« 「日本の家計の値上げ許容度も高まってきている」発言の証明 | メイン | 2022年9月27日 »

安倍氏の銃撃事件に関する統一教会報道

当初、あまりにマスコミの反応が悪かったために、
犯人が言うように政治家が情報操作してるのでは?と疑うほどでしたが…
ようやく報道が出始めましたね。
かつての統一教会の騒動を知らないことは罪ではありませんが、
知らないことを利用されてしまうようでは罪と言わざるを得ません。

しかし、口では「美しい国ニッポン」「自虐教育からの脱却」「安保」と叫んでいた人間が、
心の中は「韓国マンセー」「男尊女卑」とは分からんものです。
勿論、政治家といえども信教の自由はあるわけですから、
どんな宗教を信じていようが知ったことではありませんが、
明らかに日本の国益に反する教えをしている宗教を信奉し、
アメリカの犬どころか韓国の犬になっている人に国政を語られたくありません。


●「容疑者の妄想に加担してはいけない」三浦瑠麗さん、宗教めぐる報じ方を非難「安倍さんに責任あるような印象操作になっている」
もう何を言っているのかサッパリ分かりません。
まるで「犯人逮捕したから、それでもう捜査は打ち切りだ」と幕引きを図る刑事のよう。
動機の解明は犯人の罪の程度や情状酌量を測ることに使われますが、
それ以上に犯罪の再発防止を図るためにも、社会問題として解決する必要があります。
オレオレ詐欺の被害者家族が、人材仲介していた人物を殺害する事件が起こしてしまったら、
犯人検挙は勿論、オレオレ詐欺のグループ摘発も目指さなくて良いのですか?

現時点で犯人の妄想は「安倍氏ら政治家が統一教会被害を報道させないようにしている」のみで、
それさえも大手マスコミの控え目な報道見ていると、
あながち嘘ではないのではないかと疑ってしまう程です。
統一教会が悪質な勧誘とお布施の要求をし、家庭崩壊に追い込んでいることや、
岸信介・安倍晋太郎・安倍晋三氏の三氏が統一教会の広告として利用されていたことは事実で、
およそ「妄想」と切り捨てられるものではありません。

問題は安倍氏以外にも統一教会と関係のあった政治家は多いことです。
とりわけ自民党の安倍派は親分が関係していた教団ですから、
「安倍氏も協力している」と言われて近づかれれば、断りにくかったと想像できます。
そんな政治家たちが統一教会との関係を疑われないよう妨害工作をしても不思議ではありません。
橋下氏を含めて著名人が統一教会を庇うのは、関係性への疑義に繋がります。
そして、そのことは統一教会に利用されかねない重大事態で、
統一教会を庇うような発言が、彼らの支持に利用されかねない危険性もあるわけです。
彼らが欲しいのは「有名人のお墨付き」です。
伝統という正統性を欠く彼ら新興宗教が欲しているのは「有名人のお墨付き」です。
敬愛する同士が銃弾に倒れた後に、いわれなき社会的弾圧から守ってくれた同士として、
後日彼らは広告塔として利用されることになるのでしょう…

犯人の動機を分析するに、「統一教会への恨み」だけでは説得力を欠きます。
本当の所は「統一教会という加害者を見逃してきた社会への恨み」なのでしょう。
彼が周囲の人に統一教会が一家離散を招いたことを話した時に、
どういう反応をしたのかは伝わっていませんが、十分に理解されなかったのでしょう。
本来なら事件を解決すべき政治家が統一教会を庇い立てるような行動をしたことは、
犯人の激しい怒りを招いたことは容易に想像できます。
もし被害者団体等の統一教会被害に理解ある人に出会っていたのなら、
このような暴力的な犯行は行わなかったかもしれません。
そう考えると、統一教会被害を見逃してきた政治家やマスコミ、
私達一般国民の無関心が事件を引き起こしたとも言えます。
この際ですから統一教会が残した傷跡をしっかりと清算し、
第二第三の被害者や事件が出ないように、事件の再発防止を図ってもらいたいです。


●選挙後に「統一教会」の名前を一斉に報じ始めたテレビ・新聞が「報道機関としての自殺行為」と言える理由
まぁ、今回は直接的に事件を起こしたわけではないので、
積極的に名前を出すかどうかは迷われる所ですが、
怨恨の線で決まった時点で報道しても構わなかったように思います。
マスコミには関係ないとは思いますが、ここにも『侮辱罪』厳罰化の影響が出ているのかな、とも。
自分は多少考えましたよ。
正直言えば、もっと口汚く罵ろうかとも思ったんですが、
事件が忘却の闇に葬り込まれたら、揚げ足を取られかねないので表現は抑えました。
こういうことになるから、『侮辱罪』の厳罰化はダメなんですよ…
これに関しては過去に書いたものを後で載せておきます。

統一教会側がマスコミを厳選したことは伝わっていますし、
こちらも安倍流と言いますか、大手マスコミなら御しやすいと思われてるのは間違いないかと。
まぁ、ただ、マスコミが報道を控えたことで、
一番被害を受けたのは、コメンテーター等の知識人や海外の要人でしょうね。
これを政治テロと勘違いしたり、狂人の犯人と早期に決めつけてしまいましたから。
彼らは今頃赤っ恥をかいて、必死に弁明しようとしていることでしょう。
今回の事件に背景に統一教会があるかないかでは評価が全く違ってきます。
情報を伝える側の難しさを感じますね。


●旧統一教会「山上徹也容疑者の母は正会員」…2002年頃に経済的破綻は「事実」
ツッコミ所満載とはこのことを言います。

まず、宗教団体って信者の財産状況も把握しているものなんですか?
勿論、会費等が引き落とせないというケースはあると思いますが、
それだけで経済的に破綻していると正確に把握することはできません。
会費等が支払われていないなら、退会処分になってもおかしくないのに、
経済的破綻を知りながらも会員在籍を認めているのは何なんですか?
当時の関係者がいなくて詳細が分からないはずなのに、
どうして財政的に破綻していたこと「だけ」は分かっているんですかね?
信者の財産状況を把握していること自体ががもう異常なんですよ。

また、安倍氏が会員でも顧問でもなかったのなら、
どうしてビデオメッセージや祝電を頼むことができたのか教えて欲しいです。
ビデオメッセージでは具体的に名前を述べていますし、
他に宛てたメッセージを流用したわけでもないし、
無関係だったと白を切るのは無理があるでしょう。
これで関係を疑わない人はいません。
これで無関係だと言うなら、世の中の他人は全て無関係で、
関係者なんて存在しなくなりますよ(苦笑)


●安倍元首相銃撃 容疑者が語っていた「統一教会との関係」を示す「祝電報道」2021年にはビデオメッセージも
政治家は「知らなかった」では済まされません。
1980年代後半から1990年代前半までワイドショーを賑わせていて、
統一教会の霊感商法は実際に被害弁護団が結成されて、裁判していたわけですから。
それでも関係を続けたのは何だったのか?
統一教会と関係した政治家はそこを明確に説明するべきでしょう。

何で日本の自虐教育を批判して、慰安婦問題や徴用工問題に批判的な人達が、
日本人女性を合同結婚式という形で合法的に拉致している国の宗教と関係持ってるのか。
国賊やろ、お前ら。


●カードで借金してでも献金しなさい…元信者の証言「旧統一教会の本性」と「安倍一族との近すぎる関係」
この筆者の詐欺関連の記事は毎回興味深く見させてもらっていますが、
そういった過去をお持ちとは驚きでした。
抜け出すことができて本当に良かったですね…
自分は知識としてしか統一教会を知らないので、
やはり中の人の体験談には重みを感じてしまいます。

安倍一族との関係がそこまで教団内で利用されていたのは初耳でした。
新興宗教の場合、既存の宗教と比べて伝統と歴史がないから、正統性がないわけです。
「この宗教なら安心だ」そういう正統性を生むために、
有名人を利用するのは手っ取り早い手段だと言えましょう。
それが朝鮮半島の反共産主義で利害が一致した岸信介氏だったのでしょう。
それを利用して今の安倍派の政治家に食い込み、
逆に政治家もまたその集票能力を利用していたのでしょう。

とはいえ、散々書いてある通り、まともな宗教団体ではないわけです。
消費者トラブル的な霊感商法被害だけ取っても、説明責任が問われる事案です。
桜の会でもありましたよね。消費者トラブル起こしてる所に広告塔として利用されてた奴。
実際にメッセージや祝電を送っているのですから、「知らなかった」では済まされません。
結局、自分達に都合が良ければ、他の国民が食い物にされていても知らんプリってことでしょ。
統一教会に末端信者が食われてる一方で、
政治家は彼らの票を利用しようとして、被害を黙殺していたと。

何なの、お前ら。合同結婚式も含めて、日本人を何だと思ってるの。
そんな奴らが拉致問題とかよく語れるよな。
統一教会の教えに従って、自分達も韓国人にしてくださいとお願いしに行けば?
日本から出て行けよ、もう。

犯人の動機として、安倍氏を狙ったことは十分に理解できます。
教団幹部を狙ったところで、地方ニュース止まりでしょうからね…
統一教会絡みの事件が黙殺されないようにしたという意味では、犯人は知的です。
ただ、それで一生を棒に振るような犯罪をしたことは、やはり許されない罪です。
自作の拳銃という市民の治安的にも脅威な方法を取ってしまったわけですしね。
少なくとも言えることは、今回の事件の背景は犯人の妄想でも思い込みでもなく、
紛れもなく日本に厳然として残っている統一教会の傷跡だったということです。

きっと犯人は今までの話を他人に語っても、狂人扱いされていただけだったんでしょうね…
同じような統一教会の被害に遭った家族と接していたら、展開は違ったのかもしれません。
結果的に彼らの存在を許し続けた政治家とマスコミの罪は、
やはり重いと言わざるを得ません。
この際ですから、きっちりと償っていただきましょう。統一教会の傷跡を清算することで。


●旧統一教会と国会議員の“ただならぬ関係”…霊感商法対策連絡会はずっと危惧していた

前半は十分予想できますが、後半の「百何十人の信者が秘書になってる」は本当なんでしょうか?
宗教団体である創価学会が支持母体である公明党でそういう話を聞いたことありますが、
まさか統一教会員がそれだけ大量に政治と癒着していたとすれば、大変驚きです。

特に、秘書の給料を統一教会が肩代わりしていたとすれば、完全な利益供与じゃないですか。
大学の新歓コンパやサークル活動、マルチ的勧誘や結婚相談所で逃れられないように勧誘し、
財産を全て喰らい尽くすように寄付金を集める違法性の高い集団から、
利益供与を受けていたとすれば、とんでもないことです。
オレオレ詐欺グループの収益金を政治家に献金し、
逮捕を免れているのと変わらないじゃないですか。
それが政治家の懐に入ってしまっているわけですから、国益に反する判断さえしかねません。
自民党が自ら統一教会との関係を清算できないようなら、
私はこの政党のことをずっと「統一教会党」と呼ぼうと思います。
もう信じられるか。票のためなら暴力団だろうが犯罪グループだろうが構わないというのか?

●安倍元首相側近の井上義行氏が大炎上!旧統一教会の「全面支援」で当選していた
さてさて、前の記事はどこまで正しいと証明できるか…
なんか「政治家が統一教会を庇っている」のも犯人の妄想と言えなくなりましたね…


◆ニュースネタ 安倍氏の評価に関して
●米国が懸念する「安倍氏亡き後の日本」の凋落
記事の内容に関しては、賛否混じるところがありますが…
正しく評価するという意味では、その功績もしっかりと評価しなければなりません。

現時点で最大の功績は「TPPを発行させたこと」でしょう。
アメリカのトランプ大統領がTPP離脱を表明し、発行が危うくなり、
日本もポチの如くアメリカに追随するかと思われましたが、
その後もTPP発行に尽力し、アジアにおける初の多国間貿易協定を誕生させました。
今ではTPP参加を見送った韓国だけでなく、
対立相手と目された中国も参加を申請しており、
アメリカもTPP不参加ながら同様の多国間貿易協定の成立を目指しており、
TPPの存在感は強まってきています。
今後、中国とアメリカとの2大国がどう関わってくるのかによって、
TPPの変質や存在自体が危うくなる可能性もありますが、
いずれにせよ、アジア太平洋圏初の多国間自由貿易協定の必要性を世界に示した意味は、
非常に大きかったように思います。
これは現時点で安倍氏の最高の功績であることは間違いありません。

功績になり得たけれど、不運が重なってしまったのは、韓国と中国との外交です。
韓国とは朴槿恵政権時代に慰安婦問題解決のための日韓合意を締結し、
日本の問題解決のために自ら謝罪するなど、
イデオロギーよりも実益を重視した姿勢は評価できました。
しかし、その後、朴槿恵政権が追われる形となり、文政権がこれを反故にしてしまい、
日韓の深刻な対立に発展することになってしまいました。
どの総理大臣でも文政権との関係悪化は避けられなかったでしょうが、
おそらく、安倍氏が思っている以上に韓国への国民感情が悪化してしまい、
ユン政権に変わった現在でも関係改善が進まなかったのは計算違いだったでしょう。
今は喧嘩した双方が仲直りしたいのに、「どちらが先に謝るか」で意地張ってる状態…
ちょっと国民感情を煽り過ぎた面は否めません。

中国に対しては長らくインド・ロシアを含めた包囲網を作ろうとしていましたが、
最終的には中国との関係改善も水面下では進めていたとされています。
もっとも、それが新型コロナに阻まれる結果となってしまい、
以降も中国との関係改善が進んでいないのも、計算違いの一つでしょう。
もしも、中国と政治的中立性・経済協力を進められていたならば、
アジアの安定と平和に大きく寄与することになっていたでしょうが、
そのチャンスが訪れなかったことは不運だったと言わざるを得ません。
…まぁ、実際は二階幹事長のススメだったでしょうし、
実際に本人にどれぐらいやる気があったのかは定かではありませんが…


一つ言えるのは、安倍氏はイデオロギー政治家ではなかったということです。
右翼や保守的な思想で支持を広げた面は否めませんが、
実際はそれほど拘りがなかったようで、
韓国や中国と関係改善に動いたのは実益を重視していた感があります。
将来を見据えていたというよりは、現在の実利を重視した政治家と言え、
とりわけ外交面では柔軟な対応ができたことが評価に繋がってるように思います。
逆に言えば、実利を重視するあまりにロシアとの交渉では領土問題を棚上げしてしまい、
北方領土を事実上諦める結果になってしまったのは、残念でなりません。

国内的に見ると、その実益重視の姿勢が諸刃の刃になっていた面があります。
おそらく、安倍氏はそれがイデオロギー的に矛盾することに気付いてなかった、
重視していなかったんだと思われます。
安保改定を含めて国民の権利を制限することよりも、
アメリカとの同盟を進化させる実益を取っていて、
その結果がどうなるかには関心を持っていなかったのでしょう。
森友学園や加計学園問題、桜の会の問題も、支援者に報いる意識だけで、
それがどういった国民的不平等をもたらすかは微塵も考えていなかったのでしょう。
アベノミクスの副作用も、三本目の矢が成功すればなんとかなると思い過ぎて、
その三本目の矢の内容まで重視しきれていなかった感はあります。
今やるべきことをやっただけで、結果まで責任を持っていなかったということです。

それが安倍氏の功績の裏表です。
今回の統一教会との関係も一緒で、統一教会の考え方の副作用を認識せずに、
過去の付き合いから惰性的に報いていただけだったのでしょう。
そういう意味では政治家らしくなく、経済人っぽさがあったようにも思います。
右翼や保守は利用されただけ、単に煽ってただけだった気がします。結果から言えばね。


◆ニュースネタ 『侮辱罪』の厳罰化に関して(過去執筆分)
侮辱罪の厳罰化が成立し、「1年以下の懲役・禁錮か30万円以下の罰金」になるようです。
自分としては侮辱罪の厳罰化に関しては終始反対姿勢であり、
本事件も名誉棄損罪で問うべき案件でしょう。
今の侮辱罪は法定型が不明瞭すぎます。
要は、何をすると侮辱罪になるのか曖昧過ぎるということです。

従来の侮辱罪はほぼ軽犯罪扱いで、侮辱罪そのものを問うことの方が少なかったはずです。
多くの争いが名誉棄損罪にあたるのか、それとも侮辱罪で済むのかという話であり、
過失の有無や執行猶予の有無を問う感覚に近かったように思われます。
それが侮辱罪だけが格上げされてしまったことで、
今後の裁判上での運用次第になりますが、現時点では「侮辱されたもの勝ち」と言えます。
どんな言葉であれ、侮辱された側が傷つけばアウトです。
これまで灰色だった『○○ハラスメント』は全てアウト。完全な侮辱罪になります。

今回の厳罰化によって理論的に問題になるのは、『保護法益』です。
これまでは名誉棄損罪に準ずる扱いをされていたので、『名誉』でしたが、
先の事件への対応を見ていると、『個人の尊厳』に拡大解釈されてる節があります。
つまり、客観的に名誉を損なっているか否かではなく、
主観的に名誉を傷つけられたか否かに変化し、それが今回の侮辱罪に発展しています。
今までの客観的にハラスメントに当たるか否かの争いではなく、
結果的に被害者が傷ついているのであれば、
それだけで侮辱罪は成立してしまう恐れがあるということす。

言われた言葉で傷つけば成立するのであれば、言葉の善し悪しも関係ありません。
傷ついた人に「大丈夫?」と声をかけただけでも相手は傷つくかもしれません。
大丈夫そうに見えないのならば、当然、大丈夫じゃないからです。
大丈夫じゃない人に「大丈夫?」と声を掛けられても、全く大丈夫じゃありません。
交通事故の遺族にいきなり弁護士が名乗り出てきたり、遺産分割の話をするのも、
遺族にとってみれば心無いと思うような行為です。
例え、それが長い目に見るとその人の価値になることであっても、
傷ついている人からすればショックに感じることは当然あります。
もし、それらが全て侮辱罪になるとすれば、私達は何も言葉にすることができません。

また、特定人物の批判ではなく、一般的な批判であっても成立する恐れがあります。
「男はマルチタスクができない」「女は視野が狭い」といった批判であっても、
誰かが傷ついたと言って訴え出れば、侮辱罪が成立する可能性さえあります。
性的コンテンツも男性や女性を蔑視するものとみなされれてしまえば、
侮辱罪として訴えられてしまうかもしれません。

これだけ罰則が重いなら、『侮辱罪ビジネス』を考える奴も出てくるでしょう。
ホームレスの人にお金を渡し、わざと汚い身なりで物乞いをさせれば、
声を掛けられた誰かしらは反応してしまうかもしれません。
その一言を撮影され、傷ついたと証言されれば侮辱罪で30万円以下の罰金と脅されれば、
10万円をポンと支払う人も出てくるかもしれません。
加えて、侮辱の態様は問われないので、下手すれば目を逸らしただけでも、
「侮辱している」と言われて脅し取られてしまうかもしれません。
その場所にそぐわない不釣り合いな格好をしていたとしても、
それを嘲笑ってしまえば、侮辱罪で訴えられてしまうかもしれません。
どうしてそういうことが成立してしまうのか?
それは侮辱罪が不明瞭すぎるからです。

今後、私は知らない人に声を掛けられても、何も言葉を発しないでしょう。
何を言っても侮辱罪に問われかねないからです。
「見ザル、言わザル、聞かザル」
もう私達は何も見てはいけないし、言ってはいけないし、聞いてはいけないのです…
絶対に笑ってはいけないどころではなく、
絶対に他者に反応してはいけない世の中になります。
もう他の人間は存在していないと思って生きましょう(苦笑)
鳥が鳴いていても、自分が侮辱されてるとは思わんだろ? そういうことよ。

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