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仮想通貨

仮想通貨取引所のコインチェックから、仮想通貨NEMが580億円分が流出したそうで…
今年に入ってから、北朝鮮が仮想通貨取引で不正アクセスをしている疑いがあるとの報道もあり、
セキュリティ対策に懸念が生じていたわけですが… うーん…
私は仮想通貨について詳しくないのでアレなのですが、NEMってマイニングが盛ん奴ですよね?
ビットコインと違ってNEMのセキュリティ対策が遅れていたという話もあって、
コインチェックの管理体制が拙かったのか、NEMそのものが狙われているのか、
どちらか判然としないのは非常に気になります。
おそらく、その両方なのでしょうねぇ…
逆説的に言えば、マイニングしやすいからセキュリティも甘くなりがちなのかな?
ただ、換金すれば足が付きやすいことも確かなので、不正アクセスした人はどうするつもりなんですかね?
マネーロンダリングみたいな洗浄方法でもあるのかしら? とりあえず、やってみただけなのかな…

それを受けてコインチェックが日本円で顧客に返済するというのも不思議な話で…
そんなに儲かっているのでしょうか?
普通に考えて、自転車操業の経営破たん必至な金額に思えるのですが…
逆にこれで保証して貰えた人と、貰えなかった人が出てきたりして、
さらなる混乱を呼び起こしそうで心配です。

やっぱり仮想通貨で怖いのは「担保」だということを再認識させられました。
「お金」ならば国家の「担保」があり、ギリシャのような例があるにせよ、通常は安心。
「電子マネー」ならば、そのお店の「担保」があり、逆に言えばその程度しか信用がないので、
多額の現金は入れずに、少額をチャージしながら使うことが多くなります。
では「仮想通貨」の「担保」は何なのか。
今回のコインチェックの対応のように全額保証というのは、本来あり得ない話なわけで、
運営主体に相応の資力がなければどうなるのか… そう考えると、やはり怖いものがあります。


◆ニュースネタ 不倫報道の末に…小室哲哉引退騒動?
一番笑えるのが、「自称:良識派」の人達が報道した文春を叩いて、
むしろ小室哲哉氏を擁護しているところですよね。
あっさり騙され過ぎじゃね?と(苦笑)

まず最初に抑えておかなければならない点は、
「不倫報道」と「芸能界引退」の間には、何の因果関係も存在しないことです。
不倫をしたから仕事を辞めなければならない、そんなのは極めて限定的な話のはず、
考えられるのは職場不倫の末、まともに働ける環境ではなくなった場合ですが、
今回の場合は看護師だったはず、小室哲哉氏の仕事とは直接関係がありません。
ですから、「芸能界引退」という結果は小室哲哉氏の個人的都合に過ぎず、
「不倫報道」とは直接的には関係なく、むしろ文春側が利用された感もあります。
会見等を見ていると、辞めるタイミングを見計らっていたのではないか?、
そう思える節もあり、早期に不倫報道を終結させるために「引退」を持ち出した印象です。

引退云々は自身が決めることなので、とやかく言いませんが、
仮に家に夫婦二人で籠るような社会性のない生活になってしまうと、
鬱屈とした最悪の結果を招きかねないだけに、
芸能人ではない一般人として外でリハビリ生活をするのが良いように思えます。
有名人の闘病生活等は同じ病気や状況に苦しんでいる人の励みになりますので、
芸能界を引退してもそのことは忘れずに、一私人として共に歩んでいくことを期待しています。
…ほとぼりが冷めたら「芸能界復帰」とか言い出さないで下さいよ(苦笑)


それと、これは今回の問題と直接的には関係ないのですが、
「不倫」「浮気」の線引きって、どこにあるんだろうな、と。
夫が風俗に行って本番行為をしたら、「不倫」「浮気」なのか?
継続性のない性行為をもって、風俗嬢から賠償金を取れるとは思えませんしねぇ…
逆に肉体関係がなくとも、夫婦ではキスはおろかデートもしていない状況で、
頻繁にキスやデートを繰り返す相手がいた場合はどうなのか?
そう考えていくと、肉体関係の有無は関係ないわけで、
やっぱり情状酌量の余地はありませんよねぇ…


◆政治ネタ やっぱりダメだった参議院民進党と希望の党の統一会派騒動
そりゃ昨年10月の選挙の経緯を知っている人からすれば、
「絶対に上手くいくわけないだろ」と分かり切った話なんですが…
それを押し切れると勘違いしてる辺りが政治音痴というか、アホですよね(苦笑)

参議院民進党執行部とすれば、このままでは立憲民主党に人が流れて崩壊を待つばかり、
その意味でも昨年9月の希望の党の結成・民進党の離党ドミノと同じ状況に陥りつつあり、
大塚代表は前原前代表と同じく、力業での合併・連携を行おうとしたのだと思います。
しかし、今回は前回と異なり、希望の党以外の受け皿、立憲民主党が最初からあるわけで、
むしろ彼らにとっては立憲民主党の方がシンパシーが近い上に、
衆議院の無所属の会は、希望の党に排除された人達なだけに、
三顧の礼で迎えられるならまだしも、吸収合併ではまさに「韓信の股くぐり」で立つ瀬なし。
支持母体の連合の支持があるとはいえ、前回の選挙結果によってその影響力低下が際立ち、
連合が決めた枠組みに議員が従うという構図は通用しません。
そんな簡単な計算さえ見誤り、力業さえ行うことができなかった民進党執行部は、
やはり既に「死に体」と言わざるを得ません。
そもそも、自分達が中心になって「民主党を再び」なんて通用しません。
最後までその発想から抜け出せなかった民進党は自己崩壊を待つのみでしょう。

逆に分からないのは、希望の党の焦りです。
民進党の連携話を終わった今でも、「分党」の話は立ち消えになっておらず、
玉木代表は党として安保法制に反対の姿勢を示すとか何とか…
希望の党の結党メンバー、右寄りの人達からすれば納得のいかない結論でしょう。
まさに「民進党に母屋を乗っ取られた」そういう感覚ではないでしょうか。
逆に言えば、「分党」をしなければならないほどに、
希望の党の結党メンバーと民進党出身議員の対立が根深くなっていたとも言えましょう。
結党メンバーの民進党出身者でも、松原氏は民進党寄り、
長島氏は態度を明らかにせず、細野氏は右寄りと分かれていて、
今後一つにまとまっていくことが不可能なほどに、内部対立が激しくなっているのでしょう。
そう考えると、希望の党からすれば、
民進党との連携を「分党」するための大義名分にしようとした感じがあります。
こちらも国民から見て全く方向性の見えぬままに、
グダグダになってバラバラ終了になってしまいそうな雰囲気があります…

これで今後の野党再編の主導権を握るのは立憲民主党で確定しましたが、
立憲民主党としても「元の民主党」には戻りたくないわけで、
すぐにどうこう動くということはないように思えます。
無所属の会としても、そのまま立憲民主党に加わるようでは、
「受け皿」として機能できませんので、連携強化に留まるでしょう。
その間に参議院民進党から立憲民主党への移動が進み、
希望の党は「分党」後に、無所属の会へ移動が進み、
民進党と希望の党に残った人達の多くが落選し、
残った人達を立憲民主党が拾う形で終わりそうです。
その前に、立憲民主党が社民党を吸収する可能性もありますが。

それと希望の党から分党する人達はどうすんですかね?
維新の会と連携して「東西の棲み分け」を行い、一応野党の立場は貫くのか、
それとも自民党に直接擦り寄っていって、拾ってくれるのを待つのか。
どちらにせよ、あまり良い結末が待っているとは思えませんけどねぇ…


◆政治ネタ 空転し続ける国会
所信表明や各党党首の代表質問は行われましたが…
相変わらずの、質問時間配分を巡る対立で国会は空転状態。
小泉進次郎議員が同じ質問を何度も繰り返すことに対して、
「AIでいいじゃないか」みたいな不穏当な発言をして、
国会改革の必要性を訴えていましたが、
それならそれで、野党の求めた証人を国会に呼べば、それで済む話。
婉曲に婉曲にとやってるから、話がいつまで経っても終わらないんじゃないの?
籠池氏のように、安倍夫人や加計理事長、佐川国税庁長官を呼べば良いじゃないですか。
こんなのいつまで経っても終わりようがないですよ。

森友学園問題で証拠はないと誤魔化していた佐川理財局長は、今や国税庁長官。
野党からの批判に対して、政府は「適材適所」と言っていますが…
なるほど、政府は「確定申告も上手く誤魔化して嘘を付き通したもの勝ち」と仰るのか。
正直に申告する奴はバカ、上手く誤魔化す奴が正解ということか。
それじゃ自動的に税金が取られるサラリーマンは誤魔化しようがないのでバカと仰るか。
こんなことでは真面目に確定申告する人はいなくなりますよ…
無茶苦茶としか言いようがない。

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