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ほほ笑みの詐欺師

国民がどう思っているのか安倍総理に進言する人はいないんですかね?
「安倍辞めろ!」コールの人達の気持ちが分からないとは…
周りはみんな『YESマン』ばかりなのか、
苦言を呈してくれる友人はいないのでしょうか?

…と思ってたら、海の向こうに本当の事を言ってくれる友人がいたじゃないですか!?
>>「安倍晋三首相と話をすると、ほほ笑んでいる。
>>『こんなに長い間、米国を出し抜くことができたとは信じられない』という笑みだ」
本当のことを言ってくれる友人に出会えて良かったね、安倍さん(笑)
見透かした上で仲良くしてくれて、苦言も呈してくれるなんて最高だよ、ドナルド!(w

政治的手腕や各種の言動には怪しさがあるトランプ大統領ですが、
優秀な経営者らしく他人を見る目は確かだったようです。
実に的確な安倍総理評です。『ほほ笑みの詐欺師』ピッタリな称号ですね

今の安倍総理に対する国民の不信感はズバリそれなんですよ。
皮肉なことに安倍総理は仰りましたよね? 「籠池氏は詐欺を働く人物で~」と。
国民は安倍総理のことを籠池氏よりももっと酷い『詐欺師』と見ているんです。
そんな人物が国のトップで支持できますか? 信頼できますか?
政策論争以前の問題で、そんな人間がトップにいることに生理的嫌悪感を催す、
もはや理屈じゃないんです、あなたが信頼できないんです。
だから兎にも角にも「安倍辞めろ!」それしかなくなっちゃうんですよ。

問題は安倍総理の詐欺の手法が日本国民全員を巻き込んだ『ねずみ講』である点です。
だから安倍総理の仲の良い人達や企業経営者は、ねずみ講の上の部分に位置するので、
不満を感じるどころかお得感しか感じられない。
そこから下へ下へ広がっていくにつれて、搾取されて不満感が強まる。
今の日本は『ねずみ講』そのものなんです。
下の部分の人達だけが「ねずみ講は詐欺だ!」と叫ぶには足らず、
それが上へ上へと伝播していかなければなりません。
下の意識が変わって、上の意識も変わる、
そうならない限り、この詐欺からは目が醒めないのでしょう。


◆政治ネタ 森友・加計・日報問題を巡る4月11日集中審議1
参議院では佐川氏の証人喚問前に行われていましたが、
衆議院の方は先送りにされた結果、鎮静化するどころか、
森友学園問題では財務省理財局の口裏合わせの事実、
加計学園問題では愛媛県の総理官邸で柳瀬当時秘書官と面会した事実、
次々と見つかる南スーダン・イラク日報と大臣報告を怠った事実、
昨年も国会を騒がせた三重苦が再炎上したこともあって、
却って注目が過熱する衆議院の集中審議でした。

全体の結果としては、日報問題を調査する小野寺防衛大臣以外からは、
全く誠意が感じられない非常に残念な結果となってしまいました。
特に酷かったのは希望の党・玉木代表の「YESかNOか」の質問に対し、
安倍総理が2-3分かけて長々と過去も何度も行った説明を繰り返すだけで、
肝心のYESかNOかの質問に対しては曖昧にして答えず、
議場は騒然として野次だらけ、河村議長も放置で荒れる荒れる、
時間だけが浪費される完全な『質問時間潰し』、
もっとも玉木代表側にもそれを演出した雰囲気もありましたが、
それにしても酷過ぎる、口では「誠意」と言いながらも、
いかに時間を浪費させるしか考えていない、
「誠意」の欠片も感じられないものでした。

それは安倍政権になってからは「いつものこと」でもあるので、
中身の方に話を戻すと、今回は立憲民主党の枝野代表が大活躍でしたね。
防衛省の日報問題に関して言えば、
イラク派遣の日報も南スーダン派遣の日報も『軍事的価値』がある点に言及、
確かに生きた情報源である日報は、今後のPKO等の自衛隊活動に指針にもなり、
それを軍事的に研究することなしに廃棄するなんて、「あり得ない」話です。
枝野代表の指摘する、「まとめて保存されていた日誌を、
問題発覚後に敢えて廃棄して分散させた」とする説は、説得力があります。
事態は間違いなく『隠ぺい』であり、その観点からの調査が期待されます。
…とはいえ、小野寺防衛大臣は迅速な情報開示と徹底調査によって、
「よくやっている」という印象を国民に与えており、辞任論はまず聞こえてきません。
どっかの財務大臣もこれぐらいやっておけば良かったのにね(苦笑)

加計学園問題に関して言えば、
愛媛県と今治市は官邸で柳瀬元秘書官と面会した事実を提示しているのに対し、
柳瀬元秘書官は「記憶の限りでは、面会した記憶がない」と完全に平行線、
これに対して政府がどう反応するのか注目されましたが、
①愛媛県の備忘録に対するコメントは控える
②柳瀬元秘書官を信じている
③民間人の入った有識者会議等のプロセスが適切なので問題ない
を繰り返すばかり…
実質、愛媛県の備忘録の内容は「でっち上げ」と言ってるに等しいのですが…
しかもその話の中でしれっと「公文書管理には相手方の同意が必要」と言い出すわけで、
つまり、今後はそうやって「勝手なことは書かせないよ?」と脅してるのも同じ。
昨今に改正した公文書管理法がザル法であることを自ら明らかにしてるも同じです。
あれだけ詳しい内容を妄想で書ける職員だったら、小説家の方が向いてるよ(苦笑)
愛媛県や今治市が明確な証拠を提出しているのに対し、
政府は柳瀬元秘書官を信じるという曖昧な感情論だけ…
おいおい、あなたが信じていた財務省と佐川元長官は何をしたのかお忘れですか?
嘘を吐いた挙句、公文書の改ざんまでしてるんですよ?
どうして信じられる、国民に信じてもらえると思ってるのか? 馬鹿にしてんの?
もう残る責任回避手段として、
柳瀬元秘書官が全て勝手にやったことにするしかないと思っていましたが、
安倍総理は秘書官が総理の意思に反して勝手に仕事をすることは完全否定しており、
「一蓮托生」という状態で完全に逃げ場を失っていますが…
それで逃げられると思ってんの?

森友学園問題に関して言えば、財務省の太田理財局長が、
NHKが報道した森友学園側への口裏合わせの要請を認めた上に、
一部報道にあった『籠池隠し』において、森友学園側の弁護士に対して、
「ワンボイスで」と佐川元長官の承知の下で発言したことを認めました。
この「ワンボイスで」が何を意味しているのかは微妙な所ですが、
情報発表の窓口を弁護士に一元化するために、弁護士の判断で籠池氏に身を隠させたのか、
財務省理財局が「籠池氏には黙っててもらえないか」と具体的にお願いしたのか、
そこら辺の経緯がよく分かりませんし、
そもそも籠池氏を黙らせる必要がどうしてあったのかもよく分かりません。
いずれにしても、佐川氏が証人喚問で『籠池隠し』を知らぬ存ぜぬと言っていたのは、
『偽証』である可能性が高まっていて、
「ワンボイスで」という発言によって籠池氏を黙らせようとしたのは事実に思えます。


◆政治ネタ 集中審議2 財務省改ざん事件の主犯は菅官房長官?
森友学園問題のもう一つの焦点が2月22日の官房長官へのレクなのですが、
佐川当時理財局長と一緒に大臣官房統括審議官として参加していた太田現理財局長が、
その時のレクの内容を質問されて、おかしな返答をしていました。
「谷査恵子氏の問い合わせ~」云々。
その場で思わず枝野代表も「谷さんの問い合わせが明らかになったのは、
籠池氏の証人喚問以降ですよ」と驚きを隠せず、議場も騒然となりましたが、
あまりの発言にそれ以上、突っ込めず、太田理財局長の訂正も全くナシ。

今回のマスコミ報道でも総理の反応ばかりに焦点が行っており、
この太田理財局長の発言は完全にスルーされてしまっているのですが、
この話が『事実』ならば、大変なことになります。
少なくとも、財務省は問題発覚当初から総理夫人付から問い合わせがあった事実を自覚していて、
(※それを佐川元理財局長が職員からの伝聞によって『総理夫人案件』を知ったのか、
 改ざん前の決裁文書を見て知ったのかは分かりませんが、)
いずれにせよ、2月22日の時点で総理夫人が関与した可能性があることは知っていたわけです。
となれば、2月24日での「交渉記録は廃棄した」等の強気な答弁は、
(※改ざん前の決裁文書を直接見たかどうかは別として、)
その内容は知った上で答弁した、つまり意図的に『嘘』を言ったことになります。
…まぁ、まどろっこしく注釈入れなくても、その事実を知っているのならば、
改ざん前の決裁文書を見た可能性は極めて高い(99%ぐらい)と思われます。
公文書の改ざんが始まった時期も「2月下旬」で時期の一致もありますし、
文書改ざんの主犯は『菅官房長官の指示』である可能性が高まったと言えます。
実際に2月24日の菅官房長官の会見では、交渉記録の廃棄に関して記者から尋ねられると、
「保存期間30年の決裁文書にほとんどのことが書かれているから問題ない」と発言しており、
決裁文書は見られても大丈夫⇒見られても大丈夫な表記になっているはずと、
文書の改ざんを匂わせるような発言もしています。

おそらく、後日、この件について再度質問されたら、
太田理財局長は「私の勘違いでした」と否定するのでしょうが、
伝聞なら勘違いはありえても、その場に同席した太田理財局長の発言は極めて重いはず。
しかも他に同行の職員はおらず、メモも取っていなかったと言うのですから、
後から「勘違いだった」では済まされません。
思わず本音がポロっとこぼれた瞬間だったと言えましょう。
文書改ざんの真犯人は菅官房長官である可能性が極めて高くなりました。


◆スポーツネタ 大相撲の女人禁制問題
下村元文部大臣が珍しく良いことを言いましたね。
「例えば、女性が総理大臣になった時、(表彰等で土俵に)上がれないのはいかがなものか」

イスラム社会をよく理解してないので、正確には言えませんが、
女性の自動車運転を禁止しているのと似てるんですかね?
でも、どちらかと言えば、女性の保護を目的としているようには聞こえなかった気も。
あのアナウンスを聞いてると「女性が不潔なもの」と考えてるように聞こえちゃう。
昨年も行司のセクハラで処分されることがありましたし、
なんなの相撲界って「男色」なの、それが「伝統」なの?とか思っちゃうよ(苦笑)

はっきり言ってナンセンス。
「伝統」と言っても明治以降の150年程の歴史しかない。
言うなれば、女性を家庭に縛り付けた「父権主義」導入以降の話でしかない。
戦後の民主化の流れの中で、女性の社会進出が叫ばれたことで、
「女性は結婚して家庭に入り、子どもを産み育ててこそ」という妄想が崩れたわけで、
こちらの「伝統」もさっさと捨て去るべきです。
江戸時代以前は女性が土俵に上がることもあったんでしょ? 「伝統」じゃねーじゃん。

4月4日が公民権運動の指導者であったキング牧師の命日ということもあって、
スティーヴィー・ワンダーの『ハッピー・バースデイ』がラジオで流れてきたり、
公民権運動のおさらいみたいなニュース番組が流れていましたが、
『区別』という名の『差別』もまた『差別』なわけです。
別に女性に相撲をやれと言っているわけでもあるまいし、
土俵に上がることも許されないというのは何なのか?
合理的な説明はできるのか?
あまりにも杓子定規過ぎると思うのですが…

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