岸田は安倍・菅の継承装置
なんというか…
菅氏は失点を防げばいい場面で、無理に得点を狙って失敗したのに対し、
逆に岸田総理は得点を狙う場面で、失点を防ごうとして失敗してる感じですよね…
はっきり言って、国民から見ると「消極的」にしか見えない。
もはや自民党総裁選で見られた「口だけ」も見ることがなくなり、
何の変わり映えもなく、安倍・菅路線を継承するだけの総理になっちゃいました。
選挙前に揚げ足を取られないように、官僚の答弁書を慎重に読んでいるだけでは、
総理大臣として何がやりたいのかも全く見えてきません。
「新しい資本主義」も完全に「アベノミクスの分配」に収まっちゃいました…
いやー、ここまで中身が空っぽな人も珍しい。
自分の考え方に対する拘りがないんですかね?
まぁ、だからこそ、左翼的な政策を掲げても、護憲派の宏池会でありながらも、
保守派や改憲派の支持を取り付けることができたのでしょうけど…
自民党内では空っぽな人間だって既にバレてるのよ。
岸田総理は安倍・菅政権の権力継承装置に過ぎません。
そして国民にもそれがバレました。それだけの話です。
◆政治ネタ 与野党、一斉に「分配」主張 経済支援、衆院選を意識
同じ「分配」という言葉を使ってはいるものの、その中身は全く違ってます。
●岸田首相「成長なくして分配はない」成長戦略優先の考え示す
まぁ、国民からすれば、その「成長」がないから困ってるわけですが…
与党は「アベノミクスが成功している」という前提に立っているので、
経済は「成長」しているという考え方をしています。
だから国民が成長を実感できていないのは「分配」されてないせいだと考え、
企業や政府がばら撒けば、それで国民消費が上がると考えています。
一方の野党は「アベノミクスは失敗している」という前提に立つので、
経済を「成長」させるためには、国内需要を喚起するしかないと考えます。
実質賃金を上げることで、国民の消費意欲を刺激し、
内需の回復によって経済成長を成し遂げようと考えています。
どちらの見解が正しいのか分かりませんが、
少なくとも企業側は「成長」していると全く考えてはいないから、
「分配」されることがないわけです。
昔は国内の株主に優待券を配ってれば満足してくれましたが、
今は海外の株主も増えているので、具体的な配当を行う必要がありますし、
国際競争も激化しているので、儲かっている自覚の方が薄いでしょう。
結局、日本の企業が国際競争力が高まらない限りは、
「分配」はボーナスや一時金程度で誤魔化して終わりです。
まぁ、要は、政府の成長戦略が信じられてないから、「分配」できてないんです。
政府の成長戦略を信じ、持続的な成長ができると考えているなら、
質の良い労働者を入れて拡大路線を取ろうと考えるでしょうに…
つまり、そう思えてないだけ。もう企業にさえ信じられてないんですよ。
そして「新しい資本主義」を掲げてアベノミクスからの脱却を目指すと思われていた、
岸田総理も結局はアベノミクスを否定できず、日本の嘆くべき現状を理解していません。
なぜなら自民党の過去の政治を批判できないからです。
高度経済成長によって揺るぎなき権力を手に入れた成功体験を否定できないからです。
日本の技術力が優れているなら、何で半導体ビジネスを見捨てたの?
1年やそこら我慢していたら、成長軌道に乗せられたでしょうに。
それを今更、半導体ビジネスが大事とかお笑いですよ…
何の「成長戦略」も描けてないから、そういう場当たり的な対応を繰り返して、
国際競争力を支えていた技術を無くしていくんですよ…
もう「日本の技術は世界一ぃ」「日本の文化こそ素晴らしい」みたいなのは止めましょう。
それは愛国心でもなんでもないですよ。
根拠のない妄想、国粋の領域に達しています。
厳しい現状分析こそ、次に繋がるのに、それがないから成長戦略を描けないんですよ…
◆プロ野球 ドラフト会議の結果
なにせプロ野球を始めとして、今年はスポーツを能動的に一切見てないので、
ニュースサイト等の文章でしか知りません(苦笑)
そんな中で、西武が公表通りにドラフト1位で隅田投手を指名し、
4教団競合の末にクジで交渉権を獲得。
今年はBクラスに終わり、辻監督の退任が決まっているなど、
暗いニュースが多い西武でしたが、来年に向けては明るい兆しですかね?
パッと見た感じでは、1・2位で高評価の左腕を指名できた西武、
1位で風間投手を単独指名し、上位も堅実に指名できたソフトバンク、
1位で2球団競合で小園投手を指名した横浜がいい指名に見えますね。
ただ、今年は凶作のドラフトと言われている年で、
コロナ禍もあって練習環境やスカウト環境もよくなかったでしょうし、
ここからどれだけ伸びていくかがポイントになりそうですね。
指名されたことに満足せずに、プロで活躍できるよう頑張って欲しいです。