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日本の電力事情

電力需給が逼迫することが予想される関西電力関内に15%の節電、
九州電力関内に10%、北海道電力に7%の節電が要請され、
これらの電力会社への融通のため、
中部・北陸・中国・四国電力は5%以上の節電目標が設定されました。
どうして東京電力ではなく、関西電力かといえば、
電力供給量に占める原子力発電所の供給電力が高かったためで、
東京電力は元々依存率が高くなく、さらに去年のこともあって火力発電所を再稼動させたこともあり、
今年は何とかなると計算したのでしょう。

まぁ、原発再稼動反対の民意に押されるがままに、
地方自治体やマスコミが動いてきたこともありますから、自業自得でしょうね。
原発に反対するなら、電気を使わない生活に慣れるしかありません。
期待の自然エネルギーも太陽活動の弱体化や異常気象でどうなるか分かりませんし、
効率の良い発電方法が見つかるまでは我慢しなきゃならなくなりそうです。

こうなると日本経済の停滞が心配ですし、
そうやって景気が悪化すれば、増税も先送りしなければならず、さらなる財政悪化の懸念も。
もう大丈夫なんて言えないですよね、これじゃ。


加えて、問題となってくるのがスポーツ興行。
まだ議論に上がっていませんが、夏の甲子園大会やプロ野球はどうするんでしょうかね。
普通に考えると、甲子園は無理でしょう。
電光掲示板を消して、3試合9回打ち切りなら、やれなくなさそうですが…
今年は甲子園じゃなくて他の場所でやるのはどうでしょう?
空いているなら、ハードオフエコスタジアム新潟で。今年の高校野球は「エコ」だ!
プロ野球の方は厳しいですね。ロンドン五輪で昼夜逆転になるから、もう早朝にやっちゃおう(苦笑)
このままではシーズン中断、試合数の大幅カットを検討する必要が出てくるかもしれません。

あと学校の夏休みも大学並みに延長した方がいいっすね。
9月中頃まで休め。その後の土日はなくなっちゃうけれども。


◆テレビの話 NHK大河ドラマ『平清盛』
巷では不評のNHK大河ドラマ『平清盛』ですが、個人的には悪くないどころか好評価です
(さすがに高評価とまではいきませんが)。
個人的に最悪だったのが去年の『江』で、もはや大河ドラマと言えないレベル、
あれは民放の特番歴史番組、大河ドラマじゃない。
大河ドラマっていうのは、見ていて背筋が伸びるようなドラマで、
気高さ、格好良さが重視されるわけで、笑いや可愛い要素は必ずしも必要としません。
そういう面から言うと、清盛は良い感じで盛り上がってきています。

とはいえ、巷の不評が分からないことはないです。
兵庫県知事の観光だけに立脚し、歴史やドラマ編成を無視した発言である「汚い」は論外としても、
出てくる登場人物が「平」の姓や「藤原」の姓ばかりで、皇室関係は姓がなく名前のみですから、
登場人物の識別とその関係の把握が非常に困難です。
清盛の側近である「平盛国」に代表されるように、元は漁師にも関わらず、
主君に仕えて「平」の姓を名乗っているように、「平」と「北条」が行き来したりと、
必ずしも姓が血縁関係を現しているわけではないことが、より把握を難しくしています。
とりわけ、序盤は保元の乱への流れを描くために、
皇室や摂関家のゴタゴタが中心となっただけに、人物関係の把握が難しかったです。
オープニングのところで、家系図を出してその都度説明するなど、
もう少し人物関係を把握しやすくしていたら、評価も変わっていたように思います。

まぁ、分かんないなら、調べればいいだけのことなんですが、
敢えて調べてから見る人もそう多くないでしょうし、そこが低評価の理由でしょうか。
ぶっちゃけ「分からない」から低評価なだけで、作り自体は良い方だと思います。
来週から保元の乱が始まりますし、盛り返すとしたらここからでしょうね。


◆PCの話 CPU インテルvsAMD
インテルのIvyBrigdeが発売され、このままインテルが押し通すかと思われましたが、
いざ蓋を開けてみると、熱問題が想像以上にネックとなっており、
これまでは消費電力の問題でCPU性能が抑えられていましたが、
Ivyでは熱問題でCPU性能が抑えられることになり、
中にはSandyBridgeよりもオーバークロック耐性が低く、処理能力が上がらないケースも。

とはいっても、そこまで爆熱というわけでもなく、
今は水冷CPUクーラーも一般化してきていますし、
デスクトップユーザーにとってはあまり問題にならないだろうと思われます。
問題はノートPCへの組み込みで、こちらは熱問題がダイレクトに反映してきてしまいます。
膝の上に置いて長時間ノートPCを使って起こる「低温やけど」が問題となっていますが、
Ivy搭載ノートだとどうなるのか、ちょっと怖い感じがしちゃいますね。

そういう背景もあってなのか、現在のAMDの主力製品であるAPU(CPU+GPU)の
Aシリーズがデスクトップ向けに先駆けてノートPC・モバイル向けが発表されました。
今までは過去のゴタゴタもあって、アメリカ・日本メーカーではAMDの採用が控え気味でしたが、
今後、AMDのAシリーズ採用のノートPCが増えていくかもしれません。
Ivyと比べてCPU性能は落ちますが、GPU性能は高いだけに、
ノート用グラフィックチップを積まない低価格~中価格製品には、Aシリーズの方が向いているかも。

一方のNVIDIAとAMDのグラフィックカード争いにおいても、
NVIDIAがハイエンド向け製品ばかりを出し、ミドルレンジががら空き状態で、
少し性能を下げたGTX670が思ったほど消費電力が低くなく、680との区別が難しい感じ。
エントリー向けのGT630・620・610は400シリーズの焼き直しと、
微妙な雰囲気が漂ってきました。
ハイエンドで最高のものが欲しいならNVIDIAですが、
そんなゲームに命を賭けるわけじゃないしという人はAMDという感じですかね。
こちらでもAMDに勝算が出てきました。元々、CPUに比べれば断然優位に運べてますけど。

そんなこんなで、独占状態になると消費者は困るだけに、
両会社には切磋琢磨しながら競争していってもらいたいです。


◆プロ野球の話 埼玉西武ライオンズの現状と未来
もうセリーグ出身の審判は嫌だ。一度、主審がどちらかで勝率を出してみたい…
ということで、今年のシーズンの数字だけ出してみました。

(セリーグ出身審判の主審試合)
西本、白井、深谷、杉永、木内、吉本、笠原、村山、森、山本貴、有隅、小林和、渡田、敷田
14人 26試合11勝15敗   .423

(パリーグ出身審判の主審試合)
川口、東、津川、柿木園、飯塚、丹波
 6人 10試合 3勝 6敗1分 .333

実際に数字を出してみると、セリーグ出身審判の方が勝率が高いんですが、
そもそも試合数が倍以上違っているので、何とも言えない感じ。
つーか、セントラル出身の審判ばかりなんですが… パリーグ出身はみんな関西なの?
判定が問題になるケースはほぼセントラル出身の主審の試合ばかりなんですが、
単純に試合数がこれだけ違うとなると、必然なのか偶然なのか判断できませんね。
去年の数字を出してくれば分かるのですが… 面倒くさいのでやらない… orz


まぁ、それは置いておくとして、岡本篤志投手と浅村投手が登録抹消となりました。
2人ともここまで我慢したのなら、最後まで…と思わなくもないのですが、
示しが付かなくなる面もあるだけに、入れ替えは已む無しでしょうか。
でも今後のライオンズの浮上には2人の力が欠かせないだけに、
調子を上げて戻ってきてもらいたいですね。

代わりに上がってくるのは、マイケル中村投手、野手は微妙だけれども高山選手?
明日の先発は牧田投手で、岸投手とともに巨人戦にぶつける模様。
土曜のヤクルト戦の石井一久投手でしょうが、金曜日が不明。
候補は十亀投手か平野投手、十亀投手のプロ初先発があるかもしれません。
日曜の甲子園での阪神戦は西口投手、月曜日が不明。
牧田投手が中5日で行くのか、それとも別の投手を上げるのか。
上げるとすれば、左腕を苦手とする阪神打線なので、小石投手か菊池雄星投手か。
でも日程を見ていくと、牧田投手と岸投手を中5日でガンガン回しそうな感じですね。
そうすると、雨天中止等がなければ、きっちり交流戦の最後2人で収まりますし。


さて、現状は少し欝なので、大局的見地でライオンズを見てみようかと。
将来の野手陣を考えると、野手のコンバートが必要になってくるかもしれません。
一番不安なのは片岡選手の肩ですね。まだ完治しておらず、痛みもあるとのこと。
逆の動きの多いセカンドでは怪我の再発の可能性があり、
このまま使い続けると、片岡選手の選手生命を縮めてしまうかもしれません。
セカンドよりはショート、ショートよりはセンターと、将来的なコンバートが必要かも。
治れば話は別なのですが… 片岡選手の肩の状態が心配ですね。

今オフに中島選手がFAでメジャー再挑戦するかどうかは分かりませんが、
するとしたら、今の成績では物足りない感じで、川崎選手と同程度の評価になっちゃいそう。
メジャーに行くなら、もっと成績を上げてくれないと。
仮に残留して生涯ライオンズと言ってくれたとしても、
将来的にはショートからサードへコンバートする必要が出てくるでしょうし、
二遊間を今後どうするかは難しいところです。
ショートの候補は浅村選手が筆頭でしたが、今では高卒ルーキーの永江選手が筆頭でしょうか。
高卒1年目にしてはファームで結果を残せていますし、強肩を生かした守備は魅力的、
将来的には永江選手をショートで使うとなるのではないでしょうか。
そうなると、浅村選手がセカンドに回り、片岡選手のコンバートをすんなりさせたいところ。
中島選手が抜ける場合は戦力的に厳しいので、片岡選手が一旦ショートに回り、
それから外野へと順番を踏んでいく可能性がありますが、
いずれにせよ、セカンドを誰にするのかが問題となるので、浅村選手に期待したいところです。

もし、片岡選手の外野コンバートが成功すれば、ライトの秋山選手とレフトの栗山選手と固まり、
熊代・坂田・斉藤・石川・田代選手ら、若い外野陣は一気に難しい状況に。
そうなると、今度は栗山選手がファーストと兼用になるかもしれません。
中島選手が残留していれば話は別ですが、中島選手がいない状況で、
片岡選手も外野に回ってしまえば、レギュラー内野は中村選手一人だけ、
投手に声をかけに行く選手でもないだけに、内野のリーダーがいなくなってしまいます。
そうなってくると、キャプテンの栗山選手をファーストへ、ということもありうるかと。
栗山選手の外野守備力は高いのですが、肩がネックとなっているだけに、検討の価値はあるかと。
今のチーム編成を考えますと、そういうことも考えていってもいいのかなと思ったりもします。

つーか、浅村選手を落として、いきなり永江選手を抜擢するとか、ないですよね?
オープン戦の巨人戦で同じことをしているだけに、ゼロではなさそうですが…

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