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成人の日

昔は1月15日でしたが、ハッピーマンデー法とかで1月の第2月曜日へ移動…
利便性は上がったものの、なんとなく趣がなくなってしまいました。
コロナ禍でワークライフバランスが見直され、
有給消化(意図しない形ではありますが)も進んだわけですし、
計画運休を取り入れて分散して休むことを推奨してみてはいかが?
もう有休を躊躇うような職場はダメでしょうが。そういう時代になったわけです。

話を戻しまして、今年の成人式は中止する所が多かったようで…
コロナ感染は現在進行形の出来事なので、残念ではありますが、当然の対応でしょう。
ちょうど10年前に「喪に服す」自粛で卒業式が中止に追いやられたぐらいですから、
それと比べれば、遥かに合理的な対応です。
2つ上ぐらいの先輩が大人の同調圧力という理不尽な目に遭わされたのを見てたでしょ…
今年の3月11日で10年ですか。早いようで短いですな…

●ドライブイン成人式 静岡県内、知恵絞り晴れの日祝う
そりゃ会場は「疎」かもしれませんが、車内は「密」でしょ…
感染経路のうち、最も多いのが「家族」ですが、
次いで多いのは「職場や学校」ではなく、「友人」です。
友達と一緒に何かをして感染するケースが増えているのに、
何でわざわざ密な車内に押し込めるのか、意味が分かりません。
会場で感染が広がったら自分達の責任になるので、
車内で自己責任でやってね、という行政的な無責任さが凄いわ。

まぁ、そもそも、成人式は地方自治体が地元へUターンしてもらうための、
最後のアピール機会ですからねぇ…
この状況でも強引に開催した自治体はそういう背景があると思われ。
若い世代が定着しにくい土地なんでしょうな…

逆に新成人からすれば、成人式は今の自分の立場を考える機会であり、
他人から教えられる機会ではないわけですよ。
地方自治体がどんなに手を尽くそうが、市長がありがたい話をしようが、
「教えられる」では全く意味がありません。
20歳というのは、日本において中途半端な年齢だと思うんですよ。
昔なら短大卒業が20歳前後で女性なら就職か結婚かで迷ったのでしょうが、
今だと進学なら4年生大学が主ですし、そんなに節目になる年齢ではありません。
それでも就職した同級生や、進学した同級生等と、
かつて同じ学生という立場だった人間が、全く別の立場になっていることで、
自分の立ち位置が感じられる貴重な機会だと思います。
だから成人式というのは、教えられる場ではなく考える場。
結論は出なくとも、今の自分の立ち位置を確認する場だと思っています。
残念ながら成人式が中止になった新成人の方々も、
コロナ禍の不透明な世の中における自分の立ち位置を確認し、
その先の人生へと思いを馳せていって貰いたいと思います。


◆ニュースネタ 新型コロナ関連
昨年の日記でもだいぶ触れているので、あまり書くことがない…
わりと自分が批判しなくても、同種の意見や批判記事が出てくるので、
特に自分からは書くことがないです。
逆に政府を擁護しようとも思いましたが、まるでないから困る(苦笑)

●「緊急事態宣言」2度目はどうなる?/一覧
14日に一都三県に加え、栃木、岐阜・愛知、大阪・京都・兵庫、福岡県が追加されました。
ただ、内容的には飲食店への営業圧力以外はあまり変わらないんですよね…
どれだけ効果が出るのかは疑わしいです。
大切なのは移動制限なのにも関わらず、そこら辺は国民任せ…
他にもカラオケ店やスポーツジムなど、クラスター発生してる場所はあるわけですが…
補償問題とかが面倒になったんですかねぇ… 対象を敢えて絞って出し渋ったか。

●これは本当に緊急事態宣言なのか 「最後の切り札」無力化した菅政権の責任
まぁ、知事を含めた政治家は『アナウンス効果』程度にしか思っていないということでしょ…
実効性を担保させる法改正の議論も、懲役刑を課すとか意味ワカランし。
実際に懲役になるのは治ってからだとは思いますが、
感染者からすれば外出制限自体が懲役刑みたいなもんだから、懲罰効果あるの?

●今回の緊急事態宣言が春まで長引きそうな「最悪シナリオ」の中身
弱い自粛は弱い軽減効果しか期待できないということですね。それはそう。
1ヶ月に留めたのは、受験やその先の新生活にも影響を与えかねないため、
様子を見たいというのが本音の所でしょうが…
「必ず改善させる」、そりゃ現状維持なら改善傾向になるような低いハードルですが、
アメリカでも感染力の強い変異種が見つかったように、
仮にイギリスや南アフリカ型を抑えられたとしても、
国内で変異する可能性があるわけですから、絶対に「改善する」とも言えません。
そこらを想定していない辺り、まだまだ政府の読みは甘いと言わざるを得ません。
足元に置いただけの低いハードルでさえ、仇になる可能性があります。

●小池百合子都知事が緊急事態宣言前に放った“悪手”…東京都の感染者が減らない本当の理由
大阪も悪化に転じてはいますが、コロナ専門病院を作ったりしているので、
一応なりとも冬を見越した準備はしていたわけですが…
東京はどうだったかと言えば…
12月1日に総理と都知事のトップ会談をした時も、
高齢者のGoto利用を取り止める呼びかけだけという惨状ですから、
どれだけ両者が感染症対策に及び腰だったのかが分かります。

●菅首相はなぜ国民から支持されなくなったのか 望月衣塑子記者が感じた記者会見での「決定的なミス」
国民の危機感を散々煽って政策を推進してきた安倍政権、
それを支えてきた菅氏が本当の危機にまるで対処できないのは笑えます。
何が『危機管理内閣』なんでしょうねぇ…
「仮定の質問には答えない」、それがもう平和ボケを示しています。
さらなる危機に備えるから危機管理なんでしょ?

あと、『令和おじさん』くらいには正面向けよと思いますけど…伝わらんよね、やっぱり…
福岡と静岡を間違えるとか、自分で決めておいてそれはありえないでしょ。
緊張感がないのか、頭に入ってないのか、地理が弱いのか。
これからは「菅(かん)総理」と呼ぼうと思います(笑)

●頑なにコロナ対策の失敗を認めない菅首相 ブレーンの心も折れたか
そういう意味では、コロナ分科会の発言も12月を境に変わってきましたね。
12月上旬頃まではまだ政府寄りの発言が目立っていましたが、
12月下旬頃になると政府を公然と批判することが多くなり、
明らかに主張の方向性が変わってきました。

まぁ、そこまで抑え続けられていた事の方が不思議なくらいだったんですが…
菅総理は無理でも、もう少し西村大臣をさっさと説得できていたら、
もう少し展開は変わっていたんですかねぇ…
ある意味、政府内の力関係の変化がコロナ対策が変わった最大の要因という…

そういう意味では、国民の支持率が下がったことが、
間接的に自民党内の権力構造に動揺を与え、
菅総理に公然と反発できるようになり、コロナ対策が進んだとも言えますね。
やっぱり世論は多少なりとも政治に影響を与えるということでしょうね。

●東京五輪、海外選手も信用せぬ組織委の開催可能論
「開催する」とは言えても、具体的にどうコロナ対策をするのかは見えてきませんもん。
そりゃ信用されるわけないでしょ。対策が見えない所か、無いんだから。
精神論だけじゃ、どうしようもないのよ…菅総理は精神論さえ見えませんが…
うん、開催しましょう、そうしましょう。
だけど、今の状況でオリンピック開催を迎えた時に、実施できるのか?と言う話です。
そうするためにはどうするのか、そうならないためにはどうするのか、
そういった問題解決のための方策を打ち出してくれないことには、
誰も開催できるとは思えないでしょ。
7月になれば沈静化してるというのは、楽観的過ぎるどころか、
現実が見えていないとしか思えません。

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