« あけおめ | メイン | 「口利き」内閣 »

プロ野球キャンプイン

2月1日にプロ野球がキャンプインし、2016年のプロ野球が始まりました。
注目はやっぱりセリーグで、特に巨人・高橋監督と阪神・金本監督の2人は、
人気球団の若き指揮官ということで、期待の目が向けられています。
横浜DeNAのラミレス監督を含めて、どういう野球を見せてくれるのか、
キャンプ・オープン戦の話題はそこに集中するでしょうね。

一方のパリーグはソフトバンクの下馬評が高いこともあって、注目度はいまひとつ。
やはりソフトバンクが総合戦力的に頭一つ抜けているとはいえ、
日ハムは若手育成が上手く、選手層は負けていないですし、
西武とオリックスは1軍主戦力ならばソフトバンクに負けていません。
日ハムは若手が1軍に定着できていないのがネックで、
主力になり得る選手を2~3人揃えられるかどうか、
西武とオリックスの場合は新外国人選手が当たるかどうかがポイントでしょうね。
いずれにせよ、ソフトバンクの一強とならないように、
各球団ともに戦力を整えていってもらいたいです。


◆政治ネタ 甘利経済産業大臣が引責辞任
一部では「潔い」という評価もあるらしいですが… 会見見てないだろと(苦笑)
17時に始まった開始冒頭がニュースで紹介されていた時には、
それを聞いた時には「グダグダ言って誤魔化して辞めない路線」と見ていたので、
後から辞任と聞いた時には驚いたものですが、
再度会見の様子をネットで見たところ、30分以上延々と言い訳を並び立てて、
ようやく秘書への監督責任を理由に引責辞任を表明…
結果だけを見れば、「潔い」のかもしれませんが、
延々と30分以上くだらない言い訳を聞かされた身としては、
「見苦しい」としか言いようがありませんでした(苦笑)

そんな30分以上にわたる「くだらない言い訳」も実にくだらない。
お金の受け取り方の反論ばかりで、お金を受け取った事実は全く変わることはなく、
一般的感覚からすれば、全くもって言い訳にならない話ばかりでした。
菓子折りを貰って、お金を貰った感覚はなかったと言うなら、
どうしてお金を貰ったと気づいた時に相手に返さないのか?
常識的にはありえませんよ。
もしお歳暮に50万円入っていたら、変に思うでしょう? 普通はそうですよ。
変に思わないのは、常日頃から貰っているから、50万円を貰う理由があるから、です。
つまり、受け取った時には賄賂性を認識していなかったとしても、
お金が入っていたことを知った時には、賄賂性を認識していたということです。
もう、その時点で品性が下劣でしょ?
金銭感覚がズレてるんですよ。
それを明らかにしただけの「くだらない会見」がどうして「謝罪会見」になるのか?
ありえないですよ。

真に「潔い」会見にするのなら、冒頭から謝罪して辞任表明をするのが普通です。
自分の担当官庁ではないとはいえ、「口利き」をした見返りにお金を受け取ったのなら、
政治家としての道義的責任は当然追及されるべきで、
閣僚辞任では済まされない、議員辞職相当の出来事です。
それを閣僚辞任だけで済ませるなんて、手ぬるいとしか言いようがありません。


結局をもってして、私達国民も、企業のトップも、報道記者も、政治家も、
「政治家がお金を受け取っている」ということに対する
漫然としての「悪しき理解」があるに他ならないわけです。
国民としてはお金をもって特定の贔屓を許す事柄だけに絶対許せないはずですが、
ある種の絶望感、「まぁ仕方ないよね…」という感覚が、
政治と金の問題に対する追及を弱め、最悪許容してしまう結果を招くわけです。
そんな賄賂にお金を使うくらいなら、企業活動に使ったり、
従業員の給料を上げたりした方が経済再生に繋がるではありませんか。
それを平気で受け取ってしまう感覚が既に「狂っている」し、
そんな大臣が締結してきたTPPが日本国民にとって公正なものだとはとても思えなくなります。
まさに最悪の幕引き、甘利氏が行ってきた実績さえも無に還す心底くだらない会見でした。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)