« プロ野球キャンプイン | メイン | 賭博と博打体質 »

「口利き」内閣

引責辞任した甘利氏に続き、遠藤五輪担当大臣にも疑惑浮上…
結局、これって安倍政権の「体質」ですよね。
一体、誰のための政治なのか?
消費税増税しても、議員定数削減は行わない、法人税は下げる。
食品全般への軽減税率も累進性には全く影響を与えないわけで、
安倍政権がどこを見ているのかは一目瞭然です。
そういった「体質」そのものが現れて出てるのではないでしょうか。

遠藤五輪担当大臣の疑惑に関して言えば、
この話は「鶏が先か、卵が先か」という話みたいなもので、
献金を受けたのは認めつつも、自分の政治的信念に基づく働きかけで、
利益供与ではないという言い訳らしいですが、まるでお話になりません。
「李下に冠を正さず」と言うではありませんか。
痴漢に間違われないように両手を万歳で男性は電車に乗るではありませんか(苦笑)
仮にそれが自分の政治的信念に基づくものであるのならば、
私利私欲のためではないと示す必要があるわけで、
利益供与と疑われるような政治献金を受けるべきではありません。
そういった自分の政治的信念さえも公私混同にしてしまう態度が、
もはや政治家たる資質を失っていると言えましょう。
結果的に利益を受けていたのなら、それでもうアウトですよ、アウト。
冠を正すフリをしてスモモを盗んだに違いありません(笑)

国会中継をたまに見ると、それなりに面白かったりします。
よく「野党がだらしない」と言われますが、国会を見る限りではそういう印象もなく。
所謂「官僚的返答」によって、質問を曲解して無難な答弁が返ってくるから、
そう勘違いするのかもしれませんが、言うべきことはしっかりと言っています。
特に共産党・志位委員長の質問はさすがという感じで、
南スーダンへの自衛隊派遣に関する質問はすごく勉強になりました。
日本ではほとんど現状が伝わってこないので、関心が薄い話題ではありますが、
先日も国連PKO部隊の不祥事が報道されていましたし、
実際に国連PKOの変質(という名の劣化)は周知の事実であり、
南スーダン政府軍と自衛隊が衝突する危険性が全くないとは言えない印象です。
そうなると、確かに憲法9条との兼ね合いが問題になるわけで、
既にPKO5原則でどうにかなる次元を超えている感じはしますねぇ…
そんな状況で撤退の議論もしていない政府は無策としか言いようがないです。

その憲法9条の改憲さえも表立って口にしだした安倍総理。
昨年の安保法制改正は憲法9条が歯止めになると言ってませんでしたっけ?
その歯止めを取っ払うということは、
もう安保改正時の議論全てを無制限許可するのと一緒ではありませんか。
どうせ徴兵制も復活させるんでしょ。明治憲法ばんざーい\(^o^)/


◆ニュースネタ 清原和博氏が覚せい剤使用で逮捕
前回の日記をアップした直後に、ネットでこのニュースが流れたわけですが…
もう言葉になりませんでしたねぇ…
今もやっぱり複雑な気持ちでこの日記を書いています。
「残念」という言葉しか率直に出てこず、言葉が続きません。

そんな少年時代のスーパースターの転落劇を見ていて改めて思うのは、
私達の「ラベリング」の残酷さです。
清原氏のスタートは「ラベリング」の成功から始まったとも言えます。
岸和田の一野球少年が野球の才能の開花によって、
「甲子園のスター」というラベリングが施され、
その期待に応えるかのように打ちまくって、堂々のプロ野球入り。
「期待のルーキー」というラベリングの中、
1年目から3割30本をマークして黄金期のライオンズの4番に定着。
「球界のスター」というラベリングの中、
オールスターや日本シリーズといった大舞台に強く、お祭り男の活躍。
しかし、FAで巨人に移籍すると、
苦手の内角を執拗に攻められて、思うような結果が残らず、
急激な筋力トレーニングは肉体自身を痛めつけて故障の連続。
体育会系特有のいわゆる「じゃれ合い」も巨人では悪乗りに映り、
ついたあだ名は「番長」、そのラベリングがより孤高の存在にしてしまいました。

今度は「番長」というラベリングが、プラスに作用していた力が、
一転してマイナスに作用するようになって、
自身もまるでその「番長」というラベリングに応えるかのように、
より粗暴に強面に、成績が伴わなければバッシングを受け、より悪く…
引退時は将来的にオリックスの監督になるのではとも噂されましたが、
2軍監督どころかコーチ就任の話もなく、
本人もそれを期待していたのか、解説等の仕事も少なめ、
現役時代の古傷や糖尿病の影響もあって、芸能関係の仕事をドタキャンするなど、
第二の人生のスタートを大きく躓いてしまいました。
それに拍車をかけて「薬物疑惑報道」、
このラベリングによって第二の人生がより悪化したことは想像に難くありません。

結局、いつから覚せい剤を使用していたのかが報道されていないので、
まだ何とも言えないところではあるのですが、
少なくともここ最近の話ではない感じです。
ただ、糖尿病を患っていたのなら、当然に尿検査もしているはずなので、
逆にここ最近の話のようにも思えてきます。
離婚後に孤独に耐えかねてなのか、引退後の不安定な生活でなのか、
はたまた現役時代に既に使用したことがあったのか、
使用時期に関しては今後の詳細な報道が待たれるところです。

一人の純朴な野球少年が。ラベリングによってスターとなり、
ラベリングによって犯罪者へと転落した姿を、
私達は忘れてはいけないし、戒めとしなければなりません。
いずれにせよ、覚せい剤の使用は許されませんので、時間はかかれどもしっかり更生し、
江夏氏のように、何らかの形で球界に復帰できるよう、
数々の栄光が汚れたままとならないように、努めて欲しいですね…


◆清原氏がドラフトで巨人に入団していたら…
芸能人の低い見識に基づく発言を気にする必要性はないとは思いますが、
ライオンズファンとしては、さすがにこの発言にはカチンと来ますね(苦笑)
それじゃ「任侠映画のせいで清原はああなった」と言われて怒らないのかね?
アニメ漫画の悪影響を心配して規制する前に、任侠映画を廃止してはいかが?(苦笑)

よく言われることですが、巨人に入団が決まった時点で満足する選手は多いわけで、
阪神の若手なんかもすぐに勘違いして2軍の王になることもしばしば…
仮に巨人に入団していたら、3~4年で引退してヤクザ入りでは?
ある意味で、巨人への反骨心があったから、いきなり活躍することができたわけで、
それも第一次黄金時代が終わり、新たな局面を迎えていたライオンズだったから、
常に競争意識を刺激されて活躍することができたとも言えるわけで、
「巨人に入団していれば良かった」とは言えないように思います。
清原氏本人も巨人移籍後に「内から見るのと外から見るのとでは違う」と話していて、
憧れは憧れに止めておけば良かったわけで、
問題があるとすれば、FA移籍の方じゃないですかねぇ…?
「紳士球団」なんて言うけれど、何でその紳士球団で野球賭博が発覚したんですか?
巨人なら安心だという説得力はまるでねーですよ(苦笑)
そんな「仮に」の話を続けていったなら、岸和田に産まれてなかったら、にもなり、
それはもはや清原和博という人間そのものの存在を消すことから始まる荒唐無稽な話です。

巨人移籍後は某TV局の「番長」企画を完全にお笑いとして楽しんでましたが、
あれを本気にしていたバカファンはどれだけいたのでしょうか?
そこに問題があったことに何故気づかないのか。
アホな見識を披露する前に、自分たちがどんなレッテルを貼り付けていたのか、
それをもう一度思い起こせと、自分は思いますね。


◆ニュースネタ 日銀のマイナス金利政策の狙い
表向きの説明と本当の狙いは違うわけで…
とても説明通りに「銀行の融資拡大策」になるとは思えませんよねぇ…
国会質問でも一般銀行がマイナス金利を導入に至る恐れはないのかと聞かれても、
全く返答がありませんでしたし、シミュレーションをしてるかは疑わしい印象…
どうやらタコ足喰い促進策が本当の狙いのようです。

麻薬に対して擁護よりも禁止論が多いことに、日本の世論に一安心しつつも、
政府の麻薬投与に関しては反応できない愚鈍っぷりには失望を禁じえませんねぇ…

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)