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2025年08月23日

夏の甲子園大会は沖縄尚学が初優勝

夏の全校高校野球選手権甲子園大会の決勝は、
沖縄代表の沖縄尚学が西東京代表の日大三高に3-1で勝利し、
夏では初めての全国制覇を達成しました。

この大会を通じて背番号10の新垣投手が大きく成長を遂げ、
エースの末吉投手とのダブルエースになったのが大きかったですね。
今日の試合も立ち上がりこそボールが高くて危なかったものの、
徐々に多彩な変化球のコントロールを取り戻し、
8回まで日大三高打線を封じる好投を見せてくれました。
8回途中・9回を投げた末吉投手もさすが。
大会全般を通じてみると、内野の守備範囲の広さが光っていて、
エラーはあったものの、抜けそうな打球を捕ってアウトにしたりと、
強力な守備陣が2人の2年生エースを支えていたように思います。
素晴らしいチームでした。優勝おめでとうございます!


大会全般を通じてみると、ようやく「バットが」と言われなくなりました。
とはいえ、外野手の頭を超えるような打球は1試合に数本程度しかなく、
依然として「投高打低」の印象は変わっていません。
それでも各打者が低いライナー性の打球を心がけ、
一二塁間・二遊間を抜く打球が多く、
得点力が決して低くなかったのが今大会の特徴だと思います。
センバツ優勝した横浜高校の影響か、テイクバックをしっかり取る選手が多く、
とりわけバスター打法でトップの位置を定める選手が多かったです。
バスター打法は、過去にタイミングを取るのが下手な選手がやってましたが、
今はトップの位置を固めるためにやっている感じがしますね。
「いち・に・の・さん」の「の」の部分、テイクバックを大事にしている印象でした。

また、最近の傾向ではあるものの、複数投手制が各チームに浸透してきています。
その影響もあってか、今大会では2年生投手が大きく目立ちました。
特に左腕。チーム構成を考えれば、実戦力の高い左投手は貴重な戦力であり、
各チーム、意識的に選手を集めているのが見えて取れます。
準優勝した日大三高は4人の投手が先発していて、
いずれの投手も常時130キロ後半~140キロ出しており、
各チームにエースクラスの投手がゴロゴロいるような印象でした。
優勝した沖縄尚学の末吉投手も新垣投手も2年生ですが、
順調にいけば2人ともドラフト1位で指名されるだけのポテンシャルを持っています。
こういった1チームに複数の実力ある投手がいることが珍しくなくなってきました。

エースへの負担軽減の点では、複数投手制は喜ぶべきことなんですが、
とはいえ複数の投手を育てるためには、部員数・チームが必要になってきます。
日大三高の部員数は70人超。
2人投手を育てるのに30人近く、3人・4人ともなればそれぐらいの数が必要です。
マウンドで投げられる投手はどれだけ頑張っても1人だけですからね。
3人4人と育てるなら、2チーム~3チーム規模が必要になってきちゃいます。
そうなってくると、広陵高校のような寮生活の「統制」が問題になってくるわけで…
それだけの数の選手を管理できる体制を整えられるのか、
今後の高校野球の大きな問題になってくると思われます。
部員数自体は減っているのに、複数投手を育成するための部員数は必要になってくる、
そのジレンマを今後どうやって解消していくのか、今の高校球界の問題点です。


最後になりましたが、やはり広陵高校の出場辞退は残念でなりませんでした。
広陵高校の言い分が「SNSのせいにしてる」と批判されてますが…
いや、はっきり言ってその通りでしょう。SNSの過剰反応のせいです。
新しいイジメの事実が認定されたわけでもないのに出場辞退に至ったのは、
脅迫に屈したとしか言いようがなく、非常に残念です。
暴力の「連帯責任」は高校球児や関係者が60年以上議論を重ねてきた話であり、
それが1980年代に学校全体から野球部員に責任の範囲が狭まり、
2010年代になって部員個人に責任の範囲が狭まっていき、
ようやく「連帯責任」から解放されつつあったわけです。
それがろくな知識もなく、たいした思慮を重ねていないバカ共が、
SNS上で騒ぎ立てて出場辞退に追い込むなんて、あってはならないことです。
お前らの10分未満の考えが、我々60年以上の考えを超えるんですか?
とんだ過信です。アホ過ぎます。
最終的に広陵を出場辞退に追い込む論拠がないもんだから、
古くからある「連帯責任」を持ち出してしまう論理性のなさ、
終いには物理的脅迫に打って出るとは、まさにアホの論理です。
そんなアホどもに好き勝手にレイプされてしまう最悪の大会だった感は否めません。

今回の広陵の問題は「疑惑」とは言える一方で、
客観的には被害者の転校後の大会参加も認められているなど対応は十分であり、
出場辞退にまで発展するような問題ではありませんでした。
そこを無知で歪めて炎上させたSNSの罪は重いと言わざるを得ません。
今後も出場校には様々な「疑惑」が降りかかり、
やっかみによる一方的な炎上が起こる可能性が高いと言えますが、
そんな脅迫に屈することなく、
大会に参加する勇気を学校関係者には持っていただきたいです。


●「批判」と「誹謗中傷」の違い
建設的な意見であるか否かでしょう。
要は「ふむふむ。それじゃぁ、どうするの?」に答えられるか否か。
それに答えられるものが「批判」であり、答えられないものが「誹謗中傷」です。
「批判」の基本は比べることにあり、比べるということは価値基準が存在し、
それに基づいて「良し」「悪し」を決めているわけですから、
その価値基準を説明できないようでは「批判」ではありません。
最近は新聞記事でも「誹謗中傷」に近いものがあり、
なかなかに頭を悩ます問題でもありますが、
メディアとか関係なく、そこにラインを私は引いています。

だから現実は「誹謗中傷」のラインは結構広いと思われます。
雰囲気だけで「言葉」に使われてしまうのではなく、
きっちりとその先を見ながら「言葉」を使った方が良いでしょう。
その場でしかない「言葉」なら使わない方がマシです。

●企業が体育会系の学生を欲しがる「本当の理由」… 広陵高校問題を機に浮上した「ハラスメント耐性がある」説に専門家の見解は
明確に否定する記事かと思いきや、暗に認めてしまうという…
こういうのを見ると、暴力を容認しているのは社会の方のようにも見えますねぇ…
戦前から続く軍部体質が残り続けているとしか思えません。
結局、部活も会社も「従順性」を求めていることが歪みを生む原因に思えてなりません。
その癖、最近の企業は口では「自主的に動ける人間」を求めつつ、
本当に自主的に動くと「勝手なことするな」と言うんだよな…なんなの、あれ?

●ストライクで3アウトチェンジ→死球に 球審の判定覆る 夏の甲子園
県岐阜商と横浜戦でのライトライン上の打球判定とか、
結構微妙な判定は各所であったものの、この判定だけは理解できません。
打者はバットを振ってないわけですから、
審判は「見逃し三振」、つまり、判定はストライクとしていたのに、
肘に当たったということで「死球」と判定しちゃっています。
ストライクゾーンであれば、当たっても死球にはなりませんから、
判定が矛盾しちゃっています。
審判はストライクではなくボールと判定変更したのでしょうか?
自分の判定にはしっかりと責任をもっていただきたいです。

●夏の甲子園V候補はなぜ早々と散ったのか...1年通じた過密日程 識者は「春季大会廃止」に言及
昔から疑問なんですけど、
どうしてセンバツ出場したチームのシード権は確定させないんでしょうか?
もう前年の秋の大会で実力を証明してるんだから、シード確定でいいはずなのに…
春季大会自体は他のチームのことを考えれば、やるべきですし、
センバツ出場校も控え選手のレベルを上げるためにも参加した方が良いと思います。
単純に、シード権を既に与えれば良い話ではないのでしょうか?
昔から理解できません。
横浜高校に関して言えば、単純に左打線が左投手を打てなかったに尽きます。
センバツのようにテイクバックをしっかり取れてませんでしたし、
単純に打撃の調子が悪かったように見えましたね。

●【甲子園】手にハンディの県岐阜商・横山温大「夢のような場所。やり切った」大学でも野球を
守備での素早い持ち替えは純粋に凄いと思いましたが、
バッティングに関して言えば、別にハンディではないんですよね。

バッティングは後ろではなく前の手が軸になります。
例えば、右投げ右打ちであれば、構えた時に手前に来る左手が軸になります。
この時に利き手である右手に力が入り過ぎると、
バッティングがこねるような形になってしまい、打球が飛んでいきません。
だから左手一本で素振りをするのは練習の基本であり、
右手の小指をわざとグリップにかけなかったり、
親指と人差し指で大きめの輪っかを作り、わざとゆとりを作ったりもします。
左打ちの横山選手が右手一本でスイングし、
左手を添えるだけというのは理に適っていると言えます。
右投げ左打ちの方が優位と言われる所以はこういう所にもあります。

もっとも、上のレベルになってくると、変化の小さな変化球が多くなり、
そこを咄嗟に支える左手が使えないというのは一つのハンディになる可能性もあります。
とはいえ、同じように左手で支えなければならない送りバントも
試合でしっかりとできていましたし、そんなに心配いらなさそうです。
打つだけなら野球はハンディにならないと思いますし、
是非ともこのまま野球を続けていって欲しいですね。


≪追記分≫
◆ニュースネタ ミツカンが炎上した「そうめん論争」で日本人の“国語力不足”が露呈。「ゆでるのも手間」投稿に「簡単だろ」と言い返す地獄絵図
●ミツカン「そうめん投稿に批判→謝罪」のマズさ
SNSのダメな所が集約されたニュースですね…
根本的に短文投稿では議論にさえならなりません。
短文で誤解内容に伝えることが不可能だからです。
結果として、みなが一部を切り取って、自分たちの言いたいことだけを言っちゃう、
そういう空間として成立してしまっているので、
そこに意味を見出す方が難しいと言わざるを得ません。

個人的な見解で言えば、ミツカンは炎上するほどやらかしたとは思いませんが、
そもそも、そういう議論にも満たないやり取りの中に、
商業的発言が出てくること自体、ネット民には不評なわけで…
ツィッターからXになって、より宣伝ポストが目立つようになっただけに、
普段から溜まっているフラストレーションが爆発した感は否めません。
ミツカンとしてそこに参加したこと自体が場違いだった気がします。
とはいえ、やはり謝罪するのは何かが違いますし、
女性蔑視批判も的外れにしか思えません。
なんなの、料理で楽しようとしたら女性蔑視になるんですか?
ちゃんと鰹節で出汁を取らなきゃダメですか?
電子レンジや炊飯器を使ったら女性蔑視ですか?
女性蔑視の話でもないのに女性蔑視と批判する方が女性蔑視に見えるんですが…

また話が戻っちゃいますが、広陵問題にしても同じことが言えます。
①今の高野連が「連帯責任」を取らないことを知っていたのか?
②事件自体は高野連に報告済みで、処罰済みなことを知っていたのか?
③被害者の転校という事実だけで、何の対処もしなかったと決めつけていなかったか?
特に③に関しては、弁護士が早とちりしていた感は否めません。
高校の転校がマイナスイメージしかないという決めつけですよね?
どっちが蔑視してるんだという感じがしちゃいます。

まぁ、第一報で早とちりすることはあると思うんですが、問題はその後ですよね?
意見を無理矢理通そうとして「連帯責任」論を通そうとしたり、
脅迫を行って無理矢理に自分の意見を通そうとしたり、
広陵高校の体質事態に問題を求めて責任追及したり…
何で広陵批判ばかりで未来富山や過去の健大高崎に全く触れないのか、理解不能です。
人としてその前にやるべきことがあるんだろうと思うんですが、
こういう「辻褄合わせ」を見ていると、共産主義から脱却できていない闇を感じちゃいますねぇ…

2025年08月16日

終戦の日

戦後80年ということで、記憶の継承が問題になっていますが…
自分が子どもの頃、40年ほど前と比べると、自己反省の意識が明らかに落ちているような…
戦争は人災であるのに、まるで阪神淡路大震災や東日本大震災といった自然災害かのように、
まるで降りかかる火の粉を払っただけかのように見えてしまいます。
なんなんでしょうか、この違和感…

●「日本はやむを得ず戦争に巻き込まれた被害者」なのか…研究者が見た「日本を代表する戦争博物館」の問題点
広島・長崎の原爆の日は分かります。戦争とはいえ、偶発的な悲劇だったわけですから。
でも終戦の日は何か違います。
自分たちが起こした戦争なのに、まるで災害にでも遭ったかのような他人事感が怖いです。

世界恐慌によって世界がブロック経済化してしまい、
相対的に植民地が少なく市場が小さかった日本が経済的に大打撃を受けたことは、
否定しようがない事実ではありますが、
だからといって、ドイツとイタリアと同じように軍事行動に移る必要性があったのか、
そこは「なかった」と言わざるを得ないでしょう。
当時のアメリカ政府だって、何も日本と戦争するために禁輸政策をしたわけではなく、
日本に戦争をさせないために行ったのは明白です。
今もトランプ政権がロシアの原油絡みで禁輸政策を行ってるのと同じです。
誰がこれをロシアとの戦争の準備段階と考えますか? 誰も考えていません。

最悪だったのは、そんな戦争ができない状態を自覚していながら、
日本が戦争を始めてしまったことです。
当初から短期戦しかできなかったのに、それが4年も続いてしまった…
最初から燃料がないのに、戦争を始めてしまい、
燃料が尽きてしまったから、物を惜しんで人を惜しまなくなり、
特攻隊のように人を捨てて物を温存する悲劇を生んでしまいました。
明らかにスタート地点を間違えています。

その原因となったのが、五・一五事件や二・二六事件といった軍事クーデターであり、
治安維持法による民意の締め付けと、それに便乗した「非国民」なる反戦批判です。
太平洋戦争の結末を誰も予想できていなかったわけではないんですよ。
賢明な人はこうなることが分かっていたけれども、
処罰されたり、殺されたり、批判にさらされて沈黙せざるを得なくなったんです。
それは今の日本にも通じることではないでしょうか?
私達が未だに目を逸らし続けている点に、今も変わらぬ問題点が潜んでいる気がします。

●消された「女の特攻」の記憶 戦勝国への「性接待」は何を残したか
まぁ、自分も「赤線」知ったのはエロゲだったんですけど(笑)
 ●赤線街路 ~昭和33年の初雪~
それだけタブー視されてきたのは間違いなく、語られてこなかった「史実」です。
前クールの『中禅寺先生物怪講義録』のレビューでも書きましたが、
当時の女子高生がおいそれと歓楽街に行けるわけがないんですよね…
要は歓楽街を在日米軍に差し出して、心の安寧を得ようとしたということ。
その構図自体は今も変わっておらず、
沖縄を差し出して日本の安全を得ようとしている辺りは「赤線」の発想と変わってません。
そこに戦争の反省はあるのでしょうか? 改めて自身に問わなければなりません。


◆高校野球ネタ 【甲子園】開星・野々村監督 広陵問題めぐりバッサリ「本当に批判するなら出てこい」
いや、まさに仰る通りです。今回は匿名批判だからこそ炎上した一件でしょう。
だって恥かくだけですもん。「私の頭は昭和で止まってます」と言ってるようなもの。
今回の騒動でコメントした私の中での有名人の評価は、
橋下徹氏とひろゆき氏を除けば、軒並み評価は下がってます。
もうテレビから消えて欲しいレベルまで落ちてますね。
野々村監督というと、過去に21世紀枠の学校に負けて「末代までの恥」と言ってしまうなど、
歯に衣着せぬ発言で物議を醸してきた監督さんですが、
言いにくいことをズバッと言ってくれました。

●広陵の甲子園辞退は避けられたか?暴力問題発覚、高野連・高校の基準よりSNSの声がまかり通る時代の不祥事対応とは
最も客観的であろう広陵出場辞退の記事です。
今回問題となった暴力事案は高野連に報告済みで、既に処分を受けている話です。
被害者の父親の話も報道されていますが、それを客観的に証明するものはなく、
仮に監督のパワハラ発言が本当であったとしても、
せいぜい監督のベンチ入り禁止措置ぐらいで、学校の出場停止にはならなかったでしょう。
それだけ高野連は「連帯責任」に対する反省が深く、
個人責任で留めようとする努力があり、それを高校野球ファンも認めています。

冷静に客観的に事実だけを整理します。
 ①広陵高校で暴力事件があった→高野連に報告。厳重注意処分となる。
 ②大会直前に暴力事件が報道される→高野連は出場に問題がないと認める
 ③SNSで炎上。大会出場なんてとんでもない!
 ④SNS上で広陵高校に対する脅迫や犯罪予告まで出だす
 ⑤広陵高校が2回戦からの出場辞退を表明
 ⑥SNSの論調は変わらず、「連帯責任」で自分たちの言動を正当化しだす
 ⑦誰も広陵高校を庇わない。たぶん、みんな敵←今ココ
出場停止になるわけないのに、未熟な見解でSNSで広陵バッシングをした結果がコレ。
その通りになったら、自分たちの罪悪感を誤魔化すために、
かつての「連帯責任」をかまして自分たちを正当化しているのが現状です。
あれれ? さっきも同じような状況に言及しませんでしたっけ?
戦争責任と何が違います? ほら、同じメンタル、やっぱり日本人は変わらないなと実感します。
要は蜘蛛の糸の餓鬼地獄のように、足を引っ張って広陵高校を貶めただけに過ぎません。

ぶっちゃけ、上記の記事のように対応したとしても、炎上は防げなかったと思います。
SNSは自分に都合の良い所しか切り出しませんから。
どんなに公平と思える対応をした所で、揚げ足取る奴は変わりません。
結局は行き過ぎた発言や脅迫・犯罪予告を取り締まるしか方法はなく、
今からでも高野連は開示請求を含めて断固とした法的措置を取るべきです。
このままでは、大会出場校を狙ったSNS荒らしが常態化してしまいます。
大会開催したけど、参加校が0だった…そんな未来も冗談ではない時代になっています。
地方大会に参加したいんだけど、SNSで生徒が危険に晒されたくないから、
野球部の大会参加は認めない、そんな高校が出てきても不思議ではなくなるでしょう。
今回起こったことは、単にそういうことです。
シロだったものをグレーと騒いで炎上・脅迫した末、大会参加を諦めざるを得なくなった、
そんな世の中で本当にいいんですか?
ほら、これがお前たちの望んだ結果だよ。これで満足か?


●出場辞退の広陵に対するSNS中傷、「冷静な対応を」…文科相呼びかけ
いや、明らかに遅いでしょ…
しかも、結果的に文科大臣が火に油を注いだ後では、まさに「後の祭り」。
 ●広陵高の暴行事案「大変遺憾」 SNS過熱、冷静対応求める 阿部文科相(8/8)
最後の「日本高校野球連盟で適切に判断されるものと承知している」という政治家答弁が、
結果的にSNSの高野連に対する出場停止要求を容認する結果をもたらし、
鎮火どころか余計に炎上させてしまい、出場辞退に繋がった感は否めません。
完全に「切り取り」と言えば切り取りだったんですが…これがSNSの怖い所。
やはり今からでも遅くないので、
脅迫発言等には警察に被害届を出して開示請求等の法的措置を取るべきでしょう。


●【「便器なめろ」の暴言も】広陵「暴力問題」で被害生徒の父が初告白「求めるのは中井監督と堀校長の謝罪、再発防止策」
あくまで「結果」だけを見れば、広陵高校の対応に問題があったようには見えません。
別に退学にされたわけでもなく、暴力問題は高野連にも報告済みで、
編入直後の大会参加も認められていたようですし、
イジメ発覚後の対応としては特に問題がないように思えます。

それよりも、この記事のタイトルが明らかに監督・校長の発言と誤信させるもので、
記事の内容も「発言を否定しない」という曖昧な言い方しかしておらず、
そのまま鵜呑みにできる内容にはなっていません。
仮に本当だったとしても、この内容で高野連が「出場停止」と判断したとも思えず。
やはり行き過ぎた過剰反応だったという結論にしかなりません。


●「連帯責任」復活で暴力はなくなるのか?
そんな綺麗ごとを仰る楽観論者がいますが…
連帯責任だと組織的に隠ぺいするに決まってるじゃないですか。
今回の議論の発端となった広陵高校は高野連に報告済みでしたが、
果たして連帯責任で大会に出場できないと分かっていたら、
しっかりと報告していたでしょうか?
きっちりと隠ぺいせずに報告されるようになったのは、
「連帯責任」を取らされなくなったからだと言えます。

仮にあなたがレギュラーで大会に出てる立場であって、
些細なことから暴力やイジメに遭った場合、しっかりと報告できますか?
大会出場のために「我慢する」という人が多いんじゃないでしょうか。
他の部員も、本人が何も言わない限りは見て見ぬ振りを通すでしょうし、
本人から相談されても「愚痴は聞いてやるから我慢してくれ」そう言うのでは…
甲子園への夢が大きければ大きい程に我慢を強いられることになり、
結果的に暴力行為がエスカレートする可能性が高まります。
報告したら報告したで村八分の如く扱われ、
SNSで暴露しても、逆に他の部員から個人情報を晒されてしまい、
嘘つきと罵られてしまうかもしれません。
そんなかつての「連帯責任」の時代よりも酷い状況を作りたいんですか?

私は理想論者ではあるものの、楽観論者ではないので、
イジメをゼロにすることは不可能だと思っています。
なぜなら、人間の不満がなくなることはないからです。
特に大人数の強豪野球部となれば、出場できる選手に限りがありますから、
全員の要望を叶えることなんて不可能です。
不満を持つ人間の中でいざこざが起きないなんてことはありえません。
原発事故のように、起きないことを前提に動くよりも、
起きる前提で問題を解決することの方が遥かに重要です。

例えば、もっと高校の転校ハードルを低くしてはどうでしょう。
先日の例で強豪校から県立高への転校が増えていると話しましたが、
それを積極的に支援する方法です。
別の場所で野球をするという選択肢を設けることは、生徒の不満解消の一手だと思います。
それよりも、もっと合同チームを増やすのはどうでしょうか。
野球部員数の減少に悩む高校は多く、既に多くの合同チームが作られています。
中には他の学校の野球部から部員を借りるケースもあるようです。
そういう動きをもっと支援し、所属高校に囚われない、
合同クラブチームのような形で試合をしていくのも一つの方法だと思います。

ドライな言い方をすれば、イジメや暴力を振るう時間的余裕がよくあるもんだな、と。
昔のような猛練習が否定されて長らく経ちますが、
だからといって暇だから何をしてもいいわけではありません。
部活に支障を来たさないように勉学に励まなければならないでしょうし、
チームメイトとの連携を図るためにも交流を図らないといけないでしょうし、
野球をするだけでなく、野球を考える時間も必要になってくるでしょうし、
そんな「余計なこと」をしている時間的余裕はないと思うのですが…
そういう「暇」を強いられている生徒をなくすことが大事な指導になるのではないでしょうか。


●広陵・甲子園辞退で問われる高野連のガバナンス体制 野村修也氏は“大人の思惑”指摘
「選手ファースト」にするために、「連帯責任」を止めたはずでは?
「被害者ファースト」なら分かりますが、
関係ない選手を巻き込むのは「選手ファースト」と矛盾しないんですかね?

高野連に調査権限を与えたいなら、文科省に言ってください。
どうしてただの一つのスポーツ団体がそこまでしなければいけないんですか?
そもそも現状の組織体系でそこまで処分権限を与えられてますかね?
高野連が処分権限外の私刑として加盟校を処分するのと、
野球部の寮規則を破った生徒を私刑で暴力を振るうのと一体何が違うんですか?
同じじゃないですか。厳しくすればするほど、余計に暴力を助長するだけでは?

警察に任せろと言う声も聞こえますが… では逆に警察は動いてくれますか?
押しただけ・殴ったの言い合いや、叱った・侮辱されたの言い合いに何を期待するのでしょう?
それで逮捕しちゃって留置所に入れんの? この程度のことで入れるわけないでしょ。
書類送検もしない仲裁レベルの話で、一体、警察に何を期待しているのか…
大人たちが子どもに犯罪者だとレッテルを貼って攻撃したいから警察に入れということですか?

いや、本当に真面目に考えてから発言してください。
適当なこと言ってお茶を濁すのが「大人」なんですか?
とても「選手ファースト」に見えません。世論に迎合してるだけでしょ。
それが「大人」のすることか。


◆高校野球ネタ「地元出身がいない」の声に…未来富山の甲子園アルプスで聞いた“意外な本音”
未来富山も大会前にケンカの報告義務違反が報道されていたこともあって、
広陵と同様に出場が危ぶまれましたが、無事に出場できただけでなく、
地元の応援も得られたようで、とても良かったです。
富山県の魚津市は祖父母の近くだったこともあって、
知らない町ではありませんが、良くも悪くも昔ながらの地方都市という感じで、
富山県の中西部とは異なり、大きな観光資源もなく、過疎化も致し方ない面もあります。
野球の実績の方も中西部の学校に押されていて、
野球熱自体は高いものの、やや持て余している感もありました。
そこに彗星のごとく現れ、富山県大会を圧倒的な力で勝ち抜いたわけですから…
ある意味で地元のヒーローでしょうね。
例えエ、地元民ではなくとも、
街に来てくれる子どもたちを応援するという姿勢は本当に素晴らしいと思います。

「野球留学」が随分と叩かれていた時期がありましたが、
結局、本質はそこだと思うんですよ。
誰であれ、そこで生活をしてくれる子どもたちなら問題ない、それに尽きます。
地元の人たちに受け入れてもらえる学校・野球部にしよう、そこだと思います。
こういう姿勢が全国に広まり、もっと球児を見守る温かな繋がりにしていって欲しいですね。


◆ニュースネタ 百条委に田久保市長が出頭も何ひとつとして解明ならず 除籍を知ったのは6月28日の一点張り
まず、客観的には東洋大学が「除籍」を言っている以上、卒業していないのは事実です。
次に問題となるのは、田久保氏が卒業していると思い込んでいた理由です。
これは田久保氏の主観の問題です。
これを説明できるのは田久保氏のみで、
説明できないなら卒業していると思い込んでいたとは言えなくなる=「ウソ」となります。

加えて言えば、東洋大学が否定している以上、「卒業証書」が本物なわけがありません。
過去において「卒業証書」は卒業の証でしたが、今や「卒業証書」はウソの証になっています。
そうなると、例えば、卒業に必要な単位は習得していた事実や、卒業論文の内容、
学費の納付状況といった間接的事実を積み上げて、
卒業していると誤信するに至った証拠を田久保氏本人が説明しなければなりません。
しかし、そういうことは一切しないということは…
客観的には卒業していないのですから、本人も卒業していないことは自覚していたと推認でき、
田久保氏は意図的に学歴詐称したことになります。

ですから、19.2秒とかは本当にどうでもいい話です。
「除籍」という状態を知ったのは6月28日かもしれませんが、
それ以前に卒業していないことを自覚していないとも言っていません。
大学は義務教育と違い、卒業要件があり、4年間行けば自動で卒業できるわけではありません。
必要単位を取得していなければ、学費をしっかり払っていなければ、
自信が卒業していないことを理解できないわけがありません。

これはもう「疑惑」ではなく「事実」です。
卒業していたと誤信した理由を語れないなら、
意図的に卒業したとウソを言っていたことは間違いないといえましょう。

2025年08月10日

【悲報】SNSが広陵高校を出場辞退に追いやる【炎上必至】

んー…少なくとも自分が見ている範囲で、
いわゆる「高校野球ファン」が炎上に加担しているのを見たことないんですけど…
批判意見のほとんどが自分から見ると「素人」でしかありませんでした。
そんな「素人」の人達に高校野球が踏み荒らされた感じがして…
ショックですし、SNSはやっぱり害悪でしかないと思わされます。
誰が批判しているのか、そこが見えないSNSはやっぱり問題があります。

●広陵出場辞退を受け、日本高野連が経緯と現状説明 新たな事実があれば再審議の予定
結局、SNSで噂された「新たな事実」が出てきたわけでもなく、
出場辞退に追いやられたのは、SNSでの炎上以外に説明が付きません。
圧力に屈したと見られても仕方がないでしょう。

今回の事実が報道されたのが大会開幕直前1~2日前だったこともあり、
広陵高校が出場辞退となっても、補欠の準優勝校が呼べるはずもなく、
明らかに「手遅れ」な感はありました。
既に高野連自体は処分を下していたこともあって、
高校野球ファンの多くは広陵高校の出場を消極的容認していたと思われます。
夏の甲子園大会は「県代表」なわけですから、
広島県代表のチームがいなくなってしまうのは、
県予選で敗北したチームにも失礼になってしまいます。
批判はどうあれ、大会出場は継続して欲しかったのがファン感情でしょう。


●SNSの批判が的外れだった理由①「連帯責任」
それこそ昭和の高野連だったら、出場を許さなかったでしょうが、
今は「令和」の時代であり、昔のような「連帯責任」はまずありません。
せいぜい加害者を処分して終わり。
出場は問題ないとするのが基本線です。
今大会でも広陵高校以外にも、富山県代表の未来富山学園が部員のケンカを
報告していなかったことで問題になりましたが、特に炎上せずに出場してます。
今の高野連が連帯責任で出場させないということは、ほぼあり得ず、
広陵高校の出場を批判する人の方が、
昭和で頭が止まっている人と言わざるを得ませんでした。


●SNSの批判が的外れだった理由②「被害者の転校という結果の是非」
被害者が転校した後のことを知らないので、何とも言えませんが、
高校野球を知らない有識者の中には、
これを「イジメによる消極的転校」として批判する人達もいました。
まぁ、一般的にはそう思うでしょうし、実際にその可能性もあるわけですが、
必ずしも今の高校野球では「消極的転校」とならないことをファンは知っています。
一番有名な所だと、三冠王で有名な落合博満氏です。
東洋大に進学したものの、体育会系の雰囲気に馴染めずに中退。
社会人の東芝府中に進み、ロッテに入団して三冠王になるなど、
中日・巨人・日ハムでも主力打者として活躍してました。
他にも創価大を中退してシダックスから巨人入りした野間口氏らもいます。
現役選手だとオリックスの麦谷選手が高校時代にイジメに遭って転校しており、
富士大に進学して、昨年のドラフト1位で指名されています。
最近はわりと強豪校から公立高校に転校して花開く選手も多くおり、
地方大会の記事やドラフト候補の記事でも、それほど珍しくないことになっています。

というのも、強豪校になると入学時におおよその順位付けがされちゃうんです。
そりゃ全部で100人単位になるわけですから、全員同じ扱いになるわけもありません。
入学時に分かる「上手い奴」が大体レギュラーを取っちゃうわけです。
勿論、そこから努力して這い上がる選手もいるでしょうが、
「機会」という意味ではプロ野球と同じく狭き門にならざるを得ません。
それならば、もっとレギュラーで試合に出れる環境を目指すことは、
決して悪いことではありません。

ですから、今回のケースも「イジメによる消極的転校」とは断言できるわけもなく、
本人が環境を変えるという積極的選択をした可能性もあるわけで、
その事実だけをもって、広陵高校の対応が不十分だったと責めることもできません。
…と、ここまでのことは野球ファンなら説明しなくても分かってくれると思うんですよ。
でも、それが分からないということは… 野球を知らないんでしょうね…

勿論、そもそも、そういう体育会系のしごきやイジメが残っていて、
部員を抱えすぎて管理しきれていない強豪校の体質の問題はあるものの、
先に書いたように、だからといって受け入れ先がなければ何にもならないわけで、
単純に強豪校の体質の責任だけにもできません。

そんな中で出てきたのが、センバツ大会に出場した沖縄のエナジックスポーツや、
今大会に出場している富山の未来富山学園です。
両校とも通信制高校から端を発しており(エナジックスポーツが全日制もある模様)、
そういった生徒たちの受け皿としても機能することが期待されます。
また、単純にプロ野球選手を目指すなら、高野連に加盟してなくてもいいわけで、
実際に脱甲子園でリーグ戦で腕を磨く学校も出てきています。
そういう新しい高校野球の動きがあることも意識し、
古い情報だけで決めつけて欲しくないというのが野球ファンの本音です。

結論。よく知らんのに炎上させるな、アホども。


◆ニュースネタ 【甲子園】「今どこ?」「まだ京都」吹奏楽部やチアが未着も「本家なんで、僕ら!」アルプス席で見せた集大成
自分は静岡県在住なので聖隷クリストファーを応援していたんですが…
明秀学園日立の応援に飲み込まれそうな場面もあって、少々心配する所はありました。
でも考えてみたら、静岡県大会の決勝の方が相手の静岡高校を応援するムードが強かったので、
そこでメンタル鍛えられたのかなとも思いました(苦笑)

とはいえ、過去にも甲子園の決勝で判官びいきによって、
球場全体が敵になるような状態になったこともあるので、
観客が一方に肩入れし過ぎるのはそれはそれで問題だと思います。
今回の広陵高校の一件も然り、全てが敵に思えるという経験はしないにこしたことないでしょう…
トラウマもんですよ、こんなの。
あ… 2007年の佐賀北との決勝戦の相手が広陵高校だったか…
あれも今ほどではないけれど、異様なムードの試合だったことは確か…なんでしょうね…
裏を返せば、観客の厳しい姿勢が広陵高校の厳しさに繋がったのかもしれないと思うと…
やっぱり、やるせない気持ちになりますね。
安易な、その場の「ノリ」で手拍子するのは止めて欲しいです。
片方を応援するということは、片方を追いやることになっちゃうわけですから。


◆【夏の甲子園2025】注目すべき投手10選 最速158キロ右腕から魔球の使い手、難攻不落の左腕まで
今大会は好投手が多い印象はありますね。
昔よりも投げ方自体も昔よりも安定していて、
高卒からプロ入りして2~3年で結果が出る投手が多いのも納得です。
ただ、課題がないかというと話は別で…
自分が気になっているのは利き手と反対側、グラブを付けた腕の使い方です。

グラブを付けた腕の使い方が上手かった投手というと、
元巨人・メジャーの上原浩二氏と元西武・メジャーの松坂大輔氏ですね。
現役では西武の今井投手が該当します。
ただ、腕を下すのではなく、グラブで体を隠すようにするのが特徴的で、
自分の体の開きを抑えつつ、ボールの出所を見辛くする技術を持っています。
高校レベルでどれだけ浸透しているのかは分かりませんが、
自分から見ると、あまり気にしていないようにも見えます。
特に速い球を投げる投手にとっては、体のバランスを取ることにも繋がり、
制球の安定と故障防止にも繋がるだけに、もっとグラブの使い方を工夫して欲しいですね。


◆ニュースネタ ヒグマ駆除は正義か残酷か?全国から200件超の意見『かわいそう』vs『安全確保を』
んー、でも批判意見の方がどうしても身勝手に思えてしまうんですが…
今回の広陵高校の一件と同じく考え方が浅いようにしか…
ヒグマは本州のツキノワグマよりも大きく、2~3mほどの巨体で獰猛な性格。
森のくまさんの気分でいたら、一発で殺される危険動物なんですけど…

どうしても批判意見の方がどこか「他人事」にしか見えず、
まるで危機感が感じられない、真剣さが足りてないように思えちゃいます。
よく分かんないんだけど、そんなに人よりクマの方が大切なら、
批判するより先に人間を殺し回った方が早いんじゃないかと思うんですが…
結局、サイコパスにしか見えんのですよ。批判意見の方が。


◆アニメの話 YOSHIKI、アニメ「ダンダダン」劇中歌に困惑「弁護士から連絡」「著作権侵害の可能性」
前回の日記で書いたように、17話で視聴断念したため、件の18話は見ていません。
でも奇しくも懸念通りの事態が起こってしまったことは、
自分の批判も決して的外れではなかったと改めて認識している所です。

一言で言うと、「リスペクトが足りない」んですよ、この作品。
主題にしている心霊現象を含む「オカルト・ホラー」に対するリスペクト、
1期で登場した三面怪獣ダダを彷彿とさせる「ウルトラマン」に対するリスペクト、
2期17話で見せた水(しょう油)で変身する「らんま1/2」に対するリスペクト、
そして今回の「X JAPAN」に対するリスペクト、全てが足りてません。
もう作品のノリ自体が古のニコニコ動画のようで…
著作権の概念さえ持ち合わせていないように感じています。

どうしてリスペクトが足りなく見えてしまうのでしょうか?
一つは①必要性の有無です。
ダダや水での変身はストーリー的に重要な展開でもなく、
一発ギャグのように組み込まれている要素です。
別に必要がないけれど、面白そうだから入れとけ、そういう感じに見えます。
二つ目に②ネタの劣化コピーです。
主題となっているオカルト・ホラーでも、
ターボばばぁや八尺様といった重要な要素をパクってきてるわけですが、
そういった怪異を作品の中で定義を一切することなく採用しており、
水で変身する要素も本家のらんまの方が作りこまれているぐらいで、
本作では一滴のしょう油で変身するなど、設定が完全に破綻しています。
わりと作品の重要な部分までパクる、しかも劣化コピーの継ぎはぎ状態であるため、
もはやこの作品の芯となる部分が何もないわけです。
まさに自分でアニメを作ることなく、
ニコニコ動画のように既存作品を切り貼りしたのが『ダンダダン』です。

そういう観点から言えば、今回のような事態は起こるべきして起こったと言えます。
今後も作風が変わることはないでしょうから、
おそらくこの後もパクリ騒動は続くのでしょう。
それはパクることがこのアニメの本質だからです。
最近は他のアニメでも別アニメのネタを使ったりもしますが…
ちゃんと筋は通さないといけないということですね。

●「著作者人格権」について
YOSHIKI氏はソニーミュージック所属で、
ダンダダンの制作にソニー系のアニプレックスが関わっているということで、
著作権侵害には当たらないのではないかという擁護の意見もあるようですが、
今回のケースは著作者人格権の「同一性保持権」に関わる問題です。
著作者人格権は譲渡可能なものではなく、著作者個人が持つ権利とされています。

例えば、歌のカバーアルバムを出すにあたって、
同じレーベルに所属しているから無断でカバーして良いとはなりません。
著作者人格権の「同一性保持権」は著作者本人が持ち続けているからです。
同じレーベルだからという理由で、作者に無断で、
名曲を酷い下ネタのカバー曲にして世の中に出すことはできません。
それは原曲のイメージを著しく傷つけるものだからです。
同一性保持権を損なわないよう、本人の許諾は必要不可欠です。

ですから、仮にYOSIHIKI氏が著作権の複製権や公衆送信権といった譲渡可能な権利を
ソニーミュージックに譲渡していたとしても、
著作者人格権である「同一性保持権」は依然としてYOSIHIKI氏が持っているので、
同一性保持権を害すると判断するなら、訴えることは可能になります。
著作権を考える上で大事なのは「何が侵害されるか」です。
そこを主眼において考えてもらいたいです。

2025年08月08日

石破退陣報道の不思議

いやー、何なんですかね。
この「石破総理の退陣を求めているのは、裏金議員ばかりだから、続投の方が賢い意見」な風潮…
権力闘争というのは基本的に私利私欲でしかなく、
要は石破続投が得か損かで判断されるわけでして、
石破政権で冷や飯を食わされているのは、裏金関連の元安倍派議員が多いので、
今より下はないということで遠慮なく辞任を求められるということでしょう。
裏を返せば、様子見をしている連中は、
石破政権とその後の政権と天秤にかけて、どっちが得か見定めている連中であり、
そいつらが一番自民党に対する危機感が薄いとも言えるわけでして…
まぁ、どっちもどっち。結局、誰も国民目線で考えていないということでしょう。

それはマスコミも一緒で、誰が総理になるのかが重要なのではなく、
何の政策をするかの方が遥かに重要なはずです。
衆参両院とも過半数割れをしているわけですから、
与党が通したい政策があったとしても、野党と協議した上で、
いわばバーターで、交換条件を飲んだ上で政策を通さざるを得ません。
だから重要なのは誰が総理になるかではなく、
自民党は何の政策を行い、逆に野党のどういう政策を飲み込むのか、
そちらの方が遥かに重要です。
野党の要求を最初から飲まないような強硬的な人物では、
国会が空転しかねず、政策的に何もできないままに不信任・解散総選挙となるだけ。
今求められているのは、自民党が何の政策を行おうとし、
野党のどの政策を受け入れるか、その一点しかないはずです。

そういう意味で、石破退陣論が国民的に広がらないのは、
野党にとって今の方が都合が良いという背景があると思われます。
与党入りしなくても、自分たちの政策を通すことができ、実績を積めるわけですから。
直接的な政治責任を取ることなく、間接的に政策を実現するには都合の良い状況です。
最悪、言うことを聞かないなら、不信任→解散総選挙でも構わないわけですからね。
自分たちの話を聞いてくれる与党の存在は極めて都合が良い存在なわけです。

まぁ、果たして、それでいいのかという気もしますが…
政治責任を取らない石破総理の無責任さもさながら、
与党入りせずに政策責任を免れている野党のちゃらんぽらんさも然り。
さすがに自民党も今の状況は苦々しく思っており、
ガソリン税関連では野党にも責任感ある対応を求めてはいますが…
逆にそれが野党の政策実現能力を高める結果となり、
どっちが与党か分からなくなりますが… それでも構わないんですかね。
今までなら与党である自民党の御用聞きが中心でしたが、
今後は野党への御用聞きの方が多くなるんじゃないですかね。
その現状でいいのかどうか、意見の分かれるところでしょう。


◆ニュースネタ 5500億ドルを差し出して関税10%P削減した日本…韓国も「-10%P」がマジノ線か
25%から15%に削減した第一報を聞いた時は「やるじゃん」と思いましたが…
代わりに80兆円もの対米投資に、
採算性が疑問視されているアラスカのガス田開発の計画参加は…
果たして妥当なのか否か…

●参政党・神谷代表 トランプ関税の合意条件バッサリ「完全にアメリカに負けたな」「日本は何を得た?」
あまり持ち上げたくはありませんが、
トランプ大統領は関税を上げただけで、これらの利益を得られたわけで…
言いたくはありませんが、結果的にトランプ大統領の関税政策を是認した形です。
自由貿易だの何だのと言っていたのにも関わらず、
最終的には関税を認めちゃったわけですから、立つ瀬もありません。
そりゃ25%に上げるのはアメリカの勝手でしたから、仕方ない面もありましたが、
15%は日本も同調しちゃっているわけですから、自由貿易云々はどこに消えたのでしょうか。

とはいえ、実務的には25%が15%に下がった影響は大きく、
その点では日本の国益を守ったと評価されますが、
問題はやはり80兆円もの対米投資でしょう。
●経済安保、企業の対米投資を後押し 24年は最高の11兆円
昨年の対米投資が11兆円(上がっての数字)ですから、およそ8~10年分になります。
問題はそれだけの巨額投資をどれだけの期間で行うかですが…
今現在、報道が全くないので分かりませんが、
少なくともトランプ大統領の在任中、3~4年にかけて行わなければならないのでしょう。

最初の問題は、①日本政府が民間投資をどう促すのか、という点です。
これだけ巨額の投資を「お願い」するだけで聞いてくれるわけもありません。
民間企業に対米投資を増やしてもらうための政策を行わなければなりません。
そのことがさらなる大企業優遇に繋がり、
税制の負担が個人に押し付けられてしまわないか、不安が残ります。

次の問題は、②国内産業の空洞化の恐れです。
もしトランプ大統領が言うように、製薬会社や技術力ある会社の国外移転となれば、
日本の先端産業が全てアメリカに奪われてしまう可能性があります。
もし、仮に稼げる企業が全てアメリカに移転してしまったら…
日本の産業の空洞化は避けられなくなるでしょう。

最後の問題は、③過剰生産品の逆輸入です。
アメリカで地産地消する分だけ、企業移転すれば問題はありませんが、
実際はそうならず、アメリカの工場で過剰に生産され、
アメリから再輸出される可能性が出てきます。
そうなったと時、15%の相互関税となるので、
日本が輸入する場合も関税が取られることになります。
今までは関税を負担するのはあくまでアメリカの消費者で済みましたが、
アメリカに工場移転した結果、日本の消費者が負担を強いられるかもしれません。
日本で自動車を生産していたら、そのままの価格で買えるのに、
アメリカから逆輸入した結果、15%増しで買わされる可能性が出てきます。

いずれにせよ、どれだけの規模と期間で対米投資が行われるか分からず、
企業の方も必要以上の投資を迫られないか不安になることでしょう。
「80兆円で済んだ」という話ではありません。
「80兆円をどう投資するか」を真剣に考えなければ、日本の産業は空洞化する恐れがあります。

●赤沢大臣「米側が大統領令を修正すると表明」 トランプ関税
突然「15%上積み」と言われ、25%の合意だったのではないかと懸念が広がりましたが、
雰囲気的には技術的ミスで、合意は当初の報道通りだったようです。
まぁ、それでもアメリカの機嫌次第でいつでも引き上げられそうな勢いですが…
こういうことがないように合意文書は作っておくべきだとは思いますが、
トランプ政権の場合は合意してても平気に破るので、あまり意味もないかと…
とはいえ、今回のような「解釈違い」が起こると怖いので、
その点はしっかりと意思疎通をしておくべきでしょう。
…まぁ、80兆円の投資に関しては、意思疎通ができているとは全く思えないので、
常にこの問題がアメリカとの溝を作りそうで怖くはあります…


◆ニュースネタ 【速報】学歴詐称の田久保市長が辞意を撤回し続投を宣言 「茨の道であることは重々承知している。結果でお返ししたい」
逆に続投を求める声がないから辞職を撤回し、居座ることを選択したんでしょうね。
ネットを含めて庇う声は全く聞こえてきませんし…
辞職再選挙で勝つ見込みがないから、ただ居座ってるだけ。
もう政治生命はとっくに尽きました。

例の卒業証書らしきものも、百条委員会にも見せず、検察にも提出しないそうで…
もはや存在しているかも疑わしいです。どうせ偽物ですし。
東洋大学側が「除籍」と言っている以上、客観的に卒業していないのは明白、
あとは本人が卒業したと誤信するに足る物だったかどうかの判断になりますが、
それを刑事証拠能力を理由に見せないというのだから、
本人に不利になる証拠でしかなく、意図的に偽造した線も強まります。
身の潔白を証明できない以上、意図的な学歴詐称は明らかでしょう。

そんな偽装工作をするような人間が公職にあって何を信用しろと?
固定資産税の支払いが来ていますが、偽装請求していないと信じれますか?
税金の過剰請求を疑われても仕方がないような状況になっています。

政策的にも図書館建設反対・メガソーラー反対…
何かをするわけでもなく、何もしない政策ばかり…
(メガソーラーは民間事業なので、条例制定とそれに基づく交渉が必要なわけですが、
 それを実際に行うのは議会と職員であり、市長の仕事ではない)。
このままでは4年間居座って何もしてないで終わってしまうのがオチでしょう。
これが政治家ですか。何もせずに給料を貰い続けるのが政治家ですか…

もうここまでいくと、議会が不信任案を議決し、解散選挙となるか、
住民がリコールして住民投票を行うしかありません。
もはや政治生命は終わったも同然ですから、
あとは住民の努力で4年間の生き地獄を短縮できるかどうかに注目です。


◆ニュースネタ 「暴行はOKなんだ」広陵高校の集団暴行、高野連の「誹謗中傷には法的措置」声明に集まる批判の声
昭和・平成の頃の高野連だったら、連帯責任で対外試合禁止となったかもしれませんが、
令和の高野連は当事者を処分すればOKという姿勢なので、
出場の是非が問われることはないでしょう。
むしろ、深刻なのは監督の暴力や部員の集団万引きとかのはずなのに、
そこは騒がずに、こっちでは騒ぐんだと不思議な気持ちにもなります。

犯人は未成年なわけですし、実名や写真を上げて批判するのは明らかに行き過ぎ。
学校や高野連の対応を批判するならまだしも、
それ以上のことは誹謗中傷の域を抜けないでしょう。
過剰な正義感による叩きはイジメと変わりません。
そこは明確に線を引くべきです。

連帯責任に関して言えば、そもそも高野連に処分権限があるかどうかの問題があります。
主催大会参加を拒否することはできるでしょうが、
対外試合禁止は行き過ぎでしょう。
それはトランプ外交と一緒で、
対外試合禁止の学校と試合をした学校も処分するという脅しがあって初めて成立するわけで、
そもそも高野連が加盟校をどこまで処分できるかは考え直す必要があるでしょう。
今までが明らかに行き過ぎだったわけで、そこを基準に処分を考えるのは思考停止だと思います。

とはいえ、広陵高校の監督・管理責任は問われても致し方ないでしょう。
問題の一件は最終的に被害者が転校していることから、対処が十分だったか疑問もあります
(とはいえ、結果的に転校したから問題なのではなく、被害生徒の主体的判断なら問題ないです。
 特に強豪校の場合は入学の時点でレギュラーを予測することが可能であり、
 他の学校に移った方がチャンスがあると主体的判断をすることは実際にあります)
他にも氷山の一角ではないかという疑念も生じており、
本件は既に高野連に報告済みとはいえ、
事件化していないものを含めてきちんと対処できているのかどうか、
監督や部長の監督体制はできているのか疑問はあります。
特に強豪私学の野球部ともなれば、部員が3桁にも達するだけに、
十分なサポート体制を作れているのかどうか(会社単位で考えればどう考えても無理なんですが)、
検討の余地はあると思われます。

ただ、そもそも、少子化の時代で高校や野球部の数自体も減っていますから、
単純に部員を集めすぎとも批判できない状況になっているのも難しい所です。
外国人の土地購入問題と一緒で、受け入れ先がなければ、
単純に野球人口が減っちゃうだけですからね…
批判するのは簡単ですが、解決するためにはなかなかに難しい問題ではあります。

●史上最遅22時46分決着の高校野球にSNS驚き「初めて見た」継続試合時間帯も両校了承経て10回突入「両校お疲れ」「22時47分の校歌は沁みる」「サイレン鳴らして大丈夫?」
第3試合がゲリラ豪雨で長時間中断した影響もありましたが…
さすがに22時過ぎの試合は問題があると思います。
サイレン鳴らすとかアホなのか? さすがに22時以降は慎むべきでしょう。
高校生に深夜労働はさせられないのに、高校野球は深夜野球できるわけですか。
へー、さすがブラック部活動ですね(嫌味)
文科省も口を出すなら広陵高校の一件ではなく、こちらの方でしょう。
天文部等の一部の部活を除き、深夜に及ぶ部活動をどう指導すべきか、
今回の一件を機に文科省は見解を出すべきでしょう。
球児や応援の生徒の安全性は勿論のこと、球場スタッフの拘束時間の問題もあるので、
開催時間の上限はあって然るべきだと考えます(一応の22時の目安はあったものの大幅超過では…)。


●「秋の姿に戻るのは難しい。でも…」甲子園“優勝候補の一角”東洋大姫路…靭帯損傷“かつての背番号1”が明かす胸の内「もう一度、皆と野球がしたい」
それこそ上のレベルを目指すなら、
トミージョン手術といった肘にメスを入れることも考えなきゃならんわけで…
逆に言えば、そこまでして野球を続ける意味があるのか?、とも言えます。
高校野球で終わりと決めるも、将来を見据えて一旦野球から離れたり、
手術をして再生を目指すも、決めるのは自分自身なのですから、
本人の意思を尊重する形でいいんじゃないですかね。
最近はあまりにも外野が煩すぎます。親でもないのに、あーだこーだ言い過ぎ。


◆アニメの話
今期は見るアニメが多すぎて、さすがに搾りにかかることにしました。
とりあえず『ダンダダン』『雨と君と』『カラオケ行こ!』の3作品をカット。
他に『陰陽廻天 Reバース』『ブスに花束を。』『Turkey! 』辺りも危なそう。
ただ、全体的に今期は歌が良いんですよね。
『帝乃三姉妹』なんて内容は糞だけど、主題歌だけで見てるようなもの。
他にも『ぐらんぶる』『9-nine』『アークナイツ』『ゲーセン少女と異文化交流』
『サイレント・ウィッチ』『その着せ替え人形は恋をする』『ばっどがーる』
『フードコートで、また明日。』『ぷにるはかわいいスライム』
『異世界黙示録マイノグーラ』『薫る花は凛と咲く』『地縛少年花子くん』
『彼女、お借りします』辺りも良いですし…レベルたけぇ。

×『ダンダダン 2期』
17話でリタイア。1期から肌に合わなかったけれど、2期はより一層…
巷での評価は高いから、最後まで我慢しようと思ったんですけど…
14話のボロボロな生贄はギリ我慢した、
同じくその後のジジの暴走もなんとか我慢した、
16話の巨大ミミズでのマグマ消しもギリギリ我慢した、
同じくその後のUFO登場もなんとか我慢した…
それでも17話の水(しょう油)での変身は我慢できなかった…無理!!

明らかに『らんま1/2(小学館なので別出版社)』を元ネタにしてますが、
本家も旧版アニメでお湯が何度までなら男に戻るのかを検証する回がありましたが、
その結果までは忘れましたが、結構大事な検証だと思うんですよね…
実際にらんまでは少量の水程度なら女に変身することはなく、
勿論、しょう油が垂れただけで変身することもありません。
ぶっちゃけ、あの量で変身するなら、唾や汗でも変身する可能性が高く、
全くもってネタにもなりません。
常時お湯かぶってろやぐらいに酷い。ありえんわな。

何度も言いますが、ホラーというのは現実の事象として認識できない以上、
論理性がないと成立しないジャンルなんですよ。
それはもうロゴスの世界、言葉の論理でしか成立できない世界です。
それなのにこのアニメは論理性を全く大事にしていない。
ターボばばぁを始めとする都市伝説や宇宙人・妖怪の定義をガン無視、
都合の良い所だけ取り出して、その名前だけで突き通すから、
全くもってホラーの論理性が存在していません。
一言でいうなら「罰当たりなアニメ」としか言いようがなく、
因果応報の当たり前の論理も存在しない、
論理性のないホラーを悪用した粗悪アニメと化しています。

結局、そういう所々の罰当たり感が、
霊という世界を全く信じていないことを明らかにしており、
逆にバカにして遊んでいる感が強く、非常に不愉快な気分になります。
単純にリスペクトが足りてません。
簡単にウルトラマンやらんまのネタを粗悪的にパクる点もそう。
根本的に霊世界に対するリスペクトが存在してないんですよ、このアニメ。
ネタなら何をやっても許されるという論理性の無さが気持ち悪いです。
もう我慢の限界。これ以上は見ません。


×『雨と君と』
4話でリタイヤ。
タヌキが犬を名乗ってる理由は何なんだろうと見続けたが特に何もなく。
なぜか人間の言葉を理解し、スケブに文字を書けるぐらいに頭良いのに、
なぜか4話の花火大会では何も言わずに抜け出す理由が分からない。
家族と折り合いが悪く、誘われたけど実は行きたくなかったというわけでもなく、
なんで家族と引き離すようなことをしたのかが理解できませんでした。
いや、知能のない獣なら、それでいいんだけど、
下手に知能ある風を装っているだけに、余計に違和感しかなく…
別に単なる日常系アニメなので、そのまま見続けてもいいのだけれど、
今期はあまりに量が多すぎる関係上、こちらを途中カットとしました。


×『カラオケ行こ!』
2話でリタイヤ。
面白くないわけじゃないんだけど、ご時世的に893モノはねぇ…
この作品が悪いわけでもないんだけど、
『龍が如く』シリーズを筆頭にヲタク文化の方が893に馴染みある傾向は、
少々問題があるように感じています。
一昔前ならともかく、今や政治家や芸能人・スポーツ選手も含めて、
893には関わらないのが基本になってますからね。
お店が客として受け入れることさえタブー視されてる昨今、
893が出てくるアニメも受け入れがたい面があります。
まぁ、完全に堅気に関わらないのなら、まだしも…
空想であっても描き辛い雰囲気になっていることは確かなので、
さすがに中学生と893は相性悪いと言わざるを得ません。