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マナー違反

中日の松坂投手がファンに右腕を引かれて、ノースロー調整だとか…
こちら
詳細が分からないので何とも言えないところですが…
昔は「利き腕は商売道具だからサインしない」なんてことも聞かれましたが、
今の選手はファンサービスに熱心なのは良いことですが…
一部の心無いファンの行動が選手とファンの距離を引き離しかねません。
まったく、お触りは禁止ですよ、お触りは(苦笑)

元プロ野球選手の中村紀洋選手が自身のサインがネットで転売されたことから、
今後のサイン活動の自粛を宣言するなど、
野球選手のサインの問題が浮上してきています。
個人的には、オークションサイト等でサイン色紙の取り扱いは禁止すべきだと思いますが、
まぁ、こちらもイタチごっこになっちゃうんでしょうねぇ…
サイン転売が知的財産権を侵害しているとまで言うのは大変だと思いますが、
顧客誘引力を有するのは間違いなく、効能的には似たものがあるだけに、
選手会を中心に今後検討する必要はあるかと思います。

転売と言えば、普通の地上波のニュースにおいて、
サイドビジネスとしての転売を取り上げるのは正直どうかと思いました…
仕入れ先が中国なら問題ないとでもお思いか?
差額分損をしているのは、無知な最終購入者なわけで、
あまり大っぴらにできる商売じゃない感じはしますがねぇ…
まぁ、商売なんて元々そんなものかもしれませんが。
需要のある所に横流しして儲けるのが商人だと言えばそれまでですけど…
そういう所が昔から納得がいかない…
昔とは違い、劇的に時間と距離は縮まっており、
それこそネットは距離も時間も限りなくゼロに近いのに、
転売で利ザヤを稼ぐ意味が分かりません。
まぁ、それはIT業界そのものに対する批判でもありますけど。


◆ニュースネタ 大手チェーン店のアルバイト不祥事に関して
最近は「不適切動画」が問題となってテレビでも紹介されていますが…
評論が少しズレているように思えるのですが…
「若いアルバイトの馬鹿な行為」、そんな単純な事で良いのかね?

いや、確かにあんな客を蔑ろにするような馬鹿な動画を
上げている人間に問題あることは間違いありませんが、
タイトルの『くびかくご』もスルーできない問題でしょうに…
一番考えるべきなのは、
「なんで若者があんな馬鹿な行為を『くびかくご』という名前で、
アップしているのか」、そちらの方にあるはずです。

答えを先に書けば、辞めるに辞められないからですよ。
もうこの店を辞めたい!と思っても、
人手不足を理由に代わりが来るまで働けと言われる。
アルバイトが労働基準監督署に駆け込むというケースは少ないだけに、
正社員以上に退職が伸び伸び、有耶無耶にされてしまいます。
その点、『くびかくご』で馬鹿なことをやれば確実に辞めさせられる。
ある意味では、動画がきっかけで退職させられることは、
むしろ、彼らにとって好都合なわけですよ。

今日、『働き方改革』が叫ばれていますが、
正社員以上に疲弊しているのが非正規・アルバイトです。
特に若年アルバイトは法律の知識もなく、使用者の言われるがまま。
不当な損害賠償や契約以上の長時間労働と割増賃金なしの夜勤を押し付けられ、
若年アルバイトの疲弊は私達の想像以上のものがあります。
言うなれば、正社員の働き方改革のしわ寄せを、
非正規やアルバイトといった下の労働者に押し付けられているわけです。
そんな皺寄せを受けたアルバイトが、
プッツンして怒りの『くびかくご』動画を心の叫びとして作っているのでしょう。

つまり、本質的な問題は、責任ある正社員がすべきだった仕事を、
特に職業教育を受けていないアルバイトに押し付けている労働環境にあり、
本来ならば、彼らをアルバイトとしてではなく、
正社員として教育すべき所を怠り、
劣悪な労務環境を改善しない使用者側に問題があるわけです。

その観点を抜きにして、これらの動画を語ることはできません。
損害賠償を請求したとしても、違法な労働環境を反訴され、
余計に会社のブランドイメージが失墜するだけです。
まぁ、それ以上に劣悪な労務環境のテレビ局が、
敢えて『くびかくご』をスルーする辺りは、当然の理かもしれませんねぇ…


◆ニュースネタ 厚生労働省の毎月勤労統計調査の不正問題
特別監察委員会が勤労統計不正の調査報告がなされましたが…
以前からヒアリングに厚生労働省幹部が同席していたことが問題視されてましたが、
そもそも、そこに外部有識者は同席しておらず、
ヒアリングの実施は外部有識者だけでなく、
大臣にも知らされていなかったことが明らかにされました。

…つまり、それって完全な『内部調査』じゃねぇの?
外部有識者も入っている特別監察委員会は、
厚生労働省が行ったヒアリング結果と書類を見せられただけで
それに対して評論を加えただけの可能性が高いです。
全く第三者委員会ではありません。それってネットのコメント欄と同じだろ(苦笑)

不正の動機も、東京都や大企業からの苦情云々と報告書に書いていたものの、
その事実を客観的に確認した形跡はなく、
全てが厚生労働省の職員の妄想でしかないわけで…
裏付けがない調査報告に一体何の意味があるのか。
厚生労働省の言い分をまとめに過ぎず、実際は何も分かっていないのと同じです。
答弁を要求されても、調査報告を読み上げるか、調査中と言うのみ…
これでは問題解決には全くなりません。あまりにも適当過ぎます。

30名以上500人未満の事業所の抽出調査に関しても、
ランダムで集出した後に、何故かその半分を抽出して、
その数字を2倍にするという統計素人にはサッパリ分からない処理をしてる模様。
あまりに突飛な数字が混じらないようにするためなんでしょうが、
それが実態を表してると言えるのでしょうか?
理想状態(=統計者の意図)のために、作為的に抽出されているのではないか、
そういう疑念がやはり出てきてしまいます。

国民民主党の大塚議員がそれ以外の統計、総務省の労働力調査を追及しましたが、
こちらも何だか返答があやふや。
外国人労働者を就業者に含むかと聞かれ、
最初は含まないと言っていたのに、外国人も含むと訂正してみたり、
かなり怪しい印象を受けました。
統計をつかさどる総務省自身がコレなんですから、他もボロボロでしょうねぇ…

調査対象は誰なのか、どのように調査するのか、その数字をどう調整するのか、
どれもあやふやで、統計者の意図に左右されていた可能性が高そうですねぇ…

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