« 2019年09月 | メイン | 2019年11月 »

2019年10月24日

ソフトバンクが4連勝で日本一

まぁ…見てないですがね(苦笑)
1戦目・2戦目がラグビーW杯と重なったから仕方なし。
そこでソフトバンクが連勝した時点で、遅かれ早かれ、
ソフトバンクが勝つことが分かっちゃったので、そりゃ誰も見ませんわな…
案の定、そのまま終わっちゃったんで、盛り上がりに欠けた以前に、
存在すら危うい日本シリーズだったように思います… すんごい空気感(涙)

ソフトバンクの勝因に関しては以下の通りかと。
こちら 西武・岡田捕手が分析するソフトバンクの強さ
こちら 巨人に3連勝したホークスの特殊配球
いわゆる、打者から見て「嫌らしい」リード、
昔なら西武・伊東氏やヤクルト・古田氏が見せた「しつこいリード」ですね。
それがいつの間にか力勝負対決になって、日本シリーズから失われてしまった印象。
それをソフトバンクが再導入して、短期決戦の強さに繋がっているように思えます。
短期決戦は投手を含めたバッテリーの強さが肝心、それを再認識させられます。

今の時代、捕手のリードさえデータで見極められるようになったので、
短期決戦はやはりペナントレースとは違う組み立てをする必要があります。
相手打者の意表を突く、大胆でしつこいリード、
そして、そこにボールを間違えずに投げ込む投手のコントロール、
ライオンズがソフトバンクに勝てないのはそこら辺でしょう。
森友哉捕手もこの1年で大きく成長しましたが、
CS初戦で見せたパスボールなんて絶対にやってはいけないプレー、
まだまだ捕手として勉強していくところは多いということでしょう。
投手も捕手のリードに応えられるように、投げ間違わないことです。
短期決戦は一球の失投で流れが変わることがありますからね…
そういう一球に対する野球の厳しさを今年の短期決戦では痛感させられました。

まぁ、でもソフトバンクはシーズンを通して1番調子の良い時期だったのは間違いないかと。
シーズン終盤に優勝を争っていた時は、そこまで強さを感じませんでしたしね…
全くの別チームと思えるほどに違っていたように思えます。
優勝したとはいえ、最後に勝ったチームが強いわけですから、やっぱり悔しい…
来年こそは強いソフトバンクを倒し、ライオンズには日本一の座に輝いてほしいものです。


◆ニュースネタ リニア工事問題 JR全面擁護の糞記事
プレジデント\(^o^)/オワタ
…まぁ、県外の人から見れば、そう思われてもおかしくないんですけど、
もう少し調べてから記事を書きましょうよね。
夕刊紙より質が低い…

何回かリニア工事には触れているので、ここを見ている人にはお判りでしょうが、
別に単純に見返りが欲しいからゴネているわけではありません。
確かに、本音の部分では、リニア完成しても駅がないし、
東海道新幹線も廃れるだろうから、何のメリットもないのに分担金負担させられてウザい、
と思わなくはないものの、その程度なら日本のためになるならと我慢もできる範囲です。
しかし、環境に及ぼす影響が大きいとなれば、懸念の方が大きくなるのは当然です。

それだけ静岡県全体が懸念しているのは、丹那トンネルの苦い思いがあるからです。
こちら wiki参照 丹那トンネルの大量湧水
結論から言えば、ほぼ泣き寝入り状態。
水の流れが大きく変わってしまい、環境が激変してしまったという話。
そういった過去がある以上、責任の所在・万が一の補償の問題は詰めておくべき話で、
最終的には静岡県が切り捨てられたとしても、正当な補償を受けるために必要な協議なわけです…

サクラエビの不漁が乱獲の影響だとする話も聞いたことありません。一体どんな専門家なのか。
シロエビやホタルイカで有名な日本海側の富山湾は、
北アルプスの雪解け水や黒部川等の流域河川が流れ込むことで、
優秀な漁場となっているのが定説ですから、
南アルプスの湧水と大井川に大きな影響を与えかねない本工事が、
サクラエビの不漁と全く関係ないとは思えませんが… 一蹴できる話ではない。
とはいえ、個人的にはサクラエビの不漁は複合的な要因で、
黒潮の蛇行によるプランクトン量の不安定化の方が大きいようにも思えますが、
さらに壊滅的被害をもらたす可能性は否定できません。

でも、まぁ、静岡県全体がどんなに反対した所で、
リニア工事は国策ですから、原発と一緒で最終的には押し切られてしまうのでしょう。
しかし、その結果、自然環境にどういう影響を与えるのか、
開発と自然保全のバランスを考える上で、今現在起こっているリアルな問題を
共通認識として静岡県外の人にも持って欲しいように思います。

要は、「杜撰な開発が人類にどれだけの被害をもたらすのか、見てろよ」って、ことですorz


◆ライオンズネタ 来季への投手陣の課題
言うまでもなく、今シーズンの課題は先発投手陣でした。
一番大きかったのは、エース候補として期待された多和田投手の不振でしょう。
昨年は172イニングを投げ、5完投とエースの菊池雄星投手以上の活躍を見せるも、
今年は完投1の1勝止まり、不振で5月に2軍落ちして以降はサッパリ、
最終的には故障でシーズンを終えるなど、散々な結果に終わりました。
勿論、エースの菊池雄星投手が抜けた穴も大きかったのですが、
それ以上にイニングイーターとしてリリーフの負担を減らしていた
多和田投手の不調は大きな誤算となりました。
結果、今井投手の135イニングが最高、規定投球回に達する投手はいませんでした…

一方、平井投手と増田投手を軸とするリリーフ陣は安定感がありました。
昨年のリリーフ陣を支えたヒース投手とマーティン投手を早々に見切り、
不調の小川投手と野田投手をシーズン中盤に2軍再調整させて、
シーズン後半では勝ちパターンに組み込んだり、
高卒2年目の平良投手を抜擢するなど、リリーフの起用は素晴らしかったと思います。
ただ、いかんせん、先発の早期KOが多過ぎて、
リリーフ陣の連投やイニング股ぎが常態化し、大きな負担がかかったことが、
CSの敗退にも繋がってしまったように思います。
81試合登板した平井投手はさすがにシーズン終盤は失点することが多く、
防御率が3.50まで下がっちゃいましたし、
主に敗戦処理だった佐野投手が44試合投げているということも異常事態…
いかに先発投手がリリーフ陣に皺寄せを与えていたのかが分かる数字です…


来季に向けての課題は、先発投手が7回をキッチリ投げることです。
登板試合を毎度6イニング投げれば規定投球回数で、7イニング投げれば余裕です。
沢村賞を取れるぐらいにガンガン完投しろとは言わないので、
先発が7イニングをキッチリ投げること、これを目標に来季は取り組んで欲しいです。
先発が6回しか投げられないと、リリーフは3人以上必要となりますが、
先発が7回を投げてくれれば、リリーフは2人で済みます。
ライオンズの場合はリリーフの層を厚くすることよりも、
先発がリリーフの負担を減らす方向で考えていって貰いたいです。

そういう意味でも、連勝記録を作ったニール投手が残留してくれたのは好材料。
シーズン前半は内容的にもいまひとつでしたが、6月以降は6イニングをきっちり投げ、
シーズン終盤は7回をキッチリと抑えてくれるなど、安定した投球を見せてくれました。
来季はエースとして活躍してくれることを期待したいです。

ニール投手が健在なうちに、エース候補を育てておく必要があります。
候補は今井投手と高橋光成投手、多和田投手に松本航投手の4人。
今季の課題で言えば、今井投手と高橋光成投手は四球を出してからの長打で失点、
多和田投手は打たれだすと止まらない悪癖、
松本航投手は打者を打ち取る術を持っているものの、球数が嵩むことでしょう。
同じ失点のパターンでも今井投手が負け越し、高橋光成投手が勝ち越せた要因は、
四球を出した後に開き直れたかどうかでしょう。
今井投手は四球を出した後に独り相撲になりがちで、
高橋光成投手は併殺を奪うなど、粘り強い投球で最少失点で止められたこと、その差。
私は四球を出すなとは言いません。
出しても構わないと思いますが、四球を出した後にどう抑えるかが問題です。
絶対に抑えなきゃと三振を取りに行くのと、
内野ゴロで併殺や隙あらば牽制死、バント処理で2塁封殺を狙うなど、
ピッチング以外の部分でもアウトを取るという精神的余裕、それが大事なように思えます。
あまりにも投球のみに汲々としている、そこが今の先発投手陣の精神的課題でしょう。
個人的に一番期待しているのは松本航投手。
4人の中で一番投球術を持っている投手なので、
スタミナさえ付けばエースとして活躍する可能性が高いと見ています。

戦力的課題は左の先発投手ですね。
昨年二桁勝利の榎田投手は開幕前の故障と見切り発車もあって4勝止まり。
先発候補として期待されたFA人的保障の内海投手は1軍登板なし。
若手の佐野投手や斉藤大将投手も結果を残せませんでした。
来季はここにドラフト2位の浜屋投手が加わり、
なんとか左投手から1人ローテに定着してもらいたい所です。

あとはドラフト1位の宮川投手がどの位置に入ってくるか。
カーブがいいという話も聞くので、先発で行くのか、
それとも馬力ある速球を活かして、リリーフで行くのか、
そこらで全体の起用法も変わってくるように思えます。
加えて、今年飛躍の年となった平良投手がどこまで成長するのか。
来年は投げ過ぎの平井投手の負担を減らしたい所ですし、
代わりに平良投手や宮川投手がセットアッパーとして活躍できるかどうか、
そこも大きなポイントになりそうです。

(先発)ニール、今井・松本航・高橋光成(多和田)、榎田(内海・浜屋・佐野)
    本多・十亀(渡辺勇太朗・井上・上間)
(右リ)平井・平良・宮川哲(松岡・粟津・森脇・国場・田村・南川・与座)
(左リ)小川・野田(斉藤大将・武隈・藤田・高橋朋巳)
(抑え)増田(中塚)

外国人補強は左の先発は難しいでしょうから、右のリリーフでお願いします。
巷で言われている松坂投手の獲得に関しては、基本的に賛成です。
実際に戦力になるかどうかは別として…

2019年10月18日

プロ野球ドラフト会議

注目の大船渡高・佐々木朗希投手は4球団末にロッテが指名権を獲得しました。

……
………うーん、大丈夫なのかなぁ…
最近、活躍している二木投手と種市投手の今後次第だとは思うのですが、
ロッテの高卒投手は活躍していないイメージが強いです…
パッと思いつく所だとジョニーでお馴染みの黒木朋宏投手まで遡ってしまう…
内投手は怪我が多いし、唐川投手も最近は今一つ…大嶺投手も開花せず引退。
どちらかというと大卒・社会人の投手を上手く使ってるチームという印象なので、
球界の金の卵をしっかりと育てられるかどうか、注目したいです。
今のロッテには吉井投手コーチがいますから、
彼が球団に居る限りは大丈夫でしょう、たぶん。

全体的に今年のドラフトは不作感・小粒感が強かった気がします。
オリックスの2位で駿河総合高・紅林遊撃手が指名されたのは驚きでしたね…
自分の見立てだと、例年なら3~4位クラスだと思いますが…
逆にヤクルト6位の光星学院・武岡遊撃手が残っていたのも驚き。
U‐18日本代表でも活躍してましたし、評価が逆なのではと思ったぐらい。
ドラフト上位候補の選手層が薄かったことで、各球団のドラフト戦略の差が出た気がします。

現時点で満点の評価を与えられるのは、中日ドラゴンズですかね。
1位で東邦高・石川選手を抽選の末に引き当て、2位・3位で即戦力投手を指名、
4位でも強打の捕手を獲得し、5位・6位で素材型高卒投手を指名するなど、
バランスの良い補強になったと思います。文句なし。
抽選を当てたヤクルトとロッテも、2位以下も余裕ある指名だったように思えます。
1位を単独指名の独自路線を取った広島と横浜も補強点を抑えた指名ができました。

逆に評価が難しいのが、阪神とオリックスですね…
阪神は外れ1位の創志学園・西投手は分かるのですが、
2位以下も甲子園で活躍した高校生を中心に指名…阪神は補強の必要性がないんですかね?
一昔前に戦力潤沢のソフトバンクが高校生中心の指名を行いましたが、
結果的には成功せず、選手の高齢化を招く結果となりました。
阪神も高齢化しがちな球団ですが、同じ過ちを繰り返しそうな雰囲気…
オリックスも高校生中心の指名で、これまでは大学・社会人の即戦力志向だっただけに、
球団の方針転換になるのか注目、育成も大量指名してますし、
育成中心のチームにガラっと変えるんですかね?
この両球団は評価に時間がかかるだけに、何とも言えないところです。

いずれにせよ、プロとしてのスタートはこれからですので、
事前の評価を覆すような大活躍を見せる選手が
一人でも多く出てくることを期待したいです。


◆ライオンズネタ ドラフト会議の結果
1位指名は大船渡高・佐々木朗希投手に入札したものの、残りくじならず、
外れ1位で東芝・宮川哲投手を指名し、巨人との抽選の末に残りくじをゲット!
個人的にはこの結果で満足しています。
MAX163キロという分かりやすい凄さを持った佐々木投手ですが、
体力面の不安が大きいだけに、ライオンズの練習に付いていけるかどうか不安ですから…
ライオンズが高卒投手の育成に実績があるといっても、
ナベQも松坂投手も涌井投手も体力面は全く問題なかったですからね…
逆に体力面に不安のあった菊池雄星投手は少し時間がかかったぐらいですから、
それ以上に体力面の不安が大きい佐々木投手の育成は不安な面がありました。
結果的に先発・リリーフにタフに回れる投手を指名できたのは良かったと思います。

2位以下も左腕の浜屋投手、3位の独立リーグ出身の松岡投手、
7位の独立リーグ出身の上間投手と、即戦力という評価でありながらも、
それぞれ高卒3年目・高卒1年目・高卒1年目と伸びしろのある若い投手を指名しました。
6位指名の日大三高の井上投手は3年時に調子を落として甲子園出場はならなかったものの、
2年時は奥川投手ら四天王と変わらぬ活躍を見せていただけに、
体ができてくれば将来的に楽しみな存在になってくれそうです。

浜屋投手は一昨年前のドラフト1位・斉藤大将投手と、
松岡投手は昨年の4位・粟津投手と、
井上投手と上間投手は昨年の2位・渡辺勇太朗投手とそえぞれ競争する形となり、
年齢も近いこともありますし、競争意識を高めて1軍で活躍することを期待したいです。


野手では岡田選手が怪我で離脱した後に手薄となった捕手にホンダ鈴鹿の柘植選手、
源田選手の後釜候補に九州学院・川野選手を指名しました。
こちらも補強点を抑えた指名だったと思います。
8位で元・明徳義塾の岸選手が指名されたのは驚きましたが、
昨年は外野手として、今年は遊撃手として経験を積んだようですので、
内外野を守れるユーティリティプレイヤーとしてアピールして欲しいです。


チームの補強ポイントが投手を優先的に指名しつつも、
その一方で、シーズン中に手薄感のあった捕手と遊撃手を補強するなど、
結果的にバランスの取れた指名だったと思います。
外野手は内野からのコンバート組が活躍することが多く、
また、戸川選手と高木渉選手のように育成から結果を残す選手もいます。
逆に内野手、特に二遊間はある程度経験が必要となりますので、
補強の優先度は、捕手(※10年に1人)>投手>内野手>外野手、
この流れは当分続くかと思われます。


◆スポーツネタ 東京五輪の会場が無理矢理に札幌に変更される
つまり、決めたのはIOCと国際陸連で、日本人は蚊帳の外だったんですかね…
それなら東京オリンピックそのものに反対しときゃいいのに。
最初に訴えた『コンパクトな五輪』はどこに行ったのか。
なんかもう内政干渉レベルになってきて、白けムードばかりが漂っちゃいます…
そんなに文句言うなら、もう自分達で勝手にやればと、
小池知事ではありませんが、投げやり気分になろうというものです…

おそらく東京都はマラソンのために電柱の地中化を推進していたでしょうし、
会場の設営準備や近隣住民への説明、
当然、マラソン観戦のチケットを買った人は東京で行われることを前提として、
購入していたのでしょうし、会場への飛行機代でも払い戻してくれるんですかね(w
東京が暑いことは分かり切っていたのだから、
せめてチケット販売前に決めておいて欲しかったです。

アメリカのテレビ局の関係で開催時期が制約されるだけでなく、
開催場所まで制約されてしまうとは…
当然、各選手は暑さ対策を進めていたわけで、
選ぶ方もそういう観点で選考を進めていたわけですから、何ともまぁ…
スポーツの祭典とは嘘っぱちの政治模様を見せつけられて、萎えますわな…
色々な意味で、「面白くない」、それに尽きる騒動でした…

他にもトライアスロンやヨットなど、苦情が多かった競技が飛ばされちゃう雰囲気も…
東京だけでなく日本中が交通整理で渋滞するかもですなぁ…


◆ニュースネタ 不毛な「八ツ場ダム」議論
そりゃダムなんだから一定の治水効果を持つのは当たり前でしょ…
持ってなかったら、それはダムじゃないし。
問題なのは、ダムを建設するために作った道路やらダムやらで、
どれだけ自然治水能力が落ちたのか、それとの比較が問題なのですが、
比較前の自然治水能力など測りようがないので、不毛な議論にしかなりません。

それ以上に最近問題になっているのは、貯水率を超えたダムの緊急放流であって、
今回の台風19号でも城山ダムが緊急放流する・しないで一悶着あり、
昨年の西日本豪雨では野村ダムが緊急放流をした結果、
下流に大規模な被害が生じました。
当たり前ですが、ダムは一度作ったら無問題なわけではなく、
年々堆積物がダム底に溜まってしまうわけで、ダムの貯水能力が落ちます。
つまり、原発と同じで年々経年劣化するうちに、
自然治水能力とのバランスが取れているのか否かというのが問題になります。

そういう観点を抜きにして、ただダムがあったから洪水が起きなかった、
とするのも、あまりにも短絡的な自民党の自画自賛の誤魔化しにしか聞こえず、
同じ理屈で原発を再稼働させるんだろうなぁというのが目に見えますわ。
不毛すぎる。
原発と同じでダムの議論をする場合は、建設費や建設直後の経済効果だけでなく、
メンテナンスとその最終処分にかかる費用を十分検討する必要があります。
その観点がボロボロに抜けてんのよ、日本は… 馬鹿でしょ?

2019年10月15日

台風19号

上陸した時点でも台風の規模が950hPaを誇るモンスター台風でしたが、
こちらは直撃コースを辿ったものの、
停電等もなく、大きな被害を出すことなく済みました。
函南や東伊豆町では浸水被害や停電、断水が続いているようですが、
人的被害がそう大きくなかったことは不幸中の幸いです。

気象庁を始めとして、「狩野川台風並み」と最大級の警戒感を呼び掛けたことや、
イトーヨーカドー等の大手スーパー・コンビニが休業を宣言するなど、
外出する人を最小限に留めたことが、
狩野川台風を超える規模のモンスター台風の被害を軽減できた要因でしょう。

その意味では、自民党・二階幹事長の「(事前の予測からすれば)被害はまずまず」という発言は、
頷ける面もあるのですが…
実際は千曲川を始め、多くの河川が氾濫、浸水被害が至る所で広がり、
多くの死傷者を出す惨事となりました。
千曲川は名前の通り、幾つにも蛇行を繰り返している川ですが、
盆地の中の平地地帯に位置し、比較的なだらかな河川です。
そこが桁外れの豪雨によって上流付近から大量に流れた水量によって、
中流・下流域の水量が急激に増し、堤防が決壊したように思われます。
→こちら 台風被害の地形的要因


どうして台風が直撃した静岡県東部が無事だったかと言えば、
やはり狩野川台風の大惨事の記憶が残っていたからだと言えます。
1958年から60年以上かけて治水対策を徹底し、
特に大惨事になった沼津市は中心市街地が海と川に囲まれている危険区域ですが、
長年をかけて治水工事を繰り返し、今回の台風では大きな被害を出さずに済みました。
つまり、被災地域には悪いですが、ドライな言い方をすれば、
どれだけ治水工事の公共事業にお金をかけて来たかが被害の分かれ目になった気がします。
かつても東日本大震災の津波被害によって、堤防の必要性が叫ばれましたが、
時間が経つにつれて本気度が失われ、堤防の再構築は思うように進んでいません。
今回の被害を後世に語り継ぎつつ、防災対策に本気で取り組むことが、
今後の地域の再建に繋がるように思えます。
今から60年後には被災地域が万全な災害対策を取れるようになり、
人的被害が出なくなることを祈りたいです。


◆ニュースネタ 消費税増税 増税対策は本当に機能するのか?
まぁ、ぶっちゃけ、キャッシュレス化の恩恵は皆無です…
チェーン店のスーパー・ドラッグストアは軒並み対象外ですし、
地域密着型のスーパーはポイント還元対象になっているものの、
一定金額未満はお店のポイントが付かず、還元率もポイント率も変わらないので、
少額決済では変わらずに現金を使っていたりします…
んー、恩恵ないなぁ、と…

結局、お店の立場からすれば、キャッシュの方がありがたいんですよね…
→こちら 消費税増税もキャッシュレス化が進まない理由
キャッシュレスで支払われても、小切手と一緒ですぐに現金化できない、
自転車操業式に仕入れと販売を繰り返している小規模事業者の場合は、
当たり前ですが、キャッシュレスは害悪でしかありません…
手数料支払いもありますしね…

かといって、消費者がポイント還元目当てに中小商店を利用するかと言えば、
そういうわけでもなく、消費行動は変わらず、増税効果で慎重になるだけ。
結果的に、水道電気ガスというライフラインの支出増加に悩み、
消費行動を抑えるだけという結末でしょう。
キャッシュレス化によって、外国人観光客を増やそうとする政府の試みは、
残念ながら的外れだったと言わざるを得ません…


◆野球ネタ クライマックスシリーズは優勝した西武が4連敗で敗退…
そりゃ、4試合ともに先制点を奪われ、そのうち3試合が初回失点では、
試合の流れを掴むことなんてできませんよ…

惜しかったのは初戦ぐらいで、先発のニール投手が初回に失点したものの、
2回以降は立ち直り、打線の反撃で逆転する勝ちパターンに持ち込んだものの、
平井・平良投手が掴まり、同点に追いつかれ、
森友哉捕手のパスボールで勝ち越し点を献上で敗戦…
結果的にこの森友哉捕手のパスボールがシリーズを象徴するシーンとなってしましました。
シーズン終盤も平井投手が疲れを見せ、しばしば同点にされることはあったものの、
そこで踏み止まって、終盤・延長戦で再度勝ち越して勝利できていましたが、
そういう展開に持ち込めなかったことが西武の敗因でしょうね…
2戦目以降はもう良い所なしで、
先発が序盤に大量失点する典型的な負けパターンでした…話になんねぇ…

不甲斐なかった先発投手陣でしたが、打線の方も機能したとは言えず。
特に首位打者に輝き、打線の中心となった森友哉選手の不振は痛かったです…
→こちら 封じられた森友哉選手のバット
全体的に見れば、今年もバッテリーの力の差を見せつけられた形ですね…

MVPはどうなるんだろうなぁ…
森友哉選手が最有力ですが、この終わり方は印象が悪い…
復活を果たした中村剛也選手、連勝記録を作ったニール投手、
はてはてソフトバンクの千賀投手に奪われてしまうのかなぁ…


◆ライオンズネタ 来季へ向けての課題
ソフトバンクと選手層の差があることが指摘されがちですが…
だからといって、森友哉選手や秋山選手を代えるわけにもいかないわけで、
短期決戦で選手層の差を指摘するのは、何か違うような気もします。
平井投手を始め、シーズンの疲れをポストシーズンに持ち込んでしまった、
という意味なら分かりますが…
まぁ、それもどちらかと言えば、シーズン全体の戦い方ですよね。

そう考えると、やっぱり投手力の差が大きかったように思います。
ライオンズの打線なら2~3点ならワンチャンスでひっくり返せますが、
それ以上広がってしまえば、勝ちパターンの投手を注ぎ込めませんから、
やや力の落ちる投手を出さざるを得なくなり、結果的に失点が広がる…
打線のチームといえども、やはり投手陣が最少失点に抑えないと、
勝機は見えてこないということだと思います。
短期決戦なら尚更、先制点を奪われてるようではダメ。

投手陣は今井投手を始め、若い右の本格派投手は揃っているので、
投手陣を底上げする指導者が必要です。
今年は既存戦力を使いまわしていた感が強く、
新戦力はルーキーの松本航投手、谷間先発で結果を残した本田投手、
シーズン終盤に中継ぎで活躍した高卒2年目の平良投手ぐらい。
色々な投手にチャンスを与えられるような環境が必要です。
候補として巨人でもコーチ経験のある豊田清氏の名前が挙がっており、
チームとしても課題は認識していると思われます。
他にも中日を退団した森繁和氏やデニー氏ら有力OBもいるので、
投手陣を再建できる敏腕コーチを招いて欲しい所です。

戦力的には左の先発が不足気味。
リリーフは小川投手と野田投手がいるものの、先発は榎田投手ぐらい。
ベテランの内海投手や斉藤大将投手、佐野投手らがもう少し頑張らないと。
あとはリリーフの駒不足。右腕も増田・平井・平良投手ぐらい。
今年ルーキーの粟津投手と森脇投手、今季1軍を経験した国場投手ら、
リリーフの駒数を確保し、平井投手らの負担を減らしていかなければなりません。

野手では秋山選手の動向が1つのポイント。
おそらくメジャーとの天秤となるので、長期戦を視野に残留交渉して欲しいです。
流出の場合は、守備範囲の広い金子侑司選手をセンター、
ライトは木村選手が有力、残りのレフトをベテランの栗山選手、
若手の鈴木将平・愛人・高木渉・戸川選手らの争い、
4人とも勝負時だけに高いレベルの争いを期待したいです。
内野ではベテランの中村剛也選手をDHで固定したいので、
サードにサブとして活躍を見せたルーキーの佐藤選手、
2軍で三拍子揃った結果を残した山野辺選手をセカンドに起用できれば。

野手はスタメンの固定化が図られてはいるものの、
シーズン前半には源田選手が怪我で離脱して、永江選手を起用したり、
規定打席に僅かに届かなかった木村選手の不調があって、
愛人・鈴木・戸川選手らにスタメンのチャンスが出てきたり、
中村選手の欠場時に起用された佐藤選手が活躍したりと、
野手陣の新たな芽は出てきています。
やはり課題の投手陣を整備しつつ、
野手陣は将来を見据えた補強が必要になってくるでしょうね。

【先発】今井・高橋光成・松本航、多和田・榎田・本田・渡辺勇
【右中】平井・平良、粟津・森脇・国場
【左中】小川・野田
【抑え】増田
1(遊)源田、2(二or三)山野辺or佐藤、3(捕)森友哉、4(一)山川、5(三or二)外崎、
6(指)中村剛也、7(右)木村、8(左)鈴木他、9(中)金子