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都議会議員選挙は自公の圧勝

まぁ、投票率が過去2番目に低い43.50%でしたから、当然の結果でしょうね…

もはや当たり前過ぎて、池上彰氏ぐらいしか言ってくれなくなりましたが、
日本の選挙は有権者の完全な自由投票で決まるわけではなく、
「圧力団体」や「宗教団体」の固定票に大きく影響を受けています。
「圧力団体」の定義は非常に難しいのですが、
とある団体が自分達の利益になるように投票行動をまとめて政治的働きかけをするもので、
今はどうだか知りませんが、農協や日本郵便、日本医師会など、
大きな票を持った団体が会員の投票行動を制限し、固定票を投じていたことが有名です。
「宗教団体」は団体規則による投票行動を制限する権利は持っていませんが、
信仰というのはそれだけで人々を拘束し、簡単に投票行動を促すことができます。
公明党の支持母体が創価学会であることは有名で、全員が創価学会員というわけではないものの、
創価学会の支持なしには当選できず、当然、その意向を強く受けた政党となっています。
近年では気まぐれな「無党派層」の影響で、投票率次第ではこの傾向が崩れますが、
低投票率の場合は「圧力団体」や「宗教団体」の組織票を大きく受けることになります。

つまり、長年政権を担ってきたことによって「圧力団体」の支持を大きい自民党と、
「宗教団体」の直接的バックアップを受ける公明党は、低投票率下で勝利する確率は高くなります。
面倒だから選挙に行かないということは、「自民党・公明党に対する暗黙の支持」となるわけです。
よく政治家はどこを向いて政治をしているんだと批判されますが、
別に国民一人一人、被災者一人一人に寄り添って政治をしているわけではなく、
「物を言う団体」である「圧力団体」や「宗教団体」に向けた政治をしているに過ぎないわけです。
有権者はそんな「当たり前の事実」を必ず知っておかなければなりません。

そういう意味では、今回の都議選は実に分かりやすい結果だったと思います。
同じく組織力が強く、党員の寄付で賄っている「共産党」が躍進した背景には、
低投票率だけではなく、消費税導入や反原発といった政権与党に対する批判票もあったでしょうが、
概ね低投票率の投票行動とほぼ一致していたと言えます。
民主党はやはり支持基盤の脆弱さは解消されておらず、アピール不足の感は否めなく、
維新の会も橋下共同代表の従軍慰安婦発言の影響を覆せず、想像以上の惨敗となりました。
これで維新の会は大阪限定の勢力に止まることになり、国政への道は厳しくなった気がします。

現時点では参議院議員選挙も盛り上がりを欠く印象があり、
投票率が上がらない可能性が高いので、このままだと自公政権の勝利で終わるでしょう。
その流れを無党派層が変えることができるかどうか、注目したいです。


◆ニュースネタ 富士山が世界文化遺産登録される
三保の松原も逆転登録となったようです。
どうやら地道なロビー活動の成果だったようで、
ある意味、イメージだけで説得したのが成功したように思えます(苦笑)
現地に赴いていないからこそ除外されなかったとも言えるわけで…(汗)
まぁ、「文化遺産」ですからね、「自然遺産」ではないということで大目に見てもらいましょう。

登録を祝して、静岡市内や静岡空港では記念バッジ等が配られていたようですが、
富士山に面する県東部地域の方では何もなし…
富士山の日(2月23日)も祝ってたんだから、何かクレよ(笑)

既に報道されていると思いますが、松枯れの問題と侵食問題は重要な問題です。
特に侵食問題に対応するために作られた防潮堤の撤去が要求されており、
砂浜そのものの存続に支障が出かねない状況です。
世界文化遺産に登録されたこと自体はめでたいのですが、
早速「危機遺産」になりかねない危険性も孕んでおり、
富士山の入山者の問題を含めて、課題山積という状態です。


◆ライオンズネタ 継投に課題を残すライオンズ投手陣
オールスターって何? 食べられるの? 誰も選ばれなかったので興味なし!
まぁ、大谷選手以外は妥当な範囲で、井口選手はセカンドじゃねーじゃんという感じで、
それでも外野のもう1枠はソフトバンクの長谷川選手か内川選手でしょうし、
セカンドは適任者がいませんが、故障を抱えている片岡選手は難しかったでしょうしね。

話を戻しまして、12球団トップの防御率を誇るライオンズ投手陣ですが、
リリーフ陣は磐石とは言えず、迷走状態が続いています。
昨日の23日の試合はその極みとも言うべきもので、今季最長となった引き分け試合の原因は、
7回の継投失敗で、先発の岸投手に代えて左腕の川崎投手をマウンドに送ると3失点で同点、
7回裏に2点を勝ち越すも、岡本篤志投手が8回に1失点、
9回にサファテ投手が同点に追いつかれるなど、継投が決まりませんでした。
交流戦前は大石投手が抑えで、サファテ投手が8回を投げていて、
交流戦では涌井投手が8回のリリーフに回ったことで、致命的な問題は防げていましたが、
現在は抑えのサファテ投手のみという状況で、そこに繋ぐまでが大きな課題となっています。

ただ、ここに来て明るいニュースも飛び込んできて、
昨日の2軍戦でウィリアムス投手が1イニングを投げた模様です。
今日の1軍登録抹消選手がいなかったので、明日即登録ということはなさそうですが、
特に問題がなければ、1軍復帰もそう遠くないでしょうから、大きな戦力となります。
そうなると、ウィリアムス投手が左右関係なく8回に登板することになり、
7回のピンチを岡本篤志投手が担当することになり、
左のワンポイントとして川崎投手か小石投手のいずれかが固まれば、リリーフは何とか回りそうです。
もっとも、先を見据えますと、制球に不安のあるウィリアムス投手は8回よりワンポイントが良く、
8回を別の投手、ルーキーの増田投手や大石投手がその座を掴んでくれないことには、
優勝争いに絡んでいけないと思うので、若い投手の成長が鍵となりそうです。

で、ウィリアムス投手が復帰することは喜ばしいことなのですが、
そうなってくると、今度は外国人枠の問題が生じます。
サファテ投手とウィリアムス投手、ヘルマン選手の3人は確定的として、
スピリー選手とカーター選手のいずれかが2軍に落ちることになります。
現在は右投手先発時にカーター選手、左投手先発時にスピリー選手を使っていますが、
スピリー選手の成績を見ると、対左投手は.115で、対右投手は.274となっており、
対左投手の打席数の少なさが影響してはいるものの、左投手に強いというわけではありません。
となれば、カーター選手が1軍残留し、スピリー選手が2軍に落ちることになるでしょう。

ここで問題となるのは、カーター選手の膝の状態が実際にどれだけ良くなっているか、です。
左投手の外角の変化球を見極めるためには、膝での踏ん張りが必要不可欠で、
もし、膝への負担を気にするようなスイングをしているようだと、
左投手の生命線である外の変化球を簡単に空振りしてしまい、打つことが難しくなります。
まだ様子を見ながらになるでしょうが、仮にカーター選手が対左投手で使えないとなれば、
オーダーに大きな問題を抱えることになってしまいます。
ただでさえ、右打者は不足しているのに、熊代選手ともう1人必要になるのは厳しいです。

そうなると、別のアプローチ、守備を固めて機動力を使う選択になるでしょうから、
ルーキーの金子選手を再度使う必要があると思います。
左打者で足を使える選手は斉藤選手や石川選手などがいるものの、
右打者ではそうはいないだけに、スイッチヒッターの金子選手は戦力的にも重要な存在です。
現在は片岡選手が故障中で、浅村選手も左肩の不安からファースト固定となっていますので、
セカンド・ショートのレギュラーがいない状態ですから、
当面は金子選手をセカンドで使っていって欲しいです。
…が、2軍では未だにライトを守ってたりするのはどうして?
木村選手がライトで金子選手がショートでいいと思うんですが…
もう1軍でライトを守る機会なんてなさそうなんだけど…
不可解な1日1軍もありましたし、一体、どういう育成方針になっているんでしょうね?

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