放しておきながら、
比較的マシな環境のパチンコ店を締める理由が分かりません。
パチンコ店と博物館の差は何なのか。
それはもう明らかに文化的評価で決めちゃってるでしょ? 全く合理的じゃないんです。

そういうのは憲法改正の論議にも表れていて、
自分が改憲派を嫌悪する理由は、全くもって合理的じゃないからです。
「国際状況が変わって日本の安全が危機に晒されている」もっともらしく聞こえますが、
それならば、国民主権の今の枠組みを変えずに、国民が望む軍隊の姿を議論していいはず。
それなのに改憲派から聞こえてくるのは天皇主権的な明治憲法の話ばかり、
どうして今の状況を合理的に変えるのではなく、時計の針を戻すような議論ばかりするのか?
そこが今の憲法改正の議論が無意味である理由です。
為政者が天皇の名前を借りて国民を支配する仕組みを作ろうとする動きを誰が認めますか?
そこが改憲議論がまともに進まない最大の理由ですよ。


話をコロナウイルス関連の話に戻しまして、
先程のパチンコ店弾圧の話に加え、感染を知りながら山梨へ帰郷した女性の話や、
コロナ騒動にも関わらず観光地へ出かける人々や、観光客お断りの話、
果ては芸能人の岡村隆史の風俗発言等、色々とお騒がせな話はありますが、
はっきり言えば、どれも下らない話ばかり。
外出制限のストレスのせいか、人間の沸点が明らかに狂ってるように思えます。

この問題を判断する基準は1つだけです。
それが人間の条理に反しているか否かです。
最優先されるのは、人間の生命。ですから、観光客お断りの話は認められます。
次に優先されるのは、人間の自然的感情。
ですから、病気という苦を目前にして家族の愛情を求めるのは自然の理で、帰郷は否定できません
(勿論、他社の生命にかかわる問題でもあるので、積極的に是認はできませんが)。
その次に優先されるのは、経済活動の自由。
パチンコ店を始めとするお店側は生活がかかっている面もあるので、
自粛要請を超えてまで、批判されるべきことではありません。
致し方ない理由を検討することなく批判するのは行き過ぎています。

つまり、この問題で一番責められるべきは、「客」の立場です。
今すぐに観光に出かけなければ、あなたは死ぬのですか?
今すぐにパチンコをしなければ、あなたは気が狂うのですか?(もう既に狂ってるんでしょうが)
それが「今すぐに」である理由を見いだせない、
ただの気まぐれな「客」が一番の問題なんですよ。
パチンコ店を開いていても、客が来るからこそ、開いていようという意識になる。
閑古鳥の状態で店を開き続けようと思う店主がいますか? 問題あるのはそっち。
聖人君子でもない普通の人間が、普通の感情によって行動することを是か非か判断すべきです。

そういう観点から行くと、岡村隆史の風俗発言はそこまで批判することなのか?と。
こちら
こちら 風俗業界の反発
はっきり言って的外れな発言ではあると思います。
単なる経済不況ならば、失業を機に風俗で働く女性も増えるでしょうが、
感染症が原因となると、最も濃厚接触の可能性が高い風俗業界の人達は、
歴史的にも最も感染症のリスクに晒された人達でもあります。
ですから、風俗業界の関係者が反発するのは理解できます。
でも、この問題でバッシングしているのは彼らではないんですよね。
結論としても「今、行くのは止めておこうね」ですし、
的外れな観測ではあるものの、非常識な発言をしているわけではありません。
なのにこれだけバッシングを受けるというのはいかがなものかと思います。
察するに、わりと破天荒に暴れていた『めちゃイケ』が終わり、
NHKの『チコちゃん』や大河ドラマ出演などでクリーンなイメージが強くなり、
「悪ガキ」的なイメージから、豊臣秀吉のような「人たらし」的なイメージに変わったことで、
風俗に関する発言そのものにギャップやアレルギー反応が働いたのではないかと予測できます。
その発言をチコちゃんで発言していたら人間性を疑いますけど、
あくまで深夜ラジオでの発言で、昔から深夜ラジオは「ちょっとHなこと言った者勝ち」なので、
そういうノリさえも理解されない世の中になってしまったというのは、
冗談を冗談として受け取れない、馬鹿っぽい反応だと率直に思えます。
実際に風俗に行って感染したわけでもないのに、明らかに騒ぎすぎでしょうに。

むしろ、問題なのはこっち…
こちら 自民党の国会議員らがセクハラした疑惑
この無神経バカ共はそれこそ風俗に遊びに行く感覚で行ったのか?
そもそも、何で視察に行こうと思ったのか?
それは精神的に傷ついた少女たちをどう救済するかを検討するためじゃないの?
それなのに、異性や大人に恐怖心を持っている少女たちに対して、
水商売のお姉ちゃん達に接するような無神経な振る舞いをすれば、そりゃ怖がられます。
だから、貴方達は何しに行ったのよ? 少女たちにトラウマを植え付けに行ったの?
少女たちを政治的に救済するという目的とは真逆の行動に唖然とします。
まぁ、控え目に言って、腹を切った方が名誉の死というもの。
何のために政治家やってんの? 自分がチヤホヤされたいだけじゃねぇの?

外出自粛要請で、ストレスが溜まっているだけかもしれませんが、もう少し冷静になるべき。
ネットがある以上、幾らでもやる事はありますよ。
ソシャゲだけで一日が終わる(笑)←それはそれで無駄な一日
もう少し利口な引きこもり方をして欲しいように思います。


◆ニュースネタ コロナ騒動における安倍政権の評価
こちら PCR検査の少なさへの言い訳
とりま、「医療崩壊を招くから」とよく分からん理由を言っていた専門家は腹を切れ。
そこに何の疑問を持たなかった国民もバカだけどな。
考えてみたら分かることですけど、どちらにしろ医療崩壊はしちゃうんですよ。
医療崩壊を招くぐらいにPCR検査をした所で、確かに患者全てを把握できるわけではありませんが、
患者の広がり具合など、様々なデータは得ることができます。つまり無駄ではない。
しかし、PCR検査の数を絞れば、把握できない潜在的な患者が多くなり、
把握できないままに感染して死んでいくことになるだけなんです。
どちらにしろ、遅かれ早かれ、医療崩壊はするんです。
状況把握が早まるか遅くなるかの違いだけ。結果的に日本は状況把握が遅くなっただけ。

要は中国と同じことをやっただけ。むしろ、中国よりも酷い。
状況把握を誤魔化して事態を深刻化させ、それを収集する目途も立っていない。
日本がもっと状況把握を早くしていれば、欧米への爆発的な感染拡大は防げたかもしれません。
中国と日本が深刻度を正確に伝えなかったことが、世界大流行の最大の要因でしょうに。

これが安倍政権お得意の『ご飯論法』でPCR検査数の制限を誤魔化した結果ですよ。
誤魔化すから、こうなるの典型。
正確な状況を把握できずして、どんな名軍師であっても作戦を立てることなどできません。
その最初の段階を怠ったのですから、作戦が失敗するのも道理です。
控え目に言って、バカです。

どうして、こんなバカなことをしたかと言えば、東京五輪と無関係とは言えないでしょう。
開催の可能性が残っていたため、できるだけ少なく見積もろうとしたと言われても反論できません。
東京五輪延期が決まってから、患者数が大幅に増えたのも偶然ではないでしょう。
結局、最初の記事の批判通りで、国民全体の経済活動を優先した結果がコレですよ。
個人の経済活動であるパチンコ店には強圧的なのに、給付金のような全体のことになると渋りだす。
こういう基本姿勢が憲法改正を理解されない理由だと気づけよ、本当に…

結局、失政なんです。これは。人災なんです。
状況を正確に把握して、国民に伝えていればこんなに酷くはならなかった。
不正確な把握しかせずに、誤魔化し続けた結果がこれですよ…
企業不祥事と同じで、不正に気付いたらすぐに報告することが大事だったのに、
安倍政権の不祥事を隠蔽し続けた体質の結果がこの惨状ですよ。
具体的に失敗を挙げれば、
①1月の水際対策の時点で中国人観光客を制限しなかったこと、
②ダイヤモンド・プリンセス号における感染時に速やかにPCR検査をしなかったこと
③2月末に突如として休校要請を行い、国民に混乱を与えたこと
④逆に3月中旬に4月からの学校再開を示唆し、国民の緊張感を緩めてしまったこと
⑤水際対策と感染拡大を止めることができずに、緊急事態宣言発令によって、
 都市部から地方へと感染を拡大させてしまったこと。
自分でも容易に想定できたことを、怠惰でやり過ごしてしまった感しかありません。
危機感の欠如が最大の失政理由。


それでいて、さらに、こういうことやるんだから呆れる。
こちら アベノマスクの納入業者への疑念
今回は自民党案件ではなく、公明党案件みたいですけど…
この非常時にでもこういうことをやるのが、抜け目ないと言いますか、情けない…

はっきり言って、マスク配布とか今更過ぎます。
人の接触が8割減ならマスク要らないじゃん。
むしろ、必要なのはアルコール消毒液じゃないの? 売ってるの見たことないよ。
マスクよりもそちらを配布してくれた方がどれだけ効果的で嬉しいことか。
国民の生活が見えてないから、そういう発想にならないし、
マスク配布すればウケるぐらいにしか思えないんですよ。
何度も言いますが、正確な状況を把握できずに、作戦なんて成功するわけがありません。
安倍政権の問題点は結果が既に決まっていて、状況把握をそこに合せてることなんですよ。
それが「忖度(そんたく)」の正体。だから、「的外れ」なんですよ…


最後になりましたが、緊急事態宣言の終結時期に関しては、はっきり断言できます。
重症患者がゼロになった瞬間、ICUに余裕ができた時点でしょう。これしかありません。
感染拡大によって医療崩壊を招くことが最大の危機感なのですから、
そこが解消されれば問題はないわけですよ。
仮に感染しても重症化しなかったり、重症化しても命が救われる状況なら問題ないんです。
ですから、判断材料はICUに空きができ、安定して医療を提供できること、それのみです。