死んだ『自由』『民主』党
自浄能力なき自由民主党…看板に偽りアリ。
「自由」な議論をする土壌もなければ、
「民主」主義の基本である官僚の行政を正すこともできず捻じ曲げるのみ。
もう「安倍新党」か「愛国心党」に名前を変えた方が良いんじゃないですかね?
第二次安倍政権になってからの劣化が酷過ぎて、批判する気力も湧かないぐらいの惨状…
別に自分は共産主義者じゃないし、
長らく日本の政治を担ってきたのは自民党なわけで、
今日までの日本を繋いできてくれたことには感謝しています。
当時は評判が良くなかった橋本政権の構造改革や、
スキャンダル続きで問題の多かった森政権時はどちらかと言えば支持してましたし、
小泉政権発足直後ぐらいまでは基本的に自民党を支持していました。
ただ、小泉政権の構造改革の実態が分かるにつれて、批判的意見が強まり、
第一次安倍政権の愛国心教育で完全に批判に転じ、
以降は中立の立場を行ったり来たりでしたが、第二次安倍政権以降は完全に批判側です。
これまでは何だかんだで自民党の方向性が修正され、
だらしない野党も何だかんだで結束して、二大政党制とは言わないまでも、
健全な政権交代が可能な時代を夢見てましたが、自民党ももうダメっぽい。
もはや失望しかありませぬ。
自民党が壊れだすと発言力が増す純ちゃんさんや、
あなたがかつて言った「自民党をぶっ壊す」、悪い意味でぶっ壊れましたよ(苦笑)
◆ニュースネタ 加計学園問題 柳瀬氏は参考人招致?
自民党はワーキンググループの八田氏と加戸前愛媛県知事を含めた
参考人招致を主張しているとか…
アホか!? アホなの? マジでアホなの? 国民をバカにしてるの?
そのメンバー、去年の参考人招致と同じメンバーじゃないですか。
柳瀬氏「記憶の限りでは、会った記憶はございません」
⇒「会ったかもしれませんが覚えておりません。
また首相案件という言葉は言うはずもありません」
八田氏「審議は適正に行われ、忖度はなかった」
加戸氏「ごにょごにょ(獣医学部招致の苦労話を延々と繰り替えして時間潰し)」
結論、安倍総理の関与は否定された。忖度などなかった。
…
……
………やる前から自民党のシナリオなんて見え見えじゃん?
こんな茶番劇を国会で再度やる必要なんてなし。
野党は参考人招致は欠席しても構わないから、断固として柳瀬氏の証人喚問を求めるべし。
自民党の「膿を出しきる」ことへの消極性を国民にアピールすればいい。
何が膿を出しきるだよ…安倍総理自身が膿だし、自民党も膿が腐ってるじゃねーか…
柳瀬氏が嘘を吐いている可能性が高いのであれば、
同じ参考人招致をやっても意味がありません。
もっとも、証人喚問であれば真実を話してくれるという保証もなく、
真相解明に至る可能性は低いですが、
佐川氏の証人喚問のように、後から偽証の疑いが出てくる可能性もあるわけで、
証人喚問をやる意味はあると思われます。
ここで真相解明を躊躇ってるようでは、自民党は国民政党とは言えません。
「信頼回復」が言葉だけではないことを示して欲しいです。
野党抜きの参考人招致で茶番を強行しようものなら、
安倍総理の支持率だけでなく、自民党の支持率も落ちて行くことは想像に難くないでしょう。
◆政治ネタ 麻生財務大臣がまた失言
「5年前より今の方が悪いという『人』は、よほど運がなかったか、経営能力に難があるか、なにかですよ」
この『人』というのが何を指すのかが問題になるのですが…
野党の追及のおかげで実質賃金が安倍政権になってから低下していることは明らかで、
年金受給者は支給が減って物価が上がっているので悪くなっているのは確実なわけで、
麻生財務大臣が言う『人』は経営者のことであって、
労働者や年金受給者は『人』ではないということなのでしょうか?
文脈的に『人=経営者』なのは分かるのですが、『経営者=人』と表されてしまうと、
それ以外の人達のことなんて、最初から頭にないのでは?と思ってしまいます。
一般労働者や年金受給者は『人』ではないのですか。虫けらだとでも言うのですか?
政治家として自分がどこを向いているのか、それを端的に示す発言だったと思います。
要するに、普段から経営者のことしか考えてないんですよ。一般国民はアウトオブ眼中。
それに関連して安倍総理の『国民』を考えてみると、それは自身の『支持者』でしかない。
自分を批判する人は安倍総理にとっての『国民』ではない。
彼らが幾ら北朝鮮のミサイル攻撃に遭って死のうが関係ない。
自分を支持してくれる身近な『支持者』が生き残ればそれで良いと考えている。
以前にも書きましたが、安倍総理というのはヤクザの『親分』なんです。身内第一。
いや、ヤクザよりも酷いか。ヤクザは堅気(無関係な人々)が巻き込まれることを嫌うものね。
任侠も何もない空っぽなお山の大将な政治が安倍政治の根本。
だから、『支持者』に森友・加計学園問題のような優遇措置を与えるのは当たり前と思ってるし、
防衛省日報問題や厚労省の裁量労働制のデータ、文科省の問い合わせなど、
批判勢力に材料を与えることは許さないと思ってる。
偶然なんかじゃない、必然なんですよ、今起こっていることは。
◆ニュースネタ セクハラ発言の福田事務次官が辞任
最初からこうしてれば良かったのに…
今となっては潔くない。セクハラ自体は否定してるわけだから。
会見も言い訳がましく「マスコミが過剰に騒ぐから辞めるしかなくなった」と言わんばかり。
懲りてないとしか言いようがないです。
今となっては財務省の報告文書が完全に仇となってます。
「時には女性が接客をしているお店に行き、お店の女性と言葉遊びを楽しむようなことはある。
また、仲間内の会話で、相手から話題を振られたりすれば、そのような反応をするかもしれない。」
暗にキャバクラっぽい店に行って、Hな発言をしていることは認めてるわけです。
それなのに、今更「事実無根」と言われても、まるで説得力がありません。
そういうことを言いそうな人がそれっぽいことを言った時点でアウトだろ。
同じ与党の公明党の痛烈な批判だけでなく、自民党内からも批判の声も多く、
結果的に辞めざるを得なかったのでしょうが、それにしては時間をかけ過ぎました。
結果的に、個人のセクハラ問題を財務省が肩代わりする結果となり、
財務省が報告文書を出すことによって、
「セクハラ被害者はセクハラされたと名乗り出ろ」という新たなセクハラ行為と共に、
週刊新潮には提訴するという脅迫まがいの行為、
セクハラ被害者の記者声明を奪いかねないパワハラ行為と、
二重三重にハラスメント行為を積み重ねることになってしまいました。
財務省内のセクハラ・パワハラ行為への無頓着さを示したことは、
改ざん問題同様に、官僚全体の品位を貶める結果となり、
同じく麻生財務大臣のセクハラ行為に対する無頓着さは、
安倍政権の『一億総活躍社会』における女性の社会進出の面でも疑問を抱かせ、
女性はお茶汲みをしていれば良い、
着飾って受付でにこやかにオヤジ共の相手をしていれば良い、
キャバクラでお酌をしながらタッチを許せば良い(※お触り厳禁です)、
そういった昔ながらの男性から見た女性像を押し付けてる雰囲気を感じます。
『一億総活躍』『女性の活力』なんて嘘っぱだということが、
今回のセクハラ騒動で明らかになったように思えますね… 酷過ぎる。
◆政治ネタ 幹部自衛官が民進議員に罵声を浴びせる
「お前は国家の敵だ」と言うならば、正直分からなくもない(苦笑)
ただ、「お前は国民の敵だ」と言うのは、明らかに間違いでしょう。
実力組織である自衛隊に所属していることを相手に伝えた上で、
この言葉を吐いた時点で、あなたは「国民の敵」になったと知りなさい。
これはもう「脅迫」であり「威力業妨害罪」です。
ましてや日報問題で『文民統制』の是非が問われている時期にこれとは…
自衛官の制服を着ていなかったとはいえ、
その立場を口にして脅迫を行うことは完全に『暴走』です。
五一五・二二六事件といった文民統制をぶち壊した事件を彷彿とさせる、
立派な脅迫行為ですよ。
あなたが警察官に「お前は国民の敵だ」と呼び止められ、
何度も罵倒を受けたら、どう思いますか?
怖いですよ。それは相手が実力組織の人間だからです。
こんなことでは中国の天安門事件を笑えません。
近い将来、自衛隊が出動して国会前でデモをしている人達を皆殺しにしてもおかしくはない。
実力組織に所属しているという自覚を持って欲しいです。
こんなことでは、貴方たちは『恐怖の対象』にしかなりえません。
戦後、長年築き上げてきた「自衛隊」という国防イメージを損ないかねない大問題です。
今や「自衛隊」は完全に「軍隊」になったのだ、
そういう印象を抱かせる事件のように思えます。
防衛省ももう無理ですね。
◆政治ネタ 民進党と希望の党が新党合流?
これを望んでいるのは連合のみでしょ?
一般国民は1年前の民進党との違いが全く分かりません。
何のために希望の党へ行ったの? 完全な看板の架け替え。
沈みかけていた民進党船から逃げ出した希望の党の人達が、
完全に沈没した民進党船を引き揚げてみたところで、
『宇宙戦艦ヤマト』にはできませんよ。
この動きに乗らない立憲民主党は正しい。
勿論、感情的なしこりや主導権争いの面もあるでしょうが、
立憲民主党の成功は連合の票だけでなく、無党派層に食い込むことができたが故。
民進党の最大の欠点だった「連合頼み」から脱却できたことが大きい。
それを再度「連合頼み」になってしまえば、無党派層は離れるのみ、
安倍政権の政治が想像以上に堕落しているだけに、
政権担当能力よりも批判能力の方が重視されるのは間違いないと思います。
昨年の希望の党の失敗原因が、所謂「排除の論理」にあったとは思えません。
「排除の論理」は有権者が気づくきっかけに過ぎません。
政権を取るのは「次の次」と発言してしまったり、
石破氏や野田聖子氏ら一部の自民党議員と公明党議員にに対抗馬を立てなかったり、
出馬が取り出されていた小池都知事が立候補しなかったことが、
「政権交代を目指す」という言葉とは裏腹に、本気度を感じなかったのが理由です。
今回も立憲民主党を外して、本気で政権交代ができると思っているのか?
党の枠組みに拘るよりも、反安倍連合で『オリーブの木』のような、
緩やかな連立政権の構築を目指す方が、よっぽど建設的です。
また、旧民主党・民進党が失敗した理由は、連合の御用伺いが過ぎたことです。
政権交代を成し遂げた無党派層の支持を無視して、
中身はバラバラの連合の意見を重視してしまったために、
それぞれの支持母体によって意見がコロコロ変わる、
『決められない民主党』になってしまったのでしょう。
臨機応変と言えば聞こえはいいものの、あまりにも政策が変遷してしまうために、
「民主党の政策」という芯の通った政策が見えなくなったように思えます。
現時点で民進党・希望の党と立憲民主党とを比較すれば、
旧民主党の悪い所を引き継いでいるのが前者、
反省点を改善したのが後者、にしか思えません。
民進党と希望の党が合流したとしても、真新しさを出すことは不可能でしょうね。
また壊滅的に散って、立憲民主党に拾ってもらう未来しか見えません。
◆ニュースネタ スルガ銀行が不正融資
地元の銀行の話なのに、静岡県内では全く報道されてない…作為的なものを感じる。
少なくとも金融庁の査察が入ったのは確かで、その理由はコレだったようです。
やり口は商工中金の不正と同じ形。
融資条件を文書改ざんして融資を行い、顧客が多いように見せかけるというもの。
問題なのは商工中金の場合は税金の補助があるので、
商工中金自体のダメージは少なくて済むのに対して、
スルガ銀行の場合は不良債権を丸抱えする危険があるということでしょう。
特に将来的な不動産不況が心配されており、
既にアパート・マンション等への過剰投資が問題になっています。
現在はまだ借り手がいるから良いものの、
不動産会社のスマートデイズが破綻したように、もう曲がり角に来ています。
スルガ銀行がどのような規模で不正融資を行っていたのかは分かりませんが、
仮に大規模にやっていたとなれば、一気に不良債権化する恐れがあり、
最悪のケースも想定されます。
というか、早く預金引き揚げないと本気でマズいです(苦笑)
個人預金もそうですが、マンションの管理組合の積立金も入ってるし…
かなりヤバい話なのは間違いない…
◆野球ネタ 高校野球の「握手」は必要? 不要?
個人的にはどちらでも良いと思ってるのですが、
ただ前高野連会長の『お互い敵なのだから、選手同士が握手をするのはやめよう』という
発想はちょっと怖いかなという感じがしています。
前回の『星野君の二塁打』に関して書いたように、
前提をごっちゃにして考えてる感じがするんですよね…
高校野球ってケンカや戦争なの? スポーツじゃないんですか?
前高野連会長の理屈が通るなら、試合前の整列はどうなんでしょうか?
相手方に礼をする必要なんてありませんよね。「敵」なんだから敬意の欠片もないはず。
握手も整列も止めるというならば分かるのですが、整列だけを残す意味が分かりません。
「日本の武道は礼に始まって礼に終わる」それは形式的なものだけなのですか?
相手をしてくれる人がいるからこそ武道が成り立つ、それが「敬意」なんじゃないの?
相手に「敬意」を払うという意味で、試合前の整列・試合後の整列は素晴らしい行為ですし、
それに付随して試合後の握手を行うことは素晴らしいことだと思います。
ただ、自分が記憶している限りだと、昔に握手してたのはキャプテン同士だけだったような…
たぶんサッカー日本代表の中継が一般化して以降、
90年代に選手同士がユニフォームを交換する光景がよく見られるようになってから、
高校野球でも選手同士の接触が増えた印象があります。
そういう意味では「美しい光景」だとは思いますが、強制されてやるもんでもないですしね。
ただ、少なくともキャプテン同士は健闘を称え合う握手ぐらいはして欲しいなと思います。
(追記)
結論としては、「審判次第」らしいです。
記事の中の日大三のように、審判が急かしていると判断した場合は握手しないようです。
これはもう完全に高野連の問題。握手行為を認めるか否か。
審判の気分次第で、高校球児がマナーがなってないように見られるのは可哀そうです。
握手ぐらいは認めても良いのではと思います。
ハグして泣き出して、相手の胸で泣くような展開は行き過ぎだと思いますが(^^;