地獄の自民党政権
安倍総理が民主党政権時代のことを『悪夢の民主党』と評したことがありましたが…
今の新型コロナウイルスへの対応を見ていると、
東日本大震災の時に安倍政権だったら、日本は一体どうなっていたんでしょうねぇ…
結果的に民主党政権下でも事実上のメルトダウンの公表は控えられたものの、
リアルタイムな情報公開によって広域避難が比較的迅速にできたことは確か。
今の安倍政権であれば、事実の隠蔽、情報隠しによって放射能汚染の事実が隠され、
それこそ地獄のような放射線被害がもたらされていたかもしれません。
今のコロナウイルスへの後手後手な対応を見ていると、
まだ『悪夢』の方がマシだったんだなぁと…。
ずっと『地獄』が続くよりも、一晩の『悪夢』で苦しむ方が断然マシですよ…(苦笑)
◆ニュースネタ 政府の新型コロナウイルス対策~無責任さと説明不足~
最初に、ごく簡単にこれまでの政府の対応を振り返りますと…
①1月16日 国内初感染者の発生、28日に日本人初の感染者を確認。
⇒完全に『他人事』、海の向こうの話。
経済・外交優先で中国人観光客を拒まず。
水際対策を徹底すれば問題ないという意識。
②2月5日にダイヤモンド・プリンセス号の感染問題が浮上
⇒水際対策の徹底。乗客の上陸を拒否
⇒結果的に感染を拡大させてしまい、国際世論の批判を招く
③2月26日にイベントの自粛要請
⇒このままだと東京オリンピックの開催も危うくなるという危機感
⇒水際対策の失敗を認めたくないので、自粛要請止まり⇒主催者に一方的な負担
④2月27日に一歩踏み込んで、学校の休校を指示
⇒受験・卒業式を前にして現場が大慌て
⇒説明不足による性急な対応の変化によって、国民がパニックに陥る
まぁ、政府の対応はお粗末と言うしかありません。
①危機感の無さ、②中途半端な対策による失敗、③感染拡大への焦り、④精神論の振りかざし
今、必要なのは科学的見地による感染予防と軽症化なわけで、
感染者数で一喜一憂する段階ではありません。
問題なのは、ウイルスを持っているか否か(陽性反応か否か)ではなく、
症状が出るか出ないか、重症化するかしないか、です。
計測してないから陽性反応者の数が少なく出ているだけで、
国民全員を調べれば万単位でウイルス保持者はいると思いますよ。
もはや季節性インフルエンザと変わらないレベルの浸透度のものを、
殊更に隔離して怖がっても仕方ないでしょうに。
体の抵抗力を失わない事の方が重要ですよ。
結論を先に書いた後に、①~④の詳しい説明をしたいと思います。
日本政府にとっての大きな誤算は3つあります。
①新型コロナウイルスの感染力を甘く見ていて、危機感が足りなかったこと。
②水際対策を徹底する余りに、乗客・乗員に中途半端な感染症対策しかしなかったこと。
③②の不十分な対策によって国際世論の批判を浴び、東京五輪開催さえも危うくなり、
慌てた政府の対応が却って国民の不安を煽ってしまったこと。
いやー、もう全てが裏目に出ているとしか言えません…
①は中国政府とWHOの公式発表が遅れたことが主要因ではありますが、
少なくとも1月16日の国内初の感染者が出たことで、
ヒトーヒト感染の確率は高まったわけですから、そこから警戒度は高められたはず。
しかし、実際に動き出すのが1月27日、政府の本格始動は1月30日、
2月1日になってようやく中国武漢からの入国を禁止するに至るなど、
初動の遅さが水際対策を失敗させたことは間違いありません。
中国人観光客が日本の観光業を支えている面があり、
4月には習近平国家主席の来日が予定されていることから、中国に配慮したとも言えますが、
経済を重視した判断であったことは間違いなく、感染力を甘く見ていた感は否めません。
中国人観光客を拒まなかったことが、
現在の北海道における感染被害の悪化をもたらしたことは間違いありません。
②1月28日に日本人の国内感染が確認されたことで、
水際対策が事実上、失敗していることが明らかになりましたが、
日本政府は水際対策の失敗を認めぬまま、ダイヤモンド・プリンセス号にも対処してしまいました。
日本政府がダイヤモンド・プリンセス号の上陸を許可しなかった判断は、
水際対策としては当然の判断(実際にウエステルダム号は拒否)でしたが、
日本人の乗客が多かったこともあって、寄港を完全に拒むことはできず、
重症患者を病院に搬送するなど、中途半端な関わり合い方をしてしまいました。
これが日本船籍の船であれば徹底的に除菌したでしょうし、
逆に日本人乗客がいなければウエステルダム号と同じく無視していたでしょう。
問題は陣頭指揮を取った厚生労働省の意識で、
本来は救助・除菌する義務がないのにも関わらず、救助・除菌を始めてしまったことで、
責任意識が薄弱で、いい加減な対応になってしまった感は否めません
(民法の『事務管理』義務がないのにも関わず法律行為で責任が生じるケース)。
つまり、本来は救出する義務はないのだから、最低限の対処はすればいいという甘い認識が、
検査対象を変に絞り込んだり、徹底した除菌活動ができなかった原因だと言えます。
関わるならば、徹底的に除菌、感染者を医療施設に隔離すべきだったのに、
中途半端で場当たり的な対応をしてしまったことが、最悪の船内感染に繋がったように思います。
③結果的に②の中途半端な対応が国際世論の批判を浴びることになり、
東京オリンピックの開催さえも危ぶまれる事態となったことで、政府中枢にも危機感が強まり、
2月16日にイベントの自粛を要請、さらに26日・27日にイベントの中止・休校を要請と、
①の頃の経済優先とは真逆の対応をしたことで、国民の不安を変に煽る結果となりました。
今、必要なのは精神論じゃないんですよ、科学的根拠なんですよ。
国民も馬鹿ではないので、新型コロナの情報は漁っているわけなんですよ。
不顕性感染を始めとして、感染力は脅威であるものの、
無症状の感染者も存在し、致死率はそれほど高くなく、肺炎の延長線上でしかない。
子どもへの感染力は低く、重症化しにくい傾向がある。
接触感染のリスクが高く、手洗い等の対策を十分に取れば防げる可能性がある。
それにも関わらず、原因を示さぬままに医療従事者の感染を発表したり、
学校に休校の指示を出してみたりと、
「何となく分かってきた事実」と真逆の警戒対応をしてしまったものだから、
国民が変に混乱してパニックを起こしているように思えるわけです。
また、政府が②で船員全員の検査を渋ったことや、
37.5度以上が4日続くという感染検査への高いハードルを課したことにより、
『感染者隠し』を疑われる事態を引き起こし、
企業側も感染者が発見された時の経済的リスクを心配する余りに、
こちらも感染者がいないように装うとしたりしたことで、
国民の潜在的感染者への恐怖が醸造されてしまったように思えます。
ただ、水際対策が失敗している以上、
問題なのは実際に発症しているか否か、重症化していないかどうかなわけで、
陽性反応の数を数えても既に意味のない段階に達してるわけです。
それにも関わらず、政府が水際対策の失敗や船内感染の事実を認めようとしないままに、
感染症対策が極甘から徹底的にと極端に変わってしまったことで、
国民の方がパニックを起こしたのだと言えます。
④精神論の危うさに関しては、こちらの記事が分かりやすいです。
こちら
つまり、誤魔化しでしかないんですよ…
失政を認めたがらないから、精神論を振りかざして玉砕を迫るわけです。
今、必要なのは科学的見地に基づいた政府の説明なわけで、
精神論で挙国一致で対応しようと言われた所で、
政府の失敗の尻ぬぐいに駆り出さられるだけで、不安が醸造されるだけです。
国民全員が既に感染している、感染するリスクが高いという前提に立って、
科学的見地で予防・拡散防止・軽症化を行うことこそが大事であると思います。
本当に今回のコロナウイルスへの対応は、安倍政権の負の面のオンパレードです。
見通しの甘さ、隠蔽、辻褄合わせ、失敗を認めないから根本的対策が打てない、
説明の無いままに政策変更をして国民を混乱させる、等々。
森友・加計学園問題、桜を見る会の問題等々、
個々の政策の問題点を国民がスルーしてきた結果が、
この惨状となって表れているように思えます。
まさに安倍政権の負の総決算です。
現状、致死率が高くないのがせめてもの救い。
これがヒトヒト感染可能な鳥インフルエンザだったりしたら、
スペイン風邪の再来となっていたでしょう。
そういう意味では終わってみたら良い教訓になったと振り替えられるように、
バカな政治家に代わって、国民の方が賢明にならなければなりません。
◆ニュースネタ WHOがマスク着用不要(とは言ってるわけではない)
「マスクをしていないからといって、感染の可能性が必ずしも上がるわけではない」
変な言い回しですね…
これは数学の逆・裏・対偶の問題なんでしょうか?
①「マスクをしている」から、「感染の可能性は下がる」
②「感染の可能性を下げる」には、「マスクをしなければならない」
③「マスクをしていない」から、「感染の可能性は上がる」
④「感染の可能性を上げる」には、「マスクをしなければいい」
こんな感じで合ってるかな?(うろ覚え)
④は①の対偶なので正しい。
②は逆となり、③は裏になるので、必ずしも正しいとは限らない。
つまり、WHOが言っているのは、③の言い回しです。
それって①が正しいという意識が前提の話なわけで、
本当はWHOもマスクをした方がいいと思ってるんじゃないですかね?
確かに買い占めて転売する行為は問題外ではありますが、
かといってマスクを持っている人がマスクをしなくてもいいという話ではありません。
不顕性感染が認められている以上、症状が出ていなくても感染するリスクがあるのですから、
自分が無意識に他人に移さないようにするためにも、
マスクをするにこしたことはありません。
しかし、言い回しを少し変えるだけで、こんなに騙されるんだなぁ…
もう完全にデマじゃん。WHOがデマ流してるじゃん。
…
……
………もう最初からそうだったか(苦笑)
こちら
中国政府への忖度に忙しいようです。
家庭内で感染したなら、家族のうち誰が最初に感染したんです?
一人身なら感染しないんですか?(w
NHKの報道だと、こんな感じ。
こちら
子どもへの感染は2.4%。重症化するか否かの数字も出して欲しかった所。
つまり、休校する必要なんてなかった\(^o^)/
死亡率の地域差データが何を表しているのか分かりません。
WHOは中国の武漢と韓国の大邱、日本の北海道が呪われた地とでも言いたいのか?
私は単純に感染拡大の発見が遅れただけのように思いますけど…
早期発見で治療すれば、持病持ちで体力が落ちていなければ問題ない、
ぐらいの話じゃないかなぁと、まぁ、分かりませんけどね…
◆スポーツネタ イベント開催自粛と休校措置をモロに受けるスポーツ界
大相撲が無観客試合を決めるなど、混迷を極めてますが…
一番心配されているセンバツ甲子園大会は無理でしょうね。
休校期間中の部活動が禁止され、仮に状況が好転して2週間後に解禁されても、
そこから1週間で調整しなければならず、実戦感覚はほぼゼロになってしまい、
球数云々以上の故障のリスクを抱えてしまいます。
これが夏の大会なら、何としてでもという気持ちになるでしょうが、
先のあるセンバツ大会の場合は中止の公算が高いのではないかと思います。
開催するとすれば、甲子園球場に拘らずに、時期を少し遅らせて開催するしかないでしょう。
冬の高校サッカー選手権のように、各地で試合を行い、
ベスト4以上が甲子園で試合をするなど、厳選する必要が出てくるでしょう。
あとはWBC並みの球数制限も必要になってくると思います。
そこまでの冒険心を高野連が出せるかというと… 難しいんじゃないですかねぇ…