« リニア報道に口を開かない方が良い理由 | メイン

浜名湖花博が開催中だと知らない人間は存在しないはず

少なくとも、件の川勝氏の職業蔑視的発言を「切り取りではない」と批判した人間が、
浜名湖花博が開催中であることを知らないことは「絶対に」ありえないわけです。
ですから、芸能人を含めて日本国民の大半が開催中であることを知っているはずです。
でも、慶応大教授の岸博幸氏は開催してることを知らなかったとのニュースコメントを…
むむむ、妙ですね… 少なくとも、どちらかで嘘を付いています。

どうしてそういうことが言えるかといえば、
件の川勝氏の新公務員への挨拶時に、浜松花博の見所について語っていたからです。
全文をチェックした人なら、浜松花博の話は目に留まったはず。
件の話は公務員には高い知性が求められ、知性を磨くことが重要だという話ですから、
そこで紹介された浜名湖花博は、単なる宣伝に留まらず、
新人公務員諸氏に見に行ってきなさいという意味でもあります。
挨拶全体における重要な個所を知らなかったということは、
全文をチェックしていないということであり、
マスコミに切り取られた部分しか見ていなかった証拠と言えます。
どうして切り取られた部分を見ただけで、切り取りではないと言えるのでしょうか?
いやー、本当に不思議なこともあるもんですねぇ…

そもそも、マスコミ自身があの報道が切り取りだったことを認めている節があります。
マスコミの第一報は「農家は知性がない」←そんなこと言ってない
第二報は「農家差別発言」←農家だけを特定して批判していない
そして「職業差別発言」「職業蔑視発言」と改められ、
今では「職業蔑視とも取れる発言」にまでトーンダウンしています。
この表現の変遷はマスコミ自身が揚げ足取りだったと認めているようなものです。
単純に考えて、主語は「公務員」であって「農家」ではなかったわけですから、
普通の日本語感覚を持ち合せていれば、農家批判でないことはすぐに分かるはずです。
結局、偏向報道によって切り取られた発言だけを判断した結果、
誤った筋違いの批判を繰り広げてしまったわけです。
ちゃんと情報ソースを自身で確認することが大事だと言えましょう。

どうしてそういうことが言えるかというと、
昨年末から揚げ足取りに川勝氏を批判する報道があまりに多すぎたからです。
批判報道に共通しているのが、
 ①批判対象は川勝氏のみで、JR東海の対応は完全スルー、
 ②対案は示さずに批判のみ行う、
 ③批判することが目的なので、読了後の話の中身がまるでない、
これらはJRの責任逃れのためのアンチキャンペーンだったと見ています。
仮に件の発言が農家蔑視的発言だったとしても、具体的に農家に不利益が生じましたか?
後段では浜名湖花博の紹介もしており、
御殿場コシヒカリ発言と同様に、むしろプラスに作用したとさえ見えます。
そういうのを中身のない批判といい、単なる揚げ足取りだと言うんです。
まぁ、そんな報道に惑わされてしまう世論も頭空っぽと言わざるを得ないわけですが…

●「川勝知事はあえて失言した」といえるワケ、後任にリニア工事の許可を託したか…実は水資源の諸問題はほぼ解決済み
「あえて」とまでは言いませんが、あっさり辞職表明したことを考えると、
想定済みの事態であった可能性はあります。

指摘のようにリニア問題の解決の道筋は既にできているので、
ここからは逆説得、大井川流域住民の妥協を迫る段階に来ていたからです。
これが大変な作業であることは言うまでもなく…
平気で「裏切者!」と罵られかねませんからね…

でも何事も交渉にはある程度の妥協が必要不可欠であり、
どれだけ合理的に説明ができるかがカギになるわけですが、
JR東海が真摯に説明をしようとしないので、相互理解が一切進まず、
静岡県が示した47問の試験問題も授業でやった所だからと回答拒否ですから、
まるで採点の仕様もないわけです。
これでどうやって住民を説得しろと言うのでしょうか?

逆説得の簡単な解決方法は責任者が代わることです。
今まで仲間だと思っていた人が180度方針を変えるのと、
新しい人が来て180度方針を変えるのとでは、抵抗感がまるで違います。
前者は「話が違う」となり、後者は「仕方ないか」で済みます。
仮にも選挙を通していれば、余計にその傾向は強まるでしょう。
そういう意味で、川勝氏の辞任は良いタイミングだったとも言えるわけで、
計算済みとは言わないまでも、想定はしていたように思えます。

●「2027年の開業を断念」遅々として進まないリニア問題。静岡県知事だけではない「責任の所在」
新幹線の停車駅が本当に増えるのかを疑問視する声を初めて見ました。
全線開通でものぞみの本数が減らない展開があるか否かは正直分かりませんが、
リニアの料金設定次第では、大阪行きでものぞみを使うという需要はあると思います。
1.5倍になるという試算はあくまで国土交通省の数字上の理論値にすぎず、
JR東海が経営的にどう判断するのかは全く伝わってきていません。

いわんや、名古屋までの部分開業をば。間違いなく、のぞみの本数は減りません。
先行開業が10年に及べば、静岡県が10年デメリットのみを背負い続けることになり、
そりゃ耐えられんと考えるのも無理もない話です。


◆ニュースネタ 大村、鈴木両氏政策の違いどこに 与野党対決の5・26静岡県知事選
連合がいち早く鈴木康友氏の支援を表明した結果、
自民党は最高でも相乗り勝利止まりなので、
大村氏を支援しての単独勝利を狙いに行ったと思われます。
ただ、衆議院補選の結果も考えると… 強気すぎた感は否めませんねぇ…

前回は中部の大村氏、西部の鈴木康友氏と地域対決の様相を呈してると書きましたが、
それじゃ東部はどちらに傾くのかと言えば、中部に見えて実際は西部。
中部は静岡市を中心とする古株が多い地域なので、
東京・神奈川への出稼ぎが多い東部地域のメンタリティは、
外国人労働者らが多い浜松市等の西部地域のメンタリティに近い印象です。
あとは具体的政策次第でしょうが、現状では知名度のある鈴木康友氏の方が有利に思えます。

注目のリニア問題に関しては、どちらも「推進」を表明しているものの、
ボールが静岡県ではなく、JR側にあるという意味では、川勝氏とも大差ありません。
世間が思っているように、川勝氏の交渉結果を全て捨て去り、
JRに即座に屈するという展開は考えづらいように思えます。
まぁ、勿論選挙ですから、賛成・反対の双方の票を取り込むべく、
玉虫色な発言を繰り返してる面はあるので、本音の部分は正直分かりませんが…
むしろ、リニア推進と思われた自民支援の大村氏の方が、
官僚出身者らしい慎重な発言を繰り返しており、本当に推進なのか疑問に思う程です。

最後にリニア反対を掲げて共産党の候補が立つようですが…反対する意味ありますかね?
別にリニアは静岡県の事業というわけじゃないんですから、やるやらないの話でもないでしょうに。
極端な話、迂回して静岡県を通らなければ、反対でも何もできないわけですから、
静岡県に主導権のない話を選挙で決める意味があるのかという話です。
環境に影響が出ないという証明ができないから、許可を与えていないだけで、
反対しているから許可を出していないわけではありません。
そこを反対派も勘違いしてはいけないように思います。

そんな中で県内自民党議員に不祥事…追い風にはならんでしょうなぁ…
●「欲が出ない生活スタイルに改める」女性問題で議員辞職の宮澤博行 氏が支援者に謝罪 今後は白紙 静岡
パパ活不倫同棲と出会い系利用のダブルパンチですからねぇ…
まるで同情の余地はありません。
そもそも、忙しい人が出会い系で物色しないでしょ…
暇だから物色してたんじゃないの? それこそ風俗でええやん。

まぁ、はっきり言って、問題はそこじゃないんだわ。
個人的には相手女性に対する謝罪が全く見えてこないのが気になります。
結局、女性を性のはけ口にしか見ていないのがアリアリと見えてくるところが、
反吐が出ると言いますか、気持ち悪さを禁じ得ません。
女性から支持を受けることは二度とないことは確か。政治生命終了ですね。


◆ニュースネタ 維新・馬場代表「立憲が野党第一党では日本は良くならない」
注目された衆議院議員補欠選挙の結果は、3つとも立憲民主党が議席を取り、
唯一の与野党対決となった島根1区でも自民党が敗北するなど、
事実上、岸田内閣にNOを突き付ける形となりました。

島根1区で自民党候補が勝てば、6月末にも解散総選挙と言われていましたが、
この敗北で岸田総理がどう考えるのか…
自民党内の岸田降ろしの動きが強まると言われていますが、
むしろ、それこそ破れかぶれの自爆解散をしかねないほど空気が読めてないので、
積極的な動きに繋がるかどうかは…
まぁ、このままズルズルと9月の自民党総裁選を迎えちゃう気がします。

一方で注目されたのは野党内対決であり、
結果的には関西以外での維新の力はまだまだであることを証明してしまいました。
…まぁ、なんつーか、上記の発言でもあるように、「そういう所」なんですよねぇ…
維新議員の質の低さは言うまでもないのに、全国に候補を擁立しようとする…
はっきり言って、粗悪品の量産に過ぎず、全く魅力が感じられません。
そもそも、維新そのものが自民党の粗悪品程度にしか見られていません。

まだここまで考えられてさえ、いないでしょうが、
仮に自民・公明党を過半数割れまで追い込めたとしても、
維新が自民党と組んで政権が維持されたら意味がないわけです。
国民としてはもう一度自民党を下野させて猛省を促せたいのに、
結果的に政権に残ってしまえば意味がないわけです。
だから維新に票を入れても意味がないと見られちゃうんですよ。
自民党の対抗馬どころか、補完勢力としか見られていないから。

少なくとも、散々大口を叩いて敗北した馬場幹事長が辞めてもらわないと、
裏金処分で自身の責任を一切取らなかった岸田総理と同じように見られちゃいますよ。
「お前が維新の幹事長では日本は良くならない」、
個人の感想に過ぎませんが、率直にそう思いますし、おそらく民意も同じでしょう。
それさえできないから、「やっぱり自民党の補完勢力か」で終わっちゃうんですよ…


◆ニュースネタ 猪狩ともか“産休クッキー”「うざい」「不妊の方に配慮がない!」批判コメントに「炎上しちゃうのこわい」
●「なんで私があなたの子どものために」 広がる「子持ち様」批判
●賛否の「産休クッキー」、10年クレームなく製造業者は戸惑いも…
なんでもハラスメントとして捉えすぎではなかろうか…
自分なんかは人類が生きていることが苦痛にしか感じられないので、
人類ハラスメントということで人類は滅んでくれませんかね?
それぐらい荒唐無稽な話にしか思えないです。

それに関連して言えば、過去にも『お母さん食堂』が批判を受けたり、
川勝知事の磐田文化発言におけるお母さんへの感謝発言批判も然りで、
全くもって何が問題なのか、理解に苦しむ面があります。
女性にお母さんの役回りを一方的に押し付けるのは問題ですが、
お母さんそのものを否定するのは違うでしょ。
男性に妊娠・出産する機能がない以上、お母さんが尊重されるのは当然のことであり、
子育てする母親が社会的に批判される意味が分かりません。

そういった出産・子育てに対する低い評価が、
結婚・出産を機にした会社の退職圧力に繋がり、
過去には保母さんの妊娠禁止期間が設けられて順番に妊娠機会を回すなど、
お母さんに対する不当な圧力に繋がってしまっているように思えます。
勿論、お母さんになったからといって、貴族や偉人になったわけではないですから、
それをもって優遇されたりするのは違うと思いますが、
一人の人間として尊重されるのは当然のことのように思います。

どうもお母さん概念批判が逆に女性の尊厳を貶めているような気がしてなりません。
それこそ先の宮沢議員のように、女性を性のはけ口にしか捉えていないような人も…
行き過ぎたハラスメント批判やお母さん批判は、人類を衰退させるだけだと思うんですがね…

勿論、現実問題として、いまだに会社がワークシェアリングの概念を欠き、
人件費を切り詰めることが良しとされる結果、
他の社員の負担が重くなるという問題はありますが、
その不満をぶつけるのはお母さんではなく、会社に対してであり、
意味のない八つ当たりは自分の社会的評価を貶めるだけのように思えます。


◆アニメの話 今期のアニメ
まだ2~3話を見ただけですが、良くもなく悪くもなく、という感じでしょうか。
めちゃくちゃ面白い作品もなければ、どうしようもない作品もない、
とりあえず見続けて様子見るかという感じです。

意外と面白かった、というか逆にタイトルで損をしてそうなのが、
『ヴァンパイア男子寮』ですね。
タイトルとビジュアルからしてBLモノかと思いきや、
主人公が実は男装女子(CV:市ノ瀬加那)で、血を吸われる描写が…エロいw
水星の魔女やフリーレンで人気声優となった市ノ瀬さんの喘ぎ声が艶めかしく、
今期では『魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?』でも
ヒロイン役を務めていますが、こっちの方がありがたみが大きいというか…頑張ってますw
話としてもオーソドックスな恋愛物テイストで、男女共に楽しめそうなのが良いですね。

ある意味で注目を集めたのが『Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ』。
主人公のCVが日野聡さんで、ヒロインのCVが釘宮理恵さん…って、ゼロの使い魔かよwww
他にも1話で出たポッと出の王女のCVが川澄綾子さん、
まだキャラは登場してないものの、堀江由衣さんも登場するようで、
明らかに『ゼロの使い魔』を意識した作品作りになってます。
ここまでやると、いっそ清々しいと言いますか、
既に完結した作品ですから逆に懐かしくて受け入れられるのかなという気もします。

あとはソシャゲ原作のアニメ『ブルーアーカイブ The Animation』と、
『アイドルマスターシャイニーカラーズ』ですね。
ブルアカは自分ではプレイしてませんが、配信者の方が結構やってるのを見てるわけで…
世界観や先生という存在そのものに謎が多く、
大陸系ゲームらしい終末的な雰囲気はないものの、それを匂わせる描写も多く、
ソシャゲでもまだまだ謎が多い作品なので、アニメでそれが明かされるのか注目してます。
少なくとも、先生は犬じゃなかった(笑)
でも大将を始め、大人はやっぱり動物ばかり…
『終末トレイン』みたいに一定の年齢以上は人間でなくなるとかあるんですかね?

『シャニマス』はプロデューサーが意外と若かったな、と。
ゲームだとそっけない反応でも「よし、楽しく話せたな」で好感度を無理矢理上げる
鋼メンタルの持ち主だし、シナリオイベントでもヘビィな展開しか経験してないので、
もう少し大人なイメージを持っていたんですが… そこがどう作用するか。
今の所、シャニマスらしいヘビィな展開はなさそうなので大丈夫そうですけど…
たぶんノクチルとシーズは出てこないだろうし、メンタル削られんやろ(苦笑)
それにしても… アニメ版の千雪さん、なんかエロくね?
思ったより垂れ目で、胸も強調されてるし…ゲームではそこまでエロくないのに…
やはりアルスロトメリアはガチ。

現時点で評価が未知数な期待策は『Unnamed Memory』と『怪異と乙女と神隠し』。
『Unnamed Memory』はヒロインのCVが種崎敦美さんなので…
当たり作品を連発している声優さんなので、今回もやはり注目せざるを得ない。
現時点ではフリーレンが勇者と旅してた頃みたいな王道ファンタジーな流れですが、
よく分からないタイトルを含めて、何か別の展開もありそうな感じで注目しています。

『怪異と乙女と神隠し』も怪異物ではあるものの、よく分かりません。
あまりに不吉なOPにも関わらず、作風自体は明るく軽妙です。
むしろ蛍子さんのサービスショットの方が目立つぐらい。
でも主人公兄妹は不気味さしかないし、この世のものとは思えない…
どういう展開になるのか予想できないだけに、興味を持って見続けようと思います。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)