« 2010年11月 | メイン | 2011年01月 »

2010年12月31日

今年の反省会

日記の更新が月数回という頻度だったことを猛省…
来年はせめて週一、月曜日ぐらいは更新しようと心に決めて頑張ります。
来年からガンバル。もう今年は頑張らない(苦笑)

今年の世相を表す漢字は「暑」だったようですが、
個人的な印象としては「逆」「返」の漢字が当てはまったように思えます。
掌返しみたいなのが多かったなぁと。
民主党政権に対する期待と失望、普天間問題や尖閣諸島問題に対する世相、
世論がコロコロ変わるというか、マスコミの報道が下手だったせいかもしれませんが、
意見の方向性が全く見えてこない感じがしました。
これらは悪い面ですが、スポーツでは良い面も出て、
あまり期待していなかったサッカー日本代表がW杯で躍進、
掌を返したように賛辞を送ったことは記憶にも新しいことでしょう。
野球界ではパリーグ3位の千葉ロッテがクライマックスシリーズを勝ち抜き、
日本シリーズでも勝利、まさに逆転のシーズンといった印象を与える一年でした。


◆今年の政治問題◆
政治に関して言えば、国内問題も国際問題も混沌とした印象を受ける一年でした。
国内問題では、民主党が小沢派と反小沢派の対立ばかりが目立ってしまい、
国民の支持を大幅に失うことに繋がってしまった気がします。
それと議会運営における野党への根回し不足もそうなのですが、
最も致命的だと思うのが世論に簡単に左右されてしまうという点です。
子ども手当てにしても高速道路無料化にしても、政策としては筋が一本通っていたはずなのに、
国民、とりわけマスメディアや圧力団体にあれこれ言われている間に変質してしまい、
当初目指した目的が達成できていないように思います。
私から見ると、あれこれ言っている方が表層のみで語る狭量な意見のように思え、
馬鹿の意見に左右されすぎているように思えます。
本来なら、その間に立って政策の目的等を解説するはずのマスメディアが、
反民主党政権みたいなスタンスを強めたせいで、国民の理解が全く進まず、
結果的に政策もまともに進行しない、国民にとって不幸な結果に終わってしまった気がします。
マスメディアの批判も、野党の批判も、世論の批判も、クレイマーのようなイチャモンに終わっており、
声高に叫ぶ馬鹿の一つ覚えのような発言ばかりが重宝され、
適切な政策論評ができる人の意見が覆いかぶされていた感じがしました。
もっとマスメディアは賢くなって欲しいですし、
国民の方も冷静に物事を見つめ、一呼吸を置いた冷静な意見を醸造していって欲しいです。

国際問題に関して言うと、経済にしてもそうですが、
全般的に国内向きになっており、国際協調が図られない雲行きの怪しい年となりました。
ギリシア危機があっても、表面的には国際協調の体制をとりつつも、
世界的に踏み込んだ対応はなされなかった感じがしました。
他にもCOPなど日本で国際会議が多く開かれましたが、
それも芳しい結果とはいかず、各国の利害対立が目立つことの方が多かったです。
もちろん、各国の利害が表層に現れないことには次の対応が取れないわけですが、
なかなか結果に結びつきにくかった印象を受けました。
来年以降もこの傾向は続きそうで、国内向けアピールが高圧的な外交に繋がる恐れがあり、
日本の内憂外患という状況は来年も続いてしまいそうな感じがします。


◆今年の個人的な買い物◆
一番の買い物は地上デジタルテレビで、
それに伴っての自作PCのマイナーチェンジでお金を使いましたね。
エコポイント半減を受けて、テレビ等を買い換えた人も多いのではないでしょうか。
その他にも今年は買い替えを強いられることが多く、
掃除機や無線LANルーター、HDDもダメになったりと、
とりわけ今年後半は家電製品のトラブルに数多く見舞われちゃいました。

今年の買い物での一番のヒットは、地デジTVのWoooXP32を押さえて、
LGのブルーレイディスクBH10NS30でしょうかね。
今は購入時よりもさらに1000円下がってるのが癪ではありますが、
ドライブとしては比較的静かで安定して動いてくれています。
ソフトがCyberLink系ということで、
使い勝手がいまひとつではありますが、機能的には問題ないです。
メディアの方も安くなってきているので、ブルーレイドライブは買い時かなと思います。

番外編では、今さながらプレイステーション2のHDLoaderを買いました。
PS2にHDDを取り付けるというパーツでして、
中には対応していないゲームもありますが、
大抵のゲームはPS2に取り付けた市販のPATAのHDDに保存しておくことができ、
ディスクの読み込み時間がなくなるため、ゲームを快適にプレイできるようになりました。
プロ野球スピリッツ5完全版では試合準備から開始まで30秒~1分かかっていたものが、
僅か3秒程度で試合開始となったのには驚きを隠せませんでした。
PARを使った改造コードを使うことはできませんが、
パソコンでロムを直接改造することもできますので、
遊び方の多様性が増すという意味でも重宝しています。
最近はPS2のゲームが叩き売りされてますし、
さほど新しいゲームには興味ないだけに、昔のゲームを楽しくプレイできています。


◆今年の美少女ゲーム◆
今年は(今年も、かな)時間がなくて、あまりプレイできませんでした。
まともにクリアしたのは、『id[イド]-Rebirth Session-』『ゆにばる!』
『RGH~恋とヒーローと学園と~』『WHITE ALBUM2 ~introductory chapter~』
『カスタムレイド4』『天の光は恋の星』、ぐらいでしょうか。
大半が今年序盤に発売されたゲーム、中盤以降は手付かずが多かったです。

一番プレイしたのは『カスタムレイド4』でしょうか。
RPGとヒロインカスタム機能が合体し、一粒で二度美味しい的で面白かったです。
ただ、その後4+、4++と出るにつれて… 逆にやる気をなくす展開に。
結局、最後までクリア済みのカスタムヒロインは使えないのか… orz

シナリオ的には『id[イド]-Rebirth Session-』が謎解き要素もあって面白かったものの、
大作感はないだけに、佳作評価ぐらい。
今年プレイした中では大賞評価はなかった感じです。
Air、Scarlett級の作品は今後出てくるんかなぁ…

美少女ゲームの肝であるHシーンは全般的に濃くなっている印象を受けました。
純愛ゲームでも髪コキだとかアブノーマル要素を持ったものが増えてきており、
フェチ要素が強くなってきた感じがしますね。
今年発売のゲームでエロいなと思ったのは、『魔界天使ジブリール4』
『ゴニン!?~ピタリと的中!強制占い♪~』『普通じゃないッ!!』。
『普通じゃないッ!!』はまだプレイ中ですが、
ヒロインが露出・オナニー・匂いフェチと強い性癖を持っているのでエロいです。
一癖も二癖もある個性的なヒロインとの日常が面白く、エロ重視にしては高評価。
残念なのはドM先生とフタナリ悪友女子がサブキャラ止まりな点か、
この2人も個別シナリオがあったら最高でしたね。

番外編では『キサラギGOLD★STAR』の挿入歌「ぱぱらー」が名曲すぎる。
選択肢を選ぶ時に歌が流れるという不思議なゲームなんですが、
タイトル通り歌詞は「ぱぱらー」しかなく、
あとはウゥーイェーとかの掛け声のみという最高にシンプルな歌です(^^;
でもシンプルなゆえに、妙に耳に残るというか、
つい「ぱぱらー」とか言い出してしまう麻薬的な名曲です。
つーか、早くゲームの方を進めないと(^^;
起動するたびに「ぱぱらー」を聞いてしまって先に進まない(苦笑)

あ、それと声優では、青葉りんごさんと五行なずなさんの名前を多く見かけましたね
五行さんはメインどころが増えましたね。ほめラジ効果なんだろうか(^^;
加えて、世代交代も進んでいる感じで、
有栖川みや美さん、ヒマリさん、雪都さお梨さんらもよく見かけるようになりました。


そんなこんなで今年はこれにて終了。
来年も週一程度の更新でまったりしてるでしょうが、よろしくお願いします(ぺこり)

2010年12月24日

クリスマスプレゼントはナシ

埼玉西武ライオンズは、FAでソフトバンクへ移籍した細川選手の補償として、
人的補償ではなく、金銭補償を選択したようです…

……
………orz
結局、新人ドラフト以外の補強は一切なしですか。
まだ外国人選手の契約がどうなるかは分かりませんが、選手補強はもうなさそうです。
最後の補強としてホークスからの人的補償は期待していたんですけどね…
野手なら足のある城所選手や明石選手、福田選手、
投手なら左腕の小椋投手や山田大樹投手、神内投手、怜王投手、
右腕でも燻っている新垣投手や大場投手、巽投手、
プロテクト次第ではあるものの、ホークスにダメージを与える意味で、
松中選手のようなホークスを支えたベテラン選手を獲得する等々、
色々と選択肢はあったんじゃないかと思えるだけに残念でなりません。
勿論、現有戦力の底上げでも構わないとは思うんですが、
あまりに戦力補強に消極的に見えてしまい、
2009年のような最悪のケースになるのではないかという不安が… 少々心配です。

パリーグではソフトバンクと楽天が積極的な補強を進めていますが、
それでも現時点での戦力的バランスから言えば、西武が一番だとは思います。
2010年は主力の相次ぐ故障に泣かされ、常に優勝争いをしながらも、
最後は失速してしまい、優勝をソフトバンクにさらわれ、
クライマックスシリーズにはロッテに9回2アウトから引っくり返されての2連敗と、
もう悪夢としか言えないようなシーズンでしたから、
主力がある程度試合に出られれば、投打ともにトップクラスの力はあります。

野手陣は片岡・栗山・中島・中村剛也選手らが健在で、
高山・大島選手ら復調組、怪我からの復帰を目指す銀仁朗・GG佐藤選手、
1軍できっかけを掴んだ原・浅村・坂田・斉藤選手ら次世代の若手組、
ベテランの平尾選手や佐藤友亮選手、石井義人選手も健在と、選手は揃っています。
不安要素は故障明けの銀仁朗選手がどれだけマスクを被れるかですが、
捕手としても結果を残した上本選手や1軍出場をした岳野選手、
シーズン中にヤクルトからトレードで獲得した米野選手らで補いたいところ。
あとは赤田選手の移籍と片岡選手の故障で明らかとなった走れる選手の不在、
2年目の美沢選手や石川選手、ルーキーの秋山選手がどれだけアピールするかですが、
こちらの方がまだ補いきれていない印象がありますねぇ…

投手陣は岸投手と石井一久投手が同時に長期離脱してしまったため、
やり繰りが苦しいシーズンとなってしまいましたが、
順調ならば先発の涌井・岸・帆足・石井一久投手の4枚は鉄板でしょう。
西口投手もシーズン後半は若々しいピッチングを見せてくれましたし、
最近は春先の調子が悪いことを差し引いても、先発ローテに入ってくるでしょう。
残りの1枠を先発で結果を残した平野投手、ベテランの許銘傑投手、
飛躍を期待される野上投手と木村投手、2年目に勝負をかける菊池雄星投手、
そしてルーキーの大石投手と牧田投手と、かなり手厚くなる様相。
一方のリリーフ陣は復活を果たした長田投手と岡本篤志投手が引き続き結果を残せるかどうか、
藤田太陽・小野寺投手に、復活を目指す大沼・岩崎投手ら右腕はそれなりにいるものの、
左腕は土肥投手と工藤投手が抜けて壊滅状態、
昨年不振の星野投手が復活してくれないと厳しい状態で、若手の武隈投手の成長に期待、
加えて後がない松永・山崎敏・宮田投手の奮起に期待するものの、タレント不足な感は否めず。
あとは抑えのシコースキー投手の契約がどうなるか、グラマン投手は残留するのかどうかですが、
シコースキー投手は抑えとしては波のある方で、シーズン終盤にまとめて出ちゃっただけに、
抑えの後継者育成は必要不可欠、グラマン投手は対左のリリーフとしてはいまひとつ、
一応、シーズン終盤まではなんとか回ったリリーフ陣ではあったものの、
来季も安心かというとそうでもない印象を受けてしまうのがネックか。
最終的には先発から大石・平野・野上・木村投手の誰かが回りそうな感じもしますが…

リリーフに対する多少なりともの不安を入れたとしても、
シコースキー投手が残留してくれれば、年間を通してそれなりに回りそうですから、
戦力的にはリーグトップクラスであることは間違いないと思います。
ただ、昨年は故障者続出のために、2軍で育成している選手で、
使える選手はほぼ全部1軍で使ってしまったため、切り札というべきカードがなくなっており、
1軍へのきっかけを掴んだ選手が順調どおり伸びてくれないと、非常に苦しくなってしまいます。
あとは事実上、1軍戦力にならなかった昨年のドラフト新人選手とルーキーがどれだけやるか、
昨年も今年もドラフト終了後の評価としては大満足という結果だっただけに、
1~2年目の選手が出てきてくれないと、来年は苦しいでしょうね。
そういった未知の戦力に期待せざるを得ないところが大きな不安要素です。

あ、そうだ、無理だと思いますが、
去就の決まっていないメジャーの岡島投手を獲得してくれれば…
そうなると最高のクリスマスプレゼントになるのですが、無理でしょうね。
今年もサンタはやってこなさそうです… ドラフトだけだなぁ…


◆プロ野球 ソフトバンクがカブレラ選手を獲得
FAで獲得した細川選手と内川選手に続き、オリックスのカブレラ選手までも獲得、
優勝しながらも日本シリーズ出場を逃したソフトバンクが積極的な補強をしています。
まぁ、でも細川選手と内川選手の獲得は理解できるものの、
カブレラ選手の獲得は必要なのかなぁと思いますね。
ソフトバンクはカブレラ選手に痛い目にあってきたから評価が高いんですかねぇ…
他球団からすれば、小久保選手の方が絶対嫌ですが。
松中選手と比べるとどうかなと思うものの、ここ一番の勝負どころでの強さを考えると、
松中選手の方が怖さがあるかもしれません。
他球団からすると、カブレラ選手の獲得は逆に安心材料になったかもしれません。
事実上の飼い殺し状態になるとすれば、脅威かもしれませんが。

というか、来年のホークスの打順はどうなるんでしょうか。
オーティズ選手の去就が明らかになっていませんが… 仮に残留だとすると…
 1(遊)川崎
 2(二)本多
 3(右)内川
 4(指)カブレラ
 5(中)多村
 6(一)小久保
 7(左)オーティズ、松中
 8(三)松田
 9(捕)細川
現実的には、ライトに多村選手、レフトに内川選手、
センターに長谷川選手が入るといった感じになると思いますが、
打力優先で組んだ場合の脅威をアピールする意味で敢えて多村選手をセンターに。
3番以降にズラッと右打者が並ぶ可能性が高くはなるものの、怖い打線ですねぇ。
4番以降は誰が4番でもおかしくないだけに、中軸の組み方をどうするかが問題になりそうです。
カブレラ選手が座ってくれると嬉しい、小久保選手が入ると脅威っすね。

2010年12月13日

HDDが

クラッシュしました… orz
WMVや一部のAVIを再生中に落ちて再起動してしまう症状は相変わらずで、
その際に一部のドライブがクラッシュしてしまいました…
データの方はRAW状態の読み取り不能データを、
AcronisTrueImageで強引にバックアップを取ったことで、
一部のデータの欠損はあったものの、ほぼ完全な状態で復帰できましたが、
HDDの方が不良セクタ出現で危うい方向に…
SMARTでも異常状態、HDTuneでエラー検索すると1箇所のみダメージ、
その場所を避けて使う方法もありますが… どうしようかなぁと考え中。
購入から半年ほどのWD20EARS、保証を利用できるかなぁ…
今はバックアップ用途に使っていたWD15EARSに移動中。
データ整理が微妙に大変です。


◆ニュースネタ 臨時国会閉幕 混迷する政治
まぁ、ぶっちゃけ今の政治状況を生んだ最大の原因は国民なんですがね…
ゴタゴタするのが分かりきっているのに自民党に入れたんだから。
「熟議の国会」なんて最初から無理だと分かってました。
それでも自民党は与党経験もあるし、もしかしたらと思っていましたが、
自民党は変わりましたね、もはや文句を言うだけの完全な野党です(苦笑)
悪い方向に変わった自民党のおかげで、予想通りの混迷国会となり、
参議院選挙はバカな判断をしちゃったもんだと改めて思う次第であります。

勿論、参議院選挙の敗因ともなった民主党の議会運営の不手際は、
私も認めるところではありますが、
だからこそ熟議の国会にできる可能性なんて微塵もなかったわけで、
国民は自ら混迷する政治を選択したということなのでしょう。
菅首相が何がやりたいのか分からないと批判されますが、
私は国民がどうして欲しいのかがよく分からなくなっています。
そんなんだから、政治の方向性も混迷してんじゃないの?
民意がどこにあるのか全く見えなくなってます。
民意の導き手であるマスコミもそうなんだから、呆れ果てるばかりです。

今やるべきは行財政改革、行政サービスの効率化、
増税論議を含めた財政健全化の方向性への歩み、
外交面ではアメリカとの同盟主義から多国間協定へ、
大枠で見れば鳩山政権と菅政権が打ち出した当初の政策は合っていたものの、
民意の反対を受ける中で、どんどん捻じ曲がっていってしまった感が強いです。
自民党は民意無視の唯我独尊状態でしたが、
逆に民主党は民意に耳を傾けすぎて、方向性を見失いがちに見えます。
馬鹿が吠え面かこうとも、一本芯の通った行動をしてもらいたい気はします。


◆ニュースネタ 東京都の青少年健全育成条例が改正
児童ポルノの単純所持での犯罪成立等には断固反対ではありますが、
今回の東京都の条例改正はどちらとも言えないですね。
どちらの言い分も分からないこともないけれども、
どっちも極論過ぎやしないか、ということです。

賛成派の立場からすれば、あくまで販売方法の変更にすぎず、
(18歳以上を対象とした成年漫画として販売することは妨げられない)
性表現そのものを抑制するわけではないし、
過激化する低年齢層向けの漫画に何らかの規制をする必要がある、
とする考えには理解できるところがあります。
要件としても、法律違反となる性行為と一定の限定を付していますし、
性表現の抑制にならないよう配慮されていることも間違いないです。
2次元とはいえ、暴力的なポルノが子どもの目に触れることが、
歓迎すべきことではないことは誰もが分かっていることです。
何らかの規制をしようという動きは理解できます。

一方の反対派の立場からすれば、これが性表現を直接規制するものでなくとも、
出版業界や作者に与える影響は大きく、
結果的に性表現が抑制されてしまうという言い分も理解が及ぶところです。
出版業界からすれば、成年指定を受ける受けないでは売り上げも違うでしょうし、
行政の匙加減で規制されかねない改正は受け入れられないでしょう。
また、規制の対象が漫画だけというのも納得できない理由の一つでしょう。
ドラマや小説など、過激な性表現が伴うものは他にも色々あるのに、
なぜ漫画だけなのか、漫画に対する蔑視を感じる部分はあるかと思います。

だからといって、反対派の立場はやや大義名分が立たないところがあり、
どちらかといえば商業的な理由が強く伺われ、
性表現規制の論理にはやや飛躍があるように感じられます。
加えて、なんとなくではありますが、成年漫画に対する蔑視のようなものを感じます。
成年漫画いいじゃないですか。表現したいなら、成年漫画で描けよと。
一般漫画に行ったら成年漫画を描かないみたいな風潮がありますが、
そうではなく、もっと両者の表現の垣根を取っ払っていいと思うんですがね。
どうにも漫画家サイドの上下関係がちらついて嫌な感じがします。
「それならば成年漫画で描いてやる!」みたいな気概が欲しい。
ただ、ギャラは大変なことになりそうですが…

美少女ゲームも90年代前半の規制を受けて、自主規制色を強めた結果、
エロ路線よりも純愛路線、シナリオ重視路線にシフトした結果、一定の成功を収め、
一般的な目はともかく、オタク内なら偏見をもたれない分野へと成長しました。
そういう意味では、成年漫画が成長するチャンスと受け止めてもいい気がします。
年齢による漫画雑誌の住み分けを強めていってもいいと思いますがね。

逆に規制対象が漫画だけというのは、やはり悪意を感じてしまいます。
2次元キャラへの児童ポルノ禁止に繋がる部分があることは間違いないでしょう。
漫画で陵辱されるのは、あくまで2次元キャラなのにね。
2次元キャラへの陵辱を現実の人間に置き換えることには高い壁があります。
本当にヤバイのは、小説やエロCD等の五感の制約が強いものですよ。
見えないから想像する、その過程に2次元キャラというクッションが存在しない。
だから文章や音をそのまま現実の人間へと転化してしまう。
読みやすさという意味で、漫画の影響力は非常に大きいものではありますが、
裏を返せば、それは「読み飛ばしやすい」とも言えるわけで、コントロールが容易です。
けれども、小説の場合は読み飛ばすと、その後の展開が分からなくなるだけに、
とっつき難いけれども、読み始めると読むことを半ば強制されてしまいます。
暴力的ポルノは嫌いだから飛ばすということができないのは、漫画よりも小説の方です。
TVのドラマでも目を覆いたくなるような展開になることがしばしばありますし、
規制対象が漫画だけというのは、やはり偏見に満ちていると言わざるを得ないでしょう。
先に昼ドラ規制しろよとか思う。特に夏休みは放送すべきじゃないっしょ、常識的に。

そんなわけで、規制が業界的に弱い方弱い方へと向いている傾向は強く感じます。
同時に、規制される側の漫画業界の中でも一般漫画と成年漫画との間にある壁を感じます。
もう少し両者とも公平に見られないのでしょうか。
結局、一番の対象となる青少年の視点が欠落しているのが致命的ですよね。
青少年の育成がどうあるべきなのかが極論過ぎて一致を見ていない感じがします。
そんなエロとか全く考えないような聖人君子な青少年を目指すわけでもないし、
逆にエロばかりを求めるような変態青少年を目指すわけでもない。
規制する人は中国のようにしたいのでしょうか。
まぁ、一人っ子政策をやりたいなら、理解できなくもないのですが。

2010年12月01日

ねんがんの。

is01 を てにいれたぞ。

…というわけで。
全開趣味丸出しの話になります。興味のない人はスルーよろ(何

is01はアンドロイドケータイです念のため。
だいぶ前にdocomoのLynxについて軽く触れましたが、それのau版と思っていただければ。
Ver2へのアップグレードをベンダーがあきらめたため、価格の暴落が激しいのですが、
件の発表前にすでにオークションでの新品価格が1万円を切るなど、割と手ごろになってました。

何がいけないかというと、アップグレード断念よりも作りの安っぽさが問題だと思う今日この頃。
次期の各社発表機種を見る限り、スマートブックは死亡確定。
何とももったいない話ですが、各社の焦りに答えざるを得なかったSHARPは思いっきり割を食った形としか言えない。ちょっと可哀そうな話。
作りさえ練りこめば、もっとPCユーザーに売り込めたのに…
個人的にはスレートPCこそ死んでほしい。偏屈人間ですのでー(笑

auとdocomoはその点では鬼です。本当にありがとうございましt(ry


まぁそんな事情はさておき。
一部のレスポンスの悪さを除けば、スマートブックはAndroid旧バージョンでも全然OKだと思います。
某オークションで1万円以下で新品が手に入ることを考えれば、
そこそこの画面の大きさでいろいろ楽しめて、十分満足できるレベルです。

PCとの接続も、ネット接続も手軽だし、なによりファイルのフォーマットにケータイ各社の縛りがないのが最高。
普通にWMAファイルもMP3ファイルも聞けるし、大きい壁紙も使えるし。
なにより、スキャナで取り込んだ某ジャンルの同人も(レスポンス悪いけど)普通に見れるのが嬉しい。

不満をあげるとすれば、第一にはレスポンスの悪さ。
特に画像関連のビューワーが弱く、たくさんのファイルを管理しようとすると、
プレビュー表示だけでかなり待たされる印象です。
こうなると高解像度カメラはお荷物なんじゃないだろうか?
せっかく保存しても、見るのにストレスを感じるのでは意味がない。
このあたりが暴落の理由なのかもしれません。
まぁあとはこのキーボードスタイルが日本の特に女性の感覚からは遠いというのもあるのでしょうけど。

他の細かい欠点をあげれば、
ストラップホールがない・SDカードスロットがバッテリーと同じ場所・タッチパネルが指でしか反応しない・
キータッチが軽すぎて誤入力頻発…などなど。
ストラップホールにスタイラス入れて、03的な使い方ができると想定していた自分には
ちょっとこのあたりの欠点は大きかったです。
まぁ液晶画面に指紋ベタベタでも気にはならなくなってきましたが…

総合的な点数でいえば60点くらい。
どこか1社くらいはスマートブックを残してほしかったのですが、動向をみる限り可能性は低いですね。
ちょっと残念です。