デルタ株とラムダ株
新型コロナ変鬼株はギリシア文字の順番が付けられたので、
アルファ・ベータ・ガンマ・デルタ(今ココ)、
イプシロン・ゼータ・イータ・シータ・イオタ・カッパ・ラムダ(次ココ)…最後がオメガ。
この間はどうなってるんだ?という素朴な疑問。
アルファ株はいわゆる「イギリス型」と呼ばれたもので、昨今まで日本の主流だったもの。
ベータ株は「南アフリカ型」、ガンマ株が「ブラジル型」と呼ばれていたもの。
そして現在騒がれているのが「インド型」と称されるデルタ株。
ちなみに、イプシロン株が昨年5月のアメリカ、シータ株が今年1月フィリピン、
カッパ株が昨年10月インドで発見されたものだそうです。
ゼータ・イータ・イオタは知らん。変異してる場所を表してるの???
●ファイザー新型コロナワクチン、デルタ株には有効性が低下?
●ワクチン「効果が減少」 イスラエル、デルタ株の影響か
別に新しい情報ではありません。
予防効果が半減しただけで、重症化を防ぐ効果はまだ期待できます。
そもそも、ワクチン予防効果自体が明確に証明されておらず、
製薬会社が勝手に言ってる感がありましたから…当然の結果でしょう。
ただ、気になるのはワクチン接種済みでも「発症」していること。
新型コロナは軽症であっても、味覚障害を始め後遺症に悩まされるケースがあるので、
重症化の数字も大事ですが、自覚症状があるのかどうかも大事だと思います。
軽症者はどの程度出ているのか?
そこに予防効果が期待できないようであれば、
そもそもワクチンである必要はなくね?、という話になってしまいます。
ワクチンをあちらこちらに打って副反応を怖がるよりも、
特効薬を作って対処していく方が遥かに効率的という話になります。
これからは感染者数だけでなく、無症状感染者・軽症感染者・重症感染者と、
細かく内訳を分析することが必要になってきそうです。
●変異株「ラムダ株」が南米で猛威 「最凶」といわれるその感染力とは?
●東京五輪で“最凶”の「ラムダ株」が上陸 ワクチン効果は5分の1?
まだ詳しい情報がないので、何とも言えない所ですが、
南米地域を中心に新しい変異株「ラムダ株」が猛威を振りつつあるようです。
一説によればワクチンの効果そのものを下げてしまうとか…
こちらは効果そのものが下がるので、ワクチンが意味なくなってしまう恐れもあります。
もし、仮に今回がそうでなかったとしても、
いずれワクチンが効かない変異株が出てくることでしょう。
そのためにも特効薬の開発を推進する方が効率的のように思えます。
まずは感染症対策をしっかりして、感染しないこと。
感染してしまったら、病院で診察して特効薬で治療すること。
そういう体制を作ることが、新型コロナを乗り越える唯一の方法だと思います。
「ワクチンしかない」とか言ってる奴は近いうちに滅びるでしょうね…
まぁ、そいつらは9月末の自民党総裁選で勝てばいいと思っているだけなので、
そこまでに時間稼ぎできれば十分なんでしょうね…
それに引きずられてコロナ感染を引き起こす日本国民、
そして尊敬を失わされるスポーツ界は何年・何十年と被害を被り続けるのでしょう。
今は政治家に避難が集まっているものが、
五輪後はスポーツ界全体に向けられてしまうわけです。
まさに、1964年の東京五輪で「国民のもの」となったスポーツは、
今年のオリンピックによって「特別な人のもの」になってしまうのでしょう。
スポーツが穀潰しと揶揄される時代が再度やってきます。
◆ニュースネタ 熱海市の土石流の原因にみる日本の森林開発の実態
依然として死者9名に21人の行方不明者が出ています。
太平洋側の本格的な雨は去ったものの、天気予報では来週を含めて雨続き…
少しの雨でも被害が出ることもあり、危険な状態はまだ続きそうです…
生存者の捜索を含めて大事になってくるのがライフラインの復旧。
鉄道網は問題ありませんが、国道135号と熱海ビーチラインは通行止め続行中。
その関係で熱海市内の路線バスも運行していません。
土砂崩れのあった熱海市東側は仕方ないにしても、西側は無傷なのだから、
そちらだけでも通してもいいと思うんですが…
鉄道も通ってますし、宿泊場所にも事欠かない場所ではあるので、
そんな住民が孤立する事態にもならないと思うのですが、
こういう所が柔軟性を欠いているというか、周辺地域で負担を分け合えないのか…
まぁ、家族や知人の安否が分かっていない以上、
土地を離れがたいというのもあるでしょうが、生活再建のためにも、
共助の力で新しい一歩を踏めるようにして欲しいです。
原因となった「盛り土」ですが、なんとなく全容が見えてきました。
●長年にわたり「盛り土」 住民「やはりこの場所だったか」【緊急報告 熱海土石流②】
問題なのは2007年に土地を買った不動産会社でしょう。
おそらく、宅地造成の名目で、残土や産業廃棄物の捨て場にしていたのでしょう。
産廃処理を請け負うと言えばお金を取れますから…それをガンガン捨てていたと。
特に埋め立てた場所の排水処理はせずにそのまま…
だって宅地を作るために埋め立ててるのではなく、ごみを捨ててるために買ったんですから…
そんな業者ですから、熱海市に行政指導を受けたとしても従いませんよ。
そして、それを土地の知識の少ない業者に転売。
買った業者は実際の土地を見て驚いたことでしょうね。
普通に土が盛られたままだったでしょうから。
熱海市にも是正するように言われ、仕方なく平らにしたのでしょう。
熱海市側も本来の責任者は前の不動産会社だと分かっているだけに、
強くは言えなかったのでしょう。
結果、両者なーなーになってしまい、今回の悲劇が起きたということです。
言い方は悪いですが、これが今の日本の森林開発の実態なわけです。
変な業者が残土や産廃を埋め立てて脆弱地盤を作る⇒安い土地を買う
⇒他の森を削って太陽光パネル等の自然エネルギー施設を作る
自然を壊しておいて自然エネルギー施設を作るのって矛盾してない?
それが今の日本の現実です。
先の国会で安保土地法なる訳の分からん法律が通っちゃいましたが、
本来はこういう日本の森林開発を是正するための法律が必要だったわけで、
一体、どうして成田闘争を想定した時代遅れの法律を作ったのか分かりません。
日本の法律の土地規制も「宅地」に関するものばかりで、
こういった森林等を規制する抜本的な法律がありません。
今回の熱海の悲劇を繰り返さぬように、日本の森林開発を改める必要があるでしょう。
静岡県ではリニアトンネル工事と伊東メガソーラーに反対する川勝知事が再選しました。
今後は、より一層、森林開発に対する批判を繰り広げることは間違いありません。
任期の中で森林開発を防ぐための条例を形作れるかどうか注目です。
そして国政では、この問題を放置してきた自民党には解決不可能でしょう。
リニア問題も絡んでくるでしょうから、できるだけこの問題は大きくしたくないはず。
逆に野党はこれを突いて政治問題化できるかどうか。
日本の森林開発と自然保全におけるターニングポイントになることを祈りたいです。
●土砂崩れの9割は林業が原因 政府が誘発する皆伐を推奨
もっと自然の保水力を大事にすべきではないでしょうか。
荒れ果てた杉林等は皆伐してもいいでしょうが、その後に植樹しませんと…
伐採したからそんままでいい、宅地造成すればいいとはならんでしょ。
●太陽光発電、災害リスク高い区域の規制検討 小泉環境相
いずれにせよ、日本の森林開発・自然保全のターニングポイントなのは確かです。
口だけに終わらずに、しっかりと形にしたものを残して欲しいです。
もう既に先の国会で失敗している前科があるだけに、
今度こそ「まともな法案」になることを期待したいです。
…まぁ、田舎の経済しか考えない自民党じゃ無理だろうけどねぇ…
●熱海の土石流、県の対応“二転三転” 発生原因めぐり
政治的には「人災」と考えたいのが川勝県知事サイドなんです。
リニアトンネル問題や、伊東メガソーラーの問題を抱えているだけに、
自然保護の必要性を訴えて世論を味方に付けたいという気持ちがあることは確か。
一方で、「人災」だと困るのが熱海市。
道義的責任は前の土地所有者である盛り土を行った不動産会社にありますが、
当然、彼らに支払い能力があるわけでもなく、
そうなると、長年この問題を放置する形になってしまった熱海市の責任になります。
復興だけでなく、住民への損害賠償まで背負わされてしまえば、
とんでもないことになるのは目に見えています。
結果として、政治的には人災を訴えつつも、
土石流自体は自然災害であるというスタンスで行くつもりなのでしょう。
まぁ、逆にこれだけの災害規模で「人災」と割り切るのも不可能な話で、
事実はどうあれ、最終的には激甚災害に指定されると思います。
されなかったら、政府に怒りが向くだけですからね。
何のための国の支援なんだという話になっちゃいます。
●支援物資いりません...熱海市が「苦渋の決断」 背景には何が?市が明かす被災地の現状
スーパーボランティアが断られたとニュースになっていましたが…
まだ生活再建段階に入っておらず、ボランティアも活動を始めていません。
先にも述べた通り、鉄道網は普通に通っているので、陸の孤島になっているわけでもなく、
同じ熱海市西部や周辺地域無事なので、物資が足りてないわけでもありません。
おそらく、報道の仕方だと思うのですが、被害現場しか映さないので、
どうしても大変なようなイメージができてしまいますが、避難時点での問題は少ない方です。
問題は復旧段階なわけで、個々の家の片づけは相当に難航しそうです。
各家庭に支援が行き渡るかどうか、そこが問題でしょう。
◆ニュースネタ 東京に再度の緊急事態宣言。首都圏の五輪は無観客試合へ
早めに出して胸を張るところじゃないんだよなぁ…
実際に先月の国会終盤の党首討論においても、
イギリス変異株の蔓延を招いた緊急事態宣言の解除について聞かれてますから…
結局、同じ過ちを繰り返してる辺りは、もうどうしようもないですよ…
●ワクチン供給不足で予約停止拡大 首相、自賛も見通せぬ混乱収束
相変わらずワクチンの供給が足りなくなっていることを説明しない。
よくそれでワクチン接種が進んでいることを誇りに思えるな。どういう神経の図太さ。
はっきり言って、ワクチンが実際に供給されている量を把握できるのは政府だけなんです。
各自治体は受け取った分しか分からず、
他の自治体の取り分や流通過程で消えてしまっている分は分かりませんから。
どうして不足しているのか。
十分な量を出しているのに届いていないとすれば、
それを横流ししている人もいるかもしれないので、ちゃんとした流通確認をして欲しいです。
当然、輸送ミス等もあるでしょう。
どうして供給不足に陥っているのか、政府にはそれを明らかにする責任があります。
ついでに言えば、政府のワクチン一辺倒の姿勢が今回の緊急事態宣言を招いてるんですよ。
「ワクチンを打てば感染しない」そういう時代錯誤的なことを言ってるからこうなる。
もう去年のコロナウイルスじゃないんですよ。
いい加減、新しい変異株に対応した対策を打ちませんか?
脅威を脅威だと報じさせず、ワクチン効果を過大評価するからこうなるんですよ。
ワクチンへの過信が今の緊張感の無さを招いているんです。
あとはもう菅(すが)総理は何を言っても無駄なことを知った方がいいです。
逆効果なんですよ。信頼できない人が言うから、ワクチンも信用できなくなる。
ワクチンへの信頼度を下げているのは、菅(すが)総理自身なんですよ…
国民からの信頼度の無さは、民主党政権時代の菅(かん)総理に似ています。
東日本大震災の原発対応で伝わる発言に国民は失望し、
党内からも閣内からも公然と批判が出る始末…
何を言っても信頼を取り戻せない、そういう所まで追い詰められているんですよ。
だから、そんな人が誇れば誇るほどに、信用でくなくなっていくんです。
もはや痛々しい状況になっていることを知るべきです。
菅(すが)総理のことを「菅(かん)総理」と呼び間違えた人は、預言者ですね(苦笑)
●繰り返される緊急事態宣言 それでも菅政権が五輪中止にできない理由とは?
いやー、それは違うんじゃないですかね…
まぁ、日本政府にそういう思い込みがあることは否定しませんが。
今、起こっているのは単純な『ディスコミュニケーション』だと思います。
選手を始めとする国外勢はオリンピックを開催するぐらいだから、
東京は『アンダーコントロール』、コロナが制御可能な範囲だと思ってる。
だから日本に来ても、そんな不自由な生活を強いられないと思っているし、
ボランティアやホテル等の宿泊所のスタッフはワクチン接種済みだと思ってる。
けれど逆に国内向けには選手はワクチン接種済みだから安心だと喧伝する。
両者が自分自身は安全でないのにも関わらず、
真ん中を挟み込む日本政府の発言によって相手は安全だと思い込んでいる。
それって非常に罪な状態じゃありませんか?
2人が顔を合わせれば、「ちゃんとしなかった相手が悪い」って言い合う状況でしょ?
結局は日本の交渉力の無さに尽きます。
秋への延期や1年延期を交渉で決められなかったのか。
実施は科学的にも不可能だと中止已む無しの姿勢を見せていれば、
交渉の余地はあったはずです。
それを日本は絶対に開催すると足元を見られたからこうなったんです。
結局は、自らの失政を隠すために五輪を開くだけなんですよ…
9月の自民党総裁選を乗り切ればそれでいいという実に短絡的な思考ですこと…
●喫煙所閉鎖、酒類提供制限で溢れる人たち 五輪突入で渋谷・新宿は無法地帯になる
一言で言えば、今の世の中に蔓延しているのは「不公平感」なんですよ…
一般の人達はコロナ禍でスポーツをするのも憚れるのに、五輪開催と言う。
アスリートのために五輪開催は我慢すると思えても、
無観客なのにIOC貴族達は普通に会場入りすると言う。
ワクチン接種を進めると言いつつも、届かないワクチン・届かない接種券。
会食の禁止・酒類の提供自粛と言いつつ、政治家や官僚は平気で会食してる事実。
みんな彼らは一様に「感染対策はしてる」と言う。
多くの国民は感染対策をしつつ自粛しているのに、逆撫ですることを平気で言う。
そりゃ国民の反発を喰らうのも、五輪に反対する人が多いのも当たり前でしょ。
誰も国民に寄り添って発言してないんだから、「不公平感」が消えません。
五輪だけ特別なのか? 政治家だけが特別なのか?
コロナよりも深刻なのが安倍政権から続く「不公平感」なんですよ。
それが政治不信に繋がっているんです。そこにどうして気付かないのか。鈍感すぎる。
◆プロ野球ネタ 西武・松坂大輔投手が引退を決意
●西武・松坂引退の理由 消えた右手中指の感覚に“恐怖” 首の手術から1年 崩れた復帰の見通し
●「松坂大輔」が引退 アスリートであり続けられなかった野球人生
コロナ禍で野球に興味を失った自分でも、このニュースは来るものがありますね…
松坂投手がイチロー選手らのようなアスリートであったかと言えば、
やっぱり違うとは思います。
でも、どんなに辛い時でも、誰よりも野球を楽しんでいた、
永遠の野球少年だったのが「松坂大輔」投手だったように思います。
松坂投手よりも完璧な投手なんて、正直いくらでもいると思います。
ダルビッシュ投手や田中将大投手は安定感で言えば松坂投手より上ですし、
最終的なキャリアも松坂投手よりも上を行くと思います。
だけど、投手と打者の名勝負という観点で言えば、
日本球界において松坂投手が最後の存在だったように思えます。
それも一人じゃない。
イチロー・中村紀洋・松中信彦や城島健司らホークス打線・巨人移籍後の清原和博…
勝っても負けても絵になる男、それが「松坂大輔」でした。
常に相手と最高のポテンシャルで対決する、
そういう見所の多さが「松坂大輔」のピッチングの最大の魅力だったと思います。
それもこれも彼自身が野球を最高に楽しんでいたからでしょう。
晩年は怪我に苦しみましたが、それを表に出そうとはせず、
怪我をしていても投げる方法を常に模索し続け、それでも野球を楽しもうとしていました。
現時点で松坂投手が野球を楽しめているのかは分かりません。
だけど、いつか松坂自身が野球を楽しめている姿を見せてくれれば、
見ている私達もきっと最高に野球を楽しめるように思えます。
松坂がまた帰ってくるとき、野球の楽しさも戻ってくるでしょう。
自分はそう確信しています。
どうやら私生活にも影響を与えている状態のようなので、
それをしっかりと癒し、笑顔でまた野球をしている姿を見せて欲しいですね。