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コロナワクチン狂騒曲

各地で高齢者に向けたコロナワクチン接種が進められていますが、
そこで各地方自治体の首長(市長や町長)らが優先接種を受け、賛否両論出ているようで…
なぜ、そのようなことが起こるかと言えば、
コロナワクチンは1セット5~6回分注射が可能となっているようで、
1セット開けたけど3人しか接種希望者がいなかった場合、2~3人分が余るわけで、
それを廃棄した自治体が政府に勿体ないことするなと袋叩きにあったからです(苦笑)
この一件から余剰分は接種対象者でなくても打って構わないということになり、
蓋を開けてみたら、自治体の首長や役場関係者が大量に摂取していたというオチ…

まぁ、一言で言えば、「無能」過ぎます。なんのための『接種計画』なのか?
こうやって余りを出さないようにするために『接種計画』を立てるんです。
それを余りが出たから自分達に打ちましたでは本末転倒。
自分達の無能さをさらけ出しています。
例えるなら、自分が参加できない町内会のイベントで、お弁当の発注を担当し、
町内会費でわざと多めに注文して、余った分を自分のお弁当にした的な話。
人によっては発注者なのだから、それぐらいの恩恵があっても構わないと思うでしょうが、
差し入れとして自費で賄ったり、参加者内部での集金したお金ならともかくとして、
町内会費のような一般財源でそれをやられてしまうと公私混同も甚だしいです。

会場設置者という言い訳にしても、せいぜい居るのは初日か毎日1時間未満の見回り程度でしょ?
そこで会議を開くわけでも、待機して生活するわけでもありません。
たったそれぐらいの時間で感染してしまうような感染症対策でしかないのならば、
誰も接種になんて行くことができませんよ…
行ったらワクチン打つ前に感染しちゃうんでしょ?
だから本末転倒なんですよ…説得力がまるでない。
トップがいなくなって困る程度のものを組織とは言いません。
何のために副市長や助役等を置いているの? お前は余人をもって代えがたい人物なんか?

さらに問題なのは、1回目の接種は「余りもの」でしかなかったのかもしれませんが、
2回目の接種を1ヶ月以内に行わねばならなくなり、今度は「優先接種」とならざるを得ません。
それは機会の公平性が担保されるというのか? 仕方ないで済まされるのか?
個人的にはかなり問題があるように思えます。
さらに言えば、この一件で「余りもの」の存在が世に知れてしまったわけで、
高齢者以外も接種会場に人が殺到し、「余りもの」目当てに出待ちするケースも出てくるかもしれません。
そうなっていくと、高齢者は慣れないネット予約をしなければならないのか?
会場前で待ってれば仕方なくやってくれるだろう、そう思われても仕方ないでしょうに…
今やってることを全て水泡に帰してしまう愚策であることは明らかです。


とはいえ、特にマニュアルもなしに『接種計画』を立ててる自治体も気の毒ではあります。
政府から「7月までに終えろ」とプレッシャーをかけられるも、
つい最近までワクチンがいつ・どれだけの量が入ってくるのかも知らされずでは、
満足に『接種計画』を立てられるわけもありません。
「逆算すればいいだけじゃん?」と思うかもしれませんが、
最初の絞り込み条件である「ワクチンの入荷量」が分からないということは、
逆算すると少なくとも①入荷量不足②入荷量がピッタリ③入荷量が潤沢にあるの、
3パターンを考慮せねばならず、さらに不足の程度や供給時期の予測も加われば、
何十パターンも計算せねばならなくなります。
コロナワクチンというモノがないのに『接種計画』が立てられるわけがないんですよ…

そうなると、能力がない自治体ほど、杜撰な計画を立てて無駄を出してしまう。
無駄を廃棄すると怒られるから、自分達で打とうと思っちゃう。
その程度でしかないんです。
本気でズルしたいなら、自分だけでなく家族にも打つでしょうしね…
だから、そこまで道義的に責めるつもりはありませんが、
杜撰な計画しか立てられないその能力に対しては、自治体の長として失格なのは明らか。
…無能なんですよ…
昔ながらのムラ社会のトップで旨い汁を吸い続ける人物なんてもう要らないんですよ…
道義的に責めるつもりはありませんが、さっさと辞めていただいた方が住民も幸せでしょう。


◆ニュースネタ 2回接種で変異も効果か 国内初調査リーダーに聞く
横浜市立大のコロナウイルスの研究チームの結果が注目を集めています。
最大のポイントは『疑似ウイルス』の使用で、
これが本物のコロナウイルスとどれぐらい置き換えて考えられるかは、
専門家でなければ分かりませんが、もしも同様の治験結果を得られるのであれば、
国内産ワクチン治験にも使うことが期待できます。
既に海外のワクチンがあるのに、偽薬でわざとワクチンを打たずに意図的に感染させるでは、
人道的に問題がありますからねぇ…

ワクチンの効果に関しては、1回目だけでは半分程度(個人差が大きいと予想)、
変異株は3割程度とおよそ海外のデータと似た発表になっていますが、
2回目を打てば変異株にも有効というのは、非常に心強いデータです。


●2回目接種で異なるコロナワクチンの利用、倦怠感など副反応増える
2回目の接種における副反応で、『強い倦怠感』が指摘されていましたが、
上記のようなデータも出ているようです。
これが単純に2回目の副反応によるものなのか、
それとも異なるワクチンを使用したことによる結果なのか、どちらなのかはよく分かりませんが、
当面は1回目と2回目とで同じワクチンを接種するのが安全だと思われます。

計画されている東京と大阪の大規模接種会場では、
地方自治体のファイザー製等と異なるモデルナ製のワクチンを打つ方針のようなので、
1回目を大規模接種会場で行い、2回目を地元の接種でと考えるのは危険そうです。
そういう点からも、大規模接種会場の計画は無理があると思うのですが…


●米ワクチン接種者、屋内もマスク不要に バイデン氏「素晴らしい日」
んー、どうなんでしょうね、これ?
自分はワクチンが感染防止に有効であるとするデータを見たことがないので分かりません。
発症予防効果があることは認めていますが、感染防止効果があるかは懐疑的です。

もし、本当に効果があるならば、公共交通機関のマスク着用も解除できるでしょうし、
比較的早期にマスクを外しているヨーロッパや、
ワクチン効果を喧伝しているイギリスも未だに毎日2000人の感染者を出しているのも、
不思議なことのように思えてなりません。
まぁ、実証実験だと思えば、アメリカの反応を見て日本もワクチン接種後を考えられますから、
いずれにせよ、ワクチンの効果期間が定かでない面もありますから、
ワクチン接種後も警戒は怠れないように思えます。

個人的には、科学的データとしてマスクの必要性が否定されたのではなく、
ワクチン接種を進めたい政治的思惑から出てきた発想ではないかと思っています。
「ワクチン接種すればもうマスクはしなくていいよ」という宣伝的政策でしょう。
ワクチンなしでマスクを付けていることよりも、
マスクなしという多少のリスクがあってもワクチン接種を進めた方が得策と考えたのでしょうね。

もっとも、そうなるとワクチンを打っていない人やマスクをしている人が、
差別される結果となり、マスクを付けているアジア系の人々が益々差別されると思うのですが…
それがアメリカの本音なんでしょうなぁ…


●<新型コロナ>ワクチン2回接種の男性医師が感染
個人的には自覚症状のある発症までしたのは驚きです。
感染自体はするでしょうが、発症予防効果はあると考えてましたから。
そうなるとワクチン接種の方法自体に問題があったのか、
それともワクチン効果が十分に出ない体質だったのか…それは分かりません。

おそらく家族の方が先に感染したと思われるので、
やはりワクチンに感染予防効果があるという考え方には疑問があります。
そう考えていくと、やはり『集団免疫』の考え方には賛同しかねます。
ワクチンの効果期間や不活性感染するコロナワクチンにおいて、
どうして『集団免疫』が成立するという妄想を持っているのか分からないんですよ。
普通の感染症なら、誰が感染して誰を隔離すればいいのかが分かりますが、
今回のコロナが厄介なのはそれが分からないことでしょうに。
それでどうやって『集団免疫』が成立するのか。
少なくとも『不活性感染』の仕組みが十二分に理解されなければ、
『集団免疫』は確立できないように思えます。
あくまで『集団免疫』は現象の結果ですからね。そういう仕組みが組みあがるわけではないのです。


◆ニュースネタ 瀬古利彦氏 五輪やらせてって言っちゃいけない雰囲気
女性蔑視発言で退任に追い込まれた森氏もそうだったんですが…
何で五輪開催派の人は「反対派はやらせたくないんだ」と思ってるんでしょうか?
やるかやらないかで言えば、やるに決まってるじゃないですか?
東京五輪開催は決定事項なんですから、希望としてはやるに決まってます。
問題はできるかできないか。可能か不可能かの話なんですよ。
実現性を説いてるんです。やりたくないと精神論で言ってるわけじゃありません。
ここまで繰り返し言われると、逆にバカにされてるんじゃないかと思いますよ…
まぁ、バカにしてるんでしょうけどね、実際。

現実的に開催するためには、『バブル』=逆隔離政策しかないわけです。
一定の感染安全地域を徹底的に隔離することで人工的に作り上げ、
その地域内で競技を行い、できるだけ感染が中にも外にも広がらないようにします。
問題はどれだけの期間『バブル』を行えるか。
一つの競技の国際大会なら1週間ほどの我慢で行えますが、
オリンピックともなれば1ヶ月以上の我慢が必要になります。
異例の長期間に及ぶ内外の隔離政策が可能か否か。
そういう難しい判断が迫られているのにも関わらず、そういう議論は一切出ず、
未だにキャンプ地の地元交流事業の有無を話しているようでは、遅すぎでしょ。
そんなもん話し合う前に無理ですよ…
選手の厳しい外出制限をしなきゃいけないのに、どうして慈善事業だけフリーにするのか?
それに選手のワクチン接種は間に合うとしても、スタッフやボランティアはどうしますか?
65歳以上の高齢者だけが選手のお世話を頑張るんですか?
それとも感染した若者・感染させた若者は自己責任で吊るし上げるのですか?

「五輪をやりたい」と言うのは構いませんけれども、
もう少し現実的に「五輪ができる」方法を提示してもらわなければ、国民は納得できません。
チャンスは何度かあったはず。
森氏の退任・橋本新会長の就任時・海外からの観客断念等々。
いくらでも開催アピールのチャンスはあったのに、いずれも精神論しか聞こえてこない。
そりゃ海外のメディアも不安を覚えるのは当たり前ですよ。
具体的対応策が何も伝わってこないのですから。
もう「コロナが収まりますように」と神頼みするのはやめたらいかが?


最後にぶっちゃけて言いますが、一般の人が慌てて接種する必要はありません。
むしろ、後後になって損をする可能性さえあると思います。
個人的にはオリンピック選手の優先接種もドンドンやればいいと思ってます。
だって、彼らの本番は3か月後なんですから。
逆に一般国民の本番は6か月後、秋が終わって冬を迎える時です。
その時にワクチンが効いてなければ意味がないのですから、
仮にワクチンが半年程度しか持たなかった場合に、
今、ワクチンを打っている人は、3回目と4回目の接種が必要になる可能性があります。
現時点で2回接種後の費用負担は決まってませんから、無料とは限りません。
やるなら9月過ぎに行うのがちょうどいいんですよ…

そう考えていくと、政府の五輪実施計画もワクチン接種計画も非合理的です。
合理的に考えれば、医療関係者や介護士らを最優先として、
選手や大会関係者、ボランティア等の五輪に関わる人々の接種を優先し、
高齢者は自粛活動を基本にしながら、冬前に打ち終わればOKなんです。
どうしてそうしないのか、非合理的な計画になっているかといえば、
五輪も高齢者接種も9月の解散総選挙を狙って日程が組まれているからですよ。
つまり、相次ぐ自粛生活が支持率に直結してると政治家が考えているから、
お年寄りを早期に解放して、お金を使って経済を動かしてもらって満足してもらい、
脳梗塞等の死亡リスクが高い冬は死んでも構わない…とさえ思っていても不思議じゃないです。
さらに言えば、ワクチンの副反応として脳梗塞等の死亡が疑われていますが、
お年寄りが脳梗塞で倒れても不思議ではないので、副反応として認められにくいでしょうからね…
政府、主に厚生労働省が一番怖がってるのは、
若い世代にワクチン副反応が出てしまい、多額の賠償金を支払う必要が出てくることですから、
仮に副反応で倒れても分かりにくいお年寄りを優先したという側面は間違いなくあると思います。

まぁ、無茶苦茶なのよ、もう無茶苦茶。
場当たり的にやってるから、こんな非合理的展開になるんですよ…
緊急事態宣言に北海道・広島・岡山が追加されましたが、
北海道に関しては緊急事態宣言の延長時に専門家が不満を述べていたことが明らかになっています。
どうして、あの時に北海道に出さなかったかと言えば、マラソンのプレ大会やったからですよ…
昨年はオリンピックの延期が決まるまでコロナ対策が実施できず、
今年も菅総理の訪米に水を差さないように大阪が動かなかった結果の感染爆発、
北海道もプレ大会を待った結果の感染爆発、
いずれも政治日程を気にしてしまったが故の対応の遅れです。
情けないを通り越して異常ですよ。
本当の国難を前にしているのに、国難だと思っていない対応をするんですから、政治家たちは。

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