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2021年01月31日

選抜甲子園の出場校が決定

21世紀枠で地元の三島南高校が選ばれました!

……
………(どこにあるのかも知らない)

いや、ごめんて。でも三島市北部の人からすると馴染みないんですよ…
およそ三島駅が中央やや北寄りに位置し、
周辺にかつて女子校だった三島北高校、私立の日大三島高校がある一方、
三島南は自分が記憶している限りだと最南端地域にあると思われ(知らない)、
通学するにしても電車を使う必要が出てきます。
電車を使うなら伊豆箱根鉄道線で伊豆の国市にある韮山や伊豆中央、
東海道線なら隣の沼津市に高校がたくさんあるので、そちらを優先してしまいます。
いや、別に煽っているわけじゃないんですけど…馴染みがないことは確か。
21世紀枠で出ると言われても、何を評価されたのかサッパリ知らないのです。

話を戻しまして、今年は無事に大会が行われるのかどうか…
そろそろ、高野連も選びましょうよ。
大事なのは「大会をやる」ことなのか、「甲子園で試合をする」ことなのか。
昨年の対応を見ていると、後者の方が重要なようです。本当にそれでいいのか?
少なくとも部員・監督等の20人×32チームの640人が集う大会を、
近隣の近畿地域を除けば宿泊を前提として大会を行う必要があるのか否か。
大会運営だけを考えれば、1・2回戦は地方で日帰り可能な距離で大会を行うことも、
コロナ対策として十分あり得る考え方だと思うのですが…
そんなに「甲子園」という看板が大事ですかね? 大会よりも大事ですか?
最近の高校野球は「甲子園」というブランドに束縛され過ぎじゃありませんかね?


◆ニュースネタ コロナワクチンについて
●コロナワクチン“7つの不安”「100%安全なワクチンはない」「効果の持続期間も不明」
5~6年前にはあれだけ推奨されていた『子宮頸がんワクチン』が、
女子高生が副反応に悩む報道もあって、非推奨にされて希望者のみになったのは記憶に新しい所。
子宮頸がんの怖さを考えれば、ワクチンを打つ・打たないのどちらが良いのか分かりませんが、
全ての人が同じ体を持っているわけではないので、
副反応が出る人もいれば、出ない人もいるのは当たり前のこと。
副反応のリスクを理解した上で、ワクチンのメリットを受けるかどうかを
個人で判断することが重要でしょう。

話をコロナワクチンに戻しまして、現時点では何も判断できません。
そもそも、ワクチンの持続期間はどうなっているのか?
2回注射を打つ必要があると言いながら、1回でも十分という根拠は何か。
そこら辺の説明がグラグラで判断が付きません。
おそらく、推進している方も知らないんだと思いますけど…
情報が不足し過ぎて判断も糞もないんですよねぇ…

それでいて集団接種体制は整える。意味が分からんわ。
●コロナワクチン接種に備え川崎市で全国初の訓練 課題は“時短”
『机上の空論』という言葉を知っていますか?
コロナワクチンは誰に摂取させたいのでしょう?
持病を持っている高齢者ではないのですか?
そんな持病を持たない健常者を前提とした訓練に意味あんの?
子どもの頃に行われた集団予防接種みたいなことをしても意味がありません。
誰に受けさせたいの?
高齢者施設に入っている人にわざわざ出向いてもらうのですか?
勿論、マイナス70度という保管温度がネックになっているのは分かりますが、
最終的にはインフルエンザ同様に個別に受けられる体制でないと普及しないでしょう。
誰がわざわざ足を運ぶのでしょうか。誰も行きやしませんよ…

何のためにワクチンを打つのか。死なないためでしょ?
ワクチンを打ったショックで死にかねない高齢者に勧める必要性があるのか否か。
勿論、希望者には率先して受けさせていいと思いますが、
クラスターが発生していないウイルス対策が厳しい施設にいる高齢者にまで、
わざわざ出向いてやってもらう程のことか?とも思うわけでして…

何のためにワクチンを打つのか? コロナから逃げ出したいだけじゃないの?
打とうとしているのは本当にワクチンですか?
麻薬を打って幻覚に逃げ出すように、コロナから逃げ出したいだけでは?


◆ニュースネタ 菅首相連日の陳謝「失礼では」蓮舫氏にキレる場面も
いやいや、全く失礼だなんて思いませんよ…
あなたは総理大臣に就任してから他人に何を求めてきましたか?
日本学術会議に対して、携帯電話会社に対して、そしてコロナ禍の国民に対して、
あなたは総理大臣として何を求めてきましたか?
『結果』ですよね? 『やる気』だけでは不十分と認めませんでしたよね?
それでいて、自分は結果が出てないけど『やる気』を持ってやっている?
ふざけんじゃないよ、『結果』を求めてきたのはアナタ自身でしょ?
他人に対して厳しく、自分に甘くですか? 誰がそんな人に付いて行きますか?

別に国会議員は『やる気』だけでも構わないと思います。
なにせ700人近く居ますからね。特定の政策だけ頑張るでも構いません。
でも、行政はやる気だけでは、どうしようもないんですよ。
ましてや、総理大臣は1人しか居ないんです。他には居ません。
やる気だけで何もできないなら、職を辞するしかないんです。
他にやってくれる人は誰もいないんですから。

国民が欲しいのは謝罪の言葉ではありません。
どうしてコロナ対策が後手に回っているかです。
それを自己分析した上で、説明し、今後の対策に生かしてもらわなければ、
国民は納得できるわけがありません。
国民を始めとして、他人に対しては結果を求めておきながら、
自分自身はやる気だけで済ませる総理大臣を誰が信用するのですか、できるわけがありません。

…まぁ、自分なりの見解を言えば、コロナ対策が後手に回ったのは菅総理の性格でしょうね。
小池都知事もそうなんですが、意図的に敵を作って政策実現を訴えるタイプなので、
政策の軌道修正ができないタイプ、彼らの言う「敵」の言うことを聞かなければならないのですから。
下に使える者も敵視されたくないから反対意見を述べにくいですし、
「裸の王様」になりがちなタイプです。
もっとも、コロナ対策に敵も味方もないのは当たり前のことで、
コロナ対策優先も経済対策優先も両方が正しく、両方が間違ってるわけで、
状況に合せて、どちらを重視するかの選択に過ぎません。
株価が上がったら売って儲けとし、下がったら買い支えるのと同じ。
敵も味方もないところに、勝手に敵を作ってるから対応が遅れるんですよ。それだけのこと。


●定額給付金の予定ない、最終的には生活保護ある=菅首相
そりゃ生活保護が完全に機能していれば、問題ないんですが…
政府が定額給付金を出し渋っているように、生活保護のお金も出し渋ってるでしょ?
そしたら地方公共団体も出し渋るに決まってるじゃないですか。
生活保護で対応するなら、給付条件を大幅に緩和すればいいでしょ?
コロナ期間だけの特例でもいいですから、収入だけで給付を決定してはいかが?

単純に生活保護を設計した時と今の生活感覚が合ってないんですよ。
昔は世帯単位が大きい大家族=拡大家族が中心でしたから、
親・子ども以外にも兄弟姉妹や親戚で助け合うのが当たり前でした。
そりゃ同じ屋根の下に住んでいるんですから、そういう感覚になるでしょう。
でも今は世帯単位が小さい核家族中心で、
親子であっても同じ屋根の下に住んでいない時代です。
そういう時代に親・子どもだけでなく、兄弟姉妹・親戚で助け合えと言えますか?
扶養者をわざわざ探し出すシステムがもはや時代遅れ過ぎなんですよ…

そして、今の日本社会は相変わらず住所がなければ仕事ができない仕組みは変わらず。
住居補償は生活費とは別に行うべきなんですよ。
住所がないと社会復帰も何も始まりませんからね。
NHK受信料や携帯電話料金は単純な方がいいですけど、
生活保護制度は段階的な支援にすべきだと思います。

結局、生活困窮者を救おうという気概が全く見えないんですよ…
そういうところが「見放されている」と感じられる理由でしょう。


●菅首相のお得意フレーズ「必要があればやる」は“やらない”の意味 支離滅裂発言も
大体、政治家の発言なんて、逆の意味にすれば答えが分かるんですよ…
 「必要があれば、やる」=「必要がないから、やらない」
色々と誤魔化そうと婉曲的な表現を使うことが多いですが、
逆の意味を捉えれば、本当の意味が丸分かりです。

あとは助詞の使い方も重要です。
例えば、何気ない「が」が重要だったりします。
「必要ならば、やる」は必要性を認識すれば、わりと躊躇なくやる姿勢ですが、
「必要があれば、やる」は基本的にやる気ないです。
何気ない助詞の「が」が強い区切りとなり、「必要」と「あれば」を断絶します。
ですから、必要性を認識しても、他の条件に合致しない限り、やらないということです。

わりとこういう言葉遊びみたいなことが多いので、
政治家と官僚の発言はよく注意して聞くことにしましょう。
単語以外の部分に本音が隠れていることが多いです。
慣れるとむしろ本音が駄々洩れで分かりやすいぐらいです(苦笑)


◆ニュースネタ 相次ぐ大学入試の方法変更 頭抱える受験生
日本人はすぐに目的と手段を履き違える…
何のために受験ってるんでしょうか。
テストを受けるため? 大学に入るためじゃないのかね?
極端な話、定員割れしているなら、無試験で通しても構わないわけですよ。
試験が自己実現の目的ではありません。
公平性が担保されるなら、手段を変更するのもやむなしでしょうに。

例えば、東京大学のように学部学科は入学後に選抜しても構わないと思います。
勿論、それは全ての学部学科でナンバー1を目指す東大だからこそで、
他の多くの大学では学部学科に実力差があり、簡単にはできないでしょうが、
そこまで細かくなくとも受験は大枠で括るという方法はあると思います。
どうも日本は落とすための受験に固執し過ぎていて、
入れるための受験ができていないように思えてなりません。
大学に入って何をするのか。モラトリアムを満喫するために大学行くわけじゃないのよ。

大学入試共通テストに関しても、そういう観点で進めれば良かったのに。
勉強の習熟度を試すだけでよく、合格ラインに到達すればそれでいいじゃないですか。
何度受けたってかまわないし、そこまで一斉テストに拘る必要はないと思います。
「テストをしげあげるのが受験生の幸せ」という観点を捨てない限り、
日本の受験制度改革・大学教育改革、そこに繋がる高校教育改革は進まないと思います。


◆ニュースネタ IOC会長「どうか辛抱して」 日本国民に理解求める
朝日新聞の報道以外に情報ソースがなかったので、
本当に「どうか辛抱して」と翻訳できるフレーズがあったのかどうか分かりませんが…
本当に発言していたとすれば、何を辛抱すればいいんでしょうか。サッパリ分かりません。
少なくとも現時点でオリンピックを行える状況なのか否か、
行えないなら何をどう改善すれば行えるのか、ぐらいは明らかにして欲しいです。

●東京五輪開催「米国次第、バッハ会長は決断下せない」米紙に組織委理事の高橋氏
そんな状況でこんな発言が出てしまうこと自体が嘆かわしい…というか政治音痴。
就任したばかりのバイデン大統領にそこまでの発言はできないでしょうに。
国内のコロナ対策を優先しなければならない状況で、
その先にしかないオリンピックに対して言及できますか? できるわけがない。
それは貴方達の政治的都合でしかない。アメリカの政治的都合は一切無視してるでしょ。
もう少し空気嫁。錯乱し過ぎ。
辛抱すべきは国民よりも日本のオリンピック委員会の方でしょ。

●五輪選手のコロナワクチン拒否も 副作用でパフォーマンス低下懸念
選手としてはそれが一番知りたい情報でしょうに。
コロナワクチンを打つことで運動に支障が生じないのか否か、
コロナワクチンの効果はどれだけの期間続くのか、
大会から逆算していつまでに受けるべきなのか、
そういう具体的な情報がなければ、ワクチンを打つという選択ができないでしょうに。

そもそもの話、スポーツ選手はワクチン優先順位で最後の方であることはIOCも認識してるのに、
ワクチンの接種を推奨すると発言するのも意味が分かりません。
それは、つまり、参加国全員が広くワクチン接種を行えている状況ですから、
たった半年で世界中の人が効果的なワクチンを受けている状況が考えられるのですか?
大会を行う日本だけでなく、ワクチン接種ができない貧しい国にも均等に分配できるのですか?
いつまでも夢物語を語っていることに、スポーツ界の空気読めなさを感じるんですよ。
だから「おめでたいな。オリンピックなんかしてる場合か」って言われるのよ。
そういう所やぞ。

2021年01月20日

どうして今まで変異種の感染情報がなかったのか?

●政府、変異株「市中感染」初確認で監視体制強化 「静岡以外の可能性も想定」
1月18日の夜に、静岡県でイギリス型のコロナ変異種の感染が発表。
海外渡航歴がなかったことから、「市中感染」の可能性が高まっています。

静岡県にも空港はありますが、現在はコロナ禍もあって国内線のみですから、
イギリス型のコロナ変異種が入ってきた可能性があるのは、東京か愛知のいずれかです。
感染者は静岡県東部との報道もあるので、経済圏を共にする東京が有力でしょう。
実際に昨年末には東京でイギリスからの帰国者にコロナ変異種が検出されていますし、
年末に一気に2倍~3倍に感染者が膨らんだ状況からも、
既に東京で「市中感染」が起こっていた可能性は高いと思われます。

問題は年を明けてからコロナ変異種に対する報道がピタッと止んだことです。
今年に入ってから今日まで、緊急事態宣言の発動を含めて、
何度となく政府は会見を行ってきましたが、コロナ変異種が表沙汰になったことはありません。
年末のイギリスと南アフリカのコロナ変異種への感染者が発見された報道から、
今日まで何の発表もなく、報道機関もそれを指摘する素振りもなかったのは異常です。
緊急事態宣言の発動理由になってもおかしくないぐらいの重大ニュースなのに、
それに全く触れなかったというのも気持ち悪い感じがします。

察するに、政府は情報を隠蔽したのではないかと疑っています。
海外からの入国者を原則禁止にするまで時間がかかったのは周知の事実。
政府はコロナ変異種の拡大が政府批判に繋がらないように、
わざと情報を出していないのではないでしょうか。
遺伝子情報なので調べなければ結果は分かりません。
報道機関が疑いを持ったとしても、「不確かな情報は報道しないように」と言われれば、
報道機関としても報道の仕様がありません。
政府が発表しない限り、報道の裏付けは取れませんから、どこまでも「不確かな情報」です。
同じように、首都圏の知事も政府の要請に乗ってしまった可能性があります。

今回、静岡県で変異種が見つかったのは、経済圏を東京と愛知と密接にしてるだけでなく、
静岡県知事の川勝知事は民主党政権時代に誕生した知事であり、
政治的には自民党と対立している政治的背景があり、
川勝知事本人も歯に衣着せぬ言動が知られているなど、丸め込むのが難しい人物です。
だから遺伝子情報の検査が封じられなかったのではないでしょうか。
毎日50~100人前後の感染者が出る静岡県で発見されたのに、
その10倍以上の感染者を出している東京都で発見されないのも変でしょう?

状況的に見ても、やはり年末年始の感染は、変異種が混じっていた可能性は高いでしょう。
どうして、これまで変異種に対する警戒を取ってこなかったのか。
どうして、変異種に対する調査を政府に迫らなかったのか。
政治の都合によってコロナ対策が捻じ曲げられている現状が明らかになってきています。
なんなんでしょうね、この危機感の無さは…


話を戻しまして、感染力が強いイギリス型の変異種の拡大は不安要素ですが、
それ以上に心配なのは南アフリカ型の変異種が拡大していないかどうかです。
南アフリカ型の変異種は感染の仕組みが違うと言われており、
比較的発症しにくいと言われている若年層にも感染し、
コロナワクチンもその発生メカニズムから効きにくい可能性が指摘されています。
ワクチンの方はマイナーチェンジで対応できる可能性も言われていますが、
そもそもマイナーチェンジ後のワクチンが日本に回ってくるのか否か?
在庫処分のためにマイナーチェンジ前のものしか渡されない可能性もあるだけに、
詳しい情報が待たれるところです。

いずれにせよ、詳細が分かるまで、最大限の警戒をする必要があるでしょう。
既に若者への感染力は弱いという前提が崩れてしまったのですから、
学校を含めて、前回の緊急事態宣言並み、それ以上の警戒が必要でしょうね…
もう変異種は「市中感染」している可能性が高いわけですから…


●薄ら笑いを浮かべる首相とメディアの共犯性…国境なき記者団の特別報告者が驚いた日本の記者たちの現状
菅総理の『パンケーキ』に釣られたとか、
コロナ対策を理由にフリー記者は締め出される傾向にあるとか、
色々と言われていることは確かで、メディアの批判力が弱くなってることは確かでしょうね…

実際の所は分かりませんので、そこに乗っかって批判することはできませんが、
国民が考えておかなければならないのは、
「メディアも全てを知っているわけではない」ということです。
政治以外の事件報道であっても、メディアは詳細を知らずとも報道しなければならず、
そこまでの調査進捗次第で報道の書き方も変わってくるということです。

およそ信頼できないのが、「伝聞形式」のもの。誰かに聞いたとかそういう話。
記者の個人的な裏付けが取れておらず、一面的な情報で判断していることが多いので、
記事の正確性を欠くことが多くなってしまいます。
特に最近で多いのは、政府の発表をそのまま記事にしてしまうもの。
政府の発表だけを鵜呑みにして、その背景を知ろうとしないのは、
記者としてろくに調査もしていないと言えましょう。
…まぁ、それ以前に全く調べていないというレベルも存在しますが…
それはもう報道ではなく、ただの偏見です…

もう一つ報道で気を付けるべきは、「関心を集めないものは記事にならない」ということです。
年末に菅総理が会見をしたのに、安倍元総理の桜を見る会の前夜祭報道に隠れてしまい、
ほとんど報道がなかったということがありましたが、
それは記事にできるような内容が全くなかったからです。
報道しないということは、情報の更新がなかったことを意味するわけです。

政府の会見で気を付けるべきは、従来の答弁をそのまま引用することです。
今日なんかはバイデン大統領関連の質問がありましたが、
従来の「インド太平洋地域の~」というお決まりの日本の主張を繰り広げたということは、
バイデン新政権とはまだ進展がなにもないということの証拠です。
なにか成果があれば、それを仄めかしたいのが人情というもの。
それがないということは、裏を返すと何もないということです。
具体的な接触はまだこれからという段階なのでしょう。
本当に大丈夫なのかと思っちゃいますけどね…


(1月22日追記)
◆【独自】南ア型やブラジル型の変異種、抗体効果少なく…専門家「ワクチンは有効」
変異種に対してはワクチンの効果が半減~1/3程度になるのに、
「ワクチンが有効である」と言えちゃう論理がよく分からないのですが…
ん~、バファリン飲む程度の効果ってことなのかな…
優しさ効果と副作用の恐れと比較して、それは釣り合ってると言えるのかね?

なにはともあれ、変異種の拡散を防ぐことが最優先であり、
静岡県だけでなく全国で大規模な調査を行う必要があります。
特に日本政府をはじめ、ワクチンの効果を過信している節があるので、
仮にこの情報が真実であるならば、前提条件が崩れて大変なことになってしまいます。
変異種に対応したワクチンが開発された場合、それを確保できるのか否か、
やはり気になってしまうところです。

(1月23日追記分)
●東京で変異種市中感染か「面的感染と考えていない」
https://www.nikkansports.com/general/news/202101220001232.html
日本でもイギリスの変異種と偶然同じ遺伝的変異をした可能性も否定できないので、
確実なことまでは言えませんが、普通に考えれば、
10歳未満の女の子が外国人と接触する機会がそう多いとは思えません。

つまり、イギリスの変異種を持ち込んだ外国人又は日本人の帰国者が、
誰かを介して、この女の子に感染した可能性が高いわけです。
現時点で、少なくとも1人以上は変異種に可能性が高いわけで、
楽観的な状況であるとはとても思えないのですが…


◆ニュースネタ 小倉アナ 二階幹事長発言に「絶対発言してはならないこと」
Gotoを始めとする批判から逃れるのに必死なんですよねぇ…
別に政治家に何かをしろと言ってるわけじゃないんですよ。
単に経済優先を理由にしてコロナ対策の邪魔をするなと言ってるだけです。
一番大変な医療界の話に従うだけで政権の評価が上がる楽なお仕事では?

まぁ、でも野党批判はどうなんでしょうかね。
私の記憶が確かなら、1年前は政府がコロナ対策にノータッチで、
野党が具体的に提言をしても応じず、
感染が拡大してから政府がしたことも、
PCR検査の拡充に反論したこと以外はは野党の要求丸呑みでしたが?
もっとも、野党が大胆な提言をしたというよりも、
政府が当たり前にするべきことを何もしてなかっただけではありますが。
PCR検査の拡充に反対して政府を擁護していた識者の皆様はお元気ですか?

野党が何もしていないように思えるのは当たり前のことで、
政府が野党の要求を呑む時はしれっとパクるわけで、
野党には「要求に応じたよ」と見せて、国民には「自分達の政策です」と見せる。
そんな政策論争にならないような話は、政府がやるかやらないかの話に過ぎず、
与党も野党もちゃんとした要求はしてるんですよ、政府が動かないだけで。
野党が仕事をしているように見えないという理由だけで批判するのは、
政治が分かっていないと言わざるを得ません。

少なくとも、新型コロナ対策では野党の方が率先してリードしてるのは間違いないですよ。
なにせ自民党が動き出したのも菅政権の力が衰えた昨年末からですしね。
それまで一体、何してたんだろうね? 寝てたのかな(苦笑)


●コロナ対策特措法改正案 22日に閣議決定、野党側に提示へ
以前にも書いたように、入院拒否者の懲役刑は意味がないでしょ。
懲役になるのはコロナ療養後になるでしょうが、
入院を拒否する人にとっては、入院自体が懲役刑に思えるわけで、実効性がありません。
間接強制として過料を科すのが相当でしょう。

飲食店の休業要請に対しては、免責されないで十分でしょ。
感染症対策が万全なので休業する必要がないというならば、
コロナ感染者をお店に入れることもないし、感染を広げることもないでしょうから、
万が一、感染者がお店を利用したことを発覚し、
別の新規感染者が利用者の中から現れた場合は、
そのお客に損害賠償を払うだけでなく、コロナ医療費を一部負担して貰えばいいでしょ。
そうしたら、みんな守りますよ。営業しても莫大な負債を抱えるだけですから。
営業してもリスクしかないことを分かってもらうのが一番です。


●菅首相「感染対策を検討している」五輪開催を主張
●ワクチン前提でなくても五輪。菅首相、野党の中止要求に
要は「何も考えていない」ということが明らかになりましたね…

この期に及んで「検討している」って…
五輪が開催できるというならば、既に検討を済ませていなきゃいけない話でしょ?
それが検討中なら、何の根拠をもって五輪が開催できると言っているのか。
完全な「神頼み」じゃん…

さらに、ワクチンを切り札に考えていると思いきや、それも否定。
もはや空想ファンタジーだよ(苦笑) 説得力がない。

2021年01月16日

成人の日

昔は1月15日でしたが、ハッピーマンデー法とかで1月の第2月曜日へ移動…
利便性は上がったものの、なんとなく趣がなくなってしまいました。
コロナ禍でワークライフバランスが見直され、
有給消化(意図しない形ではありますが)も進んだわけですし、
計画運休を取り入れて分散して休むことを推奨してみてはいかが?
もう有休を躊躇うような職場はダメでしょうが。そういう時代になったわけです。

話を戻しまして、今年の成人式は中止する所が多かったようで…
コロナ感染は現在進行形の出来事なので、残念ではありますが、当然の対応でしょう。
ちょうど10年前に「喪に服す」自粛で卒業式が中止に追いやられたぐらいですから、
それと比べれば、遥かに合理的な対応です。
2つ上ぐらいの先輩が大人の同調圧力という理不尽な目に遭わされたのを見てたでしょ…
今年の3月11日で10年ですか。早いようで短いですな…

●ドライブイン成人式 静岡県内、知恵絞り晴れの日祝う
そりゃ会場は「疎」かもしれませんが、車内は「密」でしょ…
感染経路のうち、最も多いのが「家族」ですが、
次いで多いのは「職場や学校」ではなく、「友人」です。
友達と一緒に何かをして感染するケースが増えているのに、
何でわざわざ密な車内に押し込めるのか、意味が分かりません。
会場で感染が広がったら自分達の責任になるので、
車内で自己責任でやってね、という行政的な無責任さが凄いわ。

まぁ、そもそも、成人式は地方自治体が地元へUターンしてもらうための、
最後のアピール機会ですからねぇ…
この状況でも強引に開催した自治体はそういう背景があると思われ。
若い世代が定着しにくい土地なんでしょうな…

逆に新成人からすれば、成人式は今の自分の立場を考える機会であり、
他人から教えられる機会ではないわけですよ。
地方自治体がどんなに手を尽くそうが、市長がありがたい話をしようが、
「教えられる」では全く意味がありません。
20歳というのは、日本において中途半端な年齢だと思うんですよ。
昔なら短大卒業が20歳前後で女性なら就職か結婚かで迷ったのでしょうが、
今だと進学なら4年生大学が主ですし、そんなに節目になる年齢ではありません。
それでも就職した同級生や、進学した同級生等と、
かつて同じ学生という立場だった人間が、全く別の立場になっていることで、
自分の立ち位置が感じられる貴重な機会だと思います。
だから成人式というのは、教えられる場ではなく考える場。
結論は出なくとも、今の自分の立ち位置を確認する場だと思っています。
残念ながら成人式が中止になった新成人の方々も、
コロナ禍の不透明な世の中における自分の立ち位置を確認し、
その先の人生へと思いを馳せていって貰いたいと思います。


◆ニュースネタ 新型コロナ関連
昨年の日記でもだいぶ触れているので、あまり書くことがない…
わりと自分が批判しなくても、同種の意見や批判記事が出てくるので、
特に自分からは書くことがないです。
逆に政府を擁護しようとも思いましたが、まるでないから困る(苦笑)

●「緊急事態宣言」2度目はどうなる?/一覧
14日に一都三県に加え、栃木、岐阜・愛知、大阪・京都・兵庫、福岡県が追加されました。
ただ、内容的には飲食店への営業圧力以外はあまり変わらないんですよね…
どれだけ効果が出るのかは疑わしいです。
大切なのは移動制限なのにも関わらず、そこら辺は国民任せ…
他にもカラオケ店やスポーツジムなど、クラスター発生してる場所はあるわけですが…
補償問題とかが面倒になったんですかねぇ… 対象を敢えて絞って出し渋ったか。

●これは本当に緊急事態宣言なのか 「最後の切り札」無力化した菅政権の責任
まぁ、知事を含めた政治家は『アナウンス効果』程度にしか思っていないということでしょ…
実効性を担保させる法改正の議論も、懲役刑を課すとか意味ワカランし。
実際に懲役になるのは治ってからだとは思いますが、
感染者からすれば外出制限自体が懲役刑みたいなもんだから、懲罰効果あるの?

●今回の緊急事態宣言が春まで長引きそうな「最悪シナリオ」の中身
弱い自粛は弱い軽減効果しか期待できないということですね。それはそう。
1ヶ月に留めたのは、受験やその先の新生活にも影響を与えかねないため、
様子を見たいというのが本音の所でしょうが…
「必ず改善させる」、そりゃ現状維持なら改善傾向になるような低いハードルですが、
アメリカでも感染力の強い変異種が見つかったように、
仮にイギリスや南アフリカ型を抑えられたとしても、
国内で変異する可能性があるわけですから、絶対に「改善する」とも言えません。
そこらを想定していない辺り、まだまだ政府の読みは甘いと言わざるを得ません。
足元に置いただけの低いハードルでさえ、仇になる可能性があります。

●小池百合子都知事が緊急事態宣言前に放った“悪手”…東京都の感染者が減らない本当の理由
大阪も悪化に転じてはいますが、コロナ専門病院を作ったりしているので、
一応なりとも冬を見越した準備はしていたわけですが…
東京はどうだったかと言えば…
12月1日に総理と都知事のトップ会談をした時も、
高齢者のGoto利用を取り止める呼びかけだけという惨状ですから、
どれだけ両者が感染症対策に及び腰だったのかが分かります。

●菅首相はなぜ国民から支持されなくなったのか 望月衣塑子記者が感じた記者会見での「決定的なミス」
国民の危機感を散々煽って政策を推進してきた安倍政権、
それを支えてきた菅氏が本当の危機にまるで対処できないのは笑えます。
何が『危機管理内閣』なんでしょうねぇ…
「仮定の質問には答えない」、それがもう平和ボケを示しています。
さらなる危機に備えるから危機管理なんでしょ?

あと、『令和おじさん』くらいには正面向けよと思いますけど…伝わらんよね、やっぱり…
福岡と静岡を間違えるとか、自分で決めておいてそれはありえないでしょ。
緊張感がないのか、頭に入ってないのか、地理が弱いのか。
これからは「菅(かん)総理」と呼ぼうと思います(笑)

●頑なにコロナ対策の失敗を認めない菅首相 ブレーンの心も折れたか
そういう意味では、コロナ分科会の発言も12月を境に変わってきましたね。
12月上旬頃まではまだ政府寄りの発言が目立っていましたが、
12月下旬頃になると政府を公然と批判することが多くなり、
明らかに主張の方向性が変わってきました。

まぁ、そこまで抑え続けられていた事の方が不思議なくらいだったんですが…
菅総理は無理でも、もう少し西村大臣をさっさと説得できていたら、
もう少し展開は変わっていたんですかねぇ…
ある意味、政府内の力関係の変化がコロナ対策が変わった最大の要因という…

そういう意味では、国民の支持率が下がったことが、
間接的に自民党内の権力構造に動揺を与え、
菅総理に公然と反発できるようになり、コロナ対策が進んだとも言えますね。
やっぱり世論は多少なりとも政治に影響を与えるということでしょうね。

●東京五輪、海外選手も信用せぬ組織委の開催可能論
「開催する」とは言えても、具体的にどうコロナ対策をするのかは見えてきませんもん。
そりゃ信用されるわけないでしょ。対策が見えない所か、無いんだから。
精神論だけじゃ、どうしようもないのよ…菅総理は精神論さえ見えませんが…
うん、開催しましょう、そうしましょう。
だけど、今の状況でオリンピック開催を迎えた時に、実施できるのか?と言う話です。
そうするためにはどうするのか、そうならないためにはどうするのか、
そういった問題解決のための方策を打ち出してくれないことには、
誰も開催できるとは思えないでしょ。
7月になれば沈静化してるというのは、楽観的過ぎるどころか、
現実が見えていないとしか思えません。

2021年01月06日

新年おめでとうございます

本年も勝手気ままに書き綴っていこうと思うので、広い心でよろしくお願い致します(笑)
今年こそ週一更新、せめて隔週更新ぐらいはしたい、とは思っています。
そんな感じで、総合的・俯瞰的な観点から、現在、検討しております(→お察しをw)


とはいえ、世間的に明るいニュースは皆無で、
昨年に引き続き今年も新型コロナに振り回されそうな1年という印象を受けます。
2021年の展望予想は既に昨年の最後の日記に書いた通りなので、
今日は今年に入ってからの動きを中心に触れていこうと思っています。

●緊急事態宣言、再発令へ 首相、記者会見で対処方針表明
●今度は飲食店がターゲット 急所を狙う政府、効果は…
●尾木ママが菅首相の会見に苦言「1番やってはいけないやり方」

菅総理が記者会見を開く前の2日に、東京都を始めとする一都三県の知事が、
緊急事態宣言の発動を要望した時には、特措法の改正に全力を挙げる方針で、
政府は宣言の発動に「消極的」と報道されていましたが…
一転して、緊急事態宣言の発動に前向きになったようです。
…まぁ、評判は芳しくなかったですからね…自分も批判するつもりでしたし(苦笑)
政府の方針は理解できるんですが、それならさっさと国会開けよと思っちゃいます。
野党の要求がありながら、国会を速やかに閉じたのは誰だったのか、
今月18日まで国会を召集しないのは誰なのか。
今の国会日程だと早くとも特措法の改正は1月末と見られ、
それまでの1ヶ月近く何もしないのかと当然批判を受けますよ。
…それでも変わらずに国会を前倒して招集しないんだから、
図太い野郎だなとは思いますけど(苦笑)

都知事らに先手を打たれたとはいえ、予想よりも迅速に動いたとは思いましたが、
昨年のGoToキャンペーンの一時停止と同様に、
今回も緊急事態宣言発動の言及も行き当たりばったりだったのが、
その後の記者による質問で明らかになってしまいました…
一言で言うと、「毅然(きぜん)とした態度」が見られなかったことが残念です。
緊急事態宣言の内容が決まっているなら、その場でスパッと表明すれば良かったんですよ。
逆に、内容が決まっていなかったのなら、
「現在検討中であり、貴重なご意見の一つとして参考にさせて頂きます」と言えば良かったんですよ。
どっちつかずにフラフラ~とした内容を会見で表明しちゃってるから、
「頼りないなぁ」と見ている人に思わせてしまうんですよ…
そりゃ国民の不安を煽るだけです。
何が脅威で、何を防いでいかなければならないのか、
そういう大枠でも語れば国民の危機感を高められたのでしょうが…
本当に伝達能力が低い。言い訳に終始しているようにしか見えないんですよ…
そういう意味でも、政府が戦略的に物事を考えているのかどうか疑わしく、
アベノマスクのような思いつきな発想で動いているようにしか見えないんですよねぇ…

最近は飲食店にばかり批判が集まっていますが(以前は水商売だったから拡大してますが)、
新型コロナがグレムリンのように夜になると活性化するわけでもないのだから、
時短制限で解決するような問題でもないと思うのですが…
要は「飲酒を伴う接待」「喋りながらの会食」が問題なのでしょう?
それは昼間にやる新年会だって同じではないですか。
禁止すべきはそちらなのに、昼間から酒が飲める政治家らしい発想というか、
「別に夜間営業を禁止しても、自分達には影響しないよね」的な発想はいかがなものかと…
それよりは食事処でのアルコール類の提供を制限した方が良いのでは?
その分、酒税を当面ゼロにして、自宅飲みを推奨すればいい話。
政府のような言い方をしてしまえば、批判が飲食店に集まるのは必至で、
食事の場を提供した責任があるとはいえ、食中毒のような直接的な責任はなく、
喋りながら食べたという客の責任で感染が拡大してしまっているのだから、
啓蒙活動をするのはそちらの方でしょうに…
会食禁止を打ち出せば、飲食店の営業を制限する必要はないと思います。
いい加減、飲みにケーション文化から脱却しようぜ…


●「飲食店の制限だけでは1ヶ月で感染者は減らない」 8割おじさんが厚労省“非公開”のシミュレーションを公開
問題は「何のために緊急事態宣言を出すのか」です。
①一都三県の知事が期待するような「国民への自粛メッセージ」に留まるのか、
②昨年の緊急事態宣言のような移動の自粛制限を伴う強い行動制限を打ち出すのか、
それとも③変異種を封じ込めるための行動制限を行うのか、です。
今の所、政治家から強い行動制限を促す姿勢は見られず、
①自粛メッセージ程度の認識でしかないでしょう。
学校の継続を強いメッセージで打ち出したのも、そのためでしょう。

逆に医療界が望む②強い行動制限は経済活動を犠牲するだけの効果的があるかどうかは疑問です。
感染初期ならともかく、どこに行っても感染しかねない程に一般化したのであれば、
移動制限をしても効果は少ないと思います。
昨年のように経済活動を犠牲にして感染を封じ込めるというのは不可能でしょう。

個人的に気になるのは③変異種の拡大です。
イギリス型の変異種は感染力が強いと言われ、南アフリカ型の変異種は若年層の発症力が強いと言われています。
両方とも既に日本で感染例が報告されており、今後の拡大が懸念されます。
封じ込めるべきはこちらの方で、第三波の最中に第四波が発生して、
医療崩壊待ったなしにならないようにしなければなりません。
変異種の拡大調査をしながら、詳細が分かるまでは自粛せざるを得ないように思えます。

緊急事態宣言を出すにしても、その狙いをどこに定めるのかが重要で、
それを国民全体に正確に伝えられるかどうか、です。
現時点で①のメッセージだけに留まるならば、危機感は全く感じられないので、
緊急事態宣言が効果を持つとは思えません。
それこそ箱根駅伝の応援自粛程度の結果になりかねないんじゃないですかね…

学校に関して言えば、一律に決める必要なんて、そもそもないでしょう。
出席日数なんてあるからダメなんですよ。自由登校でいいじゃん?
共働きの家庭は子どもを学校に預けたいと思うでしょうし、
在宅ワークの両親はネットの授業などで子どもから解放される時間を作りたいでしょうし、
逆に医療関係者の両親は学校へ行くと子どもから感染するリスクが高まるだけに、
在宅授業の方が都合が良いと考えるでしょうし、ケースバイケースだと思います。
それを出席日数という括りで縛り込むのは、もう限界に来ていると言わざるを得ません。
一律に対応するのではなく、家庭にあった学校の在り方を模索しても良いのではないでしょうか。
要は保育園や塾の認識ぐらいで構わないということです。
塾には行かず学校で勉強したいという子どもには全力を尽くせばいいわけで、
逆に学校は最低限で塾や家庭教師でやっていける子どもには自由にさせとけばいいでしょ。
両方に同じ教育を施すのが公平という時代は終わったんですよ。


◆スポーツネタ 箱根駅伝は駒澤大学が逆転優勝。視聴率最高を記録するも…
●小池都知事が緊急事態宣言要請へ 箱根駅伝では沿道に大勢の人「なぜ出歩く?」「密です」
●箱根駅伝、やっぱり沿道に人、人、人 「沿道の人」がツイッターのトレンド入り
結果的に言えば、自粛の呼びかけの限界性を示す形となり、
世論が『緊急事態宣言』発動の流れに一気に傾いたのは間違いないでしょうねぇ…

察するに、駅伝ファンは早々に観戦を諦めていたんだと思います。
当初は箱根駅伝を無観客で行うような言い方をしていましたからね。
それが各種マラソン、全日本大学駅伝等で沿道の応援が見られ、
陸連も無観客を煩く言わなかったことで、
近所の人が沿道に応援へ行くのを防げなかったのでしょう。
そうなると、自分は我慢したのにという駅伝ファンとの溝が生じてしまい、
炎上騒ぎになったのだと思います。

あの状況で最もリスクが高いのは、マスクができないランナーなのは明らかです。
仮に走り込む先に沿道から咳をすれば、ランナーの接触する時間は多くなり、
さらに疲れて口呼吸になっていれば、吸い込む量も歩行者とは段違いですから、
それだけウイルス類を吸い込むリスクが高まるわけです。
それが分かっていれば、沿道に見に行こうとは思わないと思うのですが…
つまり、そういうことが分かっていない素人だったとしか思えません。
残念ながら、非難されるのは当たり前のことだと思います。

その結果として緊急事態宣言への流れができてしまったのだから、
自分達で首を絞める残念な結果だったとしか言えませんなぁ…


◆ニュースネタ 今年に東京五輪は本当に開催できるのか?
●東京2020はなぜ中止にならないか?五輪生存をかけたIOCの「信念」
●内村航平が胸中激白 東京五輪も世界選手権も「集大成とは違う」

まず、前提として、開催国の日本から「開催できない」と言うことはできません。
準備不足による中止として違約金を請求されかねないからです。
仮に開催できなかったとしても、IOCが延期もしくは中止を決定しない限り、
日本側は粛々と開催の準備を続けなければならないことになります。
両者ともに自ら決定するのを嫌がっている節があるので、コロナ対策同様に、
ズルズルと決定が遅れ、ろくな感染症対策がされないまま、開催される可能性が高いでしょう…

昨年の最後の記事ではスポーツの限界性に触れましたが、それはやはりそうです。
新型コロナが今までの病気と大きく異なるのは、
自覚症状のない感染者が感染を広げている可能性があるということです。
インフルエンザであれば、多少なりとも熱があり、鼻水や咳をしている特徴がありますが、
新型コロナの場合は、一見、健康そうに見えて自身も健康だと思っている人が感染する可能性があるわけです。
つまり、条件を絞っていくと、若くて自覚症状のない健康的な人が移動するのがリスクなわけで、
それに該当する可能性が高いのが、スポーツ選手ということになってしまいます。
自覚症状のないスポーツ選手がスタッフや観客に感染させる可能性が高いと思われます。

具体的な問題点を言えば、選手と観客、どちらに感染症対策を重点的に行うか、です。
選手に感染させないようにするためには、選手にワクチンを打つ必要がありますが、
ワクチンを打つことで運動機能にどういう影響が出るのか、
それは打つワクチンの種類によっても異なるでしょうから、どのワクチンを全選手に打つのか、
いつの時点でワクチンを打つのか等々、不明な点が沢山あります。

逆に、スタッフや観客に感染症対策を重点的に行うのであれば、
日本の全国民が打つだけのワクチンを用意できるのか、
そもそもワクチンの効果は1カ月は確認されているものの、以降はどうなのか、
そもそものワクチンの安全性と国民の理解は得られるのかどうか。
現時点では希望者のみの無料接種のようですが、それでは感染が収まるとは思えず、
大多数の人間がワクチンを打つことが必要になるだけに、
国民の理解が得られるかどうか、できないのであれば強制できるのかどうか問題になります。
仮に、国民全員に打つだけのワクチンや国民の理解・協力が得られないのであれば、
東京を始めとする協議地域を物理的に交通封鎖を行い、
ワクチン接種者のみ会場地域に出入りするような対応を行う必要が出てきます。
国民生活に多大な影響が出る逆ロックダウンが行えるのかどうか、
五輪を本気で開催するのであれば、色々なケースを想定しておく必要があるでしょう。

果たして、そういう具体的対応が議論されているのか否か。
東京五輪はやる・無理が精神論で対立するだけで、具体的対応まで考慮しているとは思えません。
あと半年でそれだけの準備ができるのかどうか。個人的には疑問があります。

新型コロナはスポーツが一部の人間のためのものでしかないことを露呈した気がします。
そのスポーツをする身体的能力、パフォーマンスを出すための道具の準備、
スポーツを続けるための覚悟等々、様々な現実的な壁がスポーツを難しくし、
結果としてスポーツは一部に独占されてしまい、
それを観客がショー感覚で眺めるというおかしな現象を生んでいるように思えます。
本当は誰もがスポーツを楽しむことが大事なわけで、
オリンピックだって見るものではなく参加するものであるべきなんですよ。
それができなくなっているのがスポーツ界の歪みなわけで、それをコロナは露呈したように思えます。

昨年の記事では、VRの世界で非体験的なスポーツは衰退すると書きましたが、
一旦衰退した後に、体験的なスポーツとして再興される可能性も残されています。
一流アスリートの動きを疑似体験することで、映画館から出てきたように影響され、
自分もそのスポーツができるような感覚になり、
体験的なスポーツに回帰する可能性はあるでしょう。
それこそ、スポーツの本来あるべき姿なのであって、
オリンピックというショーを開催することに本当に意味があるのかどうか、考える必要があるように思えます。