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球春到来

春のセンバツ甲子園大会が始まり、野球の季節が来たことを感じるわけですが…
今年の甲子園大会の感想、「1時間半ぐらいじっとしてろ、クソガキが!!」

……
………これは酷いorz<特に6回表

今年から何を思ったのか、バックネット裏にユニフォームを着た野球少年が埋め尽くすことに。
毎年、試合ごとに着ているTシャツが変わる眼鏡のおっちゃんとか、
プロ野球の開幕前までいる阪神のハッピを来たメガホン持ったおっちゃんとか、
今年も来てるんだな~とかコアな楽しみ方をしていた自分には、とても残念ではありますが、
百歩譲って、真剣に見ているのなら、野球少年・野球部の子どもらに譲っても良しとしましょう。
だけど、だけどね、真剣に見ろや、グラウンドをよ!!
態度の良くない子ども達が映っていると、とっても嫌な気分になります。
そして、最高に厳しいのが6回表…バックネット裏の席がガラガラっすよ、ガラガラ(苦笑)
トイレ休憩ついでに球場を歩き回りたい気持ちは分かるものの、
試合がこれからというところで、バックネット裏がガラガラってのは…
そこがTVで映る以上、彼らはゲストでありながら、出演者でもあるわけで、
そこに座る以上は「良き観客」であるための努力をしてもらいたいです。

何が言いたいかと言えば、ガキ共を漫然と座らせているから見苦しいわけで、
彼らにスコアを付けさせながら試合を見せていれば、何ら問題がありません。
試合を「見ている」のではなく、「見させられている」現状が問題で、
せめて彼らに試合を「見ている」状態にして欲しい、
それが甲子園大会を愛しているもの達の想いでしょう。


◆プロ野球ネタ 高校野球賭博の問題点
予想通り、円陣声出しやノックエラーに絡んだ現金のやり取りは大半の球団がやっていて、
むしろ、名乗り出なかった球団の調査能力の方が疑わしいと思っているわけですが、
それに絡んで巨人・阪神・横浜・ヤクルト・ソフトバンクらから、
高校野球の優勝校を予想する賭博問題が浮上しました。
これは許せません、道義的な意味で断じて許すことができません。

円陣声出しやノックエラー等の現金のやり取りが問題ではないのは、
それが所謂「褒賞」の域を超えていないからです。
「監督賞」や「社長賞」といったものです。
選手のモチベーションを上げるため、緊張感を持たせるために、
そういった現金の授受は、多額になり過ぎないことを条件に、認められて良いでしょう。

しかし、高校野球賭博は認められません。
確かに、母校の出場や健闘を誇りに思い、
意地の張り合いから「ウチが優勝する!」と言って、
晩の飲み代を賭けることぐらいは、よくあることでしょう。
けれども、今回発覚した高校野球賭博はそういった域を明らかに超えており、
参加人数の多さと金額のやり取りからして、完全な賭博行為となっています。
しかも、自分達も必死にやっていた高校野球で、憧れていた甲子園大会で、ですよ?
それはもう高校野球の精神を台無しにしてしまう行為で、
道義的に問題があると言わざるを得ません。

自分達が直接関わる余地がないという意味では、「八百長」の危険性はないので、
「プロ野球賭博」とは同一に語ることはできませんが、
賭博構造的には何ら変わることがないだけに、
巨人の選手のように、「プロ野球賭博」に踏み込んでしまう恐れは十二分にあります。
これは全くもって許すことはできません。

加えて、長年の確執があったアマチュア野球とプロ野球との雪解けが実現し、
プロ野球OBが高校野球の監督やコーチになることも珍しくなくなってきました。
万が一、万が一にもですよ?
そうやって高校野球の指導者になったプロ野球OBが、
後輩選手や先輩OBらに唆されて、八百長でわざと負けた、なんて事件が起きたら、
一体全体、どうなりますか?
そういったプロ・アマの雪解けさえも台無しにしかねない、
重大な問題なんですよ、高校野球賭博は。

これは明確に禁止すべき事柄で、
関わった選手・OBらのアマチュア指導者復帰は今後一切認めるべきではありません。
どうでも良い円陣声出しの現金授受は大騒ぎで、
本当に問題のある高校野球賭博はあっさり報道…バカじゃねーの?


◆センバツ甲子園大会
それなりには試合を見ていますが…悪くはないけれど、良くもない、そんな印象。
例年以上に寒暖の差が大きいのが影響しているのでしょうか、
選手の仕上がりがそんなに良くない印象もあるんですよね。いや、悪くもないけど。
なんとなく不満がなくもない、そんな印象です。

今大会の特徴としては、左腕の好投手が多いことが挙げられますが、
プロ注目左腕の大阪桐蔭・高山投手、花咲徳栄・高橋昴也投手はもう一つ。
高山投手は無失点の好投を見せたものの、140キロは一球もなく、
コントロール重視で試合をまとめ上げたという印象でした。
まだ大きな体を持て余し気味に見え、
一球ごとに帽子が飛んでしまうバランスの悪さは少し気になります。

高橋投手も昨年見せたような腕の振りの強さがなく、
変化球主体の投球になってしまったのは残念でした。
相手の秀岳館打線のボールの見極めが良く、
ポイントが後ろでファールで粘って三振せず、苦しい投球になったわけですが、
そういう場面でこそ、ストレートの力強さで攻めて欲しかったです。
ストレートで追い込んで、フォーク等の変化球で打ち取る、
そういうピッチングスタイルに拘り過ぎていて、
昨年見せた「がむしゃらさ」が消えてしまっている印象なんですよね…
夏に向けては苦しい時こそ攻める投球を、それを身につけて欲しいです。

評判通りだったのは東邦・藤嶋投手でしょうね。
スピードこそ抑え気味で、140キロは数えるほどでしたが、
外野の定位置を来させない球威は見事でした。
打撃の方も前評判通りの活躍でしたし、今後の活躍が楽しみですね。

秀岳館の打線も春とは思えない仕上がりぶり。
「ステイバック」を可能にするスイングスピードはお見事。
ボールの見極めを上手く、ミート力も高くて、
空振り三振をしない打線は見事です。
あの打ち方でプロ注目の速球派投手にも対応できるかどうか、そこが気になりますね。


◆プロ野球ネタ パリーグ順位予想
オープン戦を見ても、ソフトバンクの力は頭一つ抜けている印象で、
逆に他の5球団は実力伯仲の団子状態…
どの球団が他の球団を喰って、ソフトバンクを追いかけられるか、
そこが最大のポイントでしょうね~

ソフトバンクの死角があるとすれば、主戦力に誤算が生じた時、でしょうね。
抑えのサファテ投手や4番の内川選手、トリプルスリーの柳田選手など、
代替可能な選手を即座に用意できないような主力選手に問題が生じた時、
その時に他の球団が付け入ることができれば、ペナントはどうなるか分かりません。
昨年の開幕時点では3選手とも、そこまで大きな存在ではなく、
豊富な戦力のうちのワンピースに過ぎませんでしたが、
勝つこと・優勝することによって、その存在感が増し、
逆に不均衡が生じたことで、欠けた時の喪失感が大きくなる、そこが死角でしょう。
逆に言えば、彼らが順調なら、何ら問題が生じない、強いですねorz

対抗馬に挙がるのは、西武とオリックス。
西武はソフトバンク以上の打線の破壊力を持ち、
オープン戦では坂田選手が復活を遂げ、山川選手も大きく成長したことで、
捕手失格の烙印を押された森友哉選手であっても、簡単にレギュラーには戻れず、
開幕は代打待機が濃厚となるなど、厚みを増した野手陣が魅力的です。
長いシーズンを考えれば、森友哉選手の力は必要不可欠で、
3人を上手く併用する形になってくるでしょう。
課題の投手力は外国人次第。
先発は菊池雄星・十亀・岸・野上・牧田・高橋光成・多和田投手ら、
抑えは昨年セットアッパーで活躍した増田投手、
高橋朋巳投手がセットアッパーに回るなど、主戦力は整ってます。
あとはそこを繋ぐ投手で、先発のバンヘッケン投手やリリーフのリー投手ら、
新外国人投手が期待通りの活躍ができるかどうか、そこがポイントでしょう。
さらに優勝するためには、菊池雄星投手が真のエースとなり、
高橋光成投手や多和田投手といった若い戦力の台頭が必要不可欠です。

オリックスは抑えのコーディエ投手、主軸候補のモレル・ボクセビック選手次第。
エースの金子投手が順調ではあるものの、
リリーフの佐藤達也投手ら昨年不調だった投手の復活はまだ成せておらず、
新戦力の活躍によって、現在の選手の調子も引き上げられるようならば、
優勝争いできる戦力は揃っています。
オープン戦では新外国人選手は好調であったものの、
こればかりはシーズンが始まってみないと分かりませんね。

若手の台頭という意味では、日ハムとロッテにも注目です。
日ハムは毎年のように若手が出てくるものの、レギュラーに育つまでには至ることは少なく、
継続的に活躍できる主力選手の登場が待たれます。
近藤選手や西川選手、浅間選手らが一皮剥けるかどうか、
ルーキーの横尾選手らさらなる若手が出てくるか、そこに注目が集まります。

ロッテは大嶺投手が一皮剥けつつあり、
他にも二木投手ら期待の若手が多く、楽しみな投手が多いです。
打線では期待のナバーロ選手が銃弾所持で出遅れることとなり、
チームに戻った時に上手く溶け込めるか、
相乗効果をもたらすことができるかどうかがポイントになってきそうです。

楽天は世代交代中なので、優勝争いは厳しいものの、
Aクラス入りは十分に狙える戦力はあります。
こちらも外国人選手に依拠する部分が大きいだけに、
打線の核を作ることができるかどうか、そこが今年のポイントでしょう。

順位予想としては、期待を込めて優勝・西武、
2位はやはり戦力的に圧倒するソフトバンク、
3位はなんだかんだで安定した成績の日ハム、
4位はオリックス、5位にロッテ、6位楽天と予想します。
いずれにせよ、大方の優勝予想はソフトバンクでしょうから、
他の5球団が結束してソフトバンクに当たり、パリーグを盛り上げて欲しいですね。

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