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『神隠し⇒雲隠れ内閣』

内閣改造の発表前は「神隠し内閣」と名付けようと思っていたんですよ…
てっきり、表に出る閣僚は統一教会との縁がない人で固め、
縁がある人は党要職の方に回すものとばかり思っていましたから…
それが…
●副大臣ら54人中19人が旧統一教会と接点 閣僚合わせ計26人に
現時点で閣僚で7人、副大臣で19人の関係が発覚しています。
勿論、個々に統一教会との付き合いの濃淡はあるでしょうが、
それでも半分近くの自民党議員が統一教会と関係があったのは驚きます。
当初は安倍派ばかりが注目されていましたが、
安倍派の閣僚は4人ですから、その時点でその数を超えているわけで、
今回の内閣改造は統一教会との縁切りをアピールするどころか、
結果的に安倍派だけでなく自民党全体が毒されていたことを示すだけで、
逆効果になったと言わざるを得ません。

内閣改造のタイミング自体は悪くなかったと思うんですよ。
第一の理由が、統一教会との関係清算をアピールすることができること、
第二の理由は、統一教会の影響が大きかった安倍派を遠ざけるチャンスだったこと、
前回の組閣では後見だった安倍氏の意向を忖度せざるを得なかっただけに、
思い切った岸田カラーを見せることができるチャンスでしたが…
蓋を開けてみれば安倍派の存在感は変わらず、派閥均衡の内閣でした。
自民党の政治家や官僚にとっては、安倍派を取り込もうとする意図を感じる、
したたかな人事に感じられたかもしれませんが、
国民からすれば全く真新しさを感じず、肩透かしを食らったと言わざるを得ません。
それでいて、前述のアレです。
統一教会との関係清算どころか、ズブズブをアピールしたに過ぎなければ、
評価がガタ落ちするのは当然の結果です。

●ここにきて、岸田総理が直面する「三重苦」の正体…「何もしなかったツケ」がいよいよ回り始めた
極め付けは内閣改造に際して岸田総理が最優先課題に挙げたのが『国防』だったことです。
国防なんて一朝一夕でどうにかなるものではありません。
10年20年かけて考えていくような課題を最優先するよりも、
目の前の物価高騰をどうにかしてくれと思うのが庶民感情でしょう。
参議院選挙を受けた特別国会も出席確認だけであっという間に閉じてしまい、
現時点では臨時国会召集の目途も全く立っていません。
国民からすれば、早く物価高騰対策やコロナ対策をして欲しいのに、
政府・国会は何もやらない。
議員さんが夏休み取ってる場合じゃねーんだわ。
本人はどういうつもりか知りませんが、傍から見ると、
統一教会報道やコロナ感染、物価高騰という嵐が通り過ぎるのを、
部屋で頭抱えて必死に堪えているようにしか見えないんですよ。
そんな情けない総理大臣を誰が支持するのか? アホかいな。

隠すつもりが国民の前から消えていた…
神隠しではなく、雲隠れの方が相応しいですね。
『雲隠れ内閣』うん、しっくりきます。


●なぜ統一教会・勝共連合が「右翼民族派」と連帯できたのか? 超大物の証言でわかったこと
そもそも、どうしてこれだけ国民が統一教会と政治家との関係を嫌うのか?
それを政治家は全く理解していないように思えます。
例えば、この右翼活動家のように、政治活動としては評価していても、
宗教としては全く評価しないとした割り切った関係なら疑問に思わないでしょう。
国民が最も懸念しているのはなし崩し的に政治家が取り込まれていることです。
別に信者が個人の意思で選挙に協力することは問題ないと思います。
問題はそれによって近づき、祝電や会合への主席を求めたりして、
政治家が統一教会に取り込まれ、その権威を利用されないか、です。
政治家としては自分の方が上であり、制御できていると思っているのかもしれませんが、
国民から見れば、統一教会に票目当てで利用されているとしか見えないのです。
つまり、政治家の態度が毅然としていない。
利用してるだけという狡猾さが全く見えず、
世間知らずのボンボンが食い物にされてるようにしか見えないんですよ。
そこがこの問題の真の問題点です。政治家の意思よわすぎ問題。

●自民・茂木幹事長 旧統一教会と自民議員「これからは関係を持たない(ことが基本だ)」
どうして見出しの通り「これからは関係を持たない」と断言できないのか?
わざわざ「関係を持たないことが基本だ」とか言っちゃうのか?
まるで浮気を追及された男みたいなんですよ…
 「あなた、会社の後輩とは別れるって言ったわよね?」
 「基本的に関係は持ってないよ。だけど仕事なんだから仕方ないだろ?」
 「それってどういう意味よ? 仕事にかこつけて会ってるんじゃないでしょうね?」
 「仕事だよ、仕事。俺からは連絡とってないから!」
…みたいな会話しか頭に浮かんでこないんですけど。
あー、これ絶対別れない奴だー的な雰囲気しか漂わないのが問題だと思います。

●「女性の貧困」が放置されてきた背景に見え隠れする、自民党と旧統一教会のズブズブな関係
●【ひろゆきが目を疑う】「ベビーカーをたたませる、赤ちゃんがうるさいと怒鳴る…」日本人の最悪のクレーマーたち
統一教会が自民党の政策を歪ませていたかどうかは、はっきりしません。
単に、元々自民党に家父長制を良しとする老人共が多かったからこそ、
親和性が高かったとも言えるわけです。
いずれにせよ言えるのは、自民党も統一教会も「子育てや介護は家庭優先で」としてきたことです。
結果として何が起こったのかと言えば、
社会の共有財産であった子どもを、家庭だけのものとしたことで、
社会の教育効果がなくなってしまったということです。
だからこそ、妊婦やベビーカーに対して理解を示さない人が増えたんですよ。
子どもは社会の財産だね、大切にしようねという空気が奪われ、
家庭の責任だけで子育て・教育をやれという風潮が、
子育てに対する無関心に結びついてしまったんです。
それを進めたのは誰か? 言うまでもありません。


◆ニュースネタ 『罪と罰』
●統一教会の反論会見 田中会長は司会者に注意されても「全部言わせてください」 40分間で何を語ったのか
未だに何を言いたかったのかサッパリ分かりません。
被害者面しようと思ったけど、アピールに失敗したといった所でしょうか。
別に統一教会が過去の悪行を認めているわけではないので、言い方としては不正確ですが、
「更生して再出発してるのに、いつまでも過去のことでネチネチ言いやがって」
という気持ちなんでしょうね、知らんけど。

●日本好き外国人が衝撃を受けた「日本の昔話」3つ
話変わりますが、自分も『ごんぎつね』は理不尽な話だと思い、
子どもの頃や大人になってからも何度となく考えた物語です。
どうして、ごんは死ぬことになってしまったのか?
それはごんが過去を清算していないからです。
自分としては反省していたとしても、それを周囲にアピールする方法を知らなければ、
過去は清算されず、周囲との溝は埋まることはありません。
因果は解消されないわけです。

どうして『刑罰』というものがあるのか?
誰も悪意をもって懲らしめようとして行っているのではありません。
勿論、過去にそういったサイコパスな悪徳権力者が居たのは間違いないでしょうが、
現在も『刑罰』が用いられているのは、犯罪者を痛めつけたいからではありません。
それは罰を受けるという行為そのものが、過去の清算に繋がるからです。
無論、罰を受けることで、犯罪者が悔い改めて十分に反省したり、
被害者や社会が納得して更生を受け入れているわけではありませんが、
それでも一応の区切り≒「禊」として理解を示すことはできます。
罪が裁かれなかったからラッキーとなるのではなく、
裁かれることで減るカルマもあるわけです。

つまり、今の統一教会は過去の清算をしてないんですよ。
被害者家族の影響を受けた子ども達にこういう歪んだ結果をもたらしているのに、
統一教会は名前を変えただけで、何ら活動は変わっていません。
韓国の本部に送金を繰り返しているのは変わらず、
信者への福利厚生に当てられているわけでもありません。。
国民からすれば、それはもう北朝鮮に送金する朝鮮総連と何ら変わらず、
やり方を変えただけの同じ穴の狢(むじな)に過ぎません。

真に新しい宗教団体として生まれ変わりたいなら、
過去の所業を清算して罪を償い、
信者の幸福になるような活動に改めるべきでしょう。
誰もそう思っていないからお前らを認めないんですよ。
そりゃ傍目から見て変化が感じ取れないゴンは撃ち殺されてしまうわけです…


◆ニュースネタ 旧統一教会名称変更「受理拒むことで違法性問われる恐れ」と文科相 下村氏の「政治的判断ないと認識」
この後、不自然に騒がれなくなりましたが、
統一教会側と文科省側の見解が一致していません。
文科省側は「統一教会側が不受理なら訴訟と脅されて認可した」と言い、
統一教会側は「不受理する理由はないから、法的手続き=訴訟も視野に入れた」と言います。
文科省としては受理しても、不受理でも批判に晒されるだけに、
統一教会側を悪者に仕立てようとしていますが、
こればかりは統一教会側の主張が正しいと言わざるを得ません。
普通のことを一筆書いただけでしょう。

逆に言えば、文科省としては形式的に受理する必要があると知りながらも、
不受理し続けなければならない理由があったということです。
それは被害者家族の存在です。
訴訟が継続中で社会的な問題も多いことから、
名称変更は責任逃れに繋がると考えたのでしょう。
これは認可の時も状況は変わっていなかったはずです。
前の国家公安委員長が「被害届はない」と言っていた所を、
わざわざ「検挙はない」と訂正したことからも明らかです。
まぁ、この発言自体も首が飛ぶぐらいにヤベェ発言なんですけどね…
被害届出しても検挙されないでは警察の威信に関わります。アホじゃねぇの?

まぁ、でもこの期に及んでも「不受理しなかった文科省が悪い」と
公然と非難する自称識者の方もいますから、
そういうバカが忖度して受けちゃったんでしょ。
そいつに判断した理由を証人喚問で吐かせりゃいいでしょ。
少なくとも、「不受理」としていたものを「受理」と判断を変更した奴がいるわけです。
政治家なのか官僚なのか知りませんが、そいつに喋らせればいいこと。
それを隠し立てするようでは、文科省の組織的な忖度と取られても仕方ありません。

検挙できなかった国家公安委員会も然り、監視するべき文科省にしても然り、
これでは統一教会を野放しにしてきた責任を回避することはできません。
問題の本質はそこであり、国民が説明を求めているのはそこなんですよ。
それを識者含めて論点ずらしするとはアホかと言いたい。
結局、言いなりだったんでしょ、これ? 安倍さんに忖度してたんじゃん。


◆ニュースネタ ヒロシマ・ナガサキの日
岸田総理のスピーチは悪くはなかったんですが…
中身を見ると、NPT=核不拡散条約に拘るだけで、
被爆者が求める核兵器禁止条約に関しては一切触れませんでした。

言うまでもなく、ロシアは国連の常任理事国です。
NPTというのは常任理事国以外の核保有を制限する条約、
これ以上、核保有国を増やさないための条約ですから、
常任理事国の核保有を止めることには繋がりません。
ロシアが核兵器の使用をチラつかせたとしても、
NPTでは何ら止めることはできないどころか、
正当化してしまっているのが現状です。

結局は、核保有国の核廃絶を行わなければ、核のない世界は来ないわけで、
核兵器の保有を正当化させないという意味では、
核兵器禁止条約には意義があります。
それにもかかわらず、未だに黙殺を続ける日本政府の対応は、
被爆国にあるまじき態度と言わざるを得ません。
ロシアの核の脅しをどう封じるのか、
今一度、日本政府には検討してもらいたいものです。


◆ニュースネタ 日本の労働環境の問題
●「基本給6万円は不当」 引っ越しのサカイ社員らが改善訴え
●米人身売買報告書、日本は上から2番目 技能実習の一部「人身取引」
●日本のテレビ局の女子アナだけに起きている異常事態、「ジェンダー問題」と「男性優位社会」を象徴
●AV新法、何が問題? 中小は経営困難、被害女性増加の本末転倒、差別助長の可能性も
日本の労働問題の大半は、経営者ではない雇用者と労働者との不均衡性です。
経営者と労働者の関係に問題があるわけではありません。
経営者に雇われている人事権を持つ労働者とその下の労働者との関係が問題なんですよ。
中間管理職だからこそ、余計にピラミッド構造を意識し過ぎて、
下の階層を不当に貶めて考えてしまうのがダメなんですよ。
下がいなくなれば、そのすぐう上が消えていくのみ。それが分かっていない。
労働者階級の不当な分断が、日本の労働環境が改善しない最大の理由でしょう。


◆アニメの話 今季の注目アニメ
前クールは『であいもん』が個人的ベストでした。
ただ、ストーリー的には未完で終わったのは残念。
2クールで一気にやってしまった方が分かりやすかった気もします。
まぁ、無理に圧縮して12話で終わらすのもアレなので、続編を期待したいです。

今クールだと『異世界おじさん』と『リコリス・リコイル』が抜けてますかね。
異世界おじさんは主人公のおじさんが重度のセガ信者という時点で刺さります(笑)
話の設定だけ考えると、ドラマ性に欠け、
一見すると盛り上がりに欠けそうなものなんですが、
そこを異世界ネタとセガネタで上手くアクセントできてるなという印象です。

リコリス・リコイルは女子高生が政府公認の殺し屋をやるディストピアの世界で、
少女らしい日常を描いた作品という二律背反を描いた作品という感じですね。
世間での評価だと百合作品として評価されてるようですが、
描いている世界観が狂っていることを理解しないと見誤ります。
そういう意味ではガンダムシリーズに近い印象です。
宇宙戦争という世界の中で平和の大事さを説こうとしたガンダム、
少女らしさのない世界の中で日常の大事さを説こうとするリコリス・リコイルという感じでしょうか。
正面から世界を否定するのではなく、
婉曲的に滲み出るように世界を否定していく描き方が非常に上手いと感じました。

他に少しHな描写のある作品がわりと面白い印象です。
『Engage Kiss』はストーリーとセクシーな描写のバランスが良い感じ。
ヤンデレ悪魔ヒロインを受け入れられるかどうかかな。アヤノさん好き。
『金装のヴェルメイユ』も展開的には王道学園成長ストーリーですが、
使い魔の裸描写が多いだけでなく、
幼なじみのヒロインが魔法薬で透明化するのに全裸になって
露出性癖に目覚めるマニアックな描写が一番エロかった(笑)
煩悩塗れな異世界モノの『異世界迷宮でハーレムを』、
煩悩塗れの主人公の続編『彼女、お借りします』、
褐色エキゾチック巨乳メイドの『最近雇ったメイドが怪しい』もわりと面白い感じです。

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