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ご冥福

あるテレビの情報番組で、葬儀において「ご冥福をお祈りいたします」と言うのは、
不適切と言ってましたが、本当なんですかね?
正しくは、「冥府へ落ちろ、この腐れ外道が!?」なので覚えておきましょう(嘘)
大往生した人に対して、「お悔やみ申し上げます」も変だよなと昔から思ってます。
もっとも、遺族の方への言葉だとすれば、そちらの方が相応しいのは分かりますが。


◆政治ネタ 混迷を極める財務省の森友文書改ざん事件
文書の改ざんに首相官邸や麻生財務大臣が関わっている可能性は低そうです。
近畿財務局に残されていた決裁書類の内容が、そんな生々しいものだとは、
そもそも知らなかった可能性の方が高いでしょうね。
ですから、改ざんに直接関与した責任を政治家が問われることはないと思われます。

問題なのは、森友学園問題が国会で紛糾し、件の改ざんが行われてから1年、
政府や財務大臣は一体何をしていたのか、ということです。
当時の佐川理財局長の手腕を手放しに褒め称え、「官僚の鑑」とまで称し、
世論の反対があったにも関わらず、国税庁長官への昇格人事を行い、
恒例となっていた就任会見を行わなかったことも擁護するなど、まさに至れり尽くせり。
昨年後半に音声データが国会を賑わせ、佐川理財局長の発言の信ぴょう性が疑われても、
参考人招致や証人喚問に全く応じなかったのは政府・自民党だったはず。
今年に入ってからも野党が佐川氏への批判を強めても、
「適材適所」の人事と主張するなど、佐川氏を全面擁護していました。
佐川氏に常に疑いの目が向けられながらも、彼を全面的に擁護して、
真実を調べようともしなかった安倍政権の罪は重いと言わざるを得ません。

前回も書きましたが、防衛省の日報問題のように、
仮に麻生財務大臣が「本当のところはどうなの?」と調べさせていたら、
事態はもっと早期に解決していた可能性があります。
ここまで追い込まれるまで全く調べようとしなかった、
この期に及んでも事実を正確に把握していない麻生大臣はやはり不適格です。

今まで安倍政権は「知ってて白を切っている」ものだと思っていましたが、
今となっては「よく知らずに批判を突っぱねていた」ことが分かります。
国会で嘘の答弁をしていた佐川氏も問題ですが、
国会で質問されても、全く調べもせずに批判をを突っぱねていた安倍政権の態度も問題です。

傍から見れば、佐川氏の「交渉記録は残っていない」という強気な発言は、
逆に何か問題があるから廃棄したのでは?と疑うきっかけになりましたし、
「価格交渉等はなかった」という発言も音声データの存在によって覆されたわけで、
言うなれば、森友学園問題がこれだけ長期に渡って存在し続けたのも、
佐川氏の国会発言の矛盾点に起因することが大きかったわけです。
それにも関わらず、政権側に都合の良い態度を取ったことを手放しに評価し、
今日まで擁護し続けた安倍政権はお人よしと言うか、アホと言うか…
自分達に都合の良い話・都合の良い人は無条件に受け入れ、
逆に都合の悪い話・都合の悪い人は徹底的に叩く、
森友学園問題の籠池理事長も最初は前者として優遇されていたわけで、
そういう安倍政権の「味方か敵か」みたいな単純な性格が端的に表れた問題とも言えます。

厚生労働省の裁量労働制の杜撰なデータは、
安倍政権が政策の拠り所としていたデータの信ぴょう性を疑わせ、
財務省の森友文書改ざん事件は、
安倍政権の国会運営の杜撰さを示す結果になっていると言えます。
野党の質問に対して真摯に答えるのではなく、
「適当にのらりくらりと交わしてれば良いや」という意識があるから、
問題が発覚しても調べようとしない、
国会に出るのも面倒だから寝ちゃう、
国会よりも外交優先したいと簡単に言っちゃえる、
野党の質問時間を簡単に削っちゃう…それら全ての国会運営に通じてきます。
安倍政権の緊張感の無さ、退屈な小学校の学級会を過ごすような舐め切った態度が、
当初は小さい火種だったはずの森友学園問題を、
政権を燃やし尽くしかねない大火事にしてしまったように思えます。

そして、その尻ぬぐいをさせられたのが政府に人事権を握られた官僚だったわけです。
これもう「忖度(そんたく)」ではありません。「強要」です。
政権に逆らうことは許されない、逆らった時点で失脚して霞が関には居られなくなります。
安倍政権が積み上げた「官僚強要システム」に過剰反応したのが、
森友学園問題の根幹であり、「安倍昭恵夫人」という名前に対する恐怖だったのでしょう。


◆政治ネタ 安倍昭恵夫人が「野党のバカげた質問ばかり」にイイネ
そう思うんだったら、国会の証人喚問に応じてバカな野党を逆にこき下ろせば良いのでは?
野党の質問が怖くないなら、出てこれるでしょう。
あなたも真実が知りたいのでしょう?
昨年は籠池氏にとっての真実を話したのだから、
安倍昭恵夫人にとっての真実を堂々と話してはいかが?

傍から見ると、野党の質問は同じことを何度も聞いていて、
無意味にように思えるかもしれませんが、
同じ質問でも言い方を変えて聞いてみることで、
発言内容に矛盾がないかどうか確かめ、嘘を見破るのが「尋問」というものです。
是非とも安倍昭恵夫人には矛盾のない・ブレのない発言を国会でしてもらいたいですねー。

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