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2024年01月31日

「派閥解散」で得する人・損する人

自民党・安倍派と二階派のキャッシュバック事件が表沙汰になり、
岸田総理が岸田派の解散を宣言したことで、
安倍派と二階派も追随し、森山派もしぶしぶ了承、
麻生派と茂木派は動きがないものの、派閥離脱者は日に日に増えているようです。

そもそも『派閥』とは何ぞやということですが、
言うなれば「自民党総裁(⇒総理大臣)を生み出すシステム」なわけです。
派閥単位で候補者を擁立することで、出馬に必要な推薦者20人の確保が容易になり、
派閥のボスを切り崩すことで取り込みも容易になるわけです。
だからこそ、論功行賞で総理大臣に恩を売ることができ、
結果的に閣僚ポストという見返りが得られるわけです。

つまり、派閥解散で最も得をするのは、現職総理である岸田総理です。
対抗馬が生まれにくくなるわけですから、
国民の人気がどれだけ低くとも、岸田政権が細々と続いていくことになるでしょう。
また、派閥解散を言い出した張本人という認識が自民党内にありますから、
総理大臣を辞めた後、総スカンになるのは間違いないわけで、
ただの人以下になるのを恐れて、総理大臣の席にしがみ続けるでしょう。
その事実こそが最も国民にとって不幸であることは明白なのですが…
要はスムーズな権力移行ができなくなったということです。

次に得をするのは、総理大臣経験者でしょう。
無派閥ではあるものの、安倍氏から禅譲された形になった菅・元総理、
岸田総理にも影響力を持つ麻生・元総理も、依然として力を持ち続けるでしょう。
普通ならこのまま麻生氏が派閥の解散に納得するとは思えないのですが、
もしもの時のための後継に河野氏を内諾済みであるばら、
他の候補者が総理になって失権する最悪の事態は防げるので、渋々納得するかもしれません。

逆に損をするのは、岸田派の次の総理候補と言われた林官房長官と、
茂木派を率いる茂木自民党幹事長でしょう。
林官房長官としては、本来なら岸田氏が総理就任時に岸田派を譲ってもらう所が、
この問題が大きくなりすぎて禅譲どころか解散の憂き目にあっており、
まさに「はしごを外された」という表現がピッタリの状況です。
最も損をした気分になっているのは、林官房長官でしょう。
実質的に損が大きいのは茂木幹事長です。
茂木派になる前に、派閥内の参議院と衆議院の対立が起こっており、
結局、政権に近い衆議院側が実権を握って茂木氏が派閥の領袖となった過去があるだけに、
今回のことで派閥を離れていく議員も多くなると予想されます。
元々、政策通ではあるものの、人望がないだけに、
派閥が瓦解すれば、推薦人を集められるかも微妙な状況に…
総理の目がなくなったという意味では、茂木幹事長の損失の方が大きいでしょう。


今回の混乱で、一応の収穫として派閥のパーティーはできなくなりました。
これを分かりやすく言えば、同窓会の費用を親や友達に負担してもらい、
余りが出たらキャッシュバックとして出席者に返ってくるという、
無茶苦茶なシステムなだけに、そもそも派閥のパーティーがあること自体が変だったわけです。
そういう意味では政治改革が一歩進んだと言えましょう。

ただ、そもそもで言えば、パーティーで莫大な利益が出る方がおかしいわけです。
購入者が出席するパーティーで利益が出るということは、
①パーティー券の価格と、パーティーにかかる費用が見合っていない、
②パーティー券の購入者と実際の出席者の数が合っていない、
このどちらかなわけです。
ちなみに、①は法的に許容されていますが、②はアウトです。返金する必要があります。
ですから、政治パーティーが黒字になるという状況自体が異常なことなわけで、
この黒字分は全て国庫に収納し、政治資金として公平に配分するのが当然でしょう。
だって有権者に見合っていないパーティーを押し付けているわけですからね…
黒字になる方が異常なんですよ。
結局、議員からすれば政治献金のようにパーティー券を扱っているのは明らかで、
ここを改革することがなければ、政治改革とはとても言えないでしょう。


◆ニュースネタ 政権に切り捨てられた「コロナ専門家」たちの悲惨な末路…なぜ尾身も西浦も感謝されなかったのか
一言で言えば、「政治家がヴァカ」だからでしょ。
誰も国の危機なんか考えられなくて、「国の危機より自分の利益」ばっか。
損な役回りは官僚・専門家・秘書・会計責任者のせいにしておきながら、
上手く行ったら「俺のおかげ」と喧伝しまくる、そんなヴァカばっか。
だからコロナ自粛を全部専門家に押し付けて、トンズラしたってこと。
死の危険性が減ったとはいえ、コロナ患者がまた増え出してるのにね。どうするんでしょ?

細かい点では色々と批判もあったものの、
総じてみれば経済を止めたがらない政治家をよく説得して、感染を留めたと思います。
多くの人は言葉に出さないだけで、心の中では感謝しているでしょう。
一部のヴァカと政治家のヴァカのせいで、国民全員が敵だと思えてるでしょうが、
そうでなく、圧倒的多数のサイレントマジョリティーが感謝していることもお忘れなく。

まぁ、しかし、本当にイギリスみたいに事後研究しなくていいんですかね?
また新種のインフルエンザや感染症が広まった時にも、同じ過ちを繰り返すとしか思えないんですが…
自分の任期内で変なことが起こらなければよい、としか考えてないんですかねぇ?


◆ニュースネタ 安楽死が合法の国で起こっていること…「生活保護」より「安楽死」の申請のほうが簡単というカナダの事情
ここまで行くと、もう「合法的な自殺」でしかありませんね…
医師としても治療費を支払える患者なら、延命治療を施し続けても利益になりますが、
支払い能力のない患者をそのまま入院させていても利益にならないわけで…
そう考えると、経済困窮者の患者に安楽死を勧める奴が出てきても…
嘆かわし過ぎる… それもう自殺教唆ですよ…

患者が苦痛なき死を迎えたいという気持ちは理解できるものの、
自殺の自己決定権が肯定されないように、
安楽死も放置しておけば死に至るような状態の時に初めて肯定されるものでしょう。
治る見込みがあるものや、経済的困窮から選択されるべきものではありません。
改めて「死」を委ねることの恐ろしさを感じずにはいられませんね…


◆ニュースネタ 「失礼と思ってない」能登支援会議欠席の静岡・川勝知事が開き直り「会議よりテレビの生放送優先」に批判集中
繰り返しになりますが…
批判してる人は行政実務を完全に無視して話してるでしょ? 特に議員。
分からない人に説明しますと、会議の方向性はやる前から出てます。
首長クラスの会議ともなれば、事前に話し合うことを事務方で決めています。
もし、仮に何も決めていないなら、単なる顔見世程度、
最終的結論は「各自できることをやりましょう」で終わる話です。
で、実際にそうなったわけです。
ウィーン会議の「会議は踊るされど進まず」とまでは言いませんが、
顔見世程度と分かっている会議で、斬新な決定はされません。
それだけの話です。

テレビの生放送にしても新年一発目であれば、
県民に伝える重要なメッセージになりますし、疎かにしていい理由でもありません。
実際に会議では発言も求められず、何も決まらなかったわけですから、
川勝知事の判断は間違ってもいないでしょう。
実際に前日にその結論部分を先行して行っているわけですから、何を批判するのか。
通過儀礼を大事にしろという日本人らしさですか?
知るかそんなもん。

そんなことで南海トラフ地震が起こった時に静岡県にだけ支援しないって?
どんな畜生根性だよ。今の日本人はそんな最低の精神しか持ち合わせてないのか(苦笑)
川勝知事一人気に入らないから、静岡県民全体を嫌う方がどうかしてると思いますけど…


◆ニュースネタ 「どれだけ松ちゃんにお世話になってきた」立川志らく、芸人仲間に決起呼びかけ…「クロだったら軽蔑すりゃいい」
そう思うのは自由だとは思います。
ただ、大衆は完全に軽蔑しちゃってるんですよね…

ジャニーズ問題にしても然りで、世間的には誰もジャニー氏が性加害してるとは思わず、
噂を聞いたとしても「クロだったら軽蔑すりゃいい」と思っていたわけですが、
結果的にそれが性加害を助長し、亡くなってから問題がぶわっと広がりを見せ、
今は元ジャニーズ事務所を軽蔑し、性被害を受けたかもしれないタレントも軽蔑してるわけで…
もし、2~3年も続くと予想される松本氏が裁判中に、何らかの形で亡くなってしまい、
後日、報道が完全に正しいと評価されるようになったとすれば、
所属していた吉本興業を始め、所属するタレントも軽蔑するってことですよね?
分かります! 味方した人達も軽蔑してあげましょう。ジャニーズ問題に倣って!

まぁ、はっきり言って、現時点でほぼクロ確定としか思えません。
飲み会があった事実は確定済み、
性行為を目的としてはいないと主張するも、性行為があったことを否定してない…
合意があった主張としてラインのお礼メッセージは弱すぎます…
既に松本氏側の防衛ラインを大きく崩されている感は否めません。

ただの飲み会だと思ってるのは男側(芸人側)だけで
女の子の側から見ると、これは「枕営業」っぽく見えてしまいます…
女性側の動機は察するしかありませんが、とても「恋愛感情」とは思えず、
支払いのいい金づる、あわよくば芸能界入り、仕事増やしてもらえるかも、
そういう認識があったのでは?、と思えちゃうわけですよ。
それってやっぱり「枕営業」でしかないでしょ、これ。

もし、仮に、本当に男性陣が単なる「飲み会」だと認識していて、
恋愛感情で女性とHしていると思っているおめでたい頭の主ならば、
女性陣は見返りを得られなかったでしょうから、恨まれるのも当然でしょうね。
まぁ、しかし、後輩芸人は恋愛感情で良い仲になった女性を松本氏に譲ったりして、
寝取られ属性か、乱交プレー好きだったとしか思えず、
どちらにせよ、世間的には「退廃的だな~」という感想しか抱けません。変態ですね。

友人として芸能人が庇い合うのも理解できますが、
時代的にこういう飲み会自体が好意的に見られなくなった世相の変化も理解して欲しいです。
「遊びも芸の肥やし」という時代はとっくの昔に終わってるんですよ…バカですか?
スポーツ界を見てごらんなさいよ。
大谷選手やダルビッシュ投手、イチロー氏のように、ストイックな選手が好まれています。
それが何故かと言えば、人々がそのストイックさに成功の理由を求めてるからです。
真面目にやるだけでは結果が残らない今の時代に、
それでも結果を残せている「理由」を人々が求めているからです。
そんな時に遊び惚けている大物芸能人の話が入ってきたらどうなりますか?
そりゃ反発が起きるに決まっています。
世間は真面目にやっていれば結果が付いてくる時代でもないのに、
遊んでても結果が残ってる芸能人が評価されると思いますか?
庇うなら、「遊んでて何が悪い」ではなく「仕事をこんなにやっています」でしょ。
最初に本人が真摯に謝罪し、仲間が仕事ぶりをアピールしていれば、
こんなに傷が広がることはなかったでしょう…
ただ、今となっては庇えば庇うほど世論の反発を招くだけで、
芸能界全体が支持されなくなっていくだけです。

結局、ストイックさをアピールすることなく、単に庇い合うだけでは、
芸能界は一般社会とは全く違う別の倫理で動いているとしか思えず、
テレビ業界への失望感を強めるだでしょう。
同じ穴の狢、自浄作用皆無と失格の烙印が押されるのは間違いありません。
その隔絶さがさらなるテレビ離れを呼ぶのは間違いないでしょう。
昨年始まった「テレビの終わり」の続きでしょうね。
今回ばかりは完全に自業自得。さよなら、テレビ業界。


◆野球ネタ 日本プロ野球選手会も問題視…和田毅「人的補償」騒動で「ソフトバンクが失ったもの」
安易に人的保障をなくせと言いますが、そう簡単にはいかないでしょう。
ではメジャー流にならって、
「ウチのチームは優勝を狙いません。年俸5000万円以上は要りません。
 選手を育ててFAの金銭保障やポスティングで球団経営します!」という球団が出て来たら、
お前らどうすんのよ? 人身売買球団かって叩くだろ?
優勝目指さないチームなんて消えろと言うでしょ。
メジャーにならったら、当然そういう球団も出てきてしまうんですよ。

そもそもの比較で言えば、球団数が違い過ぎます。
球団数が違うということは、勝者よりも圧倒的に敗者の方が多いということです。
だから多様な負け方が許容され、中には優勝を狙わない球団が出てきても成立できるわけです。
けれど日本は両リーグ6球団しかありません。
だから口が裂けても優勝を目指さないとは言えないんです(言った監督もいましたが)。
少なくとも、そう公言されたら応援する気を無くすのが日本のファンです。
土壌が違うのに完全競争こそ素晴らしいとは言えないでしょう。
勢力均衡、どの球団も優勝を狙える戦力を備えることは必要不可欠だと思います。

まぁ、暗いイメージが付きまといがちな「補償」という言葉を使うのは止めて、
ドラフト同様に「指名選手」とするなど、
暗いイメージを払しょくする努力は必要でしょう。
実際に広島や西武では色々な意味で戦力になっている選手が多いですから、
人的補償=被害者というイメージはもう持つ必要はないと思います。


◆アニメの話 今期の注目アニメ
はっきり言って、今期のアニメは賛否両論だと思います。
刺さる人には刺さるんだけど、
刺さらない人には全く刺さらない、そんな感じの作品が多い気がします。
万人向けするアニメがないんですよね…
それだけに趣味趣向が反映されやすいラインナップになると思います。

個人的には『ダンジョン飯』『佐々木とピーちゃん』『望まぬ不死の冒険者』が好きです。
『ダンジョン飯』は食べてる料理はモンスターを材料とするので、
料理アニメというよりも女エルフのマルシルの反応を楽しむアニメ。、
ゲテモノ喰い嫌いの人には全く刺さらないのでしょうが、
物語としては普通にコメディしていて面白いです。

『佐々木とピーちゃん』は正直よく分からないけど楽しみ(笑)
あらすじは、「ある日、40手前のサラリーマン男性(佐々木CV杉田)が、
ペットショップで文鳥(ピーちゃん)を買ったら、
実はピーちゃんは異世界転生した賢者で、魔法の力を分け与えてもらって異世界ライフ…
と思いきや、商品を転売する程度で、現実で変わらず暮らしてたら、
若い女性(星崎さんCV高橋李依)が暴漢に襲われていて、
魔法を使って助けたら、実は星崎さんは国家の能力者集団に所属していて、
無理矢理転職させられて異能力者を管理する警察組織みたいなのに入っちゃったよ」な話。
何はともあれ、中学生っぽいお隣さん(CV鬼頭明里)がかわいい。
ヒロインが誰なのかも分からないし、どういう展開になるのかも予想できません。
個人的な印象だと、90年代の作品の『GS美神』に似てる。
他には『ルパン三世』やドラマだと『男はつらいよ』とか、
非イケメンが魅力的な「マドンナ」と恋愛関係になるわけではないが、
心の交流を描いて互いに惹かれ合うものの、やっぱり恋愛には発展しない的な雰囲気。
それだけに逆に妄想が膨らむわけで、
1話のお隣さんだけで脳内アニメ26話分ぐらい放送しました(笑)
うん、まぁ、そんな感じのアニメだと思ってください。妄想癖はすごく楽しめるアニメ。
2話の星崎さんや椿でも妄想膨らみそうだな~

『望まぬ不死の冒険者』は、死んだはずの冒険者がアンデットとして蘇る話。
2話のリナ、3話からのロレーヌと魅力的なヒロインが好きです。
本来なら怖がられてもおかしくないのに、
誠実に誠実を返してくれる登場キャラ達が良いです。
ヒロインではないものの2話の武器屋が察するところも良いシーンでしたね。

他にはH系な『魔法少女にあこがれて』『魔都精兵のスレイブ 』『結婚指輪物語』も面白い。
『魔法少女にあこがれて』はエロすぎる…
百合だからギリギリセーフか? いや、アウトだろ!、ってな作品。
特に3話のキウイ(CV古賀葵)はヤバかった… エロすぎ。
『魔都精兵のスレイブ』はそこまでM色強くなくて良かった…
性癖はMだけど、性格はMでない主人公でバランス取ってる感じがします。
単なるドM向け作品になってたら、見るの止めてたかもしんない。
『結婚指輪物語』は、今の所、裸があるという作品なだけで、
性的な要素は薄めなハーレム(?)もの。
主人公が姫一筋を公言しているのが良さげだけど、
他のヒロインに言い寄られれて右往左往するんだろうな~(笑)

あとは、ゆるい女子高生麻雀アニメの『ぽんのみち』、
悪役らしくない裏ボスなので実質なろう系主人公な『悪役令嬢レベル99』(エレノーラが光)、
ハーレム的展開になるんだろうなと予想できる(本人シスコン)『最強タンクの迷宮攻略』、
評価は道民に任せるけど一応見る『道産子ギャルはなまらめんこい』、
ネタが小学生レベルで全く面白くないけど一応見る『姫様、拷問の時間です』、
むしろ目から鱗の正しい治癒魔法の使い方である『治癒魔法の間違った使い方』、
即死の万能感の無さを認めてるのがギリセーフな『即死チートが最強すぎて~』、
勇者シリーズかと思ったらBL勇者だった『勇気爆発バーンブレイバーン』、
普通に時代考証してて大河ドラマ的に楽しめる『明治撃剣-1874』辺りは、
色々と思う所もあるものの、引き続き視聴を続ける予定。

逆に1話だけ見て切ったのは、以下の通りと以下の理由。
『ゆびさきと恋々』…線が細すぎる男性が気持ち悪くて、内容が入ってこないので無理。
『俺だけレベルアップな件』…なろう系かと思いきや、サバイバルホラーになってる件。
 身の程を弁えずに判断して、全体に迷惑かけるとか好きになれない主人公の典型で無理。
『外科医エリーゼ』…異世界飛行機事故とかワケわからん。
 トラックも運転手巻き込んでるけど、それ以上。つーか、いつケガしたんだよ?
 手術するはずだった人はどうなるの? 事故は帰りで良かったんじゃね?
 外科医のわりに手術シーン丸々カットだし、何がやりたいのかサッパリ分からんので無理。
2話で切ったのは、
『ループ7回目の悪役令嬢~』過去のループがあまりに充実してて草。もう人生終えよ?
『休日のわるものさん』主人公が心の声を含めてボソボソ喋り過ぎ。
 どうしても黒井津さんやカワイスギクライシスと比較してしまい、エネルギー不足。
『月刊モー想科学』オカルト設定が甘すぎて、子ども向けアニメとしか思えない。

続きものでも『弱キャラ友崎くん』のイジメ描写がキツクて悩むレベル…
正面から取り組むのは良いことだと思いますが、見てて辛いのはやっぱり辛い。
『マッシュル』『ようこそ実力至上主義の教室へ』辺りは引き続き見続ける予定。
前クールからの『葬送のフリーレン』『キャプテン翼ジュニアユース編』
『シャングリラ・フロンティア』も引き続き見ています。

2024年01月14日

メディアの功罪

久々に日記も書いたし、次はもう少し時間置いてからでいいや~と思ったものの、
早めに消化しておかないといけない問題が出てきちゃったので、
サクッと勢いのままに書いちゃうことにします。


◆ニュースネタ 首相「2次避難負担なし」 偽情報に注意呼びかけ
おそらくメディアでも取り上げられたラサール石井氏の発言を言っているんですよね?
●ラサール石井『被災者にそんな金あるか』訴えが物議 岸田文雄首相の「ホテルや旅館へ2次避難を」呼びかけにかみつく
ただ、自分から見ると、「どちらも嘘は言ってない」んですよ。
確かに、ラサール氏の投稿を見ると、避難者が有料であるかのように思えますが、
実際には「行政」が負担するので、避難者に料金を求めることがないことは確かです。

しかし、問題は費用負担をする「行政」が何を指すかということであり、
結論で言えば、基本的には各自治体の「好意」にすがることになります。
貸し出す避難所を管轄する行政なわけで、都道府県や市町村になるでしょう。
災害救助法通りならば、被災した石川県に求償を求めることもできますが、
実際にはしないでしょうし、もしその結果として石川県が財政悪化するような場合に、
ここで初めて国が財政支援する形となります。
つまり、現時点で国が一銭も出していない状況は変わらないわけで、
ラサール氏の批判が完全な的外れと言うこともできません。
大規模に進めるなら国が率先して避難場所を用意する器量を見せても良いのではないか、
そういう提言だと考えれば、至極まっとうな発言だと言えましょう。
思うに、実際に手を挙げている自治体は多いわけですから、
その情報を国が一元化した上で、被災者に現物の紙情報として提示し、
そこまでの移動方法・費用の面倒を見て、初めて2次避難は成功するのではないでしょうか。
「熊本県が手を上げてるし、熊本行けば?」では乱暴すぎるでしょうに…

どっちも言葉足らずと言いますか、
自己主張のために敢えて言葉を伏せている面は否めないので、
どちらも客観的に正しいということはできません。
そういう場合に解説を加えるのがメディアの仕事なわけで、
上記記事の最後の方には被災者は無償で利用できると書かれていますが、
見出しだけ見ればラサール氏の発言を引用して、
有償であるかのように誤解させる記事になってしまっています。


つまり、最大の問題はネット社会の「おとり見出し」とも言えるもので、
各配信社は記事をクリックして読んでもらわなければ話にならないため、
敢えて過激で興味をそそるようなタイトルを付けてしまうということです。
実際に中身を見るとたいしたこと書いてなかった、そんな経験をした人も多いでしょう。
中には記事を読まずに、見出しだけで終える人もいますから、
結果として誤った情報が伝わりやすくなってしまうということです。

特に被災者はインフラが悪化していることもあり、
ネットに繋げられたとしても、記事の中身を見たり、
裏付けを調べる余裕もないでしょうから、当然配慮すべき事柄なわけです。
それをメディアがしていないのが最大の問題であり、
誤解を与えないような記事作りをするのが当たり前なのに、
誤解を与えることで記事を読んでもらおうとする辺りが末期です。

そもそも、ラサール氏の発言など、
有名人の発言を持ってきて政治批判させてる辺りが最大の問題であり、
批判したいなら、自分達の言葉で批判するべきでしょうに。
それをわざわざ有名人の発言やネットの発言から引用したりして、
しかも、それを解説や評論を加えずにそのまま載せちゃう辺りは、
もう記事と呼べるものではありません。
そんなの個人ブログと変わらないでしょうに…

メディアの質の低下が今回の騒動の最大の問題だったと思います。
まぁ、それに影響される民衆も民衆なんですけどね…
騒ぐな。まずは自分で調べてから騒げ。
今こそ届けたい古のワード「ソースは?」。


◆野球ネタ 「引退します」...《FA人的補償騒動》の渦中でGMに示した和田毅の「悲痛」
今まではソフトバンクが泣きを入れて西武が再考した日刊スポーツ説、
西武が騒動を鑑みて当日変更した東スポ説とがありましたが、
こちらはさらに踏み込んだ話になっています。

これまで、今回の騒動に対する和田投手のコメントがなかったので、
てっきりそこまで話が及んでいないのかとも思いましたが、
こちらの説では和田投手が引退すると言い出したから、
ソフトバンクが慌てて収集を図り、プロテクトされていた甲斐野投手と入れ替える形とし、
西武がその甲斐野投手を指名したという形になっています。

この説が正しいとすれば、交渉中にプロテクトを入れ替えるという違反行為をしている上に、
ソフトバンクは和田投手に人的保障移籍を打診するまで、
事の重大さを理解していなかったことになります。
つまり、和田投手をプロテクトで外した意図は、移籍になっても構わないという意味で、
決して戦術的意味でベテラン投手をプロテクトから外したのではなく、
純粋な評価としてプロテクト28人に入らなかったことになります。
もし、戦術的な意味で外したのであれば、
和田投手に打診する前に西武と交渉していたはずだからです。
本人の意向を確認しに行った時点で、「移籍やむなし」と考えていた感は否めません。

そうなてくると、小久保監督が和田投手を開幕投手候補に挙げながらも、
その意向を無視して和田投手をプロテクトから外した意思疎通の無さ、
和田投手に「引退します」と言わせるまでにプライドを傷つけたことを考えると、
ソフトバンクのフロントは二重三重に失態を繰り返してしまっています。
さすがにこの感情のしこりは解消しがたく、
フロントの刷新を含めた対応が必要になってくることでしょう。

…まぁ、はっきり言って、最悪な中身でしたね…
一部報道ではフロントが主導権を握っている球団で、
球団内でモノ申す人は追い出されたみたいな話もありましたが…
今回の対応を見ていると、球団に提言をする和田投手を煙たがったという邪推は、
あながち外れてなかったのかなとも思えますね…


FAの人的保障に対する提言は数多くありますが、
どれもFAで取る球団に優位に考えている節があります。
即戦力のドラ1候補が12人揃うか分からない年もあるのに、
ドラフト2位・3位を委譲しても意味がありません。
また、FA選手の移動も下位球団から上位球団に動くことが多いので、
ウェーバー順となる2位指名では、実質3位相当のドラフト指名権移譲になり
全くもってメリットがありません。
ドラフト指名権を委譲するなら、ドラフト1位に決まってるでしょ。バカなの?
ただ、くじ引き2回参加はそれ以外の球団の不利益になりかねないので、
獲得球団の1位は失効し、各球団の1位指名後、
2位指名前に1位相当として指名できるとするのがベターでしょう。
そこに満たない提言は何も考えていないも同然です。
取られる側の気持ちになれや。

そもそもで言えば、メジャーと同じく支配下選手を30~40人程に収め、
他は12月になったら全員自由契約にすればいいんですよ。
若い選手が戦力外となって、育成選手になるにしても、
その大半が戦力外となった球団の育成選手になってますし、
そこまで球団の不利益になることはないんじゃないでしょうか。
もし、そこに1軍枠を保証するなど、良い契約を提示する球団があれば、
そっちを選べばいいわけですし、
11月中にFA・ドラフト指名選手以外はプロテクト枠30~40人以外は、
12月に一斉自由契約でいいと思います。
そうすれば、そもそも人的保障なんて問題は起こらないでしょ?

そこまで改革する気がないなら、おとなしく人的保障で我慢してればいいじゃないですか。
広島や西武の対応のおかげで、昔ほどネガティブな印象はなくなりましたし、
現役ドラフト同様に求められて移籍することに誇りを感じて欲しいです。
生え抜きの球団で野球人生を終えることが、
必ずしも良いとは言えない世の中になってるわけですしね…


◆野球ネタ 【西武】人的補償でソフトバンクから移籍の甲斐野央が心境告白
 ライオンのヘアバンダナでやる気十分「買ってきてもらった」

こうやって移籍をポジティブに捉えてくれると、ファンも応援しようと思えますね。
古巣への惜別の言葉でも「こっそり応援してください」と言ってみたりと、
茶目っ気のある言動が魅力的ですね。人気が出そう。

FAの人的保障は色々と言われていますが、現役ドラフト同様に、
相手球団に求められて移籍するわけですから、
もっとポジティブに捉えていいと思います。
単純にソフトバンクよりも西武の方が評価が上だったという話。
FAが金銭を評価として移籍するものなら、
人的保障は戦力・人間力としての評価で移籍が決まるわけですから、
現役ドラフトと変わらぬポジティブな評価でいいと思いますよ。
どちらも30人前後から選ばれた1人なわけで、
人的保障は他球団の先行指名もない純粋なドラ1ですから、もっと評価しましょう。

2024年01月11日

11日朝「人的保障は和田!」⇒夕方「甲斐野です」

日刊スポーツさぁ…
●【西武】山川穂高の人的補償に和田毅指名へ 近日中に発表 ソフトバンクの顔が衝撃の移籍
11日朝はソフトバンク・西武ファンともに大騒ぎでしたが、
夕方には正式に甲斐野投手であることが明らかにされ、混乱は収束しました。
●西武・渡辺GM、甲斐野獲得の決断は「今日です」 救援右腕加入に「現場も喜んでいた」
いやー、何だったんでしょうね?
最初から完全な誤報だったのか、
それともプロテクト漏れしていたのは事実で候補の一人だったのか、
それとも朝の報道への反応を見てソフトバンク側が泣きを入れたのか…
詳細は分かりませんし、明らかにもされないでしょうが、
野球ファンの中で思った以上の騒動になったのは確かです。

まぁ、反応は大方の予想通り、ソフトバンクは大ショック、
西武ファンは大歓迎という感じだったので、
和田投手の移籍が幻に終わって惜しい気持ちもありますが、
それでも甲斐野投手も故障さえなければストッパーも任せられる逸材なだけに、
まだ抑えが決まっていないライオンズとしては良い補強だったと思います。
んー… やっぱ惜しいな(苦笑)
実際、リリーフ陣も抑えを増田投手かアブレイユ投手で固め、
8回を豆田投手に任せる形で落ち着くと思うんですよ。
そこに甲斐野投手が割り込めるかどうかは正直分からない面もあるのですが、
何が起こるか分かりませんし、リリーフが手薄なのは間違いないので、
甲斐野投手には新天地で頑張っていただきたいです。

【1月12日追記分】
●【西武】球界ザワついた〝山川穂高移籍〟のウラ 甲斐野央以外に挙がった人的補償候補3人
うーん…プロテクト漏れした選手の名前を出してしまうと、
こういう騒ぎになってしまうので、禁止されているはずですが…
これは漏らした関係者に何らかの処分が必要になってくるかもしれません。

実際の所、どうだったのかは分かりませんが、
少なくとも和田投手がプロテクト漏れしていたのは事実だろうと思われます。
最終的に甲斐野投手になった経緯はよく分かりませんが、
早朝の報道が何らかの影響をもたらした感は否めないでしょう。
西武ファンはほぼ歓迎ムード一色でしたが、
ソフトバンクファンの落ち込み様は凄かったですからね…
結果的に言えば、カンニング竹山氏の願いが通じたのか、
想像以上の騒ぎになったことで方向転換があった可能性は十分ありそうです。

そう考えると、日刊スポーツのフライング気味の記事だったとはいえ、
結果的にそれが「観測気球」となり、西武球団の方向性を変えたという意味では、
日刊スポーツの記事は大きな意味を持ったと言えるでしょう。
あの記事が出ていなかったら、本当に和田投手を西武が取っていたかもしれません。
スポーツ紙に触発されたソフトバンクファンの意思が、
人的保障の結果を変えたように思います。
西武球団としても、優勝を争うライバルとはいえ、
ソフトバンク球団が無くなってもらっては困りますしね。
水面下での配慮があった可能性は高いと思います。


◆ニュースネタ 「被災地の声を聞かない」岸田首相「新年会3連チャン」に集まる反感
勿論、被災地への対応もやってるんだとは思いますが、とてもそうは見えないのが…
経団連や経済同友会の経営者に被災地支援を呼びかけるのも仕事だと思いますが、
それでも寒空の中で生活せざるを得ない被災者のことを考えると…
とても納得がいくものではありませんよね…

●地震からの復旧・復興へ予備費を1兆円に倍増
どうして「予備費」なのか。
それこそ「補正予算」を組んで震災復興に全力を掲げるべきでは?
現時点では復興にいくらかかるか分からないという事情があるとはいえ、
今年度の予備費が4000億円余っているうちの48億円しか支出しなかったのに、
ポンと倍増の1兆円になる意味が分かりません。
それなら4000億円の予備費を投入し、
来年も5000億円の予備費を設けるで良いのでは?

明らかに別の意図、選挙前の緊急経済対策と言う名のバラマキに使用したりと、
震災復興意外に流用しようとしているようにしか思えません。
ちゃんと震災復興のために使いなさいよ。
東日本大震災の時のような各省庁の予算確保のための
訳の分からんイベントに使用することのないようお願いしたいです。
人間の生命が掛かっていることなんだから、真剣にやってください。
●能登で活躍「トイレトレーラー」で見た深刻な現場、上水道が止まって最悪な状況でも災害関連死を防げ

●自衛隊派遣、増員が容易でない背景 能登半島地震と熊本地震の差
これもよく分かりません。
道路が寸断されてるからこそ、海や空から支援できる自衛隊が必要とされてるのでは?
最後にある「きめ細かな支援」が必要とされるのは、今後の話なわけで、
まずは救助活動をすることが最優先なのではないでしょうか。
緊急時でも自立した活動ができる自衛隊の皆様には頭の下がる思いですが、
果たして自衛隊の派遣がスムーズに行ったかどうかは、
説明されてもなお、素人には理解しかねる点です。

それとは関係なしに個人的にボランティアで現地入りした人を批判する風潮もありますが…
個人的にはそれもどうかと思っちゃいます。
行くかどうか迷っているなら、今の段階では石川県北部には行かないよう勧めますが、
実際に行ったのであれば、野次馬根性でない限り、とやかく言う話でもないでしょう。
もっとも、被災地は石川県だけではありませんから、
新潟県や富山県のボランティアに参加するのも良いと思います。
●傾いた自宅で過ごす家族が「めまい」…水道管理業者「家を解体しなければ、水を通せない」

逆にこのご時世になると、街頭募金活動の方がどうかと…
今はネットや電話で気軽に募金できる時代ですから、
ことさらに募金活動を呼びかける必要性もないと思います。
むしろ、集めたお金を管理して届けることが難しくなるだけに、
結局、赤十字頼みになってしまうのであれば、
公共的な募金の呼びかけに応じる方がいいように思います。
全く意味がないとは言いませんが、あまり意味ある活動とも思えません。
募金詐欺を疑われちゃいますから、身元の証明をするだけで一苦労じゃないですかね…

それとインフラの整備が絶望的な状況なこともあり、
そろそろ東日本大震災時のように緊急避難的に県外へ移動することも考える必要があるでしょう。
もはや「地域コミュニティ」が…と言ってる場合ではないでしょう。
既に地震で壊れちゃってるのだから、生命を大事にする決断をするべきだと思います。
残った家も地面が割れて隙間ができてしまえば、もはや欠陥住宅です。
そう考えていくと、今回の地震の被害規模は熊本地震程度では済まず、
後から蓄積的にダメージが広がっていく可能性もあり、
壊滅的被害を出した能登半島北部以外も含めた抜本的な修繕が必要になってくると思われます。


◆ニュースネタ 【ソフトバンク】王会長が山川穂高の獲得理由を熱弁「当然のこと」不祥事あっても批判覚悟で決断
これが「世界の王」と言われた男の言葉ですか…軽蔑します。
山川氏は何の償いもせずに、西武球団の制裁から逃げた男ですよ?
別に西武球団は山川氏を解雇したわけでもなく、チャンスを与えないとも言ってません。
償いをするというなら西武球団ですれば良かった話。
それを制裁的減俸から逃げる所か、高値で引き抜いたのはソフトバンク球団でしょ。

つまり、むしろ山川氏から償いの機会を奪ったのはソフトバンク自身で、
脱走の手引きをした張本人だとも言えます。
そんなの再チャレンジではありません。
罰が嫌で逃げただけの脱走犯に再チャレンジも糞もないでしょうに。
被害者と示談も成立していないのに、事件のどこが解決済みなんですか?
事件のことを調査して知りながら、獲得したソフトバンク球団は、
山川氏の事件や行為を正当化することになってませんか?

そういうことは、せめて示談が成立し、一区切りを付けてから言ってください。
何も解決してないのに、再チャレンジは論ずるに値しません。
償わない逃亡犯に仕事を与えることが、あなた方の言う「再チャレンジ」なんですか?
順番が違うでしょう。
全く禊が済んでいない真っ黒な人間をどう認めろと言うのですか?
示談が成立してないなら、ソフトバンクも罰を与えるのが筋です。
その上でもう一度しっかりとした謝罪会見をして、初めて「再チャレンジ」が始まるわけですよ。
被害者に謝りもしてないものを謝罪とは言いません。
一体、入団会見では何に対して謝ったんですか? 正確に言ってください。

さすがに王会長は過去にそんなことはしていないと思うので、
あくまで一般論として言いますが、
こういった女性問題で擁護している人は「不同意性交」を甘く捉えがちです。
「ホテルに一緒に行ったから」「セックスして良い雰囲気になったら」はもう通用しないんですよ。
同意があっても、相手の嫌がる首絞めセックスやSMプレイはアウトです。
ダメなものはダメ。きっちり同意の上でしか成立しなくなったんです。
身勝手なセックスをしたら嫌われる時代ではなく、逮捕される時代になったという話。
その違いを理解していない老人が多すぎます。ダメなものはダメなんです。
嫌がる所を無理矢理セックスすれば、相手が妻であってもアウトな時代なんですよ。
そこを理解してから女性問題を語ってください。
そうでないと「ああ、この人は身勝手なセックスばかりしてきたんだな」と思っちゃいます。
だから軽蔑されるんですよ。当たり前でしょ?

●《活動休止発表の松本人志》告発者A子さんは「裁判になったら証言台で説明します」 松本 〈とうとう出たね。。。〉に専門家は「まさにセカンドレイプ」
正直「やってそう」とは思うものの、憶測で物を語るのはいけないことなので、
現時点では何とも言えない所ではあります。
ただ、一つ言えるのは、山川氏の事件もそうでしたが、
ラインの返信だけで性的同意があったとは言えないということです。
やった側は金科玉条のようにラインの返信を見せびらかしますが…
あなた達は「社交辞令」という言葉を知らないんですか?
他の関係者の迷惑にならないよう、当たり障りのない返信をすることはあるでしょうに。
それだけで性的に満足を得たと考えるのは、男性の驕りです。
だから男はバカにされるんですよ。実際バカだし。

●もう叱られたくない…松本人志の性加害報道でNHK「チコちゃん」の“中の人”が問題視されたワケ
記事にするなら、事の真偽を調べてからにしては?
最後にあるように「バラエティ番組でのトークということで誇張されている可能性もある」わけで、
少なくともそれぐらいは調べてから記事にすべきでしょう。
仮に事実であったとしても、既に当事者と和解済みかもしれませんし、
被害者側が触れて欲しくない過去かもしれません。
あまりにも安易。憶測で物を語るべきでないという典型例でしょう。
公益目的性が低く、ネットの誹謗中傷と変わりませんよ。
明確に名誉棄損が成立してしまうような記事です。もうちょっと調べましょうよ…


◆ニュースネタ 【波紋】能登半島地震めぐり川勝知事の支援会議“欠席”を問題視…県議会自民党会派が対応を協議
ちょっと何を言ってるか分かりませんね…
川勝知事を批判するなら、自民党のボスである岸田総理の新年会も批判するべきでしょう。
ましてや、この会議で具体的に決まった内容はなく、各自支援の約束をしただけ。
既に会議前日に支援を発表し、行動に移していた静岡県が批判される理由はないでしょう。
無断欠席したとかならともかく、代理出席してるし、特に発言を求められたわけでもない。
口約束しかしてない方が危機意識が強いと称えられ、
行動した方を危機意識が薄いと批判する理由が分かりません。
むしろ、馳知事はこちらに顔を出していて良かったの…?と思うぐらいですけど…

年末のリニア関連の記事も然り、悪意をもって貶めようとする節があるのは気に入りません。
まぁ、取材でリニアは2037年までに開業すれば良いという、
勘違いなんだか、そういう話が実際にあるのか、個人的希望なのか分からん発言してるので、
ツッコむならば、そちらの方だと思うんですけど…


◆2023年の冬アニメの感想(ネタバレ注意)
ほぼ当初の感想通りの結果で、
『葬送のフリーレン』(放送中)、
『ウマ娘 プリティーダービー Season 3』、
『アイドルマスター ミリオンライブ!』の3強だったと思います。

≪以下、ネタバレありにつき追記に記載≫

『葬送のフリーレン』に関しては過去にも書いた通りで、
もはや言うまでもないと思いますが、笑って泣けるアニメで素晴らしい。
『ウマ娘』のアニメの魅力は必ずしもご都合主義にならない所ですね。
いや、まぁ、結果的に全て大団円で終わってるわけですが、
そこまでの過程が順調ではない、右肩上がりなわけではなく、
他にも色々なウマ娘が勝とうと努力して、主人公が負けてしまう所が、
このアニメの最大の面白さというか、
そこからまた這い上がる主人公の強さが魅力なアニメですよね。
『ミリオンライブ』はソシャゲからということでキャラが多すぎましたが、
作品としてはアイドル活動をポジティブに頑張る女の子たちのストーリーで、
非常に良い滑り出しだったと思います。
できれば、もっと長く続けて欲しいのですが、
シャニマスもあるでしょうし、今後の展開はどうなりますか…
個人的には続きを期待したいです。

他に面白かったのは、『16bitセンセーション』『ゴブリンスレイヤー』
『ティアムーン帝国物語』『ひきこまり吸血姫の悶々』『帰還者の魔法は特別です』
『攻略うぉんてっど!』『盾の勇者の成り上がり』『暴食のベルセルク』。

『16bit~』はエロゲ業界を扱ったタイムスリップものでしたが、
まぁ全体としては面白かったと思います。
ただ、そもそも、何でヒット作を作る度にエロゲが減っていくのか、
どうしてヒットするとアメリカに行くのか(アリスソフト以外)がよく分からん。
前者は集合離散を繰り返すことで、クリエイターが一か所に集まらずに広がっていき、
それが結果的にエロゲ業界を盛り上げていたという歴史があるので、なんとなくわかるのですが、
後者は正直よく分からんです。
あんなアメコミ風なエロゲがヒットするとはやっぱり思えないし…
少々説明不足だった点は残念です。

『ゴブリンスレイヤー』は女の子がかわいい。
モブのアコライトの女の子も巨乳でかわいい。
王女様が酷い目にあったのか分からないけど、かわいい。
ブルーレイになる時に、酷い目に遭うシーンとか追加されるのかな?
と思うぐらいに、本当に何もなかったので、少々気になる所。
ストリー的にはウマ娘と同様のことが言えて、異能力を駆使してバッタバッタ倒すのではなく、
知恵を振り絞って必死に戦う様がこの作品の魅力でしょうね。

『ティアムーン帝国物語』は続きに期待。
簡単にギロチンの運命から解放されてない辺りが面白く、
最後もご都合主義でうまく行きながらも、暗雲立ち込めており、
最終的にどういう帰結になるのか楽しみです。
まぁ、雰囲気的には王権続いちゃいそうなんだけどね…
それは個人的にちょっと違うかなぁという気もしちゃいますが、2期に期待。

『ひきこまり吸血姫の悶々』も女の子がかわいい。
個人的には青髪ヒロインが多いのが好き。ヴィル・サクナ・ミリセントかわいい。
特にミリセントは序盤嫌な感じのキャラでしたが、
段々とドラゴンボールのベジータポジションっぽくなっていき、
最終話には仲間になってるし… 続きに期待。

『帰還者の魔法は特別です』はなろう系を思わせるタイトルで損してる気が…
実際はティアムーンと同じ過去改変系です。
『ラグナクリムゾン』も同様ですが、ラグナは意識は過去で能力のみ継承、
こちらは未来の自分が意識を持っているパターンです。
自分が強くなってやり直すというよりも、全体の底上げを中心に考えてるのが良さげ。
過去改変はやっぱりこうあるべきだろうという感じです。こちらも続きが気になります。

『攻略うぉんてっど!』は中国製アニメですが、意外と面白かったです。
原神風のゲーム風アニメなので、複雑な表情の変化を付ける必要がなく、
記号的に感情表現を動かせばいいので、
中国アニメにありがちな感情表現の違和感はありませんでした。
勿論、そのためには声優陣の演技も重要で、
ベテランの日笠陽子さんを起用したことで、声の強弱が付きやすくなり、
上手く記号化された感情表現を補えていたと思います。
ちょいちょい説明不足な感じはありましたが、テンポもよく面白かったと思います。

『暴食のベルセルク』も男女共にキャラが魅力的で、ストーリーも良かったですね。
主人公が最後までロキシー様に敬愛を持ち続けているも良し。
最終的には恋愛感情になるんでしょうが、当面は今の距離感を維持して欲しいです。
それとOPとED共に『EverdreaM』というユニットが歌ってますが、
シャニマスの真乃役で有名な関根瞳さんと松岡美里さんの声優ユニットのようです。
2人ともそれぞれエリスとマインという大罪武器所有者を演じてるので、
声優としてだけでなく、歌の方でも注目したいですね。

『盾の勇者の成り上がり』は続き物の中では一番良かったです。
他の異世界武器所有者と交流があった2期ほど衝撃的ではありませんでしたが、
仲間がどんどん増えていく辺りは「成り上がり」らしくて良かったです。
ただ、尺の都合か、主要キャラのフィーロとメルティが修行に出たままで、
戻らずに今期を終わったのはちょっと残念。その2人が好きなんや…

『スパイファミリー』の2期に関しては賛否両論あるでしょうが、
この作品は実質日常アニメなので、あれで良かったんじゃないでしょうか。
終わらせようと思えば、起承転結の4話で終わるような内容ですし…
尺稼ぎと言うなら、この作品の存在そのものが尺稼ぎなんやで…
どう転んでも、家族の崩壊が予定される中で、
何気ない日常を過ごすことで家族の精度を高めていくアニメなので、
そういうものだと思って緩く見るアニメだと思ってます。


逆に残念だったのは、『新しい上司はど天然』『ビックリメン』『呪術廻戦』です。
『新しい上司はど天然』は最初面白かったものの、
5話ぐらいでモノローグのある猫が出るようになって雲行きが怪しくなり、
ギャグがワンパターンと化した上に、BLを想起させる描写が増えてきたので、
途中で見るのを止めてしまいました。
まぁ、結局そういうのが好きな人向けだったということでしょうか…

『ビックリメン』は誰をターゲットにしているのか分かりませんでした。
ビックリマン現役世代だった大人には内容が子ども過ぎるし、
逆にビックリマンを知らない子どもには設定が理解できなかったでしょうし、
誰向けなのか本当に謎なアニメで、最終話手前で視聴を切りました。

『呪術廻戦』はシンプルに殺し過ぎ…
なんでしょう…フラグ立てないで殺すんですよね…
フラグフラグと言われ過ぎるあまりに意図的に避けてるのかもしれませんが、
フラグというのは要は因果であり、原因と結果なわけです。
その原因と結果があやふやでよく分からないままに、
ふわっとした理由で殺されるor退場させられるでは、
「どうしてこうなった!?」という唐突さが強くなってしまい、
作品の持つ説得力がなくなってしまいます。
作者が好き勝手やってるんだなぁ~という感じで、完全に別の作品ですよ…

それと一期から批判してますが『陰の実力者になりたくて!』は主人公が絶望的。
ヒロインが可愛いから見てますが、そもそも主人公がヒロインを人間扱いしていない。
役回りでしか人を認識しておらず、個人を認識できていない… 全てがモノ扱い。
『ティアムーン~』もご都合主義な所はありましたが、
あちらは主人公が奮闘しているのが面白いけれど、
こっちは適当にやったら上手くいった的な達成感ゼロの展開がつまらなすぎる…
あまりにも都合よすぎて、主人公が事象改変してるのではないかと疑うほど。
そして最大の問題点は「陰の実力者」ではないこと。
そもそも「表の実力者」がおらず、名前が知られてないから「陰」なだけ…
『冒険者になりたいと都に出て行った娘が~』のベルグリフみたいなのが、
本来の「陰の実力者」と言うわけで、そういう謙虚さとか皆無じゃん。
もはやタイトル詐欺。あー、主人公死なねぇかな…

2024年01月03日

新年明けまして…

全然めでたくねぇし… まだ2023年だったら良かったのに…
元日の能登地震で正月気分も完全に吹き飛んでしまいました。
2日には被災地に向かおうとした海上保安庁の飛行機が事故になるし…
波乱含みの年明けに、心中穏やかで過ごせていない人も多いことでしょう。

なにはともあれ、人命第一。
悲しむことも、悔やむことも、恐れることも、全部後でいくらでもできるので、
今はある命を大事にして生きたいものです。


◆ニュースネタ 【能登半島地震】県内死者57人に 約3万2000人避難
おそらく翌日にも情報が更新され、さらに悪化している可能性が高いでしょうが…
当初は北陸地方全体で5~6人しか報告されておらず、
本当なのかな?と思っていましたが、3日になって情報が伝わってきましたね…
特に珠洲市や輪島市では津波や火災に見舞われ、壊滅的被害が伝わり始めました。
石川県は県庁所在地の金沢市が南部に位置しており、
北部に行くほど田舎になっていくためか、情報伝達が遅れた感は否めません。

平時には「便りがないのは良い便り」なんて言いますが、
災害時はその逆で、便りがないのは何かあったに違いないと思わねばなりません。
情報が把握できてない時点でも、ワンテンポ早く対応することが大事だと感じました。
東日本大震災でも翌日になって壊滅的被害が伝わってきましたが、
あの時はリアルタイムで津波の映像も流れたことで、ただ事ではないことが分かりましたし、
今回は地震の被害自体は新潟や富山を含めて広範囲に出たものの、
能登半島北部に局所的に壊滅的被害をもたらすことになったことで、
リアルタイムな情報伝達が一歩遅れてしまった感は否めません。
常に地方公共団体との連絡体制を密にしておき、
災害時に報告がない場合は自衛隊を緊急出動させるなど、
さらなるプッシュ型支援が必要なように感じます。

●がれきから冷たくなった娘2人、崩れ落ちた家の前で立ち尽くす男性…地震と津波に襲われた輪島
辛いですが… これが現実です…

最大の問題は被害がこれで収まらない可能性があることです。
1日には夜でも10分毎に震度2~3の地震が頻発しており、
3日の時点でも震度5クラスの余震もあり、依然として落ち着きを見せていません。
さらに3日夜には雨の予報もあり、ひび割れた地面に水が入り込み、
新たな土砂崩れを招く恐れがあります。

地震のメカニズムは今後検証されていくでしょうが、
一部報道では未発見の断層があったという報道もあり、
付近に志賀原発を抱えていながら、この程度の調査しかしてなかったことに愕然とします。
もっと詳細な調査をしていれば、警鐘を鳴らせていた可能性はあります。
近年も1年に1回程度は地震が起こっていた地域ですから…

あくまで私見ではありますが、北陸は古くは本州とは別の土地であったとされ、
島が地殻変動で移動してぶつかって北アルプスを形成したと言われています。
衝突前がどういう地形だったのか分かりませんが、予想するに、
比較的地盤の固い富山県を中心に島が存在し、
その合体の境目が新潟県の糸魚川付近で、石川県の能登半島付近だと思われます。
そういう意味では同様に衝突して生まれた伊豆半島と似ている節があります。
一説では、その伊豆半島が逆に離れているという話もあり、
今回の能登地震でも地面から裂けるような割れ方をしている場所が多く、
同様のことが起こっている可能性もあります。
日本列島が逆にバラバラに離れていく力が作用しているのではないか?
勿論、それは100年単位の話ではなく、数万年単位の話になるでしょうが、
単純に地震の揺れだけを想定した耐震構造では限界があることも覚悟せねばなりません。
だって今後の地震は建物ではなく、地面の方から割れていくわけですから…
新しい建築方式の必要性を感じずにはいられません。

●テレ東の英断に感謝の声「心が落ち着きました」 地震中継→バラエティーを真っ先に放送、担当Pが複雑胸中
あくまで結果論ですよ? 結果論としては「放送すべきではなかった」と考えます。
これだけの大きな地震被害が1日時点では伝わっておらず、
その前に放送していた地震関連ニュースでも、同じことの繰り返しで、
真新しい情報がまるでない状態でしたから、そういう判断になったのは致し方ないのですが、
結果的に、この判断が地震の被害を矮小化して伝えることになってしまったと思います。
フェイクニュースを懸念したのか、リアルタイムで情報が入ってきた東日本大震災とは異なり、
放送局もなかなか情報を伝えきれなかったのは大きな反省要因でしょう。
ある程度の信憑性が確保できるなら、動画投稿サイトの動画でも採用すべきだったと考えます。
結果的に映像がなく、言葉だけで伝えきれなかったことが、
災害報道が物足りなかった最大の要因でしょう。

あとは過剰な視聴者への「配慮」ですね。
東日本大震災の津波の映像でも言われたことですが、
ショッキングな映像を子どもに見せたくないという気持ちや、
暗い気持ちになるから見たくないという気持ちも分かりますが、
でもそれはフィクションではなく、現実に起こっている映像なんですよ。
どんなに覆い隠そうとしようとも、毎日どこかで事件が起こり、
火事が起こり、交通事故が起こり、人が亡くなっている事実は隠せません。
それを「配慮」という言葉で隠してしまえば、それはただの「隠蔽」です。
この世に恐ろしい事なんて一つもないよ、という嘘を教えるんですか?
どこの共産主義国家だよ。笑うわ。
心の安寧は安全な所にいる人間が自分ですべき話。
必要な災害情報を提供することこそがメディアの仕事でしょう。
過剰な「配慮」で仕事を怠るな。人間を、子どもを舐めるな。
自分の心をは自分で制御するしかないんですよ。誰も気遣うものではない。

●能登地震、偽情報がSNSで拡散…架空の地名で「助けて下さい」・原因は「人工地震」
一方でこういう悪さをする人間がいるのも事実。
今の法律でも偽計業務妨害で裁けそうな気もしますが、
災害時の悪質なデマ情報に振り回されないためにも、
別の罰則規定を設けることも必要でしょう。
「内乱罪」に準ずるような、悪質なデマ情報は明確に罰することも必要だと考えます。
こういうのがあるから、マスメディアも情報に振り回されることになっちゃうんですよ。
そして、その煽りは情報を必要としている国民に降りかかっちゃうわけです。


◆ニュースネタ 羽田管制官「JAL機に着陸許可」…「滑走路手前まで」と指示された海保機、着陸機見ていなかったか
こういうので誰が悪いとか言いたくはないんですが…
唯一、情報を完全に把握できたのは管制官なのは間違いないんですよ…
海上保安庁の職員としては、一刻も早く被災地に行きたいのは間違いなく、
その逸る気持ちを理解できていなかった管制官が、
「留めたつもり」になったのが間違いだったと言わざるを得ません。

これはもうマニュアルがどうとか、ミスがあったかどうかという話ではなく、
心情を察することができたかどうかの問題です。
要は戦場なんです。
必要があれば、マニュアルを無視しで強く言うことが管制官の仕事なんです。
その三者の気持ちのズレが今回の悲劇を招いた気がします。

とはいえ、管制官を責めるつもりもありませんし、そうすべきではないでしょう。
これはあくまで仕事を超えた「配慮」の問題であり、それがすれ違った悲劇という話です。
今後も災害支援など緊急性の高い離発着が行われると思いますが、
その時に今回の悲劇を活かせるように、緊急時の対応を磨く必要があると思います。
なにはともあれ、乗客に被害が出なかったのは不幸中の幸いでしょう。
こちらはよく緊急時の対処ができていたように思います。
亡くなった海上保安庁の職員の方々は災害関連死として扱い、
彼らの無念に手厚い配慮をしていただきたいです。


3日には福岡県小倉駅付近の商店街で火事が発生したとのことで…
ぼにゃりと油断せずに、しっかりと生きていかなければなりませんね。
新年気分は吹き飛び、ただただ「生」の尊さを感じる2024年の始まりでした。
一人でも多くの生命が助かりますように…
災害も事故も自殺も、一人一人が少し気を付けることで、
一人でも多くの生命が助かる一年にしたいものです。