解散権の濫用
選挙で負ける可能性を考えていない時点で論理が破綻してますよね…
①「新内閣発足にあたり、できるだけ早期に国民のみなさまのご判断をいただく」
⇒選挙敗北。政権交代もしくは党内で辞職を迫られる
②新総理誕生「新内閣発足にあたり~」
⇒1か月後に解散総選挙(この間の予算委員会はゼロ)
③再び政権交代「新内閣発足にあたり~」
⇒また1か月後に解散総選挙(やっぱり予算委員会はゼロ)
⇒どちらかが連勝するまでエンドレス選挙
デュースかよ! 選挙で連勝するまで総理大臣が決まりません(苦笑)
これを解散権の濫用(らんよう)と言わずして何なというのか。
議院内閣制がこんなバカなことしかできないなら、首相公選制で良いでしょ。
国民が総理大臣を直接選ぶから、国会議員は1/3ぐらいで十分ですよね?
結果、議会権力は大幅に低下し、地方議会並みになるでしょうが、
自分達で責任を持って総理大臣を選べない以上、権力も剥奪されても当然ですよね?
◆ニュースの話 自民、候補者調整を完了 女性候補は過去最多 公認問題に区切り
12人の非公認を決め、他34名は公認するも比例との重複立候補は認めず。
最低限の判断をしたとは思いますが、
自民党総裁選では即解散はしないという言葉を反故にして、
早々に衆議院を解散した後では「ウソツキ石破」を払拭できない所か、
同じ裏金問題を抱えていても公認と非公認の判断が分かれた理由は何なのか、
当選後に追加公認するなら、全員非公認で構わなかったはず。
その判断の差が恣意的なものを感じてしまい、
好き勝手やってるなという印象しか残らず、完全にマイナスイメージです。
口では日米地位協定の改定、選挙制度改革、選択的夫婦別姓の導入、
そして核兵器禁止条約のオブザーバー参加の検討を言っていますが…
自身が自民党総裁選で掲げた公約が、自民党の公約に一切生かされていないのに、
選挙後に政策を実現できると言うんですかね?
総裁選で約束したことを自民党の公約にもできないのに、
それを実現できるとでも言うのでしょうか? どうせまたウソでしょ?
そもそも、いずれの政策も野党は反対していません。
日米地位協定の改定において、アメリカとの間で日米安保の問題が浮上し、
どの程度まで同盟を深化させるかに関しては差異が出てくるでしょうが、
日本の主権を強める方向では一致しているはずです。
にも関わらず、進んでいないのは自民党内に反対勢力がいるからであって、
選挙公約として党内をまとめられないものを、
どうやって政策実現しようというのか?
本当にウソしか言わない口になっちゃいましたね…
ウソまみれの総理大臣をどうやって信用しろというのか。
妄言垂れ流しのトランプ氏とそう変わらない状態になってますよ?
●小泉進次郎氏は「山際衆院議員の旧統一教会汚染」告発を握りつぶした〈議員歴25年自民県議が離党し証言〉
裏金問題が話題の中心になっていますが、統一教会問題も後を引いています。
果たしてこの記事は事実なのか否か… 事実だとしたら、大変なことですが…
兵庫県知事の問題で内部告発者の保護で袋叩きにしていたのに、
同じことを自民党がしていたとなりますと…とんでもねぇな。
本当に決別するつもりがあるのか。再調査するのが当たり前じゃないんでしょうか?
●立憲・野田佳彦代表 日本原水被爆者のノーベル平和賞受賞にコメント発表
今後、話題になってくるであろうことは「核兵器禁止条約」の是非でしょうね。
立憲にはオブザーバー参加に留まらず、加盟を含めて考えて欲しいです。
日本のNPO団体がノーベル平和賞を受賞したのに、
その日本が彼らの運動の成果である「核兵器禁止条約」に加盟しないのは整合性が取れない。
日本政府は被爆者団体を軽んじているのか、そう思われても仕方ありません。
これまで核兵器禁止条約に批判的だった政府・自民党がどういう対応を見せるのか、注目です。
◆ニュースネタ 袴田巖さんの無罪が確定 検察が上訴権を放棄 半世紀以上にわたる闘いに終止符…勝利のゴング鳴る
まずは賢明な判断をした検察に敬意を表すると同時に、
長年の戦いが報われた袴田さんと姉のひで子さんに賞賛の言葉を送りたいです。
これまでの裁判費用等を考えれば、国家賠償も行う必要があるでしょうが、
あとは弁護士先生達に任せ、お二人は心安らかな時間を送っていただきたいですね。
弁護団を中心に「犯人視してる」という批判がありましたが…
●袴田さん再審で検察が控訴断念「判決は到底承服できない。しかしながら…」 畝本直美検事総長が談話【全文】
さすがに曲解し過ぎかなと思わざるを得ません。
あくまで再審に臨んだ検察の立場を述べたに過ぎず、
問題となった5点の衣類に関しても、捏造と断言できる程の証拠は集まっておらず、
検察側が不満に思うのも無理からぬことで、今も犯人視してるとまでは言えないように思います。
もっとも、状況的には証拠品が捏造された可能性は高いと見ています。
そもそも、殺人後に放火した事件において、
殺人時に血の付いた衣類をわざわざ着替えたのに、
そのまま燃やさずに味噌タンクに隠すという流れが理解不能です。
警察がタンクを調べなかったのも不思議ですし、
味噌を入れる前に中身を見なかった従業員も不思議です。
そもそも自供と言われる警察のシナリオでは、
5点の衣類について一切言及されていないのはおかしいです。
その5点の衣類が犯人が着ていたものと断定することも、
その5点の衣類が袴田さんのものだと断定することもできず、
どうして裁判所がこれを認定したのかも不思議なくらいです。
証拠品を捏造した警察が一番悪いのは間違いありませんが、
奇妙な警察のストーリーを信じた検察も、裁判所も問題があったと言わざるを得ません。
とはいえ、検察以上に問題なのは静岡県警であることは間違いありません。
死刑判決となった第一審の段階でも、
長時間の取り調べによる自白の証拠能力は否定されており、
自白偏重の警察の捜査に問題があったことは当時から指摘されていたわけです
(とはいえ、取り調べする人が警察から検察に変わった所で、
極限状態の取り調べを受ける方からすれば変わらないので、
そこだけ自白を採用したのも意味分かりませんが…)。
その上で、今回の最新では証拠品の捏造までもが認められたということで、
とんでもない事態に発展したとさえ言えます。
静岡県警では四大死刑冤罪事件のうち島田事件も起こっていますし、
それを引き起こした紅林麻雄という刑事の冤罪不祥事も発覚しています。
いずれの事件も共通しているのが、自白を過信し、
自白するために証拠品の捏造までしている点であり、
袴田さんであれば「ボクサーくずれ」、島田事件であれば「放浪癖」といったように、
今で言えば無職やニートに当たる人を狙い撃ちして、
自白や証拠品の捏造によって無理矢理に犯人に仕立て上げていることです。
そういう思い込みに基づく捜査が、
初動捜査を誤らせて犯人を取り逃すことに繋がっていたのは間違いありません。
静岡県警はこういう負の歴史があったことを再認識し、
どのようにして自白偏重の捜査から脱却したのか、
そして今後も冤罪を生まないよう努力を続けるのか、
それを県民に明らかにする必要があるでしょう。
本当は、過去の事件を含めた再調査までして欲しいぐらいですが…
さすがにそれは無理でしょうから、
少なくとも現在はしっかりと体制を改めたことを示して欲しいです。
◆ニュースネタ 呂布カルマ、大麻禁止の日本に苦言「海外では当たり前」「不公平過ぎる」「才能が海外に流出する」
そういう発想が「劣等(意識共感」民族」だと言ってるんですよ…
果たして海外が進んでいるのか、日本が進んでいるのか。
特にアメリカは酒税法の苦い記憶があるから、
タバコと同様に禁止するよりも管理した方が良いと判断しがちなので、当てにならんでしょう。
そんな当たり前のことは誰でも分かること。
それが分からないということは、あなたこそ大麻が切れてるんじゃないでしょうか(苦笑)
大麻で能力が向上するというなら、日本人の体質に合っているか証明してみてはいかが。
アレルギーは個々によって反応が違いますし、
アルコール分解酵素が西洋人よりも一般的に少ないのはよく言われていること。
仮にアメリカ人に大麻が有用であっても、日本人にそれが当てはまるとは限りませんから。
そう主張するのであれば、日本人にも有用であると研究で証明してみてください。
それができないのであれば、説得力は皆無ですよ。
いずれにせよ、『彼らにこそ大麻が必要だな』は明確なアウト。
自分でやっていないものを勧めるわけないので、大麻使用の疑いが濃いと思われます。
しかも明確な勧誘行為でしょ、これ。
「はい、その通りです。では大麻を売ってください」ってなったら、どうすんの?(苦笑)
◆アニメの話 今夏のアニメ評価part2
前回書けなかった分を掲載しておきます。
今期のアニメに関しては次回に書く予定です。
続きモノの『ダンまち5』『ガンゲイルオンライン2』は楽しく見てます。理由は次回。
新番組では『ぷにるはかわいいスライム』がヤベェなぁと…(笑)
コロコロらしい勢いで押す作品ですが、お色気要素もある…性癖曲げようとしてる?(苦笑)
●『推しの子 2期』
ほぼ2.5次元舞台だった…
『セクシー田中さん』問題を取り扱った勇気は評価できますが、
拍子抜けするぐらいに簡単に解決した印象はあります。
あとはほぼ演劇アニメだった…
タイアップCMとかでB小町を散々推してたのは何だったのか(苦笑)終盤までほぼ出番なし…
逆に終盤は怒涛の謎解き回収。おおよその見当は付き始めました。
初見・1期の時の感想でも死後直後の現世転生は何なのと思いましたが、
そこにも意味がありそうなのは確定っぽいですねぇ…死神っぽいロリが黒幕か。
現世転生が問題なのは、言うまでもなく終盤のような展開が起こりうるから。
現世転生が可能なら、ゲームのリセット感覚で自殺しようとか思うバカも出てくるでしょ。
そこに明確な意味があったようなので、そこは改めて再評価しようと思います。
それでも相変わらずアクアの推理がガバガバなのは残念すぎる…
1期の協力者は父親で芸能人だという推理も、結果的には合ってそうですが、
あの状況でそこまで絞れる要素はなく、予想程度のものでしかない。
そして2期の推理もアカネに看破されている通りに穴だらけ。
DNA鑑定の精度もそうですし、当たり判定の範囲の問題もそうですし、
逆に犯人にそれを利用されてしまう可能性だってあるわけです。
まぁ、アカネが推測しているように、
本人が復讐を終えたがってるんだから、あまりツッコむことではないのでしょうが、
ストーリーの根幹に関わる部分だけに気になってしまいました。
▲『ATRI -My Dear Moments-』
悪くはなかったけれど、アトリ以外は見せ場が少ない…
そのアトリも性格的に幼過ぎるので、萌える以前の問題な気がする…
そして何より、主人公の母親と祖母が邪悪すぎる…
母親は精神的に追い詰められていたのは分かるにしても、
簡単自殺しようとしたり、アトリに当たり散らかすのはなぁ…
祖母の耐用年数付ける設定も必要だったんだろうか。
ただ邪悪な印象を与えただけで、冷や水ぶっかけただけで終わった気がします。
物語中盤で心の有無で心理的な不気味の谷になるのは面白かったけれど、
考えさせられたのはそこぐらいで、あとは特に思う所なし。
つーか、OPの意味ありげな地球の球は何だったの? 単なる比喩表現?
大規模な海面上昇の理由も明らかにされなかったし…よう分からん…
▲『夜桜さんちの大作戦』
全体的に悪くはなかったけれど… 結局、主人公の強さの理由は判明せず。
最初から夜桜に適応する可能性が高いと見られてましたし、
何らかの理由はありそうなんですけどねぇ…
てっきり同じように密かに人体実験されてたのかとも思いましたが…
ストーリーもドタバタ家族劇が中心で、恋愛要素もほとんどなかったので、
最終話で結婚披露宴やってもなぁ、というのが正直な感想…
もう少し恋愛フレーバーを足しておいて欲しかったです。