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「政治家は選挙しか頭にない」

なんでしょうねぇ…この自民党の危機感の無さは…
目標が「自民党と公明党で過半数維持」で、
達成できなくても維新や国民民主を加えて政権維持と見込んでるのは…
政権交代を望む声が半数近くある状況で、その見込みは甘すぎませんかね?

そもそも、自民党は裏金問題を本当に理解しているんでしょうか?
いや、理解してるなら、解散総選挙なんてできないはずですから、
全くもって理解していないのでしょう。
政治資金収支報告書に記載・未記載なんて国民には関係ないんです。
選挙のためのお金集めに必死すぎて、国民生活に一切関心を示さず、
自分達の選挙のことばかり考えてることが問題なんですよ。
石破総理に期待したのは、ただ真っ当な政治をやって欲しかったから、
一部のご友人だけが得をするような社会ではなく、
検討する検討すると誤魔化し続けて何もしない政治でもなく、
議論を重ねて国民に寄り添った政治をすることを期待しただけなんです。
しかし、その意に反するような就任直後の裏切りの解散総選挙、
加えて理由が「予算員会でボロが出る前に」という呆れる動機では、
真っ当の真の字も感じられません。
自分達の選挙のことしか頭にないから、こんなことができるんですよ…

裏金議員の非公認にしても、自分達が選挙で影響を受けないためでしょ?
仲間を差し出して自分だけ助かろうとは…それで国民を救えるんですか?
どちらも自分達の選挙のことしか考えてないことに変わりがありません。
裏金議員もそうでない議員も一緒。
ただ、自分が国会議員であり続けるためだけに政治をやってるようにしか見えないんですよ…

そのことが理解できているなら、もっと危機感を持ってもいいと思うんですが…
野党共闘がないから大丈夫? 全然大丈夫じゃないよ。
むしろ立憲民主党の一人勝ちだよ。政権交代を起こせるのは立憲だけですからね。
維新も国民民主も自民党とくっつきかねない。それじゃ政権交代は起こりません。
共産党やその他の野党は政権に入らないから、政権交代に関係ない。
国民が望むものをが政権交代である以上、野党共闘なんて必要ないんですよ。
小選挙区は無党派層の動向次第でしょうが、
少なくとも比例では野党共闘よりも票が伸びるのは確実で、
想像以上に立憲は比例で勝つと思われます。
むしろ、失敗したのは他の野党で、文字通り存亡をかける展開になってしまうでしょう。

●自民苦戦も与党で過半数確保か、立民に勢い-衆院選で報道各社調査
この結果を「安心」として捉えるか、「危機」として捉えるか…
自民党にとっては「危機」として捉えなければならない話なのですが、
おそらく「安心」材料として捉えられるでしょうね…
問題は国民の懲罰意識であり、この数字で自民党にお灸を据えられたとは…
誰も思わないことでしょう。
つまり、さらに数字は悪化していくということ。
過半数割れは確実、特に比例の方は惨憺たる結果に終わると思われます。

●「裏金議員」35人を推薦…公明の「クリーンな政治」看板にキズ それでも推薦やめない理由とは?
単純に票が見込めるからでしょ。
いつも自民党に比例は公明党でとお願いした所で、公認候補は自民党に入れますし、
逆に裏金議員に恩を売っておいたり、非公認の議員であれば、
比例で公明党に入れてくれると計算が立ちます。
要は自分達の選挙のことしか考えていない、ということです。
国民からどう思われようと知ったこっちゃない、同情するより票をくれ!、ということ。


◆ニュースネタ 自民党本部に“火炎瓶”投げ込まれる 総理官邸に車で突っ込もうとして逮捕
犯人の政治的信条はまだ分かりませんが…選挙終わるまで隠すんじゃないかなぁ…
ちなみに右翼も左翼も自民党を恨む理由はありますし、
単純に政治的信条を持たないアナーキストの可能性もあります。
いずれにせよ、誰からも恨まれる可能性がある以上、
問題なのは犯人の政治的信条ではなく、事件が起こった意味の方でしょう。

まず、自民党以外の野党、政権与党の公明党と総理大臣以外の日本政府の立場からは、
民主主義の破壊行為として犯人を責めることができます。
選挙の真っ最中ですから、政治的不満は投票で解消すべきです。
ロックは暴力革命を認めていますが、それは代替手段がないからであり、
民主的な選挙制度が今現在行われている以上、
選挙によって行うべきで、暴力はご法度です。

一方の自民党と石破総理大臣の立場からは、犯人を責めることができません。
むしろ、犯罪を招いた張本人とさえ言えます。
先月には自民党総裁選、今は衆議院総選挙と選挙続きなのにも関わらず、
自民党の公約は進化するどころか後退してばかりいます。
政治的不満を選挙で解消するどころか、不満を積み重ねている状況です。
憲法改正や防衛力の充実で見えない敵に備えるよりも、
物価高や社会保障による生活苦で、明日さえ見えない人達を救う方が優先でしょ。
それにも関わらず実現させようとも思っていない夢物語ばかり語っているようでは、
国民の不満は高まるばかりです。
最も民意を反映しやすいはずの選挙期間中でさえ、コレなんですから、
もう最初から国民の意見を聞こうとは思っていないということでしょう。
自分達の選挙のことしか考えていなかったツケが出てるんですよ…

この事件をどう解釈するか、議員個人で器の差が出てくると思うので、
そこを投票のポイントにしてみるのもいいかもしれません。


◆ニュースネタ 経済同友会新浪代表幹事 最低賃金引き上げで潰れる会社は「守らなくていい」
過激な発言ですが、実際その通りだと思います。
日本の企業は「最低賃金」を勘違いしてます。
それ最低なんですよ、底辺なんですよ。
それより低い金額を提示しても、最低賃金で当然上書きされるぐらい最低なんですよ。
つまり最低賃金しか出せない企業というのは、最低の企業ということです。
そこが基準じゃないんです。最低賃金より出して当然なんです。
それを最低賃金しか出せないというのは、やはり企業として稼ぐ力がない証でしかありません。

ちなみに静岡県の最低賃金は、今年の9月までは984円、
今年の10月から1034円に改定されましたが、
このレベルだと求人の申し込みはまずないでしょう。
少なくとも1200円、それこそ1500円くらい提示しないと、
人を集めるのは難しい感じがします。

労働者が生活するために必要な給料が増えている以上、
経営者もそれに応えねばならず、
応えられない企業は淘汰されるのは市場経済にとって当然のことと言えます。


◆ニュースネタ 竹中平蔵氏に慶大名誉教授が疑問「規制緩和で増えてるのは人材派遣業」アベノミクス功罪議論で
その2.7%が「雇用型派遣」であって、制度が本来目指すべき形の方や…
問題なのはそれ以外のパート・アルバイトとして計算される「登録型派遣」の方でしょ…
どうして問題がある方を取り上げずに、問題のない方を取り上げるのか…

求職者にとっては雇用が不安定で、企業から見れば人の入れ替わりが激しいだけ、
単に中間マージンだけをかすめ取る奴らを作ったのは誰ですか? アンタでしょ?
すぐにその兆候は表れて、修正できるチャンスはいくらでもあったのに、
放置して派遣業を単なる日雇い家業に落とし込んだのはアンタでしょ。
少しでも反省しているなら、雇用型派遣に転換できるよう運動すべきでしょうに…


◆マイナ保険証で「医療情報」が相手に伝わる…薬、健診、手術まで 不安を覚える患者をよそに提供内容は次々増えて
ようやくこういう視点が出てきたと感じます。
まぁ、眼科は糖尿病であることを知った方が良さそうですが、
歯医者には別に関係ないですしねぇ…
知られたくない病歴もあるでしょうし、
そういうのを一色単に医療情報の提供の同意として、
賛同しないと窓口割引ができないというのは…人質ビジネスですよね。

さらに言えば、この情報を医者以外の第三者に提供される可能性も、
否定されてないのが問題なわけで…
どこぞの製薬会社に国民全員の医療情報を政府が売っていた、
なんてSFチックな事態も普通にあり得るわけですよ。
安易にマイナ保険証の医療情報の提供に同意しない方がいいと思いますがね…
ちゃんと閲覧制限・情報コントロールができるようになってから、すべき話でしょ。
無制限で始めていい話ではありません。


◆アニメネタ 今秋のアニメの話
まだ1・2話を見た程度ですが、個人的に面白いと思った作品をピックアップ。
以下、追記に記載。

まずは今期の続編アニメはどれも粒揃いと感じます。
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅤ』は、
ストーリー序盤から出ていた脇役・シルさんがヒロインで、
2話ではコミカルな演出と共に、面白いデート劇を見せてくれました。
エンディングも…恥じらいがないからエッチく見えないけど、
脚フェチにはたまらなく…ゲフンゲフン…
『Re_ゼロから始める異世界生活』も2話から死にまくりで…
なかなか見るのにパワー必要ですが、Reゼロらしさ全開という感じです。
『ガンゲイル・オンライン2』はSAOのゲームも出たこともあって、実にタイムリー。
爽快なBGMと共に、テンポの良いバトルが素晴らしいですね。
『精霊幻想記2』では転生主人公の意識として過去に当たる幼なじみが登場、
そういや居たなと思い出せないほどに1期の内容を忘れてる…
恩人の先生を助けたのはさすがに覚えてますが。
過去異世界転移の幼なじみを含めた3ヒロインとの関係性が見所。
『アイドルマスター シャイニーカラーズ』は2話のストレイライトの話が高評価。
ゲームシナリオを踏まえた内容で、冬優子の豹変が上手く生かされてましたね。
あとは愛衣がどうなるか。あの設定、ゲームでも必要とされてない感じですが(苦笑)

他の続編は『ありふれた職業で世界最強3』『シャングリラ・フロンティア』
『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる』『MFゴースト』『オーイ!とんぼ』も放送中。
『魔王様、リトライ!R』はなぁ… 言われてるように声優変更が…
本当に良い感じのB級さが抜けてしまい、ただの面白くないアニメに…
まだ1期の回想編なので、2期の内容を見てからになるでしょうが…最悪切るかも。


今期開始のアニメでは『ぷにるはかわいいスライム』がヤバい。
コロコロ原作にアニメらしいんですが、
雲母先輩が中学生とは思えないほどの爆乳癒し系ママ…と思ったら、
2話にして子どもに目がない異常母性者と発覚www
とにかくぶっ飛んでます。1話目からおっぱいスライムやってるしwww
子ども向けとは言えないハイテンポギャグが最高です。

覇権候補の『チ。 ―地球の運動について―』も素晴らしいですね。
正直、3話の展開は予想してませんでした。えぇ…いや、すごいわ。
前クールの『逃げ上手の若君』で指摘したように、
下手に歴史的人物の名前を使うよりも、オリジナルの方が作品が良くなる好例です。
こういうのでいいんだよ、こういうので。

一方の『ダンダダン』はあまり刺さらず…
んー、同じオカルト分野でも幽霊と宇宙人は違うんですわ。
それを混ぜるのはオカルト好きからすると、「なんか違う」となっちゃいます。
それとオカルトっていうのは、何か不思議な現象を定義することだと思うんですよ。
でも「ターボババア」という怪物に胡坐をかいて、何も定義していない。
そこがオカルトに大事な「そんなこともあるかも?」が感じられないんですよ…
『虚構推理』とかと大違い…最悪切るかもしんない。
明るすぎてオカルトものに分類するか微妙ですが、
まだ『妖怪学校の先生はじめました!』の方がマシかなぁ…
かなりライトな地獄先生ぬーべーみたいな話ですけど。

魔法少女モノは『アクロトリップ』と『魔法使いになれなかった女の子の話』。
どちらも『魔法少女にあこがれて』を清浄に分解したような作品(笑)
前者は悪側でヒロインに近づきたい欲求、
後者は真面目に恩師の元で魔法使いの勉強をする話。
どっちもエッチではありません(苦笑)
特にアクロトップは切れかけていた伊藤美来成分が満たされて幸せ…

ファンタジー系では『嘆きの亡霊は引退したい』が良いですね。
下手すると歴代最弱主人公かも…仲間が強いだけで成り上がっちゃった苦労話。
ティノかわいいよ、ティノ。リボン付けた可愛い系ながら足技格闘得意なのが良い。
『パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき』も、
同じくヒロインが格闘ジョブで可愛い感じで楽しみ。
今は武道家少女が流行りなのか?
『ひとりぼっちの異世界攻略』は全然一人じゃないのが逆に良い(笑)
3話でハーレム展開かと思いきや、女子校の教師みたいな感じに…それで良い。
こちらも強すぎない適応力あるタイプなのが良い感じですね。
もう俺つえぇ系の主人公は正直飽き飽き…
『最凶の支援職【話術士】』は2話の陥落ヒロインのブチ切れが良かったですが…
わりと主人公がダーク寄りなので、今後の新しい仲間次第ですかねぇ…
『さようなら竜生、こんにちは人生』も静かな立ち上がり。今後次第か。

女性主人公系だと『やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中』が面白いです。
かなり男前の性格で、逆に攻略対象の皇子はナイーブ系。
年下少女(でも精神的には大人)との凹凸劇が良いです。
『星降る王国のニナ』も高評価。
隣国への輿入りが決まっていた王女が不慮の事故で亡くなり、
代わりに似た少女が替え玉に据えられるという…
「ああ、そういうこともありそう」と思える所が良いですね。
1話冒頭でバレて捕まった所が映されるだけに、
一体どういう展開になるのか、不安と楽しみが交じり合った気持ちです。

恋愛系だと、『アオのハコ』が期待通りの出来で良さげ。
スポーツ+恋愛という王道路線ですが、恋愛に傾きすぎてないのが、
逆に今の時代では珍しく、カッコよく見えますね。
『合コンに行ったら女がいなかった話』は男装麗人女子との恋愛ですが、
まぁ、普通に可愛い。
あれだけ男装でイケメンなら普通に美人でしょうしねぇ…
メインヒロインが時折ヤンデレ気質を見せてるのが気になりますが…(苦笑)
『結婚するって、本当ですか』もなかなか。
海外支社転勤を防ぐために偽装結婚するという話で…
そこから結婚のリアル・恋愛を学んでいく感じですかね。
普通に先輩カワイイんだけど。
『君は冥土様。』はメイドさんの過去が壮絶過ぎて気になる…
どこの国で育ったんだよ、謎過ぎるよ(苦笑)
恋愛要素がどの程度入るのか分かりませんが、ハートフルな感じで良し。
『甘神さんちの縁結び』は安定の同居モノ、以外に特徴を見いだせず。
そういえば今期の恋愛系アニメ、上記の4つのヒロインが、
ショート・ショート~セミロング・セミロング・セミロングで、
髪が短めのヒロインが多いのは偶然なのか否か。

『メカウデ』『魔王2099』『ハイガクラ』はまだよく分かんない。
とりあえず見続けるつもりではいます。

中華系アニメだと『モブ皇帝』が唯一見ることができた(内容的に)。
3Dを動かすタイプで、なんとかストーリーが分かるレベル。
女の子が可愛いのが唯一の救いなんですが…
なんつーか、ゲームチックなんですよね。
細かい会話イベントを繋げてるようにしか見えない。
線のあるストーリーに感じられないぶつ切り感から抜け出せてないのが…


以下は1話だけ見ましたが、速攻で切ることにしました。
▼『妻、小学生になる』
推しの子の問題点が凝縮されたような設定…
なろう系でも記憶というより人格を上書きしてる系統の話あるじゃないですか。
思うんですが、その元の人格はどうなっちゃうんですかね?
いつも疑問に思ってしまいます。
そっちの方を心配してしまう自分にはこういう話は合ってないのでしょう。
まぁ、しかし「ヤングケアラー」が問題になっている昨今に、
小学生に夕飯の残り物でお弁当作ってもらってるというツッコミ所満載な…
転生後の家庭、大丈夫か? いや、全然大丈夫じゃないんだろうな、これ…
だから死後即転生は論理的にあり得ない。
論理的にあり得ないということは物語として成立しないということ、
物語は論理の世界なのですから。
よって見る価値なし。

▼『きのこいぬ』
もはやホラーでしかない…
主人公のホラー絵本作家という設定も意味分からないけれど、
キノコなのか犬なのかよく分からん謎生物が、
夜中にチャッカマンでたき火を起こして首輪燃やそうとするのが怖過ぎる…
キノコだろうが、犬だろうが、火を怖がるもんじゃないのかよ…(ガクブル)
もはや生物的恐怖が先立ち、愛くるしい顔を見ても、
アメリカのアニメの如く、そこから丸呑みされる未来しか見えない…
それぐらい恐怖。平和な作風とのギャップが逆に怖いわ!

▼『歴史に残る悪女になるぞ』
7歳の女子が1週間で腕立て50回腹筋100回って…
終いには腹筋300回。1年後にはスクワット1000回…
普通に体力チートで草www 
「悪女」の目標もどれだけ本気で考えているのか…
若い女の生き血で風呂に入ったり、旦那の愛人をダルマにしたり、
歯向かう人間を生きたまま焼却炉に放り込んだり、
戯れに腹を裂いて逆子かどうか調べたりするのが歴史に残る悪女なわけで、
そこまでやるのが目標なの? 全然ダークな雰囲気じゃないぞ。
まぁ、結局は努力が裏目に出て、正統派ヒロインの道に行くんでしょうが、
特に面白くも感じないので、ここで視聴打ち切りです。

▼『時空の隙』
bilibiliアニメらしい意味の分からんストーリー。
そして何より、戦闘シーンのSEの無さが…
まぁ、リアルに考えればSEある方がおかしいんだけれども、
SEがあるからこそ、盛り上がるよね、というのを再認識できるアニメ。

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