プロ野球開幕
25日にプロ野球ペナントレースが開幕しました。
パリーグは西武とロッテが2勝1敗でオリックス・日ハムにそれぞれ勝ち越し、
楽天とソフトバンクが1勝1敗1引分となり、バランスの取れた開幕となりました。
まだシーズンが始まったばかりなので、何とも言えませんが、
ロッテは思っていたよりも良さそうかな、と。
ナバーロ選手が戻ってくるまで井上選手らで穴を埋められそうで、
帰ってきた時に打線に相乗効果が出るか否か、そこが非常に気になります。
逆にオリックスは新外国人選手のモレル選手とルーキー吉田選手は好スタートも、
抑えのコーディエ投手は不安が大きく、ボクセビック選手もいまひとつ、
それ以上に内野の守備に大きな不安を抱えていて、やや厳しいかな、と。
完全に打ち勝つ野球に徹するなら構わないでしょうが…ややカラーと合ってない印象。
ライオンズは打線が思っていたよりも粘り強いです。
金子投手に対して3点差を追いついたり、5点差も簡単に追いついたり、
終盤も最後まで喰らいついたりと、例年にない粘り強さを感じます。
今年の打線は何かをやってくれる、そういう雰囲気がありますね。
3番にメヒア選手を置き、5番に浅村選手と並びを入れ替えたことも功を奏しており、
5番時には振り回しがちだったメヒア選手は右への繋ぎの打撃を見せ、
浅村選手も中村選手の後ということで、一発よりもランナーを返す打撃にと、
中村選手を中心に一発狙いだった打線が繋ぎの意識が強まってきました。
あとは山川選手に一本出るかどうか。
森友哉選手も控えてますので、時間はあまりないだけに早く結果が出て欲しいです。
投手陣は郭投手とバンヘッケン投手の2外国人が少々不安。
バンヘッケン投手はOP戦の頃から四球が多くて…
リリーフに回っている郭投手も内容的にいまひとつ。
すぐに先発を外すことはないでしょうが、現状では牧田投手の方が安心です。
一方のリー投手は良いスタートを切っただけに、そこが一つの安心材料でしょうか。
何はともあれ、次のソフトバンク戦が本番。
今年こそソフトバンクに勝ち越し、優勝を勝ち取れるように頑張ってほしいです。
◆ニュースネタ 消費税10%引き上げは延期?
まぁ、なんつーか、当たり前というか、
前回の衆議院選で「今回延期するも、再増税時期を明示しているのが野党との違い」とか
言ってませんでしたっけ?
前回の選挙の時点で絶対無理だと思ってましたが、やっぱり無理でしたね(苦笑)
おそらく政府・自民党は海外情勢の変化を理由にして、
アベノミクスの失敗は認めないつもりでしょうが、
その海外情勢だって前回の衆議院選の時点で、
というよりも民主党との政権交代時から十分予想された事態で、見通しが甘すぎます。
ヨーロッパの難民問題の深刻化は起こっていなかったものの、
ギリシャ危機は既に起こっていてヨーロッパの経済不安は既に生じていましたし、
中国の景気減速も不動産バブルの過熱化(空き家不動産への投資)は既に起こっていて、
昨年あたりからその不安が本格的に顕在化したに過ぎず、
アメリカの利上げも民主党政権交代時に囁かれていた話です。
そういった世界情勢の中で、外貨頼みの経済政策が成功するわけがなく、
さらにそれと相反する消費税増税を行うなど矛盾も良いところです。
最初から無理な話を、選挙向けに格好つけて言っていただけです。
今の政治家の経済政策に関しては、こちらの記事を参照。
端的にまとまっているかと。そういう意味では与野党共に失格なわけですが。
結局、外貨頼みの経済政策では日本経済の立て直しに寄与できません。
もう一つの問題である「将来不安」の解消に努めて内需を立て直すこと、
地道ではありますが、即効性を期待された政策さえ「即効」になっていないのだから、
時間をかけてでもじっくりと取り組んでいく必要があるでしょう。
国民の不安…老後の不安・年金受給額の削減問題、
雇用の不安・非正規雇用の不安定さと企業モラルの無さからの労働環境の疲弊、
子育ての不安・不安定雇用による収入不安に保育園不足等の育児環境不安、
そういった国民の抱える現実的な不安の解消なしに、国民は消費をすることができません。
ろくでもない経済政策を論じるよりも、現実的な社会不安に対応する答えを求めたいですね。
◆高校野球ネタ ベスト4が出揃う
昨春優勝の敦賀気比、平成の雄である大阪桐蔭、プロ注目の藤嶋投手を擁する東邦、
多くの優勝候補が敗退する中、勝ち残ったのは、智辯学園、平安、秀岳館、高松商でした。
4校ともに投打守備ともにバランスの取れた学校ですね。
突出した選手はいなくとも、総合力で勝負できる学校が勝ち進んでいる感じです。
注目の準々決勝では、秀岳館と木更津総合の試合が素晴らしかったです。
木更津総合の左腕・早川投手は、立ち上がりこそファールで粘られて苦しんだものの、
130キロ台のストレートとカーブの緩急と、
内外角のコースを攻める切れの良いストレートで、強力秀岳館打線を9回まで封じるなど、
「これしかない」という最高のピッチングを見せてくれました。
花咲徳栄や南陽工もどちらかと言えば変化球でかわすピッチングになりがちで、
重心を後ろに残すステイバックな打ち方の課題となる速球で攻め切れていませんでした。
その点、早川投手は内外角をストレートで攻め込み、
ポップフライを打ち上げさせるなど、内容的にも非常に良かったです。
それが暗転したのは、先頭打者への四球も勿論ありますが、
2アウト3塁カウント1-3の場面でかけたタイムだったように思えます。
自分が見ていた感じだと、早川投手の気持ちが乗っていて、間を空けるべきでないと見てました。
逸る気持ちを抑えるために、敢えて間を空けたのだと思いますが、
投げている投手からすれば水を差されたと感じかねないタイミングだっただけに、
このタイムがどう出るのか気になってみていました。
結果はやや制球が外れた低めストレートでフルカウントに持ち直した後、
内角ストレートが微妙に外れて四球、やや未練がましく構え続ける捕手の姿に危機感を強めました。
投手にとって、気持ちを切り替えにくい状況が続いたことが、
同点タイムリー・サヨナラに繋がってしまったように思えます。
まぁ、結果論になりますが、逸っているのか、乗っているのか、
その見極めが非常に重要だと感じさせる場面でしたね…