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(中身スカ)スカ内閣

デジタル庁設置、携帯電話値下げ、印鑑廃止、中小企業改革、地銀再編、
新婚家庭への補助緩和、自己都合退職の失業給付開始時期の緩和、等々。
前者はまだ具体的に何をやるのかが不明な所があり、
後者はご時世的に当たり前のことで、むしろ、まだ手ぬるい感じ。

小さな看板は沢山挙げるんだけれども、中身がスカスカで伴っていません。
安倍政権末期に見られた「何かやってる感」だけが見える体裁取り繕い内閣。
既得権益の打破を訴えている自分自身が既得権益化しており、
結果として、より少数の既得権益層を生み出そうとしています。
国民がその実態に気付くのはいつになることやら…
安倍政権の時のような6年もかかる事態だけはご勘弁を(苦笑)

とりわけ気になるのは、中小企業改革と地銀再編です。
安倍総理は国際情勢が東西冷戦で止まっていましたが、
菅総理の場合は経済の知識がバブル崩壊で止まっている感じがあります。
とりあえず、合併して大きくすれば、儲かる・生産性が上がるというのは思い違いです。
 中小企業が儲からないのは小さいからだ⇒大企業になればいい
 地方銀行が競争力を持たないのは多過ぎるからだ⇒統合すればいい
でも、実際に今、起きていることは、大企業が正社員にしか責任を持たず
派遣社員やその他の社員、下請け企業の現状を直視しようとせずに、
労働現場の見えない一方的な仕事の押しつけで生産性が低下しているという現状…
また、過去に統合していった銀行も貸出よりも債権購入を重視し、
支店を減らしてスリム化を行った結果、顧客と接する機会そのものが減ってます。
バブル崩壊以後、企業や銀行を大きくした結果、何が起こったのか?
足元が見えなくなった企業・銀行に可能性はないわけで、
大企業や大銀行を改革せず、中途半端に生きながらえさせた結果が今です…
同じことを中小企業と地方銀行にやるんですか? アホですか?
むしろ、やるべきは大企業と大銀行の分社化の方でしょ…

肝入りのデジタル庁も全く同じ発想と言わざるを得ません。
情報を集めれば集めるほど価値が出ると思っている節があります。
情報は集めた分だけ、盗まれるリスクが上がることに何故気づかないのか。
各銀行や各省庁に個々にハッキングする必要がなくなり、
デジタル庁だけをハッキングすれば良いだけでしょ?
今は情報を適宜分散することに価値があるのに、
リスクを無視して情報を集約する意味が分かりません。
せめてハッキングされにくい情報セキュリティ対策を構築して見せて欲しいです。
…まぁ、それでも中国企業に情報を売る官僚は幾らでもいるから無駄なんですけどねぇ…
仮に免許証がデータ紐づけされたら、どうするかな…もう返納しようかな(苦笑)


◆ニュースネタ NTTがドコモを買収・完全子会社化へ
その2
NTTやドコモについて詳しく知っているわけではないので、
このニュースを完全には理解できませんが、少なくとも言えることが2つあります。

1つは、両者にとって携帯電話事業がドル箱ではなくなった、ということです。
これはほぼ独占状態だったドコモからau・ソフトバンク、他の格安携帯会社への乗り換え、
政治の値下げ圧力による事業収益の低下、
5Gなどの新技術に対応した設備・基地局の整備費用、
携帯電話以外のサービスの是非等々、どの要因なのかは分かりませんが、
今後、今までのように高い収益力を持つ事業ではなくなったということでしょう。
そういう意識が双方にあるからこそ、NTTがドコモを買収するのだと思います。
3年くらい前はそれこそ逆の展開、ドコモがNTTを買収する位の勢いでしたからねぇ…
携帯電話事業の収益性がそれだけ下がっている証拠だと言えると思います。

もう一つはNTTにおいて、NTTコミュニケーションズの比重が上がっていることです。
NTTというと固定電話のイメージがありますが、
今はインターネット事業、とりわけ企業や学校のIJT事業の方が儲かるのでしょう。
とりわけ今年のコロナ禍によって、ネット整備に戸惑う企業や学校が多く発生したと思われ、
その受け皿となったのがNTTコミュニケーションズであったことは想像に難くありません。
ドコモを買収するのも、ドコモが失敗してきたネット事業・EC関連への取組みでしょうし、
言わば、NTTコミュニケーションズの成功があるからこそ、
ドコモを買収する積極性が出たとも言えます。
NTTグループ内において、主力事業の移り変わりを感じます。

そこまで意図したかどうかは正直分かりませんが、
NTTとしてはドコモの携帯電話事業よりも、
NTTコミュニケーションズによるサポート事業の方が収益を見込めるので、
むしろ、基本料金等は安く抑えることができ、
逆に店頭サポートは手厚くなる一方で有料化されるなど、比重が変わる可能性があります。
価格競争になれば、体力のある企業の方が有利になるわけで、
同じくネット事業を手掛けるソフトバンクや楽天はともかくとして、
auや格安携帯電話会社はそれに対応することができるのか否か。


●携帯料金引き下げは本当にできるのか。賛否両論がうずまく理由
別の記事で総務省の狙いは、基本料金の値下げではなく、
国際的に高いとされる使用通信料の多い高価格帯の方というのを見ましたが…
そうなってくると、自宅にネット回線を引いている人は相対的に損をするわけで、
スマホに一本化した方が値段は安くなる事態に陥ることで、
回線が集中しやすくなって安定性が落ちるジレンマが起きることに…

それを解消するのが5Gなのかもしれませんが、
楽天が早速低価格の5Gをアピールしていますが、
自分の情報だと4Gは数キロ飛ぶものの、5Gは数百メートル程度で遮蔽物に弱いとのこと。
そうなると、WIFI並みに設置しなければならない可能性があるわけで、
常に5Gで接続することは難しいように感じてしまいます。
5Gで電子レンジの中にいる生活になるという揶揄も、あながち嘘とは言えないのかな…
果たして楽天はそこまで安定的なサービスを供給できるのかどうか、
他の携帯電話会社の基地局の整備はどうなるのか、先行き不透明な感はあります。

何度も言いますが、携帯電話料金を引き下げるのは結構なのですが、
「何の」値段を引き下げるのか。
通話料や通信料だけでなく、スマホ決済やらネット課金も入り交ざった
ごちゃ混ぜだらけで個々の金額がサッパリ分からないような携帯電話料金を
値下げを実感できるレベルに下げることは可能なのでしょうか?
それぞれの金額を別々に分けないと実感できないんじゃないですかね?
基本料金が下がっても、ネット等の利用料が上がれば、
体感的には使ってる金額は変わらないわけですし。
どうにも、人気取りためだけの政策にしか見えないんですよねぇ…

自分だったら、どう改革するかですが、大手3社を分社化して、
地域密着型の携帯電話会社に再編し、地域ごとに基地局の管理等を行う形として、
地域をまたいで使用する場合はそれなりの使用量、
地域限定で使うなら安く使用できるようにすればいいんじゃないですかね。
自社で全てやろうとせずに、子会社や関連会社に委託しても良いんじゃないでしょうか。


●本当に大丈夫? 菅首相の「地銀再編」発言が、再び“失われた10年”を呼びそうな理由
先に書いた通り、中小企業改革しかり、銀行再編しかり、
「大きくすればいい」みたいな発想があるのが気がかりです。
結局、バブル崩壊で何が起こったかと言えば、『半沢直樹』がなくなったんですよ。
銀行が企業を再建しなくとも、政府がやってくれますもん。
わざわざ銀行が企業を立て直す必要がなくなったんです。
結果、金貸しも渋るようになり、国債・地方債や株式の購入に預貯金が回るようになった…
そうやって地元の中小企業を見捨ててしまったから、
信頼されなくなって預貯金自体が減っちゃったんですよ。
だって大手銀行の方が手数料取られなくて楽じゃないですか。
わざわざ地銀を選ぶ必要性があるの? 結局、地銀は自己否定しちゃったんです。

でも、今は大手銀行も苦しくなっており、わが町でも銀行の支店が統合されて消えています。
隣町まで行く必要がある銀行では、利用しようとも思えません。
手数料の問題があるから使ってるだけに過ぎない状態。
地銀は既に見放され、大手銀行も見放されつつあるのが今です。
だから、政府がやることは銀行の手数料を無くすことですよ。
どの銀行を使っても同じなら、地域の銀行が選ばれることもありますし、
利用しやすい銀行を利用者が選ぶことになります。
もうそうしないと銀行自体が成りたたなくなる時代が来たんですよ…

話を中小企業に戻せば、バブル崩壊前は銀行が人事や経営指導を行ったことで、
中小企業の経営者は事業自体に集中できた側面があります。
でも銀行がそこから手を引いたことで、
税理士や公認会計士・社会保険労務士らが経営に参画してくるようになりましたが、
そもそも、そういった外部に任せることを嫌う中小企業もあったり、
中にはあくどいやり方をする専門職の人もいるわけで、
必ずしもそれが成功していたとは言えない側面がありました。
だから、今度は税理士や公認会計士・社会保険労務士ら、
中小企業をバックアップする専門家の横の連携を強化するとともに、
中小企業の経営者に安心して利用してもらうシステムが必要です。
昔の「〇〇銀行さんになら安心して任せられる」的な所まで高める必要があります。

中小企業を無理矢理にくっつけて大きくするよりも、
横の連携で事業内容を強化し、グループ企業的に発展させることが必要でしょう。
そういった横の連携の強化をすることが大切なのに、
菅総理は縦にくっつけようとしているように思えてなりません。
官僚に対しては縦割り行政を批判しておきながら、
自分は民間企業に縦割りを強いるのがよく分かりません。何がやりたいの?


●ハンコ9割以上を廃止へ 「法律は理由にならない」
まぁ、他の民間企業で電子署名が普及する一方で、
一番遅れていたのが行政とも言えるわけですから、それ自体は歓迎すべきことですが、
行政文書の難しさは内部だけで完結する話ではない、という点です。

国民生活に大きくかかわる分野ですから、後にそれを情報公開請求をした時に、
公文書として改ざんされていないことが担保されるのか否か?
…もっとも、森友学園問題の財務省はハンコがあっても改ざんしてましたが(苦笑)
少なくとも、ハンコの存在が改ざんしていない公文書である証明だったのは間違いなく、
ペーパーレス化と電子署名により、どれだけ証明力を担保できるかが鍵でしょう。
あとは、具体的に電子署名のシステムがどうなっているのか。
一般の民間会社に鍵を預けることはできないでしょうし、
内部的に完結してしまえば今度は証明力の問題が出てくる。
国民にとって分かり難い問題なだけに、電子署名の担保力の細かな説明が求められます。

あと国民的関心事としては、印鑑証明書等の本人確認書類をどうするべきかという点です。
電子署名であろうとも何であろうとも、最終的に本人を確認する手段が必要です。
現時点では最終的にはハンコ=印鑑証明書に頼ることが多く、それは電子署名も同じ。
ドコモ口座やゆうちょ銀行の不祥事により、本人確認の問題が再浮上してきましたし、
利便性と確実性をどう両立するのか、大きな問題になっているように思えます。


●内閣府、新婚生活60万円補助へ 少子化対策で倍増、条件も緩和
34歳という数字の合理性と、両方が34歳である必要性は何なのか?
おそらく出産年齢なのでしょうが、今の技術なら40歳以上でも出産可能ですし、
そんなに狭く解釈する必要性があるのか否か。
そもそも、子どもを自ら生まなければならない必要性がどこまであるのか?

今、子どもを産めない夫婦が増えている一方で、
子どもを出産したけれども育児放棄や暴力によって子どもの命が失われています。
自分の子に拘るのではなく、社会として子を育てる環境づくりも、
同時に必要になってくるのではないでしょうか。
逆に、子育てを終えた老齢夫婦が育児放棄された子ども育てても良いじゃん?
そういう視野の広い援助をしてけば良いんじゃないのかね?
まだ視野が狭すぎない?

失業給付にしてもそう。
次に失業給付を貰えるのに半年は働かないといけないのだから、3ヶ月も待つ意味ないじゃん?
2ヶ月にしても同じ。1ヶ月で十分でしょうに。
これから企業が労働者を選ぶ時代ではなく、労働者が企業を選ぶ時代になるんですよ。
透明性がないブラックな職場は淘汰されるべきなんです。そんな職場は3日で辞めた方がいい。
安易に転職して貰えるような企業を目指したらどうですか。
安易な転職を禁じてしまうから、「辞めるなら3年待つ」なんて言葉がまかり通る…
3年も働いてくれればブラック企業は十分なんですよ…
今まで誰が得をしてきたのか、ブラック企業を支援してきたのは政府でしょう?


●杉田水脈氏、「女性はウソつける」発言認める ブログで
はっきり言って論外…
LGBTの「生産性がない」発言も酷かったけど、こちらは比べようがない程に酷い。
普通に考えろ。
「朝、痴漢された~」ぐらいは言うかもしれないけれど、
「朝、レイプされた~」って気軽に言う人なんていますかね?
何か勘違いしてませんか?

痴漢事件の冤罪で確かに女性が意識的に嘘を吐いたという話はありましたが、
レイプ事件で同じことをやったら、もう狂人扱いですよ…
それだけ事の深刻さが違うわけです。
「レイプされた」と公言する勇気と苦しみは想像を絶するでしょう。
それを「嘘」と言えちゃう辺りは何も考えてないんだなと言わざるを得ません。
おそらくジャーナリストの伊藤詩織さんの件が頭にあったのでしょう…
男側を庇いたいからといって、そんなトンデモ理論が成立すると思ってんの?

しかし、これを簡単に処分できない自民党もどうなっているのか…
同じ穴の狢と思われても仕方なかろうて…


●政府、除外の理由明かさず 「学問の自由の侵害」 日本学術会議人事
はい、これぞ菅政権の特徴、プーチン政治が始まったな…
実際、何が起こっているのか分かりませんが、おそらく意図的なんでしょうねぇ…
まぁ、でも早い所、手違いだったとして撤回した方がいいと思いますよ。
国民にはまだ菅政権の何たるかが伝わっていないわけですから、今なら誤魔化しが効くでしょう。

もう自分は上海みたいに不当逮捕で国民に圧力を加える所までやりかねないと思っています。
この政権は本当に放っておくとヤバいです。はっきり言ってヤバい。
なにせ日本の先行きが全く見えていないから、自分の権力を守ることに汲々としかねません。
そういう奴はマジでヤバいですよ?

(追記)任命しない理由、開示を 日本学術会議が首相に要望へ
どうやら政府は撤回するつもりはないようです。
騒がれた方が不都合なのが理解できないのでしょうか?
まさに聞く耳を持たない。説明責任とは何ぞや?
 「首相が任命権者。人事は総合的に判断(詳細は述べず)」
⇒「では会見で総理が説明して」
⇒「説明するためにこの会見がある」
⇒「もう一度、官房長官に説明を求める。政府見解を変更したのか否か?」
⇒「人事は総合的に判断(政府見解は有耶無耶にして終わり)」
??? お前は一体何を言っているんだ???
説明する気が皆無じゃないですか。
政府見解の変更があったかどうかぐらいは答えても良いのでは?

しかし、この構図って、菅総理が打破を表明する『縦割り行政』そのものなんですよね…
上の横暴で下が苦しむコミュニケーション不足の典型例。
やっぱり菅総理自身が縦割りの最たるものなんですよ。
あなたが辞めたら縦割りを打破できるんじゃねぇの?(苦笑)

総合的に判断したのなら、判断基準は1つではなかったということ。
では、その判断基準を全て公開すればいいんですよ。
できれば、その配点も含めて、どう総合的に判断するのか示せば良いこと。
別に項目を公開しろと言っているだけで、点数を公開しろと言ってないので、
個人のプライバシーに抵触することはないでしょ?
そういうのがない判断を『恣意的判断』って言うんですよ。
好き嫌いだけで決めてるって言うんですよ。
公平性の観点から言えば、総合的に判断したのなら、
それが総合的である理由を述べる必要があるのは当然のことであり、
国民のための行政組織なのだから、それを国民に説明する義務があるでしょうに…

もうこれは政治問題化するでしょうね。
菅政権の性格がよく表れた事件です…強権的に国民を絞り上げます。
あぁ~俺も明日、捕まるかもしれんね(苦笑)


◆ニュースネタ 新しい立憲民主党には「期待しない」世論調査で厳しい結果が出た理由
まぁ、自分は自民党総裁選よりも合併新党の代表選を見てた人ですから、
全く違う印象を持ったんですけどね。
枝野氏は政治家としての貫禄が出てきた感じがします。
立憲民主党結成当時も威勢の良い声は聞こえましたが、まだ勢いだけという感じがありました。
それが今はより過激な発言を抑えつつ、説得力ある意見を出せる政治家に変わってましたね。
一回り大きくなった感じがしており、今の自民党の政治家にはない魅力があります。

結局は元の『民主党』に戻ったのではないかという批判もありますが、
やはり私は『立憲民主党』という名前を選んだことには意味があると思っています。
それだけ『立憲民主党』という名前に愛着があるということでしょう。
民主党は最後までバラバラ感を崩せませんでした。それは何故か?
多くの政党が合併してできた末の政党だからです。それ自体に愛着が持てない。
だけど『立憲民主党』というゼロからスタートした議員には愛着がある、
自分達が育てた政党だという愛着がある。
あとは国民民主党から合流した議員が、この政党で戦っていく気持ちが持てるかどうか、
そうなってくれば、『民主党』時代のようなバラバラ感はなくなるように思えます。

それと何より大きいのが連合の発言権が低下したことでしょう。
今回の合併でも、結果的に国民民主党の残存を許してしまい、
連合の希望した民主党の再結成は果たせませんでした。
それは言わば、立憲民主党が連合に妥協をしなかった証拠とも言えます。
今後、実際に連合がどういう支援体制にするのか分かりませんが、
元々、右派と左派でバラバラの連合の性格を民主党が引き継いだ面があったことは確かで、
連合の影響力が低下したことは、
立憲民主党が国民政党として生まれ変わる良い契機だと見ています。

●オール野党目指す共産・志位和夫「菅政権は史上最悪の継承」
●共産・志位和夫が政権奪取で目指す三つの柱「正社員を当たり前に」
注目なのは共産党の立ち位置がどうなるか。
今の共産党は天皇制の廃止も唱えていませんし、自衛隊の即時解散も求めていませんし、
そういう意味では、以前のような先鋭さはなくなり、
柔軟性のある判断ができるようになってきています。
勿論、消費税の廃止と大企業をターゲットとしたぜいたく税のような発想が、
現実味があるかどうかは問題ですが、考え方として導入する方法があるでしょう。

はっきり言えば、選挙においては共産党嫌いの連合よりも、
共産党自体の支援の方が魅力的ですし、
そういう意味でも共産党との協調は連合に対する良い牽制にもなります。
最終的にどういう選挙態勢を組むのかは分かりませんが、
なかなかに味のある方向に向かっていることは確かだと思います。

結果的に菅政権が誕生したというのは、野党にとって好材料だと思います。
安倍総理は政策的には嫌悪すべき所が沢山ありましたが、
本人の性格が性格なので、なかなか攻め切ることができなかった側面があります。
最終的に謝るなら(最後まで謝りませんでしたけど)、
「まぁ、許してやってもいいかな」的な雰囲気がありました。
しかし、菅総理の場合は、むしろ悪役的な立ち位置なので、
そういう意味では攻めやすい要素が揃っているように思えます。
菅内閣の実態を国民に明らかにしていけば、支持率は簡単に逆転するんじゃないですかね。
それだけ、自民党は大きな失策をやっちゃったわけです。
日本を亡ぼしかねない人を選んじゃったんですよ…


◆ニュースネタ 新型コロナウイルス関連ニュースから
「下げ止まり」って…
東京なら100~200人以上の感染者を常に出し続けるということなんですかねぇ…
それで収束したと言えるのかね? 神経が麻痺してるだけじゃね?

●久々のにぎわい、各地に 「自粛続き疲れた」
屋内のスーパーや電車バスといった公共交通機関では、
未だにマスクを着けている人が多く見られますが、
屋外を歩いている人を見ると、着用してない人の方が多いですねぇ…
別に感染が収まったわけでもなく、
三密の回避やマスクの着用が緩和されたわけでもないのに、
この気の緩みは手痛いしっぺ返しを食らいかねません
もう一度、感染防止策を徹底する必要があるでしょうね…

●「素人がコロナを語ると専門家が怒る」という日本は明らかにおかしい
ウイルスの特徴や感染のメカニズムに関しては、
専門家に頼らざるを得ない所がありますが、
具体的な対策に関しては、むしろ専門家以外の見地が必要となるでしょう。
それは当たり前のことです。

ウイルスの専門家が飛行機の空調の仕組みを理解してるとは思えませんし、
スーパーの混雑時の時間を正確に把握しているとは思えません。
現状がどうなっているかは研究者ではなく、
市井の人々の方がよく理解しているのです。
それは当たり前のことなのです。

●「8割おじさん」のはち切れそうなシャツから妻が感じたサイン 西浦博<現代の肖像>
こちらは対策を緩和しようとすることを諫めた専門家。
結果的に「三密回避の徹底」と「マスクの着用」「消毒」と、
対策を分かりやすくしたことが功を奏していることは確かです。
早い段階とは行きませんでしたが、
国民にも対応策が伝わったということは高く評価したいです。

●「日本のコロナは11月以降に消滅、第3波も来ない」説の根拠
一方でこちらは根拠薄弱過ぎる楽観論…
果たして『集団免疫』はそんな短期間で、簡単に身に付くものなのでしょうか?
日本の感染規模で獲得できているなら、
アメリカやブラジルはもっと早く獲得していたのでは?
また、仮に日本が集団免疫を獲得していたとするならば、
感染が拡大した地域から感染が収束していかなければおかしいわけで、
感染が東京から地方へ広がり、東京から地方へと感染が収束していくはず。
でも、実際には東京近辺に感染が残る形になっており、
とても信じられるものではありません。

そんな簡単に『集団免疫』が獲得できるのであれば、
マスクや三密回避といったコロナ対策はむしろ免疫獲得を阻害しているわけで、
一部田舎地域で行われているような「はしかパーティ(子どものうちに感染させる)」の
ようなものが推奨されかねないという事態になります。
そんな無責任なことを言っていいんですかね…? 楽観的過ぎやしない?
科学的に証明されていない机上の空論に命を賭けることはできません。

ウイルスの弱毒化の可能性や、インフルエンザと共存できない可能性は、
専門家の研究を待たざるを得ませんが、
現時点でそれが証明されたわけではないので、安心材料にはなりません。
むしろ、今年の初めはインフルエンザは負けた側なのですから、
コロナウイルスを駆逐する程のインフルエンザが登場するという意味は、
それ以上の致死力をもって人間を襲ってくるって意味じゃありませんかね?
今度は新型インフルエンザの脅威に怯えかねない事態になるだけに、
何も安心できないと思うのですが…
まぁ、でも、本当に新型インフルエンザが出現する可能性は否定できませんねぇ…


◆ニュースネタ 芸能人で相次ぐ自殺
自殺した人の魂に引かれたのか…家族を残しての自殺は理解しがたいですねぇ…
サッカーの本田圭佑選手が「残された子どものことを思うと…」と言及してましたが、
長男は自分が見捨てられたという想いと、母親を救えなかったというアンビバレンツを抱え、
生まれたばかりの次男は母親を殺したという十字架を背負わされてしまうわけで、
ある意味、これ以上、残酷なことはないという位の仕打ちです。
さすがにこれは「無責任」という誹りを免れない自殺だったと思います。

「自殺」が誰にも迷惑をかけないなんてことは、ありえないわけですよ…
誰かしらの心に傷を残す。
それはもう本人以外には解消しようがないので、暴力よりも酷いかもしれません。
ショックは身近な人ほど大きくなってしまうわけですから、
やはり自殺というのは社会的害悪であると断じざるを得ません。

結局、自殺が相次ぐ理由の一つに、どこかでそれを美談化していないか?という点があります。
昔は大文豪と呼ばれる人達が相次いで自殺してましたが…
それもどこか美談化した影響という面はあるように思えてなりません。
芸能人であれば、老いる前に美しい記憶のままに死にたい、とかですかねぇ…
「あの人は現在?」みたいなのに出るくらいなら死んだ方がマシとでも思っているのか…
はっきり言って、一般人には理解できない感覚ですが、
そんなバカみたいな虚栄心はさっさと捨てちゃった方が良いでしょう。
芸能界として自殺を許さない風潮を作り、相談できる窓口をしっかりと作ることが、
今後の自殺対策に繋がっていくように思えます。
何もしないと、自殺者がどんどん続きますよ。だって芸能界は閉塞感の塊なんですから。


◆ニュースネタ 中国絡みで炎上騒ぎ
Twitterで流れてきたニュースは、いずれも中国絡みでした…

ゼルダ風新作ゲーム「原神」が大炎上!パクリとガチャもヤバい
ナカイドさんのゲームレビューから。
スパイウェアが入っていると話題になりましたが、
これをメーカーはチート検出機能と釈明し、
適切にアンインストールできるように修正されたとのことです。

…とはいえね、やはり中国製品に対して敏感になる気持ちは分かります。
自分は過去に無料ソフトとして中国のウイルス検出ソフトを入れたことがありましたが、
アップデートが終わった後も、ずーーーーーっとデータのやり取りをしているのが見え、
こりゃヤバいと思って、すぐにアンインストール&OSのリストアをしたことがあります。
現段階ではファーウェイやTIKTOKに対する不安が、
技術的に証明されたわけでなく、杞憂の面も大きいとは思っていますが、
「やろうと思えばできなくはない」という所に中国製品の恐ろしさがあります。
実際に中国のチャットソフトは検閲されてますからね。そりゃ怖いよ…

そういう理由から、キャラデザ的には艦これよりもアズレンの方が好きなのに、
アズレンはゲームとしてプレイしたことはありません。
いや、Steam版のクロスウェーブは持ってますけど…
あ、今月にフォーミダブルの追加ストーリー出るのか。久々に起動するべ。


●赤井はあとさん、桐生ココさんが中国で炎上し謹慎。
ダンディジョージさんの解説動画から。
最初に炎上した時に、Youtubeの地域分類を読み上げただけだったので、
これは、むしろ大事にしない方がいいだろうと思ってましたが…
運営が見事にやらかしたようですねぇ…
「政治的信条を述べたものではありません」ととぼければいいだけなのに、
中国側に対して「一つの中国」を認めてしまう必要性があったのか否か?

なんというか、こういう所に企業の政治感覚って出てきますよね…
言われるがままに認めちゃう情けなさ。
次に何を要求されるのか分かってる?
ライバーが中国の政治宣伝活動に加担されるか、
ビリビリかYoutubeかどちらかを選べって迫られるんですよ。
弱みに付け込んでくるのが中国共産党のやり方ですよ…

あと個人的にはホロライブの個人の責任に帰するやり方が気に食わないです。
あくまで個人の好き嫌いの問題として聞いてほしいのですが、
何か問題があった時に、ライバー個人の責任にして、
そのライバーに謝らせることに違和感を禁じ得ません。
所属タレントを守る意識がないのかな、と。
他のライバーに迷惑をかけないためなのでしょうが、
何か問題があったら矢面に立たされて謝らせられるというのは、どう思うのか…
全体を守る事ばかりに徹せず、もう少しライバー個人も守って欲しいように思えます。

しかし、ただ事実を述べただけで謹慎処分となった二人が気の毒でなりませんなぁ…

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