岸田内閣、年内総辞職へ
おいおい、最初から勝負を放り投げましたよ? コイツ…
国民の命よりも、議員の座席が大事ですか、そうですか。
自民党は何も変わっていないことを早速見せてくれました。
失望というか、絶望。
年末に絶望的状況に気付くことになり、それは怒りに変わることでしょう…
そして、その国民の怒りを受け止められるほどに頑丈な内閣ではないので、
必然的に崩壊するしかなくなるでしょう。
選挙で勝ったけど、退陣に追い込まれた内閣として歴史に名を遺すかもしれませんね…
●【解説】衆院選「10・19公示、31投開票」へ 新党つぶしの思惑?
確かに、選挙だけを考えれば、早く選挙をやった方が得です。
今なら総理就任の御祝儀効果も期待できるでしょうし、
最大の問題であるコロナ感染も一段落付いている状況ですから、
コロナ対策は上手くいったと主張することができ、選挙も優位に運べることでしょう。
これが11月に入ると、徐々にコロナ感染が再発する可能性が高く、
政府の対応の遅れが批判される可能性が高くなるので、
どちらが得かと言えば、10月中に選挙をやった方が断然得です。
しかし、国民からすれば、11月以降を占うのはこの10月の1ヶ月だけです。
コロナ経済対策をできるのは、ほぼ確定的に10月のみ、
特に観光業はここで稼がないと冬場はまた休業に追い込まれかねません。
加えて冬のコロナ感染の到来が確定的に予想されている中で、
早期発見早期治療の医療への転換やロックダウンの議論を行うためには、
感染の始まる11月ではもう遅すぎます。
昨年もGotoキャンペーンを行うなど、感染症対策を何も議論しなかった結果、
後から強制力を伴う罰則の法制化が唱えられたりと後の祭り状態でした。
このままでは、今年も何も議論されないままに、
次の感染を迎えることになりかねず、年末年始がまたしても潰れかねません。
今年はワクチンがあるから大丈夫だという見解もありますが、
ワクチンには感染予防効果はなく、それだけで感染拡大を止めることはできません。
また、今のワクチンに耐性のある変異ウイルスも登場しつつあり、
製薬会社が変異ウイルスに対応したワクチンを新たに開発していることからも、
ほぼ確定的にワクチンが効かない変異ウイルスが登場することは間違いありません。
それが今年の冬なのか、来年以降なのかは分かりませんが、
12月はワクチン接種開始から半年ということもあり、
ワクチン切れの懸念もなされることから、ブースター接種の必要性の有無や、
ワクチンに頼り切らない感染予防対策など、議論すべきことは山ほどあります。
それを何ら手を付けずに、冬を迎えてしまえば、また政府の無策を露呈するだけです。
加えて、やるべき時にやるべき対策を議論しなかった理由が「選挙」ですから、
もはや国民に弁解する余地がありません。
仮に大差で衆議院選挙を勝ち抜くことができたとしても、
年末には国民の猛批判に耐えられなくなり、
総辞職せざるを得なくなるまで追い込まれかねません。
せめて10月に各議論をまとめ、衆議院だけでも通しておけば、
選挙期間中でも参議院で議論することもできますから、
同時並行的に対策はできるはずです。
まずは政府としてやるべきことはやってから、解散総選挙を考えるべきです。
やれやれ、目先の勝利に釣られて、国民を殺しますか…
思うに自民党は順番を間違えましたね。
先に岸田氏に総理をやらせておいて、立ち行かなくなったら菅氏で行けば良かったのに…
選挙をやるタイミングが完全に逆です。今こそ実行力を示す場面です。
国民が今だけではなく、先を見据えて政治判断できればいいのですが…
まぁ、無理でしょう…コロナ経済対策という「疑似餌」に釣られるオチ。
いずれ経済優先に戻れる状況でなくなるので、まさに絵に描いた餅なのですが…
◆政治ネタ 岸田自民党総裁の党内人事が確定
一言で言えば、「論功行賞」。
岸田氏本人としては苦心したつもりでしょうが、国民から見ると全く真新しさがない…
●話聞きすぎ? 岸田新総裁のカラー見えぬ「3A」丸のみ人事で新執行部発足
最大の抜擢は、総務会長に起用された福田達夫氏。
当選3回ながらも小泉内閣で官房長官を務め、
その後に総理大臣を務めた福田康夫氏の息子。
今回は「党風一新の会」という若手グループを結成して、
総裁選に対して国民寄りの発言をしてはいましたが…
なるほど、所属する派閥の細田派の意向通り、岸田氏に入れたわけですか…
自分はどちらかと言えば、「党風一新の会」は改革寄りで、
てっきり河野氏の方を応援する議員が多いのかと思ってました。
河野陣営は議員票20票ぐらいが引きはがされたと言っていましたが、
状況的に引きはがされたのはこのグループに所属している議員なのでしょう。
つまり、結果的に言えば、党改革を訴えて脱派閥の若手を集めながらも、
最終的には派閥の意向に従って軌道修正を施し、
論功行賞で総務会長という破格な席を手に入れた、ということですか?
まぁ、実際は何があったのか知りませんが、
やっかまれても仕方ない状況ではありますね…
まだ自民党にも国民の声を聴くグループがあるのかと期待しましたが、
結局は自分達の選挙のためだけのグループだったようです。
それを上手く利用しただけということなのでしょう。
これは完全に邪推なので、実際の所は分かりません。
それでも、少し期待した分だけガッカリ感もあります。やっぱダメじゃん。
●【舛添直言】総裁選、最大の勝者は「安倍・麻生コンビ」
まぁ、大体同じ見立てです。
河野氏は色々な報道にある通り、事実上の左遷でしょう。
本来なら福田氏と役職が逆になっているはず。
完全に若手の名誉職に追いやられ、実権を失った感があります。
麻生氏の副総裁就任は微妙なところ。
こちらもベテラン議員向けの名誉職ではありますが、
悪く言えば、「なにもしないけれど、口は出す」という地位なので、
口から先に生まれてきたような麻生氏がこのポジションにいると、
あらゆることに口出ししてきそうな感じが…
麻生氏としては、あくまで岸田氏は「繋ぎ」に過ぎず、
次を選ぶための「キングメーカー」の位置に立ったということでしょう。
●岸田氏、甘利氏を重視 要求通らぬ安倍氏、人事に不満 清新さ乏しく・自民〔深層探訪〕
高市氏の幹事長就任と萩生田氏の官房長官就任の要求は無理でしょ。
もう安倍内閣じゃん、それ。
福田氏の抜擢を含めて、安倍氏が細田派に戻らないように楔を打ったようにも見えますが、
果たしてそこまでの意味を持つのかなぁという疑問もあります。
仮にこの人事を評価する人がいるならば、
安倍・麻生氏の要求を完全には飲まなかったことを挙げるでしょうし、
逆にこの人事を評価しない人からすれば、
結局は安倍・麻生氏の影響を色濃く残していて、変わり映えがしないということになるでしょう。
まぁ、自分は後者の見立てで、がっかり感はあります。
◆政治ネタ 都民ファーストが国政新党「ファーストの会」設立。小池知事は衆院選に「立候補しない」(詳報)
はぁ…懲りない奴らだな…
小池ファーストor自分の議席ファーストの会の間違いでしょ?
維新の会は、都になった所で何か変わるわけでもないものの、
一応は「大阪都構想」という国政への希望を持っているから分かるにしても、
それではファーストの会は国政に進出して何をするんですか?
「保守中道」という言葉だけが踊って中身が何もない。空っぽなんですよ。
希望の党が失敗したのも、排除発言のせいだけではありません。
中身が空っぽであることを見透かされたから有権者が逃げたんですよ…
政治家やマスコミはすぐに右翼だの左翼だの、保守だの革新だのと言いますが、
一般国民からすれば、そんなことはどうでもいいんですよ。
共産党を革新勢力と言って批判されたコメンテータもいましたが、
一般国民の感覚として、日本の共産党が共産革命を起こすなんて誰も思っていません。
思っている奴は「陰謀論」に毒されてる馬と鹿の違いも分からない奴らだけです。
国民からすれば、政党の位置付けよりも中身なんですよ。
政党として国民に何を約束するかです。
小池氏の国政への復帰場所を用意するだけの単なる「器」に誰が期待するんです?
まぁ、百歩譲って、自民党を割る算段でもあれば話は別です。
干されるであろう二階派や石破氏を巻き込めるなら、
第二自民党として数年ぐらいは生き残れるかもしれません。
でも、それで終わり。吸収されるか自然消滅されるかの違い。
連携が言われている国民民主党と変わりませよ、全く。
もう一度言う。国政に進出して何がしたいの?
大事なのはそこだけです。
しかし、小池都知事は何でこの動きを放置するんですかね?
後ろ盾の二階氏が失脚したから、焦ってるんですか?
一応、前回「希望の党」騒動で弓を引いたものの、
結果的には野党を壊滅させるのに一役買ったわけですから、
現状でも自民党に恩義がないわけではないように思えますが…
それだけ二世三世議員の多い自民党が閉鎖的なのかもしれませんが、
自民党への復党を半ば諦めているといったところでしょうか。
逆に放置していても、勝てる見込みがないと思っているから、
斥候に出して自民党の出方を伺おうぐらいの感覚なのでしょうか?
どっちにしろ人でなしですけど…
◆ニュースネタ 岸田新首相が提唱する「令和版所得倍増計画」の落とし穴
高度経済成長って、要は「選択と集中」の極致だったわけで、
途上国の開発独裁と同じような形だったんですよ。
戦争でインフラが死んだことで、パイを限りなく拡大できたから、
全体としてパイにありつける量が増えたというだけの話。
だから、それを今やるなんて、とても無理という話で、
パイを広げることもできないのに、どうやって分け合うんだよという話。
そうなると、もう「間引く」しかない。国民を殺すとなりかねません。
企業が内部留保を抱えて賃金に還元しないのは何故かと言えば、
国際競争力がないからです。
国内では勝ち組でも、海外では勝てないから資金を還元できない。
そんな当たり前の事実を日本礼賛で誤魔化し認めようとしない。
だから非効率的な日本の働き方が貫かれ、デジタル化も進展しないのよ…
今求められているのは国際競争力を持つ企業への選択と集中です。
太り過ぎた大企業を解体して人員を回す。
縦の労働環境ではなく、横の労働環境です。
兎にも角にも、まずは「敗北」を認めることです。
客観的データで明らかじゃないですか。大学も企業も完全に負けてるのよ。
けれど、自民党総裁選を見ていても、誰もそのことには触れない。
長年政権を担ってきた自民党が今の日本を批判することができないんです。
だから安易な日本礼賛に逃げて、根性論で物を語る。
そして、根本的な日本の体質改善が遅れてしまうのよ…
◆ニュースネタ 米メルクのコロナ飲み薬、年内に日本調達へ 軽症者向け特例承認
コロナ禍の中で、明るいニュースですね。
とはいえ、50%程の効果のうち、自然治癒だったものがどれぐらいあるか分からず、
効果のほどは何とも言えない所ですが、治療の選択肢が増えたことは大きいです。
ただ、抗体カクテル療法にしても、早期治療で用いられるわけですから、
今のような自宅待機が基本とする医療体制と明らかに矛盾します。
早期発見早期治療となるように、どこの病院でもコロナ早期治療を行えるようにし、
インフルエンザと変わらない対応ができるように準備を進めていく必要があります。
せっかく早期治療の選択肢が増えたのですから、それに対応した体制を作りませんと。
そういう所が相も変わらずのアナログ人間なのよ…
◆ニュースネタ 「宮内庁の策は、火に油を注いでしまった」眞子さまの結婚と「複雑性PTSD」公表の全内幕〈dot.〉
まぁ、一般国民からすれば、別にどうでもいい話なんですけど…
なんで「複雑性PTSD」とかよく分からん病名を発表するかな。
国民に対して「これ以上は黙っとれ」という脅しなんでしょうが、
国民の誰もが結婚とは理想ばかりでないことを知っているだけに、
そんな精神的にヤワで結婚生活が続けられるのかと不安になりますよ…
結婚なんて当事者(家族含む)の問題でしかないのだから、
外野の国民や政治家の話なんて無視すればいいだけのこと。
誰からも祝福される結婚なんてありませんよ。
どうしても結婚したいのなら、批判を無視してすればいいし、
それに耐えられないなら、結婚せずに皇族として残ればいい。
まぁ、結果的に前者を選んだわけですから、
わざわざその決意に水を差すようなことを言わんでもいいのにね。
弱点を見せてるだけじゃんか。