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安否不明20人⇒147人⇒113人⇒80人

簡単に言うと、これが昨晩からの大きな動きです…
いや…さぁ…混乱状態で正確な数字を計れないのは分かるのよ…
だけどさ、昨日の時点で静岡県や国と被害状況の報告はしてるわけですよね?
それなのに、「行方が分からないと連絡のあった20人」しか数えてなかったって…
あれだけの被害が出たのなら、戸籍と照らし合わせて無事な人を引いていくべきでしょ…
これではまるで敢えて過少申告しておき、
被害を少なかったと見せかけたように思えちゃいますよ…

●静岡知事、土石流と発生源付近の宅地造成「因果関係を検証していく」
4日夜の時点で500人以上が避難とは…
住民基本台帳に記載されているのは215人ですから、
観光客や従業員として避難していた人も含む感じでしょうか?
それでも4日朝には新幹線が、夕方には在来線も復旧してますから、
電気ガス水道に支障を来すなど自主避難している人が相当数いるんですかね。
一番の問題は土石流にあった宿や別荘に泊まっていた観光客ですよね…
これはもう下手すると存在を確認できないだけに、
熱海に観光に出かけた知り合いが居るなら、確認した方が良さそうです。

●【速報中】土砂から発見、1人の死亡確認 捜索続く
不明者の情報公開に関しては、致し方なしと考えます。
それもなるべく早く、迅速にやって欲しいですね。
5日は朝方に雨が残っていましたが、比較的小雨でしたから、
捜索活動は昨日までと比べれば捗ったと思いますが、
7日以降はまた雨続き…二次被害が出ないことを祈りたいです。


◆ニュースネタ 東京都議会議員選挙の結果
●自民33、都民ファ31で拮抗 都議選、自公過半数届かず
自民党が第一党に返り咲くも、公明党を合わせても過半数ならず。
都民ファーストは第二党に転落するも、キャスティングボードを握り続ける。
立憲民主党は共産党との選挙協力で議席倍増するも、批判票を受け止めきれず。
●都議選、投票率は42.39% 過去2番目の低さ
投票率が上がらなかった原因は、受け皿不足なのかコロナへの警戒感なのか。
いずれにせよ、勝者なき都議選の結果だったと思います。

●自民、衆院選へ危機感 コロナ・五輪対応に反発 菅首相「選挙の顔」不安も・都議選
有権者の立場からすれば、菅総理と小池都知事の人気投票、
いや、正確に言うならば、「不人気投票」を行った感じですかね。
結果的に言えば、「小池都知事の方がまだマシ」と判定されたわけで、
菅総理の人気の無さが如実に表れたように思います。

どうでしょ…これが都議選が始まる前だったら、自公で過半数行ってたかもしれません。
この2週間で東京のコロナ感染状況がはっきりと悪化し、
頼みのワクチンも供給不足が指摘され、無観客試合を考慮せざるを得なくなるなど、
政府の失政が自民党のイメージ低下に繋がった面は否めません。
そこを当初から「無観客試合」を主張した都民ファーストが心を掴み、
政府自民党が「無観客試合」にブレることによって、
逆に都民ファーストの正当性が強化された面は否めません。
自民党が日和って「無観客試合」を言い出したのは、選挙戦略的に失敗でしょう。

候補者の立場からすれば、「小池マジック」は正確な表現ではないと思われます。
おそらく自民党も、都民ファーストさえも「女狐め」と思ってることでしょう(笑)
今回、小池都知事は都民ファーストを切り捨てるつもりだったと思います。
公示前から一歩引いていたのは、都民ファーストが敗れた際に自公で都政を切り盛りするため。
しかし、1週間ほど経って、都民ファーストが善戦しているという世論調査が出ると、
最終日になって都民ファーストの応援に駆け付けるなど、
「勝ち馬」に乗った感があります。
勿論、有権者から見れば、都民ファーストは小池都知事の党という印象があるので、
小池都知事を支持する層の票を集めたのは間違いありませんが、
むしろ、勝因は早い段階で「五輪の無観客試合」を訴えて有権者にアピールし、
自民党支持層の政権批判票を取り込むことで善戦を繰り広げ、
小池都知事を引っ張り込むことに成功したというのが正確な所でしょう。
都民ファーストが五輪開催を不安に思う人々を上手く味方に付けたように思えます。

選挙前は、最悪の場合、一桁台に転落すると目されてた都民ファーストが善戦、
自民党と拮抗する力を見せましたが、第一党を逃したのはやっぱり痛手。
今後の問題は議会多数派をどうやって構成するのか?
自民党は公明党を合わせても過半数に届かず。都民ファーストと組むしかありません。
逆に都民ファーストは自公以外にも共産・立憲民主と組むこともできます。
普通に考えれば、自公と都民ファーストで組むのでしょうが、
そうなると議会の2/3以上を固めることになってしまい、議会軽視に繋がりかねず、
内部での主導権争いが激化してしまうことになります。
そういう意味では、却って都議会は政治的不安定要因が増したと言えます。
菅総理に対して力を見せつける形になった小池都知事ですが、
議会運営に関しては自公と都民ファーストの双方の顔を立てねばならず、
頭を悩ませる機会が多くなりそうな雰囲気です。


一方の共産党と立憲民主党の野党勢力は都議会で一定の勢力を得たものの、
都民ファーストを上回れなかったという意味では、
政権批判票を十分に取り込めなかったと言えると思います。
都民ファーストと比べると、はっきりとした政策を打ち出せなかったのが痛手です。
支持母体である連合に配慮する余りに、選挙後の共産党との関係をどうするのか、
消費税減税や脱原発など、玉虫色な発言が目立っているので、
政権与党になる気概で、どういう政策を実現するのかをはっきり打ち出して欲しいです。
それによって連合が分裂することになっても構わないでしょう。
それよりも国民の方をもっと向くべき。いつまでも連合ばかり見ていてはダメです。
野党のままでは消費税減税はできないという気弱なことは言わずに、
与党になって消費税減税を果たすという気概を見せて欲しいです。



◆ニュースネタ 安倍さんの「反日的」発言、批判に向き合えない〝未成熟〟な日本 せっかくの忠告にも「おまえがおかしい」

安倍氏の発言に関しては、もう取り上げる意味もないんですけど…
以前も書いた通り、今の右翼は「敵が分析できていない」ので、
⇒「敵が分からない」⇒「反対する奴はみんな敵」
=「五輪に反対する奴は反日的」という思考回路を辿るわけです。
もうここまでいくと『陰謀論』と同じ。
敵が分かんないから、とりあえず『陰謀』にしとけ的な。
だから、五輪に反対する輩は反日の陰謀だと思ってるんですよ、右翼の頭の中では。

加えて今の自民党に言えるのは、二世三世議員のお坊ちゃんが多過ぎること。
人生を忖度されて生きてきたから、反発されることに慣れていない。
だから忠告であっても素直に聞けず、反対してると錯覚して反発してしまう。
まぁ、要はマインドがガキなんですけどね…
苦労を知らないから他人に優しくなれない。
順調な人に弱者の気持ちは分かりませんからね。努力が足りないだけと思ってるだけ。
だからこそ国民の気持ちが分からないし、分かろうともしない。
どうしようもないんです、こんな議員いても意味ないんですよ、本当に…

政治とは、個人の問題を社会の問題と考えることです。
努力が足りない=自助が足りないと考える政治家は政治をやる意味がないのよ。
自助でどうしようもない問題を解決するのが政治でしょうに。
そんな人達は政治家でもなんでもないよ。税金ドロボーって言うんですよ。


◆時間ネタ 夢と時間(ネタバレあり)
先日、アニメの『STEINS;GATE』の話をしたので、
自分の時間に対する見解を述べておこうと思います。
前回に引き続いての内容なので、『STEINS;GATE』のネタバレ注意ということでお願いします。

(以下、ネタバレあり)

先日も書いたように、岡部の「リーディング・シュタイナー」は、
世界線を超える能力ではなく、世界線を視る能力と定義しました。
「世界線を視る能力」というのは、それほど珍しいものではないでしょう。

なぜなら、私達は日常的に世界線を視ているからです。
例えば、『夢』は典型的な世界線を視る行為でしょう。
『夢』は記憶の整理だと言いますが、記憶の整理とはどういう意味ですか?
自分が記憶しているもので、自分の意思とは無関係に世界を作り、
現実と同じように世界が進展していく、
それは他の世界線に外ならないものではないですか。
私達は無意識的に他の世界線を視ているわけです。

高度なシミュレーションによるイメージトレーニングも、
もはや他の世界線を視ているのと同様の行為ですし、
単純に創作活動だって他の世界線を作り出す行為です。
そこにどの程度のリアルさを求めるかは個人差によりますが、
行為自体は似たようなことをしているわけです。


『時間』の概念で言えば、単純な尺度だと思っています。
縦・横・奥行で3次元が形作られますが、そこに時間という尺度があるだけ。
ですから時間もまた簡単にずらすことができ、
同時並行的に過去・現在・未来が存在していると考えています。
よって、タイムマシンは意味がないと思っています。
仮にタイムマシンによって過去改変が行われたとしても、
人一人の動向が世界そのものを変えるとは到底に思えず、
例えばリーダーが死ねばサブリーダーが後を継ぐだけで、
実行者や実行スピードに多少差が出たとしても、大枠としては世界は変化せず、
過去改変されたとしても、その影響で他も改変される結果、
未来はほとんど変わらないぐらいに修正されると考えています。
人間一人で世界が変わるわけではなく、全体意思として世界は変わってゆく感じですね。
救世主なんて存在しないし、大事なのは救世主を仰いで支えていく人達の意思の方が重要でしょう。


そういう意味では、現実が大きく変化する『STEINS;GATE』よりも、
結局、過去改変に成功しない『Vivy -Fluorite Eye’s Song-』の方が、
時間概念的には自分の意見に合致する感じです。
それがそのまま評価に繋がっている面は否めませんね。
まぁ、だからこそ時間改変モノってあまり刺さらないんですよ…好きなんだけど。

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